JP2010239225A - インターホンシステム - Google Patents

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Akihiro Yahagi
安希博 矢作
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Nohmi Bosai Ltd
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

【課題】就寝時に、呼出音がなっても、安眠妨害にならないインターホンシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】住宅情報盤にタイマを設け、たとえば、23時になったときに、スピーカに接続されている可変増幅回路のゲインを低下させるか無音にする。または、23時以降であって、集合玄関機から呼出があったときに、スピーカに接続されている可変増幅回路のゲインを低下させるか無音にする。さらに、可変増幅回路のゲイン低下に加えて、表示手段への電源供給を行わないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターホンシステムに関する。
マンション等の集合住宅には、インターホンシステムが設けられている。このインターホンシステムは、集合玄関に設けられる集合玄関機と、住戸内に設けられ、その集合玄関機からの呼出時に呼出音を発生する住宅情報盤と、住宅情報盤と集合玄関機とのインターホン通話を制御する制御装置によって構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
住宅情報盤では、集合玄関機やドアホンから呼出があった場合には、呼出音を必ず出力する。住宅情報盤には、この呼出音を調整するためのボリューム(またはスイッチ)が設けられている。このボリュームを調整することによって、居住者は、最適な呼出音の音量に調整することができる。
また、集合玄関機からの呼出時には、住宅情報盤では、映像を表示するLCD等のモニタ(表示手段)のバックライトが点灯し、集合玄関に居る訪問者の映像を表示する。
特開2000−196764号公報
ところで、夜間、子供が寝ているときに、昼間に発生する呼出音の音量と同じ音量で、住宅情報盤から呼出音が出力されると、子供が目を覚ます場合がある。また、家族全員が就寝している際に、酔った人が誤って集合玄関機から自住戸を呼び出すと、呼出音が鳴るだけではなく、映像を表示するLCDのバックライトに電源が供給され、所定時間、LEDが点灯し、部屋が明るくなるという問題がある。
また、深夜に働く人等、昼間就寝している人にとっては、昼間に、上記問題が発生する。
本発明は、就寝時に、呼出音がなっても、安眠妨害にならないインターホンシステムを提供することを目的とする。
本発明は、住宅情報盤にタイマを設け、たとえば、23時になったときに、スピーカの増幅器のゲインを低下させるか無音にする。または、23時以降であって、集合玄関機からの呼出があったときに、スピーカの増幅器のゲインを低下させるか無音にする。さらに、増幅器のゲイン低下に加えて、表示手段への電源供給を行わないようにする。
本発明によれば、就寝時に、呼出音がなっても、安眠妨害にならないという効果を奏する。
本発明の実施例1であるインターホンシステム100を示すブロック図である。 インターホンシステム100に設けられている住宅情報盤JB101を示す斜視図である。 住宅情報盤JB101の内部構成を示す図である。 実施例1において、就寝開始時刻、就寝終了時刻を設定する場合の説明図である。
発明を実施するための形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるインターホンシステム100を示すブロック図である。
インターホンシステム100は、集合住宅の各住戸に設置され、集合玄関機10からの呼出信号を受信したときに、呼出音を出力する住宅情報盤JB101、…、JB303、…と、集合住宅の集合玄関に設けられている集合玄関機10と、上記住宅情報盤と集合玄関機10との間におけるインターホン通話を制御する制御装置20と、管理室親機30とを有する。なお、管理室親機30は、管理室に設けられ、住宅情報盤JB101、…、303、…と基本的には同様な機能を有し、制御装置20に接続されている。
これらの機器は、制御信号線Lcと音声信号線Laと映像信号線Lvとを介して、互いに接続され、また、制御装置20に接続されている。
101号室の住戸用として、住宅情報盤JB101が設けられ、303号室の住戸用として、住宅情報盤JB303が設けられている。また、住宅情報盤JB101に、玄関子機C101が接続され、住宅情報盤JB303に、玄関子機C303が接続されている。
図2は、インターホンシステム100に設けられている住宅情報盤JB101を示す斜視図である。
住宅情報盤JB101の表面には、操作手段41と、通話釦B7と、表示手段42と、注意灯ランプLA1とが設けられている。また、操作手段41には、メニュー釦B1と、上移動釦B2と、下移動釦B3と、決定釦B4と、火災釦B5と、復旧釦B6とが設けられている。表示手段42は、後述の映像表示手段62またはLED表示手段63である。
なお、住宅情報盤JB101以外の住宅情報盤の構成は、住宅情報盤JB101の構成と同様である。
図3は、住宅情報盤JB101の内部構成を示す図である。
住宅情報盤JB101は、スピーカSP1と、マイクM1と、制御手段31と、送受信手段32と、通話手段33と、操作手段41と、設定手段43と、タイマ44と、呼出音生成手段51と、可変増幅回路52と、増幅率調整回路53と、電源部61と、LED表示手段62と、映像表示手段63と、スイッチ64とを有する。
マイクM1は、住宅情報盤JB101を使用する居住者の音声を入力し、音声信号を出力する。制御手段31は、住宅情報盤JB101の全体を制御する。
操作手段41は、表示手段42に表示されている内容に応じて、就寝開始時刻、就寝終了時刻等を設定する場合等に使用する。設定手段43は、就寝開始時刻、就寝終了時刻を設定(記憶)する手段である。タイマ44は、現在時刻情報を出力する。
スピーカSP1は、呼出音を出力する手段であり、また、集合玄関機10の前に居る訪問者等の声や、一斉放送の音声を、住宅情報盤JB101を使用する居住者に出力する。呼出音生成手段51は、制御手段31による指令に応じてスピーカSP1で発生する呼出音を生成する。可変増幅回路52は、スピーカSP1に接続され、音声信号の増幅率を変化させる。
増幅率調整回路53は、設定手段43に設定されている時刻になったときに、または、上記就寝開始時刻から就寝終了時刻までの時間帯である就寝時間帯に集合玄関機10から呼出信号を受信したときに、可変増幅回路52の増幅率を低下させる。
電源部61は、LED表示手段62、映像表示手段63、その他の回路に電源を供給する手段である。LED表示手段62は、点灯させて、訪問者が呼出したことを示す。映像表示手段63は、バックライトが点灯し、訪問者の映像を表示する。スイッチ64は、映像表示手段63への電源供給を制御する。
制御手段31は、設定手段43に設定されている時刻になったとき、または、就寝時間帯に集合玄関機10からの呼出信号を受信したときに、映像表示手段63へ電源供給する時間を、通常時よりも短くする。たとえば、通常時、電源供給される時間がたとえば45秒間なら、これを、たとえば5〜10秒間に短縮する。なお、通常時よりも短くする場合、0秒にすることも含む。また、制御手段31は、映像表示手段63への電源供給を遮断する遮断回路の例である。
なお、住宅情報盤JB101以外の住宅情報盤の内部構成は、住宅情報盤JB101の内部構成と同様である。
次に、実施例1の動作について説明する。まず、実施例1において、就寝開始時刻、就寝終了時刻を設定する動作について説明する。
図4は、実施例1において、就寝開始時刻、就寝終了時刻を設定する場合の説明図である。
S1で、図4(1)に示すように、表示手段42に、メニュー画面を表示する。このメニューのうちで、「就寝開始時刻を設定」を選択する。つまり、上下キー(上移動釦B2、下移動釦B3)を使用して、「就寝開始時刻を設定」を選択し、決定釦B4を押す。そして、S2で、図4(2)に示すように、表示手段42に、設定する就寝開始時刻の候補を表示し、上下キー(上移動釦B2、下移動釦B3)を使用して、たとえば「24:00」を選択し、決定釦B4を押す。また、S3で、図4(3)に示すように、表示手段42に、設定する就寝終了時刻の候補を表示し、上下キー(上移動釦B2、下移動釦B3)を使用して、たとえば「6:00」を選択し、決定釦B4を押す。これによって、24:00〜6:00の就寝時間帯が設定手段43に設定される。
次に、集合玄関に訪問者が来て、集合玄関機10から住戸の居住者を呼ぶ場合の動作について説明する。
まず、集合玄関機10に設けられているテンキー(図示せず)等を操作して住戸番号を入力し、呼出釦(図示せず)を押す。これによって、制御信号線Lcを介して、呼出信号が出力され、たとえば、住宅情報盤JB101の送受信手段32が上記呼出信号を受信する。そして、呼出音生成手段51が生成した呼出音が、スピーカSP1から出力される。また、同時に映像表示手段63に電源部61から電源が供給され、バックライトが点灯し、訪問者の映像が表示される。
この呼出音の音量は、スピーカSP1に接続されている可変増幅回路52の増幅率を調整する増幅率調整回路53によって調整される。通常時の時間帯、つまり就寝時間帯でない日中の時間帯であれば、住戸のどの部屋にいても、呼出音の音が聞こえる程度の音量に設定されている。
タイマ44は、現在の時刻情報を制御手段31に出力し、制御手段31が、設定手段43に登録されている就寝開始時刻になったことを判断すると、増幅率調整回路53が、可変増幅回路52の増幅率(ゲイン)を、夜間用の増幅率に調整する。この夜間用の増幅率は、非常に小さな呼出音しか出力しないようにする増幅率である。たとえば、可変増幅回路52に、増幅レベル3、2、1を設定することができ、昼間には、たとえばレベル3を設定し、就寝時間帯には、たとえば、レベル1に低下させる。また、同時に、映像表示手段63に接続されている遮断用のスイッチ64をオフ状態にする。
なお、増幅率を低下させる例の1つとして、無音になる増幅率を設定するようにしてもよい。
この状態で、たとえば、深夜酔った人により、誤って集合玄関機10から呼出があったとしても、呼出音は、非常に小さな音であるので、住戸の子供が寝ていても、その呼出音によって、目を覚ますことがない。
また、スイッチ64(遮断回路)がオフするので、映像表示手段63には電源が供給されず、したがって、映像表示手段63が点灯することはないので、照明が落とされた室内がバックライトの光によって明るくなり、睡眠が妨げられることもない。
なお、発光量の小さいLED表示手段62だけを、点灯させて、訪問者が呼出したことを示すようにしてもよい。
タイマ44からの時刻情報により、制御手段31が設定手段43に登録された終了時刻になったことを判断すると、遮断回路64はオン状態になり、また増幅率も通常時の状態に戻される。
なお、上記実施例では、就寝開始時刻になると、可変増幅器52の増幅率を低下させるが、このようにする代わりに、就寝開始時刻から就寝終了時刻までの就寝時間帯に集合玄関機10からの呼出信号を受信したときに、増幅率を低下させたり、遮断回路(スイッチ64)をオフにするようにしてもよい。
また、映像表示手段63については、通常時であれば、呼出信号が出力されている間、点灯しているが、この点灯時間を、就寝時間帯では、短くするようにしてもよい。
上記実施例1において、表示手段42の点灯に関しては、映像表示手段63への電源供給は、通常であれば、たとえば45秒であるが、夜間時には、たとえば5〜10秒程度と短くするか、映像表示手段63への電源供給を行わずに、LED表示手段62のみを表示することによって、呼出を表示するようにする。
なお、タクシーの運転手等が夜勤明けで日中に寝る場合、この場合にも就寝時間帯を設定して住宅情報盤JB101の呼出音で安眠を妨げられないようにすることが便利である。この場合における「就寝開始時刻」は、通常の場合における午後11時〜早朝の間の時刻であることは勿論のこと、上記日中に就寝し、明け方に就寝を開始する場合、「就寝開始時刻」は、午前8〜午後2時等である。
また、上記実施例において、就寝時間帯に、静かな音質、優しいメロディー(音階)で呼出音を出力するようにしてもよい。
さらに、就寝時間帯に、映像表示手段63の輝度を低下させる、つまり、発光量を制限するようにしてもよく、また、映像表示手段63における発光時間を短縮するようにしてもよい。
なお、就寝時間帯においては、音声と表示との両方を動作させないようにすることが望ましいが、いずれか一方だけを動作させるようにしてもよい。
なお、本実施例では、就眠する際に、就寝の開始時刻と終了時刻とを設定するが、以下のようにしてもよい。
たとえば、設定手段に、簡易的な就寝モードを設けるようにしてもよい。この就寝モードは、就寝モードを設定してから、たとえば、3時間にわたって、自動的に呼出音の音を小さくすると共に、映像表示手段への電源の供給を通常時よりも短くするモードである。
たとえば、住宅情報盤に特別のスイッチを設けることによって、この就寝モードがオンになるようにしてもよく、または、表示手段が表示するメニュー項目の1つに、就寝モードを設け、就寝の開始時刻を選択するのと同様に、就寝モードを選択できるようにしてもよい。
このように就寝モードを設けることによって、夜勤明けなどで疲れて帰宅したときに、この就寝モードを選択すれば、直ちに、3時間にわたって就寝時間帯を設定でき、安眠を妨げられることがなくなる。
100…インターホンシステム、M1…マイク、31…制御手段、41…操作手段、
42…表示手段、43…設定手段、44…タイマ、51…呼出音生成手段、
52…可変増幅回路、53…増幅率調整回路、62…LED表示手段、
63…映像表示手段、64…スイッチ。

Claims (3)

  1. 集合住宅の集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸に設置され、上記集合玄関機からの呼出信号を受信したときに、呼出音を出力する住宅情報盤と、上記住宅情報盤と上記集合玄関機とのインターホン通話を制御する制御装置とによって構成されているインターホンシステムにおいて、
    上記住宅情報盤は、
    就寝開始時刻、就寝終了時刻を設定する設定手段と;
    上記呼出音を出力するスピーカと;
    上記スピーカに接続され、増幅率を変化させる可変増幅回路と;
    上記設定手段に設定されている就寝開始時刻になったときに、または、就寝時間帯に上記集合玄関機から呼出信号を受信したときに、上記可変増幅回路の増幅率を低下させる増幅率調整回路と;
    を有することを特徴とするインターホンシステム。
  2. 集合住宅の集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸に設置され、上記集合玄関機からの呼出信号を受信したときに、映像表示手段を起動する住宅情報盤と、上記住宅情報盤と上記集合玄関機とのインターホン通話を制御する制御装置とによって構成されているインターホンシステムにおいて、
    上記住宅情報盤は、
    就寝開始時刻、就寝終了時刻を設定する設定手段と;
    上記設定手段に設定されている就寝開始時刻になったとき、または、就寝時間帯に上記集合玄関機からの呼出信号を受信したときに、上記映像表示手段へ電源供給する時間を、通常時よりも短くするように制御する制御手段と;
    を有することを特徴とするインターホンシステム。
  3. 請求項2において、
    上記映像表示手段への電源供給を遮断する遮断回路を有することを特徴とするインターホンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014192555A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 制御システム、制御方法及びコンピュータプログラム

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