JP2010239258A - 録画装置、録画システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

録画装置、録画システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】伝送路の帯域が変動した場合でも確実に番組コンテンツを録画することが可能な録画システムを提供する。
【解決手段】少なくとも1つのチューナ装置(100)と、チューナ装置(100)から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画装置(200)と、を有して構成する録画システムであって、録画装置(200)は、当該録画装置(200)で録画する番組コンテンツを、伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、番組コンテンツを録画する録画装置、録画システム、制御方法及びプログラムに関する。
従来の録画装置は、チューナ装置で受信した番組コンテンツを録画装置に転送する際に使用する伝送路の帯域が変動した場合は、チューナ装置から録画装置への番組コンテンツのデータ転送が滞ってしまい、番組コンテンツの録画を正しく実行出来ない状況が発生する場合があった。その結果、録画装置では、番組コンテンツの録画ができなかったり、また、仮に番組コンテンツの録画ができたとしても、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまい、チューナ装置で受信した番組コンテンツと同等のデータ品質の番組コンテンツを録画することができなかった。
このようなことから、伝送路の帯域が変動した場合でも確実に番組コンテンツを録画することが可能な仕組みの開発が必要視されることになる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、サーバとクライアント間の伝送路の帯域が保証されないネットワーク環境において、映像を途切れることなく配信する技術について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、サーバは、1番組に対して複数のビットレートデータを作成する。そして、サーバは、クライアントからの転送データのビットレート変更要求に適応するビットレートデータを選択し、クライアントに送信することにしている。
また、デジタル録画の同時録画予約本数を記録再生制御装置の再生録画の処理能力を最大限に活かして設定できる技術について開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献2では、EPG(Electric Program Guide;番組ガイド)に記述されたコンテンツのビットレートを参照し、同一時間帯の複数のコンテンツの同時録画/再生予約のコンテンツの総ビットレートが、記憶装置の処理能力のビットレートを超えないように録画予約を行うことにしている。
特開平10−336626号公報 特開2000−217063号公報
しかし、上記特許文献1,2には、伝送路の帯域が変動した場合に録画装置で録画する番組コンテンツを変更する点については何ら記載も示唆もされていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上述した課題である、伝送路の帯域が変動した場合でも確実に番組コンテンツを録画することが可能な録画装置、録画システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
<録画装置>
本発明にかかる録画装置は、
少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画装置であって、
前記録画装置で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする。
本発明にかかる録画装置は、
少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画手段と、
前記録画手段で録画する番組コンテンツを変更する変更手段と、を有し、
前記変更手段は、
前記録画手段で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする。
<録画システム>
本発明にかかる録画システムは、
少なくとも1つのチューナ装置と、前記チューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画装置と、を有して構成する録画システムであって、
前記録画装置は、
当該録画装置で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする。
<制御方法>
本発明にかかる制御方法は、
少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画工程と、
前記録画工程で録画する番組コンテンツを変更する変更工程と、を有し、
前記変更工程は、
前記録画工程で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする。
<プログラム>
本発明にかかるプログラムは、
少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画処理と、
前記録画処理で録画する番組コンテンツを変更する変更処理と、をコンピュータに実行させ、
前記変更処理は、
前記録画処理で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする。
本発明によれば、伝送路の帯域が変動した場合でも確実に番組コンテンツを録画することができる。
本実施形態の録画システムのシステム構成例を示す図である。 本実施形態の録画システムを構成する各装置の機能構成例を示す図である。 録画番組選択部2012が録画予約DB2022に登録した番組コンテンツの構成例を示す図である。 録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更する際の変更例を示す図である。 録画装置200の処理動作例を示す図である。 録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更する際の処理動作例を示す図である。 第2の実施形態の録画システムを構成する各装置の機能構成例を示す図である。 録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更する際の変更例を示す図である。 第3の実施形態の録画システムのシステム構成例を示す図である。 第3の実施形態の録画装置200の処理動作例を示す図である。 録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更する際の処理動作例を示す図である。
<本実施形態の録画システムの概要>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の録画システムの概要について説明する。
本実施形態の録画システムは、少なくとも1つのチューナ装置(100)と、チューナ装置(100)から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画装置(200)と、を有して構成する録画システムである。
本実施形態の録画装置(200)は、当該録画装置(200)で録画する番組コンテンツを、伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更する。これにより、伝送路の帯域が変動した場合でも確実に番組コンテンツを録画することができる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の録画システムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
<録画システムのシステム構成例>
まず、図1、図2を参照しながら、本実施形態の録画システムのシステム構成例について説明する。図1は、本実施形態の録画システムのシステム構成例を示し、図2は、録画システムを構成する各装置の機能構成例を示す。
本実施形態の録画システムは、チューナ装置100と、録画装置200と、を有して構成する。チューナ装置100と、録画装置200と、の間の伝送路は、チューナ装置100と、録画装置200と、の間でデータ転送が可能であれば、あらゆる通信形態が適用可能である。伝送路の通信形態としては、無線LAN、有線LAN、PCI Express、USB等の各種の通信形態が適用可能である。
チューナ装置100は、アンテナ1と接続し、アンテナ1から番組コンテンツを受信し、その受信した番組コンテンツを伝送路を介して録画装置200に転送する。チューナ装置100は、図2に示すように、チューナ部101を有して構成し、チューナ部101が番組コンテンツを受信する。
録画装置200は、チューナ装置100から伝送路を介して転送された番組コンテンツを受信し、その受信した番組コンテンツを録画する。
録画装置200は、図2に示すように、制御部201と、記憶部202と、番組コンテンツ記録部203と、を有して構成する。
制御部201は、録画装置200を統括して制御する。本実施形態の制御部201は、EPG取得部2011と、録画番組選択部2012と、録画番組変更部2013と、帯域測定部2014と、帯域推定部2015と、録画部2016と、を有して構成する。
EPG取得部2011は、EPG(Electric Program Guide;番組ガイド)を取得し、その取得したEPGの情報を番組情報DB2021に登録する。
EPGは、複数の番組情報を表しており、複数の番組情報の各々は、番組コンテンツのタイトルを表す文字列、その番組コンテンツが放送される放送日時、放送局(チャンネル)、放送波種別(BS放送、地上デジタル放送、CS放送、HD放送、SD放送など)、録画モード種別(High Quality, Low Quality)等を含んでいる。放送日時は、放送日、放送時間帯等を含み、放送時間帯は、番組の放送が開始する放送開始時刻と、番組の放送が終了する放送終了時刻と、を含んでいる。
録画番組選択部2012は、番組情報DB2021に格納されているEPGの情報を基に、EPGに含まれる番組コンテンツの中から録画予約候補の番組コンテンツを選択し、その選択した録画予約候補の番組コンテンツを録画予約DB2022に登録する。
例えば、おまかせ録画予約機能、自動録画予約機能等が録画装置200に搭載されている場合、録画番組選択部2012は、ユーザが過去に録画した番組コンテンツの内容を分析し、ユーザの嗜好に即した番組コンテンツをEPGに含まれる番組コンテンツの中から自動的に選択し、該選択した番組コンテンツを録画予約候補の番組コンテンツとして録画予約DB2022に登録する。また、ユーザがキーワードを録画装置200に設定し、録画番組選択部2012は、ユーザが録画装置200に設定したキーワードが含まれている番組コンテンツをEPGに含まれる番組コンテンツの中から自動的に選択し、該選択した番組コンテンツを録画予約候補の番組コンテンツとして録画予約DB2022に登録する。これにより、録画番組選択部2012は、ユーザが明示的に録画したい番組コンテンツの指定操作が行われなくとも、EPGに含まれる番組コンテンツの中から録画予約候補の番組コンテンツを自動的に選択し、その選択した録画予約候補の番組コンテンツを録画予約DB2022に登録することができる。
本実施形態の録画番組選択部2012は、EPGの情報を基に、ユーザの嗜好とのマッチングが高い番組コンテンツや、ユーザが設定したキーワードとのマッチングが高い番組コンテンツの優先度を高くして録画予約DB2022に登録する。これにより、録画予約DB2022には、図3に示す情報が番組コンテンツ毎に登録される。優先度は、録画部2016で録画する番組コンテンツの優先順位を特定するためのものであり、優先度が高い番組コンテンツを録画部2016で最優先に録画する。
図3の状態は、同時刻帯に放送される3つの番組コンテンツ(番組コンテンツA,B,C)が録画予約DB2022に登録されており、番組コンテンツA→番組コンテンツB→番組コンテンツCの優先度の順で登録されている。図3の状態では、同時刻帯の番組コンテンツ(番組コンテンツA,B,C)の中で番組コンテンツAが最も優先度が高いため、番組コンテンツAを録画部2016で最優先に録画することになる。
録画番組変更部2013は、録画予約DB2022に登録されている録画予約候補の番組コンテンツを、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更する。
録画番組選択部2012が上述した公知の録画予約機能を用いて録画予約候補の番組コンテンツを録画予約DB2022に登録した場合は、図3に示すように、同時刻帯に放送される番組コンテンツ(番組コンテンツA,B,C)を重複して録画予約DB2022に登録してしまう場合がある。録画装置200では、チューナ装置100の数を超えた番組コンテンツを録画部2016で同時に録画することができないため、録画部2016は、同時録画可能な番組コンテンツ数(規定数)の範囲内で、録画予約DB2022に登録されている複数の番組コンテンツの中から最終的に録画する番組コンテンツを決定し、その決定した番組コンテンツを録画することになる。なお、規定数とは、同時に録画可能な番組コンテンツ数のことであり、この規定数は、チューナ装置100の数の範囲内で録画装置200に設定される。
例えば、図3に示すように、同時刻帯に放送される3つの番組コンテンツ(番組コンテンツA,B,C)が録画予約DB2022に登録されていると仮定する。もし、録画装置200に設定された規定数が1の場合は、録画部2016は、録画予約DB2022に登録されている3つの番組コンテンツの中から録画する番組コンテンツを1つ(図3の例では、番組コンテンツA)を決定し、その決定した番組コンテンツを録画し、番組コンテンツ記録部203に記録することになる。
このように、録画部2016は、録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツの中から最終的に録画する番組コンテンツを決定し、その決定した番組コンテンツを録画し、番組コンテンツ記録部203に記録することになる。
しかし、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)が変動した場合は、録画部2016で録画する番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域を伝送路で確保できない場合がある。もし、データ転送に必要な帯域を伝送路で確保できない番組コンテンツを録画部2016で録画することになった場合は、その番組コンテンツの録画ができなかったり、また、仮に番組コンテンツの録画ができたとしても、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまい、チューナ装置で受信した番組コンテンツと同等のデータ品質の番組コンテンツを録画することができないことになる。
このため、本実施形態では、録画番組変更部2013は、録画予約DB2022に登録されている録画予約候補の番組コンテンツを、伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することにしている。これにより、録画部2016は、変更後の録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツの中から最終的に録画する番組コンテンツを決定し、その決定した番組コンテンツを録画することになるため、伝送路の帯域が変動した場合でも番組コンテンツを確実に録画することができる。また、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまうことも回避し、チューナ装置で受信した番組コンテンツと同等のデータ品質の番組コンテンツを録画することができる。
帯域測定部2014は、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)を測定する。伝送路の帯域(ビットレート)の測定方法は特に限定せず、公知の測定方法が適用可能である。
帯域推定部2015は、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を録画予約DB2022に登録されている図3に示す番組コンテンツ(番組コンテンツA,B,C)毎に推定する。
図3に示す番組コンテンツの場合、番組コンテンツAの放送波種別は、BS放送のHD(High Definition)放送であり、番組コンテンツBの放送波種別は、地上デジタル放送のHD(High Definition)放送であり、番組コンテンツCの放送波種別は、地上デジタル放送のSD(Standard Definition)放送である。番組コンテンツの放送波種別からその番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を算出することができるため、帯域推定部2015は、各番組コンテンツの放送波種別を基に、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定することができる。例えば、放送波種別がBS放送のHD放送の場合は、その番組コンテンツを転送するために必要な帯域(ビットレート)が約23Mbpsであると推定することができる。また、放送波種別が地上デジタル放送のHD放送の場合は、その番組コンテンツを転送するために必要な帯域(ビットレート)が約17Mbpsであると推定することができる。また、地上デジタル放送のSD放送の場合は、その番組コンテンツを転送するために必要な帯域(ビットレート)が約8Mbpsであると推定することができる。
録画番組変更部2013は、帯域測定部2014が測定した伝送路の帯域と、帯域推定部2015が推定した各番組コンテンツの帯域と、を比較し、伝送路の帯域の範囲内で録画予約候補の番組コンテンツが転送可能か否かを判定する。
例えば、録画番組変更部2013は、伝送路の帯域が第1録画予約候補の番組コンテンツAを転送するのに十分な帯域でない場合は、番組コンテンツAが転送不可能と判定する。この場合、録画番組変更部2013は、番組コンテンツAを録画番組コンテンツとして不採用にする。録画番組コンテンツは、録画部2016で録画する番組コンテンツのことを意味する。この場合、録画番組変更部2013は、図4(a)に示すように、第1録画予約候補の番組コンテンツAの優先度を最下位に繰り下げて録画予約DB2022に登録する。または、図4(b)に示すように、番組コンテンツAを録画予約DB2022から削除する。
また、録画番組変更部2013は、他の録画予約候補である番組コンテンツB、番組コンテンツCについても転送可能か否かを判定する。録画番組変更部2013は、第2録画予約候補の番組コンテンツBが転送可能と判断した場合は、番組コンテンツBを録画番組コンテンツとして採用する。この場合、録画番組変更部2013は、例えば、番組コンテンツBの優先度をそのまま保持して録画予約DB2022に登録する。これにより、図4(a)、(b)に示すように、番組コンテンツBの優先度が番組コンテンツAの優先度よりも高くなるため、番組コンテンツBの録画を番組コンテンツAよりも優先的に実行することができる。また、番組コンテンツBは、伝送路の帯域の範囲内で転送可能であるため、番組コンテンツBを録画することができる。また、番組コンテンツBの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツBが録画されてしまうことも回避し、チューナ装置で受信した番組コンテンツBと同等のデータ品質の番組コンテンツBを録画することができる。
同様に、録画番組変更部2013は、第3録画予約候補の番組コンテンツCが転送可能と判断した場合は、番組コンテンツCを録画番組コンテンツとして採用する。この場合、録画番組変更部2013は、例えば、番組コンテンツCの優先度をそのまま保持して録画予約DB2022に登録する。これにより、図4(a)、(b)に示すように、番組コンテンツBの次に番組コンテンツCの優先度が高くなるため、番組コンテンツBの次に、番組コンテンツCの録画を優先的に実行することができる。例えば、同時刻帯の番組コンテンツを同時に2本録画する場合に、伝送路の帯域の範囲内で番組コンテンツB、番組コンテンツCの両方のデータ転送が可能な場合は、番組コンテンツB、Cの録画を録画部2016で同時に実行することができる。
記憶部202は、録画装置200を制御するためのプログラムや各種情報を記憶する。本実施形態の記憶部202は、番組情報DB2021と、録画予約DB2022と、を有して構成する。
番組情報DB2021は、EPGの情報を格納する。録画予約DB2022は、録画部2016で録画する番組コンテンツの情報を格納する。
番組コンテンツ記録部203は、録画部2016で録画した番組コンテンツを記録する。
<録画装置200の処理動作概要>
次に、図5を参照しながら、本実施形態の録画装置200の処理動作概要について説明する。
EPG取得部2011は、EPGを取得し、その取得したEPGの情報を番組情報DB2021に登録する(ステップS1)。
録画番組選択部2012は、番組情報DB2021に格納されているEPGの情報を基に、EPGの番組コンテンツの中から録画予約候補の番組コンテンツを選択し、その選択した番組コンテンツを録画予約DB2022に登録する(ステップS2)。これにより、録画番組選択部2012は、図3に示すような番組コンテンツを録画予約DB2022に登録することになる。
録画番組変更部2013は、録画予約DB2022に登録されている録画予約候補の番組コンテンツを、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更する(ステップS3)。これにより、録画番組変更部2013は、図3に示すような番組コンテンツを、図4(a)、図4(b)に示すように変更することができる。
録画部2016は、変更後の録画予約DB2022に登録されている図4(a)、図4(b)に示す番組コンテンツを基に、録画開始時刻になった場合に、番組コンテンツの録画を実行する(ステップS4)。
このように、本実施形態の録画装置200は、ユーザが明示的に録画したい番組コンテンツの指定操作が行われなくとも、EPGの番組コンテンツの中から録画予約候補の番組コンテンツを自動的に選択し、その選択した録画予約候補の番組コンテンツを録画予約DB2022に登録する。そして、録画予約DB2022に登録されている録画予約候補の番組コンテンツを、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更し、変更後の録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを基に、番組コンテンツの録画を実行する。これにより、伝送路の帯域が変動した場合でも番組コンテンツを録画することができる。また、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまうことも回避し、チューナ装置で受信した番組コンテンツと同等のデータ品質の番組コンテンツを録画することができる。
<ステップS3の詳細動作>
次に、図6を参照しながら、録画番組変更部2013が録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更する際の詳細な処理動作について説明する。
まず、帯域測定部2014は、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)を測定する(ステップS31)。帯域測定部2014が測定した伝送路の帯域(ビットレート)をαとする。
次に、録画番組変更部2013は、番組コンテンツの録画予約候補nを1(初期値)に設定する(n←1)(ステップS32)。
次に、録画番組変更部2013は、録画予約DB2022に登録されている第n録画予約候補の番組コンテンツが、帯域測定部2014で測定した伝送路の帯域;αで転送可能か否かを判定する(ステップS33)。
具体的には、帯域推定部2015は、第n録画予約候補の番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定する。この推定した帯域(ビットレート)をαnとする。
録画番組変更部2013は、帯域測定部2014が測定した伝送路の帯域;αと、帯域推定部2015が推定した第n録画予約候補の番組コンテンツの帯域;αnと、を比較し、α<αnの場合は、第n録画予約候補の番組コンテンツが、伝送路の帯域;αで転送不可能と判定する(ステップS33/No)。この場合、録画番組変更部2013は、第n録画予約候補の番組コンテンツを録画番組コンテンツとして不採用にする(ステップS34)。この場合、録画番組変更部2013は、例えば、図4(a)に示すように、第n(n=1)録画予約候補の番組コンテンツAの優先度を最下位に繰り下げて録画予約DB2022に登録したり、または、図4(b)に示すように、第n(n=1)録画予約候補の番組コンテンツAを録画予約DB2022から削除したりする。
次に、録画番組変更部2013は、第n録画予約候補に1を加算し(n←n+1)(ステップS35)、次の録画予約候補が録画予約DB2022に登録されているか否かを判定する(ステップS36)。
また、録画番組変更部2013は、ステップS33の判定において、α≧αnの場合は、第n録画予約候補の番組コンテンツが、伝送路の帯域;αで転送可能と判定する(ステップS33/Yes)。この場合、録画番組変更部2013は、第n録画予約候補の番組コンテンツを録画番組コンテンツとして採用する(ステップS37)。この場合、録画番組変更部2013は、例えば、図4(a)、(b)に示すように、第n(n=2)録画予約候補の番組コンテンツBの優先度をそのまま保持して録画予約DB2022に登録する。これにより、第n(n=2)録画予約候補の番組コンテンツBの優先度が第n(n=1)録画予約候補の番組コンテンツAの優先度よりも高くなるように録画予約DB2022の番組コンテンツを変更することができる。
次に、録画番組変更部2013は、伝送路の帯域;αから録画番組コンテンツとして採用した第n録画予約候補の番組コンテンツの帯域;αnを減算し、伝送路の残りの帯域を算出する(α←α-αn)(ステップS38)。そして、第n録画予約候補に1を加算し(n←n+1)(ステップS35)、次の録画予約候補が録画予約DB2022に登録されているか否かを判定する(ステップS36)。
録画番組変更部2013は、次の録画予約候補が録画予約DB2022に登録されている場合は(ステップS36/Yes)、ステップS33の処理に移行し、次の録画予約候補の番組コンテンツが、残りの伝送路の帯域;αで転送可能か否かを判定する(ステップS33)。
また、次の録画予約候補が録画予約DB2022に登録されていない場合は(ステップS36/No)、処理を終了する(End)。
<本実施形態の録画システムの作用・効果>
このように、本実施形態の録画システムを構成する録画装置200は、ユーザが明示的に録画したい番組コンテンツの指定操作が行われなくとも、EPGに含まれる番組コンテンツの中から録画予約候補の番組コンテンツを自動的に選択し、その選択した録画予約候補の番組コンテンツを録画予約DB2022に登録する。そして、録画予約DB2022に登録されている録画予約候補の番組コンテンツを、チューナ装置100から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更し、変更後の録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを基に、番組コンテンツの録画を実行する。これにより、伝送路の帯域が変動した場合でも番組コンテンツを録画することができる。また、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまうことも回避し、チューナ装置で受信した番組コンテンツBと同等のデータ品質の番組コンテンツを録画することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、番組コンテンツの放送波種別(BS放送、地上デジタル放送、CS放送、HD放送、SD放送など)を基に、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定することにした。
第2の実施形態では、番組コンテンツの放送波種別と録画モード種別(トランスコーダの使用の有無)とを基に、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定する。
チューナ装置100には、図7に示すように、トランスコーダ102が搭載されているものがある。トランスコーダ102は、チューナ部101で受信した番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を削減することができる。このため、トランスコーダ102の使用の有無に応じて番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)が変化する。
このため、本実施形態の帯域推定部2015は、番組コンテンツの放送波種別と録画モード種別(トランスコーダの使用の有無)とを基に、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定し、録画番組変更部2013は、帯域測定部2014が測定した伝送路の帯域と、帯域推定部2015が推定した各番組コンテンツの帯域と、を比較し、録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更する。
これにより、番組コンテンツに関する詳細情報を用いて、その番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定し、その推定した帯域を用いて、録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを変更することができる。以下、図7、図8を参照しながら、第2の実施形態について詳細に説明する。
<本実施形態の録画システムのシステム構成例>
まず、図7を参照しながら、本実施形態の録画システムのシステム構成例について説明する。
本実施形態の録画システムは、第1の実施形態と同様に構成し、チューナ装置100にトランスコーダ102が搭載されている点が第1の実施形態と異なる。
トランスコーダ102は、チューナ部101で受信した番組コンテンツのTSストリームのビットレートを削減することができる。
本実施形態の録画装置200には、おまかせ録画予約や、自動録画予約の条件設定にあたって、例えば、スポーツ番組はトランスコーダ102を使用せず、ビットレートの削減なしに録画するように設定されており、また、アニメ番組はトランスコーダ102を使用し、ビットレートを削減して録画するように設定されていると仮定する。
このため、例えば、図8(a)、(b)に示すように、第1録画予約候補の番組コンテンツAは、トランスコーダ102を使用せずに録画するように録画予約DB2022に設定されることになる(録画モードA)。また、第2録画予約候補の番組コンテンツB、第3録画予約候補の番組コンテンツCは、トランスコーダ102を使用して録画するように録画予約DB2022に設定されることになる(録画モードB)。
本実施形態の録画装置200は、第1の実施形態で説明した図6と同様な処理を行い、番組コンテンツA、番組コンテンツB、番組コンテンツCが同時刻帯の番組コンテンツとして重なっている場合に、第1録画予約候補の番組コンテンツAのデータ転送が不可能と判断し、第2録画予約候補の番組コンテンツB、第3録画予約候補の番組コンテンツCのデータ転送が可能と判断した場合は、図8(a)、(b)に示すように、番組コンテンツB、番組コンテンツCを番組コンテンツAよりも優先的に録画部2016で録画するように録画予約DB2022の番組コンテンツを変更する。これにより、第1の実施形態と同様に、録画予約DB2022に登録されている録画予約候補の番組コンテンツを、伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更し、変更後の録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを基に、番組コンテンツの録画を実行することができる。
<本実施形態の録画システムの作用・効果>
このように、本実施形態の録画システムを構成する録画装置200は、番組コンテンツの放送波種別(BS放送、地上デジタル放送、CS放送、HD放送、SD放送など)と録画モード種別(トランスコーダの使用の有無)とを基に、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定し、その推定した帯域(ビットレート)を用いて、録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを、伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更する。これにより、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を高精度に推定し、その推定した帯域(ビットレート)を用いて、録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを、伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することができる。なお、録画モード種別は、上述したトランスコーダ102の使用の有無の録画モードだけに限定せず、あらゆる録画モード種別を適用して各番組コンテンツの帯域を推定するように構築することも可能である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
上述した実施形態では、図1に示すように、チューナ装置100が1つの場合を例に説明した。第3の実施形態は、図9に示すように、チューナ装置100が複数(100-1〜100-n;nは、2以上の整数)存在し、同時刻帯に複数の番組を同時録画することが可能なシステムを構築する。この場合も、上述した実施形態と同様な問題が発生する。
例えば、チューナ装置100が2つ存在し、録画装置200では2つの番組コンテンツを同時録画することが可能なシステムを構築したと仮定する。この場合、2つのチューナ装置100-1,100-2から録画装置200に番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域(ビットレート)が変動した場合は、その2つの番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域を確保できない場合がある。もし、データ転送に必要な帯域を確保できない番組コンテンツを録画装置200で録画することになってしまった場合は、その番組コンテンツの録画ができなかったり、また、仮に番組コンテンツの録画ができたとしても、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまうことになる。このため、本実施形態の録画システムでは、2つの番組コンテンツの同時データ転送が不可能と判断した場合は、どちらか一方の番組コンテンツのデータ転送を行い、一方の番組コンテンツのみを録画装置200で録画する。これにより、伝送路の帯域が変動した場合でも番組コンテンツを録画することができる。また、番組コンテンツの一部が欠落したり、不完全な映像音声の番組コンテンツが録画されてしまうことも回避し、チューナ装置で受信した番組コンテンツと同等のデータ品質の番組コンテンツを録画することができる。
なお、本実施形態の録画装置200では、チューナ装置100の数を超えた番組コンテンツを録画部2016で同時に録画することができないため、録画部2016は、同時録画可能な番組コンテンツ数(規定数)の範囲内で、録画予約DB2022に登録されている複数の番組コンテンツの中から最終的に録画する番組コンテンツを決定し、その決定した番組コンテンツを録画することになる。なお、規定数とは、同時に録画可能な番組コンテンツ数のことであり、この規定数は、チューナ装置100の数の範囲内で録画装置200に設定される。このため、本実施形態の録画装置200は、図10に示すような処理動作を行うことが好ましい。
図10に示す処理動作は、第1の実施形態で説明した図6に示す処理動作とほぼ同様な処理を行い、ステップA1で行う処理が新たに追加されている。
本実施形態の録画番組変更部2013は、第n録画予約候補の番組コンテンツを録画番組コンテンツとして採用した場合に(ステップS37)、録画番組コンテンツとして採用した番組コンテンツの数が規定数(録画部2016で同時録画可能な番組コンテンツ数)を満たしたか否かを判定する(ステップA1)。
録画番組変更部2013は、規定数を満たした場合は(ステップA1/Yes)、録画部2016で同時に録画可能な番組コンテンツ数分の番組コンテンツを確保したため、処理を終了する(End)。また、規定数を満たしていない場合は(ステップA1/No)、録画部2016で同時に録画可能な番組コンテンツ数分の番組コンテンツを確保していないため、伝送路の帯域;αから録画番組コンテンツとして採用した第n録画予約候補の番組コンテンツの帯域;αnを減算し、伝送路の残りの帯域を算出する(α←α-αn)(ステップS38)。そして、第n録画予約候補に1を加算し(n←n+1)(ステップS35)、次の録画予約候補が録画予約DB2022に登録されているか否かを判定する(ステップS36)。
<本実施形態の録画システムの作用・効果>
このように、本実施形態の録画システムを構成する録画装置200は、録画装置200において同時録画可能な番組コンテンツ数(規定数)の範囲内で、録画予約DB2022に登録されている番組コンテンツを、伝送路の帯域(ビットレート)でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することで、無駄な変更処理を行わずに済むことができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
上述した実施形態では、図4、図8に示すように、同時刻帯に放送される番組コンテンツ毎に番組コンテンツの変更を行うことにした。しかし、一部分でも放送時間帯が重複してしまうと全ての番組コンテンツを録画できない場合が発生する。このため、一部分でも放送時間帯が重複している番組コンテンツの範囲内で番組コンテンツの変更を行うことが好ましい。これにより、一部分でも放送時間帯が重複している番組コンテンツの中で優先的に録画する番組コンテンツを決定することができる。
例えば、図11に示すように、番組コンテンツEと番組コンテンツFは、放送開始時刻と放送終了時刻とが異なっているが、同じ放送時間帯を共有していると仮定する。この場合、番組コンテンツEと番組コンテンツFは放送時間帯が一部分でも重複してしまうことになる。もし、1番組しか録画部2016で録画できない場合は、番組コンテンツEと番組コンテンツFの何れか一方の番組コンテンツしか録画できない。このため、一部分でも放送時間帯が重複している番組コンテンツE、Fの範囲内で番組コンテンツの変更を行うことが好ましい。これにより、一部分でも放送時間帯が重複している番組コンテンツE、Fの中で優先的に録画する番組コンテンツを決定することが可能となる。例えば、第1録画予約候補の番組コンテンツEの録画開始前に伝送路の帯域を測定し、その測定した伝送路の帯域で番組コンテンツEのデータ転送が不可能で、第2録画予約候補の番組コンテンツFのデータ転送が可能と判断した場合は、図11(b)に示すように、第2録画予約候補の番組コンテンツFを第1録画予約候補に変更し、録画予約DB2022に登録する。これにより、録画部2016は、番組コンテンツFの録画を優先的に実行することが可能となる。なお、図11(b)では、番組コンテンツEを第2録画予約候補に変更し、録画予約DB2022に登録する例を示したが、番組コンテンツEを録画予約DB2022から削除することも可能である。
<本実施形態の録画システムの作用・効果>
このように、本実施形態の録画システムを構成する録画装置200は、番組コンテンツの放送時間帯が一部分でも重複している番組コンテンツの範囲内で、上述した番組コンテンツの変更処理を行うことで、番組コンテンツの放送時間帯が一部分でも重複している番組コンテンツの範囲の中から、伝送路の帯域が変動した場合でも録画することができる番組コンテンツを録画装置200で録画することができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
上述した実施形態では、録画番組変更部2013の処理は、番組コンテンツの録画を開始する前に行うことを前提とした。しかし、番組コンテンツの録画実行中に行うことも可能である。
例えば、図11(a)に示す第1録画予約候補の番組コンテンツEの録画実行中に、伝送路の帯域を測定し、その測定した伝送路の帯域で番組コンテンツEのデータ転送が不可能で、第2録画予約候補の番組コンテンツFのデータ転送が可能と判断した場合は、図11(b)に示すように、第2録画予約候補の番組コンテンツFを第1録画予約候補に変更し、録画予約DB2022に登録する。これにより、録画部2016は、第1録画予約候補の番組コンテンツEの録画実行中に、その番組コンテンツEのデータ転送が不可能と判定した段階で、その番組コンテンツEの録画を中止し、データ転送可能な第2録画予約候補の番組コンテンツFの録画を開始することになる。これにより、録画実行中の番組コンテンツEのデータ転送が不可能と判断した時点て、データ転送可能な他の録画予約候補の番組コンテンツFの録画を実行することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、番組コンテンツの放送波種別や、録画モード種別を基に、番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定することにした。しかし、上記特許文献2のように、EPG(Electric Program Guide)に番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)が記述されている場合には、そのEPGに記述されている帯域(ビットレート)を予約管理DB2022で管理し、その番組コンテンツ毎の帯域(ビットレート)を用いて各番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域(ビットレート)を推定するように構築することも可能である。
また、上述した本実施形態における録画システムを構成する各装置における制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することになる。
また、本実施形態における録画システムは、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
本発明は、TVがワイヤレスで視聴できるTV機能付PC等に適用可能である。
1 アンテナ
100 チューナ装置
101 チューナ部
102 トランスコーダ
200 録画装置
201 制御部
2011 EPG取得部
2012 録画番組選択部
2013 録画番組変更部
2014 帯域測定部
2015 帯域推定部
2016 録画部
202 記憶部
2021 番組情報DB
2022 録画予約DB
203 番組コンテンツ記録部

Claims (14)

  1. 少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画装置であって、
    前記録画装置で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする録画装置。
  2. 少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画手段と、
    前記録画手段で録画する番組コンテンツを変更する変更手段と、を有し、
    前記変更手段は、
    前記録画手段で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする録画装置。
  3. 前記録画手段で録画する番組コンテンツを管理する管理手段と、
    前記伝送路の帯域を測定する測定手段と、を有し、
    前記変更手段は、
    前記管理手段で管理する番組コンテンツを、前記測定手段で測定した伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする請求項2記載の録画装置。
  4. 番組コンテンツのデータ転送に必要な帯域を前記管理手段で管理する番組コンテンツ毎に推定する推定手段を有し、
    前記変更手段は、
    前記測定手段で測定した前記帯域と、前記推定手段で推定した番組コンテンツ毎の前記帯域と、を比較し、
    前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送可能な番組コンテンツを、前記録画手段で録画可能な番組コンテンツに変更し、
    前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送不可能な番組コンテンツを、前記録画手段で録画不可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする請求項3記載の録画装置。
  5. 前記管理手段は、
    前記録画手段で録画する番組コンテンツの優先順位を特定するための優先度を、前記番組コンテンツに対応付けて管理し、
    前記変更手段は、
    前記優先度の高い番組コンテンツから順番に前記比較を行い、
    前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送可能な番組コンテンツの優先度が、前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送不可能な番組コンテンツの優先度よりも高くなるように前記優先度を変更することを特徴とする請求項4記載の録画装置。
  6. 前記変更手段は、
    前記録画手段で録画可能な番組コンテンツに変更した番組コンテンツの数が、前記録画手段で同時に録画可能な番組コンテンツの規定数になった場合に、前記比較を終了することを特徴とする請求項4または5記載の録画装置。
  7. 前記変更手段は、
    前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送不可能な番組コンテンツを前記管理手段から削除することを特徴とする請求項4から6の何れか1項に記載の録画装置。
  8. 前記管理手段は、
    番組コンテンツの放送波種別と、番組コンテンツの録画モード種別と、番組コンテンツを転送する際に使用する伝送路の帯域と、の少なくとも1つの情報を、前記番組コンテンツに対応付けて管理し、
    前記推定手段は、
    前記放送波種別と、前記録画モード種別と、前記伝送路の帯域と、の少なくとも1つの情報を基に、前記番組コンテンツ毎の前記帯域を推定することを特徴とする請求項4から7の何れか1項に記載の録画装置。
  9. 前記変更手段は、
    番組コンテンツの録画中に、前記比較を行い、
    録画中の番組コンテンツが前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送不可能な場合は、前記録画中の番組コンテンツの録画を中止し、前記測定手段で測定した前記帯域でデータ転送可能な番組コンテンツを録画するように制御することを特徴とする請求項4から8の何れか1項に記載の録画装置。
  10. EPG(Electric Program Guide)に含まれる番組コンテンツの中から前記録画手段で録画する番組コンテンツを自動的に選択する選択手段を有し、
    前記管理手段は、
    前記選択手段で自動的に選択された番組コンテンツを前記録画手段で録画する番組コンテンツとして管理することを特徴とする請求項3から9の何れか1項に記載の録画装置。
  11. 前記変更手段は、
    番組コンテンツの放送時間帯が一部分でも重複している番組コンテンツの範囲内で、前記録画手段で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする請求項2から10の何れか1項に記載の録画装置。
  12. 少なくとも1つのチューナ装置と、前記チューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画装置と、を有して構成する録画システムであって、
    前記録画装置は、
    当該録画装置で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする録画システム。
  13. 少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画工程と、
    前記録画工程で録画する番組コンテンツを変更する変更工程と、を有し、
    前記変更工程は、
    前記録画工程で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とする制御方法。
  14. 少なくとも1つのチューナ装置から伝送路を介して受信した番組コンテンツを録画する録画処理と、
    前記録画処理で録画する番組コンテンツを変更する変更処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記変更処理は、
    前記録画処理で録画する番組コンテンツを、前記伝送路の帯域でデータ転送可能な番組コンテンツに変更することを特徴とするプログラム。
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