JP2010236831A - 陸上輸送用冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく大きな加熱能力が得られるとともに冷暖混在運転を含め多様な運転を行うことができる陸上輸送用冷凍装置を提供する。
【解決手段】圧縮機3と、複数の室内熱交換器7,8と、室外熱交換器6と、高圧開閉弁12等とを有し、圧縮機3の吐出側と室内熱交換器7,8および室外熱交換器6とを並列に接続する高圧ガス配管9等と、低圧開閉弁18等を有し、高圧ガス配管9等における高圧開閉弁12等の下流側位置と圧縮機3の吸入側とを並列に接続する複数の低圧ガス配管15等と、開閉可能な減圧機能を持つ絞り機構28等を有し室内熱交換器7,8および室外熱交換器6に接続され、他端が合流している絞り配管25等と、絞り配管25等に絞り機構28等をバイパスするように設けられ、冷媒の室内熱交換器7,8および室外熱交換器6側への流入を防止する逆止弁40等を有するバイパス配管37等と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、陸上輸送用冷凍装置に関するものである。
陸上輸送用冷凍装置は、トラック等の荷室(バン)に設置されて内部を冷却または加温し、積み込んだ荷物を所望の温度に維持して輸配送する車両等に装備されるものである。
陸上輸送用冷凍装置には、冷媒圧縮用の圧縮機駆動に車両走行用エンジンの出力を利用する直結式と、専用の駆動源(エンジンや電動機等)を備えたサブエンジン方式とがある。
また、陸上輸送用冷凍装置には、1台の圧縮機に対して複数台(通常2〜3台)のエバポレータユニットを接続し、複数の区画毎に異なる輸送温度を創出できるようにしたマルチタイプがある。
陸上輸送用冷凍装置は、たとえば−30℃程度まで冷却して輸送する冷凍食品、−1〜5℃程度を維持して輸送するチルド食品、2〜30℃程度の庫内温度を維持して輸送する商品など、幅広い設定温度領域で使用される。この点で、設定温度レンジが20〜30℃程度である一般的な空調装置と異なっている。
このように幅広い設定温度領域をカバーするためには、外気温度と庫内設定温度との関係より冷却と加熱と両方の機能を備えることが必要である。
また、マルチタイプの陸上輸送用冷凍装置では、−1〜5℃程度に保持されるチルド食品と、たとえば、20℃程度に保持される弁当等と、が一台の車両で輸搬送されることがある。この場合には、チルド食品を積載した区画では冷却運転を、弁当等を積載した区画では加熱運転を行う、冷暖混在運転が求められる。
従来、陸上輸送用冷凍装置において、庫内の温度を上昇させる運転方法としては、エンジンの冷却水を用いる温水加熱がよく用いられていた。
近年、エンジンの効率が著しく向上しているため、冷却水から取り出せる熱量が小さくなっている。このため、冷却水を陸上輸送用冷凍装置の加熱に用いると、たとえば、運転室(キャビン)側に回す熱量が少なくなり、運転手の作業環境が劣化する事態となる。また、冷却水を陸上輸送用冷凍装置にもってくるために、車両の改造が必要となり、架装費用により製造コストが高くなる。このため、陸上輸送用冷凍装置自体に加熱する機能を持たせることが求められている。
陸上輸送用冷凍装置自体で加熱させるものとしては、たとえば、特許文献1に示されるように圧縮機から吐出される高温高圧のガス冷媒(ホットガス)が庫外熱交換器をバイパスして庫内熱交換器に循環させられるホットガスバイパス加熱方式が一般的に用いられている。
特開2003−269805号公報
ところで、特許文献1に示されるようにホットガスバイパス加熱方式のものは、ホットガスが圧縮機の仕事分を熱に変えるものであるので、加熱能力が小さく、かつ、エネルギ効率が低い。
また、圧縮機の効率が向上すると、一層加熱能力が小さくなるので、加熱能力を確保するために必要以上に容量の大きな圧縮機を用いることになる、あるいは、効率のよい圧縮機の使用を制限する可能性がある。
さらに、構造的にマルチタイプの陸上輸送用冷凍装置で、冷暖が混在する運転に適用するのが難しい。
空気調和装置で一般的なヒートポンプ暖房とすると、前記加熱能力、エネルギ効率の課題は解決することができる。
しかし、空気調和装置で一般的なヒートポンプ暖房では、以下の課題が残る。
すなわち、たとえば、冷房運転と暖房運転を切替えるリバースサイクル方式では、冷暖混在運転を行うことができない。
また、四方弁により冷媒の流れる方向を変更するものでは、四方弁がパイロット圧力によって切換え動作を行うために必要な最低作動圧力近辺になると、切換え動作が不安定となる。
たとえば、圧縮機が車両エンジンによって駆動されている直結式陸上輸送用冷凍装置では、圧縮機の回転数は車両エンジンの回転数に対応するので、陸上輸送用冷凍装置側で制御できない。運転状況に応じて車両エンジンの回転数が低下した場合には、圧縮機の能力が低下し、圧縮機の出口と入口との差圧が小さく(低差圧)なり、循環する冷媒量が小さくなる。この低差圧が四方弁の最低作動圧力よりも小さくなると切替えができないことも考えられる。加えて、陸上輸送用冷凍装置は、車両の走行振動の影響も受けることから、四方弁により切替える方式は直結式の陸上輸送用冷凍装置に適用することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、効率よく大きな加熱能力が得られるとともに冷暖混在運転を含め多様な運転を安定的に行うことができる陸上輸送用冷凍装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる陸上輸送用冷凍装置は、動力源によって駆動される圧縮機と、荷室が区切られた複数の冷凍区画毎に設置された複数の室内熱交換器と、前記荷室外に設置された室外熱交換器と、を備え、前記冷凍区画毎に異なる複数の輸送温度を創出可能な陸上輸送用冷凍装置であって、前記圧縮機の吐出側と前記室内熱交換器および前記室外熱交換器の管路の一端とを並列に接続する複数の高圧ガス配管と、該各高圧ガス配管の開閉を行う複数の高圧開閉弁と、前記各高圧ガス配管における前記高圧開閉弁の下流側位置と前記圧縮機の吸入側とを並列に接続する複数の低圧ガス配管と、該各低圧ガス配管の開閉を行う複数の低圧開閉弁と、一端が前記室内熱交換器および前記室外熱交換器の管路の他端に接続されるとともに他端が合流している複数の絞り配管と、該各絞り配管に設置され、開閉可能な減圧機能を持つ複数の絞り機構と、前記各絞り配管に前記絞り機構をバイパスするように設けられ、冷媒の前記室内熱交換器および前記室外熱交換器側への流入を防止する逆止弁を有する複数のバイパス配管と、が備えられている。
室外熱交換器の管路の一端は、高圧開閉弁を有する高圧ガス配管によって圧縮機の吐出側に接続され、低圧開閉弁を有する低圧ガス配管によって圧縮機の吸入側に接続されている。低圧ガス配管は高圧開閉弁の下流側で高圧ガス配管に接続されているので、高圧開閉弁および低圧開閉弁の開閉を切替えることによって室外熱交換器は管路の一端側に圧縮機から吐出される高温高圧の冷媒ガスを受け入れ、他端側から送り出すこと、および、他端側から受け入れた冷媒を一端側から圧縮機の吸入側に供給すること、ができる。
室外熱交換器の管路の他端は、開閉可能な絞り機構を有する絞り配管が接続され、絞り配管には、室外熱交換器側への流入を防止する逆止弁を有するバイパス配管が絞り機構をバイパスするように設けられているので、絞り機構を閉じると室外熱交換器からの冷媒はバイパス配管を経由して絞り配管の他端に供給される。また、絞り機構を開放すると、絞り配管の他端側から流入する冷媒は、絞り機構によって減圧されて室外熱交換器の管路の他端に供給される。
したがって、高圧開閉弁を開き、低圧開閉弁および絞り機構を閉じた状態とすると、室外熱交換器には圧縮機から吐出される高温高圧の冷媒ガスが流入し、管路を通過してバイパス配管を通って絞り配管の端部へ供給されることになる。
このようにすると、室外熱交換器の管路を高温高圧の冷媒ガスが通過するので、管路のデフロストを行うこと(デフロスト運転)ができる。
また、管路を通る高温高圧の冷媒ガスと室外気とを熱交換させれば、冷媒ガスは室外気によって冷却され、凝縮して液冷媒とされる。すなわち、室外熱交換器は冷媒の凝縮器(コンデンサ)として機能することになる。
このとき、液冷媒は絞り機構をバイパスしているバイパス配管を通るので、絞り機構によって減圧されることがない。これにより確実に液の状態を保持することができる。
一方、複数の室内熱交換器は、それぞれ室外熱交換器と同じ構成をした高圧ガス配管、低圧ガス配管、絞り配管およびバイパス配管が備えられ、かつ、それらが並列に取り付けられているので、前記した室外熱交換器の動作と同じ動作を行うことができる。いいかえれば、複数の室内熱交換器および室外熱交換器は、それぞれ独立して凝縮器として用いることができるし、デフロスト運転を行うことができる。
複数の室内熱交換器および室外熱交換器に接続された絞り配管の他端は合流されているので、複数の室内熱交換器および室外熱交換器の内、凝縮器として用いられていないものたとえば、室内熱交換器の、絞り機構を開くと凝縮器として機能するもの、たとえば、室外熱交換器から供給された液冷媒が絞り機構が開かれた絞り配管を通って減圧された状態で室内熱交換器に管路の他端に流入する。このとき、高圧開閉弁を閉じ、低圧開閉弁を開いた状態としておくと、室内熱交換器からの冷媒は圧縮機の吸入側に流入する。
液冷媒は冷却されているので、冷凍区画内空気(室内気)との間で熱交換させれば、液冷媒は冷凍区画内空気によって暖められ、蒸発して低圧の冷媒ガスとされる。一方、冷凍区画内空気は、液冷媒が蒸発する際に気化熱を奪うので冷却される。すなわち、複数の室内熱交換器および室外熱交換器はそれぞれ独立して冷媒の吸熱器(エバポレータ)として機能することになる。
複数の室内熱交換器および室外熱交換器は、それぞれ独立して吸熱器として用いることができる。
室内熱交換器を凝縮器として用いれば、冷凍区画内空気は加熱されるので、加熱運転を行うことができる。この加熱運転は、ヒートポンプ暖房であるので、効率的であり、かつ、大きな加熱能力を得ることができる。
一方、室内熱交換器を上述のように吸熱器として用いれば、冷凍区画内空気は冷却されるので、冷却運転を行うことができる。また、冷凍区画内空気との熱交換を行わないようにすると、室内熱交換器のデフロストを行うことができる。
このように、複数の室内熱交換器および室外熱交換器は、それぞれ独立して凝縮器あるいは吸熱器として用いることができるので、多様な運転を行うことができる。
たとえば、一部の室内熱交換器を凝縮器として用い、他の一部を吸熱器として用いれば、室内熱交換器だけで冷暖混合運転を行うことができる。これは、室外熱交換器を停止状態とすれば、冷凍区画内相互の熱のやり取りとなるので、冷却あるいは加熱の効率を格段に向上させることができる。
また、一部の室内熱交換器を凝縮器と同じ状態として室外気あるいは冷凍区画内空気との熱交換を行わないようにすると、他の室内熱交換器を冷却運転あるいは加熱運転している状態でデフロスト運転を行うことができる。
さらに、室外熱交換器を凝縮器あるいは吸熱器として用い、複数の室内熱交換器を吸熱器あるいは凝縮器として用いれば、複数の冷凍区画を一斉に冷却運転あるいは加熱運転することができる。
高圧開閉弁、低圧開閉弁および絞り機構は、単純な開閉動作を行うだけであるので、いかなる条件であっても安定して、確実な切替えを行うことができる。
これにより、圧縮機の状態が大きく変動する可能性がある直結式の陸上輸送用冷凍装置へも適用することができる。
本発明によると、複数の室内熱交換器および室外熱交換器は、それぞれ独立して凝縮器あるいは吸熱器として用いることができるので、多様な運転を行うことができる。
室内熱交換器を凝縮器として用いた加熱運転は、ヒートポンプ暖房であるので、効率的であり、かつ、大きな加熱能力を得ることができる。
高圧開閉弁、低圧開閉弁および絞り機構は、単純な開閉動作を行うだけであるので、圧縮機の状態が大きく変動する可能性がある直結式の陸上輸送用冷凍装置へも適用することができる。
本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1の概略構成を示すブロック図である。
陸上輸送用冷凍装置1は、トラック等の車両荷台に搭載されている荷室(バン)に装備され、複数、たとえば、2個の冷凍区画に分割された荷室内部を異なる温度に冷却および加熱可能なことから、マルチタイプと呼ばれている。
トラックの荷台には、冷却空間を形成する荷室が搭載されている。この荷室は、内部空間に仕切壁を設けることにより、第1荷室2Aおよび第2荷室2Bよりなる二つの冷凍区画に分割されている。
陸上輸送用冷凍装置1には、冷媒を圧縮して高圧のガス冷媒として吐出する圧縮機3と、圧縮機3を駆動するエンジン等の動力源4と、荷室の外部に設置された室外熱交換器6と、荷室2A,2B内に設置された室内熱交換器7,8と、が備えられている。
圧縮機3は、たとえば、小型、高性能である開放型スクロール圧縮機が用いられている。なお、圧縮機3の形式については特に限定されるものではない。
エンジン等の動力源4には、車両走行用のエンジンから独立した専用のものがある。このような陸上輸送用冷凍装置1は、サブエンジン式と呼ばれている。サブエンジン式の陸上輸送用冷凍装置1は、車両走行用エンジンの出力を利用する直結式とは異なり、冷却能力に影響する圧縮機3の運転が、車両の走行状態に応じて頻繁に回転数変動を生じる車両走行用エンジンの影響を受けないという利点を有している。
室外熱交換器6および室内熱交換器7,8は、たとえば、長方形状のパラレルフロー型熱交換器により構成されているが、これに限定されるものではない。
圧縮機3の吐出側には、圧縮機3から吐出された高温高圧の冷媒ガスが通過する高温ガスポートHGが備えられている。
圧縮機3の吸入側には、圧縮機3へ戻る低圧の冷媒ガスが通過する低温ガスポートLGが備えられている。
室外熱交換器6および室内熱交換器7,8の管路の一端と高圧ガスポートHGとを接続する高圧ガス配管9,10,11が設けられている。高圧ガス配管9,10,11は相互に並列に配置されている。
高圧ガス配管9,10,11には、それぞれ配管の開閉を行う電磁弁である高圧開閉弁12,13,14が設けられている。
高圧ガス配管9,10,11における高圧開閉弁12,13,14の冷媒流れ方向下流側に位置する接続点X,Y,Zと、低圧ガスポートLGと、を接続する低圧ガス配管15,16,17が設けられている。低圧ガス配管15,16,17は相互に並列に配置されている。
低圧ガス配管15,16,17には、それぞれ配管の開閉を行う電磁弁である低圧開閉弁18,19,20が設けられている。
室外熱交換器6には室外ファン21によって外気が供給されるようにされている。
室内熱交換器7,8には、室内ファン22,23によって室内気が供給されるようにされている。室内ファン22は第1荷室2Aに室内熱交換器7を通って循環する気流を発生させる。室内ファン23は、第1荷室2Bに室内交換器8を通って循環する気流を発生させる。
室外熱交換器6および室内熱交換器7,8の管路の他端にはそれぞれ絞り配管25,26,27の一端が接続されている。絞り配管25,26,27は相互に並列に配置されている。
絞り配管25,26,27の他端は、高圧液ポートHLに接続され、相互に接続されている。言い換えると、絞り配管25,26,27の他端は、高圧液ポートHLで合流している。
絞り配管25,26,27には、絞り機構28,29,30が備えられている。絞り機構28,29,30は、膨張弁31,32,33と絞り開閉弁34,35,36とで構成されている。
膨張弁31,32,33は、冷媒を減圧させる機能を有している。絞り開閉弁34,35,36は、絞り配管25,26,27を開閉する機能を有する電磁弁である。
絞り機構28,29,30としては、膨張弁31,32,33および絞り開閉弁34,35,36の機能を合わせ持つ開度調整が可能な電子式膨張弁を用いてもよい。
絞り配管25,26,27には、絞り機構28,29,30をバイパスするバイパス配管37,38,39が備えられている。バイパス配管37,38,39には、逆止弁40,41,42が備えられている。
逆止弁40,41,42は、冷媒が高圧液ポートHL側から室外熱交換器6および室内熱交換器7,8側へ流れるのを防止し、室外熱交換器6および室内熱交換器7,8側から高圧液ポートHL側へ流れるのを許容する機能を有している。
以上説明したように構成された陸上輸送用冷凍装置1について、運転時の作用について図2〜図11を用いて説明する。
図2〜図11は、それぞれ本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置の一つの運転状態を示すブロック図である。
これらの図において、高圧開閉弁12,13,14、低圧開閉弁18,19,20および絞り開閉弁34,35,36の内、黒く塗りつぶされたものは開いている状態を示し、白抜きのものは閉じている状態を示している。室外ファン21および室内ファン22,23の内、黒く塗りつぶされたものは運転され送風している状態を示し、白抜きのものは停止されている状態を示している。
高圧ガス配管9,10,11、低圧ガス配管15,16,17、絞り配管25,26,27、バイパス配管37,38,39の内、太線で示すものは、冷媒が流れているものを示している。冷媒の流れ方向は、矢印で示されている。
図2は、第1荷室2Aおよび第2荷室2Bが冷却運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁12、低圧開閉弁19,20および絞り開閉弁35,36が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21および室内ファン22,23は全て運転されている。
圧縮機3が回転駆動されると、低圧の冷媒ガスを吸い込み、これを圧縮して高温高圧の過熱ガスである冷媒ガスを吐き出す。この冷媒ガスは、高圧ガスポートHGから高圧ガス配管9を通って室外熱交換器6に供給される。
室外熱交換器6に流入した冷媒ガスは、室外ファン21によって通風される外気と熱交換されて凝縮液化される。すなわち、室外熱交換器6は凝縮器(コンデンサ)として機能している。
この液化した液冷媒は、絞り開閉弁34が閉じているので、バイパス配管37を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管26,27に流入する。絞り配管26,27に流入した液冷媒は絞り弁32,33によって減圧されて室内熱交換器7,8に送られる。
室内熱交換器7,8に供給された液冷媒は、室内ファン22,23によって室内熱交換器7,8を通って循環する室内気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室内気から気化熱を奪うので、室内気は冷却される。この冷却空気により第1荷室2Aおよび第2荷室2B内が所定温度に冷却される。すなわち、室内熱交換器7,8は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室内熱交換器7,8でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管16,17を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。以下同様のサイクルを繰り返すことにより第1荷室2Aおよび第2荷室2Bの冷却運転が行われる。
図3は、第2荷室2Bが冷却運転、第1荷室2Aが停止(サーモオフによる停止を含む)されている場合、すなわち、冷却・停止混在運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁12、低圧開閉弁19,20および絞り開閉弁36が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21および室内ファン23は運転されている。
高圧開閉弁12が開かれているので、室外熱交換器6には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが供給される。供給された冷媒ガスは、室外ファン21によって通風される外気と熱交換されて凝縮液化されるので、室外熱交換器6は凝縮器(コンデンサ)として機能している。
液化された液冷媒は、バイパス配管37および高圧液ポートHLを経由して絞り配管27に流入する。絞り配管27に流入した液冷媒は絞り弁33によって減圧されて室内熱交換器8に送られる。
室内熱交換器8に供給された液冷媒は、室内ファン23によって室内熱交換器8を通って循環する室内気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室内気から気化熱を奪うので、室内気は冷却される。この冷却空気により第2荷室2B内が所定温度に冷却されるので、室内熱交換器8は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
絞り開閉弁35が閉じられているので、冷媒は室内熱交換器7へ供給されない。室内ファン22も運転されていないので、第1荷室2Aは空調運転が停止された状態である。
なお、室内ファン22は停止されているが、サーモオフによる停止の場合には、第1荷室2A内の温度分布を改善させるために室内ファン22を運転して室内気の循環を行うのが望ましい。
また、第1荷室2Aの室内温度が低圧飽和温度よりも低い場合には、低圧ガス配管16を通ってガス冷媒が室内熱交換器7へ流れ込み寝込み冷媒が増加するので、低圧開閉弁19を閉じるのが望ましい。
図4は、第1荷室2Aおよび第2荷室2Bが加熱運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁13,14、低圧開閉弁18および絞り開閉弁34が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21および室内ファン22,23は全て運転されている。
高圧開閉弁13,14が開かれているので、室内熱交換器7,8には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管10,11を通って供給される。供給された冷媒ガスは、室外ファン22,23によって通風される室内気と熱交換され、冷却されて凝縮液化される。このとき反対に室内気は加熱される。この加熱空気により第1荷室2Aおよび第2荷室2B内が所定温度に暖房される。すなわち、室内熱交換器7,8は凝縮器(コンデンサ)として機能している。
この液化した液冷媒は、絞り開閉弁35,36が閉じているので、バイパス配管38,39を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管25に流入する。絞り配管25に流入した液冷媒は絞り弁31によって減圧されて室外熱交換器6に送られる。
室外熱交換器6に供給された液冷媒は、室外ファン21によって通風される外気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室外気から気化熱を奪うので、室外気は冷却されるので、室外熱交換器6は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室外熱交換器6でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管15を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
図5は、第2荷室2Bが加熱運転、第1荷室2Aが停止(サーモオフによる停止を含む)されている場合、すなわち、加熱・停止混在運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁14、低圧開閉弁18,19および絞り開閉弁34が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21および室内ファン23は運転されている。
第2荷室2Bの加熱運転については、図4のものと同様に室内熱交換器8が凝縮器(コンデンサ)として機能し、室外熱交換器6が吸熱器(エバポレータ)として機能して行われる。その動作については図4のものと同様であるので重複した説明を省略する。
高圧開閉弁13および絞り開閉弁35が閉じられているので、冷媒は室内熱交換器7へ供給されない。室内ファン22も運転されていないので、第1荷室2Aは空調運転が停止された状態である。
なお、室内ファン22は停止されているが、サーモオフによる停止の場合には、第1荷室2A内の温度分布を改善させるために室内ファン22を運転して室内気の循環を行うのが望ましい。
また、第1荷室2Aの室内温度が低圧飽和温度よりも低い場合には、低圧ガス配管16を通ってガス冷媒が室内熱交換器7へ流れ込み寝込み冷媒が増加するので、低圧開閉弁19を閉じるのが望ましい。
図6は、第2荷室2Bが冷却運転、第1荷室2Aが加熱運転されている場合、すなわち、冷却・加熱混在運転(冷暖混合運転)されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁13、低圧開閉弁18,20および絞り開閉弁36が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室内ファン22,23は運転されている。
高圧開閉弁12および絞り開閉弁34が閉じられているので、冷媒は室外熱交換器6へ供給されない。室外ファン21も運転されていないので、室外熱交換器6は空調運転が停止された状態である。
なお、低圧開閉弁18が開かれているのは、冷媒が回収される運転条件の場合であって、たとえば、外気の温度が低圧飽和温度よりも低い場合には、低圧ガス配管15を通ってガス冷媒が室外熱交換器6へ流れ込み寝込み冷媒が増加するので、低圧開閉弁18を閉じるのが望ましい。
高圧開閉弁13が開かれているので、室内熱交換器7には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管10を通って供給される。供給された冷媒ガスは、室外ファン22によって通風される室内気と熱交換され、冷却されて凝縮液化される。このとき反対に室内気は加熱される。この加熱空気により第1荷室2A内が所定温度に暖房される。すなわち、室内熱交換器7は凝縮器(コンデンサ)として機能している。
この液化した液冷媒は、絞り開閉弁35が閉じているので、バイパス配管38を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管27に流入する。絞り配管27に流入した液冷媒は絞り弁36によって減圧されて室内熱交換器8に送られる。
室内熱交換器8に供給された液冷媒は、室内ファン21によって室内熱交換器8を通って循環する室内気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室内気から気化熱を奪うので、室内気は冷却される。この冷却空気により第2荷室2B内が所定温度に冷却される。すなわち、室内熱交換器7,8は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室内熱交換器8でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管17を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
このように、室内熱交換器7を凝縮器として機能させ、一方、室内熱交換器8を吸熱器として機能させるようにすれば、室内熱交換器7,8だけで冷暖混合運転を行うことができる。これは、第1荷室2Aと第2荷室2Bとの相互の熱のやり取りとなるので、冷却あるいは加熱の効率を格段に向上させることができる。
図7は、室内熱交換器7,8を同時にデフロスト運転する場合を示している。
この場合、高圧開閉弁13,14、低圧開閉弁18および絞り開閉弁34は開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21のみが運転されている。
高圧開閉弁13,14が開かれているので、室内熱交換器7,8には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管10,11を通って供給される。供給された冷媒ガスの熱量によって室内熱交換器7,8のデフロストを行う。冷媒ガスはデフロストに要した熱量に応じて一部あるいは全部液化される。すなわち、室内熱交換器7は、能力は小さくなるが凝縮器(コンデンサ)として機能している。
デフロストに用いられた冷媒は、絞り開閉弁35,36が閉じているので、バイパス配管38,39を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管25に流入する。絞り配管25に流入した冷媒は絞り弁31によって減圧されて室外熱交換器6に送られる。室外熱交換器6に供給された液冷媒は、室外ファン21によって通風される外気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室外気から気化熱を奪うので、室外気は冷却されるので、室外熱交換器6は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室外熱交換器6でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管15を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
図8は第1荷室2Aがデフロスト運転、第2荷室2Bが冷却運転されている場合、すなわち、冷却・デフロスト混在運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁13、低圧開閉弁18,20および絞り開閉弁36が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室内ファン23が運転されている。
高圧開閉弁13が開かれているので、室内熱交換器7には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管10を通って供給される。供給された冷媒ガスの熱量によって室内熱交換器7のデフロストを行う。冷媒ガスはデフロストに要した熱量に応じて一部あるいは全部液化される。すなわち、室内熱交換器7は、能力は小さくなるが凝縮器(コンデンサ)として機能している。
デフロストに用いられた冷媒は、絞り開閉弁35が閉じているので、バイパス配管38を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管27に流入する。絞り配管27に流入した冷媒は絞り弁33によって減圧されて室内熱交換器8に送られる。室内熱交換器8に供給された液冷媒は、室内ファン23によって通風される外気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室外気から気化熱を奪うので、室外気は冷却されるので、室内熱交換器8は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室内熱交換器8でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管17を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
なお、室内熱交換器7におけるコンデンサ能力が小さい場合、室内熱交換器8から圧縮機3に戻る低圧ガスの圧力が上昇し、圧縮機3から吐出する冷媒ガスの圧力が過上昇(高圧過上昇)する場合がある。この場合、高圧開閉弁12を開き、停止している室外熱交換器6を凝縮器として使用する。これにより、高圧過上昇を低下させる。高圧が低下すると、高圧開閉弁12を閉じて、室外熱交換器6の機能を停止する。
図9は、第1荷室2Aがデフロスト運転、第2荷室2Bが加熱運転されている場合、すなわち、加熱・デフロスト混在運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁13,14、低圧開閉弁18および絞り開閉弁34が開かれ、のこりの開閉弁は閉じられている。室外ファン21および室内ファン23は運転されている。
高圧開閉弁13が開かれているので、室内熱交換器7には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管10を通って供給される。供給された冷媒ガスの熱量によって室内熱交換器7のデフロストを行う。冷媒ガスはデフロストに要した熱量に応じて一部あるいは全部液化される。すなわち、室内熱交換器7は、能力は小さくなるが凝縮器(コンデンサ)として機能している。
また、高圧開閉弁14が開かれているので、室内熱交換器8には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管11を通って供給される。供給された冷媒ガスは、室内ファン23によって通風される室内気と熱交換され、冷却されて凝縮液化される。このとき反対に室内気は加熱される。この加熱空気により第2荷室2B内が所定温度に暖房される。すなわち、室内熱交換器8は凝縮器(コンデンサ)として機能している。
この液化した液冷媒は、絞り開閉弁35,36が閉じているので、バイパス配管38,39を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管25に流入する。絞り配管25に流入した液冷媒は絞り弁31によって減圧されて室外熱交換器6に送られる。
室外熱交換器6に供給された液冷媒は、室外ファン21によって通風される外気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室外気から気化熱を奪うので、室外気は冷却されるので、室外熱交換器6は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室外熱交換器6でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管15を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
図10は、第1荷室2Aが停止、第2荷室2Bがデフロスト運転されている場合、すなわち、停止・デフロスト混在運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁14、低圧開閉弁18,19および絞り開閉弁34は開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21が運転されている。
高圧開閉弁13および絞り開閉弁35が閉じられているので、冷媒は室内熱交換器7へ供給されない。室内ファン22も運転されていないので、第1荷室2Aは空調運転が停止された状態である。
高圧開閉弁14が開かれているので、室内熱交換器8には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管11を通って供給される。供給された冷媒ガスの熱量によって室内熱交換器8のデフロストを行う。冷媒ガスはデフロストに要した熱量に応じて一部あるいは全部液化される。すなわち、室内熱交換器8は、能力は小さくなるが凝縮器(コンデンサ)として機能している。
この液化した液冷媒は、絞り開閉弁36が閉じているので、バイパス配管39を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管25に流入する。絞り配管25に流入した液冷媒は絞り弁31によって減圧されて室外熱交換器6に送られる。
室外熱交換器6に供給された液冷媒は、室外ファン21によって通風される外気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室外気から気化熱を奪うので、室外気は冷却されるので、室外熱交換器6は吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室外熱交換器6でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管15を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
なお、室外ファン21は、圧縮機3出口の冷媒ガスの圧力が高い場合には、運転を停止する。
図11は、室外熱交換器6がデフロスト運転されている場合を示している。
この場合、高圧開閉弁12、低圧開閉弁19,20および絞り開閉弁35,36が開かれ、残りの開閉弁は閉じられている。室外ファン21および室内ファン22,23は全て運転されていない。
高圧開閉弁12が開かれているので、室外熱交換器6には、圧縮機3からの高温高圧の冷媒ガスが高圧ガス配管9を通って供給される。供給された冷媒ガスの熱量によって室内熱交換器6のデフロストを行う。冷媒ガスはデフロストに要した熱量に応じて一部あるいは全部液化される。すなわち、室外熱交換器6は、能力は小さくなるが凝縮器(コンデンサ)として機能している。
デフロストに用いられた冷媒は、絞り開閉弁34が閉じているので、バイパス配管37を通って高圧液ポートHLへ送られ、絞り配管26,27に流入する。絞り配管26,27に流入した冷媒は絞り弁32,33によって減圧されて室内熱交換器7,8に送られる。室内熱交換器7,8に供給された液冷媒は、周囲の室内気と熱交換されて蒸発ガス化される。このとき、室内気から気化熱を奪うので、室外気は冷却されるので、室内熱交換器7,8は、能力は小さいながら吸熱器(エバポレータ)として機能している。
室内熱交換器7,8でガス化されたガス冷媒は、低圧ガス配管16,17を通って圧縮機3の吸入側に吸入され、再度圧縮される。
このように、室外熱交換器6および室内熱交換器7,8は、それぞれ独立して凝縮器あるいは吸熱器として用いることができるので、図2〜図11に例示したように多様な運転を行うことができる。
室内熱交換器7,8を凝縮器として用いれば、第1荷室2Aおよび第2荷室2B内の室空気は加熱されるので、加熱運転を行うことができる。この加熱運転は、ヒートポンプ暖房であるので、効率的であり、かつ、大きな加熱能力を得ることができる。デフロスト時間を短縮することができる。
また、運転方法を変更する場合、高圧開閉弁12,13,14、低圧開閉弁18,19,20および絞り開閉弁34,35,36の開閉を切替えることになるが、これらは単純な開閉動作を行うだけであるので、いかなる条件であっても安定して、確実な切替えを行うことができる。
これにより、圧縮機の状態が大きく変動する可能性がある直結式の陸上輸送用冷凍装置へも適用することができる。
また、陸上輸送用冷凍装置1だけで、加熱運転を行うことができるので、従来よく用いられたように車両エンジンのエンジン冷却水の熱を利用する必要がなくなるので、車両の改造する架装費が低減される。また、エンジン冷却水をキャビン暖房に十分利用できるので、キャビン暖房の快適性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。
1 陸上輸送用冷凍装置
2A 第1荷室
2B 第2荷室
3 圧縮機
4 動力源
6 室外熱交換器
7,8 室内熱交換器
9,10,11 高圧ガス配管
12,13,14 高圧開閉弁
15,16,17 低圧ガス配管
18,19,20 低圧開閉弁
25,26,27 絞り配管
28,29,30 絞り機構
37,38,39 バイパス配管
40,41,42 逆止弁

Claims (1)

  1. 動力源によって駆動される圧縮機と、荷室が区切られた複数の冷凍区画毎に設置された複数の室内熱交換器と、前記荷室外に設置された室外熱交換器と、を備え、前記冷凍区画毎に異なる複数の輸送温度を創出可能な陸上輸送用冷凍装置であって、
    前記圧縮機の吐出側と前記室内熱交換器および前記室外熱交換器の管路の一端とを並列に接続する複数の高圧ガス配管と、
    該各高圧ガス配管の開閉を行う複数の高圧開閉弁と、
    前記各高圧ガス配管における前記高圧開閉弁の下流側位置と前記圧縮機の吸入側とを並列に接続する複数の低圧ガス配管と、
    該各低圧ガス配管の開閉を行う複数の低圧開閉弁と、
    一端が前記室内熱交換器および前記室外熱交換器の管路の他端に接続されるとともに他端が合流している複数の絞り配管と、
    該各絞り配管に設置され、開閉可能な減圧機能を持つ複数の絞り機構と、
    前記各絞り配管に前記絞り機構をバイパスするように設けられ、冷媒の前記室内熱交換器および前記室外熱交換器側への流入を防止する逆止弁を有する複数のバイパス配管と、
    が備えられていることを特徴とする陸上輸送用冷凍装置。
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