JP2010226153A - 回線状況推定器 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝搬路状況にかかわらず、実際の希望波と妨害波である不要波との電力比を精度良く推定する。
【解決手段】回線状況推定器10は、到来する信号を受信してFFT部1により復調する受信器に設けられ、到来する信号の回線状況を推定するものである。この回線状況推定器10は、希望波が到来する周波数帯に相当するFFT出力信号S1を既知信号抽出部11及び電力変換部13により電力変換した値と、希望波が到来しない周波数帯に相当するFFT出力信号S1をガードバンド抽出部12及び電力変換部14により電力変換した値とに基づき、電力比算出部17により、希望波と不要波との電力比を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、周波数分割多重化方式(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing、以下「OFDM」という。)等の高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、以下「FFT」という。)を復調に用いる受信器等に設けられ、希望波と雑音等の不要波の電力比を推定する回線状況推定器に関するものである。
例えば、OFDM受信器では、アンテナ入力信号を入力するためのチューナである高周波(以下「RF」という。)部を有し、この出力側に、アナログ/デジタルコンバータ(以下「ADC」という。)、及びFFT部等が接続されている。そして、アンテナ入力信号は、RF部にて物理チャネルが選択されて増幅され、ADCでデジタル信号に変換された後、FFT部でOFDM復調されるようになっている。
従来、OFDM受信器に設けられる回線状況推定器により、希望波と妨害波の電力比を求める場合、変調座標であるコンスタレーションにおいて、本来あるべき座標位置からどれだけ離れているかを計測し、この離れた要因を雑音等の同一周波数帯に混入する不要電力とし、離れた度合いを数値化して平滑化等した後、希望波と不要波の電力比と置き換えるようにしている。又、RF部で用いられる増幅器(以下「アンプ」という。)等のゲイン制御は、希望電力を推定し、適切に制御する構成になっている。
このような回線状況推定器が設けられたOFDM受信器に関する技術は、例えば、下記の特許文献1に開示されている。この特許文献1には、キャリア(搬送波)電力と、これに対応する妨害電力との比をキャリア毎に算出し、様々な妨害条件下でOFDM受信信号への妨害の影響度合いを精度良く推定する技術が開示されている。
国際公開番号(W0 2005/109711)
しかしながら、従来の回線状況推定器では、以下のような課題があった。
図2は、受信信号の搬送波対雑音比(Carrier to Noise ratio、以下「CNR」という。)と伝搬路状態との関係を示す模式的な図である。
この図2では、静的伝搬路やシングルパスと、マルチパス伝搬路やフェージング伝搬路とにおいて、CNRが大きい場合とCNRが小さい場合との受信信号の比較を示す波形図が示されている。この波形図では、受信希望波と雑音成分の波形が示されている。
図2に示すように、実際の無線通信では、希望波の伝搬路状況により、送信と異なる周波数スペクトラムとなって受信することがある。又、フェージング(受信電波のレベル変動)等の伝搬路状況の動的な変化により、このスペクトラムが時々刻々と変化することがある。伝搬路によりこのような変化が生じない場合においては(図2中の静的伝搬路、シングルパスに相当)、従来のように、コンスタレーションを用いた希望波と不要波の電力比の算出方法にて求めることが可能であり、重畳する不要波の電力比を推定することができる。
しかし、伝搬路状態がマルチパス伝搬路やフェージング伝搬路であった場合、歪や隣接チャネルへの干渉及びマルチパス個々の位相ずれ等により、不要波の重畳が無くとも、コンスタレーションの位置にずれが生じる。従来の方法で回線状況推定を行った場合、このずれにより不要波が無くとも、不要波が重畳しているような結果を出力し、実際の希望波と不要波の比と異なった値になってしまう。このように、従来の回線状況推定器では、伝搬路状況によって結果が異なり、実際の希望波と妨害波を精度良く推定することができない。
本発明の回線状況推定器は、到来する信号を受信してフーリエ変換により復調する受信器に設けられ、前記到来する信号の回線状況を推定する回線状況推定器であって、希望波が到来する周波数帯に相当する前記フーリエ変換出力信号と、前記希望波が到来しない周波数帯に相当する前記フーリエ変換出力信号とに基づき、前記希望波と不要波との電力比を求めることを特徴とする。
本発明によれば、伝搬路状況にかかわらず、実際の希望波と妨害波である不要波との電力比を精度良く推定することができる。
図1は本発明の実施例1における回線状況推定器を示す概略の機能ブロック図である。 図2は受信信号のCNRと伝搬路状態との関係を示す模式的な図である。 図3は図1の回線状況推定器よる電力比生成の説明図である。 図4は本発明の実施例2における回線状況推定器を有する回線状況推定システムを示す概略の構成図である。 図5は本発明の実施例3における回線状況推定器を有する回線状況推定システムを示す概略の構成図である。 図6は本発明の実施例4における回線状況推定器を有する回線状況推定システムを示す概略の構成図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における回線状況推定器を示す概略の機能ブロック図である。
例えば、地上デジタル放送を受信するOFDM受信器内には、FFT部1が設けられ、このFFT部1の出力側に、本実施例1の回線状況推定器10が接続されている。
FFT部1は、OFDM信号Sinを復調してFFT出力信号S1を回線状況推定器10へ与えるものである。回線状況推定器10は、FFT出力信号S1中の既知信号S11を抽出する既知信号抽出部11と、FFT出力信号S1中におけるチャネル間の放送周波数が存在しないガード帯域(ガードバンド)S12を抽出するガードバンド抽出部12とを有している。
これらの既知信号抽出部11及びガードバンド抽出部12の出力側には、それぞれ電力変換部13,14が接続されている。一方の電力変換部13は、抽出された既知信号S11を二乗して電力S13に変換する機能を有し、この出力側に、積分部15が接続されている。他方の電力変換部14は、抽出されたガードバンドS12を二乗して電力S14に変換する機能を有し、この出力側に、積分部16が接続されている。
一方の積分部15は、電力S13を積分して希望波の電力S15を出力する機能を有し、この出力側に、電力比算出部17が接続されている。他方の積分部16は、電力S14を積分して不要波の電力S16を出力する機能を有し、この出力側に、電力比算出部17が接続されている。電力比算出部17は、希望波の電力S15と不要波の電力S16との電力比を求め、実際の希望波と不要波の電力比Soutを出力する機能を有している。
本実施例1の回線状況推定器10は、個別回路、あるいは、プロセッサを用いたプログラム制御により構成されている。
(実施例1の動作)
図3は、図1の回線状況推定器による電力比生成の説明図である。
図3に示すように、例えば、地上デジタル放送波の場合、放送波の希望チャネルCH1と、この隣接チャネルCH2,CH3との間には、放送周波数が存在しないガードバンドGB1,GB2が配置されている。
この図3を参照しつつ、図1に示す回線状況推定器10の動作を説明する。
地上デジタル放送を例にすると、アンテナ入力信号は、図示しないRF部により、物理チャネルが選択されて増幅され、この増幅されたアナログベースバンド信号が、ADCでデジタル信号に変換され、この変換されたOFDMベースバンド信号であるOFDM信号SinがFFT部1へ与えられる。FFT部1は、時間軸波形であるOFDM信号Sinを復調してストリーム信号であるFFT出力信号S1に変換し、回線状況推定器10へ与える。
FFT出力信号S1には、所望のOFDM信号成分(サブキャリア)が含まれるものと、含まれないものとがある。地上デジタル放送の場合、図3に示すように、チャネルCH1,CH2,CH3は5.57MHz帯域のOFDM信号が6MHz間隔で配置されている。隣接するチャネルCH1,CH2,CH3のOFDM信号の有無は、地域の周波数割当による。しかし放送周波数帯域幅と周波数間隔の関係上、隣接チャネルCH1,CH2,CH3のOFDM信号の間に放送周波数が存在しないガードバンドGB1,GB2が必ず存在する。本実施例1では、希望波の電力S15と、ガードバンドGB1,GB2である不要波の電力S16とを求め、これらの比を求めることで、実際の希望波と不要波の電力比を求めている。
各電力S15,S16の求め方は、以下のように行う。
希望波の電力S15を求める場合は、FFT出力信号S1における既知信号S11を用いる。地上デジタル放送においては、パイロット信号(SP:Scattered Pilot)等の既知信号S11を既知信号抽出部11により抽出し、抽出した既知信号S11を電力変換部13により二乗して電力S13に変換する。更に、変換した電力S13を積分部15により積分して希望波の電力S15を求める。
不要波の電力S16を求める場合は、FFT出力信号S1におけるガードバンドS12をガードバンド抽出部12により抽出し、抽出したガードバンドS12を電力変換部14により二乗して電力S14に変換する。更に、変換した電力S14を積分部16により積分して不要波の電力S16を求める。
その後、電力比算出部17により、希望波の電力S15と不要波の電力S16との割合から、希望波と不要波の電力比Soutを求める。希望波の電力生成と、不要波の電力生成において、それぞれ用いるデータの数が異なる場合、この数の割合に対応した係数を考慮し、電力比Soutを求める。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、伝搬路状況にかかわらず、実際の希望波と妨害波である不要波との電力比を精度良く推定することができる。
(実施例2の構成)
図4は、本発明の実施例2における回線状況推定器を有する回線状況推定システムを示す概略の構成図である。
この回線状況推定システムでは、OFDM受信器内に設けられる可変ゲインアンプ20を有している。可変ゲインアンプ20は、RF信号であるアンテナ入力信号INを低雑音で増幅して増幅された受信信号S20を出力するローノイズアンプ(以下「LNA」という。)等で構成され、この出力側に、RF部30が接続されている。RF部30は、受信信号S20から物理チャネルを選択して増幅し、アナログベースバンド信号S30を出力するものであり、複数のゲイン制御アンプ(Voltage Gain control Amp、以下「VGA」という。)31,32等を有し、このRF部30の出力側に、ADC41が接続されている。
ADC41は、入力されるアナログベースバンド信号S30をデジタル信号に変換し、この変換したOFDMベースバンド信号であるOFDM信号Sinを出力する機能を有し、この出力側に、図1のFFT部1及び回路状況推定器10が接続されると共に、自動ゲイン制御(以下「AGC」という。)部42が接続されている。AGC部42は、入力されるOFDM信号Sinに基づき、RF部30内のVGA31,32を制御するための制御値S42を出力するものであり、この出力側に、RF部30が接続されている。
更に、回線状況推定器10及びAGC部42の出力側には、基準比較部43が接続されている。基準比較部43は、入力される制御値S42から受信信号電力を推定するためにこの制御値S42と不要波基準値THとを比較して推定結果を求め、この推定結果である比較結果を用いて、回線状況推定器10から出力された電力比Soutを補正し、補正された電力比Sout1を出力する機能を有している。補正された電力比Sout1は、可変ゲインアンプ20等に与えられる。可変ゲインアンプ20は、例えば、不要波基準値THによりオン/オフ動作し、補正された電力比Sout1に基づき、アンプのゲインを変化させる機能を有している。
(実施例2の動作)
RF部30内のVGA31,32のゲイン制御が適切でなく、過大な信号振幅になり、歪が発生し、歪により発生する不要電力(高調波成分)が図3のガードバンドGB1,GB2内に回り込む場合がある。そのため、希望波の受信電力が十分大きくとも、歪みにより発生する不要波の電力が発生し、希望波の受信電力が小さく熱雑音の割合が大きく見える状態と判別ができなくなる。希望波の受信電力が十分大きく且つ歪みにより発生する不要波の電力が発生した場合は、RF部30内のVGA31,32のゲインを下げる必要があるが、希望波の電力が小さく熱雑音の割合が大きく見える場合は、RF部30内のVGA31,32のゲインを上げる必要がある。又、AGC部42の制御ループに含まれない可変ゲインアンプ20がOFDM受信器に存在し、且つその可変ゲインアンプ20を希望波と不要波の割合で制御する場合、適切な可変ゲインアンプ20のゲイン制御ができない場合が生じる。
そこで、本実施例2では、このような不都合を解消するために、実施例1の回線状況推定器10から出力された電力比Soutに対し、基準比較部43において、AGC部42から出力された制御値S42と不要波基準値THとを比較してこの比較結果により、その電力比Soutを補正している。これにより、AGC部42の制御ループに含まれない可変ゲインアンプ20の制御を正しく行うことが可能となる。
なお、RF部30内のVGA31,32に対するゲイン制御のために、希望波の電力を基に適切に制御するよう、希望波の信号帯域のみを通過させる図示しないフィルタが搭載されていることが好ましい。
本実施例2の基準比較部43における処理では、先ず、入力された不要波基準値THとAGC部42の制御値42との大小を比較し、この大小の比較結果から受信信号電力のレベルを推定する。この推定結果である比較結果を用いて、回線状況推定器10から出力された電力比Soutを補正し、補正された電力比Sout1を出力する。この補正された電力比Sout1を、AGC部42の制御ループに含まれない可変ゲインアンプ20の制御に適用する場合、RF部30内のアンプゲインの制御方向(上げる下げる)を適切にするためには、AGC部42の制御値S42から想定される受信電力が大きかった場合、希望波の割合が高くなるように値を修正し、AGC部42の制御値S42から想定される受信電力が小さかった場合、希望波の割合が低くなるように値を修正する。これにより、AGC部42の制御ループに含まれない可変ゲインアンプ20において、本来すべき適切なゲイン制御を行うことが可能となる。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、RF部30内のVGA31,32のゲイン制御が適切でなく、歪が発生して不要電力がガードバンドGB1,GB2内に回り込んだとしても、可変ゲインアンプ20において適切なゲイン制御を行うことができる。
(実施例3の構成)
図5は、本発明の実施例3における回線状況推定器を有する回線状況推定システムを示す概略の構成図であり、実施例2の回線状況推定システムを示す図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3の回線状況推定システムでは、実施例2のRF部30とは異なる構成のRF部30Aが設けられている。RF部30Aは、VGA31,32と、これらのゲインを制御するAGC部32と、受信入力レベルを計測して受信信号強度計測(Received Signal strength Indicator、以下「RSSI」という。)値S33を基準比較部43へ出力するRSSI部33等とを有している。
基準比較部43は、不要波基準値THと、実施例2の制御値S42に代えたRSSI値33と、回線状況推定器10からの電力比Soutとを入力し、このRSSI値33と不要波基準値THとを比較して推定結果を求め、この推定結果である比較結果を用いて、回線状況推定器10から出力された電力比Soutを補正し、補正された電力比Sout1を出力する機能を有している。その他の構成は、実施例2と同様である。
(実施例3の動作・効果)
RF部30Aの内部でゲイン制御ループを形成する等、外部から制御情報を取得できない構造になったものを用いる場合、このRF部30A内のRSSI部33により計測したRSSI値S33を、実施例2のAGC部42の制御値S42に代えて、基準比較部43に与える。基準比較部43は、入力されたRSSI値33と不要波基準値THとを比較して推定結果を求め、この推定結果である比較結果を用いて、回線状況推定器10から出力された電力比Soutを補正し、補正された電力比Sout1を出力する。これにより、実施例2とほぼ同様の効果を得ることができる。
(実施例4の構成)
図6は、本発明の実施例4における回線状況推定器を有する回線状況推定システムを示す概略の構成図であり、実施例2及び3の回線状況推定システムを示す図4及び図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4の回線状況推定システムは、実施例2と3の回線状況推定システムを組み合わせたものであり、実施例3のRF部30Aとは異なる構成のRF部30Bと、新たに追加された合成部44とが設けられている。RF部30Bは、受信信号S20を増幅するVGA31と、このVGA31のゲインを制御するAGC部32と、VGA31の後段に接続され、実施例2と同様のAGC部42の制御値S42によりゲイン制御されるVGA32と、受信入力レベルを計測してRSSI値S33を出力するRSSI部33等とを有している。AGC部42及びRSSI部33の出力側には、合成部44が接続されている。
合成部44は、AGC部42からの制御値S42とRSSI部33からのRSSI値S33とを合成して合成結果である合成値S44を基準比較部43へ出力するものである。基準比較部43は、不要波基準値THと、合成値S44と、回線状況推定器10からの電力比Soutとを入力し、この合成値S44と不要波基準値THとを比較して推定結果を求め、この推定結果である比較結果を用いて、回線状況推定器10から出力された電力比Soutを補正し、補正された電力比Sout1を出力する機能を有している。その他の構成は、実施例2及び3と同様である。
(実施例4の動作・効果)
RF部30Bの内部でゲイン制御ループを形成するものと、外部を含め制御ループを形成するもの、両方のゲイン制御が混載された構造になったものを用いる場合、このRF部30B内のRSSI部33により計測したRSSI値S33と、AGC部42の制御値S42とを、合成部44により合成し、この合成値S44を基準比較部43に与える。基準比較部43は、入力された合成値S44と不要波基準値THとを比較して推定結果を求め、この推定結果である比較結果を用いて、回線状況推定器10から出力された電力比Soutを補正し、補正された電力比Sout1を出力する。これにより、実施例2及び3とほぼ同様の効果を得ることができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1〜4に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)、(b)のようなものがある。
(a) 実施例1〜4において、回線状況推定器10及びこれを有する回線状況推定システムは、図示の以外の構成に変更してもよい。
(b) 本発明は、地上デジタル放送以外の受信器にも適用できる。
1 FFT部
10 回線状況推定器
11 既知信号抽出部
12 ガードバンド抽出部
13,14 電力変換部
15,16 積分部
17 電力比算出部
20 可変ゲインアンプ
30,30A,30B RF部
32,42 AGC部
33 RSSI部
43 基準比較部
44 合成部

Claims (12)

  1. 到来する信号を受信してフーリエ変換により復調する受信器に設けられ、前記到来する信号の回線状況を推定する回線状況推定器であって、
    希望波が到来する周波数帯に相当する前記フーリエ変換出力信号と、前記希望波が到来しない周波数帯に相当する前記フーリエ変換出力信号とに基づき、前記希望波と不要波との電力比を求めることを特徴とする回線状況推定器。
  2. 前記希望波が到来する前記周波数帯に相当する前記フーリエ変換出力信号を電力変換した値と、前記希望波が到来しない前記周波数帯に相当する前記フーリエ変換出力信号を電力変換した値とに基づき、前記希望波と前記不要波との前記電力比を求めることを特徴とする請求項1記載の回線状況推定器。
  3. 前記希望波が到来する前記周波数帯に相当する複数の前記フーリエ変換出力信号を前記電力変換して積分した値と、前記希望波が到来しない前記周波数帯に相当する複数の前記フーリエ変換出力信号を前記電力変換して積分した値とに基づき、前記希望波と前記不要波との前記電力比を求めることを特徴とする請求項2記載の回線状況推定器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回線状況推定器において、
    前記希望波の電力として用いる前記フーリエ変換出力信号は、周波数配置として既知信号が割り当てられたものを用いることを特徴とする回線状況推定器。
  5. 請求項3記載の回線状況推定器において、
    前記希望波と前記不要波として用いる前記フーリエ変換出力信号の数が異なる場合は、前記異なる数の割合に対応した係数を考慮して前記電力比を求めることを特徴とする回線状況推定器。
  6. 前記到来する信号から物理チャネルを選択する高周波部内のゲイン制御状態の情報に基づき、前記電力比を補正することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の回線状況推定器。
  7. 基準値と、前記高周波部内における前記ゲイン制御状態の前記情報に関連する値と、を比較して比較結果を求め、
    前記比較結果に基づき、前記電力比を補正することを特徴とする請求項6記載の回線状況推定器。
  8. 前記高周波部内における受信信号電力の推定値に基づき、前記電力比を補正することを特徴とする請求項6記載の回線状況推定器。
  9. 前記高周波部内における前記ゲイン制御状態の前記情報に関連する値と、前記高周波部内における受信信号電力の推定値とに基づき、前記電力比を補正することを特徴とする請求項6記載の回線状況推定器。
  10. 基準値と前記受信信号電力の前記推定値とを比較して比較結果を求め、
    前記比較結果に基づき、前記電力比を補正することを特徴とする請求項8記載の回線状況推定器。
  11. 前記ゲイン制御状態の前記情報に関連する前記値と、前記受信信号電力の前記推定値と、を合成して合成結果を求め、
    基準値と前記合成結果とを比較して比較結果を求め、
    前記比較結果に基づき、前記電力比を補正することを特徴とする請求項9記載の回線状況推定器。
  12. 前記希望波が到来しない前記周波数帯は、前記希望波のチャネルと、前記希望波のチャネルに隣接する隣接チャネルと、の間のガード帯域であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の回線状況推定器。
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