JP2010240009A - 湿式おしぼり用原反製造装置、おしぼり用原反、おしぼり製造装置及び湿式おしぼり - Google Patents

湿式おしぼり用原反製造装置、おしぼり用原反、おしぼり製造装置及び湿式おしぼり Download PDF

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Abstract

【課題】おしぼり表面へ鮮明に文字情報等を印刷すると共に印字部分のにじみの発生を抑制することを目的とする。また衛生面での向上を図り、使用時により利便性の高い装置を提供する。
【解決手段】再生繊維から構成されたおしぼり用不織布と、該おしぼり用不織布を繰り出すマスターロールと、前記おしぼり不織布を送給する搬送手段と、前記おしぼり用不織布の平面全体又は一部にUV硬化型インクを印字する印刷手段と、を有するおしぼり用原反製造装置である。更に前記おしぼり用原反を収容する収容部と、該収容部からおしぼり用原反を繰り出す送給手段と、送給されたおしぼり用原反を所定寸法長の位置で切断する切断手段と、切断されたおしぼり材に水分を含ませる加湿手段と、前記切断されたおしぼり材を排出する排出手段と、を有するおしぼり製造装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面に所望の情報が印字されたおしぼりを製造するためのおしぼり用原反等に関し、該おしぼり用原反を製造するための装置、及び該装置を使用して製造されたおしぼり用原反を装備しておしぼりを製造する製造装置、及び表面に情報が印字された湿式おしぼりに関する。
飲食店、病院、ガソリンスタンド、ペットショップ、その他各種接客業店舗、公共スペース等において、サービスの一環としておしぼりが提供されることがある。
かかるおしぼりとしては、シート状の使い捨ておしぼりが用いられることが多い。特に使い捨てのおしぼりは衛生面から多くの場所で使用されている。
現在、このようなおしぼりとしては、ビニール袋などによって固装されて納入される製品に加えて、必要に応じてその場で製造し供給する巻おしぼり装置が開発されている。
例えば、特許文献1乃至3には、円筒状の原反ロールから原反を送給した後、加湿手段と、切断手段手段と、成形手段と、排出手段とを有した巻おしぼり製造装置が開示されている。このような装置を用いれば、おしぼりを所望の場所でいつでも安価に提供することができる。
一方、使い捨ての上記おしぼりは、タオル地ではなく、不織布が用いられることが多い。不織布の中でも良好な肌触り等からセルロース系繊維から構成された不織布を用いることが知られている。
実公平5−33321号公報 特許3081580号公報 実開昭63−108730号公報
本発明者は、上記のおしぼりの表面に所望の情報を印字する方法を検討した。
しかし、セルロース系繊維から構成された不織布の表面は、エンボス加工などによって凹凸が形成されているため、表面への印字が困難であるという問題がある。
またインクジェットを用いて印字を行っても、印字後に加湿手段によっておしぼり原反を濡らす必要があり、かかる加湿工程によって印字部分ににじみが生じるという問題があった。
本発明は、上記問題点を踏まえて表面に文字情報等が印刷された湿し式おしぼりを提供することを目的とする。
また、本発明はおしぼりの表面へ鮮明に文字情報等を印刷すると共に印字部分のにじみの発生を抑制することを目的とする。
さらに文字情報等が印字されたおしぼりを提供するためのおしぼり製造装置において、衛生面での向上を図り、使用時においてより利便性の高い装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、以下の構成を採用した。
(1)再生繊維から構成されたおしぼり用不織布と、該おしぼり用不織布を繰り出すマスターロールと、前記おしぼり不織布を送給する搬送手段と、前記おしぼり用不織布の平面全体又は一部にUV硬化型インクを印字する印刷手段と、を有することを特徴とするおしぼり用原反製造装置である。
(2)前記おしぼり用原反製造装置が、更におしぼり用不織布の表面に印字されたUV硬化型インクを乾燥させるためのUV乾燥手段を有することを特徴とする上記(1)記載の湿式おしぼり用原反製造装置である。
(3)前記おしぼり用原反製造装置が、表面に印字されたおしぼり用不織布を巻き取る小巻ロールを有することを特徴とする請求項1又は2に記載されたおしぼり用原反製造装置である。
(4)前記印刷手段が、二以上の印刷装置を有し、各印刷装置間に前記UV乾燥手段を有することを特徴とする上記(2)又は(3)に記載されたおしぼり用原反製造装置である。
(5)前記UV硬化型インクが、カチオン重合方式のインクであることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか一に記載されたおしぼり用原反製造装置である。
(6)前記再生繊維から構成されたおしぼり用不織布が、再生セルロース繊維を主体として構成されていることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれか一に記載されたおしぼり用原反製造装置である。
(7)前記再生セルロース繊維がレーヨンを主体として構成されていることを特徴とする上記(6)記載のおしぼり用原反製造装置である。
(8)前記(1)乃至(7)のいずれか一に記載されたおしぼり用原反製造装置を使用して製造されたことを特徴とするおしぼり用原反である。
(9)前記(8)記載のおしぼり用原反を収容する収容部と、該収容部からおしぼり用原反を繰り出す送給手段と、送給されたおしぼり用原反を所定寸法長の位置で切断する切断手段と、切断されたおしぼり材に水分を含ませる加湿手段と、前記切断されたおしぼり材を排出する排出手段と、を有することを特徴とするおしぼり製造装置である。
(10)前記切断されたおしぼり材を巻いて円筒状にする巻回手段を有することを特徴とする上記(9)記載のおしぼり製造装置である。
(11)前記排出手段によって排出されたおしぼり材を送給手段の駆動機構に連動する排出ローラーと付勢材とで保持することを特徴とする上記(9)又は(10)に記載されたおしぼり製造装置である。
(12)前記おしぼり製造装置が、温水水路と常温水路とを有し、該温水水路と常温水路及び水路閉鎖を切り替えるコックを有することを特徴とする上記(9)乃至(11)のいずれか一に記載されたおしぼり製造装置である。
(13)前記加湿手段において、抗菌剤が含有された水分を供給することを特徴とする上記(9)乃至(12)のいずれか一に記載されたおしぼり製造装置である。
(14)再生繊維から構成されたおしぼり用不織布の平面全体又は一部にUV硬化型インクによる文字又は記号からなる二次元情報が印刷され、おしぼり用不織布全体に水分を含むことを特徴とする湿式おしぼりである。
本発明に係るおしぼり用原反製造装置は、おしぼり用不織布を繰り出すマスターロールと、前記おしぼり不織布を送給する搬送手段と、前記おしぼり用不織布の表面全体又は一部にUV硬化型インクを印字する印刷手段と、を有する。
マスターロールは、例えば、紙、不織布、化学繊維等から構成されたロール状に巻かれた原反を水平に保持し、端部より回転しながら繰り出すことができる構成を有する。
ここで用いられるおしぼり用不織布は再生繊維から構成された不織布であるのが好ましい。中でも再生セルロース繊維を主体として構成されているのが好ましい。再生セルロース繊維を主体として構成された不織布は肌触りが良好だからである。ここで再生セルロース繊維を主体として構成するとは、おりぼり用不織布中に、再生セルロース繊維が50〜99重量%含まれていることを示している。他にアクリル繊維、熱悠着繊維等を含んでも良い。
再生セルロース繊維としては、コットン、パルプ、麻等の天然セルロース繊維や、レーヨン繊維、テンセル繊維、キュプラ等が挙げられる。これらの再生セルロース繊維の二種以上を組み合わせて用いても良い。特に肌触りや機械的強度に優れる点から、レーヨンを主体として構成されている不織布を用いるのが更に好ましい。
また前記搬送手段とは、例えば繰り出された原反の張力を調整するテンションプーリー等のことである。
さらに前記印刷手段は、予め設定された文字や絵等の情報をUV硬化型インクによって繰り出された原反の表面に再現する機構である。特に原反の表面に対して圧力をかけて印字するプレス印刷が好ましい。プレス印刷としては、版につけられたインキをゴム等の中間転写体に転写した後、原反の表面に印刷する機構である。
前記UV硬化型インクとしては、カチオン重合方式とラジカル重合方式等が挙げられる。本発明では特にカチオン重合方式のインクを用いるのが好ましい。カチオン重合方式としては、エポキシ、ビニルエーテル、オキセタン等が代表的なモノマーとして用いられる。かかるエポキシモノマー等はアクリルモノマーに比べて皮膚刺激性が弱く、炎症やアレルギーを起こす危険性が少ないため好ましい。また皮膚刺激性を表わすP.I.I.値は2以下のものを用いるのが好ましい。特におしぼり用のインクとしてのP.I.I.値0.1以下のものを用いるのが好ましい。またカチオン重合方式のUV硬化型インクは、米国の食品医薬局(FDA)における認可も受けており、非常に安全性の高い物質である。
カチオン重合方式における光開始剤としては、トリアリルスルフォニウム塩、ヨードニウム塩等が挙げられる。光カチオン重合方式は、重合開始剤がUV光照射により酸を発生し、この酸がモノマーに作用することにで付加重合あるいは開環重合が進行する。
そのため本発明に係るおしぼり用原反製造装置では、印刷手段の直後におしぼり用不織布の表面に印字されたUV硬化型インクを乾燥させるためのUV乾燥手段を配置するのが好ましい。
またカチオン重合方式のUV硬化型インクは、高画質印字適性の点でも好ましい。おしぼりは、表面に凹凸を有し、柔軟性もあることから被印刷物の中では比較的高画質の印字が困難なものである。特におしぼり用のインクとしては、おしぼりが液体などを添加する湿式素材であるため液体に対する耐性も必要とされる。
カチオン重合方式のUV硬化型インクは、モノマーに揮発性がなくそのまま原反表面に残留するため、表面に凹凸がある場合であっても高画質の印字が可能である。さらにカチオン重合方式のUV硬化型インクは、高密着性や高硬化膜物性といった特性を有するため、耐水性にも優れる。
また本発明に係るおしぼり用原反製造装置においては、二以上の印刷手段を配置しても良い。各印刷手段毎にUV硬化型インク中の着色剤を変えることにより、二色刷りや三色刷り等の多色刷りが可能になる。そのためには、印刷手段の直後にUV乾燥手段を配置し、その後、他の印刷手段を配置するのが好ましい。
さらに前記おしぼり用原反製造装置は、表面に印字されたおしぼり用不織布を巻き取る小巻ロールを有するのが好ましい。印字されたおしぼり用不織布を巻き取ることにより、
原反ロールを製造し、運搬や他の機械への設置などの点で利便性が高まる。
本発明に係るおしぼり製造装置は、前記おしぼり用原反を収容する収容部と、該収容部からおしぼり用原反を繰り出す送給手段と、送給されたおしぼり用原反を所定寸法長の位置で切断する切断手段と、切断されたおしぼり材に水分を含ませる加湿手段と、前記切断されたおしぼり材を排出する排出手段と、を有している。
また、本発明に係る湿式おしぼりは、再生繊維から構成されたおしぼり用不織布の平面全体又は一部にUV硬化型インクによる文字又は記号からなる二次元情報が印刷され、おしぼり用不織布全体に水分を含むことを特徴とする。
ここで、おしぼり用不織布及びUV硬化型インクとしては、上記のものを使用する。おしぼり用不織布全体に含浸させる水分としては、一般的な水道水でも良いが、抗菌剤を含ませても良い。
抗菌剤は、悪臭を分解し、ホルムアルデヒドを分解・消臭し、ばい菌の繁殖を抑制し、防黴効果等のいずれか一以上を有するものであれば何れも物質を用いても良い。
例えば、天然大豆アミノ酸を主成分として、大豆レシチン及び界面活性剤を配合した合成物質を用いることができる。大豆抽出の植物油脂に含まれる不飽和脂肪酸は、抗菌作用・防腐作用等を有する。また大豆抽出の植物油脂に含まれるアミノ酸は、細菌に対する抗菌作用を有している。さらに、大豆レシチンは、両性界面活性剤であり、防腐作用と洗浄補助作用を有している。
このような抗菌剤を用いることによって、おしぼり不織布の表面に腸管出血性大腸菌(O−157)、メシチリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、大腸菌、緑膿菌、レジオネラ菌、サルモネラ菌、カンジダ菌などの付着を抑止し、黴菌の発育を抑制することができる。
本発明は、表面に文字情報等が印刷された湿し式おしぼりを提供することができる。
また、おしぼりの表面へ文字情報等を鮮明に印刷することを可能とした装置を提供した。
また、加湿手段によっておしぼりの表面における印字部分のにじみの発生を抑制するという効果を奏する。
さらに、文字情報等が印字されたおしぼりを提供するためのおしぼり製造装置において、衛生面での向上を図り、使用時においてより利便性の高い装置を提供するという効果を奏する。
本発明に係るおしぼり用原反製造装置についての実施態様の一例を示す斜視図である。 本発明に係るおしぼり用原反についての実施態様の一例を示す平面図である。 本発明に係るおしぼり製造装置についての実施態様の一例を示す内部構造図である。 図3に示すおしぼり製造装置の平面概念図である。
本発明に係る実施形態の一例を図面に則して説明する。以下に示すおしぼり用原製造装置及びおしぼり製造装置は、あくまで本発明の一例であって、本発明を限定するものではない。
実施形態1
図1は、本実施形態1に係るおしぼり用原反製造措置を示す斜視図である。
図1に示す如く、実施形態1に係るおしぼり用原反製造装置1は、軸支3されたマスターロール2から再生繊維から構成されたおしぼり用不織布4を繰り出し、複数のテンションローラー5〜11を経て、印刷部へ送給される。ここでおしぼり用原反の幅は240mmである。
かかる印刷部は、CIDドラム12の周面に図1に示す如く配設された第1印刷部14を有する。この第1印刷部14により、おしぼり用不織布の平面にUV硬化型インクを印字する。前記印字は、おしぼり用不織布の送給直角方向半分以内の面積部に行われる。印字されたUV硬化型インクは、第1印刷部14の下流側に配設されたUV乾燥手段15において、おしぼり用不織布上に乾燥固着される。
次いでおしぼり用不織布は、第2印刷部16により、おしぼり用不織布の平面にUV硬化型インクが印字される。かかる印字は、前記第1印刷部14によって印字された印字面上に行われる。印字されたUV硬化型インクは、第2印刷部16の下流側に配設されたUV乾燥手段17において、おしぼり用不織布上に乾燥固着される。
次いで、おりぼり用不織布4は、テンションローラー18を通り、押し当て刃19,19に当接する。押し当て刃と当接ローラー20によっておしぼり用不織布は送給直角方向の真中より幅120mmに二つ折りされる。二つ折りされたおしぼり用不織布4はテンションローラー21,22,23を通って、図示しない小巻ロールに巻き取られることによっておしぼり用原反が完成する。
図2は、前記おしぼり用原反製造装置を使用して製造されたおしぼり用原反30の一例を示す部分斜視図である。ここで前記UV硬化型インクとしては、カチオン重合方式のインクが用いられる。二次元バーコード31や文字情報32等の任意の文字、記号又は模様をおしぼり用原反30の表面に印字することができる。
実施形態2
次に本発明に係るおしぼり製造装置の一実施形態を説明する。
図3は、本実施形態2に係るおしぼり製造装置40を示す側面概念図である。
図3に示す如く、おしぼり製造装置40の表側は、底板41とフロントパネル(図示せず)及び図示しないリアパネルとを有し、更に外装板43とからなる。
おしぼり製造装置40の内側は、外装板43におしぼり用原反を収容する収容部を有し、外装板43の左右に渡されたシャフト45に軸支されたおしぼり用原反ロール44を有する。かかるおしぼり用原反44は、前記実施形態1の方法によって製造することができる。
かかるおしぼり用原反ロール44より送給手段、即ち、送給ローラー46によっておしぼり用原反44を繰り出す。送給ローラー46は、駆動モータ47によって回転する駆動ギア48によって従動ローラー49を回転させ、その回転運動を供給プーリー50に伝達することによって動作する。このような駆動方法としては他の方法を用いることも可能である。
繰り出されたおしぼり用原反44は、送給ローラー46を介して従動ローラー51,51に送られる。この際、おしぼり用原反は、従動ローラー51,51によって挟持されることによって、送給ローラーと従動ローラー51,51間で張架される。また送給ローラー46と従動ローラー51との間で切断手段、即ち、固定切断刃52及び移動切断刃54によって所定寸法長の位置で任意の長さに切断される。固定切断刃52に対して軸支された移動切断刃が水平に動作し(ハサミの原理と同様)、固定切断刃52と移動切断刃の間を通過するおしぼり用原反が切断される。
次に切断されたおしぼり用原反は、加湿手段によって水分が供給される。加湿手段は、図4に示す如く、貯水タンク64から流出された水を、噴射ポンプ60及び切り替えコック(温・冷水)61を介して、おしぼり用原反を挟持する従動ローラー51,51の上部に穿孔された複数の孔より噴射することにより行う。その後、所定寸法長に切断されたおしぼりは、排出ベルト53上を移動して図示しない排出口より外部へ排出される。図3に示す符号55は加熱タンクであり、符号58は移動切断刃を動作させるモータである。
また排出ベルト53上の下流側には付勢手段56が配設されており、排出手段によって送給されてきたストレート状のおしぼり材を排出ローラー57と付勢手段56とによって挟持する。
従来のおしぼり製造装置においては、排出されたおしぼりを受け皿で受け止める方法が一般的であったが、受け皿に汚れや塵等の付着している場合や、受け皿自体を洗浄することが困難であることから、不衛生であった。本実施形態2に係るおしぼり製造装置を使用することによって衛生面の向上を図ることができる。
また水切れ、水温異常上昇等の検知や、紙切れ、切断刃ジャミング等他のアラーム機能を備えるLED表示ランプを付設しても良い。またおしぼり材の製造排出は、ディップスイッチを使って事前に設定し、任意のボタン操作によって作動することが可能である。
図4は、図3に示すおしぼり製造装置の平面概念図である。図4に示す如く、外装板42の外側には噴射ポンプ60が固着されている。かかる噴射ポンプ60よりパイプを介して水路分岐コック61に抗菌液が供給される。水炉分岐コック61によって分流された一のパイプは、加熱手段に送給される。発熱体への通電をオン・オフさせる構成ではなく、加熱タンクの水路にバイパスする水路を設け切り替えのコックを使用することによって温水加湿と常温加湿を切り替える機構としている。従来は、電気的に発熱体への通電をオン・オフしているため、切り替え時点から設定温度に上昇又は下降するまでの時間にタオルを排出する場合、生ぬるいタオルが供給されていた。
本実施形態2のおしぼり製造装置を使用すれば、切り替え時点から設定温度に上昇又は下降するまでの時間に関係なく希望のタオルを出力させることができる。
ここで送給された抗菌液を温水にするため発熱源としてロープヒーターを使用して間接加熱・保温する。すなわち、発熱体をタンクの外周に巻き付けることによって、水路内に発熱体を設けることなく、温水にするための加熱タンクを形成することができる。従来技術においては、加熱タンクに発熱源を埋設する方法が主流であり、設定温度に上昇するまでの時間の短縮を図っていた。しかし、このような方法では加湿のために抗菌・殺菌液を使用した場合に発熱体と直接抗菌・殺菌液とが接触することになる。本実施形態2のロープヒーターを使用すれば、抗菌・殺菌液と非接触とすることができる。
さらに加湿のための噴射ポンプの作動回路に外部スイッチを経由させて動作・不動作(オン・オフ)を切り替えられる機能を設けせている。従来は、温水加湿又は常温加湿タオルした選択できないという方法が主流であったが、本実施形態2に係るおしぼり製造装置を用いることによって加湿おしぼりと乾燥おしぼりの切り替えが可能となる。
本発明に係るおしぼり用反製造装置を使用することによって、表面に所望の情報が印字されたおしぼりを製造するためのおしぼり用原反を提供することができる。また本発明に係るおしぼり製造装置を使用することによって、衛生面に優れ、利便性に優れ、かつ表面に印字された濡れおしぼりの提供を受けることができる。
1 おしぼり用原反製造装置
2 マスターロール
4 おしぼり用不織布
14 第1印刷部
15,17 UV乾燥手段
16 第2印刷部
19 押し当て刃
30 おしぼり用原反
40 おしぼり製造装置
43 外装板
44 おしぼり用原反ロール
52 切断刃
60 噴射ポンプ
61 水路分岐コック

Claims (14)

  1. 再生繊維から構成されたおしぼり用不織布と、該おしぼり用不織布を繰り出すマスターロールと、前記おしぼり不織布を送給する搬送手段と、前記おしぼり用不織布の平面全体又は一部にUV硬化型インクを印字する印刷手段と、を有することを特徴とするおしぼり用原反製造装置。
  2. 前記おしぼり用原反製造装置が、更におしぼり用不織布の表面に印字されたUV硬化型インクを乾燥させるためのUV乾燥手段を有することを特徴とする請求項1記載の湿式おしぼり用原反製造装置。
  3. 前記おしぼり用原反製造装置が、表面に印字されたおしぼり用不織布を巻き取る小巻ロールを有することを特徴とする請求項1又は2に記載されたおしぼり用原反製造装置。
  4. 前記印刷手段が、二以上の印刷装置を有し、各印刷装置間に前記UV乾燥手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載されたおしぼり用原反製造装置。
  5. 前記UV硬化型インクが、カチオン重合方式のインクであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載されたおしぼり用原反製造装置。
  6. 前記再生繊維から構成されたおしぼり用不織布が、再生セルロース繊維を主体として構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載されたおしぼり用原反製造装置。
  7. 前記再生セルロース繊維がレーヨンを主体として構成されていることを特徴とする請求項6記載のおしぼり用原反製造装置。
  8. 前記請求項1乃至7のいずれか一に記載されたおしぼり用原反製造装置を使用して製造されたことを特徴とするおしぼり用原反。
  9. 前記請求項8記載のおしぼり用原反を収容する収容部と、該収容部からおしぼり用原反を繰り出す送給手段と、送給されたおしぼり用原反を所定寸法長の位置で切断する切断手段と、切断されたおしぼり材に水分を含ませる加湿手段と、前記切断されたおしぼり材を排出する排出手段と、を有することを特徴とするおしぼり製造装置。
  10. 前記切断されたおしぼり材を巻いて円筒状にする巻回手段を有することを特徴とする請求項9記載のおしぼり製造装置。
  11. 前記排出手段によって排出されたおしぼり材を送給手段の駆動機構に連動する排出ローラーと付勢材とで保持することを特徴とする請求項9又は10に記載されたおしぼり製造装置。
  12. 前記おしぼり製造装置が、温水水路と常温水路とを有し、該温水水路と常温水路及び水路閉鎖を切り替えるコックを有することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一に記載されたおしぼり製造装置。
  13. 前記加湿手段において、抗菌剤が含有された水分を供給することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一に記載されたおしぼり製造装置。
  14. 再生繊維から構成されたおしぼり用不織布の平面全体又は一部にUV硬化型インクによる文字又は記号からなる二次元情報が印刷され、おしぼり用不織布全体に水分を含むことを特徴とする湿式おしぼり。
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