JP2010229738A - 水洗便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄水を吐出させる吐出口を有する水洗便器において、吐出口から吐出される洗浄水より上に散水口を備え、該散水口から吐出する水によって洗浄水の上方を覆う水膜を形成する。
【選択図】図3A
Description
また、リム部が内側に張り出しているので、リム部の裏側、特にリム吐水孔周辺の掃除がしにくいという問題があった。
そこで、リム吐水孔をリム部の内周側壁下端に設けて、使用者がリム吐水孔並びにその周辺を容易に視認できるようにした構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
上述したように、本発明に係る水洗便器は、洗浄水を吐出させる吐出口に加えさらに、散水口を備えている点が従来の水洗便器とは異なっており、その散水口から吐出する水によって洗浄水の上方を覆う水膜を形成して洗浄水の飛び散りを防止している。
以下の全体構成の説明では、構成の把握を容易にするために、ボウル部1とスカート部2とリム部3からなる分割体を用いた水洗便器について説明する。しかしながら、本発明はこの分割構造に限定されるものではなく、一体で作製された水洗便器に適用するが可能であることは言うまでもない。
また、実施形態の説明では樹脂製の水洗便器について説明することもあるが、本発明は樹脂製の水洗便器に限定されるものではなく、陶器製等の他の材質の水洗便器に適用することもできる。
図1は、ボウル部1とスカート部2とリム部3からなる水洗便器の構成を示す分解斜視図である。また、図2は、ボウル部1とスカート部2とリム部3が組み合わされた水洗便器の断面図である。
図1に示す水洗便器において、ボウル部1は、下方に向かって開口径が徐々に小さくなっており、上方に洗浄水を供給する洗浄水供給口1aとそれに繋がる洗浄水流路を有し、下端に排水管部1bを有する。このボウル部1において、洗浄水供給口1aから供給された洗浄水は、洗浄水流路端の吐出口から吐出されてボウル部1の内壁を洗浄する。洗浄水は上から下に落とし込むように流すようにしてもよいし、渦巻き状に流れるようにしても良い。また、洗浄水を渦巻き状に流す場合、ボウル部1の内壁に洗浄水を渦巻き状に導く螺旋状の溝を形成してもよい。
<実施形態1>
図3Aは、本発明に係る実施形態1の水洗便器の構成を示す斜視図である。
この実施形態1の水洗便器は、リム部3のリム内周側壁31において後部中央に散水口5を有している。この散水口5は、洗浄水を吐出させるためにリム部の下に設けられている吐出口4より高い位置に設けられている。このように構成された実施形態1の水洗便器において、例えば、吐出口4から洗浄水を吐出させる際に散水口5から水を吐出させると、その散水口5から吐出された水によって洗浄水流の上に水膜が形成される。これにより、洗浄水流の飛び散りが水膜によって遮断されて水膜より上への汚水の飛び散りが防止できる。
このように、本発明において、散水通水路51を給水口55から離れるにしたがって横幅Lが大きくなるように形成することが好ましく、このようにすると、水膜をより広げて形成することが可能であり、より効果的に洗浄水の飛び散りを防止できる。
ここで、本明細書において、横とは水洗便器が設置されたときの水平方向をいい、縦とは水洗便器が設置されたときの垂直方向をいう。
しかしながら、図3Aに示す水洗便器において、流水路を形成して吐出口4に代えてリム裏面に吐出口を形成するようにしてもよい。
図4Aは、本発明に係る実施形態2の水洗便器の構成を示す斜視図である。
この実施形態2の水洗便器では、流水路57を水膜形成のために利用して散水口5を複数形成している。このように、散水口5を複数形成すると、例えば、洗浄水の飛び散りが比較的激しい部分に重点的に水膜を形成するなど、水膜を必要な形状に形成することが可能になる(水膜形状の制御が容易)。
尚、図4A,図4Bにおいて、散水口には符号5(1)、5(2)、5(3)・・・5(n)というように括弧付きで示しているが、位置による区別が特に必要のない場合には、本明細書においては括弧及び括弧内の数字又はnを省略して記述する。以下、他の図面に関しても同様とする。
尚、図4Bにおいて、40の符号を付して示すものは洗浄水流であり、60の符号は洗浄水の飛び散りを示している。他の図面についても同様である。
ここで、散水口5(1)の中心軸を便器の対称軸ともいう。
すなわち、本実施形態2では、複数の散水口5が隣接間において、その長手方向の中心軸が互いに平行になりかつ互いに一致しないように水平方向に対して傾斜して設けられている。このように、長手方向の中心軸が一致しないように複数の散水口5を配置すると各散水口5から散水により形成される水膜がぶつかり合わないように形成することが容易になる。ここで、「長手方向の中心軸が一致しない」とは、長手方向の中心軸が1つの直線上にないことを意味する。
図5は、本発明に係る実施形態3の水洗便器の構成を示す斜視図(一部を拡大して示す斜視図)である。
この実施形態3の水洗便器は、複数の散水口5を互いに平行でかつ傾斜させて形成している点が実施形態2とは異なっている。
ここで、傾斜とは、水洗便器を設置したときに、散水口5の長手方向が水平方向から傾むいていることをいう。
図6Aは、本発明に係る実施形態4の水洗便器の構成を示す断面図である。また、図6Bは、図6AのA部を拡大して示す斜視図である。
この実施形態4の水洗便器は、リム部3とボウル部1の境界部分に段差がない点が特徴であり、これにより、便器内壁の掃除が容易になる。すなわち、本発明に係る水洗便器では、散水口5を設けて洗浄水を覆う水膜が形成できるので、リム部3の内側への張り出しがない場合であっても、洗浄水の飛び散りを防止できる。
尚、本明細書において、リム部3とボウル部1の境界部分に段差がないとは、以下の変形例で説明する形態も含む概念である。
しかしながら、本発明はリム部3の直下のボウル部1に窪みが無いものに限定されるものではなく、以下の変形例で説明するような構成であってもよい。
上述したように、本発明は、散水口5を設けて水膜を形成することにより、洗浄水の飛び散りを防止している。したがって、本発明によればリム部3に洗浄水の飛び散りを防止機能を持たせる必要はなく、掃除のし易さを考えて比較的自由にリム部3とボウル部1の境界部分の構造を選択できる。
ここで、滑らかな曲面とは、面方向(図7に示すように面に直交する方向)が境界を挟んで連続的に変化することをいう。
また、リム部3の直下のボウル部1の窪みを小さくするためには、リム内周面31aの面方向とボウル部の内周側壁におけるリム部との境界に沿って形成された内周面11aの面方向の成す角度θを、例えば、60度以下に設定すればよく、好ましくは45度以下に設定する。
図8は、本発明に係る実施形態5の水洗便器の構成を示す斜視図である。
本実施形態5の水洗便器は、散水口5から吐出した水による水膜が便器の内周側壁に沿って形成されるように、散水口5が形成されている点が特徴である。
このように構成すると、洗浄水の上を効率よく覆う水膜の形成が可能になる。
ここで、水膜が便器の内周側壁に沿って形成されるとは、散水口から吐出される水の吐出方向の中心軸が、散水口が形成されている面に直交する方向の成分と散水口が形成されている面に平行な方向の成分とを持っていることをいう。
例えば、水膜を形成する水を回収する回収口を設けて水膜形成水を再利用するようにしてもよい。
このようにすると、例えば、図3Aに示す水洗便器において、リム裏面32に吐出口を形成することが可能になる。
Claims (15)
- 洗浄水を吐出させる吐出口を有する水洗便器において、前記吐出口から吐出される洗浄水より上に散水口を備え、該散水口から吐出する水によって前記洗浄水の上方を覆う水膜を形成することを特徴とする水洗便器。
- 前記散水口は、前記便器のリム部のリム内周側壁に設けられている請求項1記載の水洗便器。
- 前記散水口をスリット形状にした請求項1又は2に記載の水洗便器
- 前記散水口に繋がる散水通水路を前記散水口に向かって長手方向に拡がるように形成した請求項3に記載の水洗便器。
- 前記散水口を複数設けた請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記散水口から吐出した水による水膜が前記便器の内周側壁に沿って形成される請求項5記載の水洗便器。
- 前記散水口を前記便器の対称軸に対して対称に配置した請求項5又は6に記載の水洗便器。
- 前記複数の散水口のうちの少なくとも2つの散水口は、その長手方向の中心軸が互いに平行になりかつ互いに一致しないように水平方向に対して傾斜して設けられている請求項5〜7のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記散水口を上下方向にずらして配置した請求項5〜8のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便器のリム部に通水路が形成されて前記散水口はそれぞれ散水通水路を介して前記散水口に繋がっている請求項5〜9のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記散水口はそれぞれ、前記給水路に水が供給される給水口から離れるにしたがって開口面積が大きくなっている請求項10記載の水洗便器。
- 前記リム部が樹脂からなる請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便器のボウル部の内周面と前記リム部の内周面とが段差なく連続して繋がっている請求項1〜12のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便器のボウル部の内周面において、前記リム部との境界に沿って形成された内周面の面方向が前記リム部の内周面の面方向に対して60度以下である請求項13記載の水洗便器。
- 前記便器のボウル部の内周面と前記リム部の内周面との境界部で面方向が連続的に変化する請求項1〜12のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
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