JP2010219206A - 積層回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品追加をすることなく簡単な構造で半田接続部に対する熱応力による影響を緩和でき、組み付け工数及びコストの削減を図ることのできる積層回路基板を提供する。
【解決手段】積層回路基板は、回路部を構成するバスバー6を樹脂モールド7してなる第1回路基板4に対して所定距離Hを置いて第2回路基板5を対向配置し、バスバー6に形成した接続端子9を、第2回路基板5に形成したスルーホールに挿入し半田14にて接続して、第1回路基板4と第2回路基板5の回路部を電気的に接続させた構造である。本発明では、接続端子9をバスバー6から一体的に形成し、その接続端子9のうち第1回路基板4と第2回路基板5間の部位に応力緩和部15を設ける。応力緩和部15は、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰して厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位に切欠き部16を形成して構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、回路基板同士を所定間隔を置いて対向配置し、一方の回路基板の接続端子を他方の回路基板に形成したスルーホールに挿入し半田接続してなる積層回路基板に関する。
例えば、電動パワーステアリングユニット内構造では、大電流が流れる回路基板と、小電流が流れる回路基板と、に分かれている。
大電流が流れる回路基板は、熱の影響によりガラスエポキシ樹脂基板での対応は厳しいことから1枚の厚みのある銅板を打ち抜き加工してバスバーを形成し、そのバスバーを樹脂モールドした後に、電子部品を実装することで形成されている。
一方、小電流が流れる回路基板は、ガラスエポキシ樹脂基板が使われていて、その基板に電子部品を実装して形成されている。これら両回路基板は、所定距離を置いて対向配置され、接続端子をスルーホールに挿入し半田接続することで電気的に回路同士を接続させている。
しかし、両回路基板は、モールド樹脂とガラスエポキシ樹脂のように異なる樹脂で構成されているため、熱膨張係数の相違から熱変形量が異なる。そのため、両回路基板を接続する接続端子は、半田接続部に熱応力による歪みを与えてしまう。歪みが大きい場合には、半田接続部に割れやヒビ等が生じ、接続端子による接続信頼性が低下する。
前記接続端子による前記半田接続部への応力緩和技術としては、例えば、屈曲部を有した接続端子を応力緩和部品として別途用意し、その応力緩和部品としての接続端子をバスバーに接続する等の技術がある。この他、応力緩和技術として、別途用意した接続端子にスリットを形成するようにした技術もある(例えば、特許文献1等に記載)。
特開2007−165600号公報
しかしながら、応力緩和部品を別途追加すると、部品点数と組み付け工数が増え、コスト及びサイズがアップする。
そこで、本発明は、部品追加をすることなく簡単な構造で半田接続部に対する熱応力による影響を緩和でき、組み付け工数及びコストの削減を図ることのできる積層回路基板を提供することを目的とする。
本発明の積層回路基板では、第2回路基板に形成したスルーホールに挿入し半田接続される接続端子をバスバーから一体的に形成する。また、その接続端子のうち第1回路基板と第2回路基板間の部位に応力緩和部を設ける。
本発明の積層回路基板によれば、接続端子をバスバーから一体的に形成しているので、バスバー形成時に接続端子を同時に形成することができる。したがって、本発明によれば、組み付け工数及びコストの削減を図ることができる。
図1は本実施形態の積層回路基板を組み込んだモータユニットの断面図である。 図2は図1の積層回路基板のうち大電流が流れる第1回路基板を表側から見たときの斜視図である。 図3は図1の積層回路基板のうち大電流が流れる第1回路基板を裏側から見たときの斜視図である。 図4は図1の接続端子による半田接続部の要部拡大断面図である。 図5は応力緩和部が設けられた図4の接続端子を示す図である。 図6は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰して厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位の両側縁に切欠き部をその長さ方向で同じ位置に形成して応力緩和部とする加工例を示す図である。 図7は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰して厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位の両側縁に切欠き部をその長さ方向で互い違いの位置に形成して応力緩和部とする加工例を示す図である。 図8は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰して厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位の一方の側縁に切欠き部を形成して応力緩和部とする加工例を示す図である。 図9は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰すことなくその一方の側縁に切欠き部を形成して応力緩和部とした加工例を示す図である。 図10は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰すことなく両側縁にその長手方向で互い違いの位置に切欠き部を形成して応力緩和部とする加工例を示す図である。 図11は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰すことなく両側縁にその長手方向で同じ位置に切欠き部を形成して応力緩和部とする加工例を示す図である。 図12は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端を潰すことなく捻って応力緩和部とする加工例を示す図である。 図13(A)は、例えば銅板を打ち抜き加工して形成する各バスバーの打ち抜きパターンを示し、図13(B)は接続端子の打ち抜き後のブランク図、図13(C)は接続端子の一部を曲げ加工して応力緩和部を形成した図をそれぞれ示している。 図14(A)は、例えば銅板を打ち抜き加工して形成する本実施形態における各バスバーの打ち抜きパターンを示し、図14(B)は本実施形態の切欠きを形成して応力緩和部15を形成した接続端子をそれぞれ示している。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[積層回路基板の構成説明]
図1は本実施形態の積層回路基板を組み込んだモータユニットの断面図、図2は図1の積層回路基板のうち大電流が流れる第1回路基板を表側(コンデンサ、コイル等の部品端子突出側)から見たときの斜視図、図3は図1の積層回路基板のうち大電流が流れる第1回路基板を裏側(コンデンサ、コイル等の部品実装面側)から見たときの斜視図、図4は図1の接続端子による半田接続部の要部拡大断面図、図5は応力緩和部が設けられた図4の接続端子を示す図である。
本実施形態は、本発明に係る積層回路基板を、電動パワーステアリングシステムに用いられるモータを駆動するための回路基板に適用した例である。ハウジング1には、図1に示すように、モータ2と、このモータ2を駆動制御するための駆動制御回路を構成する積層回路基板3と、が収容されている。
ハウジング1は、例えば熱伝導性の比較的良好なアルミニウム合金板等により形成される。かかるハウジング1は、その内部にモータ2と、積層回路基板3と、を収容させる筐体として形成され、例えば鋳造によって形成されている。
モータ2は、例えば三相(U相、V相、W相)のインバータモータとして構成されており、駆動制御回路により駆動される。
積層回路基板3は、大電流(例えば50〜100A程度)が流れる第1回路基板4と、小電流(例えば1〜10A程度)が流れる第2回路基板5からなり、第1回路基板4に対して所定距離Hをおいて第2回路基板5を対向配置させ、両者の回路部を接続端子により電気的に接続させた構成としている。
第1回路基板4は、図2及び図3に示すように、回路部を構成するバスバー6を樹脂モールド7することにより形成されている。バスバー6は、例えば銅等の導電性に優れた1枚の厚みの厚い金属平板をプレス機で所定回路パターンに打ち抜いた後、所定部位を折曲げ加工することにより形成される。
樹脂モールド7は、バスバー6を金型内に配置し、その金型内に絶縁樹脂を充填し固化させるインサート成形によって形成される。インサート成形時には、バスバー6の一部(例えば接続端子が形成される部分)や第1回路基板4に実装される各種電子部品の接続端子をモールド樹脂7の外に露出させる。絶縁樹脂には、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ポリアミド)等を使用することができる。
樹脂モールド7には、表裏を貫く貫通孔8が複数形成されている。これら複数ある貫通孔8のうち一部の貫通孔8には、バスバー6から一体的に形成された接続端子9が設けられている。接続端子9は、第1回路基板4の一面4aから略垂直に起立するようにされている。この他の貫通孔8には、例えば第1回路基板4に実装されるコンデンサ10、リレー11、コイル12等の如き電子部品の端子部13が設けられている。第1回路基板4の他面4bには、コンデンサ10やリレー11やコイル12等の電子部品が実装される。
第2回路基板5は、第1回路基板4とは異なり大電流ではなく小電流が流れることからバスバーを用いた回路構成ではなく、ガラスエポキシ樹脂基板に形成した銅箔をマスキングしエッチングすることで所定パターンの回路部を構成している。
第1回路基板4と第2回路基板5は、所定距離Hを置いて対向配置され、バスバー6に形成した接続端子9を、第2回路基板5に形成したスルーホール(図示は省略する)に挿入し半田接続して、これら第1回路基板4と第2回路基板5の回路部を電気的に接続させた積層回路基板3を構成する。
接続端子9は、第1回路基板4と第2回路基板5の回路部を電気的に接続する端子で、前記バスバー6から一体的に形成されている。接続端子9は、第2回路基板5に形成されたスルーホールに挿入されて一面5a側から他面5b側に貫通され、その他面5b側に突き出た部位に半田14が載せられてランド14Aに接続されることで半田接続部を形成する。
前記接続端子9には、図4及び図5に示すように、第1回路基板4と第2回路基板5間の部位に、応力緩和部15が設けられている。応力緩和部15は、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバー6と一体的に形成される接続端子9をプレス等で潰して、厚みの厚い図6(A)の状態から図6(B)に示すように厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位に図6(C)に示すように切欠き部16を形成して構成される。図5(A)では、厚みを薄くした接続端子9の幅方向における両側縁9a、9bにコ字状をなす切欠き部16をその長さ方向で互い違いの位置に形成した応力緩和部15としている。図5(B)では、同じく厚みを薄くした接続端子9の幅方向における両側縁9a、9bにコ字状をなす切欠き部16をその長さ方向で同一位置に形成した応力緩和部15としている。これら2つの応力緩和部15は、何れもスルーホールに挿入されて半田接続される接続端子9のみに形成される。
図5では、応力緩和部15は、バスバー6のうち樹脂モールド7で被覆される部位の厚みに比べてその厚みが薄くされた樹脂モールド7から飛び出た部位である接続端子9の第1回路基板4と第2回路基板5間に対応する部位に形成した切欠き部16によって、他の部位に対して厚みが薄い上に切欠きにより剛性が弱められている。このため、第1回路基板4と第2回路基板5を構成するそれぞれの樹脂材料の熱膨張係数の相違により生じる熱膨張で、例えば樹脂モールド7が第2回路基板5に比べて熱膨張係数が大きいとすると、樹脂モールド7が膨張して接続端子9を下方(図4中矢印Z方向)へ押し上げ又は接続端子9を端子延在方向と直交する方向(図4矢印X方向)へ移動させて前記第2回路基板5の半田14にX、Z方向の応力を加えるが、その応力を接続端子9に設けた剛性の弱い応力緩和部15が吸収する。その結果、この応力緩和部15でエネルギー吸収されるため、半田14へ加わる応力が緩和される。
前記応力緩和部15を形成するには、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバー6と一体的に形成した接続端子9を潰して、厚みを薄くする。ここでは、図5(B)で示す応力緩和部15の形状とする場合を例にとり説明する。図6(A)は、金属厚板打ち抜き後のバスバー6に一体的に形成した潰し加工前の接続端子9を示す。潰し加工前の接続端子9の厚みTを1.0mm、幅Wを1.0mmとしている。図6(B)は、潰し加工後の接続端子9を示す。潰し加工は、プレス機に取り付けた鍛造用パンチで鍛造用ダイの上に載せた接続端子9を上から叩くことで、その厚みを薄くする。潰し加工後は、その厚みが薄くなると共に幅が広がり、厚みTが元の半分の0.5mmで幅Wが倍の2.0mmになる。
次に、厚みTが薄く幅Wが倍となった接続端子9に対して、図6(C)に示すように、切欠き部16を形成する。切欠き加工は、プレス機に取り付けた打ち抜きパンチで打ち抜きダイの上に載せた接続端子9を打ち抜くことで、切欠き16を形成する。ここでは、接続端子9の幅方向における両側縁9a、9bにコ字状をなす切欠き部16をその長さ方向で同一位置に形成することで、応力緩和部15としている。切欠き加工に際しては、その前段階で潰し加工によって厚みTを薄くしているため、切欠き深さLを多少深く取っても接続端子9が寄れることなく切欠くことができる。
図5(A)で示す応力緩和部15の形状とするには、同じく一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバー6と一体的に形成した図7(A)で示す接続端子9を潰して、図7(B)で示すように厚みを薄くする。その後、厚みTが薄く幅Wが広くなった接続端子9の幅方向における両側縁9a、9bにコ字状なす切欠き部16をその長さ方向で互い違いの位置に形成して応力緩和部15とする。
この他、応力緩和部15は、図8で示すような形状に形成してもよい。先ず、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバー6と一体的に形成した図8(A)で示す接続端子9を潰して、図8(B)で示すように厚みを薄くする。その後、厚みTが薄く幅Wが広くなった接続端子9の幅方向における一方の側縁9aのみにコ字状をなす切欠き部16を形成して応力緩和部15とする。
以上、本実施形態では、接続端子9全体を潰す例を示したが、接続端子9の一部を潰し薄くなった部分に応力緩和部を設けても良い。
「本実施形態の効果」
以上のように構成された積層回路基板3によれば、接続端子9をバスバー6から一体的に形成したので、バスバー形成時に接続端子9を同時に形成することができる。また、本実施形態の積層回路基板3によれば、接続端子9のうち第1回路基板4と第2回路基板5間の部位に応力緩和部15を設けたので、その応力緩和部15で接続端子9から受ける半田接続部への応力を緩和することができる。したがって、半田14に割れやヒビが入るのを回避することができる。
従来では、応力を緩和するための湾曲部を形成した接続端子を別部品として用意していた。しかし、本実施形態では、バスバー6から一体的に形成した接続端子9に応力緩和部15を設けることで、部品点数を削減することができる。これにより、本実施形態によれば、組立工数を減らすことができ、コストの低減ができる。
更に、図13を用いて説明すると、バスバー6から接続端子9を形成すると、従来の接続端子9は曲げ加工により応力緩和部30が形成されていたため、曲げ加工分βだけ端子を長くする必要がある。図13(A)は、例えば銅板を打ち抜き加工して形成する各バスバー6(6A、6B)の打ち抜きパターンを示し、図13(B)は接続端子9の打ち抜き後のブランク図、図13(C)は接続端子9の一部を曲げ加工して応力緩和部30を形成した図をそれぞれ示している。この一方で、バスバー基板上に形成される大電流パターン6Aは、大電流を流すため一定幅Aは必須になる。そのため、バスバー基板サイズが、前記曲げ加工分βだけ拡大する。並列される2つのバスバー6A、6Bは、プレス加工上、両者の間に所定のクリアランスBが必要となる。
これに対し本実施形態では、接続端子9に切欠き16を形成したため、図14に示すように接続端子9を前記した曲げ加工分βだけ短くでき、バスバー基板サイズを前記βだけ小型化することができる。図14(A)は、例えば銅板を打ち抜き加工して形成する本実施形態における各バスバー6(6A、6B)の打ち抜きパターンを示し、図14(B)は本実施形態の切欠き16を形成して応力緩和部15を形成した接続端子をそれぞれ示している。
また、本実施形態の積層回路基板3によれば、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバー6と一体的に形成される接続端子9を潰して厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位に切欠き部16を形成して応力緩和部15としたので、厚みを薄くすることでその後の切欠き部16形成が容易になる。
また、本実施形態の積層回路基板3によれば、スルーホールに挿入されて半田接続される接続端子9のみに応力緩和部15を設けたので、全ての接続端子に応力緩和部15を設ける場合に比べて、その加工工数を削減することができ、コストダウンを図れる。
「その他の実施形態」
図9は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子に切欠き部を形成して応力緩和部とした加工例を示す図である。
この実施形態では、先の実施形態のように潰し加工をすることなくバスバー6から一体的に形成した厚みの厚い図9(A)の接続端子9の状態で、切欠き部16を形成する。ここでは、切欠き加工前の接続端子9の厚みTを1.0mm、幅Wを1.0mmとしている。図9(B)は、切欠き加工後の接続端子9を示す。切欠き部16は、プレス機に取り付けた打ち抜き用パンチで打ち抜き用ダイの上に載せた接続端子9を打ち抜くことで、接続端子9の一方の側縁9aに切欠き部16を形成する。切欠き部16の深さLは、板厚Tが厚いため深くは入れることはできず0.2mmとする。
このように、切欠き部16の深さLは深くはないが切欠き部16を入れることで、この部位の剛性が他の部位よりも弱くなり、該切欠き部16を入れた部位が応力緩和部15として機能することになる。
図10は同じく一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子の両側縁にその長さ方向で互い違いに切欠き部を形成して応力緩和部とした加工例を示す図である。この実施形態では、潰し加工をすることなくバスバー6から一体的に形成した厚みの厚い図10(A)の接続端子9の状態で、切欠き部16を形成する。切欠き加工前の接続端子9の厚みT及び幅Wは、図9(A)と同様、共に1.0mmとしている。図10(B)は、切欠き加工後の接続端子9を示す。切欠き部16は、接続端子9の両側縁9a、9bに切欠き部16をその長手方向で互い違いに形成する。切欠き部16の深さLは、接続端子9の両側縁9a、9bに入れるため、図9(B)の場合の半分の0.1mmとする。
接続端子9の両側縁9a、9bに切欠き部16を入れることで、この部位の剛性が他の部位よりも弱くなり、該切欠き部16を入れた部位が応力緩和部15として機能することになる。
図11は同じく一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子の両側縁にその長さ方向で同じ位置に切欠き部を形成して応力緩和部とした加工例を示す図である。この実施形態では、潰し加工をすることなくバスバー6から一体的に形成した厚みの厚い図11(A)の接続端子9の状態で、切欠き部16を形成する。切欠き加工前の接続端子9の厚みT及び幅Wは、図9(A)と同様、共に1.0mmとしている。図11(B)は、切欠き加工後の接続端子9を示す。切欠き部16は、接続端子9の両側縁9a、9bに切欠き部16をその長手方向で同じ位置に形成する。切欠き部16の深さLは、接続端子9の両側縁9a、9bに入れるため、図9(B)の場合の半分の0.1mmとする。
接続端子9の両側縁9a、9bに切欠き部16を入れることで、この部位の剛性が他の部位よりも弱くなり、該切欠き部16を入れた部位が応力緩和部15として機能することになる。特に、同じ位置に切欠き部16を入れたので、図10(B)のものに比べて剛性がさらに弱くなり、熱膨張による接続端子9からの半田14への応力をより一層吸収することが可能となる。
図12は一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を捻って応力緩和部を形成した加工例を示す図である。この実施形態では、潰し加工をすることなくバスバー6から一体的に形成した厚みの厚い図12(A)の接続端子9の状態で、捻って応力緩和部15を形成する。捻り加工前の接続端子9の厚みT及び幅Wは、図9(A)と同様、共に1.0mmとしている。図12(B)は、捻り加工後の接続端子9を示す。接続端子9の第1回路基板4と第2回路基板5間の部位をその長手方向を軸として回転するように捻ることで、剛性が他の部位よりも弱くなり、その捻られた部位が応力緩和部15となる。
前記した図9から図12で示す実施形態では、何れも潰し加工をせずに応力緩和部15を形成するため、潰し加工を行う場合に比べて加工工数を減らすことができ、コストを低減することができる。中でも、図12の接続端子9を捻ることで応力緩和部15とした実施形態では、切欠き部16を形成しないため加工が容易である。
以上、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されることはない。
本発明は、回路基板同士を所定間隔を置いて対向配置し、一方の回路基板の接続端子を他方の回路基板に形成したスルーホールに挿入し半田接続してなる積層回路基板に利用することができる。
1…ハウジング
2…モータ
3…積層回路基板
4…第1回路基板
5…第2回路基板
6…バスバー
7…樹脂モールド
9…接続端子
15…応力緩和部
16…切欠き部

Claims (3)

  1. 回路部を構成するバスバーを樹脂モールドしてなる第1回路基板に対して所定距離を置いて第2回路基板を対向配置し、バスバーに形成した接続端子を、第2回路基板に形成したスルーホールに挿入し半田接続して、第1回路基板と第2回路基板の回路部を電気的に接続させた積層回路基板であって、
    前記接続端子を前記バスバーから一体的に形成し、前記接続端子のうち前記第1回路基板と前記第2回路基板間の部位に応力緩和部を設けた
    ことを特徴とする積層回路基板。
  2. 請求項1に記載の積層回路基板であって、
    前記応力緩和部は、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子を潰して厚みを薄くし、その厚みが薄くされた部位に切欠き部を形成してなる
    ことを特徴とする積層回路基板。
  3. 請求項1に記載の積層回路基板であって、
    前記応力緩和部は、一枚金属厚板を打ち抜いて形成したバスバーと一体的に形成される接続端子に、切欠き部を形成してなる
    ことを特徴とする積層回路基板。
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