JP2010225910A - 多数個取りセラミック配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学レンズ等の部品を搭載する平面の平坦度を向上させるとともに、セラミック破砕に起因したダストの発生を抑え、CCD等のイメージセンサ用のセラミック配線基板を提供する。
【解決手段】セラミック配線基板に分割するために形成された溝が、この溝の開口部の両端A及びBを結ぶ線分をABとするとともに、この線分ABの中心Oから左右又は前後方に0.3mm離隔した点をそれぞれC及びDとし、これらの点を結ぶ線分をCDとした場合において、前記セラミック配線基板の、基板面に垂直な方向おける線分AB及び線分CD間の、最大離間距離が10μm以下なる関係を満たすようにして、多数個取りセラミック配線基板を作製する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セラミック配線基板に関し、特にCCD等のイメージセンサ向け用途のセラミック配線基板に関する。
CCD等のイメージセンサ向け用途のセラミック配線基板においては、前記セラミック配線基板に対して高いクリーン度が要求されるとともに、特にCCD等に関連した光学系レンズを搭載する面(部品実装エリア)に対して高い平坦度が要求される。
前記セラミック配線基板は、予め大判のいわゆる多数個取りセラミック配線基板を作製しておき、この大判のセラミック配線基板に対して分割すべき前記セラミック配線基板の大きさに相当する箇所に溝を形成し、かかる溝を中心に分割して得るものである。通常、前記溝は、焼成以前のセラミックグリーンシートあるいはその多層体の表面に対して形成し、その後に前記セラミックグリーンシートあるいは多層体を焼成して、前記セラミック配線基板を得るものである。
この場合、前記焼成の過程において、前記溝及びその周辺部分が変形してしまい、特には、前記溝の開口部の両端近傍に突起部が形成されるようにして変形し、部品実装エリアの平坦度が確保できない場合があった。したがって、前記焼成過程を経た後は、前記セラミック配線基板の表面(特には、部品実装エリア)に研磨等の機械加工(1次研磨)を施し、前記突起部を研磨除去して、前記表面を平坦化する。しかしながら、前記研磨によって前記突起部が除去されるために、それに伴ってセラミック破砕が生成し、ダストの原因となってしまう。この結果、前記セラミック配線基板に要求される高いクリーン度も満足させることができず、前記イメージセンサの品質劣化の原因ともなっていた。
かかる問題に鑑みて、特許文献1においては、焼成後の大判のセラミック配線基板に対して、最初にレーザスクライブによって狭小幅のV字型の溝を形成した後、レーザ光の焦点距離を拡大させ、再度前記V字型の溝に前記レーザ光を照射してレーザスクライブを行い、前記V字型の溝の開口部両端に形成された突起部を除去するようにしている。しかしながら、かかる技術においては、前記突起部を除去するための2回目のレーザスクライブにおいて、前記V字型の溝の開口端を削ってしまい、前記V字型の溝の開口部の面積を増大させてしまう結果となっていた。
したがって、前記大判のセラミック配線基板を、前記V字型の溝で分割して目的とする個々のセラミック配線基板を得る際に、前記セラミック配線基板の端部に前記V字型の溝の開口部の増大に起因した面取り部が形成されてしまい、前記セラミック配線基板の部品実装エリアの実質的な大きさが減少してしまうという問題が新たに生じる。
この結果、目的とする大きさの前記セラミック配線基板を得るには、予め前記V字型の溝の開口部の増大に伴って形成される面取り部の大きさを考慮して、前記大判のセラミック配線基板に対してレーザスクライブを行う必要があり、溝形成工程に対して高い精度が要求されるとともに、レーザスクライブによる前記溝形成工程が極めて煩雑化する原因となっていた。
さらに、前記セラミック配線基板に面取り部が形成されることによって、前記大判のセラミック基板の部品実装エリアの利用効率も劣化してしまうという問題があった。
特開2004−276386号
本発明は、光学レンズ等の部品を搭載する平面の平坦度を向上させるとともに、セラミック破砕に起因したダストの発生を抑え、CCD等のイメージセンサ用のセラミック配線基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板を縦・横方向に複数配列してなる多数個取りセラミック配線基板であって、
前記セラミック配線基板に分割するために形成された溝が、この溝の開口部の両端A及びBを結ぶ線分をABとするとともに、この線分ABの中心Oから左右又は前後方に0.3mm離隔した点をそれぞれC及びDとし、これらの点を結ぶ線分をCDとした場合において、前記セラミック配線基板の、基板面に垂直な方向おける線分AB及び線分CD間の、最大離間距離が10μm以下なる関係を満たすことを特徴とする、多数個取りセラミック配線基板(第1の多数個取りセラミック配線基板)に関する。
また、本発明は、
部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板を縦・横方向に複数配列してなる多数個取りセラミック配線基板であって、
前記セラミック配線基板に分割するために形成された溝が、この溝の開口部の幅をW1とし、前記溝の、前記開口部から底部に向けた、溝深さ全体の80%の位置における前記溝の幅をW2とした場合において、W2/W1≧0.4なる関係を満たすことを特徴とする、多数個取りセラミック配線基板(第2の多数個取りセラミック配線基板)に関する。
さらに、本発明は、
部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板を縦・横方向に複数配列してなる多数個取りセラミック配線基板であって、
前記セラミック配線基板に分割するために形成された溝が、前記セラミック配線基板の上面に沿うとともに前記溝部内に突出してなる第1の直線L1と、前記溝の内壁面に沿うとともに前記溝の開口部上方に突出してなる第2の直線L2とのなす角度が、90度以上110度以下であることを特徴とする、多数個取りセラミック配線基板(第3の多数個取りセラミック配線基板)に関する。
第1の多数個取りセラミック配線基板によれば、このセラミック配線基板に形成された溝の両端を結ぶ線分ABと、この線分ABの両端から外方に0.3mmづつ延在してなる線分CDとの基板面に垂直な方向における距離を10μm以下としているので、第1の多数個取りセラミック配線基板は、溝部周辺に突起部が形成されることなく、極めて平坦な基板面を有することが分かる。したがって、突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができる。
また、第2の多数個取りセラミック配線基板によれば、このセラミック配線基板に形成した溝の開口部の幅W1と、溝の深さ80%の位置における溝の幅W2との比W2/W1が0.4以上であるので、溝はV字型の溝を呈していることが分かる。すなわち、前記溝の開口部近傍に形成された突起部を除去するための、例えばレーザスクライブなどの工程が実施されておらず、溝を形成する際に前記突起部が形成されていないことが分かる。したがって、突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができる。
さらに、第3の多数個取りセラミック配線基板によれば、このセラミック配線基板の上面に沿うとともに溝部内に突出してなる第1の直線L1と、溝の内壁面に沿うとともに前記溝の開口部上方に突出してなる第2の直線L2とのなす角度が、90度以上110度以下であるので、溝はV字型の溝を呈していることが分かる。すなわち、溝の開口部近傍に形成された突起部を除去するための、例えばレーザスクライブなどの工程が実施されておらず、溝を形成する際に前記突起部が形成されていないことが分かる。
したがって、突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができる。なお、第2の多数個取りセラミック配線基板及び第3の多数個取りセラミック配線基板においては、その規定条件から溝部の開口部が加工等によって増大していないことをも表しており、これらの多数個取りセラミック配線基板を分割して目的とするセラミック配線基板を得た際に、開口部の増大に伴う面取り部面取り部が形成されないことをも間接的に規定していることになる。
結果として、前記セラミック配線基板の実質的な大きさが減少してしまうという問題を生じることがなく、溝形成工程に対して高い精度が要求されないとともに、前記溝形成工程が煩雑化するのを防止することもできる。さらに、セラミック配線基板に面取り部が形成されることによって、前記大判のセラミック基板の部品実装エリアの利用効率も劣化してしまうという問題も防止することができる。
上述した第1の多数個取りセラミック配線基板から第3の多数個取りセラミック配線基板は、それぞれ単独で用いることもできるが、互いに特徴を組み合わせて用いることもできる。特に、第1の多数個取りセラミック配線基板では、溝の開口部の増大の抑制、すなわち得られたセラミック配線基板の面取り部の形成を抑制することについては明確に規定していない。したがって、第1の多数個取りセラミック配線基板に対しては、第2の多数個取りセラミック配線基板及び/又は第3の多数個取りセラミック配線基板の技術的特徴を組み込んで使用することが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、セラミック配線基板における光学レンズ等の部品を搭載する平面(部品実装エリア)の平坦度を向上させるとともに、セラミック破砕に起因したダストの発生を抑え、CCD等のイメージセンサ用のセラミック配線基板を提供することができる。
第1の多数個取りセラミック配線基板の分割溝を含む領域を部分的に拡大して示す断面図である。 第2の多数個取りセラミック配線基板の分割溝を含む領域を部分的に拡大して示す断面図である。 第3の多数個取りセラミック配線基板の分割溝を含む領域を部分的に拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の多数個取りセラミック配線基板の分割溝を含む領域を部分的に拡大して示す断面図である。図1に示すように、本実施形態においては、多数個取りセラミック配線基板11において分割溝12が形成されており、この分割溝12は以下に示すような要件を満足することが必要である。
なお、実際の多数個取りセラミック配線基板においては、部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板が縦横に複数配列されてなり、分割溝12は、前記セラミック配線基板を画定するとともに、ブレイク処理によって前記多数個取りセラミック配線基板を分断し、複数の前記セラミック配線基板を得るためのものである。
図1に示すように、分割溝12の開口部の両端A及びBを結ぶ線分をABとするとともに、セラミック配線基板上において、線分ABの中心Oから左右又は前後方に0.3mm離隔した点をそれぞれC及びDとし、これらの点を結ぶ線分をCDとした場合において、セラミック配線基板11の、基板面11Aに垂直な方向おける線分AB及び線分CD間の、最大離間距離Hが10μm以下なる関係を満たす。
この場合、多数個取りセラミック配線基板11の、分割溝12周辺には突起部が形成されず、極めて平坦な基板面を有することが分かる。したがって、前記突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、前記研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができる。
なお、最大離間距離Hの下限値は小さいほど好ましいが、現状においては、0.5μmとすることができる。
また、本実施形態における分割溝12は、多数個取りセラミック配線基板11を形成する以前、すなわち焼成前のグリーンシートに対して、例えばYAGレーザ、COレーザ、SHG−YAGレーザ、THG−YAGレーザ、エキシマレーザ等のレーザ光源を用い、走査速度を40mm/s〜100mm/s、操作回数を2〜3回とすることで形成することができる。但し、ここに示した条件はあくまでも一例であり、多数個取りセラミック配線基板11の種類に応じて適宜に設定する。
(第2の実施形態)
図2は、第2の多数個取りセラミック配線基板の分割溝を含む領域を部分的に拡大して示す断面図である。図2に示すように、本実施形態においても、多数個取りセラミック配線基板11において分割溝12が形成されており、この分割溝12は以下に示すような要件を満足することが必要である。
なお、本実施形態においても、実際の多数個取りセラミック配線基板においては、部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板が縦横に複数配列されてなり、分割溝12は、上記第1の実施形態と同様の機能を奏するものである。
図2に示すように、分割溝12は、開口部の幅W1と、分割溝12の深さ80%の位置における幅W2との比W2/W1が0.4以上であるので、分割溝12はV字型の溝を呈していることが分かる。すなわち、分割溝12の開口部近傍に形成された突起部を除去するための、例えばレーザスクライブなどの工程が実施されておらず、分割溝12を形成する際に前記突起部が形成されていないことが分かる。したがって、前記突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、前記研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができる。
なお、比W2/W1の上限は1に近いほど好ましいが、現状においては、0.6とすることができる。
また、本実施形態における分割溝12も、多数個取りセラミック配線基板11を形成する以前、すなわち焼成前のグリーンシートに対して、例えばYAGレーザ、COレーザ、SHG−YAGレーザ、THG−YAGレーザ、エキシマレーザ等のレーザ光源を用い、走査速度を40mm/s〜100mm/s、操作回数を2〜3回とすることで形成することができる。但し、ここに示した条件はあくまでも一例であり、多数個取りセラミック配線基板11の種類に応じて適宜に設定する。
(第3の実施形態)
図3は、第3の多数個取りセラミック配線基板の分割溝を含む領域を部分的に拡大して示す断面図である。図3に示すように、本実施形態においても、多数個取りセラミック配線基板11において分割溝12が形成されており、この分割溝12は以下に示すような要件を満足することが必要である。
なお、本実施形態においても、実際の多数個取りセラミック配線基板においては、部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板が縦横に複数配列されてなり、分割溝12は、上記第1の実施形態と同様の機能を奏するものである。
図3に示すように、分割溝12は、多数個取りセラミック配線基板11の上面11Aに沿うとともに、分割溝12に突出してなる第1の直線L1と、分割溝12の内壁面12Aに沿うとともに、分割溝12の開口部上方に突出してなる第2の直線L2とのなす角度θが、90度以上110度以下である。したがって、分割溝12の開口部近傍に形成された突起部を除去するための、例えばレーザスクライブなどの工程が実施されておらず、分割溝を形成する際に前記突起部が形成されていないことが分かる。したがって、前記突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、前記研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができる。
また、本実施形態における分割溝12も、多数個取りセラミック配線基板11を形成する以前、すなわち焼成前のグリーンシートに対して、例えばYAGレーザ、COレーザ、SHG−YAGレーザ、THG−YAGレーザ、エキシマレーザ等のレーザ光源を用い、走査速度を40mm/s〜100mm/s、操作回数を2〜3回とすることで形成することができる。但し、ここに示した条件はあくまでも一例であり、多数個取りセラミック配線基板11の種類に応じて適宜に設定する。
(実施例)
Al(90%)+ガラス成分(SiO,CaO及びMgO:合計10%)を主成分とするセラミック粉末をポットに入れ、さらにアクリル樹脂バインダ120g、溶剤(MEK)及び可塑剤(DOP)を前記ポットに入れて、5時間混合し、セラミックスラリーを得た。次いで、このセラミックスラリーからドクターブレード法により厚み0.15mmのグリーンシートを得た。
次いで、上記グリーンシートに対して、発振周波数7kHzのYAGレーザを用い、レーザ出力を4.1Wにするとともに、走査速度を100mm/s、走査回数を3回に設定することによって、レーザスクライブを行い、後の分割溝に相当する溝を形成した。次いで、前記グリーンシートを1550℃で30分間焼成し、セラミック焼結体、すなわち多数個取りセラミック配線基板を得た。
次いで、上記のようにして得た多数個取りセラミック配線基板に形成された分割溝の評価を実施した。なお、得られた分割溝の深さは約0.44mmであった。また、図1に示す基板面11Aに垂直な方向おける線分AB及び線分CD間の、最大離間距離Hは、5.63mm〜5.66mmの範囲で変化し、図2に示す比W2/W1は、0.52〜0.65の範囲で変化し、図3に示す角度θは、93度〜96度の範囲で変化することが判明した。
したがって、本実施例における最大離間距離H、比W2/W1及び角度θは、いずれも本発明の要件を満足することが分かる。この結果、上記分割溝を形成する際には、その近傍に突起部が形成されておらず、前記突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要がないので、前記研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制し、ダストの発生を抑制することができることが分かる。
(比較例)
実施例同様にして厚さ0.15mmのグリーンシートを得た後、上述したレーザの代わりに金型を用いて後の分割溝に相当する溝を形成し、1550℃で30分間焼成し、セラミック焼結体、すなわち多数個取りセラミック配線基板を得た。
実施例同様に、前記分割溝の評価を実施したところ、図1に示す最大離間距離Hは、16mmであり、図2に示す比W2/W1は0.3であり、図3に示す角度θは110〜120度であることが判明した。
したがって、本比較例における最大離間距離H、比W2/W1及び角度θは、いずれも本発明の要件を満足せず、上記分割溝を形成する際には、その近傍に比較的大きな突起部が形成されるため、前記突起部を削除するための研磨等の機械加工を行う必要があることが分かる。結果として、前記研磨に伴うセラミック破砕の生成を抑制することができず、前記セラミック破砕に起因したダストが発生することが分かる。
以上、本発明を具体例を挙げながら詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
11 多数個取りセラミック配線基板
12 分割溝

Claims (5)

  1. 部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板を縦・横方向に複数配列してなる多数個取りセラミック配線基板であって、
    前記セラミック配線基板に分割するために形成された溝が、この溝の開口部の両端A及びBを結ぶ線分をABとするとともに、前記セラミック配線基板上で、前記線分ABの中心Oから左右又は前後方に0.3mm離隔した点をそれぞれC及びDとし、これらの点を結ぶ線分をCDとした場合において、前記セラミック配線基板の、基板面に垂直な方向おける線分AB及び線分CD間の、最大離間距離が10μm以下なる関係を満たすことを特徴とする、多数個取りセラミック配線基板。
  2. 前記セラミック配線基板に分割するために形成された溝は、この溝の開口部の幅をW1とし、前記溝の、前記開口部から底部に向けた、溝深さ全体の80%の位置における前記溝の幅をW2とした場合において、W2/W1≧0.4なる関係を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の多数個取りセラミック配線基板。
  3. 前記セラミック配線基板に分割するために形成された溝が、前記セラミック配線基板の上面に沿うとともに前記溝部内に突出してなる第1の直線L1と、前記溝の内壁面に沿うとともに前記溝の開口部上方に突出してなる第2の直線L2とのなす角度が、90度以上110度以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の多数個取りセラミック配線基板。
  4. 部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板を縦・横方向に複数配列してなる多数個取りセラミック配線基板であって、
    前記セラミック配線基板を前記複数のセラミック配線基板片に分割するために形成された溝が、この溝の開口部の幅をW1とし、前記溝の、前記開口部から底部に向けた、溝深さ全体の80%の位置における前記溝の幅をW2とした場合において、W2/W1≧0.4なる関係を満たすことを特徴とする、多数個取りセラミック配線基板。
  5. 部品を搭載するための平面領域を含むセラミック配線基板を縦・横方向に複数配列してなる多数個取りセラミック配線基板であって、
    前記セラミック配線基板を前記複数のセラミック配線基板片に分割するために形成された溝が、前記セラミック配線基板の上面に沿うとともに前記溝部内に突出してなる第1の直線L1と、前記溝の内壁面に沿うとともに前記溝の開口部上方に突出してなる第2の直線L2とのなす角度が、90度以上110度以下であることを特徴とする、多数個取りセラミック配線基板。
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