JP2010219929A - 動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置 - Google Patents

動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 動画像コンテンツについてシーン(場面)が切替わる位置の解析を行うのに必要な処理量を低減する。
【解決手段】 本発明は、画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理装置に関する。そして、動画解析理装置は、動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、所定の画像の直前の内部符号化画像のデータ量とを比較した結果に基づいて、動画像における場面切替タイミングを推定する手段と、推定した場面切替タイミングが推定した場面切替タイミングの情報を出力するタイミング手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置に関し、例えば、動画像コンテンツの間にコマーシャル(以下、「CM」という)動画像コンテンツを挿入して配信するシステムに適用することができる。
映画などの動画像コンテンツをインターネット上で配信するネットサービスが盛んになってきている。
視聴者は、有料コンテンツより無料コンテンツをより多く視聴する傾向にあり、サービス提供者は、広告を同時に表示したり、CM(宣伝や広告等)などの他の動画像コンテンツを同時に視聴させることなどで、広告主より料金を徴収し、視聴者には無料での視聴が可能なようにしているサービスも存在する。
CMなどの本編以外の動画像コンテンツを配信する場合は、あらかじめ決められた位置に配信されるのが一般的である。例えば、従来は、動画像コンテンツがあらかじめきめられた位置で分断されたもの、および、CM動画像とで動画像再生リストをあらかじめ生成し、そのリストに沿った映像再生を行うことが一般的である。
また、本編の動画像コンテンツについて、CM動画像の挿入位置を決定するための方法としては、本編の動画像コンテンソの提供者からの指定位置に挿入する、指定時間単位の位置に挿入するという方法がある。
従来、本編の動画像コンテンツについて、自動的にCM動画像の挿入位置を決定するための方法としては、特許文献1の方法がある。特許文献1に記載されている方法では、動画像コンテンツのシーンの分類を用いて、動画像コンテンツのシーンの切り替えの位置を特定し、特定された位置にCMを挿入している。
特開2004−128550号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるシーンの分類は、動画像データが圧縮データのときに、その動き強度、動き空間分布および動き方向ヒストグラムを、各ショット内に存在する予測符号化画像が持つ動きベクトルの値を用いて検出し、これらとショット密度とに基づいて、動画像コンテンツの各ショットをシーンに分類するので、複雑な演算の追加を必要する。
そのため、動画像コンテンツのシーン(場面)が切替わる位置の解析を行うのに必要な処理量を低減することができる、動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置が望まれている。
第1の本発明の動画像解析装置は、(1)画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理装置において、(2)上記動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、上記所定の符号化画像の直前の、画像間予測を用いずに符号化されている内部符号化画像のデータ量との比較結果に基づいて、上記動画像において場面が切り替わる場面切替タイミングを推定する場面切替タイミング推定手段と、(3)上記場面切替タイミング推定手段が推定した場面切替タイミングに係る場面切替タイミング情報を出力するタイミング情報出力手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の動画像解析プログラムは、(1)画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理装置に搭載されたコンピュータを、(2)上記動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、上記所定の符号化画像の直前の、画像間予測を用いずに符号化されている内部符号化画像のデータ量との比較結果に基づいて、上記動画像において場面が切り替わる場面切替タイミングを推定する場面切替タイミング推定手段と、(3)上記場面切替タイミング推定手段が推定した場面切替タイミングに係る場面切替タイミング情報を出力するタイミング情報出力手段として機能させることを特徴とする。
第3の本発明の動画像解析方法は、(1)画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理方法において、(2)場面切替タイミング推定手段、タイミング情報出力手段を有し、(3)上記場面切替タイミング推定手段は、上記動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、上記所定の符号化画像の直前の、画像間予測を用いずに符号化されている内部符号化画像のデータ量との比較結果に基づいて、上記動画像において場面が切り替わる場面切替タイミングを推定し、(4)上記タイミング情報出力手段は、上記場面切替タイミング推定手段が推定した場面切替タイミングに係る場面切替タイミング情報を出力することを特徴とする。
第4の本発明の動画像処理装置は、(1)画像単位に符号化された動画像の動画像データを処理する動画像処理装置において、(2)第1の本発明の動画像処理装置を備え、(3)上記動画像データについて、上記動画像処理装置を解析した場面切替タイミングの一部又は全部に、上記動画像データとは異なる他の動画像データを挿入して、処理済動画像データを生成する処理を行う動画像挿入処理手段を有することを特徴とする。
第5の本発明の動画像配信装置は、(1)画像単位に符号化された配信用動画像の配信用動画像データを配信する動画像配信装置において、(2)第4の本発明の記載の動画像処理装置を備え、(3)上記配信用動画像データとして、上記動画像処理装置により処理された処理済動画像データを適用することを特徴とする。
動画像コンテンツについてシーン(場面)が切替わる位置の解析を行うのに必要な処理量を低減する。
第1の実施形態に係る動画配信システムの全体構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る動画像配信装置において、動画像コンテンツが入力されてから配信されるまでの動作の概要について示したフローチャートである。 第1の実施形態に係る動画像配信装置において、動画像コンテンツの入力の動作について示したフローチャートである。 第1の実施形態に係る動画像解析装置によるシーン切替位置の解析の動作について説明したフローチャートである。 第1の実施形態に係る動画像配信装置による、動画像コンテンツ配信の動作について説明したフローチャートである。 第2の実施形態に係る動画配信システムの全体構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る動画像解析装置によるシーン切替位置の解析の動作について説明したフローチャートである。 第3の実施形態に係る動画配信システムの全体構成について示したブロック図である。 第3の実施形態に係る動画像配信装置において、動画像コンテンツが入力されてから配信されるまでの動作の概要について示したフローチャートである。 第3の実施形態に係る動画像配信装置による、動画像コンテンツ配信の動作について説明したフローチャートである。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態の動画配信システム10の全体構成を示すブロック図である。
動画配信システム10は、動画像配信装置20と再生装置60を有している。
動画像配信装置20は、入力された動画像コンテンツCに所定の処理を行い、再生装置60に配信再生装置60するものである。この実施形態において、動画像配信装置20扱う動画像コンテンツCは、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式であるものとして説明するが、その他の形式(例えば、WMA形式等他の形式)であっても良い。また、動画像配信装置20は、再生装置60の要求に応じて、動画像コンテンツCを配信(オン・デマンド配信)するようにしても良いし、一方的に配信(ブロードキャスト)するようにしても良い。また、図1においては図示は省略しているが、動画像コンテンツCには、動画像だけでなく、動画像に同期した音声データを含めるようにしても良い。
再生装置60は、動画像配信装置20から受信した動画像コンテンツのデータを受信してユーザ出力する受信装置の機能を担っている。再生装置60による動画像コンテンツの出力方法は、ユーザに表示出力するようにしても良いし、記録媒体に記録したり、さらに他の装置に送信する等限定されないものである。図1においては、説明を簡易にするため再生装置60は1台として図示しているが、再生装置60の台数は限定されないものである。
なお、この実施形態において、動画像コンテンツCには、1以上の本編動画像コンテンツと、1以上のCM動画像コンテンツが含まれているものとし、動画像配信装置20は、本編動画像コンテンツの間にCM動画像コンテンツを挿入する処理を行って再生装置60に配信するものとする。
次に、動画像配信装置20の詳細について説明する。
動画像配信装置20は、動画像処理装置30及び動画像配信部50を有している。
動画像配信装置20は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成に、動画像配信プログラム等(実施形態の動画像解析プログラム等を含む)をインストールすることにより構築されるものである。
動画像処理装置30は、動画像コンテンツCのデータが入力されると、動画像コンテンツCに含まれている本編動画像コンテンツの間にCM動画像コンテンツを挿入する処理を行って、動画像配信部50に与えるものである。
なお、動画像コンテンツCには、CM動画像コンテンツを含めずに、本編動画像に挿入するCM動画像コンテンツは、動画像配信装置20に別途格納部を設けて格納しておき、本編動画像コンテンツに挿入するCM動画像コンテンツは、上述の格納部から選択して挿入するようにしても良い。また、動画像処理装置30において、本編動画像に挿入するCM動画像を選択する方法は、予め挿入する順序を設定しておいても良いし、ランダムに選択するようにしても良く、その選択方法は限定されないものである。
動画像配信部50は、動画像処理装置30から与えられた動画像コンテンツ(本編動画像コンテンツにCM動画像コンテンツが挿入されたもの)を、再生装置60に配信する機能を担っている。
次に、動画像処理装置30の詳細構成について説明する。
動画像処理装置30は、動画像解析装置40、入力部31、動画像蓄積部32、動画像処理部33、動画像分割情報格納部34を有している。
動画像処理装置30は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成に、動画像処理プログラム(実施形態の動画像解析プログラム等を含む)等をインストールすることにより構築されるものである。
入力部31は、動画像コンテンツCが入力されると、動画像コンテンツCを取り込んで、動画像蓄積部32に蓄積させる入力手段である。
動画像蓄積部32は、入力部31により入力された動画像コンテンツCのデータを蓄積する蓄積手段である。
動画像解析装置40は、動画像処理部33に蓄積された動画像コンテンツCに含まれる本編動画像において、シーン(場面)の切り替えが発生した位置(以下、「シーン切替位置」という)を検出し、その検出した位置情報を、動画像分割情報格納部34に出力して格納させるものである。
動画像解析装置40は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成に、実施形態の動画像解析プログラム等をインストールすることにより構築されるものである。
本編動画像コンテンツの配信において、CM動画像コンテンツを挿入するのに最も適した場所は、シーンチェンジにあわせて挿入することである。シーンの途中で突然無作為に挿入すると音声が分断され映像の意味がなさなくなる場合があるためである。
MPEG形式の動画像データにおいては、動画像データはフレーム(以下、「画像」ともいう)ごとに分割されており、フレーム内部の符号化により、フレーム自体の情報で1枚の映像を構成できるIフレームと、フレーム間予測により、前のフレーム情報との差分情報で構成されるPフレームなどを有している。一般にPフレームは映像の変化が激しいほどデータ量が多くなる。
この実施形態では、本編動画像において、Pフレームのデータ量に基づいて、シーン切替位置を検出するものとする。これは、シーン切替位置の直後のPフレームについては、映像の変化が激しく、データ量が大きくなることに着目し、Pフレームのデータ量が所定より大きい場合には、シーン切替位置に係るフレームであると推定することができるためである。
この実施形態においては、動画像解析装置40は、例として、あるPフレームのデータ量が、直前のIフレームよりも大きい場合には、当該Pフレームと、当該Pフレームの直前のフレームとの間が、シーン切替位置にあたると判断するものとする。
そして、動画像解析装置40は、本編動画像について解析したシーン切替位置のタイミングに係る情報(以下、「シーン切替位置情報」という)を、動画像分割情報格納部34に格納する。
シーン切替位置情報は、例えば、本編動画像の再生開始からの経過時間により表現しても良いし、再生開始からのフレーム数により表現しても良く、シーン切替位置のタイミングを特定することができる情報であれば、その形式は限定されないものである。
動画像処理部33は、動画像蓄積部32に蓄積された動画像コンテンツCに係る本編動画像データについて、動画像分割情報格納部34に格納されたシーン切替位置情報に基づいたタイミングでCM動画像データを挿入する処理を行い、処理済の動画像コンテンツを動画像配信部50に与える。
動画像処理部33は、シーン切替位置情報に示される全てのシーン切替位置についてCM動画像データを挿入する処理を行うようにしても良いし、一部のシーン切替位置についてのみCM動画像を挿入する処理を行うようにしても良いが、この実施形態においては、後者を採用するものとする。一般的に、動画像コンテンツの配信においてCMを挿入する場合は、15分程度の間隔でCM挿入が行われることから、この実施形態において、動画像処理部33は、まず最初に再生開始から15分の時点に最も近いシーン切替位置にCM動画像を挿入し、CM動画像を挿入したシーン切替位置から、さらに15分後の時点に最も近いシーン切替位置にCM動画像を挿入するという動作を繰り返すものとする。
以下の説明において、CM動画像コンテンツを挿入する位置(以下、「CM挿入位置」という)の間隔の目標時間(上述の例では15分)を、「CM挿入間隔目標時間」と呼ぶものとする。なお、CM挿入間隔目標時間は、15分以外の時間を適用するようにしても良いし、固定の長さではなく、配信する動画像コンテンツの再生時間に応じた長さを適用する等、動的に設定するようにしても良い。また、CM挿入間隔目標時間には、CM動画像コンテンツを配信している時間を含むものとしても良いし、含まないものとしても良いが、この実施形態においては、CM動画像を配信している時間は含まないものとして説明する。
また、一つのシーン切替位置に挿入するCM動画像の数は、限定されないものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の動画配信システム10の動作を説明する。
(A−2−1)動画像配信装置の動作の概要
図2は、動画像配信装置20において、動画像コンテンツCが入力されてから再生装置60に配信されるまでの一連の動作の概要について示したフローチャートである。
動画像配信装置20では、まず、動画像コンテンツCが入力され、動画像蓄積部32に蓄積(S101)されると、動画像解析装置40により動画像コンテンツCのうち本編ストリームについてシーン切替位置が分析され、分析結果がシーン切替位置情報として動画像分割情報格納部34に出力される(S102)。次に、動画像処理部33により、動画像蓄積部32に格納された動画像コンテンツCの本編動画像について、シーン切替位置情報に従ってCM動画像が挿入され、再生装置60に配信される(S103)。
以下、上述のステップS101〜S103のそれぞれのステップの詳細について説明する。
(A−2−2)動画像コンテンツの入力
まず、上述のステップS101における動画像コンテンツCの入力の動作の詳細について説明する。
図3は、動画像配信装置20において、動画像コンテンツCの入力の動作について示したフローチャートである。
まず、入力部31において、動画像コンテンツCの入力が開始されると、読込むデータが終了するまで、動画像コンテンツCが読込まれ(S201、S202)、読込んだデータは、動画像蓄積部32に書き込みされる(S203)。
(A−2−3)シーン切替位置の解析
次に、上述のステップS102における、動画像解析装置40によるシーン切替位置の解析の動作について説明する。
図4は、動画像解析装置40によるシーン切替位置の解析の動作について説明したフローチャートである。
まず、動画像解析装置40では、動画像蓄積部32に蓄積された本編動画像コンテンツの1フレームの読込みが試みられ(S301)、読込みができたか否かが判定される(S302)。
上述のステップS302において、動画像解析装置40では、フレームの読込みができたと判定された場合には、後述するステップS303から動作し、読込むフレームが無くデータが終了したと判定された場合には、シーン切替位置の解析の動作を終了する。
上述のステップS302において、動画像解析装置40では、フレームの読込みができたと判定された場合には、上述のステップS301において、当該フレームについてフレームの種別及びサイズを判定する(S303)。
そして、動画像解析装置40では、上述のステップS303の判定結果において、当該フレームがPフレームであるかが判定され、Pフレームである場合には後述するステップS306から動作し、Pフレームでない場合には上述のステップS301に戻って動作する(S304)。
上述のステップS304において、当該フレームがPフレームであると判定された場合には、動画像解析装置40では、さらに、当該Pフレームと、当該Pフレームの直前のIフレームとのサイズが比較され、当該Pフレームのサイズが直前のIフレームのサイズよりも大きいか否かが判定され、「大きい」と判定された場合には、後述するステップS306から動作し、そうでない場合には上述のステップS301に戻って動作する(S305)。
上述のステップS305において、当該当該Pフレームのサイズが直前のIフレームのサイズよりも大きいと判定された場合には、動画像解析装置40では、当該Pフレームのと、当該Pフレームの直前のフレームの間をシーン切替位置と認識し、そのシーン切替位置に係るシーン切替位置情報が生成され、動画像分割情報格納部34に出力され(S306)、上述のステップS301に戻って動作する。
(A−2−4)コンテンツ配信の動作
次に、上述のステップS103におけるコンテンツ配信の動作について説明する。
図5は、動画像配信装置20による、コンテンツ配信の動作について説明したフローチャートである。
まず、動画像処理装置30では、動画像分割情報格納部34に格納されたシーン切替位置情報に基づいて、動画像蓄積部32に蓄積された動画像コンテンツCの本編動画像コンテンツについて、CM挿入位置が計算される(S401)。ステップS401において、動画像処理装置30では、まず最初に再生開始から15分の時点に最も近いシーン切替位置をCM挿入位置として指定し、次に計算を行う場合には、前回計算したCM挿入位置から、さらに15分後の時点に最も近いシーン切替位置を、次のCM挿入位置と指定する。なお、動画像処理部33のCM挿入位置の指定において、前回指定されたCM挿入位置が、本編動画像コンテンツの終了15分前の時点よりも後の時点であった場合には、次のCM挿入位置の指定を行わないようにしても良いし、本編動画像コンテンツの終了後にCM挿入位置を指定するようにしても良い。
次に、現時点(直前に出力したフレームと次に出力しようとするフレームの間の時点)が、上述のステップS401で算出した次のCM挿入位置に該当するかどうかが判定され、次のCM挿入位置であると判定された場合には、後述するステップS406から動作し、次のCM挿入位置でないと判定された場合には、後述するステップS403から動作する(S402)。
上述のステップS402において、現時点がCM挿入位置でないと判定された場合には、動画像処理装置30では、動画像蓄積部32に蓄積された本編動画像コンテンツの、次の1フレームの読み出しが試みられ(S402)、読込みができたか否かが判定される(S403)。
次に、動画像処理装置30では、上述のステップS404において、フレームの読込みができたと判定された場合には、後述するステップS405から動作し、読込むフレームが無くデータが終了したと判定された場合には、シーン切替位置の解析の動作を終了する。
上述のステップS404において、動画像処理部33でフレーム読込みができたと判定された場合には、そのフレームが動画像配信部50に出力され、動画像配信部50により再生装置60に配信される(S405)。
上述のステップS402において、現時点がCM挿入位置と判定された場合には、動画像処理部33において、動画像蓄積部32に蓄積されたCM動画像コンテンツが選択されて読込まれ、読込まれたCM動画像コンテンツのデータが終了するまで、そのCM動画像コンテンツのフレームがそのフレームが動画像配信部50に出力され、動画像配信部50により再生装置60に配信され(S406〜S408)、上述のステップS401に戻って動作する。なお、この際上述のステップS401に戻って動作すると、上述のステップS401において読込まれる本編動画像のフレームは、CM挿入位置のタイミングの次に発生するフレームとなる。
以上のように、動画像配信装置20により、動画像コンテンツCの本編動画像コンテンツにCM動画像コンテンツが挿入されて、再生装置60に配信される。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
動画像解析装置40を用いて、自動的にシーン切替位置を解析し、シーン切替位置に基づいてCM挿入位置を解析することができるので、CM挿入位置を手動で設定する手間を省くことができる。
また、動画像解析装置40において、シーン切替位置を解析する方法として、Pフレームと、そのPフレームの直前のIフレームのデータ量を比較するだけでよいので、特許文献1に記載されている方法と比較して、容易にシーン切替位置を解析することができ、シーン切替位置を解析するための処理量を低減することができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図6は、この実施形態の動画配信システム10の全体構成を示すブロック図である。
MPEG形式の動画像コンテンツにおいて、通常Iフレームは、1秒30フレームとすると、15フレームに1個が推奨されているが、サイズが所定よりも大きい場合等、一部のPフレームについては、Iフレームに強制的に変換する動画像のエンコーダも存在するため、動画像コンテンツCのエンコードに上述のようなエンコーダが用いられていた場合には、第1の実施形態での動画像解析装置40のように、Pフレームのサイズに基づいて、シーン切替位置を検出する方法だと、シーン切替位置を検出することができない場合があるという問題がある。
そこで、第2の実施形態では、上述のような問題点を解決するために、通常は、定期的なタイミングでIフレームが出現する環境で、不定期のタイミングで出現するIフレームのサイズもシーン切替位置の検出に用いるものとする。
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との差異点を説明する。
第2の実施形態の動画配信システム10Aは、動画像配信装置20A及び再生装置60を有している。
再生装置60については、第1の実施形態のものと同様であるので、詳しい説明は省略する。
動画像配信装置20Aは、動画像処理装置30A及び動画像配信部50を有している。
動画像配信部50は、第1の実施形態のものと同様であるので、詳しい説明は省略する。
動画像配信装置20Aは、動画像解析装置40A、入力部31、動画像蓄積部32、動画像処理部33、動画像分割情報格納部34を有している。
入力部31、動画像蓄積部32、動画像処理部33、動画像分割情報格納部34については、第1の実施形態と同様のものであるので詳しい説明を省略する。
動画像解析装置40Aにおいては、上述の通り、Pフレームだけでなく、不定期のタイミングで出現するIフレームのサイズもシーン切替位置の検出に用いるものとする。
例えば、動画像コンテンツCにおいて、通常時15フレームに1つIフレームが出現する場合に、当該Iフレームと、当該Iフレームの直前のIフレームとの間のフレーム数が14(=15−1)個でない場合には、当該Iフレームは、不定期に出現するIフレーム(以下、「不定期Iフレーム」という)となる。なお、以下の説明において、不定期IフレームではないIフレームについては「定期Iフレーム」と呼ぶものとする。
動画像コンテンツCにおいて、通常時Iフレームが出現する間隔については、予め動画像解析装置40に設定するようにしても良いし、動画像コンテンツCを解析して検出するようにしても良い。例えば、動画像コンテンツCの一部又は全部について、Iフレームが発生する間隔を分析して、所定以上の確率(例えば、5割以上等)で出現する間隔を、動画像コンテンツCにおいて、通常時Iフレームが出現する間隔として認識するようにしても良い。
そして、動画像解析装置40Aでは、不定期Iフレームのデータ量が所定より大きい場合、その不定期Iフレームは、シーン切替位置に係るフレームであると推定するものとする。すなわち、この実施形態では、本編動画像コンテンツにおいて、Pフレームのデータ量と、不定期Iフレームのサイズを用いてシーン切替位置を検出する。
この実施形態においては、動画像解析装置40Aは、例として、ある不定期Iフレームのデータ量が、直前のIフレームよりも大きい場合には、その不定期Iフレームは、シーン切替位置に係るフレームと判断するものとする。Pフレームのデータ量に基づいてシーン切替位置を検出する方法は、第1の実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の動画配信システム10Aの動作を説明する。
動画像配信装置20Aにおいて、動画像コンテンツCが入力されてから再生装置60に配信されるまでの一連の動作の概要についても、上述の図2を用いて表すことができる。
動画配信システム10Aにおいて、上述の図2における、動画像コンテンツの入力(ステップS101)及び、動画像コンテンツの配信(ステップS103)の動作については第1の実施形態と同様であるので詳しい説明を省略し、ここでは、シーン切替位置の解析(ステップS102)についてのみ説明する。
次に、動画像解析装置40Aによるシーン切替位置の解析の動作について説明する。
図7は、動画像解析装置40Aによるシーン切替位置の解析の動作について説明したフローチャートである。
まず、動画像解析装置40Aでは、動画像蓄積部32に蓄積された本編動画像コンテンツの1フレームの読込みが試みられ(S501)、読込みができたか否かが判定される(S502)。
上述のステップS502において、フレームの読込みができたと判定された場合には、後述するステップS503から動作し、読込むフレームが無くデータが終了したと判定された場合には、シーン切替位置の解析の動作を終了する。
上述のステップS502において、フレームの読込みができたと判定された場合には、動画像解析装置40Aでは、上述のステップS501において、読込んだフレームについてフレームの種別及びサイズを判定する(S503)。
そして、動画像解析装置40Aでは、上述のステップS503の判定結果において、当該フレームがPフレーム、又は、不定期Iフレームである場合には、当該フレームの直前のIフレームとのサイズが比較され、当該フレームが、Pフレームでも、不定期Iフレームでもない場合には上述のステップS501に戻って動作する(S504〜S506)。
上述のステップS506において、当該フレーム(Pフレーム、又は、不定期Iフレーム)のデータ量が、直前のIフレームのサイズよりも「大きい」と判定された場合には、後述するステップS508から動作し、そうでない場合には上述のステップS501に戻って動作する(S507)。
上述のステップS507において、当該フレーム(Pフレーム、又は、不定期Iフレーム)のサイズが直前のIフレームのサイズよりも大きいと判定された場合には、動画像解析装置40Aでは、当該フレームと、当該フレームの直前のフレームとの間をシーン切替位置と認識し、そのシーン切替位置に係るシーン切替位置情報を、動画像分割情報格納部34に出力し(S508)、上述のステップS501に戻って動作する。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。
動画像解析装置40Aでは、Pフレームだけでなく、不定期Iフレームも用いてシーン切替位置を解析するため、動画像コンテンツCの本編動画コンテンツにおいて、本来Pフレームであるはずのフレームが強制的にIフレームに変更されている場合でも、シーン切替位置を検出することができる。すなわち、動画像解析装置40Aでは、第1の実施形態と比較してシーン切替位置を検出する精度を向上させることができる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による動画像解析装置、プログラム及び方法、並びに、動画像処理装置及び動画像配信装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(C−1)第3の実施形態の構成
図8は、第3の実施形態の動画配信システム10Bの全体構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の動画像配信装置においては、動画像コンテンツCの本編動画像コンテンツについて、一旦全てのシーン切替位置を求めて、シーン切替位置情報を動画像分割情報格納部に格納し、格納されたシーン切替位置情報を用いてCM挿入位置を検出していた。第3の実施形態の動画配信システム10Bでは、「動画像分割情報格納部」を省略し、リアルタイムにシーン切替位置及びCM挿入位置を検出する点で、第1の実施形態と異なっている。
以下、第3の実施形態について、第1の実施形態との差異を説明する。
第3の実施形態の動画配信システム10Bは、動画像配信装置20B及び再生装置60を有している。再生装置60については、第1の実施形態と同様のものであるので詳しい説明は省略する。
動画像配信装置20Bは、動画像処理装置30B及び動画像配信部50を有している。動画像配信部50については、第1の実施形態と同様のものであるので、詳しい説明は省略する。
動画像処理装置30Bは、動画像解析装置40B、入力部31、動画像蓄積部32、動画像処理部33Bを有している。入力部31、動画像蓄積部32については、第1の実施形態と同様のものであるので詳しい説明は省略する。
動画像処理部33Bは、動画像蓄積部32に蓄積された動画像コンテンツCの本編動画像コンテンツについて1フレームづつ読込み、動画像配信部50に出力する。そして、動画像処理部33Bは、当該フレームの内容を動画像解析装置40Bに与えて、現時点(当該フレームと当該フレームの直前のフレームとの間)がシーン切替位置のタイミングであるか否かを判定させ、現時点がシーン切替位置のタイミングに該当する場合には、さらに、現時点がCM挿入位置のタイミングに該当するか否かを判定する。そして、動画像処理部33Bは、現時点がCM挿入位置のタイミングに該当すると判定した場合には、動画像蓄積部32に蓄積されたCM動画像コンテンツを選択して読込んで、フレーム単位で動画像配信部50に出力し、CM動画像コンテンツの出力が完了すると、再び本編動画像コンテンツの続きのフレームを読込んで同様の処理を行う。
動画像処理部33Bは、動画像処理部33Bから、本編動画像コンテンツについて1フレームずつ与えられると、現時点(当該フレームと当該フレームの直前のフレームとの間)が、シーン切替位置であるか否かを判定し、その判定結果を動画像処理部33Bに与える。動画像処理部33Bにおける、シーン切替位置の検出方法は、第1の実施形態の動画像処理部33又は第2の実施形態の動画像処理部33Aのいずれの方法を適用しても良い。
動画像処理部33Bにおいて、現時点がCM挿入位置のタイミングに該当するか否かを判定する方法としては、例えば、第1及び第2の実施形態と同様に、まず最初に再生開始からCM挿入間隔目標時間(15分)の時点に近いシーン切替位置にCM動画像を挿入し、CM動画像を挿入したシーン切替位置から、さらにCM挿入間隔目標時間(15分)経過後の時点に近いシーン切替位置にCM動画像を挿入するという動作を繰り返すようにしても良い。
しかし、第1の実施形態では、予め本編動画像コンテンツについて全てのシーン切替位置を検出してから、CM挿入位置の検出を行っているので、CM挿入位置の間隔が最もCM挿入間隔目標時間(15分)に近い時間となるシーン切替位置を選択することができるが、第3の実施形態の動画像処理部33B及び動画像解析装置40Bにおいては、1フレームずつ読込んで、リアルタイムにシーン切替位置とCM挿入位置の検出を同時に行うため、CM挿入位置を判定する方法を変更する必要がある。
例えば、動画像処理装置30Bでは、前回のCM挿入位置の時点又は本編動画像コンテンツの配信を開始した時点から、所定時間(以下、「CM挿入待機時間」と呼ぶ)が経過した時点以降に、最初に発生するシーン切替位置を、CM挿入位置として検出するようにしても良い。
CM挿入待機時間としては、例えば、CM挿入間隔目標時間の9割(この割合は限定されないものである)の時間(15分×0.9=13.5分)と設定しても良いし、CM挿入間隔目標時間から1分(この時間は限定されないものである)減算した時間(15分―1分=14分)とすること等が挙げられる。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第3の実施形態の動画配信システム10Bの動作を説明する。
図9は、動画像配信装置20Cにおいて、動画像コンテンツCが入力されてから再生装置60に配信されるまでの一連の動作の概要について示したフローチャートである。
動画像配信装置20Bでは、まず、動画像コンテンツCが入力され、動画像蓄積部32に蓄積(S701)される、動画像処理部33Bにより、動画像蓄積部32に格納された動画像コンテンツCの本編動画像について、CM動画像コンテンツが挿入され、再生装置60に配信される(S702)。
ステップS701の動作については、上述のステップS101(図2及び図3参照)と同様の内容であるので詳しい説明を省略する。
次に、上述のステップS702におけるコンテンツ配信の動作について説明する。
図10は、動画像配信装置20Bによる、コンテンツ配信の動作について説明したフローチャートである。
まず、動画像処理装置30Bでは、動画像蓄積部32に蓄積された本編動画像コンテンツの、次の1フレームの読み出しが試みられ(S801)、読込みができたか否かが判定される(S802)。
動画像処理部33Bでは、上述のステップS802において、フレームの読込みができたと判定された場合には、後述するステップS803から動作し、読込むフレームが無くデータが終了したと判定された場合には、シーン切替位置の解析の動作を終了する。
上述のステップS802において、動画像処理部33Bでフレーム読込みができたと判定された場合には、動画像処理部33Bでは、現時点(読込んだフレームと、読込んだフレームの直前のフレームとの間)がCM挿入位置に該当するか否かの検査が、動画像解析装置40Bによるシーン切替位置の判定結果を利用して行われる(S803)。
次に、動画像処理部33Bでは、上述のステップS803において、「現時点がCM挿入位置に該当する」という検査結果だった場合には後述するステップS806から動作し、「現時点がCM挿入位置に該当しない」という検査結果だった場合には、後述するステップS805から動作する(S804)。
CM挿入位置の検査結果が、「現時点がCM挿入位置に該当しない」という検査結果だった場合には、上述のステップS801において読込んだフレームが、動画像配信部50に出力され、動画像配信部50により再生装置60に配信され(S805)、上述のステップS801に戻って動作する。
CM挿入位置の検査結果が、「現時点がCM挿入位置に該当する」という検査結果だった場合には、動画像処理部33Bにおいて、動画像蓄積部32に蓄積されたCM動画像コンテンツが選択されて読込まれ、選択されたCM動画像コンテンツのデータが終了するまで、そのCM動画像コンテンツのフレームがそのフレームが動画像配信部50に出力され、動画像配信部50により再生装置60に配信され(S806〜S808)、上述のステップS801に戻って動作する。なお、この際上述のステップS801に戻って動作すると、上述のステップS801において読込まれる本編動画像のフレームは、CM挿入位置のタイミングの次に発生するフレームとなる。
以上のように、動画像配信装置20Bにより、動画像コンテンツCの本編動画像コンテンツにCM動画像コンテンツが挿入されて、再生装置60に配信される。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態に加えて、以下のような効果を奏することができる。
動画像配信装置20Bでは、事前にシーン切替位置を解析する工程をおこなわずに、リアルタイムに動画像解析装置40Bによりシーン切替位置及びCM挿入位置を検出し、本編動画像コンテンツにCM動画像コンテンツを挿入して配信することができる。特に、本発明の動画像解析装置では、従来の特許文献1に記載の方法よりも少ない処理量で、シーン切替位置を検出することができるので、第3の実施形態のようにリアルタイムにシーン切替位置を検出する処理を行っても、シーン切替位置の検出に係る処理遅延時間が少ないという効果も奏することができる。
また、第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態のように、動画像分割情報格納部を設ける必要がない。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)第2の実施形態においては、動画像解析装置によるシーン切替位置の検出において、Pフレーム及び不定期Iフレームを用いているが、不定期Iフレームのみを用いて検出するようにしても良い。
(D−2)上記の各実施形態においては、本発明の動画像処理装置を、動画像配信装置に適用した例について説明したが、動画像処理装置により処理された動画像データ(本編動画像コンテンツにCM動画像コンテンツを挿入した動画像データ)を、記録媒体に記録したり、ディスプレイ等の表示装置に直接表示させたりする等しても良い。すなわち、本発明の動画像処理装置による出力方法は限定されないものである。
(D−3)上記の各実施形態においては、本発明の動画解析装置をCM挿入位置の検出に用いることを目的としているが、その他の目的に利用するようにしても良い。
例えば、動画解析装置が検出したシーン切替位置を、映画やドラマの動画像コンテンツにおけるチャプター検出に用いるようにしても良い。例えば、当該動画像コンテンツを鑑賞中のユーザが次のチャプターに早送りしたい場合に、動画解析装置が検出したシーン切替位置まで早送りすることなどが挙げられる。
(D−4)上記の実施形態においては、動画像処理装置において、本編動画像コンテンツに挿入されるのはCM動画像コンテンツのみであったが、その他にも、視聴者に対する警告の動画、ニュースの動画、テスト用動画、時報に係る動画等、他の動画コンテンツを挿入するようにしても良い。すなわち、動画像処理装置において、本編動画像コンテンツに挿入される他の動画像コンテンツの種類は限定されないものである。
10…動画配信システム、20…動画像配信装置、30…動画像処理装置、40…動画像解析装置、31…入力部、32…動画像蓄積部、33…動画像処理部、34…動画像分割情報格納部、C…動画像コンテンツ、50…動画像配信部、60…再生装置。

Claims (9)

  1. 画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理装置において、
    上記動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、上記所定の符号化画像の直前の、画像間予測を用いずに符号化されている内部符号化画像のデータ量との比較結果に基づいて、上記動画像において場面が切り替わる場面切替タイミングを推定する場面切替タイミング推定手段と、
    上記場面切替タイミング推定手段が推定した場面切替タイミングに係る場面切替タイミング情報を出力するタイミング情報出力手段と
    を有することを特徴とする動画像解析装置。
  2. 上記場面切替タイミング推定手段は、上記内部符号化画像に対する上記所定の符号化画像のデータ量の比率が所定以上の場合には、上記所定の符号化画像と、上記所定の符号化画像の直前の符号化画像との間のタイミングを、場面切替タイミングと推定することを特徴とする請求項1に記載の動画解析装置。
  3. 上記所定の符号化画像としては、少なくとも画像間予測を用いて符号化されている予測符号化画像が該当することを特徴とする請求項1又は2に記載の動画解析装置。
  4. 上記動画像データには、直前の内部符号化画像までの画像数が所定の数となる定期内部符号化画像と、直前の内部符号化画像までの画像数が上記所定の数と異なる不定期内部符号化画像とが含まれており、
    上記所定の符号化画像としては、少なくとも上記不定期内部符号化画像が該当することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動画像解析装置。
  5. 上記所定の数は、上記動画像データにおいて定められている定数であることを特徴とする請求項4に記載の動画像解析装置。
  6. 画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理装置に搭載されたコンピュータを、
    上記動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、上記所定の符号化画像の直前の、画像間予測を用いずに符号化されている内部符号化画像のデータ量との比較結果に基づいて、上記動画像において場面が切り替わる場面切替タイミングを推定する場面切替タイミング推定手段と、
    上記場面切替タイミング推定手段が推定した場面切替タイミングに係る場面切替タイミング情報を出力するタイミング情報出力手段と
    して機能させることを特徴とする動画像解析プログラム。
  7. 画像単位に符号化された動画像の動画像データを解析する動画解析理方法において、
    場面切替タイミング推定手段、タイミング情報出力手段を有し、
    上記場面切替タイミング推定手段は、上記動画像データにおいて、所定の符号化画像のデータ量と、上記所定の符号化画像の直前の、画像間予測を用いずに符号化されている内部符号化画像のデータ量との比較結果に基づいて、上記動画像において場面が切り替わる場面切替タイミングを推定し、
    上記タイミング情報出力手段は、上記場面切替タイミング推定手段が推定した場面切替タイミングに係る場面切替タイミング情報を出力する
    ことを特徴とする動画像解析方法。
  8. 画像単位に符号化された動画像の動画像データを処理する動画像処理装置において、
    請求項1〜5のいずれかに記載の動画像処理装置を備え、
    上記動画像データについて、上記動画像処理装置を解析した場面切替タイミングの一部又は全部に、上記動画像データとは異なる他の動画像データを挿入して、処理済動画像データを生成する処理を行う動画像挿入処理手段
    を有することを特徴とする動画像処理装置。
  9. 画像単位に符号化された配信用動画像の配信用動画像データを配信する動画像配信装置において、
    請求項8に記載の動画像処理装置を備え、
    上記配信用動画像データとして、上記動画像処理装置により処理された処理済動画像データを適用することを特徴とする動画像配信装置。
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