JP2010236554A5 - - Google Patents

Description

再生工程は、ＳＣＲ触媒がその、ＮＨ_３とＮＯ_ｘの反応に触媒作用する低温活性温度より下または上にある時に起こることができる。ＳＣＲ触媒の低温活性温度より下にある時、ＮＨ_３またはＮＨ_３前駆物質は、実質的にＮＨ _ｘ のすべてが蓄積されたＮＯ _ｘ によって消費されるように計量供給される。ＳＣＲ触媒が活性化されると、ＮＨ _３ またはＮＨ _３ 前駆物質は、ＮＯ_ｘに対して化学量論的量を超えるＮＨ_３がＳＣＲ触媒上で存在し、ＮＯ_ｘトラップの再生に十分なＮＨ_３がＳＣＲ触媒をすり抜けるように計量供給される。ＳＣＲ触媒を通過するＮＨ_３のすり抜けが停止すると、再生工程は終了するので、吸収工程が、残留ＮＯ_ｘの吸収を再生工程で得た最終レベルから再び開始する。あるいは、意図的なＮＨ_３のすり抜けを行わずに、ＳＣＲ触媒からすり抜けたＮＨ_３により、ＮＯ_ｘトラップを「受動的に」再生する。再生工程を長期に、例えばニトロシル塩の分解が完了するまで続行すると、吸収装置２８を離れるガスのＮＨ_３含有量は、再生開始における水準に上昇し、従来の連続式ＳＣＲにおけるようにクリーン−アップ触媒を装備しない限り、ＮＨ_３を大気中に放出することになる。

Claims (2)

1. リーンバーン内燃機関用の排気機構であって、
   酸化窒素（ＮＯｘ）吸収材と、
   窒素系還元剤またはその前駆物質によるＮＯｘの選択的触媒還元（ＳＣＲ）を触媒作用させる第一ＳＣＲ触媒と、
   前記第一ＳＣＲ触媒の上流に、前記窒素系還元剤またはその前駆物質を排気ガス中に導入するための第一手段と、
   前記第一ＳＣＲ触媒の上流に、前記窒素系還元剤またはその前駆物質を前記排気ガス中に導入する第一手段に供給するための、前記窒素系還元剤またはその前駆物質の供給源と、及び
   前記窒素系還元剤またはその前駆物質を前記排気ガス中に導入することを制御する手段とを備えてなり、
   前記第一ＳＣＲ触媒が、第二のモノリス基材に支持された前記ＮＯｘ吸収材の上流に、第一のモノリス基材に配置されてなり、
   前記制御手段が、前記第一ＳＣＲ触媒がＮＯｘをＮ_２に還元するのに活性である場合にのみ、前記第一導入手段により、前記窒素系還元剤またはその前駆物質を前記排気ガスに導入し、酸化窒素（ＮＯｘ）吸収材の下流で前記窒素系還元剤またはその前駆物質が検出されると、前記第一導入手段により前記窒素系還元剤またはその前駆物質の前記排気ガス中への導入量を減少させるように設計されてなり、
   それによって、大気中への前記窒素系還元剤またはその前駆物質の排出を阻止する、
   リーンバーン内燃機関用の排気機構。
2. 排気機構を備えたリーンバーン内燃機関から排出される排気ガス中のＮＯｘを処理する方法であって、
   前記排気機構が、
   酸化窒素（ＮＯｘ）吸収材と、
   窒素系還元剤またはその前駆物質によるＮＯｘの選択的触媒還元（ＳＣＲ）を触媒作用させる第一ＳＣＲ触媒とを備えてなり、
   前記第一ＳＣＲ触媒が、第二のモノリス基材に支持された前記ＮＯｘ吸収材の上流に、第一のモノリス基材に配置されてなり、
   前記方法が、
   前記第一ＳＣＲ触媒がＮＯｘをＮ_２に還元するのに不活性である時、ＮＯｘ吸収材を、ＮＯｘ吸収材に貯蔵された総ＮＯｘを完全に還元するには不十分な前記窒素系還元剤またはその前駆物質と接触させ、及び
   前記第一ＳＣＲ触媒がＮＯｘをＮ_２に還元するのに活性である時、前記第一ＳＣＲ触媒を、十分な窒素系還元剤またはその前駆物質と接触させ、前記排気ガス中のＮＯｘをＮ_２に還元し、酸化窒素（ＮＯｘ）吸収材の下流で前記窒素系還元剤が検出されると、前記窒素系還元剤またはその前駆物質の第一ＳＣＲ触媒との接触量を減少させ、
   それによって、大気中への前記窒素系還元剤またはその前駆物質の排出を阻止すること
   を含んでなる、処理方法。