JP2010228795A - 燃料供給装置 - Google Patents

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【課題】本発明は手元表示器を駆動するための電池の電力消費を抑制することを課題とする。
【解決手段】制御回路36のメモリ44は、燃料供給装置16の状態を検出する状態検出手段80として機能する制御プログラムが格納されている。さらに、状態検出手段80には、待機状態を検出する待機状態検出手段82と、設定器26による設定操作状態を検出する設定状態検出手段84と、計量機24の燃料供給経路による燃料供給状態を検出する燃料供給状態検出手段86とを実行するための各制御プログラムが格納されている。ノズル表示ユニット90の制御部130は、受信周期切替制御部160を有する。受信周期切替制御部160は、例えば、燃料供給中のときは流量表示データを50msec毎に受信し、待機中のときは流量表示データを200msec毎に受信し、設定後の供給開始待ちのときは流量表示データを100msec毎に受信するように間欠受信周期を切替える。
【選択図】図9

Description

本発明は燃料供給装置に係り、特に燃料供給量を表示する表示器を本体以外にも備えた燃料供給装置に関する。
例えば、車両の燃料タンク(被供給体)にガソリン等の燃料を供給する燃料供給装置では、ノズルを車両の燃料供給口に差し込んで燃料タンクに燃料供給を行う。燃料供給装置の制御装置は、計量機本体のノズル掛けに設けられたノズルスイッチのオン・オフにより燃料供給経路のポンプを起動または停止の制御を行っている。
ノズル操作を行う操作者は、ノズルのレバーを開弁方向に操作して車両の燃料タンクに燃料を供給開始する。そして、燃料タンク内の液面が上昇してノズルの液面検知機構が液面検知すると、当該ノズルの自動閉弁機構が閉弁動作して燃料供給が停止したことを計量機本体の表示器の数値表示が停止したことで確認し、さらに、表示器に表示された燃料供給量を見ながらノズルのレバーを操作して、表示器に表示される燃料供給量の末尾がゼロとなるように数値を合わせる合せ込み操作を行なうことが多い。
ところで、近年、セルフサービス方式の燃料供給装置が普及するのに伴って操作に慣れていない人が操作を行うケースが増えており、そのなかで計量機本体の表示器に表示された数値を見ながらノズルのレバーを操作してノズルの液面検知機構が作動して自動的に閉弁した後に少量ずつ合せ込み操作を行う場合がある。
このような合せ込み操作を行う場合、操作者は、燃料供給中のノズルとは別方向にある計量機本体の表示器を見ながら表示された数値の小数点以下がゼロとなるようにノズルレバーを間欠的に操作することになる。すなわち、合せ込み操作を行う操作者は、計量機本体の表示器に表示された数値の変化に注目しており、ノズルが挿入された燃料供給口を見ていないので、燃料供給口から燃料が溢れてしまうことに気付かずにノズルレバーを操作してしまうおそれがあった。
このようなノズル操作を行う際に燃料供給口から燃料が溢れることを防止する手段として、ノズルにも流量を表示する表示器を設けることで、当該ノズルの表示器に表示された燃料供給量の数値をみながら燃料供給口の液面上昇を確認できるノズルが開発されている(例えば、特許文献1参照)。この種のノズルには、表示器に電源供給するための充電式電池が設けられており、ノズルをノズル掛けに掛止させると、ノズルスイッチがオンになると共に、当該電池への充電が行なわれる。
特開昭61−190498号公報
しかしながら、上記燃料供給装置では、例えば、ノズルが液面検知機構により自動閉弁しても運転者がノズルを燃料供給口に挿入したままの状態で窓拭きや車内の清掃を行なっている場合には、ノズルの表示器に燃料供給量が表示された状態が長く続くため、当該ノズルの電池の消費が大きく、あるいは当該車両が出車して直ぐに次の車両が到着して燃料供給を開始した場合には、当該ノズルに対する充電時間が短いため、十分に充電できないまま次回の燃料供給が行なわれることになり、燃料供給中に電池の電圧が低下して当該ノズルの表示器の表示が行えなくなるおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、被供給体に燃料を供給する燃料供給経路と、
前記燃料供給経路に連通されたノズルを収納するノズル収納部と、
前記燃料供給経路に対する条件を設定する設定器と、
該燃料供給経路に設けられた流量計により計測された流量計測値を積算して燃料供給量を演算する供給量演算手段と、
該供給量演算手段により演算された燃料供給量を無線で送信する無線送信部と、
前記被供給体の燃料供給口に前記ノズルを挿入した状態で視認される位置に配され、前記無線送信部から送信された燃料供給量の無線データを受信する無線受信部を有し、当該燃料供給量を表示する表示器と、
該表示器に設けられた電池と、
前記表示器に設けられ、前記無線受信部を間欠的に起動させ、前記無線受信部が受信した燃料供給量に基づいて前記表示器に当該燃料供給量を表示させる表示制御手段と、を有する燃料供給装置において、
前記設定器の状態及び前記燃料供給経路による燃料供給の状態を検出する状態検出手段と、
前記状態検出手段より出力された検出状態に応じて前記無線受信部による受信周期を変更する受信周期切替手段を備えたことを特徴とする。
(2)本発明の前記状態検出手段は、
前記ノズルが前記ノズル収納部に収納された待機状態であることを検出する待機状態検出手段と、
前記設定器による設定状態を検出する設定状態検出手段と、
を有し、
前記受信周期切替手段は、前記待機状態検出手段により待機状態であることを検出する検出信号が出力されているときは前記無線受信部の受信周期を、前記設定状態検出手段により設定状態を検出する検出信号が出力されているときよりも長く設定することを特徴とする。
(3)本発明の前記操作検出手段は、
前記設定器による設定状態を検出する設定状態検出手段と、
前記燃料供給経路による燃料供給中の状態を検出する燃料供給状態検出手段と、
を有し、
前記受信周期切替手段は、前記燃料供給状態検出手段により燃料供給中を検出する検出信号が出力されているときは前記無線受信部の受信周期を、前記設定状態検出手段により設定状態を検出する検出信号が出力されているときよりも短く設定することを特徴とする。
本発明によれば、状態検出手段より出力された設定器の状態及び燃料供給経路による燃料供給の状態に応じて無線受信部による受信周期を変更するため、燃料供給中に受信周期を短くして燃料供給量の表示を精緻に行えると共に、燃料供給中でないときは受信周期を長くして電池の電圧低下を抑制することができる。
本発明による燃料供給装置の一実施例を示す斜視図である。 ノズルの側面図である。 ノズルに設けられた表示を示す図である。 ノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。 計量機側の無線送信機92から送信される流量表示データの送信周期とノズル側の無線受信機140の受信周期を示すタイミングチャートである。 燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。 計量機の制御回路36が実行するメイン制御処理のフローチャートである。 ノズル表示ユニット90の制御部130が実行する状態検出制御処理を説明するためのフローチャートである。 ノズル表示ユニット90の制御部130が実行する間欠受信制御処理1を説明するためのフローチャートである。 変形例1のノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。 変形例1の制御部130が実行する間欠受信制御処理2のフローチャートである。 変形例2のノズル30Aを示す図である。 変形例2のノズル30Aを用いたノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。 変形例2の制御部130が実行する間欠受信制御処理3のフローチャートである。 変形例3のノズル30Bを示す図である。 変形例3のノズル30Bを用いたノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。 変形例3の制御部130が実行する間欠受信制御処理4のフローチャートである。 図17に示す制御処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明による燃料供給装置の一実施例を示す斜視図である。図1に示されるように、燃料供給システム10は、燃料供給エリア12に設置されたセルフサービス燃料供給方式の燃料供給装置16と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20とを有する。管理コンピュータ20は、燃料供給所に設置された各機器を管理しており、燃料供給装置16から燃料供給要求信号が出力されると、係員が当該燃料供給装置16の周囲の状態が異常ないことを確認して許可釦を操作することにより燃料供給許可信号を当該燃料供給装置16へ送信する。
尚、管理コンピュータ20と燃料供給装置16に搭載された制御回路との間は、SS−LAN22を介して双方向で通信可能に接続されている。
燃料供給装置16は、ポンプや流量計などを有する計量機24と、計量機24に搭載された設定器26と、油種単価、燃料供給量を表示する表示器27とを有する。また、計量機24は、計量機本体28の前面及び背面に設定器26が設けられており、さらに各油種(本実施例では、例えば、軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3種類の油種)毎のノズル30が保持されるノズル掛け(ノズル収納部)32が設けられている。
ノズル30は、後述するようにノズル表示ユニット90が設けられている。ノズル表示ユニット90は、燃料供給している供給量や油種などの燃料供給に関する情報を表示するものであり、ノズル30を操作する操作者が燃料供給口を見ながら燃料供給量を確認できるように設けられている。
さらに、計量機本体28には、ノズル表示ユニット90に表示器27に表示される流量や油種などの燃料供給に関する情報を無線により送信する無線送信機92が設けられている。尚、無線送信機92では、狭域通信またはDSRC(Dedicated Short Range Communication)と呼ばれる通信方式を用いて無線通信を行なっており、他の計量機と混信しないようになっている。
また、各ノズル30には、燃料が供給されるホース34が接続されており、ホース34は計量機本体28の上部に設けられたホース支持部35から吊下されている。各ホース34は計量機本体28の内部に配置された燃料供給経路(図示せず)に連通されており、各燃料供給経路には流量計、電磁弁、ポンプなどの機器が設けられている。
図2はノズル30の側面図である。図2に示されるように、ノズル30は、車両側の燃料供給口に挿入される吐出パイプ30aと、液面検知により自動閉弁動作する自動閉弁機構を有するノズル本体30bと、ノズル本体30bの上部に搭載されたノズル表示ユニット90とを有する。また、ノズル本体30bは、ノズル表示ユニット90の手前側に操作者が把持するグリップ部30cと、グリップ部30cの下方で回動操作されるノズルレバー30dとを有する。
また、ノズル表示ユニット90は、後述する表示器や制御部を樹脂モールドにより保持すると共に、ノズル30の背面側に密着した状態で取り付けられている。従って、操作者がグリップ部30cを把持して吐出パイプ30aを車両側の燃料供給口に挿入すると、
ノズル30の背面側が上方を向いた状態になる。すなわち、ノズル表示ユニット90は、操作者と対向する向きとなり、燃料供給中において操作者はノズル表示ユニット90に表示された流量などの情報を視認することができる。
操作者は、吐出パイプ30aから燃料を吐出させる燃料供給操作を行なう場合、グリップ部30cを把持してノズルレバー30dを開弁方向に操作する。その際、操作者は、ノズルレバー30dを操作しながら、グリップ部30cの前方に配置されたノズル表示ユニット90と吐出パイプ30aが挿入された燃料供給口とを同時にみることが可能になる。従って、燃料供給操作時には、ノズル表示ユニット90に表示された燃料供給量を確認しながら燃料供給口からの吹き溢れの有無を確認しながら合せ込み操作することができる。
図3はノズル表示ユニット90を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。図3(A)(B)に示されるように、ノズル表示ユニット90は、箱状に形成された樹脂製ケース91の上面に太陽電池パネル94と、液晶パネル(LCD)からなる手元表示器96と、計量機側の無線送信機92から送信された流量表示データを受信するための平面アンテナ142とが設けられている。また、樹脂製ケース91の上部開口91aは、太陽電池パネル94及び手元表示器96の上面を覆う保護ガラス98がはめ込まれた防水構造になっている。平面アンテナ142は、基板上にアンテナとしての導電性金属パターンが形成された小型で薄い形状であるため、樹脂製ケース91の内部に配置することが可能である。また、上記平面アンテナ142の代りに樹脂製ケース91の内部または外部に他の形式のアンテナを設けるようにしても良いのは勿論である。
図4はノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。図4に示されるように、計量機24の制御回路36は、ノズル30による燃料供給が開始されると、流量計42から出力された流量パルスを積算し、その積算された燃料供給量の数値を計量機本体28の表示器27に表示させると共に、無線送信機(送信部)92を介してノズル30に搭載されたノズル表示ユニット90にも同じ流量表示データを送信する。
また、制御回路36のメモリ44は、燃料供給装置16の状態を検出する状態検出手段80として機能する制御プログラムが格納されている。さらに、状態検出手段80には、待機状態を検出する待機状態検出手段82と、設定器26による設定操作状態を検出する設定状態検出手段84と、計量機24の燃料供給経路による燃料供給状態を検出する燃料供給状態検出手段86とを実行するための各制御プログラムが含まれている。
ノズル表示ユニット90は、小型の手元表示器96と、マイクロコンピュータからなる制御部130と、計量機24から送信された無線信号を受信する無線受信機(無線受信部)140と、無線受信機140に接続された平面アンテナ142と、太陽電池ユニット150とを有する。太陽電池ユニット150は、太陽電池パネル94と、太陽電池パネル94から発電された電流を蓄える充電池154とを有する。ノズル表示ユニット90の手元表示器96、制御部130、無線受信機140は、充電池154を電源として作動する。
ノズル30の制御部130は、無線受信機140を間欠的に起動させ、無線受信機140が受信した燃料供給量に基づいて手元表示器96に当該燃料供給量を表示させる表示制御手段を有する。
また、制御部130は、流量計42により計測された燃料の流速に応じて無線受信機140による受信周期を切替える受信周期切替制御部(受信周期切替手段)160を有する。受信周期切替制御部160は、例えば、燃料供給中は流量表示データを50msec毎に受信し、待機中は流量表示データを200msec毎に受信し、設定後の供給開始待ちは流量表示データを100msec毎に受信するように間欠受信周期を切替える。そのため、燃料供給中は間欠受信周期を短くして手元表示器96に燃料供給量を精緻に表示することができると共に、燃料供給を行なわないときは、間欠受信周期を長くして充電池154の電圧低下を抑制する。
図5(A)〜図5(C)は計量機側の無線送信機92から送信される流量表示データの送信周期とノズル側の無線受信機140の受信周期を示すタイミングチャートである。図5(A)に示されるように、制御回路36は、ノズル30による燃料供給が開始されると、流量計42から出力された流量パルスを積算し、無線送信機92を介して流量表示データを10msec毎に送信する。
図5(B)に示されるように、ノズル表示ユニット90の制御部130は、無線送信機92を介して送信された流量表示データを無線受信機140を50msec毎に起動させて受信する。従って、制御部130は、計量機側から送信された流量表示データを全て受信するのではなく、10msec毎に送信されたデータを5倍に延長した時間間隔(50msec)毎に受信することで消費電力を節約している。
図5(C)に示されるように、さらに、制御部130は、受信周期切替制御部160により供給開始待ちのとき、50msec毎に受信した流量表示データを4倍に延長した時間間隔(200msec)毎に無線受信機140を起動させて手元表示器96に表示させる。これにより、流量表示が必要のない供給開始待ちのときは、無線受信機140を起動させる周期を延長してノズル表示ユニット90における消費電力を節約することができる。
図6は燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。図6に示されるように、計量機24の制御回路36は、マイクロコンピュータから構成されており、設定器26、表示器27、電源回路37、各燃料供給管路に設けられた2段閉弁式電磁弁38、ポンプ40、流量計42、メモリ44、人検出センサ46、インタホン48、ノズル掛け32に設けられたノズル掛けスイッチ50、静電気除去検出スイッチ54、伝票を発行する伝票発行機58、音声案内を行うスピーカ60、無線送信機92と接続されている。
さらに、制御回路36には、静電気除去ランプ52、伝票発行ランプ56、燃料選択釦64〜66、満タン選択釦68、供給量選択釦70〜73、金額選択釦76〜79などの各種表示ランプが接続されている。
メモリ44には、各種制御プログラムが格納されている。制御回路36は、メモリ44に格納された各種制御プログラムを読み込んで各制御処理を実行する。
電源回路37は、制御回路36だけでなく燃料供給装置16を構成する他の全て機器の電源供給を行うように電源ケーブル(図示せず)を介して接続されている。
そして、制御回路36は、操作者の入力操作に応じて次に行う操作に対応するランプを点灯または点滅させると共に、スピーカ60から音声案内を発声させる。
図7は計量機24の制御回路36が実行するメイン制御処理を説明するためのフローチャートである。図7において、制御回路36は、S11で、ノズル掛けスイッチ50がオフか否かをチェックする。操作者が給液操作を行なうため、ノズル掛け23から給液ノズル30を持ち上げると、ノズル掛けスイッチ50がオフに切り替わる。従って、S11でノズル掛けスイッチ50がオフになると(YESの場合)、S12に進み、ポンプ40を起動する。これと共に、S13では表示器27,96の表示をゼロにリセットする。
次のS14では、流量計42から流量パルスが出力されたか否かをチェックする。操作者がノズル30のノズルレバー30dを開弁方向に操作して燃料供給を開始すると、流量計42は流量に比例した周期の流量パルスを出力する。そのため、S14において、流量パルスが出力されると(YESの場合)、S15に進み、流量パルスを積算して燃料供給量を演算する(供給量演算手段)。
続いて、S16に進み、計量機24の表示器27に現在の燃料供給量(積算流量)を表示させる。これと共に、S17では、ノズル30の制御部130に対して流量表示データを無線送信機92から送信する。これにより、ノズル30の制御部130は、図3(A)に示されるように、手元表示器96に燃料供給量を表示する。そのため、操作者は、ノズル操作を行ないながら、ノズル表示ユニット90と吐出パイプ30aが挿入された車両側の燃料供給口とを同時にみることが可能になる。
次のS18では、流量パルスの有無により燃料の流速がゼロか否かをチェックする。S18において、流速がゼロになったものと判定されたときは(YESの場合)、S19でノズル30の自動閉弁機構が液面検知により閉弁動作したものと判定する。
次のS20では、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンに切り替わったか否かをチェックする。S20において、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオフのときは(NOの場合)、燃料供給中であるので、待機状態になる。また、燃料供給が終了して操作者がノズル30をノズル掛け32に戻すと、ノズルスイッチ50がオンに切り替わる。そのため、S20において、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンになると(YESの場合)、S21に進み、ポンプ40を停止する。これで、一連の制御処理が終了する。
次に、図8を参照してノズル表示ユニット90の制御部130が実行する状態検出制御処理について説明する。図8に示されるように、制御部130は、S31で計量機24の燃料供給状態を判別する(状態検出手段)。S31において、供給開始待ちモードが設定されている場合には、S32に進み、ノズル30がノズル掛け32から外されたか否かをチェックする(燃料供給状態検出手段)。S32において、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオフのときは(YESの場合)、ノズル30がノズル掛け32から外れされたものと判断してS33に進む。S33では、ノズル上がり信号を無線送信機92から送信する。次のS34では、当該計量機24の状態を供給中モードにセットする。また、上記S32において、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンのときは(NOの場合)、ノズル30がノズル掛け32に掛止されて収納保持されているものと判断してS33、S34の処理を省略する。
また、S31において、供給中モードが設定されている場合には、S35に進み、ノズル30がノズル掛け32に戻されたか否かをチェックする(待機状態検出手段)。S35において、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオンのときは(YESの場合)、ノズル30がノズル掛け32に戻されたものと判断してS36に進む。S36では、ノズル掛かり信号を無線送信機92から送信する。次のS37では、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。また、上記S35において、ノズル掛け32のノズルスイッチ50がオフのときは(NOの場合)、ノズル30がノズル掛け32から外されたままで燃料供給が終了していないものと判断してS36、S37の処理を省略する。
また、S31において、待機中モードが設定されている場合には、S38に進み、設定器26による設定操作による設定条件(例えば、油種、供給量または供給金額等)の入力が行なわれているか否かをチェックする(設定状態検出手段)。S38において、設定器26に設けられた燃料選択釦64〜66、満タン選択釦68、供給量選択釦70〜73、金額選択釦76〜79の何れかが操作された場合(YESの場合)は、設定操作による設定条件の入力が行なわれたものと判断してS39に進む。S39では、操作開始信号を無線送信機92から送信する。次のS40では、当該計量機24の状態を供給開始待ちモードにセットする。また、上記S38において、設定器26に設けられた燃料選択釦64〜66、満タン選択釦68、供給量選択釦70〜73、金額選択釦76〜79の何れかも操作されない場合(NOの場合)は、設定器26による設定条件の入力が行なわれていないものと判断してS39、S40の処理を省略する。
上記S34、S37、S40の何れかで供給中モード、待機中モード、供給開始待ちモードの何れかが設定された場合、あるいは上記S32、S35、S38でNOの場合には、S41に進み、電源回路37がオフか否かをチェックする。S41において、電源回路37がオンの場合(NOの場合)は、上記S31の処理に戻り、S31以降の処理を繰り返す。また、41において、電源回路37がオフの場合(YESの場合)は、上記状態検出制御処理を終了する。
次に、ノズル表示ユニット90の制御部130が実行する間欠受信制御処理1について図9のフローチャートを参照して説明する。制御部130は、図9のS101において、予め間欠周期に設定された所定時間が経過したか否かをチェックする。S101で所定時間が経過すると(YESの場合)、S102に進み、無線受信機140を起動させる。
次のS103では、計量機24の無線送信機92から送信された表示データを受信完了したか否かをチェックする。S103において、計量機24の無線送信機92から送信された表示データを受信していないとき(NOの場合)は、S104に進み、間欠周期の最大値(例えば、10msec)の時間が経過したか否かをチェックする。
上記S104において、間欠周期の最大値(例えば、10msec)の時間が経過していないときは(NOの場合)、上記S103の処理に戻り、S103、S104の処理を繰り返す。また、S104において、計量機24の無線送信機92から送信された表示データを受信しないまま間欠周期の最大値(例えば、10msec)の時間が経過したときは(YESの場合)、S104aに進み、無線受信機140を待機状態にセットする。そして、S117に移行する。
また、S103において、計量機24の無線送信機92から送信された表示データを受信完了したときは、S105に進み、無線受信機140を待機状態にセットする。
続いて、S106では、計量機24の燃料供給状態を判別する。上記S106において、供給開始待ちモードが設定されている場合は、S107に進み、無線受信機140を介して受信したデータに「ノズル上がり」のデータが含まれているか否かをチェックする。S107において、受信データにノズル30がノズル掛け32から外されてノズルスイッチ50がオフとなる「ノズル上がり」のデータが含まれている場合(YESの場合)は、S108に進み、間欠受信周期を200msecに切替える(受信周期切替手段)。そして、S109では、当該計量機24の状態を供給中モードにセットする。また、上記S107において、受信したデータに「ノズル上がり」のデータが含まれていない場合(NOの場合)は、S108、S109の処理を省略する。
上記S106において、供給中モードが設定されている場合は、S110に進み、無線受信機140を介して受信したデータに「ノズル掛かり」のデータが含まれているか否かをチェックする。また、上記S107において、受信データにノズルスイッチ50がオンとなるノズル掛かりのデータが含まれている場合(YESの場合)は、S112に進み、間欠受信周期を30msecに切替える(受信周期切替手段)。そして、S113では、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。また、上記S110において、受信したデータに「ノズル掛かり」のデータが含まれない場合(NOの場合)は、S112、S113の処理を省略する。
また、上記S106において、待機中モードが設定されている場合は、S114に進み、無線受信機140を介して受信したデータに「操作開始」のデータが含まれているか否かをチェックする。S114において、受信データに設定器26の何れかのスイッチが操作されて出力されたデータが含まれている場合(YESの場合)は、S115に進み、間欠受信周期を30msecに切替える(受信周期切替手段)。そして、S116では、当該計量機24の状態を供給待ちモードにセットする。また、S114において、受信したデータに「操作開始」のデータが含まれない場合(NOの場合)は、S115、S116の処理を省略する。
上記S109、S113、S116の何れかで供給中モード、待機中モード、供給開始待ちモードの何れかが設定された場合、あるいは上記S107、S110、S114でNOの場合には、S117に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S117において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S101の処理に戻り、S101以降の処理を繰り返す。また、S117において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理1を終了する。
このように、計量機24の状態に応じて無線受信機140を介して受信したデータにノズル上がり」「ノズル掛かり」「操作開始」の何れかのデータが含まれる場合には、間欠受信周期を200msec、30msec、10msecの何れかに選択的に切替えるため、燃料供給時には間欠受信周期を短くして流量表示を精緻に行なうことができると共に、燃料供給を行なわないときには、間欠受信周期を長く設定することで充電池154の電圧低下を抑制することが可能にできる。
次に変形例について説明する。
(変形例1)
図10は変形例1のノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。尚、図10において、前述した図4と同一部分に、同一符合を付してその説明を省略する。
図10に示されるように、アンテナ142と無線受信機140とを接続するアンテナ線172には、検波回路170が設けられている。この検波回路170はアンテナ142で受信された電波の強度に比例した信号を出力する。そのため、例えば、ノズル30がノズル掛け32に掛止されているときは無線送信機92から送信された電波の受信強度が高く、ノズル30が計量機24から離れた燃料供給位置(燃料供給中モードのとき)にあるときは電波の受信強度が低くなる。
従って、制御部130は、無線受信器140から出力される表示データの信号受信レベルを予め設定された閾値を比較することで、ノズル30の位置がノズル掛け32に掛止された待機中なのか、あるいはノズル掛け32から外されて燃料供給中なのか否かを判別することが可能になる。
図11は変形例1の制御部130が実行する間欠受信制御処理2のフローチャートである。図11に示されるように、制御部130は、S201において、計量機24の燃料供給状態を判別する。S201において、待機中モードが設定されている場合は、S202に進み、検波回路170から出力された受信信号の電圧を計測する。続いて、S203に進み、計測された電圧が予め設定された閾値Aより小さい値か否かをチェックする(状態検出手段)。S203において、計測された電圧が閾値Aより小さい場合(YESの場合)は、待機中モードにおいて、ノズル30が計量機24から離れた供給位置にあるものと判断して、S204に進み、間欠受信周期を200msecに切替える(受信周期切替手段)。そして、S205では、当該計量機24の状態を供給中モードにセットする。また、S203において、計測された電圧が閾値Aより大きい場合(NOの場合)は、S204、S205の処理を省略する。
また、上記S201において、供給中モードが設定されている場合は、S206に進み、検波回路170から出力された受信信号の電圧を計測する。続いて、S207に進み、計測された電圧が予め設定された閾値Bより大きい値か否かをチェックする(状態検出手段)。S207において、計測された電圧が閾値Bより大きい場合(YESの場合)は、供給中モードにおいて、ノズル30がノズル掛け32に戻されたものと判断してS208に進み、間欠受信周期を30msecに切替える(受信周期切替手段)。そして、S209では、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。また、S207において、計測された電圧が閾値Bより小さい場合(NOの場合)は、S208、S209の処理を省略する。
上記S205、S209で供給中モード、待機中モードの何れかが設定された場合、あるいは上記S203、S207でNOの場合には、S210に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S210において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S201の処理に戻り、S201以降の処理を繰り返す。また、S210において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理2を終了する。
このように、計量機24の状態に応じて無線受信機140を介して受信したデータの出力レベルの大きさに応じて間欠受信周期を200msec、30msecの何れかに選択的に切替えるため、燃料供給時には受信周期を短くして流量表示を精緻に行なうことができると共に、燃料供給を行なわないときには、間欠受信周期を長く設定することで充電池154の電圧低下を抑制することが可能にできる。
(変形例2)
図12は変形例2のノズル30Aを示す図である。図13は変形例2のノズル30Aを用いたノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。尚、図12、図13において、前述した図2、図4と同一部分に、同一符合を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、ノズル30Aには、ノズルレバー30dの端部が供給位置(開弁位置)にあることを検出するノズルレバー検出スイッチ180が設けられている。このノズルレバー検出スイッチ180は、燃料供給を行なわないときは、ノズルレバー30dが非供給位置(閉弁位置)にあるので、オフ状態となる。そして、燃料供給のためにノズルレバー30dがグリップ30c側に持ち上げられてY方向の燃料供給位置に回動させられると、ノズルレバー検出スイッチ180は、ノズルレバー30dの端部に押圧されてオンに切り替わり、検出信号を出力する。
図13に示されるように、ノズルレバー検出スイッチ180は、ノズル表示ユニット90の制御部130に接続された可動切片180aと、接地された端子180bとを有する。ノズルレバー30dが燃料供給位置(開弁位置)にあるときは、ノズルレバー30dの端部に押圧された可動切片180aが端子180bに接触して検出信号を制御部130に出力する。また、ノズルレバー30dが非供給位置に戻されると、ノズルレバー検出スイッチ180は、可動切片180aが端子180bから離間するため、検出信号をオフにする。
図14は変形例2の制御部130が実行する間欠受信制御処理3のフローチャートである。図14に示されるように、制御部130は、S301において、計量機24の燃料供給状態を判別する。S301において、待機中モードが設定されている場合は、S302に進み、ノズルレバー検出スイッチ180からの検出信号がオンか否かをチェックする(状態検出手段)。S302において、待機中において、ノズルレバー検出スイッチ180からの検出信号が出力されている場合(YESの場合)は、ノズルレバー30dが燃料供給位置に操作されて燃料供給中であるので、S303に進み、間欠受信周期を200msecに切替える(受信周期切替手段)。そして、S304では、ノズル30の状態を受信中モードにセットする。また、S302において、ノズルレバー検出スイッチ180からの検出信号が出力されていない場合(NOの場合)は、ノズルレバー30dが非供給位置に戻されて燃料供給が行なわれていないので、S303、S304の処理を省略する。
また、上記S301において、受信中モードが設定されている場合は、S305に進み、ノズルレバー検出スイッチ180からの検出信号がオフか否かをチェックする(状態検出手段)。S305において、受信中において、ノズルレバー検出スイッチ180からの検出信号が出力されていない場合(YESの場合)は、ノズルレバー30dが非供給位置に戻されて燃料供給が行なわれていないので、S306に進み、無線受信機140による間欠受信を停止させる(受信周期切替手段)。次のS307では、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。また、S207において、S305において、ノズルレバー検出スイッチ180からの検出信号が出力されている場合(NOの場合)は、燃料供給中であるので、S306、S307の処理を省略する。
上記S304、S307で受信中モード、待機中モードの何れかが設定された場合、あるいは上記S302、S305でNOの場合には、S308に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S308において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S301の処理に戻り、S301以降の処理を繰り返す。また、S308において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理3を終了する。
このように、無線受信機140の状態に応じて間欠受信周期を200msec、または間欠受信の停止の何れかに選択的に切替えるため、燃料供給時には間欠受信を行なって流量表示を精緻に行なうことができると共に、燃料供給を行なわない待機中のときには、無線受信機140の間欠受信を停止することで充電池154の電圧低下を抑制することが可能にできる。
(変形例3)
図15は変形例3のノズル30Bを示す図である。図16は変形例3のノズル30Bを用いたノズル表示ユニット90、計量機本体28の概略構成を模式的に示すブロック図である。尚、図15、図16において、前述した図2、図4と同一部分に、同一符合を付してその説明を省略する。
図15に示されるように、ノズル30Bは、ノズル本体30bに振動を検出する振動センサ200が取り付けられている。この振動センサ200は、ノズル30Bがノズル掛け32に掛止されて安定している非供給状態のときは、振動検出信号を出力せず、ノズル30Bがノズル掛け32から外されて操作者が手に持っているようなときに振動検出信号を出力する。
図16に示されるように、振動センサ200は、ノズル表示ユニット90の制御部130に接続されており、ノズル本体30bが燃料供給の動作をしている間は振動検出信号を制御部130に出力する。
次に制御部130が実行する間欠受信制御処理4について説明する。
図17は変形例3の制御部130が実行する間欠受信制御処理4のフローチャートである。図18は図17に示す制御処理に続いて実行される制御処理を説明するためのフローチャートである。
制御部130は、図17のS401で待機中モードか否かをチェックする。S401で待機中モードである場合(YESの場合)、S402に進み、振動センサ200から振動検出信号が出力されているか否かをチェックする(状態検出手段)。S402において、待機中の状態において、振動センサ200から振動検出信号が出力されている場合(YESの場合)、これから燃料供給を開始するものと判断してS403に進み、無線受信機140の間欠受信周期を200msecにセットする(受信周期切替手段)。続いて、S404に進み、当該計量機24の状態を供給開始待ちモードをセットする。この後は、図18のS419に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S419において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S401の処理に戻り、S401以降の処理を繰り返す。また、S419において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理4を終了する。
上記S401で待機中モードでない場合(NOの場合)、あるいはS402で振動センサ200から振動検出信号が出力されていない場合(NOの場合)、S405に進み、当該計量機24が供給開始待ちモードか否かをチェックする。S405において、当該計量機24が供給開始待ちモードのときは(YESの場合)、S406に進み、無線送信機92から送信された供給データを受信したか否かをチェックする(状態検出手段)。S406において、無線送信機92から送信された供給データを受信したときは(YESの場合)、燃料供給が開始されたものと判断し、S407に進み、当該計量機24の状態を供給中モードにセットする。
また、上記S406において、無線送信機92から送信された供給データを受信しないときは(NOの場合)、S408に進み、予め設定された所定時間(例えば、1分間)が経過したか否かをチェックする。S408において、所定時間(例えば、1分間)が経過していないときは(NOの場合)、上記S406の処理に戻り、所定時間(例えば、1分間)が経過するまで無線送信機92から送信された供給データを受信したか否かをチェックする。
また、S408において、所定時間(例えば、1分間)が経過したときは(YESの場合)、S409に進み、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。また、上記S407、S409の処理が行なわれた後は、図18のS419に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S419において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S401の処理に戻り、S401以降の処理を繰り返す。また、S419において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理4を終了する。
上記S405において、供給開始待ちモードでないとき(NOの場合)、S410に進み、供給中モードか否かをチェックする。S410において、供給中モードのときは(YESの場合)は、S411に進み、無線送信機92から送信された終了データを受信したか否かをチェックする(状態検出手段)。S411において、終了データを受信したときは(YESの場合)、S412に進み、当該計量機24の状態をノズル掛け待ちモードにセットする。続いて、S413では、無線受信機140の間欠受信を停止させる。
また、上記S411において、終了データを受信しないときは(NOの場合)、S414に進み、予め設定された所定時間(例えば、5分間)が経過したか否かをチェックする。S414において、所定時間(例えば、5分間)が経過していないときは(NOの場合)、上記S411の処理に戻り、所定時間(例えば、5分間)が経過するまで無線送信機92から送信された終了データを受信したか否かをチェックする。また、S414において、所定時間(例えば、5分間)が経過したときは(YESの場合)、S415に進み、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。続いて、S413では、無線受信機140の間欠受信を停止させる(受信周期切替手段)。
この後は、図18のS419に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S419において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S401の処理に戻り、S401以降の処理を繰り返す。また、S419において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理4を終了する。
また、上記S410において、供給中モードでないときは(NOの場合)は、図18のS416に進み、ノズル掛け待ちモードか否かをチェックする。S416において、ノズル掛け待ちモードのときは(YESの場合)、S417に進み、振動センサ200から振動検出信号が出力されているか否かをチェックする(状態検出手段)。S417において、振動センサ200から振動検出信号が出力されている場合(YESの場合)、S418に進み、当該計量機24の状態を待機中モードにセットする。
また、上記S416において、ノズル掛け待ちモードでないときは(NOの場合)、またはS417において、振動センサ200から振動検出信号が出力されていない場合(NOの場合)、図18のS419に進み、充電池154がオフか否かをチェックする。S419において、充電池154がオンの場合(NOの場合)は、上記S401の処理に戻り、S401以降の処理を繰り返す。また、S419において、充電池154がオフの場合(YESの場合)は、上記間欠受信制御処理4を終了する。
このように、本変形例3では、当該計量機24が待機中モードまたはノズル掛けモードのときに振動センサ200から振動検出信号が出力されているときは、これから燃料供給が行なわれる可能性が高いので、待機中モードであれば無線受信機140の間欠受信周期を200msecにセットし、ノズル掛けモードであれば待機中モードに切替えることで、無線受信機140の間欠受信の停止状態から間欠受信周期の設定に切替える。そのため、燃料供給時には間欠受信を行なって流量表示を精緻に行なうことができると共に、燃料供給を行なわない待機中のときには、無線受信機140の間欠受信を停止することで充電池154の電圧低下を抑制することが可能にできる。また、上記S408及びS414において、所定時間が経過するまで供給データまたは終了データの受信がない場合には、待機中モードに切替えて無線受信機140の間欠受信を停止することで充電池154の電圧低下を抑制することが可能にできる。
尚、上記実施例では、ガソリンや軽油などの液体燃料を供給する燃料供給装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の燃料(例えば、CNG,LNG,LPG、水素など)を供給する燃料供給装置にも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例においては、セルフサービス方式の燃料供給装置を例に挙げたが、これに限らず、燃料供給所の作業員が操作を行なう所謂フルサービス方式のものにも適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、ノズルに手元表示器を設けた構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、操作者がノズルを燃料供給口に挿入した状態で視認できる対面側の位置(例えば、ホース、あるいは車体側など)に携帯型表示器を設けても良い。この場合、1台の燃料供給装置に対して少なくとも2台の携帯型表示器を配し、入口で運転者に手渡し、出口で回収するようにしても良い。
また、上記実施例では、1台の燃料供給装置に複数の燃料供給経路を設けた構成を一例として挙げたが、1台の燃料供給装置に少なくとも一つの燃料供給経路が設けられていれば良い。
10 燃料供給システム
12 燃料供給エリア
16 燃料供給装置
18 事務所
20 管理コンピュータ
24 計量機
26 設定器
27 表示器
28 計量機本体
30 ノズル
32 ノズル掛け
36 制御回路
37 電源回路
38 2段閉弁式電磁弁
40 ポンプ
42 流量計
44 メモリ
46 人検出センサ
50 ノズル掛けスイッチ
54 静電気除去検出スイッチ
58 伝票発行機
64〜66 燃料選択釦
70〜73 供給量選択釦
76〜79 金額選択釦
80 状態検出手段
82 待機状態検出手段
84 設定状態検出手段
86 燃料供給状態検出手段
90 ノズル表示ユニット
92 無線送信機
94 太陽電池パネル
96 手元表示器
130 制御部
132 受信周期制御部
140 無線受信機
142 平面アンテナ
150 太陽電池ユニット
154 充電池
160 受信周期切替制御部
180 ノズルレバー検出スイッチ
200 振動センサ

Claims (3)

  1. 被供給体に燃料を供給する燃料供給経路と、
    前記燃料供給経路に連通されたノズルを収納するノズル収納部と、
    前記燃料供給経路に対する条件を設定する設定器と、
    該燃料供給経路に設けられた流量計により計測された流量計測値を積算して燃料供給量を演算する供給量演算手段と、
    該供給量演算手段により演算された燃料供給量を無線で送信する無線送信部と、
    前記被供給体の燃料供給口に前記ノズルを挿入した状態で視認される位置に配され、前記無線送信部から送信された燃料供給量の無線データを受信する無線受信部を有し、当該燃料供給量を表示する表示器と、
    該表示器に設けられた電池と、
    前記表示器に設けられ、前記無線受信部を間欠的に起動させ、前記無線受信部が受信した燃料供給量に基づいて前記表示器に当該燃料供給量を表示させる表示制御手段と、を有する燃料供給装置において、
    前記設定器の状態及び前記燃料供給経路による燃料供給の状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段より出力された検出状態に応じて前記無線受信部による受信周期を変更する受信周期切替手段を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記状態検出手段は、
    前記ノズルが前記ノズル収納部に収納された待機状態を検出する待機状態検出手段と、
    前記設定器による設定状態を検出する設定状態検出手段と、
    を有し、
    前記受信周期切替手段は、前記待機状態検出手段により待機状態を検出する検出信号が出力されているときは前記無線受信部の受信周期を、前記設定状態検出手段により設定状態を検出する検出信号が出力されているときよりも長く設定することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記操作検出手段は、
    前記設定器による設定状態を検出する設定状態検出手段と、
    前記燃料供給経路による燃料供給中の状態を検出する燃料供給状態検出手段と、
    を有し、
    前記受信周期切替手段は、前記燃料供給状態検出手段により燃料供給中を検出する検出信号が出力されているときは前記無線受信部の受信周期を、前記設定状態検出手段により設定状態を検出する検出信号が出力されているときよりも短く設定することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給装置。
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