JP2010226249A - 増幅装置 - Google Patents

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Yoichi Okubo
陽一 大久保
Manabu Nakamura
学 中村
Yasuhiro Takeda
康弘 武田
Taizo Ito
太造 伊藤
Hidekatsu Ueno
英克 上野
Takashi Iwasaki
隆司 岩崎
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Abstract

【課題】ドライブ回路を含めて増幅効率が高くかつ歪みの少ない増幅装置を提供する。
【解決手段】入力された無線周波信号を分配器13で二分岐し、その一方をキャリア増幅器11によりそのAB級動作点に従い増幅する。また、上記分配器13により二分岐された無線周波信号の他方を、移相器14で移相したのち、ピーク増幅器12によりAB級動作点とB級動作点との間に設定された動作点に従い増幅する。そして、上記キャリア増幅器11により増幅された無線周波信号と、上記ピーク増幅器12により増幅された無線周波信号とをドハティ合成部15により合成し、その合成された無線周波信号を出力端子17から出力するようにしたものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば移動通信システムで使用される無線通信装置において電力増幅用として用いられる増幅装置に関する。
例えば、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access;CDMA)方式を採用した移動通信システムや、マルチキャリア方式を採用した無線システムで使用される無線通信装置においては、無線周波信号を電力増幅する場合、共通増幅器に歪み補償手段を付加し、共通増幅器の動作範囲を飽和領域付近まで拡げることで低消費電力化を図っている。しかし、歪み補償だけでは低消費電力化に限界が近づいていることから、電力増幅器としてドハティ方式を採用した高効率増幅器を使用することが、従来提案されている。ドハティ増幅器は、基本的にAB級のキャリア増幅器とC級のピーク増幅器を組み合わせ、これらの増幅器の出力を合成して高効率の増幅を実現するものである(例えば、特許文献1を参照)。
また最近では、小信号レベルから大信号レベルまで高効率に増幅するために、ドハティ増幅器の前段にドライブ回路を配置した増幅装置も使用されている。ドライブ回路としては、例えば複数のAB級増幅器を直列接続した回路が知られている。AB級増幅器を使用する理由は、小信号レベルから増幅できること、飽和レベルがC級増幅器に比べて高いこと、歪み特性がC級増幅器より良好なこと等の利点があるためである。
特開2006−157900号公報
ところが、ドハティ増幅器自体に種々の改良を行って増幅効率を高めても、前段にドライブ回路を設けると、このドライブ回路の影響を受けて増幅装置全体の増幅効率が低下してしまう。特に、ドライブ回路にAB級増幅器を使用した場合には増幅効率の低下が無視できなくなる。一方、ドライブ回路にドハティ増幅器を使用することも考えられる。しかし、ドライブ回路にドハティ増幅器を使用すると増幅装置全体の歪み特性の劣化が避けられず、また飽和出力レベルの低下も招く。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ドライブ回路を設けているにもかかわらず増幅効率が高くかつ歪みの少ない増幅装置を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一観点は、ドハティ増幅器からなる電力増幅器の前段にドライブ回路を配置し、このドライブ回路に、入力信号を二分岐して第1の入力信号と第2の入力信号を出力する信号分配回路と、バイアス点がAB級動作点に設定され上記第1の入力信号を増幅して第1の増幅信号を出力するキャリア増幅器と、バイアス点がAB級動作点とB級動作点との間に設定され所定量移相された上記第2の入力信号を増幅して第2の増幅信号を出力するピーク増幅器と、上記第1の増幅信号と上記第2の増幅信号とをドハティ合成してこの合成された増幅出力信号を上記電力増幅器に供給するドハティ合成部とを備えるように構成したものである。
したがって、ドライブ回路からは、キャリア増幅器によりAB級動作点に従い増幅された信号と、ピーク増幅器によりAB級動作点とB級動作点との間に設定された動作点に従い増幅された信号とがドハティ合成された信号が出力される。すなわち、ドライブ回路は準ドハティ増幅器として動作する。このため、ピーク増幅器にC級増幅器を使用した一般的なドハティ増幅器をドライブ回路として使用する場合に比べ歪み特性が優れ、一方AB級増幅器をドライブ回路として使用する場合に比べ増幅効率の高い増幅装置を提供することが可能となる。
すなわち、この発明の一観点によれば、ドライブ回路を設けているにもかかわらず増幅効率が高くかつ歪みの少ない増幅装置を提供することができる。
この発明に係わる増幅装置の第1の実施形態を示すブロック図である。 図1に示した増幅装置においてドライブ回路として設けられる準ドハティ増幅器の構成を示すブロック図である。 図2に示した準ドハティ増幅器を使用したドライブ回路の歪み特性の一例を示す図である。 ドハティ増幅器を使用したドライブ回路の歪み特性の一例を示す図である。 AB級増幅器を使用したドライブ回路の歪み特性の一例を示す図である。 この発明に係わる増幅装置の第2の実施形態を示すブロック図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わる増幅装置の第1の実施形態を示すブロック図である。この第1の実施形態の増幅装置は、ドハティ増幅器を使用した電力増幅器1と、この電力増幅器の前段に配置されたドライブ回路2とを備える。
ドライブ回路2は、少なくとも1以上の準ドハティ増幅器21〜2nを直列接続したもので、各準ドハティ増幅器21〜2nは以下のように構成される。図2はその構成を示すブロック図である。
すなわち、準ドハティ増幅器21〜2nは、キャリア増幅器11と、ピーク増幅器12と、分配器13と、移相器14と、ドハティ合成部15とを備えている。
分配器13は、入力端子16を介して入力された無線周波信号を二分岐する。この二分岐された無線周波信号の一方は上記キャリア増幅器11に入力され、他方は移相器14により所定量移相されたのち上記ピーク増幅器12に入力される。移相器14は、キャリア増幅器11により増幅された無線周波信号と、ピーク増幅器12により増幅された無線周波信号とを、ドハティ合成部15で同相の状態で合成するためのもので、キャリア増幅器11を含む経路の位相遅延量と、ピーク増幅器12を含む経路の位相遅延量とに基づいて移相量が予め設定される。
キャリア増幅器11は、バイアス入力端子18を介して図示しない電源回路から印加されるバイアス電圧VB1により、バイアス点がAB級動作点に設定されている。そして、この設定されたAB級動作点に従い、上記分配器13から分配出力された無線周波信号を増幅して、この増幅後の無線周波信号をドハティ合成部15へ出力する。
ピーク増幅器12は、バイアス入力端子19を介して図示しない電源回路から印加されるバイアス電圧VB2により、バイアス点がAB級動作点とB級動作点との間に設定されている。そして、このAB級動作点とB級動作点との間に設定された動作点に従い、上記分配器13から出力されたのち移相器14により移相された無線周波信号を増幅して、この増幅後の無線周波信号を出力する。動作点をAB級動作点とB級動作点との間のどの位置に設定するかは、歪み特性を優先するか或いは増幅効率を優先するかにより任意に設定できる。
なお、キャリア増幅器11及びピーク増幅器12はいずれも、増幅素子とその入力側及び出力側にそれぞれ配置されたインピーダンス整合回路とから構成される。増幅素子は例えばLD−MOS(Lateral Double-diffused MOS)、GaAs−FET、HEMT、HBT等の半導体デバイスからなる。インピーダンス整合回路は、増幅素子とその入力側の回路または出力側の回路との間のインピーダンス整合をとる回路である。
ドハティ合成部15は、インピーダンス変換器151と、このインピーダンス変換器151の出力点と上記ピーク増幅器12の出力点とをワイヤードオア接続するノード152とから構成される。インピーダンス変換器151は、ノード152により合成される無線周波信号を出力負荷に整合させるもので、無線周波信号の周波数をλとしたとき、例えばλ/4変成器により構成される。なお、インピーダンス変換器151の長さはλ/4に限定されるものではなく、インピーダンス変換器151の他にピーク増幅器12とノード152との間にもインピーダンス変換器を設け、これらのインピーダンス変換器の長さをλ/4以外の任意の長さに最適化することで、増幅効率及び歪み特性をさらに高めることが可能である。
このような構成であるから、各準ドハティ増幅器21〜2nでは、入力端子16に無線周波信号が入力されると、この無線周波信号は先ず分配器13で二分岐されたのち、その一方がキャリア増幅器11によりそのAB級動作点に従い増幅されて出力される。また、上記分配器13により二分岐された無線周波信号の他方は、移相器14により例えばπ/2移相されたのち、ピーク増幅器12によりAB級動作点とB級動作点との間に設定された動作点に従い増幅されて出力される。そして、上記キャリア増幅器11により増幅された無線周波信号は、ドハティ合成部15のインピーダンス変換器151によりインピーダンス変換されたのち、上記ピーク増幅器12により増幅された無線周波信号とノード152で合成され、出力端子17から次段の準ドハティ増幅器または電力増幅器1へ出力される。
したがって、このような増幅装置によれば以下のような効果が奏せられる。すなわち、いま例えば、電力増幅器1としてドレイン効率が50%、出力1、ゲイン9dBのドハティ増幅器を使用し、かつドライブ回路2にドレイン効率28%、出力12dBのこの発明の第1の実施形態に係わる準ドハティ増幅器21を使用したとする。この場合、増幅装置全体の効率は、
(1−1/128)/(1/0.5+1/8/0.28)=41%
となる。図3にこの場合の増幅装置の歪み特性を示す。
ちなみに、図4にドライブ回路2にドレイン効率35%、出力12dBのドハティ増幅器を使用した場合の増幅装置全体の歪み特性を、また図5にドライブ回路2にドレイン効率20%、出力12dBのAB級増幅器を使用した場合の増幅装置全体の歪み特性をそれぞれ示す。
上記図3と図4及び図5との比較から明らかなように、この発明の第1の実施形態に係わる増幅装置、つまりドライブ回路2に準ドハティ増幅器21を用いた装置によれば、ドライブ回路にAB級増幅器を使用した場合と比べると増幅装置全体の歪み特性は劣化するが、ドライブ回路に一般的なドハティ増幅器を用いた場合に比べ歪み特性を改善することが可能となる。
一方、増幅装置の効率の面で見ると、ドライブ回路2に準ドハティ増幅器21を用いたこの発明の第1の実施形態の増幅装置では、上記したように41%の効率が得られる。これに対し電力増幅器1としてドレイン効率が50%、出力1、ゲイン9dBのドハティ増幅器を使用し、かつドライブ回路2にドレイン効率20%、出力12dBのAB級増幅器を使用した場合、増幅装置全体の効率は、
(1−1/128)/(1/0.5+1/8/0.20)=37.8%
となる。
すなわち、ドライブ回路2に準ドハティ増幅器21を用いたこの発明の第1の実施形態に係わる増幅装置によれば、ドライブ回路に一般的なドハティ増幅器を用いた場合に比べると効率は低いものの、ドライブ回路にAB級増幅器を使用した場合に比べ効率を高めることが可能となる。
以上のように第1の実施形態では、入力された無線周波信号を分配器13で二分岐し、その一方をキャリア増幅器11によりそのAB級動作点に従い増幅する。また、上記分配器13により二分岐された無線周波信号の他方を、移相器14で例えばπ/2移相したのち、ピーク増幅器12によりAB級動作点とB級動作点との間に設定された動作点に従い増幅する。そして、上記キャリア増幅器11により増幅された無線周波信号と、上記ピーク増幅器12により増幅された無線周波信号とをドハティ合成部15により合成し、その合成された無線周波信号を出力端子17から出力するようにしている。
したがって、ドライブ回路2からは、キャリア増幅器11によりAB級動作点に従い増幅された信号と、ピーク増幅器12によりAB級動作点とB級動作点との間に設定された動作点に従い増幅された信号とがドハティ合成された信号が出力される。このため、ドライブ回路として、ピーク増幅器12にC級増幅器を使用した一般的なドハティ増幅器を使用する場合に比べ歪み特性が優れ、一方ドライブ回路としてAB級増幅器を使用する場合に比べ増幅効率の高い増幅装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、第1の実施形態で述べた増幅装置、つまり電力増幅器1にドハティ増幅器を使用し、かつドライブ回路2に準ドハティ増幅器21〜2nを使用した増幅装置に、歪み補償回路を付加したものである。
図6は、この発明の第2の実施形態に係わる増幅装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
歪み補償回路5は、ディジタル・プリディストーション(DPD)方式を採用したものである。プリディストーション方式は、増幅回路の非線形特性であるAM−AM変換、AM−PM変換の逆特性を増幅回路に入力される送信信号に予め与えることにより、増幅回路の出力信号の非線形歪みを補償する方式である。逆特性を与える方式の1つとして歪み補償テーブル(Look Up Table;LUT)を使用する。
歪み補償回路5は、歪み補償部51と、入力信号電力測定部52と、歪み検出部53と、歪み補償テーブル制御部(LUT制御部)54と、歪み補償テーブル(LUT)55とを備えている。
歪み補償部51は減衰器及び移相器を有し、この減衰器及び移相器により、図示しないベースバンドユニットから出力されたI相,Q相の送信ベースバンド信号(入力信号)の振幅及び位相を可変する。そして、この振幅及び位相が可変された送信ベースバンド信号(歪み補償後信号)を出力する。この歪み補償後信号は、図示しない周波数変換器により無線周波数にアップコンバートされたのちドライブ回路2に入力される。
LUT55は、ハードウエアとして例えば10ビットのアドレス空間を持つメモリにより構成され、このメモリには電力増幅器1及びドライブ回路2の非線形特性であるAM−AM変換、AM−PM変換を補償するための歪み補償特性を表す補償データが、送信ベースバンド信号(入力信号)の種々の入力レベルの各々に対応付けて記憶される。歪み補償特性は、電力増幅器1及びドライブ回路2で発生する非線形特性の逆特性となるように設定され、その補償データは振幅補償データと位相補償データとから構成される。
入力信号電力測定部52は、図示しないベースバンドユニットから出力された送信ベースバンド信号(入力信号)の電力レベルを検出するもので、その電力検出値をLUT55に与える。
歪み検出部53は、例えば電力増幅器1から出力された無線周波信号の帯域外歪み電力を帰還信号として取り込んでその電力値を検出するもので、例えば以下のように構成される。すなわち、先ず電力増幅器1から出力された無線周波信号の一部をミキサで搬送波信号と混合して周波数をダウンコンバートしたのち、バンドパスフィルタに通す。そして、その出力信号を周波数変換器によりA/D変換に適した周波数にさらにダウンコンバートしてA/D変換器によりディジタル信号に変換し、このディジタル信号を上記電力増幅器1で発生した非線形歪みを表す値(歪み量)としてLUT制御部54に入力する。
LUT制御部54は、例えばCPUにソフトウエアを実行させることにより実現されるもので、上記歪み検出部53により得られる歪み量の検出値に基づいて、この歪み量を零に近づけるように、LUT55に記憶されている歪み補償特性を表す補償データを更新する。これにより、電力増幅器1の出力信号における歪み量を漸近的に零に近づけることができる。
この補償データの更新には摂動法と呼ばれるアルゴリズムのほか、種々のアルゴリズムを用いることができる。摂動法は、帰還信号として取り込んだ帯域外歪み電力を評価関数とし、LUT55に記憶された補償データを変化させたときに評価関数が小さい方を選択してLUT55の補償データを収束させる方法である。
LUT55は、入力信号測定部52から与えられた入力信号の電力検出値に基づいて、当該電力検出値に対応する振幅補償データ及び位相補償データを読み出して上記歪み補償部51の減衰器及び移相器に与え、これにより減衰量及び位相量を制御する。
このような構成であるから、ベースバンドユニットから出力されたI相,Q相のベースバンド信号(入力信号)は歪み補償部51で歪み補償され、さらに図示しない周波数変換器で無線周波数にアップコンバートされた後、ドライブ回路2及び電力増幅器1で増幅されて図示しないアンテナから送信される。
上記送信動作が開始されると、上記LUT55は、入力信号電力測定部52により得られた入力信号の電力検出値を取り込み、当該電力検出値に対応する振幅補償データ及び位相補償データを読み出して上記歪み補償部51の減衰器及び移相器に与える。これにより減衰量及び位相量を制御して電力増幅器1の出力信号における歪み量を低減させる。また、上記送信動作が開始されると、上記電力増幅器1から出力された無線周波信号(出力信号)の一部が歪み検出部53に取り込まれ、その帯域外の歪み電力値が上記ドライブ回路2及び電力増幅器1で発生する歪み量として検出される。LUT制御部54は、上記歪み検出器53において得られた歪み量の検出値を取り込み、この取り込んだ歪み量の検出値に基づいて、当該歪み量を零に近づけるように、上記LUT55に記憶された補償データを更新する。
したがって、LUT55からは、補償データが読み出され、この補償データが歪み補償部51に与えられる。この結果歪み補償部51では、補償データに基づいて、送信ベースバンド信号の振幅及び位相が可変制御される。以後、送信動作中においては、上記歪み補償動作が一定の時間間隔で繰り返し行われる。
以上詳述したように第2の実施形態によれば、歪み補償回路5を付加したことにより、ドライブ回路2及び電力増幅器1により発生する歪みは補償される。したがって、ドライブ回路2として準ドハティ増幅器21〜2nを使用したことにより、AB級増幅器を使用する場合よりも劣化する歪み特性は改善される。
(その他の実施形態)
ドライブ回路2を構成する準ドハティ増幅器の数やその回路構成、準ドハティ増幅器21〜2nにおけるピーク増幅器12の動作点の設定位置、歪み補償回路の回路構成やその処理手順と処理内容等については、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…電力増幅器、2…ドライブ回路、3…入力端子、4…出力端子、5…歪み補償回路、11…キャリア増幅器、12…ピーク増幅器、13…分配器、14…移相器、15…ドハティ合成部、16…入力端子、17…出力端子、18,19…バイアス端子、21〜2n…準ドハティ増幅器、51…歪み補償部、52…入力信号電力測定部、53…歪み検出部、54…LUT制御部、55…LUT、151…インピーダンス変換器、152…ノード、VB1…AB級設定用バイアス電圧、VB2…AB−B級設定用バイアス電圧。

Claims (1)

  1. ドハティ増幅器からなる電力増幅器と、
    前記電力増幅器の前段に配置されたドライブ回路と
    を具備し、
    前記ドライブ回路は、
    入力信号を二分岐し、第1の入力信号と、第2の入力信号を出力する信号分配回路と、
    バイアス点がAB級動作点に設定され、前記第1の入力信号を増幅して第1の増幅信号を出力するキャリア増幅器と、
    バイアス点がAB級動作点とB級動作点との間に設定され、所定量移相された前記第2の入力信号を増幅して第2の増幅信号を出力するピーク増幅器と、
    前記第1の増幅信号と前記第2の増幅信号とをドハティ合成し、合成された増幅出力信号を前記電力増幅器に供給するドハティ合成部と
    を備えることを特徴とする増幅装置。
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