JP2010222174A - 窒化物半導体構造 - Google Patents

窒化物半導体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2010222174A
JP2010222174A JP2009070609A JP2009070609A JP2010222174A JP 2010222174 A JP2010222174 A JP 2010222174A JP 2009070609 A JP2009070609 A JP 2009070609A JP 2009070609 A JP2009070609 A JP 2009070609A JP 2010222174 A JP2010222174 A JP 2010222174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitride semiconductor
thin film
semiconductor substrate
area
mask material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009070609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5095653B2 (ja
Inventor
Tetsuya Akasaka
哲也 赤坂
Yasuyuki Kobayashi
康之 小林
Makoto Kakazu
誠 嘉数
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2009070609A priority Critical patent/JP5095653B2/ja
Publication of JP2010222174A publication Critical patent/JP2010222174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5095653B2 publication Critical patent/JP5095653B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

【課題】原子レベルで平坦な表面またはヘテロ界面を有する窒化物半導体構造を提供すること。
【解決手段】窒化物半導体基板101は、(0001)面を主方位面とするGaNであり、らせん成分を含む貫通転位104の密度は1×10cm−2であった。窒化物半導体基板101の主方位面上にマスク材102(酸化シリコン薄膜、厚さ100nm)が形成されている。また、マスク材102には複数の開口部103が開けられている。開口部103のそれぞれは、1辺が8ミクロンの正六角形である。開口部103のそれぞれには、厚さが500nmのGaN薄膜105が形成されている。様々な条件下で貫通転位104の密度と開口部103の面積との関係を検討すると、貫通転位密度がN cm−2である場合、各開口部103の面積が1/N cm以下であれば各開口部103内に形成した窒化物半導体薄膜の表面が平坦になることを見出した。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒化物半導体構造に関し、より詳細には、原子レベルで平坦な表面または界面を有する窒化物半導体薄膜構造に関する。
窒化物半導体は、B、Al、Ga、In等のIII族元素のうち少なくとも1つ以上の元素と、V族元素である窒素との化合物であり、一般式Al1−a−b−cGaInN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦c≦1)で表される。窒化物半導体薄膜の表面や、2層以上の窒化物半導体薄膜を積層したヘテロ構造の界面の平坦性は、物性解明や素子応用の観点から、原子レベルで平滑であることが望ましい。特に、障壁層と量子井戸層との間の界面が原子レベルで平坦であれば、量子井戸内に形成される量子準位(サブバンド)のエネルギー的な広がり(揺らぎ)が小さくなる。その結果、量子井戸の発光スペクトルが峡鋭化したり、サブバンドを利用する素子(共鳴トンネルダイオード、光スイッチ素子、カスケードレーザ等)の特性を向上したりすることができる。
ここで、砒化物半導体であるGaAsのエピタキシャル成長において、成長領域をメサやマスク材によって制限する選択成長法によって、原子レベルで平坦な表面やヘテロ界面が得られることが報告されている(特許文献1及び2参照)。これらの発明において、半導体基板上に成長する薄膜材料のマイグレーション長、もしくは気相での横方向での拡散長のうち、短い方の長さを直径とする領域に選択成長することによって目的を達している。
ところが、窒化物半導体のエピタキシャル成長においては、半導体基板や、半導体基板とエピタキシャル成長した窒化物半導体薄膜の界面から伸びる、らせん成分を有する貫通転位が高密度に存在するため、窒化物半導体薄膜の表面やヘテロ界面の平坦性は損なわれていた。非特許文献1では、らせん成分を含む転位を起源とするスパイラル成長のため、選択成長したGaNの表面が高密度の原子ステップとテラスから構成されていて、GaAsの場合よりも平坦性が悪いことが報告されている。最も広い原子テラスが成長領域に占める割合はせいぜい1〜2%である。
また、特許文献1及び2では、半導体基板の転位が半導体薄膜成長に与える影響に関しては言及されていない。
特願平8−54422号公報 特願平8−153618号公報
T. Akasaka, T. Nishida, S. Ando, and N. Kobayashi, Japanese Journal of Applied Physics vol. 37 (1998) pp. L842-844.
このように、窒化物半導体薄膜では、例え選択成長法を用いたとしても、らせん成分を有する貫通転位の影響により原子レベルで平坦な表面やヘテロ界面を作製することは不可能であった。さらに、らせん成分を有する貫通転位の密度やマスク材の開口部の大きさが、窒化物半導体薄膜の表面やヘテロ界面の平坦性に与える影響も検討されていなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、原子レベルで平坦な表面またはヘテロ界面を有する窒化物半導体構造を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、窒化物半導体基板と、前記窒化物半導体基板上に形成された、複数の開口部を有するマスク層と、前記複数の開口部のそれぞれに形成された複数の窒化物半導体薄膜とを備える窒化物半導体構造であって、各開口部の面積は、前記窒化物半導体基板のらせん成分を含む貫通転位密度の逆数より狭いことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記貫通転位密度は、10cm−2以上10cm−2以下であり、各開口部内に形成された窒化物半導体薄膜の表面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が表面積の80%以上であることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、窒化物半導体基板と、前記窒化物半導体基板上に形成された、複数の開口部を有するマスク層と、前記複数の開口部のそれぞれに形成された複数の窒化物半導体多層薄膜とを備える窒化物半導体構造であって、各開口部の面積は、前記窒化物半導体基板のらせん成分を含む貫通転位密度の逆数より狭いことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記貫通転位密度は、10cm−2以上10cm−2以下であり、各開口部内に形成された窒化物半導体多層薄膜の少なくとも1つの界面において、前記界面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が前記界面の面積の80%以上であることを特徴とする。
また、本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記窒化物半導体基板は、サファイアと、前記サファイアの主方位面上に形成された第2のマスク材と、前記第2のマスク材上に横方向成長した窒化物半導体薄膜とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記窒化物半導体基板は、シリコンと、前記シリコンの主方位面上に形成された第2のマスク材と、前記第2のマスク材上に横方向成長した窒化物半導体薄膜とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第7の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記窒化物半導体基板は、炭化珪素と、前記炭化珪素の主方位面上に形成された第2のマスク材と、前記第2のマスク材上に横方向成長した窒化物半導体薄膜とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第1から第7の態様のいずれかにおいて、前記開口部は、多角形または円形であることを特徴とする。
本発明によれば、基板に存在するらせん成分を含む貫通転位密度がN cm−2である場合に、マスク材の各開口部の面積を1/N cm以下にすることにより、各開口部内に形成した窒化物半導体薄膜の表面または窒化物半導体多層薄膜の界面を平坦にすることをできる。
実施形態1の窒化物半導体構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図を示す図である。 GaN薄膜105のうちの1つの表面の原子間力顕微鏡(AFM)像を示す図である。 実施形態2の窒化物半導体構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図を示す図である。 実施形態3の窒化物半導体構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。密度や厚さ等の具体的数値を特定した例を用いて説明するが、これらの例に限定する意図はない。
(実施形態1)
図1(a)及び(b)に、実施形態1の窒化物半導体構造を示す。図1(a)は平面図を表し、図1(b)は図1(a)のA−A’線に沿った断面を表す。窒化物半導体基板101は、(0001)面を主方位面とするGaNであり、らせん成分を含む貫通転位104の密度は1×10cm−2であった。窒化物半導体基板101の主方位面上にマスク材102(酸化シリコン薄膜、厚さ100nm)が形成されている。また、マスク材102には複数の開口部103が開けられている。開口部103のそれぞれは、1辺が8ミクロンの正六角形であり、各辺はGaNの[11−20]方向に平行である。さらに、開口部103のそれぞれには、厚さが500nmのGaN薄膜105が形成されている。
図2に、GaN薄膜105のうちの1つの表面の原子間力顕微鏡(AFM)像を示した。周辺部に数層の原子ステップが見られるが、GaN薄膜105の表面は単一の原子テラスで80%以上が覆われていることが分かった。すなわち、各開口部内に形成した窒化物半導体薄膜の表面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が窒化物半導体薄膜の表面積の80%以上であった。
ここで、窒化物半導体基板101であるGaN基板のらせん成分を含む貫通転位104の密度は1×10cm−2であることから、貫通転位104の面内間隔は約30ミクロン程度となる。そのため、1辺が8ミクロンの正六角形である、複数形成された開口部103のうち、大多数の開口部の内部には貫通転位104が全くない状況が実現されている。そのため、従来のGaNの選択成長において表面平坦性を損ねていたスパイラル成長が起こらず、単一の原子テラスでほぼ覆われた原子レベルで平坦なGaN表面が形成できた。
様々な条件下で貫通転位104の密度と開口部103の面積との関係を検討すると、らせん成分を含む貫通転位密度がN cm−2である場合、マスク材102の各開口部103の面積が1/N cm以下であれば、各開口部103内に形成した窒化物半導体薄膜の表面が平坦になることを見出した。そして、Nの値が10以上10以下である場合には、各開口部103内に形成した窒化物半導体薄膜105の表面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が表面積の80%以上となることが分かった。
なお、この関係は窒化物半導体基板101や窒化物半導体薄膜105がGaNであるときばかりではなく、任意の組成を有する窒化物半導体Al1−a−b−cGaInN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦c≦1)で成り立つ。ただし、窒化物半導体基板101と窒化物半導体薄膜105との間でミスフィット転位が発生しない組成の組み合わせや薄膜の厚みが必要とされる。また、窒化物半導体基板101の主方位面は必ずしも(0001)でなくても良く、{1−100}、{1−101}、{11−20}、{11−21}、{11−22}面などでも良い。さらに、開口部103の形状は必ずしも正六角形でなくてもよく、他の多角形や円形であっても良い。
(実施形態2)
図3(a)及び(b)に、実施形態2の窒化物半導体構造を示す。図3(a)は平面図を表し、図3(b)は図3(a)のA−A’線に沿った断面を表す。窒化物半導体基板101は(11−20)面を主方位面とするGaNであり、らせん成分を含む貫通転位104の密度は1×10 cm−2である。窒化物半導体基板101の主方位面上にマスク材102(窒化シリコン薄膜、厚さ50nm)が形成されている。また、マスク材102には複数の開口部103が開けられている。開口部103は1辺が20ミクロンの正方形であり、各辺はGaNの[0001]または[1−100]方向に平行である。さらに、開口部103には、500nm厚のn型GaN層106a、厚さ3nmのアンドープAlN層106b、厚さ2nmのアンドープGaN層106c、厚さ3nmのアンドープAlN層106d、および、300nm厚のn型GaN層106eが順次形成され、窒化物半導体多層薄膜106となっている。この窒化物半導体多層薄膜106の断面を透過型電子顕微鏡で観察したところ、すべての界面において、最も広い原子テラスの面積が各界面の面積の80%以上であった。よって、各開口部103内に形成した窒化物半導体多層薄膜106の少なくとも1つの界面において、界面を構成する最も広い原子テラスの面積が界面の面積の80%以上であったと言うことができる。
様々な条件下で貫通転位104の密度と開口部103の面積との関係を検討すると、らせん成分を含む貫通転位密度がN cm−2である場合、マスク材102の各開口部103の面積が1/N cm以下であれば、各開口部103内に形成した窒化物半導体多層薄膜106の界面が平坦になることを見出した。そして、Nの値が10以上10以下である場合には、各開口部103内に形成した窒化物半導体多層薄膜106の少なくとも1つの界面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が界面の面積の80%以上となることが分かった。
なお、この関係は窒化物半導体基板101や窒化物半導体多層薄膜106が、任意の組成を有する窒化物半導体Al1−a−b−cGaInN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦c≦1)で成り立つ。ただし、窒化物半導体基板101と窒化物半導体多層薄膜106、および、窒化物半導体多層薄膜106内の各層の間でミスフィット転位が発生しない組成の組み合わせや各層の厚みが必要とされる。また、窒化物半導体基板101の主方位面は必ずしも{11−20}でなくても良く、(0001)、{1−100}、{1−101}、{11−21}、{11−22}面などでも良い。さらに、開口部103の形状は必ずしも正方形でなくてもよく、他の多角形や円形であっても良い。
カソードルミネッセンス法により、窒化物半導体多層薄膜106からの発光スペクトルを4Kの温度で測定した。界面が高密度の原子ステップで形成されている従来の窒化物半導体多層薄膜と比較して、発光スペクトルの幅が3分の1程度に狭くなった。これは、量子井戸となる厚さ2nmのアンドープGaN層106cの膜厚揺らぎが小さくなり、サブバンドのエネルギー的な広がり(揺らぎ)が小さくなったためである。
また、窒化物半導体多層薄膜106の表面と窒化物半導体基板101の裏面に、それぞれ、オーミック電極を形成し、共鳴トンネルダイオードを作製した。室温で電流電圧特性を測定したところ、界面が高密度の原子ステップで形成されている従来の窒化物半導体多層薄膜から作製された共鳴トンネルダイオードと比較して、3〜5倍のピークツーバレー比を得ることができた。これもまた、厚さ2nmのアンドープGaN層106cの膜厚揺らぎが小さくなり、サブバンドのエネルギー的な広がり(揺らぎ)が小さくなったためである。
(実施形態3)
実施形態1及び2において、窒化物半導体基板101としてサファイア基板上のGaN薄膜を用いた例を示して説明したが、図4(a)及び(b)に、実施形態3の窒化物半導体構造を示す。図4(a)は平面図を表し、図4(b)は図(a)のA−A’線に沿った断面を表す。本実施形態における窒化物半導体基板101は、(0001)面を主方位面とするサファイア101a、第2のマスク材101b、横方向成長GaN薄膜101cで構成されている。図4(a)にサファイア101aの方位を示した。第2のマスク材101bは厚さ100nmの酸化シリコン薄膜であり、サファイア101aの[1−100]方向に平行な多数のストライプを形成している。ストライプの幅は1から100ミクロン、ストライプの間隔は1から100ミクロンとすることができる。横方向成長GaN薄膜101cの表面上にマスク材102および開口部103が形成されている。このとき、開口部103は第2のマスク材101b上に横方向成長した部分のGaN薄膜に形成する必要がある(図4(b)参照)。これは、マスク材101bの上に横方向成長した部分のGaN薄膜のらせん成分を含む貫通転位の密度が小さいためである。実施形態1及び2と同様に、開口部103内に、表面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が表面積の80%以上を占める窒化物半導体薄膜105や、少なくとも1つの界面において界面を構成する最も広い原子テラスの面積が界面面積の80%以上である窒化物半導体多層薄膜106を形成することができた。
ここで、第2のマスク材101bの上に横方向成長した部分のGaN薄膜101cのらせん成分を含む貫通転位密度がN cm−2である場合、マスク材102の開口部103の面積が1/N cm以下にする必要がある。この関係は横方向成長GaN薄膜101c、窒化物半導体薄膜105、窒化物半導体多層薄膜106が、任意の組成を有する窒化物半導体Al1−a−b−cGaInN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦c≦1)で成り立つ。ただし、横方向成長GaN薄膜101cと窒化物半導体薄膜105または窒化物半導体多層薄膜106との間、および、窒化物半導体多層薄膜106内の各層間でミスフィット転位が発生しない組成の組み合わせや各層の厚みが必要とされる。
さらに、サファイア101aの代わりにシリコンや炭化珪素を用いても良い。サファイアや炭化珪素の場合、(0001)以外の主方位面、例えば、{11−20}、{1−100}、{1−101}、{11−21}、{11−22}面等を用いても良い。シリコンの場合、{111}、{100}、{110}等の主方位面を用いることができる。
101 窒化物半導体基板
101a サファイア
101b 第2のマスク材
101c 横方向成長したGaN薄膜
102 マスク材
103 マスク材の開口部
104 らせん成分を含む貫通転位
105 窒化物半導体薄膜
106 窒化物半導体多層薄膜
106a n型GaN層
106b アンドープAlN層
106c アンドープGaN層
106d アンドープAlN層
106e n型GaN層

Claims (8)

  1. 窒化物半導体基板と、
    前記窒化物半導体基板上に形成された、複数の開口部を有するマスク層と、
    前記複数の開口部のそれぞれに形成された複数の窒化物半導体薄膜と
    を備える窒化物半導体構造であって、
    各開口部の面積は、前記窒化物半導体基板のらせん成分を含む貫通転位密度の逆数より狭いことを特徴とする窒化物半導体構造。
  2. 前記貫通転位密度は、10cm−2以上10cm−2以下であり、
    各開口部内に形成された窒化物半導体薄膜の表面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が表面積の80%以上であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体構造。
  3. 窒化物半導体基板と、
    前記窒化物半導体基板上に形成された、複数の開口部を有するマスク層と、
    前記複数の開口部のそれぞれに形成された複数の窒化物半導体多層薄膜と
    を備える窒化物半導体構造であって、
    各開口部の面積は、前記窒化物半導体基板のらせん成分を含む貫通転位密度の逆数より狭いことを特徴とする窒化物半導体構造。
  4. 前記貫通転位密度は、10cm−2以上10cm−2以下であり、
    各開口部内に形成された窒化物半導体多層薄膜の少なくとも1つの界面において、前記界面を構成する原子テラスのうち、最も広い原子テラスの面積が前記界面の面積の80%以上であることを特徴とする請求項3に記載の窒化物半導体構造。
  5. 前記窒化物半導体基板は、
    サファイアと、
    前記サファイアの主方位面上に形成された第2のマスク材と、
    前記第2のマスク材上に横方向成長した窒化物半導体薄膜と
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の窒化物半導体構造。
  6. 前記窒化物半導体基板は、
    シリコンと、
    前記シリコンの主方位面上に形成された第2のマスク材と、
    前記第2のマスク材上に横方向成長した窒化物半導体薄膜と
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の窒化物半導体構造。
  7. 前記窒化物半導体基板は、
    炭化珪素と、
    前記炭化珪素の主方位面上に形成された第2のマスク材と、
    前記第2のマスク材上に横方向成長した窒化物半導体薄膜と
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の窒化物半導体構造。
  8. 前記開口部は、多角形または円形であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の窒化物半導体構造。
JP2009070609A 2009-03-23 2009-03-23 窒化物半導体構造 Active JP5095653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070609A JP5095653B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 窒化物半導体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070609A JP5095653B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 窒化物半導体構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012049445A Division JP5451796B2 (ja) 2012-03-06 2012-03-06 窒化物半導体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010222174A true JP2010222174A (ja) 2010-10-07
JP5095653B2 JP5095653B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=43039780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009070609A Active JP5095653B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 窒化物半導体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5095653B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171816A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体薄膜およびその成長方法
JP2016134609A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 富士通株式会社 化合物半導体装置及びその製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5451796B2 (ja) * 2012-03-06 2014-03-26 日本電信電話株式会社 窒化物半導体構造

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10270365A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Sumitomo Chem Co Ltd 3−5族化合物半導体の製造方法
JPH10326912A (ja) * 1997-03-25 1998-12-08 Mitsubishi Cable Ind Ltd 無転位GaN基板の製造方法及びGaN基材
JPH11239971A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Toyota Motor Corp 多孔性部材,加工液発泡方法および加工液発泡装置
JP2004253817A (ja) * 1997-04-11 2004-09-09 Nichia Chem Ind Ltd 窒化物半導体レーザ素子
JP2005522890A (ja) * 2002-04-15 2005-07-28 ザ リージェント オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 非極性窒化ガリウム薄膜における転移の低減
JP2007084435A (ja) * 2006-11-13 2007-04-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 単結晶GaN基板の製造方法と単結晶GaN基板
JP2007217227A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Sumitomo Electric Ind Ltd GaN結晶の製造方法、GaN結晶基板および半導体デバイス
JP2007335484A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Mitsubishi Cable Ind Ltd 窒化物半導体ウェハ
JP2009505938A (ja) * 2005-08-29 2009-02-12 フライベルガー・コンパウンド・マテリアルズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 半導体基板並びにハイドライド気相成長法により自立半導体基板を製造するための方法及びそれに使用されるマスク層

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10326912A (ja) * 1997-03-25 1998-12-08 Mitsubishi Cable Ind Ltd 無転位GaN基板の製造方法及びGaN基材
JPH10270365A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Sumitomo Chem Co Ltd 3−5族化合物半導体の製造方法
JP2004253817A (ja) * 1997-04-11 2004-09-09 Nichia Chem Ind Ltd 窒化物半導体レーザ素子
JPH11239971A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Toyota Motor Corp 多孔性部材,加工液発泡方法および加工液発泡装置
JP2005522890A (ja) * 2002-04-15 2005-07-28 ザ リージェント オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 非極性窒化ガリウム薄膜における転移の低減
JP2009505938A (ja) * 2005-08-29 2009-02-12 フライベルガー・コンパウンド・マテリアルズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 半導体基板並びにハイドライド気相成長法により自立半導体基板を製造するための方法及びそれに使用されるマスク層
JP2007217227A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Sumitomo Electric Ind Ltd GaN結晶の製造方法、GaN結晶基板および半導体デバイス
JP2007335484A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Mitsubishi Cable Ind Ltd 窒化物半導体ウェハ
JP2007084435A (ja) * 2006-11-13 2007-04-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 単結晶GaN基板の製造方法と単結晶GaN基板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171816A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体薄膜およびその成長方法
JP2016134609A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 富士通株式会社 化合物半導体装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5095653B2 (ja) 2012-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5050574B2 (ja) Iii族窒化物系半導体発光素子
JP3852000B2 (ja) 発光素子
JP4696285B2 (ja) R面サファイア基板とそれを用いたエピタキシャル基板及び半導体装置、並びにその製造方法
EP2747220B1 (en) Nitride semiconductor ultraviolet light emitting element
EP3754732B1 (en) Nitride semiconductor ultraviolet light-emitting element
US20240063340A1 (en) METHOD FOR RELAXING SEMICONDUCTOR FILMS INCLUDING THE FABRICATION OF PSEUDO-SUBSTRATES AND FORMATION OF COMPOSITES ALLOWING THE ADDITION OF PREVIOUSLY UN-ACCESSIBLE FUNCTIONALITY OF GROUP lll-NITRIDES
KR100751617B1 (ko) 반도체장치 및 반도체 기판과 그들의 제조방법
JP6686172B2 (ja) 窒化物半導体発光素子
KR20140010587A (ko) 도핑된 버퍼층을 포함하는 반도체 발광 소자 및 그 제조 방법
JP2012216603A (ja) 窒化物半導体発光素子およびその製造方法
US9006706B2 (en) Semiconductor light emitting device
JP5095653B2 (ja) 窒化物半導体構造
JP6387978B2 (ja) 窒化物半導体発光素子
US9315920B2 (en) Growth substrate and light emitting device comprising the same
KR101471608B1 (ko) 나노로드를 포함하는 질화물계 발광다이오드 및 이의 제조방법
JP2007134517A (ja) 窒化物半導体構造
JP4936653B2 (ja) サファイア基板とそれを用いた発光装置
US9768349B2 (en) Superlattice structure
JP5451796B2 (ja) 窒化物半導体構造
JP2019064873A (ja) 半導体成長用基板、半導体素子、半導体発光素子及び半導体成長用基板の製造方法
JP6729644B2 (ja) 窒化物半導体発光素子
JP2009224704A (ja) 窒化物系半導体発光素子、エピタキシャルウエハ、及び窒化物系半導体発光素子を作製する方法
WO2024029553A1 (ja) 半導体光素子アレイ
US20200194619A1 (en) Semiconductor devices with superlattice layers
JP5458037B2 (ja) 窒化物半導体薄膜の成長方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100915

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5095653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350