JP2010225057A - クロック切替回路、集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

クロック切替回路、集積回路装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のクロックを切り替え可能なクロック切替回路、集積回路装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】 クロック切替回路は、セレクト信号SAに基づいて複数のクロックCKA1〜CKAnのいずれかを選択し、選択されたクロックを選択クロックSQAとして出力するセレクター10と、マスク信号MQAに基づいて選択クロックSQAをマスクし、マスク後の選択クロックSQAを出力クロックCKQAとして出力するマスク回路20と、マスク信号MQAとセレクト信号SAを生成するマスク信号生成回路30と、を含み、マスク信号生成回路30は、マスク信号MQAをアクティブにした後にセレクト信号SAの信号レベルを切り替え、セレクト信号SAの信号レベルを切り替えた後の選択クロックSQAの信号レベルの変化が検出されたことを条件に、マスク信号MQAを非アクティブにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、クロック切替回路、集積回路装置及び電子機器等に関する。
マイクロコンピューター等の集積回路装置では、一般的に、周波数の異なる複数のクロックを切り替えてシステムクロック(内部クロック)として用いている。例えば、高精度な周波数を得るための水晶発振器、マイクロコンピューターを高周波数で動作させるためのセラミック発振器等が設けられ、これらの発振器により生成されるクロックが選択されてマイクロコンピューターのコア回路(CPU等)に供給される。このように、マイクロコンピューター等の集積回路装置では、複数のクロックを切り替えるという課題がある。
例えば、クロックを切り替える際に、切り替えるクロックの位相関係等によって出力クロックにグリッチ(不要パルス)が発生することがある。グリッチのあるクロックがコア回路に入力されると、コア回路が誤動作する可能性があるため、グリッチを発生させずにクロックを切り替える必要がある。また、様々な周波数のクロックをシステムクロックとして用いる可能性や、3つ以上の多数のクロックを切り替えて用いる場合もある。そのため、任意の周波数比のクロックを互いに切り替え可能にし、3つ以上のクロックを互いに切り替え可能にする必要がある。
なお、特許文献1には、2系統のクロックを切り替え、切り替え時に発生するグリッチ及び位相跳躍を防止する手法が開示されている。
特開平9−98161号公報
本発明の幾つかの態様によれば、複数のクロックを切り替え可能なクロック切替回路、集積回路装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、セレクト信号に基づいて複数のクロックのいずれかを選択し、選択されたクロックを選択クロックとして出力するセレクターと、マスク信号に基づいて前記選択クロックをマスクし、マスク後の前記選択クロックを出力クロックとして出力するマスク回路と、前記マスク信号と前記セレクト信号を生成するマスク信号生成回路と、を含み、前記マスク信号生成回路は、前記マスク信号をアクティブにした後に前記セレクト信号の信号レベルを切り替え、前記セレクト信号の信号レベルを切り替えた後の前記選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件に、前記マスク信号を非アクティブにするクロック切替回路に関係する。
本発明の一態様によれば、マスク信号生成回路が、マスク信号をアクティブにした後にセレクト信号の信号レベルを切り替え、セレクターが、そのセレクト信号に基づいて複数のクロックのいずれかを選択して選択クロックを出力し、マスク信号生成回路が、セレクト信号の信号レベルを切り替えた後の選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件に、マスク信号を非アクティブにし、マスク回路が、マスク信号に基づいて選択クロックをマスクして出力クロックを出力する。
このように、本発明の一態様によれば、マスク信号をアクティブにした後にセレクト信号の信号レベルを切り替える。これにより、マスク信号に基づいて選択クロックがマスクされている期間において、セレクト信号に基づいてクロックを切り替えることができる。また、本発明の一態様によれば、セレクト信号の信号レベルを切り替えた後の選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件に、マスク信号を非アクティブにする。これにより、セレクト信号の信号レベルを切り替えた後の選択クロックの信号レベルの変化が検出されるまでの間、選択クロックをマスクしておくことができる。例えば、クロック切替の際に選択クロックにHレベルのグリッチが生じた場合でも、そのグリッチの立ち下がりエッジが検出されたことを条件にマスク信号を非アクティブにすることで、そのグリッチをマスクすることができる。このようにして、本発明の一態様では、出力クロックにグリッチを生じることなく複数のクロックを切り替えることができる。
また、本発明の一態様では、前記マスク信号生成回路は、前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングして、前記マスク信号をアクティブにしてもよい。
本発明の一態様によれば、出力クロックまたは出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングすることで、マスク信号をアクティブにできる。これにより、クロック切替前において複数のクロックのいずれが選択されている場合でも、マスク信号をアクティブにできる。また、上述のように、セレクト信号の信号レベルを切り替えた後の選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件にマスク信号を非アクティブにすることで、クロック切替後において複数のクロックのいずれが選択される場合でも、マスク信号を非アクティブにできる。このようにして、複数のクロックの任意のクロック間の切り替えにおいてマスク信号を生成できる。これにより、複数のクロックとして3以上のクロックを切り替える場合であっても、グリッジを発生させることなくクロックの切り替えを行うことができる。
また、本発明の一態様では、前記マスク信号生成回路は、前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングすることで生成した信号を遅延させた信号に基づいて、前記セレクト信号を出力してもよい。
このようにすれば、セレクト信号の信号レベルを切り替えるタイミングを、マスク信号がアクティブにされるタイミングより遅くできる。これにより、選択クロックがマスクされている期間にクロックを切り替えることができる。
また、本発明の一態様では、前記マスク信号生成回路は、前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングして、第1の出力信号を出力する第1のフリップフロップ回路と、前記選択クロックに基づいて前記第1の出力信号をサンプリングして、第2の出力信号を出力する第2のフリップフロップ回路と、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の排他的論理和を求めて、前記マスク信号を出力する排他的論理和回路と、を含み、前記セレクターは、前記第1の出力信号に基づく前記セレクト信号を受けて、前記複数のクロックの第1のクロックと第2のクロックのいずれかを選択してもよい。
本発明の一態様によれば、第1のフリップフロップ回路を含むことで、出力クロックまたは出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングして、マスク信号をアクティブにできる。また、本発明の一態様によれば、第2のフリップフロップ回路が、選択クロックに基づいて第1の出力信号をサンプリングすることで、選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件にマスク信号を非アクティブにできる。このようにして、グリッチを発生させることなく第1のクロック、第2のクロックを切り替えるクロック切替回路を実現できる。
また、本発明の一態様では、前記マスク信号生成回路は、前記第1のフリップフロップ回路からの前記第1の出力信号を受けて、前記セレクト信号を出力するディレイ回路を含んでもよい。
このようにすれば、出力クロックまたは出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングすることで生成した信号である第1の出力信号を遅延させ、その遅延させた第1の出力信号に基づいて、セレクト信号を出力できる。
また、本発明の一態様では、前記マスク信号生成回路は、前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングして、第1の出力信号を出力する第1のフリップフロップ回路と、前記選択クロックに基づいて前記第1の出力信号をサンプリングして、第2の出力信号を出力する第2のフリップフロップ回路と、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の排他的論理和を求めて、第1のマスク信号を出力する第1の排他的論理和回路と、前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングして、第3の出力信号を出力する第3のフリップフロップ回路と、前記選択クロックに基づいて前記第3の出力信号をサンプリングして、第4の出力信号を出力する第4のフリップフロップ回路と、前記第3の出力信号と前記第4の出力信号の排他的論理和を求めて、第2のマスク信号を出力する第2の排他的論理和回路と、前記第1のマスク信号と前記第2のマスク信号に基づいて、前記マスク信号を出力するマスク信号出力回路と、を含み、前記セレクターは、前記第1の出力信号と前記第3の出力信号とに基づく前記セレクト信号を受けて、前記複数のクロックの第1のクロック〜第4のクロックのいずれかを選択してもよい。
本発明の一態様によれば、第1、第3のフリップフロップ回路を含むことで、出力クロックまたは出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングして、マスク信号をアクティブにできる。また、本発明の一態様によれば、第2、第4のフリップフロップ回路が、選択クロックに基づいて第1、第3の出力信号をサンプリングすることで、選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件にマスク信号を非アクティブにできる。このようにして、グリッチを発生させることなく第1〜第4のクロックを切り替えるクロック切替回路を実現できる。
また、本発明の一態様では、前記マスク信号生成回路は、前記第1のフリップフロップ回路からの前記第1の出力信号と、前記第3のフリップフロップ回路からの前記第3の出力信号とを受けて、前記セレクト信号を出力するディレイ回路を含んでもよい。
このようにすれば、出力クロックまたは出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングすることで生成した信号である第1、第3の出力信号を遅延させ、その遅延させた第1、第3の出力信号に基づいて、セレクト信号を出力できる。
また、本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載のクロック切替回路を含む集積回路装置に関係する。
また、本発明の他の態様は、上記に記載の集積回路装置を含む電子機器に関係する。
本実施形態の比較例。 比較例の信号波形例。 本実施形態のクロック切替回路の構成例。 構成例のクロック切替回路の信号波形例。 構成例のクロック切替回路の信号波形例。 本実施形態のクロック切替回路の第1の詳細な構成例。 第1の詳細な構成例のクロック切替回路の信号波形例。 本実施形態のクロック切替回路の第2の詳細な構成例。 第2の詳細な構成例のクロック切替回路の信号波形例。 集積回路装置の構成例。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.比較例
図1、図2を用いて、本実施形態の比較例について説明する。図1に、比較例のクロック切替回路を示す。この比較例のクロック切替回路は、フリップフロップ回路FF1〜FF4、イネーブル信号生成回路ENC、セレクターSLを含み、クロックCK1と、クロックCK1よりも周波数の高いクロックCK2とを相互に切り替える回路である。
具体的には、FF1は、CK1をCK2の立ち上がりでラッチ(保持)し、出力信号Q1を出力する。FF2は、FF1からの出力信号Q1をCK2の立ち上がりでラッチし、出力信号Q2を出力する。ENCは、Q1がLレベル、Q2がHレベルのとき、イネーブル信号をHレベルにする。FF3は、CPU(Central Processing Unit)等からのクロック切替信号CKSWをCK2の立ち上がりでラッチし、出力信号Q3を出力する。FF4は、ENがHレベルのときにQ3をCK2の立ち下がりでラッチし、出力信号Q4を出力する。SLは、Q4がLレベルのときCK1を選択し、Q4がHレベルのときCK2を選択し、選択したクロックを出力クロックCKQとして出力する。
図2に、比較例のクロック切替回路の信号波形例を示す。図2には、出力クロックCKQをCK2からCK1に切り替える場合の信号波形例を示す。図2のA1に示すように、CK2の立ち上がりでCK1がラッチされ、Q1がHレベルからLレベルにされる。A2に示すように、CK2の立ち上がりでQ1がラッチされ、Q2がHレベルからLレベルにされる。A3に示すように、Q1がLレベル、Q2がHレベルの期間において、ENがHレベルにされる。A4に示すように、クロック切替信号CKSWがHレベルからLレベルにされる。A5に示すように、CK2の立ち上がりでCKSWがラッチされ、Q3がHレベルからLレベルにされる。A6に示すように、ENがHレベルの期間において、CK2の立ち下がりでQ3がラッチされ、Q4がHレベルからLレベルにされる。そして、A7に示すように、出力クロックCKQがCK2からCK1に切り替えられる。このようにして、CK1、CK2がともにLレベルのときにCK1、CK2の切り替えが行われ、グリッチ(不要パルス、ヒゲ、ハザード)を発生させることなくクロックを切り替えられる。
しかしながら、この比較例のクロック切替回路では、クロックCK2でクロックCK1をサンプリングする。そのため、クロックCK2はクロックCK1より高周波数でなければならず、クロックCK2とクロックCK1との周波数比が2以上である必要がある。また、2つのクロックを相互に切り替え可能であるものの、3つ以上のクロックの切り替えには対応が困難となってしまう。
2.クロック切替回路
2.1.構成例
図3に、本実施形態のクロック切替回路の構成例を示す。図3に示すクロック切替回路は、セレクター10(選択回路)、マスク回路20、マスク信号生成回路30(広義には、制御回路)を含む。このクロック切替回路は、グリッチを発生させることなく、任意の周波数比の複数のクロックを切り替えて出力するための回路である。
セレクター10は、第1〜第nのクロックCKA1〜CKAn(複数のクロック。nは2以上の自然数)、マスク信号生成回路30からのセレクト信号SA(クロック選択信号)を受けて、選択クロックSQAを出力する。具体的には、セレクター10は、セレクト信号SAに基づいてクロックCKA1〜CKAnのいずれかを選択し、選択したクロックを選択クロックSQAとして出力する。例えば、セレクター10には1又は複数ビットのSAが入力され、そのSAの値に対応するクロックが選択されて出力される。セレクター10には、クロック生成回路により生成されたクロックが入力される。例えば、セレクター10には、水晶振動子・セラミック発振子等の固体振動子を用いた発振回路により生成されたクロックや、リングオシレーター等の内蔵発振回路により生成されたクロック、PLL(Phase-Locked Loop)により生成されたクロックが入力される。
マスク回路20は、選択クロックSQAを受けて、出力クロックCKQAを出力する。具体的には、マスク回路20は、マスク信号生成回路30からのマスク信号MQAに基づいて選択クロックSQAをマスクし、マスク後の選択クロックSQAを出力クロックCKQAとして出力する。すなわち、マスク回路20は、MQAが非アクティブ(広義には、第1の論理レベル)の期間において、SQA(または、SQAを反転、遅延等させたクロック)をCKQAとして出力する。また、マスク回路20は、MQAがアクティブ(広義には、第2の論理レベル)の期間において、LレベルまたはHレベル固定のCKQAを出力することでMQAをマスクする。
マスク信号生成回路30は、クロック切替信号CKSA、マスク回路20からの出力クロックCKQA、セレクター10からの選択クロックSQAを受けて、マスク信号MQA、セレクト信号SAを出力する。具体的には、マスク信号生成回路30は、クロック切替信号CKSAの信号レベルが切り替えられると、出力クロックCKQAに基づいてマスク信号MQAをアクティブにする。そして、マスク信号生成回路30は、マスク信号MQAのアクティブの期間においてセレクト信号SAの信号レベルを切り替え、選択クロックSQAに基づいてマスク信号MQAを非アクティブにする。例えば、マスク信号生成回路30は、CKSAをCKQA(または、CKQAの遅延クロック)の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジでサンプリングし、サンプリングにより生成した信号の信号レベルが変化したときにMQAをアクティブにする。そして、マスク信号生成回路30は、CKSAをサンプリングした信号の遅延信号に基づいてSAを出力して、SAの信号レベルを切り替える。マスク信号生成回路30は、SAに基づいてSQAが切り替えられた後において、SQAの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジ(信号レベルの変化)を検出すると、MQAを非アクティブにする。ここで、クロック切替信号CKSAは、例えばマイクロコンピューター(集積回路装置)内部のCPUから供給されてもよく、外部のホストコントローラーからレジスター値が設定される設定レジスターから供給されてもよい。
2.2.動作例
図4に、本実施形態のクロック切替回路の信号波形例を示す。図4には、複数のクロックCKA1〜CKAnのうちのクロックCKA1、CKA2を切り替える場合の信号波形例を示す。但し、本発明では、CKA1〜CKAnのうちの任意のクロック間の切り替えを行うことができる。
図4のB1に示すように、CKSAがLレベルからHレベル(または、HレベルからLレベル)にされ、B2に示すように、CKQAの立ち下がりエッジ(HレベルからLレベルの変化エッジ)でMQAがLレベルからHレベルにされる。B3に示すように、MQAがHレベルにされた後にSAがLレベルからHレベル(または、HレベルからLレベル)にされる。B4に示すように、SQAとして出力されるクロックがCKA1からCKA2に切り替えられる。B5に示すように、SQAの立ち下がりエッジでMQAがHレベルからLレベルにされる。そして、B6に示すように、MQAがHレベルである期間において、LレベルのCKQAが出力される。MQAがLレベルである期間においては、CKQAとしてSQAが出力される。
ここで、図4では、CKQAの立ち下がりエッジでMQAがアクティブにされ、SQAの立ち下がりエッジでMQAが非アクティブにされることで、SQA切り替えの際のHレベルのクロックパルスがマスクされる場合を例に説明した。但し、本発明では、CKQAの立ち上がりエッジでMQAがアクティブにされ、SQAの立ち上がりエッジでMQAが非アクティブにされることで、SQA切り替えの際のLレベルのクロックパルスがマスクされてもよい。
なお、図4では、MQAのアクティブをHレベル、非アクティブをLレベルとして説明した。但し、本発明では、MQAのアクティブがLレベル、非アクティブがHレベルであってもよい。
ここで、複数のクロックを切り替えて用いる集積回路装置において、クロックの切り替え時にグリッチが発生すると、そのクロックが供給される回路の誤動作を招いてしまう。そのため、グリッチを発生させることなく複数のクロックを切り替える必要があるという課題がある。
この点、本実施形態によれば、マスク信号生成回路30が、マスク信号MQAをアクティブにした後にセレクト信号SAの信号レベルを切り替え、セレクター10が、そのセレクト信号SAに基づいてクロックCKA1〜CKAnのいずれかを選択して選択クロックSQAを切り替え、マスク信号生成回路30が、選択クロックSQA切り替え後の選択クロックSQAの信号レベルの変化が検出されたことを条件にマスク信号MQAを非アクティブにし、マスク回路20が、マスク信号MQAに基づいて選択クロックSQAをマスクして出力クロックCKQAを出力する。
このように、本実施形態によれば、マスク信号MQAをアクティブにした後にセレクト信号SAの信号レベルを切り替える。これにより、出力クロックCKQAがマスクされている期間において、クロックCKA1〜CKAnのいずれかを選択して選択クロックSQAを切り替えることができる。また、本実施形態によれば、選択クロックSQA切り替え後の選択クロックSQAの信号レベルの変化が検出されたことを条件にマスク信号MQAを非アクティブにする。これにより、選択クロックSQAを切り替えた際に生じる半端なクロックパルスをマスクできる。このようにして、グリッチを生じることなく複数のクロックを切り替えることができる。
この点について、図5を用いて具体的に説明する。図5のC1に示すように、MQAがアクティブにされた後、C2に示すように、SAの信号レベルが切り替えられる。このとき、C3に示すように、SAの信号レベルの切り替えタイミングと切り替え後のクロックCKA2との関係によって、SQAに短いクロックパルス(グリッジ)が出力されることがある。本実施形態によれば、C4に示すように、SQA切り替え後におけるSQAの立ち下がりエッジでMQAが非アクティブにされることで、C5に示すように、Hレベルの短いクロックパルスをマスクしてクロックを切り替えることができる。ところで、SQA切り替えの際に非常に短いパルスが生じた場合には、そのパルスの立ち下がりエッジを検出できないことも考えられる。このとき、C6に示すように、次のSQAの立ち下がりエッジでMQAが非アクティブにされ、C7に示すように、CKQAがマスクされる期間が延長される。このように、本実施形態によれば、SQA切り替えの際のパルスの立ち下がりエッジを検出できないときでも、CKQAにグリッジを発生させることなくクロックを切り替えることができる。
ここで、上述の比較例のクロック切替回路では、切り替えるクロックの一方のクロックで他方のクロックをサンプリングするため、3つ以上のクロックを切り替えることが困難であった。また、サンプリングする側のクロックの周波数を、サンプリングされる側のクロックの周波数の2倍以上の周波数にする必要があるため、切り替えるクロックの周波数比に制限があった。
この点、本実施形態では、マスク信号生成回路30が、出力クロックCKQAまたは出力クロックCKQAの遅延クロックに基づいてクロック切替信号CKSAをサンプリングして、マスク信号MQAをアクティブにしてもよい。
本実施形態によれば、マスク信号生成回路30が、選択クロックSQA及び出力クロックCKQAに基づいて、マスク信号MQAとセレクト信号SAを生成できる。これにより、切り替えるクロックの一方のクロックで他方のクロックをサンプリングすることなくMQA、SAを生成できる。このようにして、切り替えるクロックの周波数比が制限されることなく、3つ以上のクロックの任意のクロック間の切り替えを実現できる。
また、本実施形態によれば、出力クロックCKQAまたは出力クロックCKQAの遅延クロックに基づいてクロック切替信号CKSAをサンプリングすることで、出力クロックCKQAまたは出力クロックCKQAの遅延クロックのエッジ出力後(信号レベルの変化後)にマスク信号MQAをアクティブにできる。これにより、SQAの切り替えの際に、切り替え前のクロックCKA1のクロックパルスを半端なクロックパルスとすることなく、クロックを切り替えることができる。例えば、図4等で説明したように、SQAの立ち下がりでMQAがアクティブにされると、切り替え前のクロックCKA1のHレベルのクロックパルスが出力され、CKA1がLレベルになった後にSQAが切り替わる。そして、切り替え後のクロックCK2の立ち下がりでMQAが非アクティブにされ、CKA2がLレベルのときにマスクが解除される。そうすると、CKQAには、マスク期間開始前においてCKA1のLレベル、マスク期間中においてLレベル、マスク期間終了後においてCKA2のLレベルが出力される。このようにして、切り替え前のクロックCKA1のHレベルのクロックパルスを半端なクロックにすることなく、クロックCKA2に切り替えることができる。
また、本実施形態では、マスク信号生成回路30が、出力クロックCKQAまたは出力クロックCKQAの遅延クロックに基づいてクロック切替信号CKSAをサンプリングすることで生成した信号を遅延させた信号に基づいて、セレクト信号SAを出力してもよい。
このようにすれば、マスク信号MQAをアクティブにした後にセレクト信号SAの信号レベルを切り替えることができる。具体的には、上述のように、マスク信号MQAは、出力クロックCKQAまたは出力クロックCKQAの遅延クロックに基づいてクロック切替信号CKSAをサンプリングすることで、アクティブにされる。そのため、CKQAまたはCKQAの遅延クロックに基づいてCKSAをサンプリングすることで生成した信号を遅延させた信号に基づいてSAを出力することで、MQAがアクティブにされるタイミングよりも遅いタイミングでSAを切り替えることができる。このようにして、マスク期間中においてクロックを切り替えることができる。
2.3.第1の詳細な構成例
図6に、本実施形態のクロック切替回路の第1の詳細な構成例を示す。図6に示すクロック切替回路は、セレクターSLB、論理積回路ANB、インバーターINB(反転論理回路)、第1、第2のフリップフロップ回路FFB1、FFB2、排他的論理和回路EXB、ディレイ回路DBを含む。このクロック切替回路は、複数のクロックとして第1、第2のクロックCKB1、CKB2をグリッジの発生なく切り替えるための回路である。なお、本発明のクロック切替回路は図6の構成に限定されず、構成要素の一部(例えば、ディレイ回路DB)を省略したり、他の構成要素を追加(例えば、ANBとFFB1との間に論理回路を追加)したりする等の種々の変形実施が可能である。
セレクターSLBは、ディレイ回路DBからのセレクト信号SBに基づいて、CKB1、CKB2のいずれかを選択して、選択クロックSQBを出力する。例えば、SLBは、SBがLレベルのときにCKB1を選択し、SBがHレベルのときにCKB2を選択する。例えば、SLBは、CMOSトランジスターによるトランスファーゲートにより構成されてもよく、選択されるクロックに対応するトランスファーゲートがオンにされることで、クロックが選択されてもよい。あるいは、SLBは、クロックドインバーターにより構成されてもよく、選択されるクロックに対応するクロックドインバーターが出力イネーブル状態にされることで、クロックが選択されてもよい。
フリップフロップ回路FFB1は、クロック切替信号CKSB2を出力クロックCKQBの立ち下がりエッジでラッチ(サンプリング)し、第1の出力信号QB1を出力する。フリップフロップ回路FFB2は、選択クロックSQBの立ち下がりでQB1をラッチ(サンプリング)し、第2の出力信号QB2を出力する。ディレイ回路DBは、QB1を遅延させ、遅延後のQB1をSBとして出力する。例えば、DBは、偶数個のインバーターを直列に接続した回路等の論理回路で構成されてもよく、RC回路により遅延時間が設定されるRCディレイ回路により構成されてもよい。排他的論理和回路EXBは、QB1、QB2の排他的論理和を求め、マスク信号MQBを出力する。具体的には、EXBは、QB1がLレベルでQB2がHレベルのとき、またはQB1がHレベルでQB2がLレベルのとき、MQBをHレベルにする。
インバーターINBは、マスク信号MQBの論理レベルを反転し、信号MQNBを出力する。すなわち、INBは、MQBがLレベルのときHレベルのMQNBを出力し、MQBがHレベルのときLレベルのMQNBを出力する。論理積回路ANBは、選択クロックSQBと信号MQNBとの論理積を求め、出力クロックCKQBを出力する。すなわち、ANBは、MQNBがLレベルのときLレベルのCKQBを出力してSQBをマスクし、MQNBがHレベルのときSQBをCKQBとして出力する。
図7に、第1の詳細な構成例のクロック切替回路の信号波形例を示す。図7のD1に示すように、CKSBがLレベルからHレベル(または、HレベルからLレベル)にされると、D2に示すように、CKQBの立ち下がりエッジでCKSBがラッチされ、QB1がLレベルからHレベルにされる。D3に示すように、MQBがLレベルからHレベルにされる。D4に示すように、QB1が遅延され、SBがLレベルからHレベルにされる。D5に示すように、SQBがCKB1からCKB2に切り替えられる。D6に示すように、SQBの立ち下がりエッジでQB1がラッチされ、QB2がLレベルからHレベルにされる。D7に示すように、MQBがHレベルからLレベルにされる。そして、D8に示すように、MQBがHレベルの期間においてLレベルのCKQBが出力されることでSQBがマスクされ、CKQBがCKB1からCKB2に切り替えられる。
本実施形態によれば、FFB1が、CKQBの立ち下がりエッジでCKSBをラッチしてQB1を出力することで、出力クロックCKQBに基づいてクロック切替信号CKSBをサンプリングできる。また、本実施形態によれば、EXBが、QB1の信号レベルが変化したときにMQBをアクティブにし、DBが、QB1の信号レベルの変化を遅延させてSBの信号レベルを変化させる。これにより、マスク信号MQBをアクティブにした後にセレクト信号SBの信号レベルを切り替えることができる。本実施形態によれば、FFB2が、SQBの立ち下がりエッジでQB1をラッチすることで、選択クロックSQBの信号レベルの変化を検出できる。そして、EXBが、QB2の信号レベルが変化したときにMQBを非アクティブにすることで、選択クロックSQBの信号レベルの変化が検出されたことを条件に、マスク信号MQBを非アクティブにできる。本実施形態によれば、DBが、QB1の信号レベルの変化を遅延させてSBの信号レベルを変化させることで、出力クロックCKQBに基づいてクロック切替信号CKSBをサンプリングすることで生成した信号QB1を遅延させた信号に基づいて、セレクト信号SBを出力できる。このようにして、本実施形態では、第1、第2のクロックCKB1、CKB2を、グリッジを発生させることなく切り替えることができる。
2.4.第2の詳細な構成例
図8に、本実施形態のクロック切替回路の第2の詳細な構成例を示す。図8に示すクロック切替回路は、セレクターSLC、論理積回路ANC、マスク信号出力回路NRC、第1〜第4のフリップフロップ回路FFC1〜FFC4、第1、第2の排他的論理和回路EXC1、EXC2、ディレイ回路DCを含む。このクロック切替回路は、複数のクロックとして第1〜第4のクロックCKC1〜CKC4をグリッジの発生なく切り替えるための回路である。なお、本発明のクロック切替回路は図8の構成に限定されず、構成要素の一部(例えば、ディレイ回路DC)を省略したり、他の構成要素を追加(例えば、ANCとFFC1、FFC2との間に論理回路を追加)したりする等の種々の変形実施が可能である。
セレクターSLCは、ディレイ回路DCからのセレクト信号SC1、SC2に基づいて、CKC1〜CKC4のいずれかを選択して、選択クロックSQCを出力する。具体的には、SLCは、セレクターSLC1〜SLC3を含む。そして、SLC1は、SC1に基づいてCKC1、CKC2のいずれかを選択し、クロックSQC1を出力する。SLC2は、SC1に基づいてCKC3、CKC4のいずれかを選択し、クロックSQC2を出力する。SLC3は、SC2に基づいてSQC1、SQC2のいずれかを選択し、選択クロックSQCを出力する。例えば、SLCは、(SC1,SC2)=(0,0)、(1,0)、(0,1)、(1,1)に応じて、それぞれCKC1、CKC2、CKC3、CKC4を選択する(0はLレベル、1はHレベル)。
フリップフロップ回路FFC1は、クロック切替信号CKSC[1:0]のCKSC[0]を出力クロックCKQCの立ち下がりエッジでラッチし、第1の出力信号QC1を出力する。フリップフロップ回路FFC2は、選択クロックSQCの立ち下がりでQC1をラッチし、第2の出力信号QC2を出力する。フリップフロップ回路FFC3は、クロック切替信号CKSC[1:0]のCKSC[1]を出力クロックCKQCの立ち下がりエッジでラッチし、第3の出力信号QC3を出力する。フリップフロップ回路FFC4は、選択クロックSQCの立ち下がりでQC3をラッチし、第4の出力信号QC4を出力する。ディレイ回路DCは、出力信号QC1、QC3を遅延させて、セレクト信号SC1、SC2を出力する。具体的には、DCは、第1、第2のディレイ回路DC1、DC2を含む。そして、DC1が、QC1を遅延させ、遅延後のQC1をSC1として出力し、DC2が、QC3を遅延させ、遅延後のQC3をSC2として出力する。排他的論理和回路EXC1は、QC1、QC2の排他的論理和を求め、第1のマスク信号MQC1を出力する。排他的論理和回路EXC2は、QC3、QC4の排他的論理和を求め、第2のマスク信号MQC2を出力する。マスク信号出力回路NRC(反転論理和回路、NOR回路)は、MQC1、MQC2の反転論理和を求めて、マスク信号MQCを出力する。すなわち、MQC1、MQC2がLレベルのときHレベルのMQCを出力し、その他のときLレベルのMQCを出力する。
論理積回路ANCは、選択クロックSQCとマスク信号MQCとの論理積を求め、出力クロックCKQCを出力する。すなわち、ANCは、MQCがLレベルのときLレベルのCKQCを出力してSQCをマスクし、MQCがHレベルのときSQCをCKQCとして出力する。
図9に、第2の詳細な構成例のクロック切替回路の信号波形例を示す。なお、図9には、CKC1〜CKC4のうちのCKC1からCKC4への切り替えについて信号波形例を示し、CKC2、CKC3の信号波形例については省略するものとする。
図9のE1に示すように、CKSC[0]がLレベルからHレベル(または、HレベルからLレベル)にされると、E2に示すように、CKQCの立ち下がりエッジでCKSC[0]がラッチされ、QC1がLレベルからHレベルにされる。E3に示すように、MQC1がLレベルからHレベルにされる。E4に示すように、QC1が遅延され、SC1がLレベルからHレベルにされる。同様に、CKSC[1]がLレベルからHレベル(または、HレベルからLレベル)にされると、QC3がLレベルからHレベルにされ、MQC2がLレベルからHレベルにされ、SC2がLレベルからHレベルにされる。そして、E5に示すように、SQCがCKC1からCKC4に切り替えられる。E6に示すように、SQCの立ち下がりエッジでQC1がラッチされ、QC2がLレベルからHレベルにされる。E7に示すように、MQC1がHレベルからLレベルにされる。同様に、QC4がLレベルからHレベルにされ、MQC2がHレベルからLレベルにされる。そして、E8に示すように、MQC1、MQC2(MQC1、MQC2の少なくとも一方)がHレベルの期間においてLレベルのCKQCが出力されることでSQCがマスクされ、CKQCがCKC1からCKC4に切り替えられる。
本実施形態によれば、第1〜第4のクロックCKC1〜CKC4の任意のクロック間の切り替えを、グリッジを発生させることなく行うことができる。なお、第2の詳細な構成例では、複数のクロックとして第1〜第4のクロックCKC1〜CKC4を切り替える構成例について説明した。但し、本発明では、複数のクロックとして第1〜第3のクロックを切り替えてもよい。例えば、図8に示す第2の詳細な構成例において、セレクターSLCが、第1〜第3のクロックCKC1〜CKC3のいずれかを選択してもよい。具体的には、SLCがSLC1、SLC3を含み、SLC1がCKC1、CKC2のいずれかを選択してSQC1を出力し、SLC3が、SQC1、CKC3のいずれかを選択してSQCを出力してもよい。
3.集積回路装置
図10に、本実施形態のクロック切替回路440を含む集積回路装置の構成例を示す。図10には、集積回路装置の構成例として、マイクロコンピューター400の構成例を示す。但し、本発明のクロック切替回路は、センサー用、通信用、AV用等の他のASIC等の集積回路装置にも適用できる。
図10に示すマイクロコンピューター400は、水晶発振回路410、CR発振回路420(内蔵クロック生成回路)、セラミック発振回路430、クロック切替回路440、CPU450、制御レジスター460を含む。
水晶発振回路410は、水晶振動子XTの発振を利用してクロックを生成する。CR発振回路420は、例えばCR回路で帰還されたリングオシレーターにより構成され、CR回路の容量値及び抵抗値により設定された周波数のクロックを生成する。セラミック発振回路430は、セラミック発振子CMの発振を利用してクロックを生成する。クロック切替回路440は、これらの発振回路からのクロックのいずれかを選択し、選択したクロックをCPU450に供給する。CPU450は、クロック切替回路440からのクロックを用いて各種の演算処理を行う。制御レジスター460には、マイクロコンピューター400を制御するためのレジスター値がCPU450から書き込まれる。制御レジスター460には、クロック切替を制御するためのレジスター値が書き込まれ、そのレジスター値がクロック切替信号としてクロック切替回路440に供給される。
4.電子機器
図11に本実施形態の集積回路装置200を含む電子機器の構成例を示す。この電子機器は、集積回路装置200、電気光学パネル210、操作部220、記憶部230、通信部240を含む。なお、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
集積回路装置200は、例えばマイクロコンピューター等であり、電気光学パネル210を駆動したり、電子機器の動作等に必要な各種の演算処理を行う。電気光学パネル210は、各種画像を表示するためのものであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等により実現される。操作部220は、ユーザーが各種情報を入力するためのものであり、各種ボタン、キーボード等により実現される。記憶部230は、各種データを記憶するものであり、RAMやROM等により実現される。通信部240は、外部との通信処理を行うものであり、無線や有線の通信用ASIC等により実現される。
なお、本実施形態により実現される電子機器としては、例えば時計、リモコン、携帯型情報端末、携帯電話機、各種家電装置等の種々の機器を想定できる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語(第1の論理レベル、第2の論理レベル、集積回路装置等)と共に記載された用語(アクティブ、非アクティブ、マイクロコンピューター等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。またマスク信号生成回路、マスク回路、クロック切替回路、集積回路装置、電子機器等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 セレクター、20 マスク回路、30 マスク信号生成回路、
200 集積回路装置、210 電気光学パネル、220 操作部、230 記憶部、
240 通信部、410 水晶発振回路、420 CR発振回路、
430 セラミック発振回路、440 クロック切替回路、450 CPU、
460 制御レジスター、
CKA1〜CKAn 複数のクロック、SQA 選択クロック、SA セレクト信号、
CKQA 出力クロック、MQA マスク信号、CKSA クロック切替信号、
FFB1 第1のフリップフロップ回路、FFB2 第2のフリップフロップ回路、
EXB 排他的論理和回路、DB ディレイ回路

Claims (9)

  1. セレクト信号に基づいて複数のクロックのいずれかを選択し、選択されたクロックを選択クロックとして出力するセレクターと、
    マスク信号に基づいて前記選択クロックをマスクし、マスク後の前記選択クロックを出力クロックとして出力するマスク回路と、
    前記マスク信号と前記セレクト信号を生成するマスク信号生成回路と、
    を含み、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記マスク信号をアクティブにした後に前記セレクト信号の信号レベルを切り替え、前記セレクト信号の信号レベルを切り替えた後の前記選択クロックの信号レベルの変化が検出されたことを条件に、前記マスク信号を非アクティブにすることを特徴とするクロック切替回路。
  2. 請求項1において、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいてクロック切替信号をサンプリングして、前記マスク信号をアクティブにすることを特徴とするクロック切替回路。
  3. 請求項2において、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングすることで生成した信号を遅延させた信号に基づいて、前記セレクト信号を出力することを特徴とするクロック切替回路。
  4. 請求項1において、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングして、第1の出力信号を出力する第1のフリップフロップ回路と、
    前記選択クロックに基づいて前記第1の出力信号をサンプリングして、第2の出力信号を出力する第2のフリップフロップ回路と、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の排他的論理和を求めて、前記マスク信号を出力する排他的論理和回路と、
    を含み、
    前記セレクターは、
    前記第1の出力信号に基づく前記セレクト信号を受けて、前記複数のクロックの第1のクロックと第2のクロックのいずれかを選択することを特徴とするクロック切替回路。
  5. 請求項4において、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記第1のフリップフロップ回路からの前記第1の出力信号を受けて、前記セレクト信号を出力するディレイ回路を含むことを特徴とするクロック切替回路。
  6. 請求項1において、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングして、第1の出力信号を出力する第1のフリップフロップ回路と、
    前記選択クロックに基づいて前記第1の出力信号をサンプリングして、第2の出力信号を出力する第2のフリップフロップ回路と、
    前記第1の出力信号と前記第2の出力信号の排他的論理和を求めて、第1のマスク信号を出力する第1の排他的論理和回路と、
    前記出力クロックまたは前記出力クロックの遅延クロックに基づいて前記クロック切替信号をサンプリングして、第3の出力信号を出力する第3のフリップフロップ回路と、
    前記選択クロックに基づいて前記第3の出力信号をサンプリングして、第4の出力信号を出力する第4のフリップフロップ回路と、
    前記第3の出力信号と前記第4の出力信号の排他的論理和を求めて、第2のマスク信号を出力する第2の排他的論理和回路と、
    前記第1のマスク信号と前記第2のマスク信号に基づいて、前記マスク信号を出力するマスク信号出力回路と、
    を含み、
    前記セレクターは、
    前記第1の出力信号と前記第3の出力信号とに基づく前記セレクト信号を受けて、前記複数のクロックの第1のクロック〜第4のクロックのいずれかを選択することを特徴とするクロック切替回路。
  7. 請求項6において、
    前記マスク信号生成回路は、
    前記第1のフリップフロップ回路からの前記第1の出力信号と、前記第3のフリップフロップ回路からの前記第3の出力信号とを受けて、前記セレクト信号を出力するディレイ回路を含むことを特徴とするクロック切替回路。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のクロック切替回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項8に記載の集積回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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