JP2010234624A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被吐出媒体をドラムに負圧で保持する方式のものにおいて、被吐出媒体の周縁部への液滴吐出を長期間に亘って可能とする。
【解決手段】第2の開孔13への高圧空気の導入を遮断した状態で第1の開孔11に、空気通路Sの負圧発生部S2において発生する負圧を作用させ記録用紙Pを保持する。排気口S3aが蓋部材22にて閉塞された状態で、第1の液滴受け溝12の開口部分が、外層6によって塞がれる位置まで中間層7が回転することにより、中間層7の底面に設けられた第2の開孔13が、貫通孔11cと連通し、環状通路部S1に連通する一方、第3の開孔14が、内層8の連通路部S4を通じて、回転軸2aの排出通路部S5に連通する。第2の開孔13から導入される高圧空気が、第2の液滴受け溝15内の液体を、第3の開孔14、連通路部S4および排出通路部S5を通じて外部に排出させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット記録装置などの液滴吐出装置に関するものである。
従来、記録用紙を回転ドラムで搬送する方式のものにおいて、回転ドラムの内部に発生させた負圧によって記録用紙を吸引保持するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、記録用紙を回転ドラムで搬送する方式のものにおいて、ふちなし印字する場合において、回転ドラムに溝部が設けられたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。つまり、ふちなし印字を行う場合、回転ドラムの円周上に溝部を設け、用紙からはみ出たインクをその溝部で受けることによって用紙汚れを避けることができる。このような、はみ出たインクを受ける部分には、フォームなどの吸収体を設置しておき、はみ出たインクが飛び散らないようにされている。また、この溝に対して印字前に予備吐出を行うことで、ノズル表面の乾燥したインクを排出できる。
特開平10−202966号公報 特開2001−347690号公報
しかしながら、はみ出たインクを受ける溝部にフォームなどの吸収体を設ける場合には、その吸収体の吸収量には限界があるため、印字枚数が多くなると、そのフォームを交換しなければならず、メンテナンス上不利である。
そこで、そのようなフォームのインクを吸引して外部に吸引排出することが考えられるが、フォームが設置された溝部の上面が大気に開放されているために十分な吸引排出力が得られないおそれがある。
この発明は、被吐出媒体をドラムに保持する方式のものにおいて、ドラム表面を汚すことを防止して、被吐出媒体の周縁部への液滴吐出(例えばインクジェット記録装置でのふちなし印字など)を長期間に亘って可能とする液滴吐出装置を提供するものである。
請求項1の発明は、回転可能なドラムの外周面に複数の第1の開孔が形成され、前記第1の開孔を通じて負圧を被吐出媒体に作用させて前記被吐出媒体を前記ドラム外周面上に保持し、前記ドラムを回転しながら、前記被吐出媒体に対し液滴吐出ヘッドから液滴を吐出する液滴吐出装置であって、前記ドラムは、その内部に高圧源からの高圧空気が流れる空気通路を備えると共に、前記被吐出媒体を保持する部分の周囲であって前記被吐出媒体の短辺方向または長辺方向に延びる第1の液滴受け溝が形成され、この第1の液滴受け溝の一側に前記高圧空気が選択的に供給される第2の開孔が、他側に液体受容タンクに連通される第3の開孔がそれぞれ形成され、さらに、前記空気通路は、前記高圧源から負圧発生部を経て、大気に開放される排気口に向けて前記高圧空気が流れるように形成されている部分を有し、前記ドラムは、当該空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、前記第2の開孔への前記高圧空気の供給を遮断した状態で前記第1の開孔を
前記負圧発生部に連通させ前記被吐出媒体を保持する媒体保持状態と、前記第1の開孔の前記負圧発生部との連通を遮断しかつ前記排気口を閉塞した状態で、前記第2の開孔に前記高圧空気を供給して前記第1の液滴受け溝の液体を前記第3の開孔を通じて前記液体受容タンクに排出する液体排出状態とを切り替える通路切替手段を備えることを特徴とする。
このようにすれば、高圧源から負圧発生部を経て、大気に開放される排気口に向けて高圧空気が流れるように空気通路がドラムに形成されているので、ドラムの通路切替手段によって前記空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、前記被吐出媒体を保持する媒体保持状態と、前記高圧空気を供給して前記第1の液滴受け溝の液体を前記液体受容タンクに排出する液体排出状態とが簡単に切り替えられる。よって、高圧空気の流れを利用して、被吐出媒体の負圧による保持と、第1の液滴受け溝内の液体の排出とを両立することができる。ドラム内に負圧ポンプなどによって負圧を発生させ、その負圧を用いて媒体を吸着保持される方式において、例えばふちなし印字などのための液滴受け溝に液体(例えば、インク)を吸収させる場合、ドラム内の負圧を利用して液滴受け溝内の前記液体をドラム内の負圧方向に前記液体を吸引させることが考えられるが、その場合、負圧発生源および吸引されていくルート(排出経路)が共通であるため、液体排出後において、その排出経路内に不要な液体(例えば、廃インク)が残ってしまい、負圧状態にバラツキを生じさせることがある。そのため、媒体保持状態において、媒体を吸着させるための吸引力が弱くなったりして、不具合が起こすことが考えられる。また、そのような問題に関して、排出経路と媒体保持のための吸着経路とを別々にし、それぞれに負圧発生源を用意することも考えられるが、大型化や高コストになる。しかしながら、本構成によれば、1つの高圧源により、媒体保持のための負圧吸着経路と、高圧を利用して液体を排出させるための排出経路とを別々にすることができる。また、媒体保持状態と、液体排出状態とをそれぞれ良好に動作させることができ、不具合を生じさせることはない。さらに、大型化や高コストにもならない。また、高圧空気によって排出力を高めることができる。
請求項2に記載のように、請求項1の液滴吐出装置において、前記ドラムは、外側から、円筒状の外層、中間層および内層を順に備え、前記第1の液滴受け溝が、前記外層を貫通して前記中間層の途中まで形成され、前記通路切替手段は、前記外層、中間層および内層を相対移動させることにより前記空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替える構成とすることができる。ここで、「中間層の途中まで」とは、中間層の厚さ方向の中間位置まで、という意味で、中間層を貫通しない。
このようにすれば、通路切替手段によって円筒状の外層、中間層および内層を相対移動させることで、空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替えることができる。
請求項3に記載のように、請求項2の液滴吐出装置において、前記通路切替手段は、前記媒体保持状態から前記液体排出状態への切り替えのときには、前記内層および外層に対し前記中間層を相対移動させることで、前記中間層に形成された第1の液滴受け溝の開口部分を前記外層によって閉塞し、かつ前記排気口の大気開放および前記第1の開孔の前記負圧発生部との連通を遮断すると共に、前記第2の開孔に前記高圧空気を供給する構成とすることができる。
このようにすれば、第1の液滴受け溝内の液体を排出するとき、第1の液滴受け溝の開口部分が外層により塞がれて閉空間とされ、その状態で第2の開孔に高圧空気が供給されるため、空気の流れが一方向に整流され、効率よく排出される。
請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれかの液滴吐出装置において、前記第1
の液滴受け溝は、その底面に前記第3の開孔に向かって延びる単数若しくは複数の案内リブが形成されていることが望ましい。ここで、案内リブは、液滴を保持でき、かつ液体排出の妨げにならずに第3の開孔に向かって延びていればよく、液滴受け溝内での空気の流れ方向に必ずしも沿っている必要はない。
このようにすれば、第1の液滴受け溝の底面に配置された案内リブによって発生する毛細管現象によって、第1の液滴受け溝に吐出された液滴が保持され、ドラムの回転による遠心力によって外部に飛び出すことが規制される。また、案内リブは、前記第3の開孔に向かって延び、排出方向と平行となっているため、液体排出時の妨げにならない。
請求項5に記載のように、請求項1〜4の液滴吐出装置において、前記ドラムは、さらに、前記被吐出媒体を保持する部分の周囲であって前記被吐出媒体の長辺方向または短辺方向に延びる第2の液滴受け溝が、前記外層を貫通して前記中間層の途中まで形成され、前記第2の液滴受け溝の一側に前記高圧空気が選択的に供給される第4の開孔が、他側に前記液体受容タンクに連通される第5の開孔がそれぞれ形成され、前記通路切替手段は、前記空気通路での高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、前記媒体保持状態では前記第4の開孔への前記高圧空気の供給を遮断し、前記液体排出状態では前記第4の開孔に前記高圧空気を供給して前記第2の液滴受け溝の液体を前記第5の開孔を通じて前記液体受容タンクに排出する構成とすることができる。
このようにすれば、通路切替手段によって空気通路での高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、第2の液滴受け溝の液体を液体受容タンクに排出することができる。
請求項6に記載のように、請求項5の液滴吐出装置において、前記第2の液滴受け溝は、底面に前記第5の開孔に向かって延びる単数若しくは複数の案内リブが形成されていることが望ましい。ここで、案内リブは、液滴を保持でき、かつ液体排出の妨げにならずに第3の開孔に向かって延びていればよく、液滴受け溝内での空気の流れ方向に必ずしも沿っている必要はない。
このようにすれば、第2の液滴受け溝の底面に配置された案内リブによって発生する毛細管現象によって、第2の液滴受け溝に吐出された液滴が保持され、ドラムの回転による遠心力によって外部に飛び出すことが規制される。また、案内リブは、前記第5の開孔に向かって延び、排出方向と平行となっているため、液体排出時の妨げにならない。
請求項7に記載のように、請求項5または6の液滴吐出装置において、前記通路切替手段は、前記媒体保持状態から前記液体排出状態への切り替えのときには、前記内層および外層に対し前記中間層を相対移動させることで、前記中間層に形成された第2の液滴受け溝の開口部分を前記外層によって閉塞し、かつ前記排気口の大気開放および前記第1の開孔の前記負圧発生部との連通を遮断すると共に、前記第4の開孔に前記高圧空気を供給する構成とすることができる。
このようにすれば、第1の液滴受け溝内の液体を排出するとき、第2の液滴受け溝の開口部分が外層により塞がれて閉空間とされ、その状態で第4の開孔に高圧空気が供給されるため、空気の流れが一方向に整流され、効率よく排出される。
本発明は、上記のように、高圧源から負圧発生部を経て、大気に開放される排気口に向けて高圧空気が流れるように空気通路がドラムに形成され、ドラムの通路切替手段によって、空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、前記被吐出媒体を保持する媒体保持状態と、前記高圧空気を供給して前記第1の液滴受け溝の液体を前記液
体受容タンクに排出する液体排出状態とを切り替えるようにしたので、高圧空気の流れを利用して、被吐出媒体の負圧による保持と、第1の液滴受け溝内の液体の排出とを両立することができる。
(a)(b)(c)はそれぞれ本発明の一実施の形態であるインクジェット式の記録装置の正面図、平面図および側面図である。 (a)(b)はインクジェット式の記録装置を示す斜視図である。 図1(a)のA−A線における断面図である。 図1(a)のB−B線における断面図である。 図1(a)のC−C線における断面図である。 図1(b)のD−D線における断面図である。 図1(b)のE−E線における断面図である。 図1(b)のF−F線における断面図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ本発明の一実施の形態であるインクジェット式の記録装置の第1の液滴受け溝が液体排出状態にある正面図、平面図および側面図である。 (a)は図9(a)のG−G線における断面図、(b)は図10(a)のG1−G1線における断面図である。 図9(b)のH−H線における断面図である。 図9(b)のI−I線における断面図である。 図9(b)のJ−J線における断面図である。 図9(a)のP−P線における断面図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ本発明の一実施の形態であるインクジェット式の記録装置の第2の液滴受け溝が液体排出状態にある正面図、平面図および側面図である。 図15(a)のK−K線における断面図である。 図15(a)のL−L線における断面図である。 図15(b)のM−M線における断面図である。 図15(b)のN−N線における断面図である。 図15(b)のO−O線における断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1(a)(b)(c)に示すように、この実施の形態であるインクジェット式の記録装置1(液滴吐出装置)は、回転可能なドラム2が2つのフレーム3,4の間に回転可能に支持され、図示しない搬送装置によって搬送されてきた記録用紙P(被吐出媒体)をドラム2の外周面上に保持し、ドラム2を回転しながら、記録用紙Pに対し、その長手方向が用紙幅サイズのノズル列を持ったラインヘッドであるインクジェットヘッド5(液滴吐出ヘッド)からインク液滴を吐出して印字するものである。インクジェットヘッド5は、その下面にノズルを有し、ノズルと連通する圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされたものであり、インク色ごとにノズルを有している。なお、実施形態においては、1つのラインヘッドにより構成されているが、各色ごとにラインヘッドを備えた複数のラインヘッドを有していてもよい。
このドラム2の回転軸2aには、図2〜図8に示すように、外側から、3層の円筒状層、つまり円筒状の外層6、中間層7および内層8を順に、互いに相対回転可能な積層状態で備え、ドラム2(外層6)の外周面上に、矩形状の記録用紙P(被吐出媒体)を保持す
る矩形状部分6aを有する。なお、記録用紙Pは、その長辺がドラム2の円周に沿うように保持され、短辺がドラム2の軸方向に平行に保持されてドラム2により搬送される。よって、以下の説明では、長辺方向はドラム2の円周方向とし、短辺方向を搬送方向と直交する軸方向として説明する。
矩形状部分6aの周囲は、コーナ部と、短辺部及び長辺部とにおいて、連結部6b,6cを介して、それの外側部分と連結され、矩形状部分6aが外層6の外側部分から分離しないようにされている。連結部6b,6cの上部は外側に向かって突出する山形形状とされ、その上部に付着したインク液滴が、後述する液滴受け溝12,15内に落下しやすい形状となっている。
被吐出媒体である記録用紙Pを保持する矩形状部分6aにおいて、ドラム2の外周面に開口する複数の第1の開孔11(記録用紙Pを保持するための開孔)が、媒体保持状態では、外層6、中間層7および内層8をそれぞれ貫通する3つの貫通孔11a,11b,11c(図5および図8参照)として形成されている。
ドラム2は、内部に、高圧源(図示せず)からの高圧空気が流れる空気通路Sを備える。この空気通路Sは、図3および図4に示すように、回転軸2aの外周面において軸中央部に周回凹部として形成されている環状通路部S1と、高圧源(図示せず)からエジェクタ式の負圧発生部S2を経て、大気に開放される排気口S3aに向けて前記高圧空気が流れる直線通路部S3とを備える。負圧発生部S2は、ノズル部S21とディフューザー部S22とを有し、ノズル部S21とディフューザー部S22との間に設けられる連通孔S23を通じて、負圧発生部S2が環状通路部S1に連通されている。
そして、第1の開孔11を通じて環状通路部S1の負圧をドラム2の外周面上に搬送されてきた記録用紙Pの裏面に作用させて記録用紙Pをドラム2の外周面上に保持し、その状態で、図示しない駆動手段によってドラム2を回転しながら、記録用紙Pに対しインクジェットヘッド5(液滴吐出ヘッド)からインク液滴を吐出して記録するようになっている。
また、記録用紙Pを保持する矩形状部分6aの周囲であって、記録用紙Pの短辺方向に延びる第1の液滴受け溝12が形成されている。そして、記録用紙Pが所定の位置に保持された状態では、第1の液滴受け溝12上に、記録用紙Pの一部(短辺側の縁部)が位置する。この第1の液滴受け溝12は、外層6を貫通する外側溝部12aと、この外側溝部12aに連通可能で中間層7の途中まで形成される内側溝部12bとを有する。
そして、図3に示すように、第1の液滴受け溝12(内側溝部12b)の底面の軸方向の一側に、貫通孔11cを通じて高圧空気を導入するための第2の開孔13が形成されている。第1の液滴受け溝12の軸方向の他側に、大気に選択的に開放される第3の開孔14が形成されている。この第3の開孔14は、後で説明する液体排出状態において、内層8の連通路部S4および回転軸2aの排出通路部S5を通じて大気に開放される。この第1の液滴受け溝12は、ふちなし印字の際の液滴を受ける溝や、予備吐出(いわゆるフラッシング)のための溝として機能し、ドラム表面を汚さないように設けられた溝である。
また、第1の液滴受け溝12は、第2の開孔13に高圧空気を作用させたとき、第2の開孔13から第3の開孔14の方向に向かって流れる高圧空気の流れに沿って延びる単数若しくは複数の案内リブ21がその底面に形成されている(図10(a)(b)参照)。これにより、液体排出時の妨げになることなく、案内リブ21によって発生する毛細管現象によって、液滴受け溝12に吐出された液滴を保持することができ、ドラム2の回転による遠心力によって外部に液体が飛び出すことを規制することができる。
外層6、中間層7および内層8は、図3に示すように、媒体保持状態では、軸方向の一側においては面一で、軸方向の他側において中間層7が外層6よりも軸方向長さが短く、内層8が中間層7よりも軸方向長さが短く形成されている。内層8には、ボス部8aが設けられている。
このような外層6、中間層7および内層8に対しては、中間層7を周方向および軸方向に相対移動させる通路切替手段Uが設けられている。この通路切替手段Uは、中間層7の端部内周面に形成される周回溝7aに摺動可能に端部が係合するフレーム3を介して本体側筐体側から設置され可動軸部材31と、外層6の内周ギヤ部に噛み合う第1の駆動ギヤ32(軸部32a)と、中間層7の内周ギヤ部に噛み合う第2の駆動ギヤ33(軸部33a)と、内層8のボス部8aのギヤ部に噛み合う第3の駆動ギヤ34(軸部34a)とを備え、これらは図示しないマイクロコンピュータによって駆動制御される。図示しない駆動手段によって、可動軸部材31を軸方向に移動させることで中間層7が外層6および内層8に対し軸方向に移動し、第1〜第3の駆動ギヤ32〜34を回転させることで、外層6、中間層7および内層8が回転する。なお、外層6と中間層7との間、中間層7と内層8との間には、外層6、中間層7および内層8について一方向の回転のみを許容する回転許容手段35,36が設けられている。
この通路切替手段Uによって、第2の開孔13への高圧空気の導入を遮断した状態で第1の開孔11に負圧を作用させ記録用紙Pを保持する媒体保持状態(図1〜図8参照)と、第1の開孔11への負圧の作用を遮断した状態で第2の開孔13から高圧空気を導入し第1の液滴受け溝12内の液体を第3の開孔14を通じて外部に排出する第1の液体排出状態(図9〜図14参照)とを切り替えることができるように構成されている。また、この通路切替手段Uは、後述するように、第1の開孔11への負圧の作用を遮断した状態で第4の開孔16から高圧空気を導入し第2の液滴受け溝15内の液体を第5の開孔17を通じて外部に排出する第2の液体排出状態(図9〜図14参照)に切り替えることもできる。なお、第3の開孔14およびは第5の開孔17は、外部において廃液を保留する廃液容器(液体受容タンク)へと接続されている。
この通路切替手段Uは、媒体保持状態から第1および第2の液体排出状態への切り替えのときには、外層6および内層8に対し、中間層7をドラム周方向やドラム軸方向に相対移動させることにより行われる。これは、内層8および外層6が停止した状態で、第2の駆動ギヤ33を回転することで行われる。 つまり、第1の液滴受け溝12内のインクを外部に排出する第1の液体排出状態(図9〜図14参照)のときには、各貫通孔11a〜11cの相対位置関係をドラム周方向においてずらせることにより第1の開孔11を通じての負圧の作用を遮断すると共に、中間層7に形成された第1の液滴受け溝12(内側溝部12b)の開口部分を外層6によって閉塞し、第3の開孔14が、内層8の連通路部S4および回転軸2aの排出通路部S5を介して大気に開放された状態で、第2の開孔13を、内層8に形成された貫通孔11cに連通させることができる。このとき、回転軸2aの他面に回転可能に設けられた扇形状の蓋部材22が、図示しない駆動手段によって回転駆動され、直線通路部S3の下流端開口である排気口S3aを閉塞する。
ドラム2は、さらに、前記外周面上に、図4および図5に示すように、記録用紙Pを保持する矩形状部分6aの周囲であって記録用紙Pの長辺方向に延びる第2の液滴受け溝15が形成されている。そして、記録用紙Pが所定の位置に保持された状態では、第2の液滴受け溝15上に、記録用紙Pの一部(長辺側の縁部)が位置する。この第2の液滴受け溝15も、外層6を貫通する外側溝部15aと、この外側溝部15aに連通可能で中間層7の途中まで形成される内側溝部15bとを有する。第2の液滴受け溝15(内側溝部15b)の一側に高圧空気が選択的導入される第4の開孔16が形成されている。第2の液
滴受け溝15の他側には、大気に選択的に開放される第5の開孔17が形成されている。
そして、第2の液滴受け溝15内の液体を外部に排出する第2の液体排出状態(図15〜図20参照)のときには、可動軸部材31を軸方向にスライド駆動して、内側溝部15bの開口部分を外層2によって閉塞し、第4の開孔16を貫通孔11cの1つに連通させ、かつ第5の開孔17が内層8の連通路部S6および回転軸2aの排出通路部S7を介して大気に開放されるようにすることで、第4の開孔16から高圧空気が導入されて、第2の液滴受け溝15内の液体が第5の開孔17、連通路部S6および排出通路部S7を通じて外部に排出されることになる。なお、この第2の液滴受け溝15は、ふちなし印字の際の液滴を受ける溝として機能する。また、第2の液滴受け溝14の底面にも、具体的に図示していないが、第1の液滴受け溝12と同様に、第4の開孔16に高圧空気を作用させたときに、第4の開孔16から第5の開孔17の方向に向かう高圧空気の流れに沿って延びる単数若しくは複数の案内リブが形成されている。
上述したような実施の形態において、3層構造とするのは、内層8を省略して2層構造にする場合には、第1および第2の液滴受け溝12,15の開口部分を外層6で閉塞できるが、記録用紙保持時にも第1および第2の液滴受け溝12,15に負圧が作用することになり、記録用紙Pを保持する吸引力が低下することになるからであり、外層6を省略して2層構造にする場合には、第1および第2の液滴受け溝12,15の開口部分を閉塞できず、液体を排出するための十分な排出圧力が得られないからである。
続いて、上記装置の動作について説明する。
(媒体保持状態)
図5に示すように、第1の開孔11を通じて環状通路部S1の負圧を記録用紙Pに作用させて記録用紙Pをドラム2の外周面上に保持する。この環状通路部S1には、負圧発生部S2から連通孔S23を通じて負圧が導入される。排気口S3aは大気に開放されている。
この状態で、ドラム2を回転しながら、記録用紙Pに対しインクジェットヘッド5(液滴吐出ヘッド)から液滴を吐出するようになっている。なお、印字時は第2および第3の開孔13,14は、内層3により塞がれている(図3参照)。
印刷時において、ふちなし印字モードが選択されてふちなし印字が行われる場合には、記録用紙Pの周囲の第1および第2の液滴受け溝12,15内に余分なインクが吐出されることになり、ドラム2の表面を汚すことがないため、記録用紙Pも汚れない。また、印刷直前に媒体が保持されている状態においてインクジェットヘッド2の目詰まり等を除去するために予備吐出させる場合には、インクジョットヘッド5の長手方向(軸方向)と平行に延びる第1の液滴受け溝12内に、不良インクが吐出される。なお、予備吐出は、印刷直前だけでなく、定期的な予備吐出をさせようとする場合においては、媒体はドラム5に保持なされてはいないこともあるが、インクジェットヘッド5のノズル面を、インクジェットヘッド5のノズルが配置された長手方向と平行に延びる第1の液滴受け溝12と対向させておけば良い。
さらに、媒体保持状態において、液滴受け溝12、15は、外側に開口された状態であり、液滴受け溝12、15内には吐出されたインクが保持される。そして、この保持状態で、ドラム2が回転して記録用紙Pを搬送するため、回転による遠心力により保持されているインクが液滴受け溝12,15内から飛び出すおそれがあるが、本実施形態においては、第1の液滴受け溝12および第2の液滴受け溝15内には、案内リブ21が設けられていることにより、複数の案内リブ21間に働く毛管力によって、液滴受け溝12、15内に吐出されたインクを保持しておくことができる。よって、液滴受け溝12、15が外
側に開口された状態においてドラムが回転してもインクが飛び出さない。
(液体排出状態)
印字終了後もしくは予備吐出後、各液滴受け溝12、15内に吐出されたインクを排出させる。第1の液滴受け溝12内の液体(廃インク)を外部に排出する場合には、まず、排気口S3aが蓋部材22にて閉塞されて空気の流れが遮断され、負圧発生部S2での負圧の発生が抑制される。中間層7の第1の液滴受け溝12(内側溝部12b)の開口部分が、外層6によって塞がれる位置まで、第2の駆動ギヤ33による駆動によって中間層7が回転する。これにより、中間層7の底面に設けられた第2の開孔13が、内層8の貫通孔11cと連通して環状通路部S1に連通する一方、第3の開孔14が、内層8の連通路部S4を通じて、回転軸2aの排出通路部S5に連通する。
このとき、直線通路部S3の排気口S3aが閉塞されているので、高圧空気は、負圧発生部S2の連通孔S23を通じて環状通路部S1、貫通孔11cおよび第2の開孔13を通じて第1の液滴受け溝12に導入される。
第2の開孔13を通じて高圧空気が導入されることで、第1の液滴受け溝12内の液体が押され、第3の開孔14、連通路部S4および排出通路部S5を通じて外部に排出される。このとき、高圧空気を利用して第1の液滴受け溝12内の液体を排出するので、負圧を作用させるときよりも大きな圧力を作用させることができ、液体の排出力を高めることができる。また、この高圧空気による排出のため、記録用紙Pを吸引するための第1の開孔11や直線通路部S3を、廃インクは通過しないので、記録用紙Pを汚すおそれもない。
次いで、第2の液滴受け溝15(内側溝部15b)も、可動軸部材31によって中間層7がドラム軸方向に所定量スライド移動させることによって、外層6により塞がれ、第4の開孔16が貫通孔11cと連通して環状通路部S1に連通する一方、第5の開孔17が、内層8の連通路部S6を通じて回転軸2aの排出通路部S7と連通する。
これにより、第2の液滴受け溝15に、負圧発生部S2の連通孔S23を通じて環状通路部S1、貫通孔11cおよび第4の開孔16を通じて高圧空気が導入され、第2の液滴受け溝15内の液体(廃インク)が前記高圧空気によって押され、第4の開孔16、連通路部S6および排出通路部S7を通じて外部に排出される。このとき、前述した第1の液滴受け溝12の場合と同様に、高圧空気を利用して第2の液滴受け溝15内の液体を排出するので、排出力を高めることができ、記録用紙Pを吸引するための第1の開孔11や直線通路部S3を、廃インクは通過しないので、記録用紙Pを汚すおそれもない。
それから、中間層7を逆方向にスライドさせかつ一回転させると、図1〜図8に示す媒体保持状態となり、記録用紙Pを保持することで印字することが可能となる。
このような第1および第2の液滴受け溝12,15内の液体(廃インク)を定期的に排出することで、両液滴受け溝12,15は、常時液体を受けることができる状態が維持される。従来において、ドラム内に負圧ポンプなどによって負圧を発生させ、その負圧を用いて媒体を吸着保持される方式においては、ふちなし印字などのための液滴受け溝に、吐出したインク(液体)を吸収させようと考えた場合、より長期的にインクを排出できるように考え、ドラム内の負圧を利用し、液滴受け溝内のインクをドラム内の負圧方向にインクを吸引させて外部に排出させることが考えられるが、その場合、負圧発生源および吸引されていくルート(排出経路)が共通となるため、インク排出後において、その排出経路内に廃インクが残ってしまい、負圧状態にバラツキを生じさせることがある。そのため、媒体保持状態において、媒体を吸着させるための吸引力が弱くなったりするなど、不具合が起こすことが考えられる。また、そのような問題に関して、排出経路と媒体保持のため
の吸着経路とを別々にし、それぞれに負圧発生源を用意することも考えられるが、大型化や高コストになる。しかしながら、本構成によれば、1つの高圧源により、媒体保持のための負圧吸着経路と、高圧を利用してインクを排出させるための排出経路とが別々にすることができる。また、媒体保持状態と、インク排出状態とをそれぞれ良好に動作させることができ、不具合を生じさせることはない。さらに、大型化や高コストにもならない。また、高圧によって排出力を高めることができる。
本発明は、前記実施の形態のほか、次のように変更して実施することも可能である。
(i)前記実施の形態では、中間層7を回転あるいはスライド移動させて、空気通路の切
替を行っているが、本発明は、その限定されるものではなく、結果として外層6、中間層7および内層8を相対移動させて空気通路を切り替えていればよい。
(ii)前記実施の形態では、液滴受け溝を、ふちなし印字と予備吐出の両方に利用しているが、予備吐出目的の利用だけであれば、第2の液滴受け溝を省略することができる。この場合、第1の液滴受け溝は被吐出媒体の周縁付近に設ける必要はなく、離れた位置に設けることもできる。
(iii) 前記実施の形態においては、ドラム2の回転により搬送される記録用紙Pに対して固定されたラインヘッド(インクジェットヘッド)から吐出されるタイプの装置を例示して説明したが、特に限定されるものではなく、ノズルを有した液滴吐出ヘッドが軸方向に往復可能なシリアルヘッド型のプリンタにおいても適用でき、ドラム表面を汚すことなく、ふちなし印字を長期的に達成可能にできる。また、予備吐出においては、たとえば、記録用紙を搬送するドラム領域外にフラッシング用の排出ポートなどを設けなくても、ドラム上の液滴受け溝内に吐出させることができるため、小型化に寄与できる。
(iv) 前記実施の形態においては、3層のドラムを例とした説明しているが、3層以上
あっても適用することができる。
(v)前記実施の形態では、液滴吐出装置がインクジェット式の記録装置である場合につ
いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、着色液を微小液滴として塗布、あるいは導電液を吐出して配線パターンを形成するなどする他の液滴吐出装置などにも適用することができる。
(vi)前記実施の形態では、インク(液体)を吐出させるための駆動部は特に限定されるものではなく、圧電方式、静電気あるいは電気発熱素子など吐出動作をする液滴吐出装置に使用されればよい。
(vii)前記実施の形態では、被吐出記録媒体は記録用紙であるが、そのほか、樹脂、布な
ど各種のものを用いることができ、また吐出する液体としてはインクだけでなく、着色液、機能液など各種のものを適用することができる。
1 インクジェット式の記録装置(液滴吐出装置)
2 ドラム
5 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
6 外層
6a 矩形状部分
7 中間層
8 内層
11 第1の開孔
11a,11b,11c 貫通孔
12 第1の液滴受け溝
13 第2の開孔
14 第3の開孔
15 第2の液滴受け溝
16 第4の開孔
17 第5の開孔
31 可動軸部材
32〜34 駆動ギヤ
S 空気通路
S1 環状通路部
S2 負圧発生部
S21 ノズル部
S22 ディフューザー部
S23 連通孔
S3 直線通路部
S3a 排気口
S4 連通路部
S5 排出通路部
S6 連通路部
S7 排出通路部
P 記録用紙(被吐出媒体)
U 通路切替手段

Claims (7)

  1. 回転可能なドラムの外周面に複数の第1の開孔が形成され、前記第1の開孔を通じて負圧を被吐出媒体に作用させて前記被吐出媒体を前記ドラム外周面上に保持し、前記ドラムを回転しながら、前記被吐出媒体に対し液滴吐出ヘッドから液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
    前記ドラムは、その内部に高圧源からの高圧空気が流れる空気通路を備えると共に、前記被吐出媒体を保持する部分の周囲であって前記被吐出媒体の短辺方向または長辺方向に延びる第1の液滴受け溝が形成され、この第1の液滴受け溝の一側に前記高圧空気が選択的に供給される第2の開孔が、他側に液体受容タンクに連通される第3の開孔がそれぞれ形成され、
    さらに、前記空気通路は、
    前記高圧源から負圧発生部を経て、大気に開放される排気口に向けて前記高圧空気が流れるように形成されている部分を有し、
    前記ドラムは、当該空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、前記第2の開孔への前記高圧空気の供給を遮断した状態で前記第1の開孔を前記負圧発生部に連通させ前記被吐出媒体を保持する媒体保持状態と、前記第1の開孔の前記負圧発生部との連通を遮断しかつ前記排気口を閉塞した状態で、前記第2の開孔に前記高圧空気を供給して前記第1の液滴受け溝の液体を前記第3の開孔を通じて前記液体受容タンクに排出する液体排出状態とを切り替える通路切替手段を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記ドラムは、外側から、円筒状の外層、中間層および内層を順に備え、前記第1の液滴受け溝が、前記外層を貫通して前記中間層の途中まで形成され、
    前記通路切替手段は、前記外層、中間層および内層を相対移動させることにより前記空気通路での前記高圧空気の流れの通路を切り替える構成とされていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記通路切替手段は、前記媒体保持状態から前記液体排出状態への切り替えのときには、前記内層および外層に対し前記中間層を相対移動させることで、前記中間層に形成された第1の液滴受け溝の開口部分を前記外層によって閉塞し、かつ前記排気口の大気開放および前記第1の開孔の前記負圧発生部との連通を遮断すると共に、前記第2の開孔に前記高圧空気を供給する構成とされていることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記第1の液滴受け溝は、その底面に前記第3の開孔に向かって延びる単数若しくは複数の案内リブが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記ドラムは、さらに、前記被吐出媒体を保持する部分の周囲であって前記被吐出媒体の長辺方向または短辺方向に延びる第2の液滴受け溝が、前記外層を貫通して前記中間層の途中まで形成され、
    前記第2の液滴受け溝の一側に前記高圧空気が選択的に供給される第4の開孔が、他側に前記液体受容タンクに連通される第5の開孔がそれぞれ形成され、
    前記通路切替手段は、前記空気通路での高圧空気の流れの通路を切り替えることにより、前記媒体保持状態では前記第4の開孔への前記高圧空気の供給を遮断し、前記液体排出状態では前記第4の開孔に前記高圧空気を供給して前記第2の液滴受け溝の液体を前記第
    5の開孔を通じて前記液体受容タンクに排出する構成とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 前記第2の液滴受け溝は、底面に前記第5の開孔に向かって延びる単数若しくは複数の案内リブが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記通路切替手段は、前記媒体保持状態から前記液体排出状態への切り替えのときには、前記内層および外層に対し前記中間層を相対移動させることで、前記中間層に形成された第2の液滴受け溝の開口部分を前記外層によって閉塞し、かつ前記排気口の大気開放および前記第1の開孔の前記負圧発生部との連通を遮断すると共に、前記第4の開孔に前記高圧空気を供給する構成とされていることを特徴とする請求項5または6記載の液滴吐出装置。
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