JP2010234890A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビン部と前部構造体とが異種金属で構成されている場合でも、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで行えるとともに、前部構造体を変更することで、サスペンションの取付け位置や車両剛性を変更して、車両の軽量化を図れ、走行性能の異なる車両に対応可能な車体構造を提供する。
【解決手段】車体1のキャビン部2、キャビン部よりも車両前方に位置する前部構造体3を有し、キャビン部2と前部構造体3とが異なる材質で構成された車体構造において、前部構造体3は、車幅方向Wに位置するサイドメンバ32,33と、サイドメンバよりも上方に位置しサスペンションを取り付けるサスペンション取付部材30,31とで構成された骨格部材7,8を有し、骨格部材7,8とキャビン部2とを着脱可能に結合した。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体のキャビン部と、キャビン部よりも前方に位置する車体構造体とが異種金属で構成された車体構造に関する。
車両の車体構造には、スチール製のものやアルミ合金製のものがある。スチール製の車体は、衝突後の修理時に、破損箇所を部分的に修復できる反面、重量が重くなる問題があり、車両の軽量化を図る上ではネックとなる。アルミ合金製の車体は、スチール製の車体に比べて軽量であるが、衝突後の修理時に、破損箇所を部分的に修復することが難しく、専門の技術を習得したものや設備を備えた工場でなければ修復できないため、修理費用が嵩んでしまう。また、車両の重量バランスを考慮して、キャビン部はスチール製、車両の前部を構成する前部構造体をアルミ合金で構成した車体構造なども既に実用化されている。このような異種金属を接合する場合、溶接ではなくリベットにより締結されることが多い。車体の前部構造体を着脱可能にしたものとしては、例えば特許文献1が挙げられる。
特開平5−85407号公報
上述のような、キャビン部と前部構造体とが異種金属で構成された車体構造においても、衝突後の修理時に、前部構造体を新たなものに交換する場合、専門の技術を習得したものや設備を備えた工場でなければ修復できないため、修理費用が嵩んでしまう。異種金属のキャビン部と前部構造体をリベット結合する場合、キャビン部と前部構造体との結合位置出しをするのに、専用の冶具を用いるため、修復作業が煩雑で作業時間を要してしまう。
また、車体構造は、車種に応じて車両デザインが変更されることから、車種に応じた専用設計とされるため、車種毎に専用の製造ラインで組み立てられていることが多い。このため、キャビン部と前後構造体の互いの接合部が、車種毎に専用設計になっているので、同一車種において、車両グレードに応じて車体の走行性能やデザイン等を変更して車両バリエーションを増やそうとしても、部品構成や接合部の構造がネックとなって専用のラインでの製造となり、低コストで容易に車両のバリエーションを増やすことが難しい。
特許文献1においては、前部構造体がキャビン部側に着脱自在な構成が記載されているので、キャビン部側を共有化してフロントデザインの異なる車両とする事はできるが、車幅方向に位置するサイドメンバやサスペンション支持部材はキャビン部側に溶接されているので、前部構造体を交換することでサスペンションの取付け位置や車両剛性を変更することができず、走行性能の異なる車両に対応することや、車両を軽量化するのが難しい。 本発明は、キャビン部と前部構造体とが異種金属で構成されている場合でも、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで行えるとともに、前部構造体を変更することで、サスペンションの取付け位置や車両剛性を変更して、車両の軽量化を図れ、走行性能の異なる車両に対応可能な車体構造を提供することを、その目的とする。
上記目的を設定するため、請求項1の発明は、車体のキャビン部と、キャビン部よりも車両前方に位置する前部構造体を有し、キャビン部と前部構造体とが異なる材質で構成された車体構造において、前部構造体は、車幅方向に位置するサイドメンバと、サイドメンバよりも上方に位置してサスペンションを取り付けるサスペンション取付部材とで構成された骨格部材を有し、骨格部材とキャビン部とを着脱可能に結合したことを特徴としている。
請求項2の発明は、キャビン部と骨格部材の間に介在し、キャビン部と接合される第1の接合部と、車幅方向に位置して骨格部材と着脱可能に接合される第2の接合部とを備え、キャビン部と第1の接合部及び骨格部材と第2の接合部とをそれぞれ結合することで、前部構造体をキャビン部に対して着脱可能に支持するインタフェースブラケットを有することを特徴としている。
請求項3の発明は、インタフェースブラケットは、第1の接合部がキャビン部に溶接結合され、第2の接合部が骨格部材と締結されることを特徴としている。
請求項4の発明は、第2の接合部と骨格部材とは互いに接合する接合面を有し、各接合面の形状が、外力入力方向に対して交差する方向に延びる第1の面と、第1の面の両端側にそれぞれ位置して外力入力方向に延びる第2および第3の面とでそれぞれ形成され、第1から第3の面を互いに接合して締結部材で結合したことを特徴としている。
本発明によれば、車体の前部を構成する前部構造体が、車幅方向に位置するサイドメンバとサイドメンバよりも上方に位置してサスペンションを取り付けるサスペンション取付部材とで構成した骨格部材を有し、この骨格部材とキャビン部とを着脱可能に結合したので、キャビン部と前部構造体とが異種金属で構成されている場合でも、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで修理できる。また、前部構造体を変更することで、サスペンションの取付け位置や車両剛性を変更できるので、車両の軽量化を図れ、走行性能の異なる車両に対応することができる。
本発明によれば、キャビン部と骨格部材の間に介在し、キャビン部と接合される第1の接合部と、車幅方向に位置して骨格部材と着脱可能に接合される第2の接合部とを備え、キャビン部と骨格部材とに第1の接合部と第2の接合部とをそれぞれ結合することで骨格部材の一部を構成するインタフェースブラケットを有するので、インタフェースブラケットの第1の接合部の形状を維持したまま第2の接合部を骨格部材に対応させて変更することで、キャビン部と前部構造体とが異なる材質で構成されていても、異なるデザインの骨格部材を有する前部構造体を、インタフェースブラケットを介してキャビン部と結合することができる。このため、キャビン部の共有を図れるとともに、製造ラインを大幅に変更することなく異なる車種の製造を行えるので、低コストで車両のバリエーションを増やすことができる。
本発明によれば、インタフェースブラケットは、第1の接合部側がキャビン部に溶接結合され、第2の接合部側が骨格部材と締結されるので、キャビン側との取り付け剛性を確保しながらも、キャビン部に対する骨格部材の交換が容易になり、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで修理できるとともに車両のバリエーションを増やすことができる。 本発明によれば、第2の接合部と骨格部材とが互いに対向する接合面を有し、各接合面の形状が、外力入力方向に対して交差する方向に延びる第1の面と、第1の面の両端側にそれぞれ位置して外力入力方向に延びる第2および第3の面とでそれぞれ形成され、各面を互いに接合して締結部材で結合するので、第1の面により入力荷重を受けることで、第2および第3の面を締結する締結部材に対する入力荷重が軽減する。このため、第2の接合部と骨格部材との接合部における締結箇所が低減し、製造ラインでの作業時間や修理時の作業時間の短縮、部品点数の低減と軽量化を図れ、より低コストで修理できるとともに、車両のバリエーションを増やすことができる。
本発明の一実施形態である車体構造の概略構成を示す斜視図である。 前部構造体が備える骨格部材の構成を単独で示す拡大斜視図である。 図2に示す骨格部材を車両外側から見たときの斜視図である。 キャビン部とインタフェースブラケットと骨格部材の結合部分の構成を示す拡大図である。 インタフェースブラケットと骨格部材の結合部分の拡大図である。 インタフェースブラケットと骨格部材の結合部分の構成例を示す拡大図である。 インタフェースブラケットと骨格部材の結合部分のシール構造を示す拡大断面図である。 (a)はインタフェースブラケットと骨格部材結合部分のシール構造の一例を示す拡大図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)はインタフェースブラケットと骨格部材結合部分のシール構造の一例を示す拡大図、(b)はB−B断面図である。
以下、本発明の車体構造に関する実施の形態について図面を用いて説明する。図1において、車体1は、キャビン部2と、キャビン部2よりも車両前方に位置する前部構造体3と、キャビン部2と前部構造体3との間に介在してキャビン部2と前部構造体3とを着脱可能に結合するインタフェースブラケット5を備えている。本形態において、キャビン部2はスチール製で、前部構造体3はキャビン部2と異なる材質であるアルミ合金製とされている。
前部構造体3は、車幅方向Wに位置する骨格部材7,8と、骨格部材7,8よりも車両前方に位置して、骨格部材7,8にアッパメンバ34A及びロアメンバ34Bの両端がそれぞれ結合されたフロントメンバ34と、フロントメンバ34に連結されたバンパ取付けビーム35とを備えている。本形態において、骨格部材7,8はダイカスト材で、フロントメンバ34はプレス材で、バンパ取付けビーム35は押出材で構成されている。
骨格部材7は、図示しない右フンロトサスペンションを支持するサスペンション支持部材となるスプリングハウスパネル30と、スプリングハウスパネル30の下方に位置するサイドメンバ32とが一体成型されて構成されたものである。骨格部材8は、図示しない左フンロトサスペンションを支持するサスペンション支持部材となるスプリングハウスパネル31と、スプリングハウスパネル31の下方に位置するサイドメンバ33とが一体成型されて構成されたものである。骨格部材7、8の構成としては、スプリングハウスパネル30,31とサイドメンバ32,33とが一体成型されたものでなくてもよい。
図2,図3,図4に示すように、スプリングハウスパネル30,31に相当する骨格部材7,8の上面7A、8Aにはサスペンション取付部9A,9Bが形成され、サスペンション取付部9A,9Bよりも車両前方側にはフロントメンバ34の取付部36A、36Bが形成され、サスペンション取付部9A,9Bよりも車両後方側にはインタフェースブラケット5との接合部37,38が形成されている。骨格部材7,8には複数のリブが形成されていて、その強度が確保されている。
図1に示すように、キャビン部2の前部2Aと前部構造体3との間にインタフェースブラケット5を介在させるのは、キャビン部2を変更することなく、車両のフロント周りのデザインや構造を変更するとともに、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで修理できるようにするためである。車両の印象はフロント周りのデザインを変更することで異なって見えるので、同一車種であっても異なるバリエーションを展開する際に、キャビン部2の共用化を図れ、製造ラインを大幅に変更することなく製造できる。このため、バリエーション展開するための新たなラインを設ける必要がなくなり、生産コストの低減につながる。別な見方をすると、現状の製造ラインを効率的に活用することにつながる。また、キャビン部2の共用化を図れることは、居住性を確保したまま新たな車両のバリエーションを展開できるため、製造ラインの設計や車体1の設計時間の短縮を図れて開発コストが低減し、最終的には車両のコストを低減することができる。
インタフェースブラケット5は、図1に示すように、車幅方向Wに延びてキャビン部2と接合される第1の接合部51と、車幅方向Wに位置し、図1に示す骨格部材7、8の接合部37,38と着脱可能に結合する第2の接合部52,53とを備えている。
第1の接合部51は、断面コの字形状であって、図1のキャビン部2の前部2Aを構成するダッシュパネル2Cの前部と接合する基部51Aと、基部51Aと連続し、ダッシュパネル2Cの両側面2C1,2C2に向かって屈曲形成され、フロンピラー11A,11B(図1参照)の下方に位置する両側面2C1,2C2と接合する側部51B,51Cとを備えている。本形態においてインタフェースブラケット5は、これら基部51Aと側部51B,51Cとをそれぞれダッシュパネル2Cと両側面2C1,2C2とに溶接して結合されるため、側部51B,51Cがダッシュパネル2Cと同一のスチール材で、基部51Aは軽量化のためにアルミ合金材でそれぞれ構成されている。
第2の接合部52,53は、基部51Aから下方に向かって延びていて、左右の骨格部材7,8の接合部37,38(図1参照)とそれぞれ締結される。このため、第2の接合部52,53と接合部37,38には、互いに対向するように接合面52A,53Aと接合面37A,38Aがそれぞれ形成されている。接合面52A,53Aの縁部には、取付部となる取付孔54,55が形成されている。接合面37A,38Aの縁部には、図5に示すように、取付孔54,55と対向するように取付部となる取付孔56,57がそれぞれ形成されている。これら接合面52A,53Aと接合面37A,38Aの各取付孔には、接合面37A,38A側から締結部材となるボルト59がそれぞれ挿通され、接合面52A,53A側に配されるナット60に締め込むことで、接合面52A,53Aと接合面37A,38Aとがそれぞれ締結される。つまり、インタフェースブラケット5は、キャビン部2の前部2Aを構成するダッシュパネル2Cに第1の接合部51を溶接して結合するとともに、骨格部材7,8の接合部37,38に第2の接合部52,53を締結することで、骨格部材7,8の一部を構成する。
このような車体構造によると、前部構造体3は、車幅方向Wに位置するサイドメンバ32,33と、サイドメンバ32,33よりも上方に位置してサスペンションの取付部7A、8Aを有するスプリングハウスパネル30,31とで構成された骨格部材7,8を有し、この骨格部材7,8とキャビン部2とを着脱可能に結合したので、キャビン部2と前部構造体3とが異種金属で構成されている場合でも、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで修理できるとともに、前部構造体3を変更することで、サスペンションの取付け位置や車両剛性を変更でき、車両の軽量化を図れ、走行性能の異なる車両に対応することができる。
キャビン部2と骨格部材7,8の間に、キャビン部2と接合される第1の接合部51と、車幅方向に位置して各骨格部材と着脱可能に接合される第2の接合部52,53とを備えたインタフェースブラケット5を介在し、インタフェースブラケット5の第1の接合部51とキャビン部2とを溶接して締結し、インタフェースブラケット5の第2の接合部52,53と骨格部材7,8とをボトル59とナット60でそれぞれ締結して結合(図5参照)することで、車体1の前方が構成される。
インタフェースブラケット5の第1の接合部51の形状は、従来形状を維持したまま、第2の接合部52,53を骨格部材7,8に対応させて変更することで、異なるデザインの骨格部材7,8を含む前部構造体3を、インタフェースブラケット5を介してキャビン部2と結合することができる。このため、前部構造体3が異なる場合でもインタフェースブラケット5を介してキャビン部2と結合することで、キャビン部2の共有を図れ、製造ラインを大幅に変更することなく異なる車種の製造を行えて、低コストで車両のバリエーションを増やすことができる。
インタフェースブラケット5は、第1の接合部51がキャビン部2に溶接結合され、第2の接合部52,53が骨格部材7,8とそれぞれ締結されるので、キャビン部2との取り付け剛性を確保しながらも、キャビン部2に対する骨格部材7,8の交換が容易になり、車体損傷の修復時の作業を迅速、低コストで修理できるとともに、車両のバリエーションを増やすことができる。また、第2の接合部52,53と骨格部材7,8とをボルト59とナット60で締結するので、修理時などにおいても骨格部材7,8の交換を容易に行えて作業性が向上する。
上記形態において、骨格部材7,8の接合部37,38とインタフェースブラケット5の第2の接合部52,53とは、図5に示すように、ボルト59とナット60により両者を締め込むことで締結している。このため、特に、サスペンションが取り付けられて外部入力方向となる車両上下方向Zに延びる両者の接合面52A,53Aと接合面37A,38Aには、ボルトせん断方向への入力を、接合面を締め込む締結力、すなわち両方の接合面が合わさっている結合面61の摩擦力で負担しているため、締結箇所が多くなる傾向となる。
しかし、図6に示すように、互いに対向する接合面52A,53Aと接合面37A,38Aの形状を、車両上下方向Zに対して交差する車両前後方向Yに延びる第1の面52A1,53A1及び第1の面37A1,38A1と、第1の面の両端側、すなわち車両前後方向にそれぞれ位置して車両上下方向Zに延びる第2の面52A2,53A2と第2の面37A2,38A2および第3の面52A3,53A3と第3の面37A3,38A3を有するクランク形状にそれぞれ形成し、各面を互いに接合して、第1の面から第3の面をそれぞれボルト59とナット60で締結して結合するようにしてもよい。
このような構成とすると、第1の面52A1,53A1及び第1の面面37A1,38A1により入力荷重を受けることになるので、第2および第3の面を締結するボルト59とナット60に対する入力荷重が軽減される。このため、第2の接合部52,53と骨格部材7,8との接合部37,38における締結箇所が低減し、製造ラインでの作業時間や修理時の作業時間の短縮、部品点数の低減と軽量化を図れ、より低コストで車両のバリエーションを増やすことができる。
上述したように、異種部材となる前部構造体3の骨格部材7,8のインタフェースブラケット5の第2の接合部52,53同士を接合する場合には、電食対策のために接合面37A,38Aと接合面52A,53Aの間に水の進入を防止するためにシール材を介在させるのが好ましい。シール材の介在手法としては、接合面37A,38Aあるいは接合面52A,53Aの何れかの全面に液状のシール材を塗布するのが一般的である。しかしシール材を全面に塗布すると、作業時間を要するとともにコストも大きい。
そこで、シール材を全面に塗布するのでなく、図7に示すように、非導電性のシート材62を接合面37Aと接合面52A及び接合面38Aと接合面53Aの間に介装し、ボルト59とナット60で締結することで、各接合面間に挟み込む構成とすれば作業効率がよくなる。あるいは、図8(a),図8(b)に示すように、骨格部材7,8の接合部37,38とインタフェースブラケット5の第2の接合部52,53との大きさに違いがある場合には、接合部37,38と第2の接合部52,53の縁部63にだけを覆うように、シール材64を配置して接合面への水の浸入を防止して電食を防止するようにしてもよい。このようなシール材64の構成とすると、使用するシール材64の量を少なくでき、コスト低減を図ることができる。
シール材の使用量を少なくするという観点から見ると、図9(a),図9(b)に示すように、第2の接合部52,53の接合面52A、53Aの各取付穴54,55の外周側にリング状の溝部65を形成し、この溝部65にシール材66を配置して接合面への水の浸入を防ぐことにより電食を防止するようにしても良い。このようなシール材65の構成とすると、使用するシール材65の量を少なくでき、コスト低減を図ることができる。
1 車体
2 キャビン部
3 前部構造体
5 インタフェースブラケット
7,8 骨格部材
30,31 サスペンション支持部材
32,33 サイドメンバ
37A,38A 骨格部材の接合面
37A1,38A1 第1の面
37A2,38A2 第2の面
37A3,38A3 第3の面
51 第1の接合部
52,53 第2の接合部
52A,53A 第2の接合部の接合面
52A1,53A1 第1の面
52A2,53A2 第2の面
52A3,53A3 第3の面
59 締結部材
Z 外力入力方向

Claims (4)

  1. 車体のキャビン部と、前記キャビン部よりも車両前方に位置する前部構造体を有し、前記キャビン部と前記前部構造体とが異なる材質で構成された車体構造において、
    前記前部構造体は、車幅方向に位置するサイドメンバと、前記サイドメンバよりも上方に位置してサスペンションを取り付けるサスペンション取付部材とで構成された骨格部材を有し、
    前記骨格部材と前記キャビン部とを着脱可能に結合したことを特徴とする車体構造。
  2. 前記キャビン部と前記骨格部材の間に介在し、前記キャビン部と接合される第1の接合部と、車幅方向に位置し、前記骨格部材と着脱可能に接合される第2の接合部とを備え、前記キャビン部と第1の接合部及び前記骨格部材と第2の接合部とをそれぞれ結合することで、前記前部構造体を前記キャビン部に対して着脱可能に支持するインタフェースブラケットを有することを特徴とする請求項1記載の車体構造。
  3. 前記インタフェースブラケットは、第1の接合部が前記キャビン部に溶接結合され、第2の接合部が前記骨格部材と締結されることを特徴とする請求項2記載の車体構造。
  4. 前記第2の接合部と前記骨格部材とは互いに接合する接合面を有し、各接合面の形状が、外力入力方向に対して交差する方向に延びる第1の面と、第1の面の両端側にそれぞれ位置して外力入力方向に延びる第2および第3の面とでそれぞれ形成され、
    第1から第3の面を互いに接合して締結部材で結合したことを特徴とする請求項2または3記載の車体構造。
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