JP2004129863A - 有料おしぼり製造装置 - Google Patents

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Masanori Oyama
大山 昌徳
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Abstract

【課題】おしぼりを使用者に有料で販売可能な有料おしぼり製造装置を提供する。
【解決手段】コイン投入口601に投入されたコインをコインセンサ603が検出し、検出信号を制御部15に送る。その後、制御部15からの指令に基づき、シート材供給部4と巻回機構部5が作動し、シート材2aが素材収納部1aから排出口1cまで移送される。移送途中、ノズル9Aから水を噴射してシート材2aに水分を含ませる。しかも、シート材供給部4によるシート材2aの供給中止状態で巻回機構部5だけを作動させ、シート材2aを1枚分のおしぼりに切断する。その後、巻回機構部5によりおしぼりをロール状に巻き取り、排出口1cから排出する。その結果、巻きおしぼりを使用者に有料で販売できる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は有料おしぼり製造装置に係り、詳しくは、料金を投入するとロール状に巻き取られたおしぼりが排出される有料おしぼり製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】
ロール状に巻かれた業務用のおしぼり(巻きおしぼり)は、飲食店の他、パチンコ店やゲームセンターなどの娯楽施設などで無料で提供されている。
従来のおしぼりは、(1) 布タオルを洗濯した後に殺菌処理し、それをプラスチックフィルムにより包装したもの、(2) 紙や不織布に水を含ませ、それをプラスチックフィルムにより包装したものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のおしぼり製造装置では、使用者に無料で提供する方式を採用していた。そのため、おしぼりを例えば清涼飲料水用の自動販売機のような装置を使用し、有料で販売することはできなかった。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、おしぼりを使用者に有料で販売することができる有料おしぼり製造装置を提供することを、その目的としている。
また、この発明は、ロール状のおしぼりを広げ易くすることができる有料おしぼり製造装置を提供することを、その目的としている。
さらに、この発明は、おしぼりに除菌効果を付加させることができるとともに、料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品を除菌することができる有料おしぼり製造装置を提供することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決する手段】
請求項1に記載の発明は、長尺なシート状のおしぼり素材を収納する素材収納部、および、該おしぼり素材から作成されたおしぼりを排出する排出口を有するハウジングと、該ハウジングに収納され、駆動源により前記素材収納部から排出口までおしぼり素材を移送する移送手段と、移送中のおしぼり素材を1枚分のおしぼりの寸法に切断する切断手段と、移送中のおしぼり素材または切断後のおしぼりに水分を含ませる加湿手段と、加湿後のおしぼりをロール状に巻き取る巻き取り手段と、前記移送手段、切断手段、加湿手段および巻き取り手段を制御する制御部と、前記ハウジングに設けられ、前記おしぼりの料金分の貨幣や貨幣等価値品が投入される料金投入部と、該料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品を検出し、その検知信号を前記制御部に送る検出手段とを備えた有料おしぼり製造装置である。
【0006】
ハウジングの素材、大きさ、形状などは限定されない。
おしぼり素材としては、例えば織布、不織布、編布などの布帛のほか紙などを採用することができる。要は、適宜の水分を付加しておしぼりとして使用できるものであればよい。
素材収納部に収納されるおしぼり素材は、ロール状に巻き取られたシートでもよいし、綴れ織り状に折り畳まれたシートでもよい。
おしぼり素材は、1枚分のおしぼりに切断し易いように、所定長さごとにミシン目を入れてもよい。ミシン目の入れ方は限定されない。直線でもよいし、任意形状に屈曲した線または湾曲した線でもよい。
駆動源の種類は限定されない。例えば、電動モータなどを採用することができる。
ハウジングに印刷手段を設け、おしぼり素材または切断されたおしぼりに、例えば店の名前、模様などのデザインを印刷してもよい。
加湿手段には水を貯留する水タンクを有している場合、有料おしぼり製造装置を持ち運ぶ際の重量バランスがとれるように、ハウジング内における水タンクと料金投入部の料金収納ボックスとの配置を、重量バランスを考慮して配置すれば、有料おしぼり製造装置の運搬時の安定性が高まる。
【0007】
移送手段によるおしぼり素材の移送方式は限定されない。例えば、対配置されたローラの間でおしぼり素材の端部を挟持し、駆動源によりローラを回転しておしぼり素材を移送するローラ式でもよい。
加湿手段の加湿方式は限定されない。スプレーによる吹き付け、刷毛による塗布でもよい。さらには、おしぼり素材または切断後の単体のおしぼりを水中に浸漬してもよい。過剰な水分(液分)は、例えば絞りローラ間を通過させて絞り取ってもよい。
ここでいう水とは、単なる水だけではなく、水の中に芳香剤、殺菌剤、滅菌剤、抗菌剤、洗剤、その他の添加物を添加した水溶液を含む。また、有料おしぼり製造装置に冷水手段を搭載し、冷たいおしぼりを供給できるようにしてもよい。また、温水手段を搭載し、熱いおしぼりを供給してもよい。
【0008】
おしぼりの巻き取り方式は限定されない。例えば、巻き取りローラによる巻き取り、巻き取りコンベアをおしぼりの移送方向とは反対方向に回転させて巻き取る方法などを採用することができる。
さらに、製造されたおしぼりを、プラスチックフィルムなどで包装してもよい。
料金投入部に投入される紙幣は限定されない。例えば1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉などの硬貨が挙げられる。また、千円札、2千円札、5千円札、1万円札といった紙幣でもよい。さらには、パチンコの玉、スロットマシンのコイン、ゲームセンター用のコインやチップといった貨幣等価値品などが挙げられる。その他、プリペイドカード、クレジットカード、ICカード、電子マネーなどを採用することができる。
また、料金投入部は、複数種の貨幣等価値品の併用が可能なように、複数種の投入口(コイン用,パチンコ玉用,カード用など)を設けてもよい。
料金投入部は、ハウジングの内部に設けてもよい。また、ハウジングの外に設けてもよい。
また、ハウジングの露出面に液晶ディスプレイなどの表示部を取り付け、おしぼりを画像表示することができる。また、液晶ディスプレイをタッチパネル式とすれば、画面に触れることで、おしぼりの製造個数を入力したり、おしぼりの製造を開始させることができる。
料金投入部には、釣り銭の返却手段を搭載することができる。
検出手段としては、例えばリミットスイッチ、形状センサ、重量センサなどを採用することができる。
おしぼりは、投入された料金に応じて製造される。例えば、1枚ずつ製造してもよい。また、複数枚を1セットとして製造してもよい。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記おしぼり素材には、移送方向に向かって先細り化したミシン目が、おしぼり1枚分の長さごとに形成された請求項1に記載の有料おしぼり製造装置である。
ミシン目の入れ方は、移送方向に向かって先細り化していれば限定されない。例えば先端が尖ったへの字形状、先端が平坦な略への字形状、または、斜めに切断しただけのカッタナイフの刃先形状などを採用することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記ハウジングには、前記移送中のおしぼり素材または切断後のおしぼりに除菌液を含ませるとともに、前記料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品に除菌液を付着させる除菌液供給手段が設けられた請求項1または請求項2に記載の有料おしぼり製造装置である。
除菌液の種類は限定されない。例えば各種のアルコールなどを採用することができる。
除菌液供給手段によって、加湿手段によりおしぼり素材または切断後のおしぼりに供給される水に、除菌液を混入してもよい。また、加湿手段とは別に、おしぼり素材または切断後のおしぼりに、直接、除菌液を供給してもよい。
除菌液のおしぼり素材または単体のおしぼりへの供給方式と、除菌液の貨幣や貨幣等価値品への供給方式とは限定されない。例えば吹き付け、刷毛による塗り付けなどを採用することができる。さらには、おしぼり素材または単体のおしぼりを水中に浸漬してもよい。
【0011】
【作用】
この発明によれば、料金投入部に所定の貨幣や貨幣等価値品が投入されると、それを検出手段が検出し、検出信号を制御部に送る。次に、制御部からの指令に基づき、移送手段によりおしぼり素材を素材収納部から排出口まで移送する。その移送途中、おしぼり素材を切断手段により1枚分のおしぼりに切断する。しかも、加湿手段によりおしぼり素材または切断後のおしぼりに水分を含ませる。その後、巻き取り手段によっておしぼりをロール状に巻き取り、作製されたおしぼりを排出口から排出する。これにより、ロール状のおしぼりを使用者に有料で提供することができる。
【0012】
特に、請求項2に記載の発明によれば、おしぼり素材には、移送方向に向かって先細り化したミシン目をおしぼり1枚分の長さごとに形成したので、ロール状のおしぼりを広げて使用する際、加湿により張り付いたおしぼりの先端を摘み易い。
【0013】
また、請求項3に記載の発明によれば、移送中のおしぼり素材または切断後のおしぼりに除菌液供給手段から除菌液を供給し、おしぼりに除菌効果を付加することができる。
しかも、料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品に対しても除菌液供給手段から除菌液を供給するので、料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品を除菌することができる。これにより、料金の回収者は、常に清潔な貨幣や貨幣等価値品を取り扱うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例を図面により説明する。説明の都合上、図1および図2の左側が装置の前方(正面)側である。
図1および図2において、Aはこの発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置で、この有料おしぼり製造装置Aは、前面および上面に開口部をそれぞれ有する略直方体のハウジング1を本体としている。ハウジング1の前側上部内には、おしぼり用のシート材(おしぼり素材)2aを巻回したロール2を収納する素材収納部1aが、略円弧形状を有する隔壁3により画成されている。この素材収納部1aに、ロール2が着脱可能に装着されている。ハウジング1の前下部には、前面の開口部を開閉する前蓋1bが軸支されている。前蓋1bの前面の中央部には、購入店のロゴが表示されるロゴ表示部1hを有している。前蓋1bの下部には、おしぼりが排出される排出口1cが形成されている。この排出口1cを開閉自在に塞ぎ、排出されたおしぼりを受ける受け皿10が前蓋1bの下部に軸支されている。前蓋1bの上部には、おしぼりを1枚だけ排出させる1枚用スイッチ1dと、5枚排出させる5枚用スイッチ1eと、おしぼりの製造を中止する中止用スイッチ1fとが配設されている。
【0015】
また、ハウジング1の上側後部には、ハウジング1の上側の開口部を開閉する上蓋1gが軸支されている。ハウジング1の一側面の略中央部には、メインスイッチ13と湯沸かし器スイッチ14とが並設されている。
さらに、ハウジング1の一側面の前部には、おしぼりの料金分のコインが投入される料金投入部Bを有している。料金投入部Bの本体となるケースB1には、その前板の上端部にコイン投入口601が形成されている。料金投入部Bの上部内には、コイン投入口601から投入されたコインの落下流路となる金網製の傾斜通路602が収納されている。傾斜通路602の上流部には、投入されたコインの大きさから金額を検出するコインセンサ603が装着されている。また、ケースB1の上部内には、傾斜通路602の途中の両側方にそれぞれ配置され、通過中のコインの両面に向かって後述するアルコール(除菌液)を吹き付ける一対のノズル9C,9Cが配設されている。
【0016】
シート材2aは、例えばレーヨン100%で、厚さ0.35〜0.4mmの不織布である。シート材2aには、移送方向に向かって先細り化したミシン目Lが、おしぼり1枚分の長さごとに形成されている(図3)。また、シール材2aには、購入店の店名(ロゴ)などを印刷してもよい。ロール2の外周に沿うように設けられた隔壁3の前方下端には、ロール2から繰り出されるシート材2aを送り出すシート材供給部(移送手段)4が設けられている。また、その下方には、シート材供給部4から送り出されたシート材2aを巻回する巻回機構部(巻き取り手段)5が設けられている。この巻回機構部5は、移送中のシート材2aを1枚分のおしぼりの寸法に切断する切断手段を兼務している。
【0017】
ハウジング1内の後方上部には、水タンク6Aおよびアルコールタンク6Bが着脱自在に装着されている。水タンク6Aおよびアルコールタンク6Bは、装着により底部が開口して水を供給可能に構成されている。また、水タンク6Aの下方には、湯沸かし器7とポンプ8A,8B,8Cとが配設されている。一方、巻回機構部5の上部には、ノズル9Aおよびノズル9Bが配設されている。水タンク6Aの水は、湯沸かし器7を経由してポンプ8Aによりノズル9Aに供給される。アルコールタンク6Bのアルコールは、ポンプ8Bによりノズル9Bに供給されるとともに、ポンプ8Cにより前記ノズル9C,9Cに供給される。このうち、ポンプ8B,8Cおよびノズル9B,9C,9Cが、移送中のおしぼりにアルコールを噴射するとともに、コイン投入口601に投入されたコインにアルコールを噴射する除菌液供給手段を構成している。
湯沸かし器7は、湯沸かし器スイッチ14の操作によって任意に運転される。水(または湯)の供給によりノズル9Aから散水され、これによって、巻回機構部5に引き込まれるシート材2aが濡らされる。すなわち、前記水タンク6A、湯沸かし器7、ポンプ8Aおよびノズル9Aは、シート材2aに水分を含ませる加湿手段を構成している。巻回機構部5によって製造されたおしぼりは、受け皿10に排出される。また、ハウジング1の前側下部に配置された水受け皿11は、巻回機構部5から垂れ落ちる水滴を集めて、受け皿10に排水する。
【0018】
次に、シート材供給部4および巻回機構部5について詳細に説明する。
図4〜図6に示すように、シート材供給部4はモータ部41と、供給ローラ部42と、従動ローラ部43とを有している。
モータ部41は、モータ(駆動源)401と、このモータ401によって時計回り方向に回転駆動される歯車402とを備えている。一方、供給ローラ部42は、供給ガイド403と、この供給ガイド403から外周の一部が突出して配置され、ハウジング1側の固定部(図示せず)に回転自在に軸支された供給ローラ404と、この供給ローラ404と同軸に設けられた歯車405とを備えている。この歯車405は歯車402と歯合して、動力伝達される。
供給ローラ404は、外周面が摩擦抵抗の大きいゴムにより形成された大径部404aと、図示しない小径部とが軸方向に交互に設けられたロール体であり、その大径部404aの外周の一部が、供給ガイド403から突出している(図5)。
一方、供給ガイド403の下端部403aは供給ローラ404より下方に張り出して櫛歯状に並んでおり、図4に示すように、従動ローラ部43側にやや接近するように傾斜している。これらの下端部403aは、シート材2aの供給ローラへの巻き付きを防ぎ、シート材2aを一定の方向に送り出す作用を有する。
【0019】
また、従動ローラ部43は、ピン409を中心に回動自在な前方ガイド406と、これによって回転自在に軸支された従動ローラ407と、前方ガイド406に取り付けられたばね408とを備えている。ばね408は、左端部がハウジング1側に係止され、他端部が前方ガイド406に係止されている。このばね408によって、前方ガイド406は、ピン409を中心に時計回り方向に付勢されている。これにより、従動ローラ407が所定の力で供給ローラ404に押し付けられる。前方ガイド406の上端部406aは左方に湾曲している。ここをばね408に抗して押し開くように操作すれば、両ローラ(404,407)間に隙間を空けてロール2から繰り出したシート材2aの先端部を入れることができる。従動ローラ407は、シート材2aの送り出し方向が安定するように、供給ローラ404よりも硬質のゴムまたはプラスチックを材料とする。
【0020】
図2,図7〜図9に示すように、前記巻回機構部5は、モータ部51と、巻回機構52とを有している。モータ部51は、モータ501と、このモータ501によって反時計回り方向に回転駆動される歯車502とを備えている。
一方、巻回機構52は、軸方向両端に円盤状の鍔部503aが形成された巻回ローラ503と、巻回ローラ503と同軸に設けられた歯車504と、軸方向両端に円盤状の鍔部505aが形成された従動ローラ505と、巻回ローラ503および従動ローラ505に張架されたコンベアベルト506と、巻回ローラ503側のコンベアベルト506の外周側に沿って設けられた固定ベルト507と、固定ベルト507の上端部を固定するとともに、シート材2aを導入するガイドとなる上部ガイド板508と、固定ベルト507の他端部を固定するとともに、コンベアベルト506との間に、おしぼりが排出される排出用隙間aを形成する下部ガイド板509とを備えている。
前記歯車504は、モータ部51の歯車502と歯合して、動力伝達される。リミットスイッチ510は、固定ベルト507の外面に沿って配置されている。なお、固定ベルト507の内面には小さな凹凸部507aが所定の幅で連続的に形成されており、シート材2aとの摩擦抵抗を高めている(図7)。
【0021】
コンベアベルト506は、外面に摩擦力を大きくする突起部506aが一定間隔で設けられている。また、内面には、凹凸506bが連続的に形成されている。巻回ローラ503のベルト張架面(鍔部503aを除く外周面)には凹凸503bが形成されている(図7)。この凹凸503bは、コンベアベルト506の内面の凹凸506bと歯合して、巻回ローラ503からコンベアベルト506に確実に動力が伝達される。これにより、コンベアベルト506には常に張力が一定となっている。
【0022】
次に、図10のブロック図を参照して、有料おしぼり製造装置Aの制御回路を説明する。ハウジング1の側板の内面に固着された制御部15の入力側には、1枚用スチッチ1d、5枚用スイッチ1e、中止用スイッチ1f、メインスイッチ13、湯沸かし器スイッチ14、リミットスイッチ510、コインセンサ603が接続されている。一方、制御部15の出力側には、湯沸かし器7、ポンプ8A,8B,8C、モータ401,501が接続されている。
制御装置15は、1枚用スチッチ1d、5枚用スイッチ1e、中止用スイッチ1f、メインスイッチ13、湯沸かし器スイッチ14、リミットスイッチ510およびコインセンサ603の入力に基づき、湯沸かし器7、ポンプ8A,8B,8Cおよびモータ401,501を制御する。
【0023】
次に、図1〜図15を参照して有料おしぼり製造装置Aの動作を説明する。
あらかじめ、水タンク6Aとアルコールタンク6Bとを装着し、ロール2を装着してその巻き端を供給ローラ404と従動ローラ407との間に挟み込む。その後、メインスイッチ13を入れる。必要に応じて湯沸かし器スイッチ14を入れると、湯沸かし器7が水温を所定温度に上昇させる。
その後、購入者がコイン投入口601に所定金額分のコインを投入すると、コインセンサ603がその金額を検出し、その検出信号を制御部15に送る。コインは、その後、金網製の傾斜通路602を転がり落ちるが、その途中で傾斜通路602の両側方に配置されたノズル9C,9Cから、コインの両面に対してアルコールが吹き付けられる。次いで、投入額がおしぼり1枚分のとき、購入者は1枚用スイッチ1dを押す。また、おしぼり5枚分のとき、5枚用スイッチ1eを押す。これにより、モータ401,501およびポンプ8A,8B,8Cが作動する。
【0024】
すなわち、図11に示すように、モータ401により供給ローラ404が反時計回り方向に回転し、従動ローラ407を時計回り方向に回転させながらシート材2aを送り出す。一方、モータ501により巻回ローラ503が時計回り方向に回転し、これに伴ってコンベアベルト506が周転する。これにより、シート材2aはコンベアベルト506に引き込まれ、ノズル9Aから噴射される水(又は湯)およびノズル9Bから噴射されるアルコールにより濡らされる。
シート材2aは、コンベアベルト506上を移送される。その後、固定ベルト507の内面の凹凸部507aに接触し、図12に示すように巻き取りが開始される。このとき、シート材供給部4によるシート材2aの送り出し速度と、巻回機構部5によるシート材2aの引き込み速度とは同じである。
【0025】
巻き取られたシート材2aの先端部が巻回ローラ503の外周上に達すると、図13に示すように、巻回されたシート材2aによって外方に突出した固定ベルト507により、リミットスイッチ510が入る。リミットスイッチ510の動作信号を受けた制御部15は、モータ401を停止させる。これにより、供給ローラ404の回転が停止する。したがって、送り動作が停止したシート材2aは、巻回ローラ503によって引っ張られ、張力が高まる。その結果、図14に示すように、ミシン目Lの部分でシート材2aが切断される。この場合、シート材2aが濡れていることにより、乾いている状態よりも切断が容易になる。この切断時、シート材2aの巻き端は巻回ローラ503上に乗り上げ、コンベアベルト506と固定ベルト507との間に保持される。
その後、切断された方のシート材2aは、さらに巻き取られながらコンベアベルト506により下流に移送され、最終的に排出用隙間aから落下する(図15)。排出されたおしぼりは、排出口1cを通して受け皿10の上に落下する。制御部15は、リミットスイッチ510の動作から所定時間後に、モータ501の運転を停止し、巻回ローラ503の回転が止まる。製造の途中でおしぼりの製造を中止したい場合には、中止用スイッチ1fを押す。
【0026】
このように、シート材2aを移送するシート材供給部4と、シート材2aに水分を含ませる加湿手段と、シート材2aをおしぼり1枚分の寸法に切断するとともに、おしぼりをロール状に巻き取る巻回機構部5と、制御部15と、コインが投入される料金投入部Bと、投入されたコインの金額を検出するコインセンサ603とを備えたので、ロール状に巻き取られたおしぼりを使用者に有料で提供することができる。
また、シート材2aには、移送方向に向かって先細り化したミシン目Lをおしぼり1枚分の長さごとに入れているので、おしぼりを広げて使用する際、加湿により張り付いた巻きおしぼりの先端を摘み易い。
さらに、移送中のシート材2aにノズル9Bからアルコールを噴射するので、おしぼりに除菌効果を付加することができる。しかも、コイン投入口601に投入されたコインに対してもノズル9C,9Cからアルコールを噴射するので、コイン投入口601に投入されたコインを除菌することができる。これにより、コイン回収者は、常に清潔なコインを取り扱うことができる。
【0027】
【発明の効果】
この発明は、駆動源により素材収納部から排出口までおしぼり素材を移送する移送手段と、そのおしぼり素材を切断する切断手段と、おしぼり素材または切断後のおしぼりに水分を含ませる加湿手段と、加湿後のおしぼりをロール状に巻き取る巻き取り手段と、これらの制御部と、おしぼりの料金分の貨幣や貨幣等価値品が投入される料金投入部と、料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品を検出する検出手段とを備えたので、ロール状に巻き取られたおしぼりを使用者に有料で提供することができる。
【0028】
特に、請求項2に記載の発明によれば、おしぼり素材には、移送方向に向かって先細り化したミシン目をおしぼり1枚分の長さごとに形成したので、ロール状のおしぼりを広げ易くすることができる。
【0029】
また、請求項3に記載の発明によれば、移送中のおしぼり素材または切断後のおしぼりに除菌液供給手段から除菌液を供給し、おしぼりに除菌効果を付加することができる。しかも、料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品に対しても除菌液供給手段から除菌液を供給するので、料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品を除菌することができる。これにより、料金の回収者は、常に清潔な貨幣や貨幣等価値品を取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置の斜視図である。
【図2】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置の縦断面図である。
【図3】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置に使用されるおしぼり素材を示す拡大斜視図である。
【図4】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置に使用されるシート材供給部の要部拡大側面図である。
【図5】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置に使用されるシート材供給部の要部拡大斜視図である。
【図6】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置に使用されるシート材供給部の別の要部拡大斜視図である。
【図7】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置に使用される巻回機構部の拡大側面図である。
【図8】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置に使用される巻回機構部のベルトコンベア部分の拡大側面図である。
【図9】(a)は、この巻回機構部における巻回ローラの正面図である。
(b)は、図9(a)のB−B端面図である。
【図10】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置の制御回路を示すブロック図である。
【図11】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置におけるシート材の供給開始直後の状態を示す概略側面図である。
【図12】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置におけるシート材の巻回開始状態を示す概略側面図である。
【図13】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置におけるシート材の巻き端が巻回ローラ上に乗り上げた状態を示す概略側面図である。
【図14】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置におけるシート材の切断状態を示す概略側面図である。
【図15】この発明の一実施例に係る有料おしぼり製造装置における巻き取ったおしぼりを排出する直前の状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング、
1a 素材収納部、
1c 排出口、
2a シート材(おしぼり素材)、
4 シート材供給部(移送手段)、
5 巻回機構部(巻き取り手段/切断手段)、
6A 水タンク(加湿手段)、
7 湯沸かし器(加湿手段)、
8A ポンプ(加湿手段)、
8B,8C ポンプ(除菌液供給手段)、
9A ノズル(加湿手段)、
9B,9C,9C ノズル(除菌液供給手段)、
15 制御部、
401 モータ(駆動源)、
603 コインセンサ(検出手段)、
A 有料おしぼり製造装置、
B 料金投入部、
L ミシン目。

Claims (3)

  1. 長尺なシート状のおしぼり素材を収納する素材収納部、および、該おしぼり素材から作成されたおしぼりを排出する排出口を有するハウジングと、
    該ハウジングに収納され、駆動源により前記素材収納部から排出口までおしぼり素材を移送する移送手段と、
    移送中のおしぼり素材を1枚分のおしぼりの寸法に切断する切断手段と、
    移送中のおしぼり素材または切断後のおしぼりに水分を含ませる加湿手段と、
    加湿後のおしぼりをロール状に巻き取る巻き取り手段と、
    前記移送手段、切断手段、加湿手段および巻き取り手段を制御する制御部と、
    前記ハウジングに設けられ、前記おしぼりの料金分の貨幣や貨幣等価値品が投入される料金投入部と、
    該料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品を検出し、その検知信号を前記制御部に送る検出手段とを備えた有料おしぼり製造装置。
  2. 前記おしぼり素材には、移送方向に向かって先細り化したミシン目が、おしぼり1枚分の長さごとに形成された請求項1に記載の有料おしぼり製造装置。
  3. 前記ハウジングには、前記移送中のおしぼり素材または切断後のおしぼりに除菌液を含ませるとともに、前記料金投入部に投入された貨幣や貨幣等価値品に除菌液を付着させる除菌液供給手段が設けられた請求項1または請求項2に記載の有料おしぼり製造装置。
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