JP2010219551A - 波長変換組成物及び波長変換組成物からなる層を備えた光起電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硬化性樹脂5と、吸収した光の波長を変換する変換物質6とを含有する。
【選択図】図1
Description
さらに、特許文献3には波長変換物質としてCdSe、CdTe、GaN、Si、InP、ZnOなどの半導体微粒子やそれらをコアシェル型にした粒子を用いた記載がある。
半導体微粒子の中でも比較的毒性の低いシリコン半導体微粒子の合成法としては、特許文献4(スパッタリング法)、5(陽極酸化法)、非特許文献1(大量製造法)に、酸化亜鉛半導体微粒子の合成法及び噴霧乾燥法による酸化亜鉛半導体微粒子とシリカ微粒子との複合微粒子作製法としては、非特許文献2に記載されている。噴霧熱分解法によるナノ粒子作製法としては、特許文献6に記載されている。
以下に、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1に本発明に係る波長変換組成物からなる波長変換層3を備えた光起電装置1を示す。この光起電装置1は、光により起電力を生じる光起電層2を備え、光起電層2の光の入射面側に波長変換組成物からなる波長変換層3が設けられている。
COCH=CH2、R3、R4が水素で、pが1である構造を持つパーヒドロ−1,4;5
,8−ジメタノナフタレン−2,3,7−(オキシメチル)トリアクリレート、 X、R3、R4がすべて水素で、pが0または1である構造を持つアクリレートより選ばれた少な
くとも1種以上のアクリレートであり、粘度等の点を考慮すると、最も好ましくは、 X
、R3、R4がすべて水素で、pが0である構造を持つノルボルナンジメチロールジアクリレートである。
シリコーン樹脂としては、市販のLED用シリコーン樹脂等が挙げられる。
硬化性樹脂とは、最終的にネットワーク構造を形成するものであれば良く、イオンを媒体としてネットワークを形成するアイオノマー樹脂なども使用することができる。
また、半導体微粒子としては、CdSe、CdTe,GaN、Si、InP、ZnOなどが挙げられるが、資源枯渇の心配が少なく、比較的毒性が低く取り扱いが容易で、低コストであるシリコン(Si)、酸化亜鉛(ZnO)の半導体微粒子が好ましい。半導体微粒子の粒径は1〜10nmが好ましく、さらに好ましくは1〜5nmである。
これらの波長変換物質6は、単独で用いられてもよく、複数種類を混合して用いてもよい。
また、波長変換組成物中の酸化物微粒子4の含有量は、好ましくは、45〜55vol%である。波長変換組成物中の酸化物微粒子4の含有量をこのようにすることにより、波長変換組成物により形成される層の透明性を一層高めることができる。
波長変換組成物中には、架橋を促進させるための触媒や架橋剤や波長変換物質又は波長変換物質を含有する酸化物微粒子と樹脂との親和性を良くし波長変換物質又は波長変換物質を含有する酸化物微粒子の分散性を向上させるためのアルコキシ基を有する化合物や界面活性剤を含有させることができる。
上述の実施形態において、図3に示すように、波長変換層3として、紫外領域の太陽光線を可視光領域に変換する第1波長変換層31と、赤外領域の太陽光線を可視光領域に変換する第2波長変換層32とを設けてもよい。この実施形態では、図に示すように、光の入射側から順に第1波長変換層31、第2波長変換層32の順に形成されている。光は、波長が長いほど透過しやすくなる。従って、波長の短い紫外領域を可視光領域に変換する第1波長変換層31を光の入射側に設け、波長の長い赤外領域を可視光領域に変換する第2波長変換層32をその内側に設けることにより、波長変換の効率を高めることができる。第2波長変換層32は赤外領域の太陽光線を可視光領域に変換する層に限定されず、紫外領域の太陽光線を可視光領域に変換する第1波長変換層31とは異なる種類の紫外領域の太陽光線を可視光領域に変換する波長変換層を使用してもよい。また、積層数は2層に限らず3層以上積層してもよい。各波長変換層の屈折率は光の入射側を最も小さくし、半導体側の層に近いほど屈折率を大きくなるようにすることにより、界面での光の反射による損失を少なくでき、光を効率よく光起電装置に供給することができる。
また、波長変換層3として、紫外領域の太陽光線を可視光領域に変換する第1波長変換層3と、赤外領域の太陽光線を可視光領域に変換する第2波長変換層3とを設ける場合、図4に示すように、光起電層2の光の入射面側に第1波長変換層3を形成し、光起電層2の裏面に第2波長変換層3を形成し、さらに第2波長変換層3の光起電層2側とは反対の側に反射層6を設けてもよい。
上述の実施形態において、波長変換組成物を光起電装置1に塗布し硬化させて波長変換層3を形成する例について説明したがこれに限られるものではない。例えば、波長変換組成物を硬化させたフィルムを形成し、これを接着剤等によって、光起電装置1に設けることにより波長変換層3を形成してもよい。
上述の実施形態において、波長変換層3が光起電装置の面内に凹凸構造を有するように設置されても良い。これにより、光の透過ロス、波長変換層と光起電装置界面における反射ロス等を削減することができ、波長変換層で変換された光を効率よく光起電装置に供給することができる。ここで、凹凸形状が面内で途切れた構造でも、波長変換層と呼ぶ。
上述の実施形態において、前記波長変換層3の塗布方法には、スプレー、ディスペンサー、インクジェット等、さまざまな方法を用いることができる。塗布速度、装置コスト、微細形状描画精度等を考慮すると、インクジェット方式を用いた塗布が好ましく、中でも、比較的高粘度にも対応できるピエゾ方式又は静電方式のインクジェットが好ましい。
(1)波長変換物質を含有する酸化物微粒子
含水量が50ppm以下のイソプロピルアルコール中に、所定量の四塩化ジルコニウム(ZrCl4)及び塩化ユーロピウム(EuCl3・6H2O)を溶解し、加熱下でリフラックスしながら、定量ポンプを用いて所定量の水とN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートを溶解したイソプロピルアルコール溶液をゆっくり添加した。十分に還流処理した後、さらに、四塩化ジルコニウム(ZrCl4)を溶解し、定量ポンプを用いて所定量の水とN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートを溶解したイソプロピルアルコール溶液をゆっくり添加し、さらに十分に還流処理を実施した。四塩化ジルコニウム(ZrCl4)、塩化ユーロピウム(EuCl3・6H2O)それぞれの添加量は、Zr、Eu濃度比(モル比)が100:1となるように調整した。この後、限外濾過膜等を用い、未反応物と副生成物を除去して、必要に応じ濃縮し、酸化物重量分率が20重量%のイソプロピルアルコール分散型酸化物を得た。蛍光X線装置(リガク製、RIX2000)にてZr:Eu=100:1であることを確認した。イソプロピルアルコール分散型酸化物を乾燥し、400℃、1時間加熱後の重量残さから酸化物重量分率が20重量%になっていることを確認した。真比重は5.8であった。また、小角X線散乱測定により、酸化物微粒子の平均粒子径が52nm、標準偏差は10nmであること、FE−SEM観察により、酸化物微粒子がほぼ球状であることを確認した。
一般式(2)において、X、R3、R4がすべて水素で、pが0である構造を持つノルボルナンジメチロールジアクリレート[試作品番 TO−2111;東亞合成(株)製]、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、(1)で作製したイソプロピルアルコール分散型酸化物(酸化物含量20重量%、平均粒子径50nm、標準偏差10nm)を波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が50vol%になるように配合し、45℃で撹拌しながら減圧下揮発分を除去した。その後、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製のイルガキュア184)を溶解させた後、さらに減圧下揮発分を除去し、波長変換組成物を得た。波長変換組成物中の溶剤含有量は10%未満であった。
また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有すること、この波長変換組成物及び(1)で作製した複合酸化物微粒子の透明分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣から上記酸化物体積分率になっていることを確認した。
(3−1)透明性と線膨張係数
得られた波長変換組成物を所定の温度(60〜80℃)のオーブンで加熱し、ガラス板上に作成した厚み0.15mmの枠内に注入し、上部よりガラス板をのせ枠内に波長変換組成物を充填した。(2)で得られた、ガラス板に挟んだ波長変換組成物に、両面から約500mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスからシートを剥離した。得られたシートを、それぞれ、真空オーブン中で、約100℃で3時間加熱後、さらに約275℃で3時間加熱して、シート状サンプルを得た。得られたシート状サンプルの厚みをマイクロメーターで測定した結果、140μmであった。
上記シート状サンプルをセイコー電子(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素の存在下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から400℃まで上昇させて20分間保持し、30〜230℃の時の値を測定して求めた。荷重を5gにし、引張モードで測定を行った結果、平均線膨張係数は、41ppm/℃であった。
また、上記シート状サンプルに関して日本電色工業株式会社製NDH2000を用いてヘイズ測定を測定した結果、0.5であり、分光光度計U3200((株)日立製作所)及びUV−2400PC((株)島津製作所製)で平行光線透過率を測定した結果、平行光線透過率は92%であった。肉眼で見ても、非常に透明なシートであることが確認できた。
市販のアモルファスシリコン太陽電池セルの表面に、(2)で得られた複合体樹脂組成物及び樹脂組成物を約1μmの厚みになるように塗布し、最終の太陽電池セルとした。このセルについて発電効率を測定したところ、約2%、発電効率が向上することを確認できた。
(1)波長変換物質を含有する酸化物微粒子
含水量が50ppm以下のイソプロピルアルコール中に、所定量の硝酸イットリウム六水和物、硝酸ビスマス、硝酸ユーロピウム六水和物及びオルトバナジン酸ナトリウムを溶解し、加熱加圧下でリフラックスしながら、定量ポンプを用いて所定量の水とN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートを溶解したイソプロピルアルコール溶液をゆっくり添加した。十分に還流処理した後、さらに、硝酸イットリウム六水和物とオルトバナジン酸ナトリウムを溶解し、定量ポンプを用いて所定量の水とN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートを溶解したイソプロピルアルコール溶液をゆっくり添加し、さらに十分に還流処理を実施した。この後、限外濾過膜等を用い、未反応物と副生成物を除去して、必要に応じ濃縮し、酸化物濃度が20重量%のイソプロピルアルコール分散型酸化物を得た。真比重は4.3であった。この酸化物の組成はYVO4:Bi3+,Eu3+である。尚、YVO4中におけるBi3+とEu3+の含有量は、Bi/(Y+V+O+Bi+Eu)、Eu/(Y+V+O+Bi+Eu)がそれぞれ0.5mol%となるように配合した。得られた粒子は蛍光X線分析装置((株)リガク製、RIX2000)にてY:V:Bi:Eu=94:98:3:3であることを確認した。イソプロピルアルコール分散型酸化物を乾燥し、400℃、1時間加熱後の重量残さから酸化物重量分率が20重量%になっていることを確認した。また、小角X線散乱測定により、酸化物微粒子の平均粒子径が45nm、標準偏差は9nmであること、FE−SEM観察により、酸化物微粒子がほぼ球状であることを確認した。
一般式(2)において、X、R3、R4がすべて水素で、pが0である構造を持つノルボルナンジメチロールジアクリレート[試作品番 TO−2111;東亞合成(株)製]、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、(1)で作製したイソプロピルアルコール分散型酸化物(酸化物含量20重量%、平均粒子径50nm、標準偏差10nm)を波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が50vol%になるように配合し、45℃で撹拌しながら減圧下揮発分を除去した。その後、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製のイルガキュア184)を溶解させた後、さらに減圧下揮発分を除去し、波長変換組成物を得た。波長変換組成物中の溶剤含有量は10%未満であった。
また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有すること、この波長変換組成物及び(1)で作製した複合酸化物微粒子の透明分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣から上記酸化物体積分率になっていることを確認した。
(3−1)透明性と線膨張係数
得られた波長変換組成物を所定の温度(60〜80℃)のオーブンで加熱し、ガラス板上に作成した厚み0.15mmの枠内に注入し、上部よりガラス板をのせ枠内に波長変換組成物を充填した。(2)で得られた、ガラス板に挟んだ波長変換組成物に、両面から約500mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスからシートを剥離した。得られたシートを、それぞれ、真空オーブン中で、約100℃で3時間加熱後、さらに約275℃で3時間加熱して、シート状サンプルを得た。得られたシート状サンプルの厚みをマイクロメーターで測定した結果、140μmであった。
上記シート状サンプルをセイコー電子(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素の存在下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から400℃まで上昇させて20分間保持し、30℃〜230℃の時の値を測定して求めた。荷重を5gにし、引張モードで測定を行った結果、平均線膨張係数は、42ppm/℃であった。
また、上記シート状サンプルに関して日本電色工業株式会社製NDH2000を用いてヘイズ測定を測定した結果、0.6であり、分光光度計UV−2400PC(島津製作所製)で平行光線透過率を測定した結果、平行光線透過率は91%であった。肉眼で見ても、非常に透明なシートであることが確認できた。
市販の結晶シリコン太陽電池セルの表面に、(2)で得られた複合体樹脂組成物及び樹脂組成物を約1μmの厚みになるように塗布し、最終の太陽電池セルとした。このセルについて発電効率を測定したところ、約3%、発電効率が向上することを確認できた。
(1)波長変換物質を含有する酸化物微粒子
硝酸ユーロピウム六水和物を硝酸ネオジム六水和物に変更した以外は実施例1と同様にして波長変換物質を含有する酸化物微粒子を作製した。この酸化物の組成はYVO4:Bi3+,Nd3+である。真比重は4.3であった。尚、YVO4中におけるBi3+とNd3+の含有量は、Bi/(Y+V+O+Bi+Nd)、Nd/(Y+V+O+Bi+Nd)がそれぞれ0.5mol%となるように配合した。得られた粒子は蛍光X線分析装置((株)リガク製、RIX2000)にてY:V:Bi:Nd=94:95:3:3であることを確認した。イソプロピルアルコール分散型酸化物を乾燥し、400℃、1時間加熱後の重量残さから酸化物重量分率が20重量%になっていることを確認した。また、小角X線散乱測定により、酸化物微粒子の平均粒子径が51nm、標準偏差は10nmであること、FE−SEM観察により、酸化物微粒子がほぼ球状であることを確認した。
波長変換物質を含有する酸化物微粒子をYVO4:Bi3+,Nd3+に変えたほかは実施例2と同様にして、波長変換組成物を得、同様の評価を行った。波長変換組成物中の溶剤含有量は10%未満であった。
また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有すること、この波長変換組成物及び(1)で作製した複合酸化物微粒子の透明分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣から上記酸化物体積分率になっていることを確認した。
得られたシート状サンプルの厚みをマイクロメーターで測定した結果、141μmであった。得られた波長変換組成物の平均線膨張係数は、42ppm/℃であった。ヘイズ測定を測定した結果、0.9であり平行光線透過率は91%であった。発電効率を測定したところ、結晶シリコン太陽電池セルで約3%発電効率が向上することを確認できた。
市販のアモルファスシリコン太陽電池セルの表面に、[実施例1]で得られた波長変換組成物を、ピエゾ方式のインクジェットを用いて図5に示されるようなマイクロレンズ形状に塗布し、最終の太陽電池セルとした。顕微鏡観察により得られたマイクロレンズ形状の直径、凹凸構造の高低差、周期は、それぞれ、約30μm、約10μm、約40μmであった。このセルについて発電効率を測定したところ、約3%、発電効率が向上することを確認できた。
市販の結晶シリコン太陽電池セルの表面に、[実施例2]で得られた波長変換組成物を、ピエゾ方式のインクジェットを用いて図5に示されるようなマイクロレンズ形状に塗布し、最終の太陽電池セルとした。顕微鏡観察により得られたマイクロレンズ形状の直径、凹凸構造の高低差、周期は、それぞれ、約30μm、約10μm、約40μmであった。このセルについて発電効率を測定したところ、約4%、発電効率が向上することを確認できた。
市販の結晶シリコン太陽電池セルの表面に、[実施例3]で得られた波長変換組成物をピエゾ方式のインクジェットを用いて図5に示されるようなマイクロレンズ形状に塗布し、最終の太陽電池セルとした。顕微鏡観察により得られたマイクロレンズ形状の直径、凹凸構造の高低差、周期は、それぞれ、約30μm、約10μm、約40μmであった。このセルについて発電効率を測定したところ、約4%、発電効率が向上することを確認できた。
(1)波長変換するシリコン微粒子
特許文献4記載の方法に従い、ターゲット材料にシリコンと石英(面積比:シリコン/石英=10/90)を用いて高周波スパッタリング装置により、SiOx膜を基板上に堆積させた。これをアルゴンガス下、熱処理した。膜を樹脂板に固定し、20%フッ酸水溶液で2分処理した。現れたシリコンナノ粒子を水で洗浄した。フッ酸を除去するまで行った。これをイソプロピルアルコール中で超音波処理することでシリコン微粒子の分散液を得た。
また、透過型電子顕微鏡(TEM)により、シリコン微粒子の平均粒子径が3nm、標準偏差は1nmであること、シリコン微粒子がほぼ球状であることを確認した。真比重は2.3であった。分散液の400℃1時間加熱後の重量残渣から、分散液中の複合酸化物微粒子とイソプロピルアルコールの重量比が、1:99であることを確認した。
一般式(2)において、X、R3、R4がすべて水素で、pが0である構造を持つノルボルナンジメチロールジアクリレート[試作品番 TO−2111;東亞合成(株)製]、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、(1)で作製したイソプロピルアルコール分散型シリコン微粒子(シリコン微粒子含量1重量%、平均粒子径3nm、標準偏差1nm)を波長変換組成物の硬化後のシリコン微粒子の体積分率が5vol%になるように配合し、45℃で撹拌しながら減圧下揮発分を除去した。その後、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製のイルガキュア184)を溶解させた後、さらに減圧下揮発分を除去し、波長変換組成物を得た。波長変換組成物中の溶剤含有量は10%未満であった。
また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有することこの波長変換組成物及び(1)で作製した微粒子の分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、また、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣から上記シリコン微粒子体積分率になっていることを確認した。
(3−1)透明性と線膨張係数
得られた波長変換組成物を所定の温度(60〜80℃)のオーブンで加熱し、ガラス板上に作成した厚み0.15mmの枠内に注入し、上部よりガラス板をのせ枠内に波長変換組成物を充填した。(2)で得られた、ガラス板に挟んだ波長変換組成物に、両面から約500mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスからシートを剥離した。得られたシートを、それぞれ、真空オーブン中で、約100℃で3時間加熱後、さらに約275℃で3時間加熱して、シート状サンプルを得た。得られたシート状サンプルの厚みをマイクロメーターで測定した結果、141μmであった。
上記シート状サンプルをセイコー電子(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素の存在下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から400℃まで上昇させて20分間保持し、30℃〜230℃の時の値を測定して求めた。荷重を5gにし、引張モードで測定を行った結果、平均線膨張係数は、87ppm/℃であった。
また、上記シート状サンプルに関して日本電色工業株式会社製NDH2000を用いてヘイズ測定を測定した結果、0.6であり、分光光度計UV−2400PC(島津製作所製)で平行光線透過率を測定した結果、平行光線透過率は93%であった。肉眼で見ても、非常に透明なシートであることが確認できた。
市販の結晶シリコン太陽電池セルの表面に、(2)で得られた波長変換組成物をピエゾ方式のインクジェットを用いて図5に示されるようなマイクロレンズ形状に塗布し、最終の太陽電池セルとした。顕微鏡観察により得られたマイクロレンズ形状の直径、凹凸構造の高低差、周期は、それぞれ、約30μm、約10μm、約40μmであった。このセルについて発電効率を測定したところ、約3%、発電効率が向上することを確認できた。
(波長変換物質を含有する酸化物微粒子の製造例1)
テトラメトキシシランに水を加え混合後、実施例1で得られたシリコン微粒子を加え攪拌した。この分散液を用いて、特許文献6記載の方法に従い、空気をキャリアガスとし、超音波噴霧器で溶液を噴霧し、電気炉に導入させることで噴霧熱分解法を行った。シリコン微粒子を1vol%含有する酸化物微粒子を得た。イソプロピルアルコールを加え、超音波処理し、分散液とした。また、小角X線散乱測定により、酸化物微粒子の平均粒子径が51nm、標準偏差は9nmであること、FE−SEM観察により、酸化物微粒子がほぼ球状であることを確認した。真比重は2.1であった。分散液の400℃1時間加熱後の重量残渣から、分散液中の複合酸化物微粒子とイソプロピルアルコールの重量比が、20:80であることを確認した。
得られた波長変換組成物の平均線膨張係数は、42ppm/℃であった。ヘイズ測定を測定した結果、0.7であり平行光線透過率は92%であった。顕微鏡観察により得られたマイクロレンズ形状の直径、凹凸構造の高低差、周期は、それぞれ、約30μm、約10μm、約40μmであった。発電効率を測定したところ、結晶シリコン太陽電池セルで約3%発電効率が向上することを確認できた。
(波長変換物質を含有する酸化物微粒子の製造例2)
平均粒子径5nmのコロイダルシリカ(分散媒:イソプロピルアルコール)に実施例1で得られたシリコン微粒子を加え(体積分率:コロイダルシリカ/シリコン微粒子=99/1)攪拌した。この分散液を用いて、非特許文献2記載の方法に従い、窒素をキャリアガスとし、超音波噴霧器で溶液を噴霧し、加熱炉に導入させることで噴霧乾燥法を行った。シリコン微粒子を1vol%含有する酸化物微粒子を得た。イソプロピルアルコールを加え、超音波処理し、分散液とした。また、小角X線散乱測定により、酸化物微粒子の平均粒子径が50nm、標準偏差は8nmであること、FE−SEM観察により、酸化物微粒子がほぼ球状であることを確認した。真比重は2.1であった。分散液の400℃1時間加熱後の重量残渣から、透明分散液中の複合酸化物微粒子とイソプロピルアルコールの重量比が、20:80であることを確認した。
また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有すること、この波長変換組成物及び製造例2で作製した微粒子の分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、また、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣から上記酸化物微粒子体積分率になっていることを確認した。
(波長変換物質を含有する酸化物微粒子の製造例3)
平均粒子径5nmのコロイダルシリカ(分散媒:イソプロピルアルコール)に実施例1で得られたシリコン微粒子を加え(体積分率:コロイダルシリカ/シリコン微粒子=99/1)攪拌した。この分散液を用いて、非特許文献2記載の方法に従い、窒素をキャリアガスとし、超音波噴霧器で溶液を噴霧し、加熱炉に導入させることで噴霧乾燥法を行った。シリコン微粒子を1vol%含有する酸化物微粒子を得た。水を加え、超音波処理し、分散液とした。また、小角X線散乱測定により、酸化物微粒子の平均粒子径が50nm、標準偏差は8nmであること、FE−SEM観察により、酸化物微粒子がほぼ球状であることを確認した。真比重は2.1であった。分散液の400℃1時間加熱後の重量残渣から、透明分散液中の複合酸化物微粒子と水の重量比が、20:80であることを確認した。
また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有すること、この波長変換組成物及び製造例3で作製した微粒子の分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、また、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣から上記酸化物微粒子体積分率になっていることを確認した。
(1)波長変換物質を含有する酸化物微粒子
水40mlに硝酸イットリウム六水和物1.00g、硝酸ユーロピウム六水和物0.09g、0.1Mクエン酸ナトリウム水溶液21mlを加えた。クエン酸ビスマス0.48gを加え、超音波で1分間分散させ溶液1とした。水酸化ナトリウムでpH12.5に調製した水40mlにオルトバナジン酸ナトリウム0.55g溶解させ、得られた溶液を溶液2とした。
溶液2を60〜70℃で攪拌しながら溶液1に加え、60〜70℃で4時間熟成した。室温まで冷却した。得られた分散液から遠心分離、膜分離法などにより不純物を除去した。その後分散液を濃縮した。分散液の400℃1時間加熱後の重量残渣から、分散液中の酸化物微粒子と水の重量比が、1:99であることを確認した。また、動的光散乱装置(マルバーン社製、ゼータサイザーナノZS)を用いて、分散液を測定した結果、酸化物微粒子のZ平均粒径が46nmであることを確認した。粒径分布も比較的シャープであった。小角X線散乱測定結果からも酸化物微粒子の平均粒径が45nmであることを確認した。さらに蛍光分光光度計((株)日立ハイテクノロジーズ製、F−2500)を用いて、分散液のPLスペクトルを測定した結果、360nm励起で最大発光ピーク波長が600nm以上であることを確認した。さらに、絶対PL量子収率測定装置(浜松ホトニクス(株)製、C9920−02G)を用いて、分散液の量子収率と吸収率を測定した結果、360nm励起で量子収率は40%以上であり、吸収率は90%以上であることを確認した。粒子の真比重は4.7であった。
(1)で得られた水分散型酸化物微粒子を波長変換組成物の硬化後の酸化物微粒子の樹脂に対する体積分率が50vol%になるように自己架橋型アクリル樹脂(ダイアセトンアクリルアミドとアジピン酸ジヒドラジドの混合系水性エマルション)に混合し、余分な水を除去して波長変換組成物を得た。また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有することを確認した。この波長変換組成物及び(1)で作製した酸化物微粒子の分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、また、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣を測定し、それらから上記酸化物体積分率を求めたところ、48vol%であった。
(3−1)透明性と線膨張係数
(2)で得られた波長変換組成物をガラス板上に作製した厚み0.35mmの枠内に塗布、乾燥し、シート状サンプルを得た。得られたシート状サンプルの厚みをマイクロメーターで測定した結果、142μmであった。
上記シート状サンプルを熱応力歪測定装置(セイコー電子(株)製、TMA/SS120C型)を用いて、窒素の存在下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から400℃まで上昇させて20分間保持し、30℃〜230℃の時の値を測定して求めた。荷重を5gにし、引張モードで測定を行った結果、平均線膨張係数は、43ppm/℃であった。
また、上記シート状サンプルに関してヘイズメーター(日本電色工業(株)製、NDH2000)を用いてヘイズ測定を測定した結果、0.5であり、分光光度計((株)島津製作所、UV−2400PC)で平行光線透過率を測定した結果、平行光線透過率は92%であった。肉眼で見ても、非常に透明なシートであることが確認できた。
(3−2)発電効率 結晶系シリコン太陽電池用カバーガラスの平滑面側の表面に、(2)で得られた波長変換組成物を、スピンコーターを用いて乾燥後の厚みが約20μmとなるように塗布した。市販の単結晶シリコン太陽電池セルの上に太陽電池用封止材EVA(VA含有量28%、架橋型)シートを敷き、更にその上にカバーガラスを塗布面が下向きとなるように配置した。これを真空加熱処理し、光起電装置を作製した。
(1)波長変換物質を含有する酸化物微粒子
1)波長変換物質(酸化亜鉛半導体微粒子)の作製
酢酸亜鉛ニ水和物の濃度が0.1Mとなるように調製した酢酸亜鉛ニ水和物のエタノール溶液200mlを、約80℃で約3時間加熱攪拌しながら全溶液の量が80mlとなるまで濃縮した。次に、水酸化リチウム一水和物の濃度が0.23Mとなるように調製した水酸化リチウム一水和物のエタノール溶液120mlと上記濃縮溶液80mlを10℃以下の温度で混合し、孔径0.2μmのフィルターでろ過して、膜分離法等により不純物を除去して、透明な混合溶液を得た。この混合溶液は、紫外線照射により明るく発光し、混合溶液中に酸化亜鉛半導体微粒子が生成していることを確認した。
日産化学工業(株)製のオルガノシリカゾル(品番:IPA−ST、シリカ粒子の平均粒径:約12nm、シリカ粒子の濃度:30wt%、溶媒:2−プロパノール)をエタノールで35倍に希釈し、シリカ粒子濃度0.26Mの混合溶液を調製した。次に、この混合溶液10mlと1)で作製した混合溶液40mlを混合し、噴霧乾燥法により酸化亜鉛半導体微粒子とシリカ粒子の複合酸化物微粒子を得た。以上の工程を繰り返し実施し、所定量の複合酸化物微粒子を得た。噴霧乾燥時の炉の温度は450℃とし、キャリアガスには窒素を使用した。作製した複合酸化物微粒子の真比重は、4.0であり、複合酸化物微粒子中の酸化亜鉛半導体微粒子とシリカ粒子のおよその体積比は、酸化亜鉛半導体微粒子:シリカ粒子=6:5であった。
上記で得た複合酸化物微粒子2.1gをエタノール47.9gに混合し、超音波分散装置を用いて分散後、遠心分離を実施し、膜分離法等により不純物を除去して、複合酸化物微粒子が分散した透明な分散液を得た。透明分散液の400℃1時間加熱後の重量残渣から、透明分散液中の複合酸化物微粒子とエタノールの重量比が、1:24であることを確認した。また、動的光散乱装置(マルバーン社製、ゼータサイザーナノZS)を用いて、透明分散液を測定した結果、複合酸化物微粒子のZ平均粒径が52nmであることを確認した。粒径分布も比較的シャープであった。小角X線散乱測定結果からも複合酸化物微粒子の平均粒径が50nmであることを確認した。さらに蛍光分光光度計((株)日立ハイテクノロジーズ製、F−2500)を用いて、透明分散液のPLスペクトルを測定した結果、360nm励起で発光ピーク波長が500nm以上であることを確認した。さらに、絶対PL量子収率測定装置(浜松ホトニクス(株)製、C9920−02G)を用いて、透明分散液の量子収率と吸収率を測定した結果、360nm励起で量子収率は50%以上であり、吸収率は90%以上であることを確認した。
一般式(2)において、X、R3、R4がすべて水素で、pが0である構造を持つノルボルナンジメチロールジアクリレート[試作品番 TO−2111;東亞合成(株)製]、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(チッソ(株)製、サイラエースS310)、(1)で作製した複合酸化物微粒子の透明分散溶液を波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が50vol%になるように配合し、室温〜40℃で撹拌しながら減圧下揮発分を除去した。ノルボルナンジメチロールジアクリレートとN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシランの重量比は、4:1とした。その後、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184)を溶解させた後、さらに減圧下揮発分を除去し、波長変換組成物を得た。波長変換組成物中の溶剤含有量は10%未満であった。また、この波長変換組成物は、常温又は加熱下で流動性を有することを確認した。この波長変換組成物及び(1)で作製した複合酸化物微粒子の透明分散溶液を添加しないほかは上記と同様な方法で作製した樹脂組成物を硬化アニールさせ、その硬化物の比重を測定し、また、波長変換組成物の硬化アニール後の400℃、1時間加熱後の重量残渣を測定し、それらから上記酸化物体積分率を求めたところ、51vol%であった。
(3−1)透明性と線膨張係数
得られた波長変換組成物を所定の温度(60〜80℃)のオーブンで加熱し、ガラス板上に作成した厚み0.15mmの枠内に注入し、上部よりガラス板をのせ枠内に波長変換組成物を充填した。(2)で得られた、ガラス板に挟んだ波長変換組成物に、両面から約500mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスからシートを剥離した。得られたシートを、それぞれ、真空オーブン中で、約100℃で3時間加熱後、さらに約275℃で3時間加熱して、シート状サンプルを得た。得られたシート状サンプルの厚みをマイクロメーターで測定した結果、141μmであった。
上記シート状サンプルを熱応力歪測定装置(セイコー電子(株)製、TMA/SS120C型)を用いて、窒素の存在下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から400℃まで上昇させて20分間保持し、30℃〜230℃の時の値を測定して求めた。荷重を5gにし、引張モードで測定を行った結果、平均線膨張係数は、39ppm/℃であった。
また、上記シート状サンプルに関してヘイズメーター(日本電色工業株式会社製、NDH2000)を用いて測定した結果、ヘイズは0.5であり、分光光度計((株)島津製作所製、UV−2400PC)で平行光線透過率を測定した結果、平行光線透過率は92%であった。肉眼で見ても、非常に透明なシートであることが確認できた。
(3−2)発電効率
結晶系シリコン太陽電池用カバーガラスの平滑面側の表面に、(2)で得られた波長変換組成物を、スピンコーターを用いて乾燥後の厚みが約20μmとなるように塗布した。両面から約500mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、さらに真空オーブン中で、約200℃で1時間加熱処理を行った。実施例11と同様の方法で光起電装置を作製し、短絡電流密度差と変換効率を測定した結果、ΔJscは0.46mA/cm2であり、変換効率は1.5%向上した。
実施例1において、波長変換組成物の硬化後の酸化物微粒子の体積分率が0、15、33vol%になるように配合した以外は、すべて同様の方法で波長変換組成物を得た。これを実施例と同様の方法で、透明性、線膨張係数、発電効率を評価した。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が0、15、33vol%のそれぞれのシート状サンプルにつき、ヘイズは0.3、1.0、2.5であり、平行光線透過率は92、91、89%であり、線膨張係数は、それぞれ、92、80、55ppm/℃であった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%のものは、肉眼で見ても白濁していることがわかった。また、発電効率は、作製した太陽電池セルすべてで向上は見られなかった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%の波長変換組成物を塗布した太陽電池セルは、発電効率が低下した。
実施例2において、波長変換組成物の硬化後の酸化物微粒子の体積分率が0、15、33vol%になるように配合した以外は、すべて同様の方法で波長変換組成物を得た。これを実施例1と同様の方法で、透明性、線膨張係数、発電効率を評価した。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が0、15、33vol%のそれぞれのシート状サンプルにつき、ヘイズは0.4、1.2、2.7であり、平行光線透過率は92、91、88%であり、線膨張係数は、それぞれ、92、80、55ppm/℃であった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%のものは、肉眼で見ても白濁していることがわかった。また、発電効率は、作製した太陽電池セルすべてで向上は見られなかった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%の波長変換組成物を塗布した太陽電池セルは、発電効率が低下した。
実施例8において、波長変換組成物の硬化後の酸化物微粒子の体積分率が0、15、33vol%になるように配合した以外は、すべて同様の方法で波長変換組成物を得た。これを実施例1と同様の方法で、透明性、線膨張係数、発電効率を評価した。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が0、15、33vol%のそれぞれのシート状サンプルにつき、ヘイズは0.4、1.2、2.7であり、平行光線透過率は92、91、88%であり、線膨張係数は、それぞれ、92、80、55ppm/℃であった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%のものは、肉眼で見ても白濁していることがわかった。また、発電効率は、作製した太陽電池セルすべてで向上は見られなかった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%の波長変換組成物を塗布した太陽電池セルは、発電効率が低下した。
実施例9において、波長変換組成物の硬化後の酸化物微粒子の体積分率が0、15、33vol%になるように配合した以外は、すべて同様の方法で波長変換組成物を得た。これを実施例1と同様の方法で、透明性、線膨張係数、発電効率を評価した。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が0、15、33vol%のそれぞれのシート状サンプルにつき、ヘイズは0.4、1.3、2.9であり、平行光線透過率は92、90、87%であり、線膨張係数は、それぞれ、93、82、54ppm/℃であった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%のものは、肉眼で見ても白濁していることがわかった。また、発電効率は、作製した太陽電池セルすべてで向上は見られなかった。波長変換組成物の硬化後の酸化物の体積分率が15、33vol%の波長変換組成物を塗布した太陽電池セルは、発電効率が低下した。
2 光起電層
3 波長変換層
4 酸化物微粒子
5 硬化性樹脂
6 波長変換物質
Claims (21)
- 硬化性樹脂と、吸収した光の波長を変換する波長変換物質とを含有する波長変換組成物。
- 酸化物微粒子を含有し、当該酸化物微粒子に前記波長変換物質が含有されている請求項1に記載の波長変換組成物。
- 前記酸化物微粒子を40〜60vol%含有する請求項2に記載の波長変換組成物。
- 前記酸化物微粒子の平均粒子径が20〜100nmである請求項2又は3に記載の波長変換組成物。
- 前記酸化物微粒子の平均粒子径が45〜55nmである請求項2又は3に記載の波長変換組成物。
- 前記酸化物微粒子は、シリカ又はジルコニアの微粒子である請求項2〜5の何れか一項に記載の波長変換組成物。
- 前記酸化物微粒子は、YVO4又はY2O3の微粒子である請求項2〜5の何れか一項に記載の波長変換組成物。
- ビスマス(Bi)を含有する請求項7に記載の波長変換組成物。
- 前記波長変換物質は、ユーロピウム(Eu)、エルビウム(Er)、ジスプロジウム(Dy)、ネオジウム(Nd)からなる群より選択される1又は2以上を含有する物質である請求項1〜8の何れか一項に記載の波長変換組成物。
- 前記波長変換物質は、半導体微粒子である請求項1〜6の何れか一項に記載の波長変換組成物。
- 前記半導体微粒子がシリコン(Si)である請求項10に記載の波長変換組成物。
- 前記半導体微粒子が酸化亜鉛(ZnO)である請求項10に記載の波長変換組成物。
- 請求項1〜12の何れか一項に記載の波長変換組成物からなる層を硬化させて形成した波長変換層。
- 請求項13に記載の波長変換層を備えた光起電装置。
- 前記波長変換層が光起電装置の面内に凹凸構造を有する請求項14に記載の光起電装置。
- 前記凹凸構造の高低差が300nm〜100μmである請求項15に記載の光起電装置。
- 前記凹凸構造の面内周期が300nm〜50μmである請求項16に記載の光起電装置。
- 前記凹凸構造にさらに小さな微細凹凸形状を有する請求項15〜17の何れか一項に記載の光起電装置。
- 前記凹凸構造が2種以上の異なる波長変換層を積層してなる請求項15〜18の何れか一項に記載の光起電装置。
- 前記波長変換層が、インクジェットにより形成される請求項13〜19の何れか一項に記載の光起電装置。
- 前記インクジェットがピエゾ方式のインクジェットである請求項20に記載の光起電装置。
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