JP2010223279A - 電磁弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】同じ位置での弁体の局所当たりを防止して長期にわたり安定した性能が得られるようにする。
【解決手段】弁体12の外周面に、弁体12の移動方向に対して傾斜した溝125を設ける。これによると、流体が溝125内を移動することにより弁体12に回転力が付与されて弁体12が回転するため、弁体12の局所当たりが特定の位置に集中するのが防止される。
【選択図】図2
【解決手段】弁体12の外周面に、弁体12の移動方向に対して傾斜した溝125を設ける。これによると、流体が溝125内を移動することにより弁体12に回転力が付与されて弁体12が回転するため、弁体12の局所当たりが特定の位置に集中するのが防止される。
【選択図】図2
Description
本発明は、流体通路を開閉する電磁弁に関するものである。
従来の電磁弁は、バルブボデー内に弁体を往復動自在に挿入し、電磁吸引力により弁体を一方向に向かって付勢し、スプリングにより弁体を他方向に向かって付勢するようになっている。そして、コイルへの電流印加有無と印加時の電流量により弁体の位置を制御して、流体通路の開閉および開度を制御するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の電磁弁は、弁体の軸線と駆動手段の軸線とのずれや、スプリング座面の傾き、さらには吸引力の偏り等により、電磁吸引力やスプリング力が弁体の軸線に対して斜め方向に作用するため、弁体の軸方向端部のエッジ部に局所当たりが生じる。また、弁体の軸線と駆動手段の軸線とのずれやスプリング座面の傾きの要因により局所当たりが生じる場合は、特定の位置・方向に偏った局所当たりになるため、常に同じ位置での当たりが生じることが多くなり、局部磨耗が進行することになり、異物の発生や応答性・流量特性・圧力特性の変化(劣化)、ついには、弁体の作動不良や固着が問題となる。
本発明は上記点に鑑みて、同じ位置での弁体の局所当たりを防止して長期にわたり安定した性能が得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、バルブボデー(10)内で往復移動する弁体(12)の外周面に、弁体(12)の移動方向に対して傾斜した溝(125)が形成されていることを特徴とする。
これによると、流体が溝(125)内を移動することにより弁体(12)に回転力が付与されて弁体(12)が回転するため、弁体(12)の局所当たりが特定の位置に集中するのが防止され、長期にわたり安定した性能を得ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電磁弁において、駆動手段(16、18、19、20、23、24)の電磁吸引力に対抗する向きに弁体(12)を付勢するスプリング(13)を備え、弁体(12)とスプリング(13)との間にワッシャ(14)が配置されていることを特徴とする。
これによると、弁体(12)とスプリング(13)とが相対回転し易いため、弁体(12)が回転し易くなる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の電磁弁において、駆動手段(16、18、19、20、23、24)のうち弁体(12)に当接する部位が、球面形状であることを特徴とする。
これによると、弁体(12)が回転する際の、駆動手段(16、18、19、20、23、24)と弁体(12)との当接部位の摺動抵抗が小さくなるため、弁体(12)が回転し易くなる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態について説明する。図1、図2に示すように、電磁弁は金属製の円筒状のバルブボデー10を備えており、このバルブボデー10には、軸方向に沿って円柱状の摺動孔100が形成されている。
バルブボデー10における摺動孔100の開口端部には、流体通路穴110を有するリング状のスプリング受け11が圧入されている。この流体通路穴110は図示しないポンプに接続されており、ポンプから送られた流体が流体通路穴110を介して摺動孔100に導入されるようになっている。
バルブボデー10における摺動孔100の周壁には、摺動孔100の周壁を貫通するポート101が形成されている。このポート101は図示しない油圧機器に接続されており、ポンプからバルブボデー10内に導入された流体がポート101を通過して油圧機器へ送られるようになっている。
バルブボデー10における摺動孔100内には、ポート101の開口面積を変化させる金属製の有底円筒状の弁体12が摺動自在に挿入されている。弁体12の中心部には、流体通路穴110に常時連通する弁体中心穴120が形成されている。弁体12の外周側には、ポート101と連通可能な弁体部溝121が環状に形成されている。この弁体部溝121と弁体中心穴120は弁体部穴122を介して連通している。
弁体12における弁体部溝121の両側には、摺動孔100内を摺動する第1筒部123および第2筒部124が形成されている。そして、弁体12は摺動孔100の軸方向に沿って往復動するようになっており、弁体12の移動位置に応じて第1筒部123がポート101の開口面積を調整し、これにより弁体部溝121とポート101との連通面積を調整するようになっている。
第1筒部123および第2筒部124の外周面には、弁体12の移動方向(=弁体12の軸線方向)に対して傾斜した溝125が形成されている。換言すると、溝125は、弁体12の軸線を中心にして螺旋状またはつるまき線状になっている。そして、流体が溝125内を移動することにより弁体12に回転力が付与されるようになっている。
弁体12とスプリング受け11との間に、スプリング13が挟持されている。このスプリング13は、後述する駆動手段の電磁吸引力に対抗する向きに弁体12を付勢している。より詳細には、スプリング13は、弁体12を閉弁向きに、すなわちポート101の開口面積が小さくなる向きに付勢している。また、弁体12とスプリング13との間には、ワッシャ14が配置されている
スプリング受け11には座繰り穴部111が形成されており、この座繰り穴部111にスプリング13の一端が挿入されている。また、弁体12にも座繰り穴部126が形成されており、この座繰り穴部126にスプリング13の他端およびワッシャ14が挿入されている。
スプリング受け11には座繰り穴部111が形成されており、この座繰り穴部111にスプリング13の一端が挿入されている。また、弁体12にも座繰り穴部126が形成されており、この座繰り穴部126にスプリング13の他端およびワッシャ14が挿入されている。
電磁弁は磁性金属製の鍔付き円柱状のホルダ16を備えている。このホルダ16の一端側にバルブボデー10の一端側が挿入され、ホルダ16の一端側端部がかしめられてバルブボデー10が固定されている。ホルダ16の他端側には、非磁性金属製のリング状の接合リング17を介して、磁性金属製の有底円筒状のステータコア18が接合されている。
ステータコア18内には、磁性金属製の円筒状のアーマチャ19が挿入されている。アーマチャ19には非磁性金属製の円柱状のロッド20が圧入されている。このロッド20の一端は球面形状になっており、この球面形状になった端部が弁体12に当接している。
ロッド20の両端は軸受け21にて支持されており、したがって、ロッド20およびアーマチャ19はステータコア18内を移動自在になっている。2つの軸受け21のうち、一方はステータコア18に圧入され、他方は金属製の円筒状のストッパ22に圧入されている。このストッパ22は、ホルダ16とバルブボデー10とに挟持されている。
ステータコア18の外周側には、通電時に磁界を形成するコイル23が配置されている。また、コイル23の外周側は、磁性金属製の円筒状のヨーク24によって覆われている。
ホルダ16、ステータコア18、アーマチャ19、およびヨーク24は、コイル23に通電された際に磁気回路を形成する。そして、コイル23への通電により電磁吸引力が発生し、電磁吸引力によりアーマチャ19およびロッド20が弁体12側に向かって(すなわち開弁向きに)駆動されるようになっている。なお、ホルダ16、ステータコア18、アーマチャ19、ロッド20、コイル23、およびヨーク24は、本発明の駆動手段を構成する。
上記構成になる電磁弁は、コイル23に電流が印加されると、アーマチャ19が電磁吸引力によってスプリング13の力に抗して弁体12側(すなわち反ステータコア側)に駆動され、弁体12がアーマチャ19およびロッド20に押されて開弁向きに移動する。そして、コイル23に供給される電流量が制御されることにより電磁吸引力が制御され、その電磁吸引力に応じて弁体12の位置が連続的に変化し、ポート101の開口面積は電流値に応じた開口面積に調整される。
ここで、弁体12の軸線とロッド20の軸線とのずれにより、弁体12とロッド20との当接部を中心としたモーメントが弁体12に作用し、第1筒部123のエッジ部123aが摺動孔100に押し付けられ、局所当たりが生じる。
しかしながら、本実施形態では、弁体12の移動に伴って流体が溝125内を移動し、また、弁体12が停止している際にも流体が溝125内を流通し、これにより弁体12に回転力が付与されて弁体12が回転する。したがって、弁体12の局所当たりが特定の位置に集中するのを防止して局部磨耗の進行を防止し、ひいては異物の発生や応答性・流量特性・圧力特性の変化(劣化)、さらには、弁体12の作動不良や固着を防止して、長期にわたり安定した性能を得ることができる。
また、ロッド20のうち弁体12に当接する部位を球面形状にしているため、弁体12が回転する際の、ロッド20と弁体12との当接部位の摺動抵抗が小さくなる。したがって、ロッド20が弁体12の回転を阻害する度合いが小さくなり、弁体12が回転し易くなる。
さらに、弁体12とスプリング13との間にワッシャ14を配置しているため、弁体12とスプリング13とが相対回転し易くなる。したがって、スプリング13が弁体12の回転を阻害する度合いが小さくなり、弁体12が回転し易くなる。
10 バルブボデー
12 弁体
16 ホルダ(駆動手段)
18 ステータコア(駆動手段)
19 アーマチャ(駆動手段)
20 ロッド(駆動手段)
23 コイル(駆動手段)
24 ヨーク(駆動手段)
101 ポート
125 溝
12 弁体
16 ホルダ(駆動手段)
18 ステータコア(駆動手段)
19 アーマチャ(駆動手段)
20 ロッド(駆動手段)
23 コイル(駆動手段)
24 ヨーク(駆動手段)
101 ポート
125 溝
Claims (3)
- 流体が通過するポート(101)が形成された筒状のバルブボデー(10)と、
前記バルブボデー(10)内で往復移動して前記ポート(101)を開閉する弁体(12)と、
電磁吸引力により前記弁体(12)を駆動する駆動手段(16、18、19、20、23、24)とを備え、
前記弁体(12)の外周面に、前記弁体(12)の移動方向に対して傾斜した溝(125)が形成されていることを特徴とする電磁弁。 - 前記駆動手段(16、18、19、20、23、24)の電磁吸引力に対抗する向きに前記弁体(12)を付勢するスプリング(13)を備え、前記弁体(12)と前記スプリング(13)との間にワッシャ(14)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
- 前記駆動手段(16、18、19、20、23、24)のうち前記弁体(12)に当接する部位が、球面形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009069183A JP2010223279A (ja) | 2009-03-20 | 2009-03-20 | 電磁弁 |
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JP2009069183A Withdrawn JP2010223279A (ja) | 2009-03-20 | 2009-03-20 | 電磁弁 |
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JP (1) | JP2010223279A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019102909A1 (ja) * | 2017-11-22 | 2019-05-31 | イーグル工業株式会社 | ソレノイドバルブ |
US11473692B2 (en) | 2017-11-22 | 2022-10-18 | Eagle Industry Co., Ltd. | Solenoid valve |
-
2009
- 2009-03-20 JP JP2009069183A patent/JP2010223279A/ja not_active Withdrawn
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CN111448407A (zh) * | 2017-11-22 | 2020-07-24 | 伊格尓工业股份有限公司 | 电磁阀 |
JPWO2019102909A1 (ja) * | 2017-11-22 | 2020-11-26 | イーグル工業株式会社 | ソレノイドバルブ |
JP7046976B2 (ja) | 2017-11-22 | 2022-04-04 | イーグル工業株式会社 | ソレノイドバルブ |
US11320061B2 (en) | 2017-11-22 | 2022-05-03 | Eagle Industry Co., Ltd. | Solenoid valve |
CN111448407B (zh) * | 2017-11-22 | 2022-07-01 | 伊格尓工业股份有限公司 | 电磁阀 |
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