JP2010236830A - 輸送用冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも圧縮機3、コンデンサ5、減圧弁7、およびエバポレータ9が冷媒配管11によって接続された冷凍サイクルと、圧縮機3の吐出側の冷媒配管11から分岐してエバポレータ9の上流側の冷媒配管11に合流し、配管を開閉するバイパス開閉弁15を有しているホットガスバイパス配管13と、を備えている陸上輸送用冷凍装置1であって、ホットガスバイパス配管13の冷媒配管11への合流点Bを減圧弁7の上流側としたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
輸送用冷凍装置は、コンプレッサ、コンデンサユニット、エバポレータユニット等の機器類を冷媒配管で接続した冷凍サイクルを形成し、さらに、各種運転操作を行う制御部等を具備して構成されている。
また、輸送用冷凍装置には、1台の圧縮機に対して複数台(通常2〜3台)のエバポレータユニットを接続し、複数の区画毎に異なる輸送温度を創出できるようにしたマルチタイプがある。
また、輸送用冷凍装置は移動しながら使用されるので、時刻および天候の変化によって環境条件、たとえば、外気温度が大きく変化する。
ホットガスバイパス加熱方式には、たとえば、特許文献1に示されるようにホットガスバイパス配管に、流量を調整する高価な流量調整弁を持たないものと、たとえば、特許文献2に示されるようにモジュレーティングバルブによってホットガスの流量を調整できるものがある。
特許文献2に示されるものは、モジュレーティングバルブによってホットガスの流量を調整することによって加熱能力を調整することができるので、温度調整を十分に行うことができる。そのために、モジュレーティングバルブという高価な電動式のバルブを用いているので、製造コストが増加する。
すなわち、本発明にかかる輸送用冷凍装置は、少なくとも圧縮機、コンデンサ、可変容量の絞り機構、およびエバポレータが冷媒配管によって接続された冷凍サイクルと、前記圧縮機の吐出側の前記冷媒配管から分岐して前記エバポレータの上流側の冷媒配管に合流し、配管を開閉するバイパス開閉弁を有しているホットガスバイパス配管と、を備えている輸送用冷凍装置であって、前記ホットガスバイパス配管の前記冷媒配管への合流位置を前記絞り機構の上流側としたことを特徴とする。
このとき、ホットガスバイパス配管の冷媒配管への合流位置を絞り機構の上流側としているので、ホットガスは絞り機構を通ってエバポレータに供給されることになる。絞り機構は可変容量であるので、絞り機構の容量を変化させることによってエバポレータへ供給されるホットガスの流量を調整することができる。
エバポレータへ供給されるホットガスの流量が調整できると、庫内へ供給される熱量、言い換えれば、加熱能力を調整することができる。
したがって、たとえば、移動に伴う時刻および天候の変化によって環境条件、たとえば、外気温度が大きく変化しても、それに応じて加熱能力を調整することができるので、高精度の庫内温度維持、あるいは、設定温度への到達時間短縮を行うことができる。
また、ホットガスバイパス配管にホットガスの流量を調整する機能を持たせることが不要となるので、従来流量調整するために用いられていたモジュレーティングバルブを省略することができる。高価なモジュレーティングバルブを使用しないので、輸送用冷凍装置の製造コストの上昇を抑制することができる。
このように、複数のエバポレータは個別にホットガスの流量を調整できるので、たとえば、庫内が分割された複数の区画とされ、各区画にエバポレータが配置されている、いわゆるマルチタイプの輸送用冷凍装置において、区画毎に加熱能力を調整することができる。これにより、各区画の熱負荷と空調能力を最適に制御できるので、区画毎に高精度の庫内温度維持、あるいは、設定温度への到達時間短縮を行うことができる。
ホットガスバイパス配管を通って供給されるホットガスは、絞り機構によって流量を調整できるので、エバポレータの加熱能力を調整することができる。
一方、バイパス分岐配管は絞り機構とエバポレータとの間に合流するので、絞り機構を通らずにエバポレータに供給される。これにより、バイパス分岐配管から供給されるホットガスは絞り機構の最大冷媒通過量に制限されないので、それを越えて大量に供給することができる。このため、たとえば、低い庫内温度から加熱運転を開始して設定温度まで短時間で温度上昇させたい場合等で、大きな加熱能力を必要とする場合に用いられて有効である。
このように、ホットガスバイパス配管あるいはバイパス分岐配管を選択的に用いることによって、加熱能力を調整できることと、大量の加熱能力を与えることと、を選択できるので、多様な使用方法に対応することができる。
ホットガスバイパス配管におけるバイパス開閉弁の下流側にバイパス逆止弁を設けているので、バイパス開閉弁が閉じている場合でも、バイパス逆止弁よりも上流側のホットガスバイパス配管に冷媒が流れ込むことはない。
このように、冷媒逆止弁およびバイパス逆止弁によって使用されていない冷媒配管あるいはホットガスバイパス配管に冷媒が流れ込むのを防止できるので、冷媒の寝込みを抑制することができ、運転ロスを低減させることができる。
このように、通過するホットガスの温度が低下すると、バイパス開閉弁および絞り機構は耐熱性の低いタイプを用いることができるので、輸送用冷凍装置の製造コストを一層安価にすることができる。
また、ホットガスバイパス配管にホットガスの流量を調整する機能を持たせることが不要となるので、輸送用冷凍装置の製造コストの上昇を抑制することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置(輸送用冷凍装置)1について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1の全体概略構成を示すブロック図である。
陸上輸送用冷凍装置1は、トラックなど陸上輸送用車両の荷台に積載されたコンテナ内(庫内)を冷却し、積み込んだ荷物を所望の低温に維持して輸送する車両などに装備されるものである。
圧縮機3の吐出側と、コンデンサ5と、減圧弁7と、エバポレータ9と、圧縮機3の吸入側とは、冷媒配管11によって接続され、冷凍サイクルが形成されている。
圧縮機3は、車両走行用のエンジンから独立した専用の駆動源(エンジンや電動機)を備えている。このような陸上輸送用冷凍装置1は、サブエンジン方式と呼ばれている。サブエンジン方式の陸上輸送用冷凍装置は、車両走行用エンジンの出力を利用する直結方式とは異なり、冷却能力に影響する圧縮機3の運転が、車両の走行状態に応じて頻繁に回転数変動を生じる車両走行用エンジンの影響を受けないという利点を有している。
減圧弁7は、開度調整が可能な電子式膨張弁とされている。減圧弁7は開度を調整することによって冷媒の流量を調整することができる、言い換えると、可変容量である。
エバポレータ9は、庫内に設置され、液冷媒と庫内の空気とを熱交換させることにより、庫内の空気を冷却あるいは高温ガス冷媒と庫内の空気とを熱交換させることにより、庫内の空気を加熱する機能を有している。
ホットガスバイパス配管13には、バイパス開閉弁15が備えられている。バイパス開閉弁15は、電磁式の開閉弁であり、ホットガスバイパス配管13を開放あるいは閉鎖する機能を有している。
コンデンサ開閉弁17は、電磁式の開閉弁であり、冷媒配管11を開放あるいは閉鎖する機能を有している。
まず、庫内を低温に維持する冷却運転について説明する。
コンデンサ開閉弁17および減圧弁7が開かれ、バイパス開閉弁15が閉じられている状態で図示しないエンジンによって圧縮機5が駆動される。
圧縮機3が回転駆動されると、低圧の冷媒ガスを吸い込み、これを圧縮して高温高圧の過熱ガスである冷媒ガス(以下、ホットガスということもある。)を吐き出す。
この液冷媒は減圧弁7によって減圧されてエバポレータ9に供給される。エバポレータ9に供給された冷媒は循環する庫内の空気を冷却して蒸発ガス化される。
この冷却空気により庫内が所定温度に冷却される。蒸発ガス化された冷媒は、再び圧縮機3に吸入され、以下同様のサイクルを繰り返すことによって冷却運転が行われる。
この場合、バイパス開閉弁15が開放される。これにより、圧縮機3から吐出されるホットガスはホットガスバイパス配管13を流れる。
ホットガスバイパス配管13を流れるホットガスがエバポレータ9に供給される。エバポレータ9に供給されたホットガスは、エバポレータ9を通って庫内を循環する空気を加熱し、冷却される。この加熱された空気によって庫内は暖められる。
減圧弁7は、開度調整が可能な可変容量タイプであるので、減圧弁7の開度を変化させることによってエバポレータ9へ供給されるホットガスの流量を調整することができる。
エバポレータ9へ供給されるホットガスの流量が調整できると、庫内へ供給される熱量、言い換えれば、加熱能力を調整することができる。
また、ホットガスバイパス配管13にホットガスの流量を調整する機能を持たせることが不要となるので、従来流量調整するために用いられていたモジュレーティングバルブを省略することができる。高価なモジュレーティングバルブを使用しないので、輸送用冷凍装置の製造コストの上昇を抑制することができる。
本実施形態は、第1実施形態に対して、ホットガスバイパス配管13の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2は、本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1の全体概略構成を示すブロック図である。
バイパス分岐配管19には、分岐開閉弁21が備えられている。
分岐開閉弁21は、電磁式の開閉弁であり、バイパス分岐配管19を開放あるいは閉鎖する機能を有している。
分岐開閉弁21を有するバイパス分岐配管19とバイパス開閉弁15が存在する部分のホットガスバイパス配管13とは並列に配置されていることになる。
庫内を低温に維持する冷却運転については、上述の第1実施形態と同様であるので重複した説明を省略する。
加熱運転について説明する。本実施形態では、バイパス開閉弁15が存在する部分のホットガスバイパス配管13とバイパス分岐配管19とは並列に配置されているので、バイパス開閉弁15あるいは分岐開閉弁21の開閉を行うことによってホットガスは冷媒配管11にホットガスバイパス配管13あるいはバイパス分岐配管19を通って供給されることになる。
ホットガスバイパス配管13を通って供給されるホットガスは、減圧弁7によって流量を調整できるので、エバポレータ9の加熱能力を調整することができる等上述の第1実施形態と同様の作用・効果を有するので、ここでは重複した説明を省略する。
一方、バイパス開閉弁15を閉じたままで分岐開閉弁21を開放すると、ホットガスはバイパス分岐配管19から減圧弁7の下流側である合流点Dに供給される。したがって、バイパス分岐配管19を通って供給されるホットガスは減圧弁7を通らずにエバポレータ9に供給される。
たとえば、低い庫内温度から加熱運転を開始して設定温度まで短時間で温度上昇させたい場合等で、大きな加熱能力を必要とする場合に用いられて有効である。
このように、本実施形態では、バイパス開閉弁15あるいは分岐開閉弁21を選択して開放することによって、ホットガスバイパス配管13あるいはバイパス分岐配管を選択的に用いることができるので、減圧弁7を用いて加熱能力を調整する使用方法と、減圧弁7による供給量制限を受けずにホットガスを大量に供給して加熱能力を高める使用方法とを選択できるので、多様なニーズに対応することができる。
本実施形態は、第2実施形態に対して、ホットガスバイパス配管13および冷媒配管11の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第2実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3は、本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1の全体概略構成を示すブロック図である。
冷媒逆止弁23は、コンデンサ5からエバポレータ9へ向かって流れる冷媒を通過させ、冷媒が減圧弁7側からコンデンサ5へ流れるのを防止するものである。
ホットガスバイパス配管13におけるバイパス開閉弁15の下流側にバイパス逆止弁25が設けている。
バイパス逆止弁25は、ホットガスバイパス配管13から冷媒配管11へ流れる冷媒を通過させ、冷媒が冷媒配管11側からホットガスバイパス配管13へ流れるのを防止するものである。
庫内を低温に維持する冷却運転および加熱運転については、上述の第1実施形態および第2実施形態と同様であるので重複した説明を省略する。
加熱運転中にホットガスバイパス配管13を通って供給されるホットガスは圧縮機3を出た直後のものであるので、コンデンサ5部の冷媒圧力よりも高圧となっている。このため、ホットガスの一部はコンデンサ5へ向かって流れ、冷却されて液化し、溜まり込む可能性がある。
したがって、ホットガスがコンデンサ5側に流れ込んで液化して溜まり込むこと(液寝込み)を防止できるので、冷媒不足状態での運転となることを防止することができ、運転ロスを低減させることができる。
本実施形態では、ホットガスバイパス配管13におけるバイパス開閉弁15の下流側にバイパス逆止弁25を設けているので、バイパス開閉弁が閉じて冷却運転を行っている(高圧のホットガスが存在しない)場合でも、液冷媒はバイパス逆止弁25よりも上流側のホットガスバイパス配管13に冷媒が流れ込むことはない。
したがって、液冷媒が冷却運転に使用していない合流点Bからバイパス開閉弁15までの配管内に流れ込んで溜まり込むこと(液寝込み)を防止できるので、冷媒封入量を低減させることができる。
なお、バイパス開閉弁15が分岐点Aに近い位置に設置されているほど、また、バイパス逆止弁25が合流点Bに近づけて設置されているほど、効果が顕著となる。
本実施形態は、第3実施形態に対して、ホットガスバイパス配管13の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第3実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4は、本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1の全体概略構成を示すブロック図である。
上流側配管部分27は、ドレンパンを隈なく加熱するためドレンパン29の表面に蛇行するように取り付けられている。
上流側配管部分27の大部分は、バイパス分岐配管19が分岐する分岐点Cよりも上流側に位置している。
本実施形態では、ホットガスバイパス配管13を流れるホットガスは、上流側配管部分27でドレンパンを加熱することによって冷却されるので、バイパス開閉弁15および減圧弁7を通るホットガスの温度は、たとえば、100℃以下の温度に低下させられる。
このように温度が低下されたホットガスが、分岐開閉弁21、バイパス開閉弁15および減圧弁7を通ることになるので、分岐開閉弁21、バイパス開閉弁15および減圧弁7は耐熱性の低いタイプ、すなわち、一般的に入手しやすく、低コストのものを用いることができる。このため、陸上輸送用冷凍装置1の製造コストを一層安価にすることができる。
本実施形態は、第4実施形態に対して、適用する陸上輸送用冷凍装置1のタイプが異なっている。よって、本実施形態においては、この相違点について説明し、その他の部分については重複した説明を省略する。
なお、第4実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5は、本実施形態にかかる陸上輸送用冷凍装置1の全体概略構成を示すブロック図である。
陸上輸送用冷凍装置1には、エバポレータ9および減圧弁7が複数組、たとえば、2区画備えられ、各組のエバポレータ9および減圧弁7は各区画A,Bに設置されている。以下、区画A,Bに配置された部材を区別する場合には、符号にAあるいはBを付記して区別するが、特に、区別する必要がない場合には、AあるいはBを付記せずに説明する。
冷媒配管11Aには、エバポレータ9Aおよび減圧弁7Aが接続され、冷媒配管11Bには、エバポレータ9Bおよび減圧弁7Bが接続されているので、各組のエバポレータ9および減圧弁7は、並列に接続されていることになる。
ホットガスバイパス配管13A,13Bの冷媒配管11A,11Bへの合流点はそれぞれ減圧弁7A,7Bの上流側とされているので、ホットガスバイパス配管13Aとホットガスバイパス配管13Bとは、冷媒配管11,11A,11Bに並列に接続されている。
バイパス開閉弁15A,15B、バイパス分岐配管19A,19B、分岐開閉弁21A,21B、冷媒逆止弁23A,23Bおよびバイパス逆止弁25A,25Bの設置位置は、第4実施形態と同様である。
マルチタイプの陸上輸送用冷凍装置1では、区画A,Bで設定温度を異ならせた運転がよく行われる。極端な場合は、一方の区画で加熱運転を行い、他の区画で冷却運転を行うこともある。以下、これらについて説明する。
たとえば、このとき、減圧弁7A,7Bの開度を調整すると、エバポレータ9A,9Bへ送られる冷媒量を異なるように調整することができ、区画A,Bにおける冷却能力を異ならせることができる。
圧縮機3から吐出されるホットガスは、一部はコンデンサ5に、残りはホットガスバイパス配管13Bを通って冷凍配管11Bにおける減圧弁7Bの上流側に送られる。
コンデンサ5に送られたホットガスは、凝縮されて液冷媒とされ、冷媒配管11Aを通ってエバポレータ9Aへ送られる。
一方、ホットガスバイパス配管13Bを通って減圧弁7B上流側の冷媒配管11Bに送られたホットガスは、減圧弁7Bで減圧された後にエバポレータ9Bへ送られる。
これにより、エバポレータ9Aの冷却能力およびエバポレータ9Bの加熱能力を調整することができる。
なお、区画Bでの温度上昇を急ぐ場合には、第2実施形態で説明したように、バイパス開閉弁15Bを閉じ、分岐開閉弁21を開放し、ホットガスがバイパス分岐配管19Bを経由して供給されるようにしてもよい。
この場合、減圧弁7A,7Bの開度を調整すると、エバポレータ9A,9Bへ送られるホットガス量を異なるように調整すること、言い換えると、ホットガスの分配制御ができる。減圧弁7A,7Bの開度を調整することによって、区画A,Bにおける加熱能力の調整が連続的に行うことができる。
これらにより、各区画A,Bの熱負荷と空調能力を最適に制御できるので、区画毎に高精度の庫内温度維持、あるいは、設定温度への到達時間短縮を行うことができる。
たとえば、第2実施形態のように冷媒逆止弁23A,23Bおよびバイパス逆止弁25A,25Bを設けないようにしてもよい。
また、第1実施形態のようにバイパス分岐配管19A,19B、分岐開閉弁21A,21B、冷媒逆止弁23A,23Bおよびバイパス逆止弁25A,25Bを設けないようにしてもよい。
たとえば、陸上輸送用冷凍装置に限らず、海上輸送用冷凍装置あるいは航空輸送用冷凍装置に適用できるのは当然である。
3 圧縮機
5 コンデンサ
7,7A,7B 減圧弁
9,9A,9B エバポレータ
11,11A,11B 冷媒配管
13,13A,13B ホットガスバイパス配管
15,15A,15B バイパス開閉弁
19,19A,19B バイパス分岐配管
21,21A,21B 分岐開閉弁
23,23A,23B 冷媒逆止弁
25,25A,25B バイパス逆止弁
Claims (5)
- 少なくとも圧縮機、コンデンサ、可変容量の絞り機構、およびエバポレータが冷媒配管によって接続された冷凍サイクルと、
前記圧縮機の吐出側の前記冷媒配管から分岐して前記エバポレータの上流側の冷媒配管に合流し、配管を開閉するバイパス開閉弁を有しているホットガスバイパス配管と、を備えている輸送用冷凍装置であって、
前記ホットガスバイパス配管の前記冷媒配管への合流位置を前記絞り機構の上流側としたことを特徴とする輸送用冷凍装置。 - 前記エバポレータおよび前記絞り機構が複数組備えられ、前記冷媒配管に各組の前記エバポレータおよび前記絞り機構が並列に接続され、
前記ホットガスバイパス配管が各組ごとに並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の輸送用冷凍装置。 - 前記ホットガスバイパス配管における前記バイパス開閉弁の上流側から分岐し、前記冷媒配管における前記絞り機構と前記エバポレータとの間に合流するバイパス分岐配管を備え、該バイパス分岐配管には配管を開閉する分岐開閉弁が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の輸送用冷凍装置。
- 前記冷媒配管における前記合流位置の上流側に冷媒逆止弁を設け、
前記ホットガスバイパス配管における前記バイパス開閉弁の下流側にバイパス逆止弁を設けていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の輸送用冷凍装置。 - 前記ホットガスバイパス配管における前記バイパス開閉弁よりも上流側に位置する上流側配管部分は前記エバポレータのドレンを加熱するドレンパンヒータとして用いられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の輸送用冷凍装置。
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