JP2010224900A - 運転支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の道路規制に対する意識を考慮した運転支援を行うことができる運転支援システムを提供する。
【解決手段】運転支援システム1では、交差点Iに優先自車両Xpが進入する際、当該交差点Iで非優先自車両として過去に走行したときの走行履歴情報が参照され、道路規制遵守レベルが算出され、この道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす場合に限り、路車間情報を用いた運転支援が実施される一方、規定レベルを満たさない場合、運転支援が実施されない。つまり、走行履歴情報に基づいて運転支援の支援態様が変更されている。ここで、道路規制意識は非優先自車両のときの走行履歴に強く反映されることから、上述のように走行履歴情報に基づき運転支援の支援態様を変更すると、道路規制意識を考慮した運転支援を行うことが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の自車両の運転支援を行うための運転支援システムに関する。
従来の運転支援システムとしては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。このような運転支援システムでは、非優先道路をする非優先車両が交差点に進入したとき、優先道路を走行する優先車両の存在が非優先車両の運転者に通知される。これにより、出会い頭衝突の防止が図られている。
特開2002−163789号公報
ところで、上記の運転支援システムでは、前述のように、非優先車両のみが運転支援の対象とされている。ここで、上記の運転支援システムにおいては、優先車両に対しても運転支援の対象とする場合が考えられるが、この場合、運転者の道路規制に対する意識(以下、単に「道路規制意識」ともいう)が運転支援に考慮されていないことから以下の問題がある。
すなわち、例えば交差点に非優先車両と優先車両とが共に進入する際、交通法規等の道路規制上では、非優先車両が回避行動(例えば減速、一時停止、及び通行譲歩)をとらなければならない。しかし、優先車両に対しても運転支援が行われると、非優先車両の運転者が優先車両の回避行動を期待し、非優先車両が回避行動をとらなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、運転者の道路規制に対する意識を考慮した運転支援を行うことができる運転支援システムを提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、本発明に係る運転支援システムは、優先車両としての自車両に対して非優先車両の存在に基づく運転支援を実施する運転支援手段と、自車両が非優先車両として過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報を記憶する情報記憶手段と、を備え、運転支援手段は、情報記憶手段で記憶した走行履歴情報に基づいて、運転支援の支援態様を変更することを特徴とする。
この運転支援システムでは、自車両が非優先車両として過去に走行したときの自車両の走行履歴に関する走行履歴情報に基づいて運転支援の支援態様が変更されている。よって、道路規制意識は非優先車両として走行したときの走行履歴に反映されることから、道路規制意識を考慮した運転支援を行うことが可能となる。
また、運転支援手段は、走行履歴情報に基づいて道路規制遵守レベルを算出し、道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす場合にのみ運転支援が実施されるように支援態様を変更することが好ましい。この場合、運転者が運転支援の実施率向上を期待して道路規制の遵守状況が良好となるよう運転するため、運転者の道路規制意識を向上させることが可能となる。
また、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、走行履歴情報は、自車両が非優先車両として過去に走行したときにおける自車両の道路規制の遵守状況、及び、自車両が非優先車両として過去に走行したときにおける自車両に対する優先車両の回避行動の少なくとも一方に関する情報である構成が挙げられる。
また、優先車両は、交差点において一時停止規制が設けられていない優先道路を走行する車両であり、非優先車両は、交差点において一時停止規制が設けられた非優先道路を走行する車両であることが好ましい。この場合、いわゆる出会い頭サービスを提供することができる。
また、優先車両は、交差点において直進する直進車両であり、非優先車両は、交差点において右折する右折車両であることが好ましい。この場合、いわゆる右折サービスを提供することができる。
また、本発明に係る運転支援システムは、優先車両としての第1車両に対して非優先車両の存在に基づく運転支援を実施する運転支援手段と、第1車両が非優先車両として過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報を記憶する情報記憶手段と、を備え、運転支援手段は、情報記憶手段で記憶した走行履歴情報に基づいて、運転支援の支援態様を変更することを特徴とする。
この運転支援システムにおいても、上記作用効果と同様の作用効果を有する。すなわち、第1車両が非優先車両として過去に走行したときの第1車両の走行履歴に関する走行履歴情報に基づいて運転支援の支援態様が変更されているため、道路規制意識を考慮した運転支援を行うことが可能となる。
本発明によれば、運転者の道路規制に対する意識を考慮した運転支援を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る運転支援システムを示すブロック図である。 図1の運転支援システムで行われる走行履歴記録の一例を説明するための交差点状況を示す図である。 図1の運転支援システムで行われる運転支援の一例を説明するための交差点状況を示す図である。 図1の運転支援システムの動作を示すフローチャートである。 図4の続きを示すフローチャートである。 図1の運転支援システムで行われる走行履歴記録の他の例を説明するための交差点状況を示す図である。 図1の運転支援システムで行われる運転支援の他の例を説明するための交差点状況を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る運転支援システムを示すブロック図、図2は図1の運転支援システムで行われる走行履歴記録の一例を説明するための交差点状況を示す図、図3は図1の運転支援システムで行われる運転支援の一例を説明するための交差点状況を示す図である。
図1に示すように、運転支援システム1は、自車両(第1車両)Xに搭載され、交差点において自動車等の自車両Xの運転支援を路車間通信を利用して行うものである。図3に示すように、ここでの交差点Iは、例えば道路交通法等の道路規制による一時停止規制のない優先道路Rpと、優先道路Rpに直交し且つ一時停止規制のある非優先道路Rmと、を含む十字交差点とされている。
ここでの運転支援システム1は、優先道路Rpを走行する優先車両としての自車両Xに対して、非優先道路Rmを走行する非優先車両としての他車両Yの存在に基づく運転支援を行う支援サービス(いわゆる出会い頭サービス)を提供する。なお、以下の説明では、優先道路Rpを走行する自車両Xを優先自車両Xp、非優先道路Rmを走行する自車両Xを非優先自車両Xm、優先道路Rpを走行する他車両Yを優先他車両Yp、非優先道路Rmを走行する他車両Yを非優先他車両Ymとも称する。
図1に戻り、運転支援システム1は、例えばCPU、ROM、及びRAM等で構成されたコントローラとしてのECU(Electronic Control Unit:(運転支援手段,情報記憶手段)10を備えている。ECU10には、該ECU10に信号を入力する信号入力系11として、路車間通信機2、車車間通信機3、カーナビ端末5、車速センサ6a、ブレーキセンサ6b及びウィンカセンサ6cが接続されている。また、このECU10には、該ECU10による処理に基づき運転支援を実行するためのHMI(Human Machine Interface)系12として、ディスプレイ7、メータモニタ8及びスピーカ9が接続されている。
路車間通信機2は、図3に示すように、交差点Iの優先道路Rpに設置された路側機21を自車両Xが通過する際、該路側機21との間で通信を行って路車間情報を取得するものである。路車間通信機2としては、例えば光ビーコン等が用いられている。また、路車間情報としては、自車両Xが優先車両である旨の情報と、非優先道路Rmに設置されたカメラ等の接近車両検知センサ22で検知され路側機21に伝送された非優先他車両Ymに関する情報と、を少なくとも含んでいる。
図1,2に示すように、車車間通信機3は、他車両Yとの間で情報の送受信を行って車車間情報を取得するものである。ここでは、他車両Yの走行状態に関する走行情報を車車間情報として少なくとも受信する。カーナビ端末5は、例えばGPS(Global Positioning System)を利用して検出された自車両Xの現在位置情報をGPS−ECU5aによって取得する。また、カーナビ端末5は、地図データベース5bを格納しており、この地図データベース5bに基づいて、交差点Iの道路情報及び道路規制に関する道路規制情報を取得する。
センサ6a〜6cは、自車両Xの走行情報を取得するためのものであり、車速センサ6aは自車両Xの車速を検出し、ブレーキセンサ6bは自車両Xのブレーキの動作状況を検出し、ウィンカセンサ6cは自車両Xのウィンカの動作状況を検出する。ディスプレイ7及びメータモニタ8は、運転者に対し注意を喚起させる情報や画像を表示する。スピーカ9は、運転者に対し注意を喚起させるための警報や警告音を出力する。なお、スピーカ9に代えてブザーを用いてもよい。
また、ECU10は、通信制御部10a、通信情報処理部10b、走行履歴情報記憶部10c、実施可否判定部10d、運転支援処理部10e及びHMI制御部10fを含んで構成されている。通信制御部10aは、通信機2,3の動作を制御する。通信情報処理部10bは、通信機2,3で受信した情報を処理する。走行履歴情報記憶部10cは、非優先自車両Xmが過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報を記憶する。実施可否判定部10dは、運転支援の実施可否を判定する。運転支援処理部10eは、運転支援の実行処理に関する運転支援アルゴリズムを処理する。HMI制御部10fは、HMI系12の各優先度策定に関するHMI優先度アルゴリズムを処理しHMI系12を制御する。
このECU10は、自車両Xが優先車両のとき(優先自車両Xpのとき)、信号入力系11からの入力に基づいてHMI系12を作動させ、例えば非優先他車両Ymとの衝突回避に関する運転支援を行うと共に、走行履歴情報記憶部10cに記憶した走行履歴に基づいて運転支援の支援態様を変更する(詳しくは、後述)。
次に、運転支援システム1の動作について図3,4に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
本実施形態の運転支援システム1では、まず、路車間通信機2によって路車間情報を取得し又はカーナビ端末5によって現在位置情報及び道路情報を取得する。続いて、取得した情報から、出会い頭サービスが提供される交差点I付近を自車両Xが走行していることを認識する(S1)。そして、ECU10にて自車両Xが非優先車両であるか否かを判定する(S2)。
上記S2の判定の結果、図2に示すように、自車両Xが非優先車両として走行する非優先自車両Xmの場合、カーナビ端末5によって道路規制情報を取得し、この道路規制情報から非優先道路Rmの道路規制を認識する(S3)。図示する例では、非優先道路Rmに一時停止規制があり、停止線Lが設けられていることが認識される。
続いて、非優先自車両Xmが走行履歴の記憶対象地点を通過するまで、車車間通信機3によって優先他車両Ypの走行情報を取得すると共に、センサ6〜7によって非優先自車両Xmの走行情報を取得する(S4〜S6)。
続いて、ECU10において以下の処理を実行する。すなわち、優先他車両Ypの走行情報に基づいて、優先他車両Ypに回避行動、つまり衝突回避のための行動があるか否かを判定する(S7)。ここでは、優先他車両Ypが、急減速、急停止及び急操舵を行ったか否かを判定する。優先他車両Ypに回避行動がある場合、「規制遵守なし」とするカウンタ値をカウントアップ(+1カウント)する(S8)。一方、優先他車両Ypに回避行動がない場合、「規制遵守あり」とするカウンタ値をカウントアップ(+1カウント)する(S9)。
これと共に、非優先自車両Xmの走行情報に基づいて、非優先自車両Xmが道路規制を遵守したか否かを判定する(S10)。ここでは、非優先自車両Xmが、停止線Lで一時停止しているか否かを判定する。非優先自車両Xmが道路規制を逸脱した場合、「規制遵守なし」とするカウンタ値をカウントアップ(+1カウント)する(S11)。一方、非優先自車両Xmが道路規制を遵守した場合、「規制遵守あり」とするカウンタ値をカウントアップ(+1カウント)する(S12)。
そして、「規制遵守なし」及び「規制遵守あり」とするカウンタ値のそれぞれを、交差点Iにおいての自車両Xの走行履歴情報として走行履歴情報記憶部10cに追加記憶しデータベース化する(S13)。なお、走行履歴情報を記憶した後、この走行履歴情報に統計処理を施す場合もある。
他方、上記S2の判定の結果、図3に示すように、自車両Xが優先車両として走行する優先自車両Xpの場合、交差点Iの走行履歴情報が走行履歴情報記憶部10cに記憶されているか否かを判定する(S21)。交差点Iの走行履歴情報が記憶されている場合、この交差点Iの走行履歴情報を抽出し参照する(S22)。
交差点Iの走行履歴情報が記憶されていない場合、この交差点Iに近似する(すなわち、例えば道路構造、歩道橋や中央分離帯の有無、道路付加物の設置状況等の点で似通う)近似交差点の走行履歴情報が走行履歴情報記憶部10cに記憶されているか否かを判定する(S23)。そして、近似交差点の走行履歴情報が記憶されている場合、この近似交差点の走行履歴情報を抽出し参照する(S24)。
上記S22,24の後、抽出した走行履歴情報に応じて、道路規制遵守レベルを算出する(S25)。この道路規制遵守レベルは、規制遵守の程度(度合い)を表す指標であって、その値が大きいほど、規制遵守傾向が良好であること意味していている。ここでの道路規制遵守レベルは、「規制遵守なし」及び「規制遵守あり」とするカウンタ値のそれぞれの値やバランスに応じて、例えば統計的、経験的及び人間工学的に適宜算出される。
続いて、算出した道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす(規定レベル以上)か否かを判定する(S26)。この規定レベルは、例えば統計的、経験的及び人間工学的に設定された設定値とされている。また、各カウンタ値の合計が所定値以上でなければ、精度上好ましくないため、規定レベルを満たさないものとしている。
そして、道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす場合、路車間情報を用いた運転支援を実施する(S27)。具体的には、交差点Iに進入する非優先他車両Ymが接近車両検知センサ22で検知され当該検知情報が路側機21を介して路車間情報として取得された場合、HMI系12を作動させることで、非優先道路Rmに非優先他車両Ymが存在すること、非優先他車両Ymが不停止で接近中である(飛び出す)こと、及び非優先他車両Ymとの衝突可能性TTC(Time To Collision)等を注意喚起する。
一方、近似交差点の走行履歴情報が記憶されていない場合(上記S23にてNo)、及び道路規制遵守レベルが規定レベルを満たさない場合(上記S26にてNo)、路車間情報を用いた運転支援を実施しない、換言すると、運転支援の程度が0となるように支援態様を変更する(S27)。
以上、本実施形態の運転支援システム1では、交差点に優先自車両Xpが進入する際、当該交差点Iで非優先自車両Xmとして過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報が参照され、道路規制遵守レベルが算出され、この道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす場合に限り、路車間情報を用いた運転支援が実施される一方、規定レベルを満たさない場合には、運転支援が実施されない。つまり、走行履歴情報に基づいて運転支援の支援態様が変更される。これにより、道路規制意識は非優先自車両Xmのときの走行履歴に強く反映されることから、道路規制意識を考慮した運転支援を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、上述したように、走行履歴情報に基づいて道路規制遵守レベルを算出し、道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす場合にのみ運転支援が実施されるため、以下の効果を奏する。
すなわち、自車両Xが非優先自車両Xmとして走行するとき、その運転者は、運転支援の実施率向上を期待して良好な走行履歴の蓄積を心がけるようになり、道路規制の遵守状況が良好となるよう運転する。よって、運転者の道路規制意識を向上させることが可能となり、非優先車両として走行する際の道路規則遵守傾向が改善される。その結果、優先車両が回避行動をとる必要性が低減され、本来優先的に走行できる優先道路Rpで急減速等が突発的に生じるのを抑制することができ、交通の円滑化が可能となる。また、運転支援に対する過信や依存及び気の緩みを助長することが少なく、優先自車両Xpへの運転支援を好適に提供できる。また、道路規制遵守傾向が常日頃から良好な運転者に限定して運転支援を行うことができる。
図6は図1の運転支援システムで行われる走行履歴記録の他の例を説明するための交差点状況を示す図、図7は図1の運転支援システムで行われる運転支援の他の例を説明するための交差点状況を示す図である。本実施形態では、図3に示すように、出会い頭サービスを提供することができる他に、図7に示すように、交差点I2において右折する非優先他車両Ymの存在に基づいて、直進する優先自車両Xpに対し運転支援を行う支援サービス(いわゆる右折サービス)を提供することができる。
この場合、図6に示すように、走行履歴情報にあっては、非優先自車両Xmが青信号以外のときに右折したか否か(ただし、信号情報を取得可能なときに限る)、非優先自車両Xmが右折途中で交差点I2内で停止したか否か、及び優先他車両Ypに回避行動、の少なくとも1つに関する情報として、走行履歴情報記憶部10cに記憶されている。また、図7に示すように、自車両Xが優先自車両Xpの場合、右折する非優先他車両Ymの状況を注意喚起する運転支援が行われる。
なお、本実施形態では、走行履歴情報を交差点I(地点)で集約したが、同一の支援サービスで集約してもよく、例えば走行履歴情報を出会い頭サービスで集約したり、右折サービスで集約したりしてもよい。この場合、上記S21では、同じ支援サービスでの走行履歴情報が走行履歴情報記憶部10cに記憶されているか否かが判定され、上記S22では、その走行履歴情報が抽出し参照される。これにより、自車両Xが交差点Iを初めて走行するとき、又は交差点Iが支援サービスの提供開始直後であるときにおいて、走行履歴情報が走行履歴情報記憶部10cに記憶されていないことから、本実施形態が特に有効なものとなる。
また、本実施形態では、自車両Xが優先自車両Xpのときにのみ運転支援が実施されるが、自車両Xが非優先自車両Xmのときにも運転支援が実施されていてもよい。この場合、例えば交差点Iには、路側機21及び接近車両検知センサ22が優先道路Rp及び非優先道路Rmのそれぞれに設置される。そして、自車両Xが非優先自車両Xmのとき、走行履歴情報によらずに常に運転支援が実施される。ちなみに、非優先自車両Xmのときの運転支援としては、出会い頭サービスの場合には、一時停止規制を注意喚起する運転支援が挙げられ、右折サービスの場合には、直進する優先他車両の状況を注意喚起する運転支援が挙げられる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明に係る運転支援システムは、実施形態に係る上記運転支援システム1に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、交差点I,I2において運転支援を行っているが、優先車両と非優先車両とが存在すれば、運転支援が行われる場所は交差点に限定されるものではない。また、上記実施形態では、優先道路Rpと非優先道路Rmとが法規上の観点で画定されているが、例えば、道路幅等の道路構造の観点で画定される場合もあり、事故発生状況の観点で画定される場合もある。よって、本発明の出会い頭サービスが適用される交差点は、例えば交差する各道路すべてに一時停止規制が設けられた交差点でもよく、交差する各道路すべてに一時停止規制が設けられていない交差点でもよい。さらに、車両が右折、左折及び車線変更する場合には、場所に関係なく運転行動だけで優先車両及び非優先車両が法規上画定される。
また、例えば、インフラ23(路側機21及び接近車両検知センサ22)の普及段階やインフラ23の設置展開が進んでいない地域では、走行履歴情報の記憶の蓄積にも相当の時間がかかることから、運転支援が行われる交差点以外の交差点において非優先車両として走行する際の走行履歴を走行履歴情報として記憶してもよい。
また、上記実施形態での上記S4では、車車間通信機3によって優先他車両Ypの走行情報を取得したが、路車間通信機2によって優先他車両Ypの走行情報をインフラ23を介して取得してもよい。また、走行履歴情報は、運転者の運転経験、交差点Iを走行した回数、道路規制を逸脱した場合におけるその危険性、及び交差点Iの事故発生件数の少なくとも1つに関する情報であってもよい。
なお、スマートタグ等の運転者特定手段を備え、自車両Xの運転者を特定できる場合、上記S13において運転者ごとに走行履歴情報を記憶し、上記S22,24において運転者で限定して走行履歴情報を参照してもよい。また、上記実施形態では、走行履歴情報に基づいて運転支援の程度や種類、支援時間等を変更してもよく、要は、支援態様を変更すればよい。
また、上記実施形態では、HMI系12が注意喚起等の運転支援を行っているが、路側機21が情報提供等の運転支援を行ってもよい。つまり、運転支援手段は、自車両以外(例えば路側機21等)に搭載されていてもよく、この場合、優先車両としての第1車両に対して運転支援が実施されればよい。また、センサ6〜7によって非優先自車両Xmの走行情報を取得し、自車両Xの走行履歴情報をECU10の走行履歴情報記憶部10cに記憶したが、路側機21によって非優先自車両Xmの走行情報を取得し、路側機21に自車両Xの走行履歴情報を記憶してもよい。つまり、情報記憶手段は、自車両以外(例えば路側機21等)に搭載されていてもよく、この場合、第1車両が非優先車両として過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報が記憶されればよい。
1…運転支援システム、10…ECU(運転支援手段、情報記憶手段)、I,I2…交差点、Rm…非優先道路、Rp…優先道路,X…自車両(第1車両)、Xm…非優先自車両(非優先車両としての自車両)、Xp…優先自車両(優先車両としての自車両)、Ym…非優先他車両(非優先車両)。

Claims (6)

  1. 優先車両としての自車両に対して非優先車両の存在に基づく運転支援を実施する運転支援手段と、
    前記自車両が非優先車両として過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報を記憶する情報記憶手段と、を備え、
    前記運転支援手段は、前記情報記憶手段で記憶した前記走行履歴情報に基づいて、前記運転支援の支援態様を変更することを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記運転支援手段は、前記走行履歴情報に基づいて道路規制遵守レベルを算出し、前記道路規制遵守レベルが規定レベルを満たす場合にのみ前記運転支援が実施されるように前記支援態様を変更することを特徴とする請求項1記載の運転支援システム。
  3. 前記走行履歴情報は、前記自車両が非優先車両として過去に走行したときにおける前記自車両の道路規制の遵守状況、及び、前記自車両が非優先車両として過去に走行したときにおける前記自車両に対する優先車両の回避行動の少なくとも一方に関する情報であることを特徴とする請求項1又は2記載の運転支援システム。
  4. 前記優先車両は、交差点において一時停止規制が設けられていない優先道路を走行する車両であり、
    前記非優先車両は、前記交差点において一時停止規制が設けられた非優先道路を走行する車両であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の運転支援システム。
  5. 前記優先車両は、交差点において直進する直進車両であり、
    前記非優先車両は、前記交差点において右折する右折車両であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の運転支援システム。
  6. 優先車両としての第1車両に対して非優先車両の存在に基づく運転支援を実施する運転支援手段と、
    前記第1車両が非優先車両として過去に走行したときの走行履歴に関する走行履歴情報を記憶する情報記憶手段と、を備え、
    前記運転支援手段は、前記情報記憶手段で記憶した前記走行履歴情報に基づいて、前記運転支援の支援態様を変更することを特徴とする運転支援システム。
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