JP2010227144A - 薬液自己注入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リザーバ内の薬液の注出後に、操作部材に対する係合手段の係合状態が自動的に解除され得る薬液自己注入装置を提供する。
【解決手段】リザーバ28と、操作部材20と、この操作部材20に対する相対移動によりリザーバ28を押圧変形させる押圧部材16と、操作部材20に係合する係合手段14,62とを設け、操作部材20に対する係合手段14,62の係合下で弾性変形状態とされるばね弾性部材18の復元力に基づいて、押圧部材16を操作部材20に対して相対移動させることにより、リザーバ28を押圧部材16にて押圧変形させる一方、押圧部材16が所定の移動位置に達したときに、係合手段14,62の操作部材20に対する係合を解除するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬液自己注入装置に係り、特に、鎮痛剤や麻酔剤などの薬液を、患者の体内に、患者自身が注入するための薬液自己注入装置の改良に関する。
近年、麻酔科領域において、術後疼痛や癌性疼痛などを和らげるために、微量の持続注入具を使用した硬膜外カテーテル挿入法による薬液投与が行われている。しかし、患者の症状や体質は様々であるため、微量の鎮痛剤を持続注入している途中にも、患者が急に激しい痛みを訴えることがある。そこで、このような危急の症状に迅速に対処するために、患者自身が、自己の体内に、鎮痛剤をワンショットで大量に注入できる、所謂、薬液自己注入装置の開発が進められている。
かかる状況下、本願出願人は、先に、優れた特徴を発揮する薬液自己注入装置を提案した(下記特許文献1参照)。この薬液自己注入装置は、筒状のハウジング(ケーシング)を有し、このハウジングの一方側の開口端には、薬液注排ポートを備えた撓み変形可能なベース部材(ポート部)が挿着されており、他方の開口端には、押圧手段が軸方向にスライド可能に挿入されている。また、ハウジング内には、袋状を呈し、開口部がベース部材の薬液注排ポートに連通した状態で、ベース部材にて閉鎖されて、薬液注排ポートを通じて注入された薬液を貯留するリザーバが収容されている。そして、押圧手段のスライドにより、リザーバが押圧手段にて押圧されて、撓み変形することによって、リザーバ内に貯留された薬液が、注排ポートを通じて注出されるようになっている。この薬液自己注入装置を用いれば、患者が押圧手段を押圧して、スライドさせることにより、鎮痛剤などを含む薬液を一時的に大量に、自己の体内に注入することができる。
そして、このような薬液自己注入装置では、特に、押圧手段が、ハウジングの一方側の開口端にスライド可能に挿入された筒状の操作部材(操作部材)と、この操作部材内に収容されて、操作部材のベース部材側へのスライドにより弾性変形するたばね弾性部材とからなっている。また、操作部材がベース部材側のスライドエンド位置に達したときに、操作部材に係合(係止)して、操作部材をスライド不能にロックする係合手段が設けられている。そして、そのような操作部材のロック状態下で、弾性変形したばね弾性部材の復元力に基づいて、リザーバが押圧変形するようになっている。
このような薬液自己注入装置を用いれば、患者が、単に、操作部材を、それが係合手段によりロックされるまで押圧するだけでよく、後はばね弾性部材の復元力により、リザーバ内に貯留された薬液が、患者の体内に、一定の圧力で自動的に注入される。それ故、係合手段を有しない従来の薬液自己注入装置を用いる場合とは異なって、リザーバ内の薬液の全量を完全に注出し終わるまで、患者が押圧手段を押し続けるといった操作を行う必要がなく、また、必要以上の力で押圧部材が押圧されて、薬液がリザーバから急激に注出されることもない。従って、本願出願人提案の薬液自己注入装置を使用することにより、体力の弱った患者などでも、薬液の自己注入を安定的に且つ確実に行うことができ、また、薬液が、急激な注出によってリークしてしまうことを効果的に防止することが可能となる。
かかる薬液自己注入装置では、リザーバ内の薬液を注出し終わった後に、操作部材の係合手段との係合によるロックを人為的な操作で解除することにより、リザーバ内への薬液の注入圧力にて、リザーバが変形前の状態に復元され、それに伴って、操作部材がスライドエンド位置から押圧される前の位置にまで復帰する構造となっていた。それ故、患者が、そのようなロックの解除操作を行うのを忘れてしまった場合には、ロックを解除して、リザーバ内に薬液が充填されるまで、次回のワンショットでの薬液注入を待たなければならなかった。
特許第3928248号公報
そこで、本発明は、リザーバ内の薬液を注出し終わった後に、操作部材に対する係合手段の係合状態が自動的に解除され、以って、人為的な操作を何等行うことなしに、薬液がリザーバ内に再充填され得るように改良された薬液自己注入装置の構造を提供することを、解決課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するために為されたものであり、その特徴とするところは、薬液注入口と薬液注出口とを有して、内部に所定量の薬液を貯留する、可撓性のリザーバと、該リザーバを押圧変形させて、該リザーバ内の薬液を該薬液注出口から注出させる押圧手段とを備えてなる薬液自己注入装置において、前記押圧手段が、(a)外部からの操作によって、前記リザーバに対して接近及び離隔移動させられる操作部材と、(b)該操作部材に対して相対移動して、前記リザーバを押圧変形させる押圧部材とを含んで構成される一方、(c)前記操作部材が前記リザーバに接近移動したときに、該操作部材に係合して、該操作部材の移動を阻止する係合手段と、(d)該操作部材の前記リザーバ側への移動により弾性変形させられると共に、該操作部材が前記係合手段にて係合された状態下で、弾性変形状態からの復元力に基づいて、前記押圧部材を該操作部材に対して相対移動させることにより、該リザーバを該押圧部材にて押圧させるばね弾性部材と、(e)前記押圧部材と一体移動可能とされており、該押圧部材が、前記リザーバを押圧しつつ、予め設定された位置にまで移動したときに、前記係合手段の前記操作部材に対する係合状態を解除する係合解除手段とが設けられている薬液自己注入装置にある。
このような本発明では、例えば、(f)前記係合解除手段が、前記押圧部材に対して、前記ベース部材側に向かって一体的に突設された係合解除突起からなる一方、(g)前記係合手段が、前記操作部材に設けられた係合部と、前記リザーバと該押圧部材との間に変位不能に設けられた、撓み変形可能な可撓部材と、該可撓部材に突設されて、該操作部材の該係合部に係合する係合爪部と、該押圧部材が前記リザーバ側に移動したときに、該係合解除突起にて押圧されて、該可撓部材を撓み変形させる傾斜面部とを有して構成されて、該係合解除突起による該傾斜面部の押圧に伴う該可撓部材の撓み変形により、該操作部材の該係合部に対する該係合爪部の係合状態が解除されるようになっている構成を採用することができる。
また、上記のような可撓部材を含んで係合手段を構成する場合には、(h)前記可撓部材が割りリングからなり、前記傾斜面部に対する前記押圧部材の前記係合解除突起の押圧により、該割りリングが撓んで縮径することによって、該操作部材の前記係合部に対する前記係合爪部の係合状態が解除される構成が、好適に採用される。
また、本発明においては、(i)前記係合手段が、窓部を有するハウジングの内部に収容配置されると共に、(j)前記可撓部材に、該窓部を通じて、該ハウジングの外側に突出する操作突部が設けられて、前記操作部材の前記係合部に対する前記係合爪部の係合状態下で、該操作突部が外部から押圧されることにより、該可撓部材が撓み変形して、該操作部材の該係合部に対する該係合爪部の係合状態が解除される構成を採用することができる。
さらに、本発明においては、(k)両端の開放したハウジングと、(l)薬液注排ポートを有して、前記ハウジングの一方の開放端に挿着されたベース部材と、(m)開放端と閉鎖端とを有しており、該開放端が前記ベース部材にて閉鎖されると共に、内部が該ベース部材の前記薬液注排ポートに連通した状態で、前記ハウジング内に収容されて、該薬液注排ポートを通じて注入された薬液を貯留する、可撓性を備えたリザーバと、(n)前記ハウジングの他方の開放端に挿入され、外部からの操作により、該ハウジングの内壁に沿ってスライドさせられる操作部材と、(o)該操作部材が前記ベース部材側にスライドしたときに、該操作部材に係合して、該操作部材のスライドを阻止する係合手段と、(p)前記ハウジング内における前記操作部材と前記リザーバとの間に、該操作部材に対して相対移動可能に収容されて、該リザーバ側への移動により、該リザーバを押圧し、撓み変形させて、該リザーバ内の薬液を前記薬液注排ポートから注出させる押圧部材と、(q)前記操作部材の前記リザーバへの接近移動により、該操作部材と前記押圧部材との間で弾性変形させられると共に、該操作部材が前記係合手段に係合した状態下で、弾性変形状態からの復元力を発揮するように、前記ハウジング内に配置され、かかる復元力に基づいて、該押圧部材を該操作部材に対して相対移動させることにより、該リザーバを該押圧部材にて押圧させるばね弾性部材と、(r)前記ハウジング内に、前記押圧部材と一体移動可能に配置されており、該押圧部材が、前記リザーバを押圧しつつ、予め設定された位置にまで移動したときに、前記係合手段の前記操作部材に対する係合状態を解除する係合解除手段とを含む薬液自己注入装置をも、その特徴とする。
本発明に従う薬液自己注入装置では、操作部材を、それが係合手段により係合されて、ロックされるまで押圧するだけで、ばね弾性部材の復元力により、リザーバが押圧部材にて押圧され、撓み変形して、リザーバ内に貯留された薬液が、一定の圧力で自動的に注出される。そして、押圧部材が、リザーバを押圧しつつ、所定位置まで移動したときに、操作部材の係合手段による係合が係合解除手段により解除されて、操作部材が再びスライド可能な状態となる。これにより、ばね弾性部材の弾性変形状態が解消されて、ばね弾性部材が復元され、以って、ばね弾性部材の復元力に基づく、押圧部材によるリザーバへの押圧が解消される。そして、その状態において、薬液注入口を通じてのリザーバ内への薬液の注入圧力により、リザーバが撓み変形状態から復元して、薬液が、リザーバ内に再び充填されるようになる。
従って、このような本発明に係る薬液自己注入装置では、係合手段により、係合手段の操作部材に対する係合状態を解除するときの押圧部材の移動位置を、リザーバ内の薬液の注出が完了したときの押圧部材の移動位置に設定すれば、リザーバ内の薬液が注出し終わった時点で、操作部材に対する係合手段の係合状態、つまり操作部材のロックを自動的に解除して、人為的な操作を何等行うことなしに、リザーバ内に薬液を再充填することが可能となる。そして、その結果、操作部材のロックの解除忘れにより、次回のワンショットでの薬液注入ができなくなってしまうといったことが効果的に解消され、以って、より一層優れた使用性が、極めて有利に発揮され得るのである。
本発明に従う薬液自己注入装置の一実施形態を示す縦断面説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置の分解斜視説明図であって、ハウジングが省略された図である。 図1に示された薬液自己注入装置を構成するベース部材の縦断面説明図であって、図4のIII−III断面に相当する図である。 図3におけるIV矢視説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置を構成するリザーバリングの縦断面説明図であって、図6のV−V断面に相当する図である。 図5におけるVI矢視説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置を構成するリザーバの縦断面説明図であって、図8のVII−VII断面に相当する図である。 図7におけるVIII矢視説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置を構成する割りリングの縦断面説明図であって、図10のIX−IX断面に相当する図である。 図9におけるX矢視説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置を構成するプランジャの縦断面説明図であって、図12のXI−XI断面に相当する図である。 図11におけるXII矢視説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置を薬液容器に接続して構成された薬液注入システムを示す説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置の使用状態を説明するための図であって、プッシュボタンを押圧した直後の状態を示している。 図14のXV部拡大説明図である。 図1に示された薬液自己注入装置の別の使用状態を説明するための図であって、プッシュボタンの押圧後に、プランジャがリザーバに移動して、リザーバを押圧変形させた状態を示している。 図16のXVII部拡大説明図である。 本発明に従う薬液自己注入装置の別の実施形態における図5に対応する図である。 本発明に従う薬液自己注入装置の更に別の実施形態における図3に対応する図である。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明に従う薬液自己注入装置の一実施形態の縦断面図が示されており、図2には、その分解斜視図が示されている。それらの図から明らかなように、本実施形態の薬液自己注入装置は、ハウジング10と、リザーバユニット12と、可撓部材としての割りリング14と、押圧部材としてのプランジャ16と、ばね弾性部材としての圧縮コイルばね18と、操作部材としてのプッシュボタン20とを有している。なお、図2には、ハウジング10が省略されている。
より詳細には、ハウジング10は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアセタールなどの合成樹脂材料を用いて形成された、図1中において上下方向に延びる略円筒状の筒部材からなっている。なお、以下からは、本実施形態の薬液自己注入装置における、図1の上下方向に対応する方向を、便宜上、上下方向と言う。
この筒状のハウジング10においては、その下端部が、下方に向かって次第に小径化するテーパ筒形状とされて、この下側開口部が上側開口部よりも小径とされている。また、ハウジング10の軸方向中間部の径方向に対向する部位には、軸方向に互いに同一長さで延びるスリット22が、それぞれ一つずつ形成されている。更に、ハウジング10における一方のスリット22の下側には、長方形状の窓部24が、かかるハウジング10の下端部を貫通して設けられている。
そのようなハウジング10の下端部内に、リザーバユニット12が挿着されている。このリザーバユニット12は、ベース部材26とリザーバ28とリザーバリング30とからなっている。ベース部材26は、ハウジング10の形成材料と同様な樹脂材料を用いて形成された樹脂成形品にて構成されている。そして、図2〜図4に示されるように、ベース部材26は、取付リング部32と、この取付リング部32の内側に同軸的に配置されて、円環板上の連結部33にて取付リング部32に連結された、円筒状の外周面を有するポート部34とを一体的に有している。また、それら取付リング部32とポート部34との間には、それらの内周面と外周面とをそれぞれ側面とし、且つ連結部33を底部とする略円環状の溝部36が形成されており、取付リング部32が、径方向内方に弾性変形可能とされている。
ベース部材26のポート部34には、薬液注入口としての薬液注入ポート38と薬液注出口としての薬液注出ポート40とが、ポート部34を上下方向に貫通するように設けられている。それら薬液注入ポート38と薬液注出ポート40は、薬液注排ポートとしても構成されている。また、図1に示されるように、薬液注出ポート40の内部には、定圧開放弁42が挿着されている。この定圧開放弁42は、薬液注出ポート40内の圧力が上昇して、予め定められた値となったときに開放される公知の構造を有している。ここでは、後述するような患者の体内への微量の薬液の持続注入が可能となるように、薬液注入ポート38を通じての微量な薬液のリザーバ28内への注入によって生ずる薬液注出ポート40内の圧力上昇によって、定圧開放弁42が開放されるようになっている。また、取付リング部32の上端面には、その周方向に等間隔をおいた4個所に、返り形状を呈する爪部を先端に備えたフック部44が、それぞれ一つずつ一体的に立設されている。
リザーバリング30も、ハウジング10やベース部材26の形成材料と同様な樹脂材料を用いて形成された樹脂成形品からなっている。そして、図5及び図6に示されるように、リザーバリング30は、全体として、略段付きの円筒形状を呈し、下側部分が大径部46とされる一方、上側部分が小径部48とされ、また、軸方向中間部が、それら大径部46と小径部48とを段付けするショルダ形の段部50とされている。更に、そのような段部50の周方向に等間隔をおいた4個所には、係合凹部52が、一つずつ形成されている。
一方、リザーバ28は、エラストマや、シリコーンゴムなどの合成ゴム、或いは天然ゴムなどの弾性材料を用いて形成されている。そして、図7及び図8に示されるように、リザーバ28は、上側底部を有する、リザーバリング30よりも一周り小さな略段付き有底円筒状の全体形状を呈している。そして、このリザーバ28の上側部分が、薄肉で容易に弾性変形可能な小径部54とされている一方、下側部分が、厚肉の大径部56とされており、また、軸方向中間部に、それら小径部54と大径部56とを段付けするショルダ形の段部58が形成されている。
そして、図1及び図2に示されるように、リザーバ28が、その大径部56の下端部をベース部材26の溝部36内に突入させると共に、段部58の下面を、その全周にわたって、ポート部34の上端面の外周部に接触させた状態で、大径部56において、ポート部34に外嵌されている。また、このリザーバ28に対して、リザーバリング30が、それぞれの小径部54,48同士が対応し且つ大径部56,46同士が対応するように外挿されて、リザーバリング30の段部50が、リザーバ28の段部58上に重ね合わされると共に、大径部46の下端部が、ベース部材26の溝部36内に挿入されている。そして、そのような状態において、ベース部材26の取付リング部32に一体的に立設された四つのフック部44,44,44,44が、リザーバリング30の段部50に設けられた四つの係合凹部52,52,52,52に対して、それぞれ係合されている。
これによって、リザーバリング30が、ベース部材26に対して一体的に組み付けられていると共に、リザーバ28が、ベース部材26とリザーバリング30との間で挟圧保持されている。また、そのような挟持状態において、リザーバ28の小径部54の大径部56への開口部がベース部材26のポート部34にて閉鎖されて、かかる小径部54の内側空間が、液密な状態で外部から密閉された薬液貯留部60とされている。そして、この薬液貯留部60が、ポート部34の薬液注入ポート38と薬液注出ポート40とのみを通じて、外部に連通している。また、そのような薬液貯留部60を形成するリザーバ28の小径部54は、リザーバリング30の小径部48内に収容されて、かかる小径部48にて保護されるようになっている。
このように、本実施形態では、リザーバユニット12が、ベース部材26とリザーバ28とリザーバリング30との一体組付品として構成されている。そして、このリザーバユニット12が、ハウジング10内に、その上側開口部から挿入されて、ベース部材26の取付リング部32が、径方向内方に弾性変形した状態で、ハウジング10の下端部の内周面に圧接されることにより、ハウジング10の下端部の内側に固定されている。これによって、ベース部材26がハウジング10の下側開口部内に装着されると共に、リザーバ28が、ハウジング10の下端部内に収容されている。また、ベース部材26のポート部34に設けられた薬液注入ポート38と薬液注出ポート40とが、ハウジング10の下側開口部を通じて、外部に開口され、更に、それら二つのポート38,40を通じて、リザーバ28の薬液貯留部60が外部に連通している。
なお、ここで用いられるリザーバ28は、薬液貯留部60内に3ml程度の薬液を貯留し得るように、小径部54の容積が3ml程度に設定されている。リザーバ28の薬液貯留部60内に貯留される薬液の量を、それよりも少なくする場合には、図示されてはいないものの、例えば、リザーバとして、径は同じで高さが低くされて、その容積が小さくされた小径部を有するものが、リザーバユニットに組み付けられる。また、薬液貯留部60内の薬液貯留量を増やす場合には、例えば、リザーバとして、径は同じで高さが高くされて、容積が大きくされた小径部を有するものが、リザーバユニットに組み付けられる。本実施形態では、リザーバ28が、上述のようにして、リザーバユニット12に組み付けられているため、リザーバ28の交換が容易となっており、それによって、薬液貯留部60の容量の増減も、容易に行うことが可能となっている。
また、上記のようにして、リザーバユニット12が固定されたハウジング10の下端側部分の内側には、割りリング14が配置されている。この割りリング14は、例えば、ハウジング10の形成材料と同様な樹脂材料を用いた弾性変形可能な樹脂成形品からなっている。そして、図1、図9、及び図10に示されるように、割りリング14は、ハウジング10の内径と略同じか又は僅かに大きな外径を有する薄肉のリングの周上の一箇所を、所定の周方向長さの分だけ除去して、分断した形態を有している。
そして、そのような割りリング14の分断部分とは径方向の反対側部分が径方向内方に厚肉化されて、この厚肉部の端面の内周側部分に、係合フック62が一体的に立設されている。この係合フック62は、割りリング14の端面から上方に一体的に延びる延出部64と、この延出部64の先端に一体形成された係合爪部66とを有している。また、係合爪部66には、割りリング14の径方向外方に向かって下傾する傾斜面部68が形成されている。この傾斜面部68は、その下端縁が、割りリング14の径方向において、割りリング14の外周面と同一の位置となるように設定されている。更に、割りリング14の係合フック62の形成部位の外周面には、長方形状を呈する操作突部70が、一体的に突設されている。
そして、図1に示されるように、かかる割りリング14が、ハウジング10の下端部の内側において、係合フック62を上方に向かって延出させる向きで、リザーバユニット12におけるリザーバリング30の小径部48に対して、径方向に隙間を開けて外挿されている。また、そのような状態下で、割りリング14が、操作突部70を、ハウジング10の下端部に設けられた窓部24を通じて外部に突出させつつ、僅かに予備圧縮されて、縮径された状態で、ハウジング10内に挿入されている。そうして、割りリング14が、ハウジング10の下端部内に、窓部24の内周面に対する操作突部70の係合により、ハウジング10に対して、その周方向と軸方向への相対変位が不能とされた状態で、固定的に配置されている。
これによって、操作突部70が外部から押圧操作されたときに、割りリング14の外周面がハウジング10の内周面に対して摺動し、割りリング14が撓んで縮径して、係合フック62が、割りリング14の径方向内方に変位するようになっている(図17参照)。また、係合フック62の傾斜面部68に対して、下方への押圧力が加えられたときにも、同様に、割りリング14が撓んで縮径して、係合フック62が、割りリング14の径方向内方に変位するようになっている(図17参照)。
一方、図1及び図2に示されるように、ハウジング10の上側開口部には、プッシュボタン20が挿入されている。このプッシュボタン20は、ハウジング10の形成材料と同様な樹脂材料を用いて形成された樹脂成形品からなっている。そして、上側底部72を備えた片側有底円筒形状を呈し、ハウジング10の内径よりも僅かに小さな外径と、ハウジング10よりも短い長さとを有している。また、プッシュボタン20の筒壁部の径方向に対向する二つの部位には、互いに同一長さで軸方向に延びるスリット74,74が、設けられている。それらのスリット74,74は、ハウジング10に設けられたスリット22,22と同一の幅及び長さを有している。また、一方のスリット74の下側(開口端側)には、周方向に延びる、係合部としてのスリット状の係合孔76が、筒壁部を貫通して、設けられている。
そして、このようなプッシュボタン20が、上側底部をハウジング10の上側開口部を通じて外部に露呈されるように、ハウジング10の上側開口部を通じて、ハウジング10内に挿入されて、プッシュボタン20の二つのスリット74,74が、ハウジング10の二つのスリット22,22とそれぞれ対応して、配置されている。そして、このプッシュボタン20は、ハウジング10内への挿入状態下で、ハウジング10の内周面に摺動しつつ、上下方向(軸方向)にスライド可能とされており、下方へのスライドが、下端面を割りリング14の上端面に当接させる位置まで許容されるようになっている。そして、プッシュボタン20が、下方へのスライドにより、下端面を割りリング14の上端面に当接させる下死点位置に達したときに、割りリング14の係合フック62の係合爪部66が、プッシュボタン20の係合孔76内に突入して、係合するようになっている(図15参照)。このような係合状態下において、プッシュボタン20のスライドが阻止されるようになっている。
また、ハウジング10内部の軸方向中間部には、プッシュボタン20とリザーバ28との間において、プランジャ16が収容されている。このプランジャ16も、ハウジング10と同様な材質が適宜に選択される。そして、プランジャ16は、図11及び図12に示されるように、プッシュボタン20の内径よりも僅かに小さな外径を有する、全体としてリング形状を呈する摺動リング部78と、摺動リング部78の内側に、摺動リング部78の下側開口部から下方に延び出す状態で、所定距離を隔てて同軸的に配置された、下側底部を有する片側有底円筒形状の押圧筒部80と、それら摺動リング部78と押圧筒部80とを連結する連結部82とを一体的に有している。
このようなプランジャ16においては、押圧筒部80の下側底部の下面が、押圧面84とされており、リザーバ28の上側底面と軸方向で対向せしめられている。また、摺動リング部78の外周面の径方向両側に位置する2箇所には、摺動突起86が、それぞれ一体的に突設されている。更に、それら二つの摺動突起86,86がそれぞれ設けられる摺動リング部78の二つの部位には、それらの部分が、所定長さで下方に延長するように突出する、係合解除手段としての係合解除突起88が、それぞれ一つずつ、一体形成されている。また、この係合解除突起88の先端部の内側角部が、凸状湾曲角部とされて、Rが付されている。
そして、図1に示されるように、かかるプランジャ16が、ハウジング10内において、プッシュボタン20の下側開口部内に収容された状態で、配置されている。また、プランジャ16の摺動リング部78に設けられた二つ摺動突起86,86が、プッシュボタン20の二つのスリット74,74内を挿通して、ハウジング10のスリット22,22内にそれぞれ突入している。これによって、プランジャ16が、ハウジング10内において、周方向には移動不能で、且つ軸方向(上下方向)には、プッシュボタン20とハウジング10のそれぞれのスリット74,22に案内されつつ、プッシュボタン20に対して相対的に摺動可能とされている。また、プッシュボタン20がハウジング10の上方へ相対移動したときに、二つの摺動突起86,86が、ハウジング10の各スリット22,22の上端とプッシュボタン20の各スリット74,74の下端との間で挟まれることで、プッシュボタン20のハウジング10内からの引き抜きが阻止されるようになっている。
また、図1から明らかなように、プランジャ16が収容されたプッシュボタン20内には、プッシュボタン20よりも短い軸方向長さを有する圧縮コイルばね18が、同軸的に収容されている。この圧縮コイルばね18は、その一端部において、プッシュボタン20の上側底部72の内面に一体形成された取付部90に取り付けられている(図示せず)一方、その他端部において、プランジャ16の連結部82に固定されている。
これによって、プランジャ16が、圧縮コイルばね18を介して、プッシュボタン20の上側底部72に取り付けられている。そして、プッシュボタン20とプランジャ16のそれぞれの軸方向への相対移動により、それらプッシュボタン20の上側底部72とプランジャ16とが接近したときに、圧縮コイルばね18が圧縮し、その復元力に基づいて、プッシュボタン20とプランジャ16とに対して、それらを離間させる方向に付勢し得るようになっている。
そして、上記のような構造とされた本実施形態の薬液自己注入装置を使用する際には、例えば、図13に示されるように、ベース部材26の薬液注入ポート38と薬液注出ポート40とに対して、薬液注入チューブ92と薬液注出チューブ94とが接続される(それぞれの接続部分は図示せず)。また、薬液容器96内に収容された鎮痛剤などの所定の薬液を、図示しないカテーテルなどに供給する薬液供給チューブ98の上流側に対して、薬液注入チューブ92が、薬液注入ポート38への接続側とは反対側において接続される一方、その下流側に対して、薬液注出チューブ94が、薬液注出ポート40への接続側とは反対側において接続される。つまり、ここでは、薬液の追加投与を行うための薬液自己注入装置が、薬液の持続注入を行う薬液供給チューブ98からなるラインに対して、並列に設けられている。これにより、薬液自己注入装置の薬液貯留部60に薬液が貯留されている間でも、薬液の持続注入が実施され得るようになっている。なお、図13中、100は、薬液供給チューブ98内の薬液の流量を制御する流量制御装置であり、また、102は、シリンジなどが接続されるポートである。
次に、本実施形態の薬液自己注入装置の使用方法について説明する。
先ず、図13に示されるように、本実施形態の薬液自己注入装置を、薬液容器96から延びる薬液供給チューブ98からなるメインのラインに並列に接続した状態下において、メインのラインにて、通常の微量の薬液の持続注入が行われる。
そして、患者自身が、自己の体内に、薬液を一時的に大量に注入する必要が生じたときには、図14に示されるように、プッシュボタン20を下方(矢印:アにて示される方向)に押圧して、ハウジング10の内周面に摺動させつつ、下方にスライド移動させる。このとき、プッシュボタン20のスリット74,74内にプランジャ16の二つの摺動突起86,86が挿通されているため、プッシュボタン20は軸心回りに回転することなく、真っ直ぐにスライドする。そして、プッシュボタン20を、その下端面が、割りリング14の上端面に当接する下死点位置までスライド移動させると、図14及び図15に示されるように、プッシュボタン20の下端部に設けられた係合孔76内に、割りリング14に一体形成された係合フック62の係合爪部66が突入して、係合する。これによって、プッシュボタン20の下死点に達した状態が保持されるように、プッシュボタン20がスライド移動不能にロックされる。このことから明らかなように、本実施形態ではプッシュボタン20の係合孔76と、割りリング14の係合フック62の係合爪部66とを含んで、係合手段が構成されている。
一方、プランジャ16は、プッシュボタン20の下方へのスライド移動に伴って、圧縮コイルばね18により押圧されて、下方に移動して、押圧面84が、リザーバ28の上側底部に当接する。その状態から、プッシュボタン20が更に下方にスライド移動すると、圧縮コイルばね18が、プッシュボタン20の上側底部72とプランジャ16との間で圧縮させられる。
そして、上記のように、プッシュボタン20がロックされると、その時点から、圧縮コイルばね18が、その復元力により徐々に伸長し始める。それに伴って、プランジャ16が、リザーバ28の小径部54を押圧して、それを少しずつ撓み変形させながら、下方に移動する。これによって、リザーバ28の薬液貯留部60内の薬液104が、薬液注出ポート40と、それに接続された薬液注出チューブ94とを通じて、外部に注出され、薬液供給チューブ98を経て、カテーテルなどから患者の体内に供給される。この薬液貯留部60内からの薬液104の注出は、圧縮コイルばね18の復元力に基づいて、自動的に継続される。このとき、薬液貯留部60内の薬液104は、通常の微量持続注入時よりも多くの量と大きく且つ一定の圧力で注出され続ける。なお、このことから明らかなように、本実施形態ではプッシュボタン20とプランジャ16とを含んで、押圧手段が構成されている。
そして、そのような圧縮コイルばね18の伸長に伴うプランジャ16の下方への移動により、やがて、図16及び図17に実線で示されるように、プランジャ16に一体形成された係合解除突起88の先端部が、係合フック62の傾斜面部68に当接する。そこから更にプランジャ16が下方に移動すると、図17に二点鎖線で示されるように、係合解除突起88が傾斜面部68を押圧しつつ、傾斜面部68上を下方に移動する。これによって、割りリング14が撓んで縮径され、それに伴って、係合フック62が径方向内方に変位して、プッシュボタン20の係合孔76に対する係合爪部66の係合が解除されて、プッシュボタン20をスライド不能とするロックが解消される。そうすると、圧縮コイルばね18の復元力に基づくプランジャ16への押圧力、更にはプランジャ16のリザーバ28に対する押圧力が、何れも解消され、以って、通常の微量持続注入時よりも多くの量と大きな圧力での薬液貯留部60内からの薬液の注出が、自動的に終了する。
その後、薬液注入ポート38を通じて薬液貯留部60内に注入される薬液の注入圧によって、リザーバ28の小径部54が変形前の状態に復元されると共に、薬液104が薬液貯留部60内に再充填される。また、リザーバ28の小径部54の復元に伴って、プランジャ16と圧縮コイルばね18とプッシュボタン20とが、押し上げられて、再び、図1に示される位置に復帰する。そうして、次回のプッシュボタン20の押圧操作による薬液の一時的な大量注出の準備が完了する。
このように、本実施形態の薬液自己注入装置においては、プッシュボタン20がロックされるまで、プッシュボタン20を押圧するだけで、薬液104の一時的な大量注出が自動的に行われる。しかも、その後に、プッシュボタン20のロックの解除操作を何等行わなくとも、薬液104の一時的な大量注出が終了した時点で、プッシュボタン20のロックが自動的に解除される。そして、リザーバ28の薬液貯留部60内への薬液104の再充填も、自動的に行われる。
従って、このような本実施形態の薬液自己注入装置を用いれば、プッシュボタン20のロックの解除忘れにより、次回のプッシュボタン20の押圧操作による薬液の一時的な大量注出が実施できなくなってしまうことが効果的に解消され得る。その結果として、より一層優れた使用性が、極めて有利に発揮され得るのである。
また、かかる薬液自己注入装置では、圧縮コイルばね18の復元力に基づくプランジャ16の下方への移動により、プランジャ16に一体形成された係合解除突起88にて、係合フック62の傾斜面部68を押圧するだけで、プッシュボタン20のロック(係合フック62の係合孔76に対する係合)が自動的に解除されるようになっている。それ故、プッシュボタン20のロックを解除するための機構が、少ない部品点数で、極めて簡略な構造において有利に実現され得ている。
さらに、本実施形態の薬液自己注入装置では、操作突部70が外部から押圧操作されて、係合フック62の係合孔76に対する係合が解除されることにより、プッシュボタン20のロックが手動で解除され得るようになっている。それ故、何らかの理由で、プッシュボタン20のロックを緊急に解除する必要が生じた際にも、迅速に且つ確実に対応できる。また、薬液104の一時的な自動大量注出時に、プッシュボタン20のロックを手動で解除することにより、かかる薬液104の自動大量抽出を強制的に緊急停止することが出来る。
更にまた、かかる薬液自己注入装置では、割りリング14が撓んで縮径することにより、プッシュボタン20の係合孔76に対する係合爪部66の係合が解除されて、プッシュボタン20のロックが解除されるようになっている。そのため、例えば、板状や棒状を呈する可撓部材に係合爪部66を設けて、この板状可撓部材の撓み変形により、プッシュボタン20の係合孔76に対する係合爪部66の係合を解除させるように構成する場合に比して、割りリング14が、繰り返しの撓み変形に対する優れた耐久性を発揮するだけでなく、より大きな変形ストロークを確保することが出来る。そして、その結果として、プッシュボタン20のロック解除が安定的に且つ確実に行われ得るだけでなく、装置全体の使用耐久性の向上が有利に図られ得る。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
例えば、係合爪部66が設けられる可撓部材の構造は、例示のものに、何等限定されるものではない。例えば、図18に示されるように、リザーバリング30の段部50などに、上方に一体的に延びる板状可撓片部106を設け、その側面に対して、係合爪部66を設けても良い。また、図19に示されるように、ベース部材26の取付リング部32に対して、上方に一体的に延びる板状可撓片部106を設け、その側面に対して、係合爪部66を設けることもできる。なお、図示されてはいないものの、それらリザーバリング30やベース部材26に一体形成される板状可撓片部106は、プランジャ16の係合解除突起88にて、係合爪部66に設けられた傾斜面部68が押圧されたときに、側方に撓み変形するようになっている。それよって、板状可撓片部106に設けられた係合爪部66が、ハウジング10の係合孔76から離脱して、かかる係合爪部66の係合孔76への係合が解除されるようになっている。
このように、可撓部材を、ハウジング10内に軸方向に延びるようにして位置固定に設けた可撓片部にて構成することも可能なのである。これによって、可撓部材を他の部材と一体で設けることができ、以って、部品点数の削減が有利に図られ得る。なお、図18に示されるリザーバリング30と図19に示されるベース部材26に関しては、図5に示されるリザーバリング30や図3に示されるベース部材26と同様な構造とされた部材及び部位について、図5及び図3と同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略した。
また、前記実施形態では、ベース部材26に対して、薬液注入ポート38と薬液注出ポート40とが、それぞれ設けられていたが、例えば、特許第3928248号公報の図6に示されるように、ベース部材26(公報ではポート部と呼称される)に、薬液の注入と注出の両方を行うための薬液注排ポートを一つだけ設けるように為すことも可能である。
さらに、係合解除手段は、押圧部材と一体移動可能とされておれば、押圧部材とは別個の独立した部材にて構成されていても良い。
更にまた、前記実施形態では、リザーバ28が弾性材料を用いて形成されていたが、このリザーバ28は、可撓性を有するものであれば、弾性材料以外の材料を用いて形成することもできる。例えば、柔軟な樹脂材料を用いて、蛇腹形状において形成することも可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
10:ハウジング 12:リザーバユニット 14:割りリング 16:プランジャ 18:圧縮コイルばね 20:プッシュボタン 26:ベース部材 28:リザーバ 30:リザーバリング 38:薬液注入ポート 40:薬液注出ポート 60:薬液貯留部 62:係合フック 66:係合爪部 68:傾斜面部 76:係合孔 88:係合解除突起

Claims (5)

  1. 薬液注入口と薬液注出口とを有して、内部に所定量の薬液を貯留する、可撓性のリザーバと、該リザーバを押圧変形させて、該リザーバ内の薬液を該薬液注出口から注出させる押圧手段とを備えてなる薬液自己注入装置であって、
    前記押圧手段が、外部からの操作によって、前記リザーバに対して接近及び離隔移動させられる操作部材と、該操作部材に対して相対移動して、前記リザーバを押圧変形させる押圧部材とを含んで構成される一方、
    前記操作部材が前記リザーバに接近移動したときに、該操作部材に係合して、該操作部材の移動を阻止する係合手段と、
    該操作部材の前記リザーバ側への移動により弾性変形させられると共に、該操作部材が前記係合手段にて係合された状態下で、弾性変形状態からの復元力に基づいて、前記押圧部材を該操作部材に対して相対移動させることにより、該リザーバを該押圧部材にて押圧させるばね弾性部材と、
    前記押圧部材と一体移動可能とされており、該押圧部材が、前記リザーバを押圧しつつ、予め設定された位置にまで移動したときに、前記係合手段の前記操作部材に対する係合状態を解除する係合解除手段と、
    が設けられていることを特徴とする薬液自己注入装置。
  2. 前記係合解除手段が、前記押圧部材に対して一体的に突設された係合解除突起からなる一方、前記係合手段が、前記操作部材に設けられた係合部と、前記リザーバと該押圧部材との間に変位不能に設けられた、撓み変形可能な可撓部材と、該可撓部材に突設されて、該操作部材の該係合部に係合する係合爪部と、該押圧部材が該リザーバ側に移動したときに、該係合解除突起にて押圧されて、該可撓部材を撓み変形させる傾斜面部とを有して構成されて、該係合解除突起による該傾斜面部の押圧に伴う該可撓部材の撓み変形により、該操作部材の該係合部に対する該係合爪部の係合状態が解除されるようになっている請求項1に記載の薬液自己注入装置。
  3. 前記可撓部材が割りリングからなり、前記傾斜面部に対する前記押圧部材の前記係合解除突起の押圧により、該割りリングが撓んで縮径することによって、該操作部材の前記係合部に対する前記係合爪部の係合状態が解除されるようになっている請求項2に記載の薬液自己注入装置。
  4. 前記係合手段が、窓部を有する前記ハウジングの内部に収容配置されると共に、前記可撓部材に、該窓部を通じて、該ハウジングの外側に突出する操作突部が設けられて、前記操作部材の前記係合部に対する前記係合爪部の係合状態下で、該操作突部が外部から押圧されることにより、該可撓部材が撓み変形して、該操作部材の該係合部に対する該係合爪部の係合状態が解除されるようになっている請求項2または3に記載の薬液自己注入装置。
  5. 両端の開放したハウジングと、
    薬液注排ポートを有して、前記ハウジングの一方の開放端に挿着されたベース部材と、
    開放端と閉鎖端とを有しており、該開放端が前記ベース部材にて閉鎖されると共に、内部が該ベース部材の前記薬液注排ポートに連通した状態で、前記ハウジング内に収容されて、該薬液注排ポートを通じて注入された薬液を貯留する、可撓性を備えたリザーバと、
    前記ハウジングの他方の開放端に挿入され、外部からの操作によって前記リザーバに対して接近及び離隔移動させられる操作部材と、
    該操作部材が前記リザーバに接近移動したときに、該操作部材に係合して、該操作部材の移動を阻止する係合手段と、
    前記ハウジング内における前記操作部材と前記リザーバとの間に、該操作部材に対して相対移動可能に収容されて、該操作部材に対する相対移動により、該リザーバを押圧し、撓み変形させて、該リザーバ内の薬液を前記薬液注排ポートから注出させる押圧部材と、
    前記操作部材の前記リザーバへの接近移動により、該操作部材と前記押圧部材との間で弾性変形させられると共に、該操作部材が前記係合手段に係合した状態下で、弾性変形状態からの復元力を発揮するように、前記ハウジング内に配置され、かかる復元力に基づいて、該押圧部材を該操作部材に対して相対移動させることにより、該リザーバを該押圧部材にて押圧させるばね弾性部材と、
    前記ハウジング内に、前記押圧部材と一体移動可能に配置されており、該押圧部材が、前記リザーバを押圧しつつ、予め設定された位置にまで移動したときに、前記係合手段の前記操作部材に対する係合状態を解除する係合解除手段と、
    を含むことを特徴とする薬液自己注入装置。
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