JP2010225300A - 扁平形電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】台座と正極との電気的な接触性を十分に確保し、内部抵抗の上昇を抑制可能な扁平形電池を提供する。
【解決手段】本発明の扁平形電池は、有底円筒状の正極容器4と、有天円筒状の負極容器5により形成された空間内に、円盤形状の正極1と円盤形状の負極2がセパレータ3を介して収容されたものであり、正極12の周囲に配置された、L字状の断面を有する環状の台座を含む。台座7と正極1との接触面には、導電性材料が塗布されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、扁平形電池に関する。
最近、タイヤ空気圧センサなどのように激しく振動する状態で使用される機器の電源として使用できる電池が必要とされるようになってきた。このような用途に使用される電池の一例としては、図1に示すように、円盤形状の正極1と、円盤形状の負極2と、セパレータ3と、有底円筒形状の正極缶4と、有天円筒形状の負極容器5と、環状のパッキング6と、L字状の断面を有する環状の台座7とを備えた扁平形電池が知られている。台座7は、正極1の膨張方向を規制するものである。
しかし、タイヤ空気圧センサは車両のタイヤ内部に設置されるため、走行中、遠心力や振動などの衝撃が伝わりやすい。そのため、正極1と負極2とが対向位置からずれて容量が劣化したり、隣接するパッキング6に接触して割れたりするなどの問題が生じる。さらに、タイヤ空気圧センサは上下方向にも振動するため、正極容器4と台座7との密着性が不足し、正極1と正極容器4との電気的な接触性が十分に確保できない状態となる可能性がある。
このような問題を解決するため、たとえば、特許文献1では、台座7を正極容器4の底面部に溶接することで、電池の放電特性の安定化を図っている。
特開平01−320760号公報
しかしながら、台座を正極容器に溶接するにあたり、正極が台座と一体化されている場合、台座が一体化された正極を正極容器内に収容した後に正極容器の外部から溶接することになるため、溶接の信頼性に欠け、台座内に収容されている正極に悪影響を及ぼす可能性がある。また、扁平形電池の作製(組み立て)後に台座の溶接を行うと、扁平形電池内に収容されている非水電解液にも悪影響を及ぼす可能性がある。
一方、予め台座を正極容器に溶接しておき、その後、正極1を台座内に挿入する場合には、上記のような問題は起こらない。しかし、正極1は、通常、二酸化マンガンとカーボンブラック等の粉体とバインダーとを用いて成形されるものであるため強度が弱く、正極1が台座7内に挿入される際に台座に接触すると、正極1に割れや欠けが発生し、その破片が電池内に存在することで種々の問題を引き起こす可能性がある。このような問題を防ぐためには、正極の外周面と台座の内周面との間にクリアランスを確保しなければならないが、クリアランスを確保した場合、未放電状態において、正極と台座との電気的な接触性が不十分となり、内部抵抗が高くなる可能性がある。内部抵抗が高くなると、放電性能が劣るという問題が生じる。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、正極と正極容器との電気的な接触を向上させ、内部抵抗の上昇を抑制できる扁平形電池及びその製造方法を提供する。
本発明の扁平形電池は、有底円筒状の正極容器と有天円筒状の負極容器により形成された空間内に、円盤形状の正極と円盤形状の負極がセパレータを介して収容された扁平形電池において、前記正極の周囲に配置された、L字状の断面を有する環状の台座を含み、前記台座と前記正極との接触面には、導電性材料が塗布されていることを特徴とする。
本発明の扁平形電池の製造方法は、L字状の断面を有する環状の台座の内面に導電性材料を塗布する工程と、前記台座内に、円盤形状の正極を挿入する工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、台座と正極との電気的な接触性を十分に確保して、内部抵抗の上昇を抑制可能な扁平形電池を実現できる。
扁平形電池の一例を示す概略断面図である。
本発明の扁平形電池は、有底円筒状の正極容器と有天円筒状の負極容器により形成された空間内に、円盤形状の正極と円盤形状の負極がセパレータを介して収容された扁平形電池において、上記正極の周囲に配置された、L字状の断面を有する環状の台座を含み、上記台座と上記正極との接触面には、導電性材料が塗布されていることを特徴とする。
上記台座と上記正極との接触面に導電性材料が塗布されていることにより、台座と正極との電気的な接触性を十分に確保し、内部抵抗の上昇を抑制可能な扁平形電池を実現できる。
本発明の扁平形電池の製造方法は、L字状の断面を有する環状の台座の内面に導電性材料を塗布する工程と、上記台座内に、円盤形状の正極を挿入する工程とを含むことを特徴とする。
上記台座と上記正極との接触面に導電性材料を塗布することにより、正極容器に溶接された台座と正極との電気的な接触性を十分に確保し、内部抵抗の上昇を抑制可能な扁平形電池を実現できる。
上記正極は、上記台座に塗布された上記導電性材料が乾燥する前に上記台座内に挿入することが好ましい。導電性材料が接着剤としての役割を果たすため、正極と台座とを接着でき、耐振動性、耐衝撃性を向上させた扁平形電池を実現できる。
以下、本発明の実施形態について図1を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は、本発明の扁平形電池の一例を示す概略断面図である。
本実施形態の扁平形電池は、図1に示すように、円盤形状の正極1、円盤形状の負極2、セパレータ3、有底円筒状の正極容器4、有天円筒状の負極容器5、環状のパッキング6、及び、L字状の断面を有する環状の台座7を備え、電池内に非水電解液が充填されている。
また、本実施形態の扁平形電池は、台座7と正極1との電気的な接触性を確保するために、台座7と正極1との接触面に導電性材料が塗布されている。導電性材料を塗布するにあたっては、台座7内に正極1を挿入する前に台座7の内面に導電性材料を塗布すれば、台座7と正極1との電気的な接触性を向上でき、その結果、正極1と正極容器4との電気的な接触性が向上し、内部抵抗を抑制できる。また、台座7内に正極1を挿入する前に、台座7だけでなく正極1にも塗布すると、塗布された導電性材料が正極1に吸収され、正極1の導電性を高めることができる。
上記導電性材料は、接着剤としての役割も果たすことが可能である。たとえば、台座7に塗布された導電性材料が乾燥する前に正極1を台座7内に挿入すると、台座7と正極1とを接着でき、台座7と正極1との密着性を向上できるため、これにより台座7と正極1との電気的な接触性がより向上することになる。
上記導電性材料としては、カーボンペースト、銀ペーストなどを用いることができる。コスト面を考えると、特にカーボンペーストが好ましい。
カーボンペーストは、例えば、黒鉛を水ガラスと分散剤を用いて水中に分散させたものであり、水ガラスが空気中の二酸化炭素と反応することにより、接着剤としての役割を果たすこともできる。そのため、正極1と台座7とを接着させることができる。導電性材料により正極1が台座7に接着した場合には、耐振動性、内部抵抗低下の面でより好ましい。
台座7と正極1との接触面に塗布される導電性材料の塗布量、あるいは塗布後の厚みについては、内部抵抗を低下できれば特に制限はないが、乾燥後の塗布量が1mg/cm2以上10mg/cm2であることが好ましく、あるいは、塗布後の厚みが5〜50μmであることが好ましい。導電性材料の乾燥後の塗布量が少ない、あるいは塗布後の厚みが薄すぎる場合、安定した導電性が得られず、内部抵抗の低下効果が充分に発揮されない可能性がある。導電性材料の乾燥後の塗布量が多い、あるいは、塗布後の厚みが厚すぎる場合、電池内での占有体積が大きくなり、他の構成要素(電極や電解液など)を収容できる体積が小さくなる可能性がある。また、導電性材料としてカーボンペーストを用いた場合には、接触抵抗の低減による内部抵抗の低下には寄与するが、カーボンペースト自体の抵抗はそれ程低くないため、カーボンペーストの塗布量が多すぎると、かえって導電性を形成し難くなるという問題が発生するため、カーボンペーストの塗布量に注意が必要である。
正極1に含まれる正極活物質としては、例えば、LiCoO2 、LiNiO2 、LiNixCo1-x2 のほか、LiMnO2 、LiMnO2 、LiNixMn1-x2 、LiMn3 6 、二酸化マンガンなどのマンガン含有酸化物、フッ化炭素などを用いることができる。
正極1の作製にあたっては、通常、その正極活物質に加えて、導電助剤およびバインダーが用いられる。上記導電助剤としては、例えば、カーボンブラック、鱗片状黒鉛、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、繊維状炭素などが用いられ、バインダーとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシメチルセルロース、スチレンブタジエンラバーなどが用いられる。そして、正極の作製にあたっては、正極活物質と導電助剤とバインダーとを混合して調製した正極合剤を加圧成形することによって作製される。ただし、正極の作製方法は、上記例示の方法のみに限られることなく、他の方法によってもよい。
負極2に含まれる負極活物質としては、特に限定されるものではなく、例えば、金属リチウム、リチウム−アルミニウム、リチウム−鉛、リチウム−ビスマス、リチウム−インジウム、リチウム−ガリウム、リチウム−インジウム−ガリウムなどのリチウム合金、炭素質材料、リチウムチタン酸化物に代表される金属酸化物などが挙げられる。上記負極活物質はそれ単独で負極を形成してもよいし、正極と同様にして負極合剤を作製し、これを集電体に塗布し、乾燥した後、加圧成形することによって負極2を作製してもよい。
セパレータ3としては、微孔性樹脂フィルム、樹脂不織布のいずれも用いることができる。その材質としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィンのほか、耐熱用途として、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合体などのフッ素樹脂、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。また、上記材質の微孔性フィルムと不織布とを複数積層する、あるいは微孔性フィルム同士や不織布同士を複数積層することにより構成される複層体を用いることもできる。
正極容器4及び負極容器5としては、例えば、ステンレス鋼製や、鉄製で表面をニッケルめっきしたもの等を用いることができる。
パッキング6としては、ポリプロピレン樹脂やポリフェニレンサルファイド樹脂などの弾性及び絶縁性に優れたプラスチック材を用いることができる。
台座7としては、金属製、例えばステンレス鋼製のものを用いることができる。また、台座7は、正極1の挿入に先立って、正極容器4の底面部に溶接される。正極1の挿入後に台座7を溶接すると、台座7内に挿入されている正極1に影響を及ぼす可能性がある。溶接方法としては、電気的なスポット溶接の他、レーザ溶接、超音波溶接などを用いることができ、正極容器4の内側または外側のいずれから溶接しても良い。
電池内に充填される非水電解液としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネートなどの環状炭酸エステル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネートなどの鎖状炭酸エステル、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム(ジエチレングリコールジメチルエーテル)、トリグライム(トリエチレングリコールジメチルエーテル)、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)、メトキシエトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフランなどのエーテル、より選択される1種の溶媒あるいは2種以上の混合溶媒に、電解質塩を溶解させたものが用いられる。
次に、本実施形態の扁平形電池の製造方法について説明する。
まず、正極容器4の底面部に台座7を溶接する。台座7の正極1との接触面(台座7の内面全面)に導電性材料を塗布した後、台座7内に正極1を挿入する。
一方、負極2については、負極容器5の天面部に圧着し、負極容器5の外周縁部に、負極容器5の下方から環状のパッキングを装着する。
そして、上記正極1の正極容器4の底面部側とは反対側の主面上(図1において、正極1の上側主面上)に、セパレータを介して、上記負極2を配置する。
その後、電池内部に非水電解液を注入してから、正極容器4の開口端部を内方に向かって締め付ける。これにより、負極容器5の外周面に装着されたパッキング6が押圧され、負極容器5の外周縁部と、正極容器4の開口端部の内周面とが圧接され密封される。このようにして図1に示す構造の扁平形電池が作製される。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は下記実施例のみに限定されない。
(実施例1)
正極1については、まず、正極活物質として二酸化マンガンと、導電助剤として人造黒鉛と、バインダーとしてテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共重合体を準備し、二酸化マンガンが91.7質量%、人造黒鉛が7.6質量%、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共重合体が0.7質量%となるように混合して正極合剤を調製し、調製後の正極合剤を金型に充填して加圧成形することにより、正極1を作製した。この正極1は直径19mm、厚さ3mmの円盤形状をしている。
正極容器4及び負極容器5としては、ステンレス鋼製の缶を準備した。以下、正極容器を正極缶と称し、負極容器を負極缶と称する。
台座7としては、ステンレス鋼製のものを準備した。台座7の周壁部の長さは2.5mm、厚みは100μmとした。台座7の上端側の開口部の内径(周壁部の内径)は19.5mm、台座7の底部側の開口部の内径は、15.0mmとした。
負極2については、厚さ1.0mmのリチウム板と、厚さ6μmのアルミニウム箔とを積層したものを、直径が19mmの円盤形状となるように打ち抜くことにより作製した。負極2は、電池の組み立て後、非水電解液の存在下で電気化学的に合金化され、リチウム−アルミニウム合金で構成されることになる。
非水電解液としては、プロピレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタンとの体積比1:1の混合溶媒にLiClO4を0.5mol/l溶解させたものを準備した。
セパレータ3としては、厚み400μmの不織布を準備した。パッキング6としては、ポリフェニレンサルファイド製のものを準備した。
そして、以下のようにして電池の組み立てを行った。
まず、台座7を正極缶4の底面部に溶接した。そして、正極缶4に溶接された台座7の内面に、導電性材料であるカーボンペーストを塗布した。ここで使用したカーボンペーストは、日本黒鉛工業(株)製の“バニーハイトIV−174(商品名)”であり、その成分は、黒鉛26質量%、水ガラス15.5質量%、分散剤2質量%、イオン交換水56.5質量%である。カーボンペーストは、乾燥後の塗布量が5mg/cm2となるように塗布した。そして、塗布したカーボンペーストが乾燥する前に正極1を台座7内に挿入し、台座7に正極1を接着させた。カーボンペーストは、台座7に塗布した後、105±5℃の温度で乾燥して配置した。
一方、負極2については、負極缶5の天面部に圧着し、負極缶5の外周縁部には、負極缶5の下方からポリフェニレンサルファイド製のパッキング6を装着した。
そして、台座7内に挿入された上記正極1の上側主面上に、セパレータ3を介して、上記負極2を配置した。その後、電池内部に非水電解液を0.5ml注入し、正極缶4の開口端部を内方に向かって締め付けた。
このようにして図1に示す構造の厚さ5mm、直径24mmの扁平形電池を作製した。
(実施例2)
本実施例2の扁平形電池は、正極1と台座7とを接着していないこと以外、上記実施例1と同様にして作製した。本実施例2では、正極1と台座7とを接着させないために、台座7の内面に塗布されたカーボンペーストを乾燥させた後に正極1を挿入した。
(実施例3)
本実施例3の扁平形電池は、正極1と台座7とを接着せず、カーボンペーストを台座7及び正極1に塗布したこと以外、上記実施例1と同様にして作製した。
(比較例1)
本比較例1の扁平形電池は、台座7の内面へのカーボンペーストの塗布を行わなかったこと以外、上記実施例1と同様にして作製した。
上記実施例1〜3、及び比較例1の扁平形電池について、安定電圧を得るために、予備放電、エージングを行った後、各扁平形電池の内部抵抗を測定した。内部抵抗の測定は交流インピーダンス測定(1kHz)で行った。
内部抵抗が8Ω以上の扁平形電池を不良品と判定した。上記各扁平形電池の試料数は100個とし、そのうちの不良品の個数を調べるとともに、内部抵抗の平均値を求めた。結果を表1に示す。
Figure 2010225300
表1に示す結果から明らかなように、台座7と正極1との接触面にカーボンペーストを塗布した実施例1〜3の扁平形電池は、カーボンペーストを塗布していない比較例1に比べ、不良品の発生を無くすことができることが分かった。
また、実施例1の扁平形電池の内部抵抗値が、実施例2、3に比べて低い値となっていることから、カーボンペーストにより台座7と正極1とが接着され、耐振動性、耐衝撃性を向上できたと考えられる。
本発明の扁平形電池は、振動などの影響を受けにくい電池として、タイヤ空気圧センサの電源に利用可能である。
1 正極
2 負極
3 セパレータ
4 正極容器(正極缶)
5 負極容器(負極缶)
6 パッキング
7 台座

Claims (4)

  1. 有底円筒状の正極容器と有天円筒状の負極容器により形成された空間内に、円盤形状の正極と円盤形状の負極がセパレータを介して収容された扁平形電池において、
    前記正極の周囲に配置された、L字状の断面を有する環状の台座を含み、
    前記台座と前記正極との接触面には、導電性材料が塗布されていることを特徴とする扁平形電池。
  2. 前記導電性材料は、銀ペーストまたはカーボンペーストである請求項1に記載の扁平形電池。
  3. 請求項1に記載の扁平形電池を製造する方法であって、
    L字状の断面を有する環状の台座の内面に導電性材料を塗布する工程と、
    前記台座内に、円盤形状の正極を挿入する工程とを含むことを特徴とする扁平形電池の製造方法。
  4. 前記正極は、前記台座に塗布された前記導電性材料が乾燥する前に前記台座内に挿入する請求項3に記載の扁平形電池の製造方法。
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