JP2010230496A - バイオセンサが取り付けられる計測表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、バイオセンサの全ての電極間の短絡や漏洩電流を確認できる計測表示装置を提供することにある。
【解決手段】計測表示装置10は、マイクロコンピュータ12と、各電極の取り付け端子T1〜T6と、マイクロコンピュータ12と端子T1〜T3との間に設けられた増幅回路14と、マイクロコンピュータ12と端子T4〜T6との間に設けられた電流電圧変換回路16と、複数のスイッチSW1〜SW10を備える。スイッチSW1〜SW10をオンにする組み合わせを順番に実行することによって、全ての電極間に順番に電圧を印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイオセンサが取り付けられて検体の基質の成分量(濃度)を計測する計測表示装置に関するものである。
従来、下記の特許文献をはじめとして種々のバイオセンサおよび計測表示装置が開発・開示されている。図6および図7にバイオセンサ50および計測表示装置80の一例を示す。バイオセンサ50は、絶縁体からなる基板52と、基板52の上に設けられた複数の電極54,56,58,60,62,64と、それらの電極54,56,58,60,62,64の上に設けられた反応部66とを備える。
また、反応部66と一定間隔で対向するカバー68を備える。カバー68を支えるために基板52の上にスペーサー70が設けられるが、少なくとも基板52の先端部にはスペーサー70を設けず、基板52の先端部とカバー68の先端部によって開口72を形成する。十分な量の検体が開口72に供給されると、毛細管現象によって反応部66とカバー68との間に検体が広がり、検体が反応部66に吸入される。
基板52は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ユニットおよび芳香族ユニットからなる生分解性ポリエステル樹脂などのポリエステル系樹脂シート、耐熱性、耐薬品性、強度などに優れるポリアミドシート、ポリイミドフィルムシートなどのプラスチックシート、セラミックなどの無機系基板などである。
複数の電極は、測定用作用電極54、測定用対向電極56、点着検知用作用電極58、点着検知用対向電極60、検出用作用電極62、および検出用対向電極64である。各電極54,56,58,60,62,64から延びたところに設けられた端子74が、計測表示装置80の取り付け端子T1〜T6に接続される。
測定用作用電極54と測定用対向電極56は、ほぼ半円形であり、直線部分が一定間隔を有して対向している。測定用作用電極54と測定用対向電極56とは、検体の基質の成分量を測定するために使用される。なお、電極54,56の形状は半円形に限定されず、帯状であってもよい。
点着検知用作用電極58と点着検知用対向電極60は、測定用作用電極54と測定用対向電極56よりも開口側に設けられ、一定間隔で対向している。検体が反応部66に吸入開始されたことを検知するために使用される。
検出用作用電極62と検出用対向電極64は、測定用作用電極54と測定用対向電極56に対して開口72の反対側に設けられる。測定用作用電極54と測定用対向電極56を間に介して一定間隔で対向している。検体が反応部66に十分吸入されたことを検知するために使用される。
各電極54,56,58,60,62,64は、白金、金、パラジウム、インジウム−スズ酸化物などの導体によって形成される。形成方法としては、ホットスタンピングなどが挙げられるが、真空蒸着又はスパッタリングによる方法が微細な電極パターンを精度良く形成できるので好ましい。スパッタリングの場合は、電極形成部分以外をマスキングすることで一挙に形成できる。
反応部66は、酸化還元酵素および電子受容体を含んだ膜である。反応部66は、液体状の材料をディスペンサによって所望の位置に滴下し、乾燥して形成する。反応部66と検体とは不可逆反応を起こすため、バイオセンサ50は取り替え式である。
反応部66に検体が吸入されると、反応部66と検体が反応する。このとき、電極間に電位差を生じさせると電子の授受が発生する。このことを利用して検体の基質の成分量の測定がおこなわれる。測定は、以下の(1)〜(3)の手順でおこなう。(1)点着検知用作用電極58と点着検知用対向電極60に電位差を生じさせることによって、検体の反応部66への吸入開始を確認する。(2)検出用作用電極62と検出用対向電極64に電位差を生じさせることによって、検体が反応部66に十分吸入されたことを確認する。(3)測定用作用電極54と測定用対向電極56に電位差を生じさせることによって、検体の基質の成分量を測定する。
反応部66の材料によって検体の基質の成分量に比例した電子の授受を生じさせることができる。例えば、血液中に存在するグルコースを測定する場合には、例えば酸化還元酵素としてグルコースオキシダーゼ、電子受容体としてフェリシアンが挙げられる。グルコース濃度に応じて、授受される電子の量が変わる。したがって、基質の成分量が測定できる。
上記のように電位差を生じさせたり、検体の基質の成分量を測定したりするために、図7に示すような計測表示装置100が使用される。バイオセンサ50の各電極54,56,58,60,62,64から延びる端子74が計測表示装置80の端子T1〜T6に接続され、バイオセンサ50の各電極54,56,58,60,62,64と計測表示装置80の電子回路とが電気的に接続される。どの電極54,56,58,60,62,64を動作させるかは、スイッチSW1〜SW6のオン・オフを制御することによって決定する。スイッチSW1〜SW6はMOSFETなどの電気的にオン・オフが可能な半導体スイッチを使用する。マイクロコンピュータ82の制御部92から信号を送ってスイッチを制御する。
マイクロコンピュータ82の電源部88から所定の電圧が出力され、D/A変換回路28でアナログの電圧に変換される。この電圧は、増幅回路14を介して端子T1〜T3に接続された測定用作用電極54、点着検知用作用電極58、または検出用作用電極62に印加される。反応部66と検体とが反応することによって、電圧が印加された作用電極54,58,62とその対向電極56,60,64の間に電流が流れる。流れる電流は、反応部66に対する検体の吸引状況や検体の基質の成分量に応じて異なる。電流電圧変換回路16およびA/D変換回路30を介してマイクロコンピュータ82の計測部90に、電極間に流れた電流に対応する電圧が入力される。マイクロコンピュータ82の計算部96は、入力された電圧の値に基づいて反応部66と検体との吸入状況のチェックや検体の基質の成分量を求める。計測表示装置80は小型のディスプレイ(図示せず)を備え、求められた基質の成分量をディスプレイに表示させる。
なお、制御部92によって、スイッチSW1〜SW6に対するオン・オフのタイミング、電極間の電圧印加のタイミング、および計算部96が計測部90から電流値を受け取るタイミングの同期を取る。どの電極が動作したかを認識すると共に、検体の吸入状況のチェックであるか基質の成分量の測定であるかを一致させるためである。
バイオセンサ50の製造不良などによって、電極間が短絡したり漏洩電流が生じたりする場合がある。例えば、電極がファインパターンの場合に電極間が完全に絶縁できなかったり、電極間に不純物が付着する場合などである。そのため、計測表示装置80は、検体が開口72に供給される前に、電極間の短絡や漏洩電流を確認する。確認作業は、スイッチSW1〜SW6によって2本の電極を選択し、電源部88から所定電圧を出力し、測定部90で電圧を計測することによっておこなう。電圧が計測された場合、電極間に電流が流れたこととなり、短絡または漏洩電流が確認できる。スイッチSW1〜SW6の選択方法を表1に示す。なお、表1は各電極が接続される端子T1〜T6で示しており、他の表も同様である。
Figure 2010230496
表1より、作用電極同士および対向電極同士の短絡や漏洩電流は確認できない。これは、各作用電極54,58,62が電源部88に接続され、各対向電極56,60,64が測定部90に接続されるため、作用電極同士または対向電極同士を選択した場合に、電源部88から測定部90までの電気経路が構成できないためである。全ての電極間で短絡や漏洩電流が確認できないため、電極間に短絡や漏洩電流を有するバイオセンサ50で測定をおこなうおそれがあり、誤った基質の成分量を使用者に示すおそれがある。
また、点着検知用作用電極58と点着検知用対向電極60とを省略し、電極を4本にしたバイオセンサ50bも存在する(図8)。このとき、図9の計測表示装置80bは、図7の計測表示装置80と比較して、電極の本数に応じて必要な回路素子が省略される。この場合のスイッチSW1〜SW4の選択方法を表2に示す。
Figure 2010230496
表2より、表1と同様に作用電極同士および対向電極同士を選択した場合、電源部88から測定部90までの電気経路が形成できない。したがって、作用電極同士および対向電極同士の短絡や漏洩電流の確認はできない。
特開2008−304197号公報 特許2800981号公報 特開2901678号公報 特開平04−357452号公報
本発明の目的は、バイオセンサの全ての電極間の短絡や漏洩電流を確認できる計測表示装置を提供することにある。
本発明の計測表示装置に取り付けられるバイオセンサは、絶縁性の基板と、基板上に設けられた複数の作用電極と、複数の作用電極に対して一定間隔で設けられた複数の対向電極と、作用電極および対向電極の上を覆う酵素を含む反応部とを備える。
本発明の計測表示装置は、作用電極または対向電極に電圧を印加する手段と、作用電極と対向電極、作用電極同士、または対向電極同士の間に流れた電流を計測する手段と、電圧を印加する手段と作用電極とを接続するための第1スイッチと、電流を計測する手段と対向電極とを接続するための第2スイッチと、電圧を印加する手段と対向電極とを接続するための第3スイッチと、電流を計測する手段と作用電極とを接続するための第4スイッチと、第1〜4スイッチのオン・オフを制御する手段とを備える。
制御部が第1〜4スイッチのオン・オフを制御することによって、作用電極と対向電極、作用電極同士、または対向電極同士を介して、電圧を印加する手段と電流を計測する手段の間に電気経路を形成することができる。
電流を計測する手段によって計測された電流値から、作用電極と対向電極、作用電極同士、または対向電極同士の短絡または漏洩電流を検知する手段を備える。全ての電極間の短絡または漏洩電流を検知する。
オン・オフを制御する手段が第1〜4スイッチを制御することによって、作用電極と対向電極、作用電極同士、および対向電極同士の間に順番に電圧が印加される。
第1〜4スイッチが、電気的にオン・オフが可能な半導体スイッチを含む。半導体スイッチによって接続される電極の切り替えをおこなう。
本発明によると、スイッチによって全ての電極間の短絡または漏洩電流を検知することができる。検体の吸入される前におこなうことにより、不良品を使用して測定をおこなうことを防止できる。正確な検体の基質の成分量を使用者に示すことができる。
電極が6本のバイオセンサが取り付けられる本発明の計測表示装置の構成を示す図である。 図1の第3および第4スイッチの接続位置を変更した計測表示装置の構成を示す図である。 電極が4本のバイオセンサが取り付けられる本発明の計測表示装置の構成を示す図である。 電極が5本のバイオセンサを示す図である。 図4のバイオセンサが取り付けられる本発明の計測表示装置の構成を示す図である。 電極が6本のバイオセンサを示す図である。 図6のバイオセンサが取り付けられる従来の計測表示装置の構成を示す図である。 電極が4本のバイオセンサを示す図である。 図8のバイオセンサが取り付けられる従来の計測表示装置の構成を示す図である。
本発明の計測表示装置について図面を使用して説明する。計測表示装置に接続されるバイオセンサは従来技術の図6と図8で説明したものと同じであるため、説明を省略する。先ず、図6のバイオセンサ50が接続される計測表示装置について説明する。
図1に示す計測表示装置10は、マイクロコンピュータ12と、各電極の取り付け端子T1〜T6と、マイクロコンピュータ12と端子T1〜T3との間に設けられた増幅回路14と、マイクロコンピュータ12と端子T4〜T6との間に設けられた電流電圧変換回路16と、複数のスイッチSW1〜SW10を備える。
マイクロコンピュータ12は、ソフトウェア、ハードウェア、またはその両方によって説明するような動作をおこなうものである。マイクロコンピュータ12は、電極間に電圧を印加する電源部18と、電極間に流れた電流を計測する測定部20と、計測された電流値から検体の吸入状況および基質の成分量を求める計算部26と、スイッチSW1〜SW10のオン・オフを切り替える制御部22と、短絡および漏洩電流を検知する検知部24とを備える。
電源部18は、検体の基質の成分量を測定するときに電圧を出力する。電圧は、所定のタイミングで時間と共に変化する。また、電源部18は、短絡および漏洩電流を検知するときにも所定の電圧が出力される。
増幅回路14は、オペアンプを備え、オペアンプの−端子が抵抗を介して電源部18に接続される。また、オペアンプの出力端子と−端子間に抵抗が接続される。さらに、オペアンプの+端子はグランドに接続されている。増幅回路14と電源部18の間にはD/A変換回路28を設け、アナログの電圧が各電極に印加されるようにする。増幅回路14は、接続された抵抗の値を操作することにより、電位変化の最小ステップの大きさを操作することができる。
増幅回路14と各作用電極54,58,62の取り付け端子T1〜T3との間には、第1スイッチSW1〜SW3が設けられる。第1スイッチSW1〜SW3は電源部18と各作用電極54,58,62を接続するものである。いずれかの第1スイッチSW1〜SW3がオンになることによって、選択された作用電極54,58,62に所定の電圧を印加することができる。
電流電圧変換回路16は、オペアンプを備え、オペアンプの出力端子が測定部20に接続される。また、オペアンプの出力端子と−端子間に抵抗が接続される。さらに、オペアンプの−端子には対向電極56,60,64の取り付け端子T4〜T6が接続され、+端子はグランドに接続されている。電流電圧変換回路16は、電極間で流れた電流を電圧に変換する。電流電圧変換回路16と測定部20の間にはA/D変換回路30を設け、電流電圧変換回路16から出力された電圧をディジタル値に変換し、マイクロコンピュータ12でデータ処理がおこなえるようにする。
電流電圧変換回路16と対向電極56,60,64の取り付け端子T4〜T6との間には、第2スイッチSW4〜SW6が設けられる。第2スイッチSW4〜SW6は、測定部20と各対向電極56,60,64を接続するものである。第2スイッチSW4〜SW6がオンになることによって、選択された対向電極56,60,64に流れた電流を計測することができる。
第1スイッチSW1〜SW3と第2スイッチSW4〜SW6だけでは、従来と同じであり、全ての電極間の短絡や漏洩電流を検知することができない。そこで、本発明は第3スイッチSW7,SW8と第4スイッチSW9,SW10を設ける。第3スイッチSW7,SW8は、増幅回路14と対向電極56,64の取り付け端子T4,T5との間に設けられる。第3スイッチSW7,SW8がオンになることによって、選択された対向電極56,64に所定の電圧を印加することができる。また、第4スイッチSW9,SW10は電流電圧変換回路16と作用電極54,62の取り付け端子T2,T3との間に設けられる。第4スイッチSW9,SW10がオンになることによって、選択された作用電極54,62に流れた電流を計測することができる。
なお、1つの増幅回路14に2つの第3スイッチSW7,SW8が接続され、1つの電流電圧変換回路16に2つの第4スイッチSW9,SW10が接続されているが、この構成に限定されない。例えば、2つの増幅回路14にそれぞれ1つの第3スイッチSW7,SW8を接続し、2つの電流電圧変換回路16にそれぞれ1つの第4スイッチSW9,SW10を接続する(図2)。
制御部22が全てのスイッチSW1〜SW10のオン・オフを切り替える。スイッチSW1〜SW10はMOSFETなどの電気的なオン・オフが可能な半導体スイッチが挙げられる。例えばMOSFETのゲートに対して信号をオン・オフすることによって、スイッチのオン・オフを切り替える。制御部22は、全ての電極間に電圧が印加できるように、スイッチSW1〜SW10を2つずつ選択する。制御部22がおこなうスイッチSW1〜SW10の選択を表3に示す。
Figure 2010230496
表3に示すように、第3スイッチSW7,SW8および第4スイッチSW9,SW10によって、作用電極同士および対向電極同士の選択であっても電源部18から測定部20までの電気経路を形成することができる。表3に示されたスイッチSW1〜SW10をオンにする組み合わせを順番に実行することによって、全ての電極間に順番に電圧を印加することとなる。したがって、全ての電極間の短絡および漏洩電流を検知することができる。
測定部20は、電極間に流れた電流を計測する。電流電圧変換回路16によって電流が電圧に変換されており、測定部20は、実際には電圧を計測することによって、電極間に流れた電流値を求める。
検知部24は、測定部20で計測された電流値によって、電極間の短絡および漏洩電流を検知する。正常であれば電流が流れないため、電流値が計測されることによって電極間に短絡または漏洩電流を検知できる。
また、電極間に電圧を印加するタイミング、スイッチSW1〜SW10をオン・オフするタイミング、および検知部22が測定部20から電流値を受け取るタイミングがある。制御部22が選択するスイッチSW1〜SW10の順番を決定しておき、制御部22によって、上記3つのタイミングの同期を取ってもよい。受け取った電流値の順番によって、どの電極間で短絡または漏洩電流が流れたかを判定することができる。
計算部26は、測定部20で計測された電流値に基づいて検体の反応部66への吸入状況、検体の基質の成分量を求める。計算部26は、検知部24で全ての電極間で短絡および漏洩電流がないことが確認できた後に動作する。
その他、短絡または漏洩電流の有無やその箇所を表示したり、検体の基質の成分量を表示したりするディスプレイを備える。また、計測表示装置10の操作をおこなうためのボタンを適宜設ける。
以上のように、本発明は全ての電極間で短絡および漏洩電流の検知をおこなうことができる。検体の基質の成分量を測定する前に、バイオセンサ50の電極間の良否を判定することができ、良品を使用して測定がおこなえる。正確な測定値を使用者に示すことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、図8の作用電極54,62と対向電極56,64がそれぞれ2本のバイオセンサ50bにおいても本発明が適用できる。
図1の計測表示装置10と比べて、図3の計測表示装置10cは、第3スイッチSW5と第4スイッチSW6がそれぞれ1つになる。それ以外は図1の計測表示装置10と同様である。この場合、制御部22のスイッチSW1〜SW7の選択は表4のようになる。
Figure 2010230496
表4に示されるように、作用電極同士および対向電極同士であっても電源部18から測定部20までの電気経路を形成することができる。全ての電極間の短絡および漏洩電流の検知をおこなうことができる。
また、図4のバイオセンサ50cのように点着検知用作用電極と検出用作用電極を1本にまとめたものもある。点着検知用対向電極60と検出用対向電極64を切り替えて使用することによって、検体の吸入開始と十分な吸入を検出することができる。この場合であっても、図5の計測表示装置10dのように、第3スイッチSW6と第4スイッチSW7,SW8を設ける。図1の計測表示装置10と同様に、スイッチSW1〜SW8の制御によって全ての電極間の短絡および漏洩電流を検知することができる。
図1〜3、5において、第3スイッチが取り付けられる増幅回路14や第4スイッチが取り付けられる電流電圧変換回路16は変更されてもよい。
図1〜3,5において、増幅回路14および電流電圧変換回路16をそれぞれ1つにまとめた回路であってもよい。1つの増幅回路14に複数の第1および第2スイッチが接続される。1つの電流電圧変換回路16に複数の第2および第4スイッチが接続される。
マイクロコンピュータ12は1つになっているが、機能ごとに分割されていてもよい。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
10:計測表示装置
12:マイクロコンピュータ
14:増幅回路
16:電流電圧変換回路
18:電源部
20:測定部
22:制御部
24:検知部
26:計算部
28:D/A変換回路
30:A/D変換回路
50:バイオセンサ
52:基板
54,56,58,60,62,64:電極
66:反応部
68:カバー
70:スペーサー
72:開口
74:端子
SW1〜SW10:スイッチ
T1〜T6:取り付け端子

Claims (4)

  1. 絶縁性の基板と、
    前記基板上に設けられた複数の作用電極と、
    前記複数の作用電極に対して一定間隔で設けられた複数の対向電極と、
    前記作用電極および対向電極の上を覆う酵素を含む反応部と、
    を備えるバイオセンサが取り付けられる計測表示装置であって、
    前記作用電極または対向電極に電圧を印加する手段と、
    前記作用電極と対向電極、作用電極同士、または対向電極同士の間に流れた電流を計測する手段と、
    前記電圧を印加する手段と作用電極とを接続するための第1スイッチと、
    前記電流を計測する手段と対向電極とを接続するための第2スイッチと、
    前記電圧を印加する手段と対向電極とを接続するための第3スイッチと、
    前記電流を計測する手段と作用電極とを接続するための第4スイッチと、
    前記第1〜4スイッチのオン・オフを制御する手段と、
    を備える計測表示装置。
  2. 前記電流を計測する手段によって計測された電流値から、作用電極と対向電極、作用電極同士、または対向電極同士の短絡または漏洩電流を検知する手段を備えた請求項1の計測表示装置。
  3. 前記オン・オフを制御する手段が第1〜4スイッチを制御することによって、作用電極と対向電極、作用電極同士、および対向電極同士の間に順番に電圧が印加される請求項1または2の計測表示装置。
  4. 前記第1〜4スイッチが、電気的にオン・オフが可能な半導体スイッチを含む請求項1から3のいずれかの計測表示装置。
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