JP2010237838A - ストレージシステム、および情報格納方法 - Google Patents

ストレージシステム、および情報格納方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二次側ストレージ装置を含むシステムの管理作業を簡略化する。
【解決手段】第1の制御部は、ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を二次側ストレージ装置に要求する要求部と、二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、一次側記憶領域に対応付けて二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、一次側記憶領域に格納されたデータを二次側記憶領域に転送する転送部として機能する。第2の制御部は、一次側ストレージ装置から、一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、要求にしたがってストレージ部に二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、確保した二次側記憶領域を識別する情報を第1のストレージ装置に報告する報告部として機能する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ストレージシステムに関する。
今日、コンピュータユーザは、第1のコンピュータシステムの稼働地点から離れた遠隔地に第2のコンピュータを設置する場合がある。この場合、第1のコンピュータシステムは、主に、ユーザの業務遂行に利用される。一方、第2のコンピュータシステムの用途と設置目的は様々であるが、例えば、データのバックアップ用のコンピュータシステムが設置される場合がある。この場合に、第1のコンピュータシステムが設置された地点は、業務サイトと呼ばれる。一方、データのバックアップ用のコンピュータシステムが設置される地点は、バックアップサイトと呼ばれる。
バックアップサイトは単なるデータ保管庫であると考えてもよい。したがって、バックアップサイトに設置されるシステムとしては、極力簡潔な構成のものが望まれる。一般的には、コンピュータシステムは、サーバとストレージ装置とを含む。また、保守作業を実行するための保守用コンピュータが設置される場合もある。
従来は、例えば、システムの設計段階で、業務サイトのストレージ装置のボリュームの構成に対応付けて、バックアップサイトのストレージ装置が構築されることが多い。そして、業務サイトのストレージ装置から、バックアップサイトのストレージ装置に遠隔地間コピーが実行されている。ストレージ装置の構成または容量の変更をしない場合には、バックアップサイトに業務サイトのサーバと同様のサーバを設置しなくてもよかった。
しかしながら、コンピュータシステムが処理すべきデータ量は、ユーザの業務拡大に伴って増大する。したがって、コンピュータシステムの運用開始後、当初の設計段階のストレージ装置の構成、あるいは、容量から、構成の変更あるいは容量が拡大することが多い。例えば、当初のストレージ装置に対して、ボリュームの追加割り当てを行いたいという要望が生じることがある。
このようなストレージ装置の構成の変更あるいは容量の拡大、例えば、ボリュームの追加割り当てが業務サイトで実行されると、同様の操作が、バックアップサイトのストレージ装置に対して行われることになる。このため、このようなストレージ装置の構成あるいは容量の拡大に備えて、バックアップサイトには、少なくとも、保守作業を実行するための保守用コンピュータが備えられていた。そして、バックアップサイトのストレージ装置においても、業務サイトのストレージ装置に対してなされた操作と同様、ボリュームの追加等、ストレージ装置に対するボリュームの管理作業が行われていた。
特開2005−18185号公報
このように、従来の技術では、業務サイトとバックアップサイトを含むシステムにおいて、システムの管理作業が十分には簡略化されていなかった。開示の実施形態の課題は、複写元のストレージ装置と、複写先のストレージ装置を含むシステムの管理作業あるいは管理作業のための構成を簡略化する技術を提供することである。
開示の実施形態は、複写元の一次側ストレージ装置と、複写先の二次側ストレージ装置とを含むストレージシステムとして例示される。一次側ストレージ装置は、記憶領域の確保が可能なストレージ部と、ストレージ部を制御する第1の制御部とを備える。そして、第1の制御部は、ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を二次側ストレージ装置に要求する要求部と、二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、一次側記憶領域に対応付けて二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、一次側記憶領域に格納されたデータを二次側記憶領域に転送する転送部として機能する。
また、二次側ストレージ装置は、記憶領域の確保が可能なストレージ部と、ストレージ部を制御する第2の制御部とを備える。そして、第2の制御部は、一次側ストレージ装置から、一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、要求にしたがって自装置のストレージ部に二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、確保した二次側記憶領域を識別する情報を第1のストレージ装置に報告する報告部として機能する。
開示の実施形態によれば、複写元のストレージ装置と、複写先のストレージ装置を含むシステムの管理作業あるいは管理作業のための構成を簡略化できる。
バックアップサイトの構成を一部簡略化した情報システムを例示する図である。 実施例1に係る情報システムの構成の概要を例示する図である。 具体的な情報システムの構成を例示する図である。 第1のストレージ装置の機能ブロック図である。 第2のストレージ装置の機能ブロック図である。 割り当て情報を例示する図である。 多段コピーの処理を例示する図である。 終了処理の手順を例示する図である。 実施例4の情報システムの構成を例示する図である。 ストレージ装置Aの筐体情報の例である。 ストレージ装置Cの筐体情報の例である。 ストレージ装置Dの筐体情報の例である。 ストレージ装置Aの割り当て情報の例である。 ストレージ装置Cの割り当て情報の例である。 ストレージ装置Dの割り当て情報の例である。 コピー処理のセッションの状態を例示する図である。 コピー処理開始時の処理フローを例示する図である。 コピー処理終了時の処理フローを例示する図である。
以下、図面を参照して、一実施形態に係る情報システムを説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本情報システムは実施形態の構成には限定されない。
図1は、本情報システムの比較例として、バックアップサイトの構成を一部簡略化した情報システム500を例示する。情報システム500は、業務サイトのコンピュータシス
テムと、バックアップサイトのコンピュータシステムとを含む。業務サイトのコンピュータシステムは、業務サーバと、第1のストレージ装置と、保守用パーソナルコンピュータとを含む。以下、パーソナルコンピュータは、PCと省略される。業務サーバとストレージ装置とは、入出力(I/O)インターフェースで規定される経路で接続される。そのような入出力インターフェースとしては、例えば、Fibre Channel(FC)、Internet Small Computer System Interface(iSCSI)、AT Attachment(ATA)等が知られている。また、第1のストレージ装置と保守用PCとの間は、制御Local Area Network(LAN)等のネットワークで接続される。
業務サーバは、ユーザの様々な業務遂行に伴う情報処理を実行する。例えば、オンライントランザクション処理等が実行される。第1のストレージ装置は、業務サーバが処理対象とする各種データを格納する。保守用PCは、ユーザ操作にしたがって、各種保守作業、例えば、新たなボリュームの第1のストレージ装置での割り当て等を実行する。
一方、バックアップサイトのコンピュータシステムは、第2のストレージ装置と、保守用PCとを含む。図1の構成では、バックアップサイトのサーバは、設けられていない。第2のストレージ装置は、第1のストレージ装置との間で、遠隔コピー用の経路で接続される。遠隔コピー用の経路として、FCによる経路が例示できる。また他に、遠隔コピー用の経路としては、Wide Area Network(WAN)等の一般公衆回線、Virtual Private Network(VPN)等の仮想的な専用回線、あるいは個別に構築された専用回線と、ファイバーチャネルとを接続した経路が例示できる。
情報システム500では、第1のストレージ装置で定義されたボリュームと同様のボリュームが、第2のストレージ装置でも定義されている。例えば、情報システム500の初期の構築時に、第2のストレージ装置には、第1のストレージ装置のボリュームをバックアップするためのボリュームが定義される。その場合に、第2のストレージ装置のボリュームの容量は、第1のストレージ装置で定義されたボリュームと同一か、または、第1のストレージ装置で定義されたボリュームより大きい。したがって、第1のストレージ装置と第2のストレージ装置との間で遠隔コピーを実行することで、第1のストレージ装置が保持するデータのバックアップが、第2のストレージ装置に作成される。このような遠隔コピーの機能は、例えば、第1のストレージ装置と第2のストレージ装置のそれぞれの制御部に搭載される。
また、業務サイトの保守用PCによって、第1のストレージ装置に、新たなボリュームの追加が行われた場合には、バックアップサイトの保守用PCによって、第2のストレージ装置にもボリュームが追加される。このようにして、ボリュームの追加がなされた後、第1のストレージ装置と第2のストレージ装置のそれぞれの制御部にて、追加されたボリューム内で追加あるいは更新されたデータが第1のストレージ装置から第2のストレージ装置にコピーされるように設定される。これによって、新たなボリュームについても、遠隔コピーが実行される。
しかし、情報システム500の構成では、バックアップサイトにて保守用PCが用いられることになる。また、バックアップサイトの保守用PCを通じて、業務サイトで行われた操作と同等の操作がバックアップサイトでもなされることになる。このため、操作ミスが引き起こされる場合もある。
図2は、本実施例に係る情報システム1の構成の概要を例示する。情報システム1は、業務サイトに、業務サーバ2、バックアップサーバ3、FCスイッチ4、第1のストレージ装置5(一次側ストレージ装置に相当)を有する。また、情報システム1は、バックアップサイトに第2のストレージ装置6(二次側ストレージ装置に相当)を有する。第1の
ストレージ装置5と第2のストレージ装置6とは、遠隔コピーの経路7で接続される。
業務サーバ2は、ユーザの業務サイトでの様々な処理を実行するコンピュータである。バックアップサーバ3は、情報システム1において、各種業務データのバックアップ、複製等を管理するサーバである。バックアップサーバ3は、例えば、ユーザからのバックアップ対象のボリュームの指定の受け付け、指定されたボリュームのバックアップ処理への登録、バックアップ処理の実行をストレージ装置に指示すること等を実行する。以下、データのバックアップ、複製等の処理は、コピー処理と呼ばれる。
より具体的には、コピー処理とは、第1のストレージ装置5が記憶するデータを第2のストレージ装置6にも記憶させておく処理をいう。本実施例のコピー処理では、第1のストレージ装置5のうち、コピー処理の対象とすべき論理ボリュームが指定される。論理ボリュームは、各種のストレージ装置における、ひとまとまりの記憶領域である。そして、コピー処理の対象として指定された論理ボリューム内にデータ追加、更新があると、追加あるいは更新されたデータが、第2のストレージ装置6においても追加あるいは更新される。すなわち、一旦コピー処理の対象に設定されると、第1のストレージ装置のコピー処理対象の論理ボリュームのデータの追加、更新が、第2のストレージ装置6の論理ボリュームに反映されることになる。このような処理は、同期処理とも呼ばれる。
FCスイッチ4は、複数のFC等の信号経路間を接続するインターフェースである。図2の構成では、業務サーバ2と、バックアップアップサーバ3とが、FCスイッチ4を経由して、FC等の信号経路を通じて第1のストレージ装置5にアクセスする。また、遠隔コピーの経路7は、例えば、FC等の信号経路である。ただし、遠隔コピーの経路7は、途中にWANその他の遠距離通信路を経由して、FC等の信号経路同士を接続したものであってもよい。
以上の構成は、図1の場合と同様である。ただし、図2の情報システム1の場合には、図1の情報システム500と比較して、保守用PCがバックアップサイトに設けられていない。
すなわち、情報システム1では、バックアップサイトにサーバがないことに加えて、さらに、保守用PCがない。情報システム1では、第1のストレージ装置5から第2のストレージ装置6へのバックアップ処理が起動されるときに、コピー先の論理ボリュームが作成される。
ここで、第1のストレージ装置5、および第2のストレージ装置6は、ともに、複数台の外部記憶装置、例えば、ハードディスク駆動装置を有する。ハードディスク駆動装置のような外部記憶装置では、それぞれ、記憶領域が、所定の固定長の記憶領域に区切られている。このような固定長の記憶領域は、ブロック、あるいは、エクステントなどと呼ばれる。
第1のストレージ装置5、および第2のストレージ装置6は、それぞれ、複数台の外部記憶装置を組み合わせて、1台の論理的な外部記憶装置を形成する。このような論理的な外部記憶装置は、例えば、Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)等の装
置として提供される。この論理的な外部記憶装置は、1以上の論理ボリュームを含む。論理ボリュームは、第1のストレージ装置5、および第2のストレージ装置6が、業務サーバ2、バックアップサーバ3等の上位側のコンピュータに、記憶領域を提供する単位である。このような論理ボリュームは、バックアップサーバ3等の上位側のコンピュータからは、論理的な記憶装置として認識される。上位側のコンピュータは、このような論理ボリュームをドライブ、あるいは、パーティションという名称でユーザに提供する。論理ボリ
ュームに含まれるブロック、あるいは、エクステントは、物理的には、複数の外部記憶装置に分散して配置されることもある。
第1のストレージ装置5、および第2のストレージ装置は、それぞれの論理ボリュームが、実際の物理的な外部記憶装置のどのブロック、あるいは、エクステントを含むかを管理している。すなわち、第1のストレージ装置5、および第2のストレージ装置6は、それぞれの論理ボリューム内のブロック、あるいは、エクステントと、実際の物理的な外部記憶装置のブロック、あるいは、エクステントとの関係を定義するマッピング情報を有する。
したがって、例えば、バックアップサーバ3は、第1のストレージ装置5に、論理ボリュームの単位でコピー処理の起動を指示する(矢印A1)。このとき、バックアップサーバ3は、コピー処理の対象となる第1のストレージ装置5の論理ボリュームと、コピー先である第2のストレージ装置6を指定する。このような指定は、例えば、バックアップサーバ3に接続される端末上で、ユーザが指示するようにしてもよい。今、このコピー対象の論理ボリュームは、LV1であると仮定する。
すると、第1のストレージ装置5は、指定された論理ボリュームLV1の記憶容量を含む容量情報を取得し、第2のストレージ装置6に伝達する(矢印A2)。この伝達は、遠隔コピーの経路7と同じ経路で行えばよい。この伝達は、第1のストレージ装置5から第2のストレージ装置6への領域確保の指示となる。したがって、この伝達中に領域確保命令に相当する情報が含まれていてもよい。
すると、バックアップサイトの第2のストレージ装置6は、第1のストレージ装置から受け取った容量情報を使用して、第2のストレージ装置6内に、新たな論理ボリュームを割り当てる。この論理ボリュームは、第1のストレージ装置の論理ボリュームLV1のコピー先となる。このコピー先は、例えば、論理ボリュームLV2と呼ばれる。このコピー先の論理ボリュームLV2は、第2のストレージ装置6が認識する識別情報を付与される。論理ボリュームを識別する識別情報は、論理ボリューム番号と呼ばれる。今、新たなに確保された論理ボリュームLV2の論理ボリューム番号が、LVN2であると仮定する。
論理ボリュームLV2の割り当てが成功すると、第2のストレージ装置6は、論理ボリュームLV2の論理ボリューム番号LVN2を第1のストレージ装置5に伝達する(矢印A3)。この伝達は、遠隔コピーの経路7と同じ経路で行えばよい。
第2のストレージ装置6における論理ボリュームLV2の論理ボリューム番号LVN2を取得すると、第1のストレージ装置は、コピー元の論理ボリューム番号LVN1と対応付けて、コピー先の論理ボリューム番号LVN2を記憶する。さらに、第1のストレージ装置は、コピー先の第2のストレージ装置6の論理ボリューム番号LVN2を指定して、コピー元の論理ボリュームLV1を対象にコピー処理を起動する。
このコピー処理によって、第1のストレージ装置5は、まず、コピー元の論理ボリュームLV1に存在する既存のデータを第2のストレージ装置6に転送する(矢印A4)。このとき、データの転送とともに、コピー先の論理ボリューム番号LVN2が指定される。第2のストレージ装置6は、転送されたデータを論理ボリューム番号LVN2で指定される論理ボリュームLV2に格納する。以降、第1のストレージ装置5の論理ボリュームLV1にて、データが更新または追加されるごとに、更新または追加されたデータが、第2のストレージ装置6の論理ボリューム番号LVN2で指定される論理ボリュームLV2に格納されることになる。
そして、第1のストレージ装置5は、コピー処理の起動結果として、コピー先の論理ボリューム番号LVN2をコピー処理の起動を指示したバックアップサーバ3に報告する(矢印A5)。
ここでは、コピー処理が、バックアップサーバ3からの指示で起動される例が説明されたが、第1のストレージ装置5と、第2のストレージ装置6との間のコピー処理は、そのような手順に限定される訳ではない。例えば、業務サーバ2からの指示によって、上記コピー処理が起動されてもよい。
以上のような図2の矢印A2からA5までの処理は、例えば、ストレージ装置5、あるいはストレージ装置6に搭載される制御装置が、制御プログラムを実行することによって、実現されるようにすればよい。
図3は、上記コピー処理を実行する第1のストレージ装置5と、第2のストレージ装置6を含む具体的な情報システム1の構成を例示する。図3は、第1のストレージ5と、第2のストレージ装置6と、業務サーバ2と、業務サイトの保守用PC8を例示する。したがって、図3では、図2のバックアップサーバ3は、省略されている。
図3に示すように、第1のストレージ装置5と、第2のストレージ装置6とは、それぞれ同様の構成を含む。そこで、以下では、第1のストレージ装置5の構成を例にして説明がなされる。第1のストレージ装置5は、チャネルアダプタ51,リモートアダプタ52、LANポート53、集中制御モジュール54(第1の制御部に相当)、デバイスアダプタ55、および外部記憶装置56(一次側ストレージ装置のストレージ部に相当)を有する。また、第1のストレージ装置5と、第2のストレージ装置6とは、通信制御装置71,72を通じて、接続される。図3の例では、チャネルアダプタ51,リモートアダプタ52、および集中制御モジュール54、およびデバイスアダプタ55は、冗長化され、2系統設けられている。ただし、本実施形態の情報システム1においては、チャネルアダプタ51からデバイスアダプタ55までが1系統設けられたものでもよい。
チャネルアダプタ51は、業務サーバ2等の上位コンピュータと、第1のストレージ装置5とを接続する。業務サーバ2は、チャネルアダプタ51を通じて、第1のストレージ装置5にアクセスし、例えば、集中制御モジュール54のCentral Processing Unit(C
PU)等の制御部と通信する。チャネルアダプタ51は、例えば、FC、iSCSI、またはATA等のインターフェースを業務サーバ2等のコンピュータに提供する。
リモートアダプタ52は、第1のストレージ装置5と通信制御装置71とを接続する。リモートアダプタ52は、例えば、FC、iSCSI、またはATA等のインターフェースによって、通信制御装置71と通信する。ここで、通信制御装置71は、例えば、ルータである。したがって、通信制御装置71、72によって、遠隔地間で、コピー処理が実行される。なお、第1のストレージ装置5と、第2のストレージ装置6とが、例えば、同一の構内等FCにて接続可能な距離の範囲に設置されるような場合には、通信制御装置71、72が省略されてもよい。この場合には、FC等のインターフェースによって、第1のストレージ装置5と、第2のストレージ装置6とが接続されることになる。
集中制御モジュール54は、制御部とも呼ばれる。集中制御モジュール54は、CPUとメモリを含む。CPUは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行し、第1のストレージ装置5を制御する。メモリは、コンピュータプログラムを実行可能な形式で展開し、保持する。また、メモリは、外部記憶装置56の各種管理情報を保持する。さらに、メモリは、外部記憶装置56の一時記憶領域、いわゆるバッファとして機能する。このような構成により、集中制御モジュール54は、業務サーバ2との通信機能、第2のス
トレージ装置6との通信機能、外部記憶装置56へのデータの入出力機能等を提供する。また、集中制御モジュール54は、外部記憶装置56に格納されたデータの第2のストレージ装置へのコピー処理機能等を提供する。
デバイスアダプタ55は、集中制御モジュール54と、外部記憶装置56とのインターフェースを提供する。デバイスアダプタ55は、集中制御モジュール54から、例えば、ハードディスク駆動装置を制御するコマンドを受け付け、ハードディスク駆動装置の各部を動作させる。
外部記憶装置56は、例えば、ハードディスク等を含む記憶装置である。外部記憶装置56は、物理的には、複数台のハードディスク等を含む場合も多い。例えば、外部記憶装置56は、RAIDであってもよい。ただし、外部記憶装置56は、単一のハードディスクであってもよい。外部記憶装置56は、冗長性のない単純な複数のハードディスクであってもよい。さらに、外部記憶装置56は、フラッシュメモリ等、ハードディスク以外の装置であってもよい。すでに述べたように、制御装置として機能する集中制御モジュール54が、以上のような装置として例示される外部記憶装置56から論理ボリュームを作成し、業務サーバ2に提供する。
LANポート53は、集中制御モジュール54がLANに接続するときのインターフェースである。保守用PC8は、LANポート53を通じて、集中制御モジュール54と通信する。
第2のストレージ装置6は、チャネルアダプタ61,リモートアダプタ62、LANポート63、集中制御モジュール64(第2の制御部に相当)、デバイスアダプタ65、および外部記憶装置66(二次側ストレージ装置のストレージ部に相当)を有する。これらの構成については、第1のストレージ装置の構成と同様であるので、その詳細な説明を省略する。例えば、制御装置として機能する集中制御モジュール64が、複数台のハードディスク等から論理ボリュームを作成する。
図4は、第1のストレージ装置5の機能ブロック図である。集中制御モジュール54のCPUは、メモリ上に展開された制御プログラムを実行し、図4に示した各機能を実現する。図4のように、第1のストレージ装置5は、一次側確保部541、要求部542、確認部543、管理情報記憶部544および転送部545を有している。
一次側確保部541は、一または複数の外部記憶装置56を含む記憶領域に一次側記憶領域としての論理ボリュームを確保する。すでに説明したように、外部記憶装置56は、例えば、ハードディスク等である。一次側確保部541は、外部記憶装置56内のエクステントあるいはブロックと呼ばれる記憶の単位領域を組み合わせて、論理ボリュームを確保する。論理ボリュームは、業務サーバ2、バックアップサーバ3等の業務用コンピュータを通じて、ユーザには、パーティションあるいはドライブとして認識される。
要求部542は、一次側記憶領域の記憶容量とともに一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域としての論理ボリュームの確保をバックアップサイトの第2のストレージ装置6に要求する。すなわち、要求部542は、例えば、業務サーバ2、バックアップサーバ3等を通じて、ユーザから、コピー処理の対象となる論理ボリュームの指定を受け付ける。そして、要求部542は、コピー処理の対象とされた論理ボリュームの記憶容量をバックアップサイトの第2のストレージ装置6に指示し、論理ボリュームの確保を要求する。
確認部543は、第2のストレージ装置6にて確保された論理ボリュームの識別情報と
しての論理ボリューム番号を受け取る。管理情報記憶部544は、一次側記憶領域としての論理ボリュームの論理ボリューム番号に対応付けて、二次側記憶領域としての論理ボリュームの論理ボリューム番号を記憶する。
転送部545は、コピー処理の対象とされた論理ボリュームにデータが追加されまたは更新されたときに、そのデータを第2のストレージ装置6に転送する。なお、コピー処理の開始時、第1のストレージ装置の論理ボリュームと、第2のストレージ装置の論理ボリュームとの間でデータの同期をとるため、転送部545は、既存データを第2のストレージ装置6に転送する。
図5は、第2のストレージ装置6の機能ブロック図である。集中制御モジュール64のCPUは、メモリ上に展開された制御プログラムを実行し、図5に示した各機能を実現する。図5のように、第2のストレージ装置6は、要求受け付け部641、二次側確保部642、報告部643、および複製データ受信部644を有している。
要求受け付け部641は、第1のストレージ装置5から、コピー処理の複写先となる二次側記憶領域としての第2のストレージ装置6の論理ボリュームの確保要求を受け付ける。
二次側確保部642は、第1のストレージ装置5の要求にしたがって一または複数の外部記憶装置66を含む記憶領域に二次側記憶領域としての論理ボリュームを確保する。報告部643は、確保された論理ボリュームを識別する論理ボリューム番号を第1のストレージ装置に報告する。
複製データ受信部644は、コピー処理の対象である論理ボリュームに追加され、または、更新されたデータを第1のストレージ装置から受信し、二次側記憶領域としての論理ボリュームに格納する。
図6は、第1のストレージ装置5が管理する割り当て情報を例示する。割り当て情報は、コピー対象の第1のストレージ装置の論理ボリュームと、コピー先の第2のストレージ装置の論理ボリューム番号とを対応付ける情報である。集中制御モジュール54は、割り当て情報を管理し、更新し、コピー処理時に参照する。
図6のように、割り当て情報は、複数の行を含む表形式である。各行はレコードとも呼ばれる。割り当て情報の各行は、複写元領域識別子、複写先装置識別子、複写先領域識別子、および割当量を含む。
このうち、複写元領域識別子は、例えば、コピー処理の対象となる第1のストレージ装置5の論理ボリュームを識別する情報である。複写元領域識別子は、例えば、第1のストレージ装置5の論理ボリューム番号である。複写先装置識別子は、第2のストレージ装置6を識別する情報である。複写先装置識別子は、コピー先の装置が複数ある場合に、そのコピー先を識別するために使用される。したがって、例えば、図2の構成のように、第1のストレージ装置5のコピー先が、第2のストレージ装置6に限定される場合には、複写先装置識別子が割り当て情報に含まれなくてもよい。
複写先領域識別子は、コピー処理にてデータのコピー先となる第2のストレージ装置6の論理ボリュームを識別する情報である。複写先領域識別子は、例えば、第2のストレージ装置6の論理ボリューム番号である。割当量は、複写元、および複写先、それぞれの論理ボリュームの記憶容量であり、例えば、ギガバイト単位、バイト単位、あるいは、エクステント個数、ブロック数等で指定される。
以上のような実施例1の情報システム1の構成と処理の要点は、以下の通りである。コピー処理の起動時、第1のストレージ装置5から、論理ボリュームの記憶容量を含む容量情報が、第2のストレージ装置6に通知される。コピー元の第1のストレージ装置5は、コピー元の論理ボリュームの容量情報を管理している。また、コピー元の第1のストレージ装置5は、コピー先の第2のストレージ装置を認識している。容量情報は、コピー処理で使用される経路を用いて通知される。
そして、通知を受けたバックアップサイトの第2のストレージ装置6は、未割り当ての領域から、容量情報にしたがって、コピー先の論理ボリュームを作成する。第2のストレージ装置6は、割り当てた論理ボリュームの論理ボリューム番号を複写先領域識別子として、第1のストレージ装置5に報告する。
以降、第1のストレージ装置5は、第2のストレージ装置6から報告された論理ボリューム番号を指定して、コピー処理、すなわち、データの同期処理を実行する。
以上述べたように、本実施形態の情報システム1によれば、コピー処理の起動時に、バックアップサイトの第2のストレージ装置6に、コピー元の論理ボリュームの容量情報が送信される。この容量情報にしたがって、第2のストレージ装置は、コピー先の論理ボリュームを割り当てる。ユーザは、コピー元の業務サイトでの論理ボリュームの新規追加、既存論理ボリュームの追加割り当てに対応して、同様の作業をバックアップサイトで行わなくてもよい。したがって、バックアップサイトにて、第2のストレージ装置6の論理ボリューム割り立てに使用される保守用PCが不要となる。また、コピー処理の起動時にコピー先の論理ボリュームが作成されるので、個々のコピー先の論理ボリュームをユーザが管理しなくてもよい。ユーザは、物理的な総容量、すなわち、外部記憶装置66の総容量を認識し、管理すればよい。したがって、コピー処理が極めて簡易な手順で実現される。
以上によって、バックアップサイトは、サーバのないサイトとなる。すなわち、バックアップサイトでは、サーバおよび保守用PCが省略される。ユーザとしては、第2のストレージ装置6をバックアップサイトに設置すればよい。
コピー先の論理ボリュームは、コピー元から送信される容量情報によって、コピー元の第1のストレージ装置5と第2のストレージ装置6との間の通信で割り当てられる。また、バックアップサイトの第2のストレージ装置6で作成された論理ボリュームの情報が、コピー元の業務サイトに通信で報告され、さらに業務サーバ2にあるいはバックアップサーバ3報告される。したがって、業務サイトでは、バックアップサイトの論理ボリュームの構成を管理できる。その結果、業務サイトは、バックアップサイトのストレージ装置が複数存在する場合も、コピー先のストレージ装置の選択が容易になる。以上のバックアップサイトの管理が、制御LAN、保守用PCを用いず、遠隔コピーの経路7を使用して実現される。
なお、上記では、業務サイトの第1のストレージ装置5が、複数台の外部記憶装置56を有し、論理ボリュームを作成した。また、バックアップサイトの第2のストレージ装置6が、複数台の外部記憶装置56を有し、論理ボリュームを作成した。しかし、以上のような処理は、このような構成に限定される訳ではない。例えば、第1のストレージ装置5が、1台の物理的な外部記憶装置56を有し、第2のストレージ装置6が、1台の物理的な外部記憶装置66を有する場合も、以上の処理が実施できる。
図7により、実施例2に係る情報システム1が説明される。実施例2では、バックアッ
プサイトにて、多段コピーが実行される。実施例2の他の構成および作用は、実施例1と同様である。そこで、実施例1と同一の構成要素については、同一の符号が付され、その説明が省略される。また、本実施例に係るストレージ装置の具体的構成は、例えば、図3で例示される。
多段コピーは、コピー先の論理ボリュームが、複数用意され、コピー元のデータが、コピー先にて、複数段階に分かれて複数の論理ボリュームにコピーされる処理として例示できる。多段コピーが実施される用途としては、例えば、オンライントランザクション処理におけるコミットの有無によって段階を使い分ける場合が例示される。
例えば、第1の論理ボリュームは、業務サイトの論理ボリュームのバッファ領域として使用される。そのため、コピー先の第1の論理ボリュームには、コピー元でデータの更新が発生するごとに、データが転送される。そして、業務サイトで、コミットが指示された場合に、コピー先では、第1の論理ボリュームのデータが、第2の論理ボリュームにコピーされ、書き込まれる。したがって、業務サイトでの最新のコミット時点のデータが、コピー先の第2の論理ボリュームで保証されることになる。なお、多段コピーの第2の例としては、トランザクションのコミットとは無関係に、単純に、コピー先の論理ボリュームを複数とし、冗長化する場合が例示される。
図7は、多段コピーの処理を例示する。多段コピーはカスケードコピーとも呼ばれる。以下の処理は、実施例1と同様、例えば、図3に示した集中制御モジュール54のCPUが制御プログラムを実行することで実現できる。この例では、業務サイトのコンピュータ、例えば、図2に示した業務サーバ2、あるいは、バックアップサーバ3が、第1のストレージ装置5に、論理ボリュームの単位で多段コピー処理の起動を指示する(矢印B1)。このとき、業務サイトのコンピュータは、多段コピー処理の対象となる第1のストレージ装置5の論理ボリュームと、コピー先である第2のストレージ装置6を指定する。今、このコピー対象の論理ボリュームは、LV1であると仮定する。
すると、第1のストレージ装置5は、指定された論理ボリュームLV1の記憶容量を含む容量情報を取得し、第2のストレージ装置6に伝達する(矢印B2)。この伝達は、第1のストレージ装置5から第2のストレージ装置6への多段コピーの領域確保の指示となる。したがって、この伝達中に多段コピーの領域確保命令に相当する情報が含まれていてもよい。
すると、バックアップサイトの第2のストレージ装置6は、第1のストレージ装置から受け取った容量情報を使用して、第2のストレージ装置6の外部記憶装置66上に、新たな論理ボリュームを割り当てる(矢印B3)。今、新たに確保された論理ボリュームの論理ボリューム番号が、LVN2であると仮定する。
論理ボリュームLV2の割り当てが成功すると、第2のストレージ装置6は、さらに、多段コピー先となる論理ボリュームLV3を割り当てる(矢印B4)。今、多段コピー先として新たに確保された論理ボリュームLV3の論理ボリューム番号が、LVN3であると仮定する。
論理ボリュームLV2、LV3の割り当てが成功すると、第2のストレージ装置6は、論理ボリュームLV2の論理ボリューム番号LVN2を第1のストレージ装置5に伝達する(矢印B5)。この伝達は、多段コピーするための準備が完了したことを示す応答ということができる。
第2のストレージ装置6における論理ボリュームLV2の論理ボリューム番号を取得す
ると、第1のストレージ装置5は、コピー元の論理ボリューム番号LVN1と対応付けて、コピー先であるの論理ボリューム番号LVN2を記憶する。さらに、第1のストレージ装置5は、コピー先の第2のストレージ装置6の論理ボリューム番号LVN2を指定して、コピー元の論理ボリュームLV1を対象に多段コピー処理を起動する。多段コピー処理は、第1のストレージ装置5内の指定の論理ボリュームのデータを第2のストレージ装置の複数の論理ボリュームLV2,LV3に記憶する処理である。
このコピー処理によって、第1のストレージ装置5は、まず、コピー元の論理ボリュームLV1に存在する既存のデータを第2のストレージ装置6に転送する(矢印B6)。第2のストレージ装置6は、転送されたデータを論理ボリュームLV2に格納する。さらに、第2のストレージ装置6は、転送されたデータを多段コピー先の論理ボリュームLV3に格納する。
そして、第1のストレージ装置5は、コピー処理の起動結果として、コピー先の論理ボリューム番号LVN2をコピー処理の起動を指示した業務サイトのコンピュータに報告する(矢印B8)。
以降、第1のストレージ装置5の論理ボリュームLV1にて、データが更新または追加がされるごとに、更新または追加されたデータが、第2のストレージ装置6の論理ボリューム番号LVN2で指定される論理ボリュームLV2に格納されることになる。
さらに、多段コピーが、コミットに伴って実施される場合には、業務サイトの第1のストレージ装置5に指示されるコミットの指示が、バックアップサイトの第2のストレージ装置6にも伝達される。第2のストレージ装置6は、コミットの指示を受けると、論理ボリュームLV2での更新データを論理ボリュームLV3にも反映する。そして、第2のストレージ装置は多段コピーが完了すると、多段コピーの完了報告を第1のストレージ装置に報告する。
ただし、多段コピーが、単純に、バックアップサイトでの複数の論理ボリュームに対するデータの格納として実現される場合には、第1のストレージ装置5でのデータ更新時のデータが、第2のストレージ装置に伝達されるごとに、複数の論理ボリュームLV2,LV3等に、伝達されたデータが格納されればよい。
以上述べたように、コピー先が多段コピーを実施する場合であっても、実施例1と同様、コピー処理の起動時に、コピー先での第2のストレージ装置6にて、論理ボリュームを確保する処理が実現される。したがって、ユーザは、コピー先のバックアップサイトで、サーバおよび保守用PCが省略される。また、ユーザは、コピー先での論理ボリュームを管理する手間が不要となる。
図8により、実施例3に係る情報システム1が説明される。実施例3では、コピー処理を終了し、バックアップサイトの領域を開放する終了処理が例示される。実施例3の他の構成および作用は、実施例1、2と同様である。そこで、実施例1あるいは実施例2と同一の構成要素については、同一の符号が付され、その説明が省略される。また、本実施例に係るストレージ装置の具体的構成は、例えば、図3で例示される。
図8は、終了処理の手順を例示する。以下の処理は、実施例1と同様、例えば、図3に示した集中制御モジュール54のCPUが制御プログラムを実行することで実現できる。この処理では、まず、業務サイトのバックアップサーバ3から、業務サイトの第1のストレージ装置5に、業務データのコピー処理の停止が指示される(矢印C1)。この指示は
、例えば、バックアップサーバ3に接続される端末のユーザインターフェースに対するユーザの入力にしたがってなされるようにしてもよい。この指示は、例えば、FC等の信号経路を通じて、第1のストレージ装置5に入力される。
第1のストレージ装置5は、バックアップサイトの第2のストレージ装置6に、コピー処理の停止を伝達する(矢印C2)。すると、バックアップサイトの第2のストレージ装置6は、コピー処理の停止処理を実行する。このとき、第2のストレージ装置6は、コピー先の論理ボリュームLV2を開放する。開放された論理ボリュームLV2は、空き領域となる。また、例えば、実施例2のように、多段コピーが実行されていた場合には、第2のストレージ装置6は、多段コピー先、すなわち、論理ボリュームLV3等、他の論理ボリュームも開放する。ストレージ装置6は開放が終了するとストレージ装置5へ報告する(矢印C3)。ストレージ装置5はストレージ装置6からの報告を受けると、コピー指示を行ったサーバへ終了処理の完了を通知する(矢印C4)。
以上述べたように、本実施例の情報システム1は、コピー処理を終了する場合も、業務サイトからの指示にしたがって、コピー先の論理ボリュームLV2,LV3等を開放する。したがって、情報システム1では、バックアップサイトに管理用PCを設置しなくてもよい。ユーザは、バックアップサイトで論理ボリュームを個々に管理しなくてもよい。
図9から図18により、実施例4に係る情報システム101が説明される。実施例4では、業務サイトとバックアップサイトでそれぞれ複数のストレージ装置を設けた情報システム101が例示される。実施例4の他の構成および作用は、実施例1から実施例3と同様である。そこで、実施例1から実施例3と同一の構成要素については、同一の符号が付され、その説明が省略される。また、本実施例に係るストレージ装置の具体的構成は、例えば、図3のストレージ装置5で例示される。
図9に、本実施例の情報システム101の構成が例示される。情報システム101は、業務サイトST1、ST2およびバックアップサイトBK1を含む。業務サイトST1は、ストレージ装置A、ストレージ装置Bを含む。また、業務サイトST2は、ストレージ装置Cを含む。なお、図9では、省略されているが、業務サイトST1およびST2には、業務サーバ2のようなコンピュータが設置されている。また、バックアップサイトBK1は、ストレージ装置D、E,Fを含む。以上のストレージ装置は、互いに、FC等の信号経路で接続されている。また、FC等の信号経路は、複数のFCスイッチで接続されている。これらのFC等の信号経路は、業務サイトST1、ST2のデータをバックアップサイトBK1にコピーするコピー処理で利用される。これらのFC等の信号経路は、コピー経路と呼ばれる。
これらのストレージ装置のうち、ストレージ装置Aとストレージ装置Cは、マスタストレージ装置である。マスタストレージ装置は、自装置および自装置が管理するストレージ装置に関する筐体情報を他のストレージ装置に配布する。筐体情報は、それぞれのストレージ装置の空き領域、装置種別、設置されているサイトに関する情報等を含む。マスタストレージ装置によって筐体情報が配布されるストレージ装置は、セカンダリストレージ装置と呼ばれる。
図9では、業務サイトST1のストレージ装置BおよびバックアップサイトBK1のストレージ装置D、E、Fがセカンダリストレージ装置である。図9の例では、業務サイトST2には、セカンダリストレージ装置はない。また、図9の例では、バックアップサイトBK1には、マスタストレージ装置がない。
図10から図12に、筐体情報が例示される。図10は、ストレージ装置Aが有する筐体情報の例である。図10の例では、筐体情報は、複数行の表形式で記述される。筐体情報の各行は、レコードとも呼ばれ、それぞれが1つのストレージ装置に対応する。筐体情報の各行は、装置識別子、空き容量、装置種別、およびサイト情報の各要素を含む。
ここで、装置識別子は、ストレージ装置を識別する情報である。空き容量は、そのストレージ装置の空き容量、すなわち、書き込み可能な領域のサイズである。装置種別は、そのストレージ装置が、マスタストレージ装置であるか、セカンダリストレージ装置であるかを示す情報である。サイト情報は、そのストレージ装置が設置されているサイトが、業務サイトであるか、バックアップサイトであるかを示す情報である。
図10の例では、ストレージ装置Aが有する筐体情報は、ストレージ装置A自体の情報、およびストレージ装置Aの配下のセカンダリストレージ装置B、D、E、Fの情報を含む。ただし、ストレージ装置Aが設置される業務サイトST1は、ストレージ装置Cが設置される業務サイトST2とは異なる。そこで、ストレージ装置Aが有する筐体情報には、ストレージ装置Cの情報が含まれない。
図11に、ストレージ装置Cの有する筐体情報が例示される。筐体情報の各行の構成は、図10の場合と同様である。図11のように、ストレージ装置Cの有する筐体情報は、ストレージ装置C自体の情報、およびストレージ装置Cの配下のセカンダリストレージ装置D、E、Fの情報を含む。ただし、ストレージ装置Cが有する筐体情報には、業務サイトST1に設置されたストレージ装置A、Bの情報は含まれない。業務サイトST1とST2との間で、サイト間コピー処理が実行されないので、業務サイトST2のストレージ装置Cが有する筐体情報に業務サイトST1の情報を含めなくてもよいからである。
図12に、ストレージ装置Dが有する筐体情報が例示される。図12のように、ストレージ装置Dの筐体情報は、業務サイトST1に設置されたストレージ装置A、B、業務サイトST2に設置されたストレージ装置C、およびバックアップサイトBK1に設置されたストレージ装置D、E、Fの情報を含む。ストレージ装置Dが設置されたバックアップサイトBK1は、業務サイトST1、ST2とサイト間でのコピー処理を実行するからである。
本実施例では、各ストレージ装置は、上記筐体情報の他、割り当て情報を有している。割り当て情報とは、コピー処理のために割り当てたコピー先ボリュームに係る情報、および、そのコピー元とコピー先との関係に係る情報を含む。ここで、割り当て情報に含まれる要素の用語が定義される。まず、複写元装置識別子とは、コピー処理の実行時、コピー元のデータを有する装置を識別する情報である。また、複写元領域識別子とは、コピー処理の実行時、コピー元のデータを有する装置上のボリュームを識別する情報である。
また、複写先装置識別子とは、コピー処理の実行時、データがコピーされるコピー先の装置を識別する情報である。また、複写先領域識別子とは、コピー処理の実行時、データがコピーされるコピー先の装置上のボリュームを識別する情報である。なお、それぞれのストレージ装置は、起動されているコピー処理に対応付けて割り当て情報のレコードを保持する。起動されているコピー処理におけるコピー元とコピー先との関係は、セッションと呼ばれる。また、起動されているコピー処理の数は、セッション数とも呼ばれる。
図13から図15に割り当て情報の例を示す。図13は、ストレージ装置Aが有する割り当て情報の例である。図13の例では、筐体情報は、複数行の表形式で記述される。筐体情報の各行は、レコードとも呼ばれる。図13のように、割り当て情報の各行は、複写元装置識別子、複写元領域識別子、複写先装置識別子、複写先領域識別子、割り当て容量
を含む。ここで、割り当て容量とは、それぞれの論理ボリュームの記憶容量である。
上述のように、割り当て情報の各行がコピー処理の1つのセッションに対応する。すなわち、各行は、コピー元とコピー先との対応関係を定義している。したがって、ストレージ装置Aの割り当て情報には、ストレージ装置Aが関係するコピー処理のセッションが含まれている。図13の例では、コピー元であるストレージ装置Aの5つの領域識別子と、コピー先の5つの領域識別子が対応付けられている。また、図13では、コピー先として、ストレージ装置Dの3つの領域識別子と、ストレージ装置Eの2つの領域識別子が指定されている。一方、図13の割り当て情報によれば、ストレージ装置Aには、ストレージ装置Fへのコピー処理のセッションが設定されていない。
図14は、ストレージ装置Cが有する割り当て情報の例である。ストレージ装置Cの割り当て情報には、ストレージ装置Cが関係するコピー処理のセッションが含まれている。図14の例では、コピー元であるストレージ装置Cの2つの領域識別子に対して、コピー先であるストレージ装置Dの2つの領域識別子が対応付けられている。また、コピー元であるストレージ装置Cの3つの領域識別子に対して、コピー先であるストレージ装置Fの3つの領域識別子が対応付けられている。一方、図14の割り当て情報によれば、ストレージ装置Cには、ストレージ装置Eへのコピー処理のセッションが設定されていない。
図15は、ストレージ装置Dが有する割り当て情報の例である。図15の割り当て情報によれば、ストレージ装置Dには、ストレージ装置AおよびCとのコピー処理のセッションが設定されている。
図16は、図13、14、15のコピー処理のセッションの状態を例示する図である。例えば、ストレージ装置Aの領域識別子0110、0111、および、0112で指定される論理ボリュームには、それぞれ、ストレージ装置Dの領域識別子0210、0211、および、0212で指定される論理ボリュームへのコピー処理を実行するコピーセッションが設定されている。また、ストレージ装置Aの領域識別子0113、および、0114で指定される論理ボリュームには、それぞれ、ストレージ装置Eの領域識別子0110、および、0111で指定される論理ボリュームへのコピー処理を実行するコピーセッションが設定されている。
一方、ストレージ装置Cの領域識別子0110、および、0111で指定される論理ボリュームには、それぞれ、ストレージ装置Dの領域識別子0110、および、0111で指定される論理ボリュームへのコピー処理を実行するコピーセッションが設定されている。また、ストレージ装置Cの領域識別子0112、0113、および、0114で指定される論理ボリュームには、それぞれ、ストレージ装置Fの領域識別子0210、0211、および、0212で指定される論理ボリュームへのコピー処理を実行するコピーセッションが設定されている。
図17は、コピー処理開始時の処理フローを例示する。図17の処理フローは、複写元装置、複写先装置、マスタストレージ装置、およびセカンダリストレージ装置のそれぞれの処理シーケンスを含む。以下の処理は、実施例1と同様、例えば、図3に示した集中制御モジュール54のCPUが制御プログラムを実行することで実現できる。ここで、複写元装置とは、コピー処理において、コピーされる対象データを保持するコピー元ストレージ装置である。複写元装置は、例えば、図9に示した、業務サイトST1のストレージ装置Aまたはストレージ装置Bである。
また、複写先装置とは、コピー処理において、データが転送されるコピー先のストレージ装置である。複写先装置は、例えば、図9に示したバックアップサイトBK1のストレ
ージ装置D、E、F等である。
また、マスタストレージ装置は、筐体情報を他のセカンダリストレージ装置に配布するストレージ装置である。マスタストレージ装置は、例えば、図9に示した業務サイトST1のストレージ装置A、あるいは、業務サイトST2のストレージ装置Cである。
なお、図9に示した業務サイトST2の場合には、マスタストレージ装置Cがあるが、セカンダリストレージ装置がない。したがって、図17のフローは、業務サイトST2の場合には、複写元ストレージ装置とマスタストレージ装置が同一の装置となる。
この処理では、まず、複写元装置は、コピー処理の依頼を受け付ける。例えば、図9では省略されているが、業務サイトには、図2のような業務サーバ2あるいはバックアップサーバ3等の業務用コンピュータが設置されている。情報システム101の利用者は、例えば、その利用者の端末から、業務用コンピュータに、コピー処理の実行を依頼する。より具体的には、本情報システム101の利用者は、コピー処理の対象となるストレージ装置の装置識別子と、そのストレージ装置内でコピー処理の対象となる論理ボリュームを識別する領域識別子とを入力する。この場合、ユーザが認識する論理ボリュームは、業務用コンピュータのOS等を介して認識される、パーティション、あるいはドライブという概念のものでも構わない。業務用コンピュータは、指定されたパーティション、あるいはドライブを論理ボリュームに変換して、ストレージ装置に指示すればよい。
そして、業務用コンピュータは、指定されたストレージ装置に対して、ユーザからの入力にしたがって、コピー処理対象の論理ボリュームの指定とともに、コピー処理を依頼する。このとき、そのストレージ装置は、複写元装置として機能する。そして、複写元装置は、コピー処理の依頼を受け付ける(S1)。したがって、この場合の複写元装置は、業務サイトST1、ST2等のマスタストレージ装置またはセカンダリストレージ装置のどちらでもよい。
次に、複写元装置は、利用者から指定された複写元ボリュームの記憶容量を確認する(S2)。それぞれのストレージ装置は、自装置内の各論理ボリュームの記憶容量を管理している。例えば、論理ボリュームごとの管理テーブルには、記憶容量が記録されている。したがって、複写元装置は、例えば、指定された論理ボリュームについて、管理テーブルから記憶容量を読み出せばよい。
次に、複写元装置は、自装置が認識している筐体情報を確認する(S3)。筐体情報には、図10に示したように、バックアップサイトBK1にあるストレージ装置で、複写先に指定可能なストレージ装置の情報を含む。そこで、複写元装置は、自装置が保持する筐体情報を基に、バックアップサイトBK1の装置で、かつ、複写元ボリュームの記憶容量以上の空き領域を有するストレージ装置を選択する。
次に、複写元装置は、S3で選択したストレージ装置に対して、領域割り当てを依頼する(S4)。この領域割り当ての依頼は、FC等の信号経路、あるいは、遠隔コピーの経路7を通じて、複写先装置に伝達される。領域割り当ての依頼には、割り当てる記憶容量が含まれる。その後、複写元装置は、複写先装置からの応答を待つ状態となる(S4A)。
すると、領域割り当てを依頼された複写先装置は、自装置の空き領域から複写先領域を割り当てる(S5)。より具体的には、複写先装置は、指定された記憶容量で複写先となる論理ボリュームを作成する。
次に、領域割り当てを実施した複写先装置は、自装置の空き容量から領域割り当てを実施した容量を減じ、自装置の筐体情報を更新する。そして、複写先装置は、更新後の自装置の空き容量をマスタストレージ装置に通知する(S6)。このとき、複写先装置は、自装置の装置識別子と、空き容量をマスタストレージ装置に通知する。
次に、領域割り当てを実施した複写先装置は、複写先ボリュームとして割り当てた領域の装置識別子と領域識別子を複写元装置に通知する(S7)。
以上により、複写元装置は、複写先装置から受け取った装置識別子と領域識別子とを用いてコピー処理を開始する(S8)。コピー処理は、すでに、実施例1から実施例3で説明したものと同様である。コピー処理では、複写先装置は、複写元装置でのコピー処理開始により、コピーデータを受信する(S9)。複写先装置は、コピー処理で受信したコピーデータを指定された領域識別子の複写先ボリュームに格納する。
さらに、複写元装置は、自装置内に保持する割り当て情報を更新する(S10)。すなわち、複写元装置は、S8の処理で開始したコピー処理の複写元装置の装置識別子、複写元ボリュームの領域識別子、複写先装置の装置識別子、複写先ボリュームの領域識別子、および割り当て量を割り当て情報に追加する。
また、複写先装置は、自装置内に保持する割り当て情報を更新する(S11)。すなわち、複写先装置は、S8の処理で開始したコピー処理の複写元装置の装置識別子、複写元ボリュームの領域識別子、複写先装置の装置識別子、複写先ボリュームの領域識別子、および割り当て量を割り当て情報に追加する。
一方、S6の処理により、筐体情報に係る更新後の空き容量を受け取ったマスタストレージ装置は、筐体情報の更新があった複写先装置の装置識別子を基に、その複写先装置の空き容量にて、筐体情報を更新する(S12)。さらに、マスタストレージ装置は、筐体情報の更新があった複写先装置の装置識別子と、更新後の空き容量を自装置が認識しているセカンダリ装置に配信する(S13)。
セカンダリストレージ装置は、マスタストレージ装置から受け取った、装置識別子と、その空き容量により、筐体情報を更新する(S14)。
図17では、コピー処理の依頼を受け付けた複写元装置とマスタストレージ装置とが別のストレージ装置であることが仮定されていた。しかし、情報システム101のコピー処理では、複写元装置とマスタストレージ装置とが同一の装置であってもよい。
図18は、コピー処理終了時の処理フローを例示する。図18では、コピー処理開始後、各ストレージ装置は、処理依頼が発生するまで、処理受け付け待ちとなっている。
この処理では、まず、複写元装置が、コピー終了依頼を受け付ける(S21)。情報システム101の利用者は、例えば、その利用者の端末から、業務用コンピュータに、図17の手順で起動されたコピー処理の終了を依頼する。より具体的には、本情報システム101の利用者は、コピー処理の対象となるストレージ装置の装置識別子と、そのストレージ装置内でコピー処理の対象となる論理ボリュームを識別する領域識別子とを入力する。この場合、ユーザが認識する論理ボリュームは、業務用コンピュータのOS等を介して認識される、パーティション、あるいはドライブという概念ものでも構わない。業務用コンピュータは、指定されたパーティション、あるいはドライブを論理ボリュームに変換して、ストレージ装置に指示すればよい。利用者の端末が、マスタストレージ装置、またはいずれかのセカンダリストレージ装置にアクセスすると、アクセスされた装置は、割り当て
情報を端末に提供すればよい。端末は、提供された割り当て情報から、コピー処理の対象となっている業務サイトの論理ボリュームを指定する領域識別子の一覧を表示するようにしてもよい。この場合の表示は、論理ボリュームそのものではなくてもよい。例えば、論理ボリュームが業務用コンピュータのOSによって認識されるパーティション名、あるいは、ドライブ名に変換されて表示されてもよい。そして、利用者は、表示された一覧からコピー処理を終了する対象を選択してもよい。
次に、複写元装置は、複写先装置に、コピー処理の終了を通知する(S22)。そして、複写元装置は、コピーの終了処理を実施する(S23)。ここで、複写元装置での終了処理の具体例は、S25に例示される。同様に、コピーの終了を通知された複写先装置は、コピーの終了処理を実施する(S24)。ここで、複写先装置での終了処理の具体例は、S26−27に例示される。
すなわち、複写元装置は、自装置内で管理する割り当て情報から、S23の処理で終了したコピーに関わる、複写元装置識別子、複写元領域識別子、複写先装置識別子、複写先領域識別子、および割り当て量を削除する(S25)。同様に、複写先装置は、S24の処理で終了したコピーに関わる、複写元装置識別子、複写元領域識別子、複写先装置識別子、複写先領域識別子、および割り当て量を削除する(S26)。
次に、複写先装置は、複写先ボリュームとして割り当てた領域を開放する(S27)。複写先装置は開放が終了すると複写元装置へ報告する。複写元装置は報告を受けると、コピー指示を行った業務用コンピュータへ通知する。さらに、複写先装置は、領域を開放した後、筐体情報中の自装置の空き領域の容量に、開放した容量を加え、筐体情報を更新する。さらに、複写先装置は、更新後の空き領域の容量をマスタストレージ装置に通知する(S28)。この通知は、筐体情報の変更通知である。
マスタストレージ装置は、複写先装置から受け取った、複写先装置の装置識別子と、その空き領域の容量を基に筐体情報を更新する(S29)。さらに、マスタストレージ装置は、更新した複写先装置の装置識別子と、その空き領域の容量を基にした筐体情報の変更通知を、自身が認識しているセカンダリストレージ装置に配信する(S30)。セカンダリストレージ装置は、マスタストレージ装置から受け取った、装置識別子とその空き容量で、筐体情報を更新する(S31)。
図18では、コピー終了依頼を受け付けた複写元装置とマスタストレージ装置とが別のストレージ装置であることが仮定されていた。しかし、情報システム101のコピー処理では、複写元装置とマスタストレージ装置とが同一の装置であってもよい。
以上述べたように、本実施例の情報システム101は、業務サイトST1、ST2等に一または複数のストレージ装置を含む。また、情報システム101は、バックアップサイトBK1に一または複数のストレージ装置を含む。そして、業務サイトST1、ST2等の複数のストレージ装置が設けられる場合、少なくとも1台のストレージ装置がマスタストレージ装置となる。また、マスタストレージ装置以外のストレージ装置はセカンダリストレージ装置となる。そして、マスタストレージ装置は、自身の筐体情報および他のセカンダリストレージ装置の筐体情報を管理し、配下のセカンダリストレージ装置に配布する。ここで、筐体情報には、ストレージ装置の空き情報、装置がマスタストレージ装置かセカンダリストレージ装置かを示す種別、装置が設置されているサイト等が含まれる。
このような構成によって、多数のストレージ装置を含む業務サイトのデータをバックアップサイトにバックアップするシステムにおいても、論理ボリュームの作成作業等の操作が簡略化される。すなわち、業務サイト側のストレージ装置は、自装置でのコピー処理の
起動時に、まず、筐体情報を参照し、コピー処理の対象となるデータの記憶容量を認識する。そして、業務サイト側のストレージ装置は、自装置でコピー処理の対象となっている論理ボリュームをコピー可能な記憶容量を有するバックアップサイトのストレージ装置を特定できる。そのような筐体情報の管理は、マスタストレージ装置の処理によって、メンテナンスされる。
また、本実施例の情報システム101によれば、バックアップサイトBK1に複数のストレージ装置を含めることができるので、柔軟にバックアップサイトを拡張できる。また、本実施例の情報システム101によれば、それぞれの業務サイトごとにマスタストレージ装置を設けることで、複数の業務サイトを含む情報システム101が構築できる。
<その他>
本実施形態は、さらに、以下の態様を含む。ここでは、態様を付記と呼ぶ。各付記の構成は、他の付記の構成と組み合わせてもよい。
(付記1)
複写元の一次側ストレージ装置と、複写先の二次側ストレージ装置とを含み、
前記一次側ストレージ装置は、
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する第1の制御部と、を備え、
前記第1の制御部は、前記ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、
前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を前記二次側ストレージ装置に要求する要求部と、
前記二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、
前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、
前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送する転送部として機能し、
前記二次側ストレージ装置は、
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する第2の制御部と、を備え、
前記第2の制御部は、
前記一次側ストレージ装置から、前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、
前記要求にしたがって自装置のストレージ部に二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、
前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記一次側ストレージ装置に報告する報告部として機能する、ストレージシステム。
(付記2)
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、
前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を二次側ストレージ装置に要求する要求部と、
前記二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、
前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、
前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送する転送部として機能するストレージ装置。
(付記3)
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
一次側ストレージ装置から、一次側ストレージ装置で確保されている一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、
前記要求にしたがって前記ストレージ部に二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、
前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記一次側記憶装置に報告する報告部として機能するストレージ装置。
(付記4)
少なくとも第1グループのストレージ装置と第2グループのストレージ装置とを含み、
第1グループのストレージ装置は、
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する第1の制御部と、を備え、
前記第1の制御部は、
前記ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、
前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を前記第2グループのストレージ装置に要求する要求部と、
前記第2グループのストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、
前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、
前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送する転送部として機能し、
前記第2グループのストレージ装置は、
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する第2の制御部と、を備え、
前記第2の制御部は、
前記第1グループのストレージ装置から、前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、
前記要求にしたがって自装置のストレージ部に前記二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、
前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記第1グループのストレージ装置に報告する報告部として機能するストレージシステム。
(付記5)
前記第1グループは、マスタストレージ装置とセカンダリストレージ装置とを含み、
前記セカンダリストレージ装置の前記第1の制御部は、自装置の記憶領域の空き領域を示す情報を前記マスタストレージ装置に通知する通知部として機能し、
前記マスタストレージ装置の前記第1の制御部は、自装置および前記セカンダリストレージ装置の記憶領域の空き領域を示す情報を第1グループのセカンダリストレージ装置および第2グループのストレージ装置に配布する配布部として機能する、付記4に記載のストレージシステム。
(付記6)
複写元の一次側ストレージ装置と、複写先の二次側ストレージ装置とを含み、
前記一次側ストレージ装置は、
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する第1の制御部と、を備え、
前記二次側ストレージ装置は、
記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
前記ストレージ部を制御する第2の制御部と、を備えるストレージシステムが実行する情報格納方法であり、
前記第1の制御部が、自装置のストレージ部に一次側記憶領域を確保するステップと、
前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を前記二次側ストレージ装置に要求するステップと、
前記二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取るステップと、
前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶するステップと、
前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送するステップを実行し、
前記第2の制御部が、
前記一次側ストレージ装置から、前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付けるステップと、
前記要求にしたがって自装置のストレージ部に二次側記憶領域を確保するステップと、
前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記一次側ストレージ装置に報告するステップと、を実行する情報格納方法。
1、101 情報システム
2 業務サーバ
3 バックアップサーバ
4 FCスイッチ
5 第1のストレージ装置
6 第2のストレージ装置
8 保守用PC
51、61 チャネルアダプタ
52、62 リモートアダプタ
54、64 集中制御モジュール
56、66 外部記憶装置
71、72 通信制御装置

Claims (6)

  1. 複写元の一次側ストレージ装置と、複写先の二次側ストレージ装置とを含み、
    前記一次側ストレージ装置は、
    記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
    前記ストレージ部を制御する第1の制御部と、を備え、
    前記第1の制御部は、前記ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、
    前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を前記二次側ストレージ装置に要求する要求部と、
    前記二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、
    前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送する転送部として機能し、
    前記二次側ストレージ装置は、
    記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
    前記ストレージ部を制御する第2の制御部と、を備え、
    前記第2の制御部は、
    前記一次側ストレージ装置から、前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、
    前記要求にしたがって自装置のストレージ部に二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、
    前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記一次側ストレージ装置に報告する報告部として機能する、ストレージシステム。
  2. 少なくとも第1グループのストレージ装置と第2グループのストレージ装置とを含み、
    第1グループのストレージ装置は、
    記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
    前記ストレージ部を制御する第1の制御部と、を備え、
    前記第1の制御部は、
    前記ストレージ部に一次側記憶領域を確保する一次側確保部と、
    前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を前記第2グループのストレージ装置に要求する要求部と、
    前記第2グループのストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取る確認部と、
    前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶する管理情報記憶部と、
    前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送する転送部として機能し、
    前記第2グループのストレージ装置は、
    記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
    前記ストレージ部を制御する第2の制御部と、を備え、
    前記第2の制御部は、
    前記第1グループのストレージ装置から、前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付ける要求受け付け部と、
    前記要求にしたがって自装置のストレージ部に前記二次側記憶領域を確保する二次側確保部と、
    前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記第1グループのストレージ装置に報
    告する報告部として機能するストレージシステム。
  3. 前記第1グループは、マスタストレージ装置とセカンダリストレージ装置とを含み、
    前記セカンダリストレージ装置の前記第1の制御部は、自装置の記憶領域の空き領域を示す情報を前記マスタストレージ装置に通知する通知部として機能し、
    前記マスタストレージ装置の前記第1の制御部は、自装置および前記セカンダリストレージ装置の記憶領域の空き領域を示す情報を第1グループのセカンダリストレージ装置および第2グループのストレージ装置に配布する配布部として機能する、請求項2に記載のストレージシステム。
  4. 前記識別情報は、ストレージ装置の記憶領域を認識するための論理ボリューム番号である請求項1から3のいずれかに記載のストレージシステム。
  5. 複写元の一次側ストレージ装置と、複写先の二次側ストレージ装置とを含み、
    前記一次側ストレージ装置は、
    記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
    前記ストレージ部を制御する第1の制御部と、を備え、
    前記二次側ストレージ装置は、
    記憶領域の確保が可能なストレージ部と、
    前記ストレージ部を制御する第2の制御部と、を備えるストレージシステムが実行する情報格納方法であり、
    前記第1の制御部が、自装置のストレージ部に一次側記憶領域を確保するステップと、
    前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域の確保を前記二次側ストレージ装置に要求するステップと、
    前記二次側ストレージ装置にて確保された二次側記憶領域の識別情報を受け取るステップと、
    前記一次側記憶領域に対応付けて前記二次側記憶領域の識別情報を記憶するステップと、
    前記一次側記憶領域に格納されたデータを前記二次側記憶領域に転送するステップを実行し、
    前記第2の制御部が、
    前記一次側ストレージ装置から、前記一次側記憶領域の複写先となる二次側記憶領域を確保する要求を受け付けるステップと、
    前記要求にしたがって自装置のストレージ部に二次側記憶領域を確保するステップと、
    前記確保した二次側記憶領域を識別する情報を前記一次側ストレージ装置に報告するステップと、を実行する情報格納方法。
  6. 前記識別情報は、ストレージ装置の記憶領域を認識するための論理ボリューム番号である請求項5に記載の情報格納方法。
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