JP2010234992A - 温度調整装置 - Google Patents

温度調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010234992A
JP2010234992A JP2009086147A JP2009086147A JP2010234992A JP 2010234992 A JP2010234992 A JP 2010234992A JP 2009086147 A JP2009086147 A JP 2009086147A JP 2009086147 A JP2009086147 A JP 2009086147A JP 2010234992 A JP2010234992 A JP 2010234992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
assembled battery
temperature
housing
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009086147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5336905B2 (ja
Inventor
Makoto Kawahara
誠 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009086147A priority Critical patent/JP5336905B2/ja
Publication of JP2010234992A publication Critical patent/JP2010234992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5336905B2 publication Critical patent/JP5336905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】組電池を速やかに暖機可能な温度調整装置を提供する。
【解決手段】燃料電池車100の車室111外に配置された組電池10の温度を調整する温度調整装置であって、内部に組電池10を収納する筐体20と、外部から筐体20内に吸気される空気が通流する吸気ダクト30と、筐体20内から外部に排気される空気が通流する排気ダクト51と、吸気ダクト30に設けられ、筐体20内に吸気される空気を加熱するヒータ41と、空気を通流させるためのファン61と、を備え、吸気ダクト30の吸気口32と排気ダクト51の排気口52は、燃料電池車100の後方に向かって開口している。
【選択図】図3

Description

本発明は、組電池の温度を調整する温度調整装置に関する。
近年、燃料電池車やハイブリッド車の開発が急速に進められている。このような燃料電池車等は、リチウムイオン型の組電池を搭載し、加速時に組電池を放電させることでモータをアシストしたり、減速時の回生電力を組電池に充電したりしている。
ところが、このような組電池の充放電性能は温度に大きく依存し、例えば組電池の温度が低い場合、放電性能を高めるため、組電池を暖機する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−341448号公報
このような組電池を搭載する燃料電池車は、低温環境下(例えば0℃以下)でも、始動・走行するため、組電池の暖機技術に関しては、更なる改良・改善が望まれる。
そこで、本発明は、組電池を速やかに暖機可能な温度調整装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、車両の車室外に配置された組電池の温度を調整する温度調整装置であって、内部に前記組電池を収納する筐体と、外部から前記筐体内に吸気される空気が通流する吸気配管と、前記筐体内から外部に排気される空気が通流する排気配管と、前記吸気配管に設けられ、前記筐体内に吸気される空気を加熱するヒータと、空気を通流させるためのファンと、を備え、前記吸気配管の吸気口と前記排気配管の排気口は、車両の後方に向かって開口していることを特徴とする温度調整装置である。
このような温度調整装置によれば、ヒータが筐体内に吸気される空気を加熱し、この暖められた空気が、組電池を暖機する。
そして、吸気配管の吸気口と排気配管の排気口は、いずれも、車両の後方に向かって開口しているので、つまり、吸気口と排気口とは同一の向きであるので、排気配管の排気口から外部に排気された空気が、吸気口から吸気配管に吸気されやすくなる。
ここで、排気口から排気される空気は、充放電することで自己発熱する組電池によって暖められている。そして、この暖められた空気が、前記したように、吸気口、吸気配管を通り、ヒータで暖められた後、筐体内に供給され、組電池を暖機する。このようにして、自己発熱する組電池で暖められ、排気口から排気された空気が、筐体内に再び供給され、組電池を暖めるので、組電池を速やかに暖機できる。
また、吸気配管の吸気口と排気配管の排気口とは、車両の後方に向かって開口しているので、例えば、車両が低温環境下を走行している場合において、低温の走行風が吸気口及び排気口には導入されにくい。すなわち、低温の走行風は筐体内に導入されにくく、低温の走行風によって組電池の暖機が遅れることはない。
また、前記温度調整装置において、前記排気配管に設けられ、前記組電池の暖機時にその開度が小さくなる弁装置を備えることを特徴とする。
このような温度調整装置によれば、組電池の暖機時、弁装置の開度は小さくなり、筐体内から外部に空気が排気されにくくなる。すなわち、空気は、筐体内で自己発熱する組電池でさらに暖められた後、外部に排気されるので、排気される空気の温度は高くなる。
そして、この温度の高い空気が、吸気口、吸気配管を通って、筐体内に供給されるので、組電池を速やかに暖機できる。
また、前記温度調整装置において、前記ファンは、前記排気配管に設けられ、前記組電池の暖機時に前記筐体内から外部に排気される空気の流量を少なくすることを特徴とする。
このような温度調整装置によれば、組電池の暖機時、ファンが、筐体内から外部に排気される空気の流量を少なくする。
これにより、空気は、筐体内で自己発熱する組電池でさらに暖められた後、外部に排気されるので、排気される空気の温度は高くなる。そして、この温度の高い空気が、吸気口、吸気配管を通って、筐体内に供給されるので、組電池を速やかに暖機できる。
また、前記温度調整装置において、前記ヒータは、格子状であり、吸気された空気に同伴する異物を除去することを特徴とする。
このような温度調整装置によれば、格子状のヒータによって、吸気される空気に同伴する異物を除去できる。
また、前記温度調整装置において、前記ヒータの下流の前記吸気配管に、吸気された空気に同伴する異物を除去するフィルタを備えることを特徴とする。
このような温度調整装置によれば、フィルタによって、吸気された空気に同伴する異物を除去できる。
なお、フィルタの目開き(ピッチ)は、格子状のヒータの目開きよりも小さいことが好ましい。
また、前記温度調整装置において、前記ファンは、前記組電池の冷却時において、吸気される空気の流量を制御することを特徴とする。
このような温度調整装置によれば、組電池の冷却時、ファンが吸気される空気の流量を制御することにより、組電池を好適に冷却できる。
なお、組電池の温度が高くなるほど、ファンは吸気される空気の流量を増加させることが好ましい。
また、前記温度調整装置において、前記吸気口は、前記排気口よりも高い位置であることを特徴とする。
このような温度調整装置によれば、高さ方向において、吸気口は、排気口よりも高い位置であるので、仮に、排気口から結露水等が排出されたとしても、この排出された結露水等が吸気口に浸入することはない。また、吸気口は、高い位置に配置されているので、雨水等がこの吸気口に浸入することもない。
本発明によれば、組電池を速やかに暖機可能な温度調整装置を提供することができる。
本実施形態に係る燃料電池車の側面図である。 本実施形態に係る燃料電池車の側面図を拡大した図である。 本実施形態に係る組電池装置の斜視図である。 本実施形態に係る組電池装置の分解斜視図である。 図3のX1−X1線断面図である。 図3のX2−X2線断面図である。 図3のX3−X3線断面図である。 本実施形態に係る組電池装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
≪組電池装置の構成≫
図1に示すように、本実施形態に係る組電池装置1は、燃料電池スタック(図示しない)と共に、燃料電池車100(車両)に搭載されている。組電池装置1は、後記するECU70(Electronic Control Unit、電子制御装置)からの指令に従って、燃料電池スタックの余剰発電電力や減速時における走行用のモータからの回生電力を充電したり、加速時に放電し、その電力をモータに供給することで、燃料電池スタックをアシストするものである。
なお、組電池10の充放電は、組電池10の出力端子に接続され、ECU70の指令に従う図示しない電力制御器(DC/DCコンバータ)によって制御される。
図1及び図2に示すように、燃料電池車100内は、ダッシュボードパネル101、フロアパネル102及びトランクフロアパネル103によって、車室111及びトランクルーム112と、モータ室121、センタートンネル122及びタンク室123と、に仕切られている。モータ室121には、走行用のモータや変速機(図示しない)が配置されており、センタートンネル122には、燃料電池スタック(図示しない)が配置されており、タンク室123には、水素タンク124が配置されている。
そして、組電池装置1(組電池10)は、後部座席(図示しない)下方のフロアパネル102下のセンタートンネル122内、つまり、車室111外に配置されている。
このような組電池装置1は、組電池10の温度を調整する温度調整装置が組み込まれたものであって、組電池10と、温度センサ12と、筐体20と、吸気ダクト30(吸気配管)と、ヒータ41と、フィルタ42と、排気ダクト51(排気配管)と、ファン61、バタフライ弁62(弁装置)と、ECU70とを備えている。
<組電池>
組電池10は、複数の単電池11を備えており、複数の単電池11はバスバー(図示しない)によって直列で接続されている。単電池11は、例えば、リチウムイオン型、ニッケル水素型の二次電池から構成され、充放電可能であると共に、その充放電性能は温度に大きく依存する。なお、単電池11は充放電すると自己発熱する。
また、複数の単電池11は、左右方向(車幅方向)及び上下方向において、所定の隙間を隔てて配置されている(図5参照)。そして、単電池11(組電池10)を暖機又は冷却する空気が、前記隙間を通流するようになっている。
なお、図4及び図5では、円柱状の単電池11を記載しているが、これに限定されず、角型の単電池11でもよい。また、左右方向及び上下方向における単電池11の数は適宜変更してよい。
<温度センサ>
温度センサ12は、組電池10の温度を検出するセンサであり、本実施形態では、2つの温度センサ12、12が、組電池10を構成する適所の単電池11、11にそれぞれ取り付けられている(図5参照)。
そして、温度センサ12は、検出した組電池10(単電池11)の現在の温度T11をECU70に出力するようになっている。
ただし、温度センサ12の数・位置はこれに限定されず、適宜変更してよく、例えば、各単電池11に取り付けてもよい。また、筐体20外に温度センサ12を取り付け、検出される温度に基づいて、組電池10の温度T11を推定する構成でもよい。
<筐体>
筐体20は、内部に組電池10を収納することで、組電池10を水、埃等から保護する電池ボックスであり、平形の箱状を呈している。そして、筐体20は、井桁状のサブフレーム130上に固定されている(図4参照)。
なお、サブフレーム130は、前後方向に延びる2本の前後フレーム131、131と、これに接合された2本のクロスメンバ132、132とによって、井桁状に構成されている。そして、サブフレーム130の下面には、アンダーカバー133が取り付けられており、前後フレーム131、クロスメンバ132、アンダーカバー133及び後記する底パネル25で囲まれた空間は、筐体20から排出された空気の排気流路134として機能している(図5参照)。
筐体20は、上パネル21と、2枚の側パネル22、22と、前パネル23と、後パネル24と、2枚の底パネル25、25とを備えている。
側パネル22、22は、筐体20の左壁部又は右壁部を構成し、各側パネル22には、筐体20内に向かう空気が通る4つの空気導入孔22aが形成されている(図4参照)。
すなわち、側パネル22、22は、車幅方向において筐体20の両端部にそれぞれ配置されると共に、筐体20の対向する面(左側面、右側面)を構成している。そして、組電池10を暖機/冷却する空気が、この対向する側パネル22の空気導入孔22aから、筐体20内に導入するようになっている(図5参照)。
底パネル25、25は、筐体20の底壁部を構成している。底パネル25、25は、車幅方向において、所定間隔を隔てて配置されており、底パネル25、25の間は、筐体20内の空気を、筐体20下の排気流路134に排気する排気口26となっている(図5参照)。なお、排気口26は、車幅方向において、側パネル22、22の略中間位置に配置されている。
<吸気ダクト>
吸気ダクト30は、タンク室123(外部)から筐体20内に吸気される空気が通流する吸気配管を構成している。吸気ダクト30は、上流から下流に向かって、吸気部31と、吸気部31の下流端で二股に分岐した左分岐部33及び右分岐部34と、を備えている。
なお、吸気部31から左分岐部33及び右分岐部34に分岐する分岐部分35は、後方視で略逆T字形を呈している(図3、図6参照)。
吸気部31は、略上下方向に延び、その上流端に吸気口32が形成されており、吸気口32は車両の後方に向かって開口している。これにより、例えば、燃料電池車100が低温環境下を走行した場合において、組電池10を暖機すべきとき、低温の走行風が吸気口32に流入しにくく、その結果、組電池10が速やかに暖機されるようになっている。
また、吸気口32は、高さ方向(上下方向)において、後記する排気ダクト51の排気口52よりも高い位置に配置されている(図2参照)。これにより、仮に、排気口52から結露水等が排出されたとしても、この結露水等が吸気口32に浸入することはない。また、吸気口32は、高い位置に配置されているので、雨水等が浸入することもない。
左分岐部33は、吸気部31の下流端から、左方に延びた後、前方に延びるように形成されており、左側の側パネル22に接続されている。そして、吸気部31から左に分岐した空気は、左分岐部33、左側の側パネル22の4つの空気導入孔22aを順に通って、筐体20の左側内に導入するようになっている(図5参照)。
右分岐部34は、吸気部31の下流端から、右方に延びた後、前方に延びるように形成されており、右側の側パネル22に接続されている。そして、吸気部31から右に分岐した空気は、右分岐部34、右側の側パネル22の4つの空気導入孔22aを順に通って、筐体20の右側内に導入するようになっている(図5参照)。
<ヒータ>
ヒータ41は、格子状に形成されており、空気がヒータ41を通過可能となっている(図3参照)。そして、ヒータ41は、吸気口32に取り付けられており、吸気される空気に同伴するやや大きめの異物(例えば枯葉)を除去するようになっている。
このようなヒータ41は、セラミックヒータ、ニクロム線ヒータ等からなり、組電池10及び/又は燃料電池スタック(図示しない)を電源すると共に、ECU70によってON/OFF制御されるようになっている。そして、ヒータ41がONされると、吸気される空気が暖められ、暖められた空気が組電池10を暖機するようになっている。
<フィルタ>
フィルタ42は、吸気される空気に同伴する微小な異物(埃、塵等)を除去するものであって、本実施形態では略角筒状を呈しており、吸気ダクト30の前記した略逆T字形を呈する分岐部分35内、つまり、ヒータ41の下流に配置されている(図3、図6参照)。
このようなフィルタ42は、例えば不織布から形成され、フィルタ42の目開きは格子状のヒータ41の目開きよりも小さく設計されている。そして、吸気部31からの空気は、略角筒状のフィルタ42の中空部に流入した後、分岐することで左又は右に通流向きを変えた後、フィルタ42の周壁部を通過する際に、埃、塵等の微小な異物が除去されるようになっている(図6参照)。
フィルタ42の下方には、フィルタ42のメンテナンス時に取り外されるリッド43が吸気ダクト30に着脱自在に取り付けられている(図6参照)。また、リッド43の中央には、凹部44が形成されており、この凹部44にフィルタ42で除去された埃や、結露水が溜まるようになっている。
<排気ダクト>
排気ダクト51は、筐体20内からタンク室123(外部)に排気される空気が通流する排気配管を構成しており、筐体20の左方に配置されると共に、前記した筐体20下の排気流路134と連通している(図3、図6参照)。
そして、排気ダクト51の排気口52は、車両の後方に向かって開口しており、筐体20からの空気は後方に向かって排気されるようになっている(図2、図3参照)。これにより、後方に向かって開口する吸気口32と同様に、例えば、燃料電池車100が低温環境下を走行した場合において、組電池10を暖機すべきとき、低温の走行風が排気口52に流入しにくくなっている。
また、排気口52と吸気口32とは、同一向きである後方に向かって開口しているので、組電池10で暖められ、排気口52から排気された空気の一部が、吸気口32から吸気されやすくなっている。これにより、組電池10の廃熱が、組電池10の暖機に再利用され、組電池10が速やかに暖機されるようになっている。
<ファン>
ファン61は、作動することで暖機風又は冷却風となる空気の流れを生じさせるものであり、排気ダクト51内に設けられている(図5、図7参照)。
ファン61は、組電池10及び/又は燃料電池スタック(図示しない)を電源とすると共に、ECU70によってON/OFF制御、並びに、その回転速度(空気の流量)が制御されるようになっている。
なお、本実施形態では、ファン61は一定の回転速度で回転する場合を例示する。
<バラフライ弁>
バタフライ弁62は、排気ダクト51内であって、ファン61よりも下流に設けられている(図7参照)。
バタフライ弁62は、リターンスプリング(図示しない)によって常開型(ノーマルオープン型)で構成されると共に、その開度は、ECU70からの指令に従うステッピングモータ(図示しない)によって制御される。
そして、バタフライ弁62の開度が小さくなると、筐体20内の空気が、排気ダクト51(筐体20)から外部に排気されにくくなる。すなわち、排気ダクト51から排気される空気の流量が少なくなる。つまり、通流する空気が筐体20内の組電池10でさらに暖められた後、外部に排気されることになり、排気される空気の温度が上昇するようになっている。
<ECU>
ECU70は、組電池装置1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されており、その内部に記憶されたプログラムに従って、ヒータ41、ファン61及びバタフライ弁62を制御し、各種処理を実行するようになっている。
≪組電池装置の動作・効果≫
次に、図8を参照して、組電池装置1の動作・効果を説明する。
なお、組電池10は、ECU70からの指令に従って充電又は放電し、自己発熱している。
ステップS101において、ECU70は、組電池10の現在の温度T11が、第1温度T1以下であるか否か判定する。第1温度T1は、組電池10の充放電特性を高めるため、組電池10の暖機を開始すべきと判断される温度(例えば0℃)であり、事前試験等により求められ、ECU70に予め記憶されている。
現在の温度T11が、第1温度T1以下であると判定した場合(S101・Yes)、組電池10を暖機する必要があると判断し、ECU70の処理はステップS102に進む。
一方、現在の温度T11が、第1温度T1以下でないと判定した場合(S101・No)、組電池10を暖機する必要はないと判断し、ECU70の処理はステップS103に進む。
ステップS102において、ECU70は、ヒータ41及びファン61をONし、バタフライ弁62の開度を小さくする。
そうすると、タンク室123の空気は、ヒータ41で暖められつつ、吸気口32から吸気部31に吸気される。そして、この暖められた空気は、左分岐部33と右分岐部34に分岐された後、左右の側パネル22の空気導入孔22aから筐体20内に導入し、組電池10を暖める。その後、空気は、筐体20内から、排気口26、排気流路134、排気ダクト51、排気口52を通って、タンク室123に排気される。
ここで、筐体20内を通流する空気は、自己発熱する組電池10によって暖められる。しかも、バタフライ弁62の開度は小さくなっているので、空気は筐体20から排出されにくく、つまり、空気が筐体20内を通流する時間は長くなるので、排気ダクト51からタンク室123に排気される空気の流量は少なくなると共に、その温度は高くなる。
なお、ここでは、バタフライ弁62の開度を小さくし、空気の流量を少なくしているが、その他にファン61の回転速度を下げ、排気される空気の流量を少なくする構成としてもよい。
そして、排気口52と吸気口32とは、タンク室123において、いずれも後方に向かって開口しているので、排気口52から排気された温度の高い空気の一部は、吸気口32から吸気され、ヒータ41で暖められた後、筐体20内に導入され、組電池10を暖める。このようにして、筐体20から排気された暖かい空気の一部が、再び、筐体20内に供給されるので、組電池10は速やかに暖機される。
よって、組電池10の温度T11や外気温度が低くなるほど、組電池10を早急に暖機するべく、バタフライ弁62の開度を小さくしたり、ヒータ41の加熱量(出力)を高めることが好ましい。
また、排気口52から排気された温度の高い空気の一部は、筐体20周囲のタンク室123やセンタートンネル122に滞留する。そして、このようにセンタートンネル122等に滞留する空気よって、組電池装置1は保温され、燃料電池車100が低温環境下を走行したとしても、温度低下することはない。
このようにして、組電池10が速やかに暖機されるので、組電池10は高出力で放電可能となる。したがって、例えば、燃料電池車100が低温環境下で始動した場合において、燃料電池スタックの出力(発電性能)が十分に上昇していないときでも、暖機した組電池10を放電させることで、燃料電池スタックを良好にアシストでき、燃料電池車100は運転者の意思に応じて走行可能となる。
その後、ECU70の処理は、リターンを通って、スタートに戻る。
ステップS103において、ECU70は、組電池10の現在の温度T11が、第2温度T2以上であるか否か判定する。第2温度T2は、過昇温による組電池10の劣化を防止するため、組電池10の冷却を開始すべきと判断される温度(例えば50℃)であり、事前試験等により求められ、ECU70に予め記憶されている。
現在の温度T11が、第2温度T2以上であると判定した場合(S103・Yes)、組電池10を冷却する必要があると判断し、ECU70の処理はステップS105に進む。
一方、現在の温度T11が、第2温度T2以上でないと判定した場合(S103・No)、組電池10を冷却する必要はないと判断し、ECU70の処理はステップS104に進む。なお、ステップ104に進む場合、組電池10の温度は、組電池10が劣化することなく良好に充放電可能な通常温度範囲にある。
ステップS104において、ECU70は、ヒータ41及びファン61をOFFする。また、ECU70は、バタフライ弁62の開度を全開とする。
その後、ECU70の処理はリターンに進む。
ステップS105において、ECU70は、ヒータ41をOFFし、ファン61をONする。また、ECU70は、バタフライ弁62の開度を全開とする。そうすると、筐体20内を通流する空気によって、組電池10は速やかに冷却される。
なお、組電池10の温度T11が高くなるほど、組電池10を早急に冷却するべく、ファン61の回転速度を高めることが好ましい。
その後、ECU70の処理はリターンに進む。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することができる。
前記した実施形態では、ヒータ41が吸気口32に設けられた構成を例示したが、その他に例えば、吸気部31の途中に設けられた構成でもよい。
前記した実施形態では、組電池装置1が燃料電池車100に搭載された構成を例示したが、その他の車両、例えば、ハイブリッド車、自動二輪車、列車に搭載された構成でもよい。
1 組電池装置(温度調整装置)
10 組電池
11 単電池
20 筐体
30 吸気ダクト(吸気配管)
32 吸気口
41 ヒータ
42 フィルタ
51 排気ダクト(排気配管)
52 排気口
61 ファン
62 バタフライ弁(弁装置)
70 ECU(制御手段)
100 燃料電池車(車両)

Claims (7)

  1. 車両の車室外に配置された組電池の温度を調整する温度調整装置であって、
    内部に前記組電池を収納する筐体と、
    外部から前記筐体内に吸気される空気が通流する吸気配管と、
    前記筐体内から外部に排気される空気が通流する排気配管と、
    前記吸気配管に設けられ、前記筐体内に吸気される空気を加熱するヒータと、
    空気を通流させるためのファンと、
    を備え、
    前記吸気配管の吸気口と前記排気配管の排気口は、車両の後方に向かって開口している
    ことを特徴とする温度調整装置。
  2. 前記排気配管に設けられ、前記組電池の暖機時にその開度が小さくなる弁装置を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度調整装置。
  3. 前記ファンは、前記排気配管に設けられ、前記組電池の暖機時に前記筐体内から外部に排気される空気の流量を少なくする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温度調整装置。
  4. 前記ヒータは、格子状であり、吸気された空気に同伴する異物を除去する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の温度調整装置。
  5. 前記ヒータの下流の前記吸気配管に、吸気された空気に同伴する異物を除去するフィルタを備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の温度調整装置。
  6. 前記ファンは、前記組電池の冷却時において、吸気される空気の流量を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の温度調整装置。
  7. 前記吸気口は、前記排気口よりも高い位置である
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の温度調整装置。

JP2009086147A 2009-03-31 2009-03-31 温度調整装置 Expired - Fee Related JP5336905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009086147A JP5336905B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 温度調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009086147A JP5336905B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 温度調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010234992A true JP2010234992A (ja) 2010-10-21
JP5336905B2 JP5336905B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=43089746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009086147A Expired - Fee Related JP5336905B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 温度調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5336905B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013210808A1 (de) 2012-06-15 2013-12-19 Suzuki Motor Corporation Brennstoffzellenvorrichtung für fahrzeuge
JP2014031111A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Suzuki Motor Corp 車両用バッテリパック
JPWO2014162892A1 (ja) * 2013-04-05 2017-02-16 日産自動車株式会社 自動車における発熱電気部品の配設構造
US9705140B2 (en) 2012-04-27 2017-07-11 Suzuki Motor Corporation Vehicle fuel cell apparatus with improved air intake
JP2017130467A (ja) * 2017-04-17 2017-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電システムおよび制御システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101690842B1 (ko) * 2014-12-31 2016-12-28 주식회사 포스코아이씨티 폐열을 이용하는 에너지 저장 시스템

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09130917A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Suzuki Motor Corp ハイブリッド自動車の温度制御装置
JPH09289042A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Nissan Motor Co Ltd 電気自動車用電池の冷却装置
JPH11166409A (ja) * 1997-12-01 1999-06-22 Nhk Spring Co Ltd 排気ガス用のフィルタ装置
JP2001167804A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Toyota Motor Corp 車載電池パックの冷却装置
JP2006103365A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sanyo Electric Co Ltd 電動車両
JP2007085702A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Espec Corp ガラス基板処理装置、ガラス基板処理システム及びガラス基板処理方法
JP2008016286A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toyota Motor Corp 2次電池通気流路及び2次電池温度調整装置
JP2008098060A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Toyota Motor Corp 蓄電機構の温度制御装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09130917A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Suzuki Motor Corp ハイブリッド自動車の温度制御装置
JPH09289042A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Nissan Motor Co Ltd 電気自動車用電池の冷却装置
JPH11166409A (ja) * 1997-12-01 1999-06-22 Nhk Spring Co Ltd 排気ガス用のフィルタ装置
JP2001167804A (ja) * 1999-12-09 2001-06-22 Toyota Motor Corp 車載電池パックの冷却装置
JP2006103365A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sanyo Electric Co Ltd 電動車両
JP2007085702A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Espec Corp ガラス基板処理装置、ガラス基板処理システム及びガラス基板処理方法
JP2008016286A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Toyota Motor Corp 2次電池通気流路及び2次電池温度調整装置
JP2008098060A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Toyota Motor Corp 蓄電機構の温度制御装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9705140B2 (en) 2012-04-27 2017-07-11 Suzuki Motor Corporation Vehicle fuel cell apparatus with improved air intake
DE102013210808A1 (de) 2012-06-15 2013-12-19 Suzuki Motor Corporation Brennstoffzellenvorrichtung für fahrzeuge
CN103515670A (zh) * 2012-06-15 2014-01-15 铃木株式会社 车辆用的燃料电池装置
US8863871B2 (en) 2012-06-15 2014-10-21 Suzuki Motor Corporation Fuel cell apparatus for vehicles
DE102013210808B4 (de) * 2012-06-15 2017-09-21 Suzuki Motor Corporation Brennstoffzellenvorrichtung für fahrzeuge
JP2014031111A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Suzuki Motor Corp 車両用バッテリパック
DE102013214495B4 (de) 2012-08-03 2021-11-18 Suzuki Motor Corporation Batteriepack für Fahrzeug
JPWO2014162892A1 (ja) * 2013-04-05 2017-02-16 日産自動車株式会社 自動車における発熱電気部品の配設構造
JP2017130467A (ja) * 2017-04-17 2017-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電システムおよび制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5336905B2 (ja) 2013-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4274165B2 (ja) 車両搭載機器の冷却装置
JP5336905B2 (ja) 温度調整装置
CN101291007B (zh) 用于车载电气设备的冷却装置
KR101793852B1 (ko) 배터리 온도 조절 장치
US9987904B2 (en) Fuel cell vehicle air-conditioning apparatus and control method thereof
JP4917307B2 (ja) 電池パック
EP2612777B1 (en) Vehicle and electric storage device
CN102239060B (zh) 电源装置的搭载构造
JP5810753B2 (ja) 燃料電池車両
CN105873782A (zh) 电动车辆
JP5915734B2 (ja) 車両用燃料電池装置
CN106505275B (zh) 车辆用电池包的冷却结构
JP2004187485A (ja) 電動車両
JP2006188182A (ja) 蓄電機構の冷却装置
JP2010033799A (ja) 蓄電装置
JP5204704B2 (ja) 燃料電池車両
JP2005071759A (ja) 電池冷却構造
JP4525577B2 (ja) 蓄電機構の制御装置
JP2009119937A (ja) 車両用バッテリ冷却装置
US9343759B2 (en) Fuel cell system and starting method thereof
JP2007153053A (ja) 車両に搭載された電気機器の冷却装置
KR101623940B1 (ko) 차량용 배터리 냉각장치
JP2001155749A (ja) 燃料電池駆動システムを搭載した車両
JPH0562697A (ja) 車載型燃料電池
JP5185876B2 (ja) 組電池装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees