JP2010219183A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

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政重 芦▲崎▼
Seisuke Sato
誠介 佐藤
Yasuyuki Ito
靖幸 伊藤
Koreyasu Sugihara
之康 杉原
Shigeo Shinpo
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Abstract

【課題】各種電源のアシスト用等に使用される電気二重層キャパシタに関し、小型化と低コスト化を図ることを目的とする。
【解決手段】一対の電極2、3を両端面から取り出した偏平状の素子1と、この素子1を電解液と共に収容した上面開放のセラミック製のケース5と、このケース5の外表面に一端が表出し、他端が上記素子1の電極2、3に夫々接続された一対の端子6、7と、上記ケース5の上面に結合されてケース5を封止したアルミニウム製の蓋9からなり、上記ケース5の蓋9との結合面に金属層10を設け、この金属層10を介してケース5と蓋9を溶接により結合した構成により、簡単な構成で部品点数と作業工数の削減を図って低コスト化を実現すると共に、小型化と低抵抗化を図り、更に、高信頼性を発揮できる。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器、電気機器、携帯機器等に使用される電気二重層キャパシタに関するものである。
電気二重層キャパシタは、分極性電極と電解液との界面に形成される電気二重層に蓄積される電気エネルギーを利用するものであり、このような電気二重層キャパシタは、小型化が図れ、かつ、大容量の充電が可能なキャパシタとして、マイコン、メモリ、タイマーのバックアップ用、各種電源のアシスト用等に広く用いられているものである。
図8はこの種の従来の電気二重層キャパシタの構成を示した断面図であり、図8において、31は電気二重層キャパシタを示し、この電気二重層キャパシタ31は、電解質溶液が含浸された長尺のセパレータ32が所定長ごとに異なる方向に交互に折り返され、蛇腹状にされたセパレータ32間に該セパレータ32を介して互いに異なる極が対面するように複数の電極板33が積層されている。各電極板33の端部には、電極板33と略同幅で可撓性の集電部材34が接続されており、集電部材34は電極板33の全長に亘って埋設されている。
各電極板33は上記のように蛇腹状に折り返されているセパレータ32により一方の端部が包み込まれると共に、セパレータ32に包み込まれていない方の端部は側面に露出しており、上記集電部材34は該露出している方の端部でセパレータ32間から引き出される。各電極板33は上記端部が交互に逆側の側面に露出しているので、上記集電部材34は同極ごとに纏められ、断面視C字状の結束部材35により結束される。結束部材35は、それ自体導電性の材料により構成されている。
そして、結束部材35による集電部材34の結束部分36、37は、同極ごとに電極板33の積層方向の相異なる最外周側に、例えば図8の場合には、結束部分36は最上層側に、結束部分37は最下層側に配置されるようになり、更に、このように構成された電気二重層キャパシタ31が該電極板33の積層方向に複数積層されるように構成されたものである。
このように構成された従来の電気二重層キャパシタ31は、各電極板33の端部に接続された可撓性の集電部材34を上記セパレータ32間から引き出すことにより、該集電部材34が同極ごとに結束されることにより、上記集電部材34を各電極板33に接続する際に上記セパレータ32を損傷する恐れがなく、容易に製造することができ、更に、この電気二重層キャパシタを単セルとし、この単セルを積層することにより、容易に直列接続できるというものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特許第3423852号公報
しかしながら上記従来の電気二重層キャパシタ31では、セパレータ32を損傷することなく、容易に製造することができ、しかもこれを単セルとし、この単セルを積層することによって容易に直列接続できるという特徴を有するものの、このような単セル、あるいは積層された複数のセルに電解質溶液を含浸してキャパシタ装置とするためには、不導電性樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなるケース部材を用いて上記単セル、あるいは積層された複数のセルを収容して封止しなければならないために製品が大型化すると共に高いコストのものになってしまうという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、簡単な構成により小型化と低コスト化を実現することが可能な電気二重層キャパシタを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、一対の電極を対向する端面から夫々取り出した偏平状の素子と、この素子を電解液と共に収容した上面開放のセラミック製のケースと、このケースの外表面に一端が表出すると共に、他端が上記素子の一対の電極と夫々電気的に接続された一対の端子と、上記ケースの上面に結合されることによりケースを封止したアルミニウム製の蓋からなり、上記ケースの蓋との結合面に金属層を設け、この金属層を介してケースと蓋が溶接により結合された構成にしたものである。
以上のように本発明による電気二重層キャパシタは、一対の電極を対向する端面から取り出した偏平状の素子を上面開放のケース内に収容して蓋を結合した構成により、簡単な構成によって部品点数の削減と作業工数の削減を図って低コスト化を実現すると共に、小型化と低抵抗化を図ることができ、更に、セラミック製のケースとアルミニウム製の蓋を用いることによって高温環境下におけるケース内部の膨れに対しても十分な強度を発揮することができるようになるという効果が得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1、2、5に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1による電気二重層キャパシタの構成を示した断面図、図2は同電気二重層キャパシタを底面側から見た斜視図である。なお、図1においては、素子の構成を分かり易くするために積層枚数を少なくし、かつ、積層方向の厚みを厚くして記載したものである。
図1と図2において、1は偏平状の素子を示し、この素子1はアルミニウム箔からなる集電体2aの一端側に設けた電極未形成部を除く両面に分極性電極層2bを形成したシート状の陽極電極2と、同じくアルミニウム箔からなる集電体3aの一端側に設けた電極未形成部を除く両面に分極性電極層3bを形成したシート状の陰極電極3を、その間につづら折り状に折り曲げられた帯状のセパレータ4(本実施の形態においては耐熱性に優れたセルロース系繊維を用いた)を介在させて上記陽極電極2の分極性電極層2bと陰極電極3の分極性電極層3bがセパレータ4を介して対向するようにして積層することにより、上記陽極電極2の集電体2aの電極未形成部と陰極電極3の集電体3aの電極未形成部が対向する端面に夫々表出するように構成されたものである。
また、上記素子1の製造方法について説明すると、まず、セルロース系繊維からなる長尺のセパレータ4を交互に折り返すことにより積層状(一般に、つづら折りとも呼ばれている)に折り曲げる。
次に、アルミニウム箔からなる集電体2aの一端側に設けた電極未形成部を除く両面に分極性電極層2bを形成したシート状の陽極電極2と、同じくアルミニウム箔からなる集電体3aの一端側に設けた電極未形成部を除く両面に分極性電極層3bを形成したシート状の陰極電極3を、陽極電極2と陰極電極3の各電極未形成部が夫々対向する端部に配設されるようにして上記セパレータ4の各層間に相反する方向から交互に挿入することにより、陽極電極2の分極性電極層2bと陰極電極3の分極性電極層3bがセパレータ4を介して対向するような素子1を作製する。その後、この素子1をプレス加工することにより、極めて薄い偏平な形状に(図示せず)加工するものである。
なお、上記陽極電極2と陰極電極3に夫々形成された分極性電極層2b、3bは、活性炭粉末とカーボンブラックとバインダとを混練したものにより構成され、上記活性炭粉末としては、木粉系、ヤシガラ系、フェノール樹脂系、石油コークス系、石炭コークス系、ピッチ系の原料を賦活したものが用いられる。また、バインダとしては、ポリテトラフルオロエチレン、カルボキシメチルセルロースの水溶性バインダを混合したものが用いられるものである。
また、上記つづら折り状に折り曲げられた帯状のセパレータ4を構成する材料としては、セルロース系繊維(セルロース、レーヨン、クラフト、マニラ麻、ヘンプ、エスパルト等)、合成繊維系(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアセタール、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリスルホ、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリアリレート、ポリアリルエーテルニトリル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル樹脂、ビニロン樹脂、ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素樹脂等)を用いることができるが、特に、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フッ素樹脂等を用いるのが好ましい。
5は上記素子1を図示しない電解液と共に収容した上面開放のセラミック製のケース、6と7はこのケース5の底面に一部が表出するようにしてケース5に夫々結合された陽極端子と陰極端子である。8は上記ケース5に結合された陽極端子6と上記素子1の一方の端面に表出した陽極電極2の集電体2aの電極未形成部とを接続するための接続部材であり、この接続部材8に上記複数の陽極電極2の集電体2aの電極未形成部を纏めて接続するようにしているものである。
なお、上記電解液としては、溶媒として、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、スルホラン、アセトニトリル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートまたはメチルエチルカーボネートのいずれか1種もしくは2種以上の混合物を使用することができる。電解質カチオンとしては、第四級アンモニウム、第四級ホスホニウム、イミダゾリウム塩が使用でき、電解質アニオンとしては、BF 、PF 、ClO 、CFSO またはN(CFSO を使用することができるものである。
9は上記ケース5の上面に結合されることによってケース5の封止を行うアルミニウム製の蓋、10は上記ケース5の蓋9との結合面に設けられた金属層であり、この金属層10はタングステン等を印刷等の手段によって形成するようにしたものであり、この金属層10を介して上記蓋9とケース5を溶接によって結合しているものである。
11は導電性接着剤であり、この導電性接着剤11により上記素子1の他方の端面に表出した陰極電極3の集電体3aの電極未形成部と蓋9を機械的に接合すると共に、電気的な接合も行っているものであり、これにより、蓋9を介して上記ケース5に結合された陰極端子7と陰極電極3が電気的に接続されるようにしているものである。
このように構成された本実施の形態による電気二重層キャパシタは、一対の電極を対向する端面から夫々取り出した偏平状の素子を上面開放のケース内に収容して蓋を結合した構成により、簡単な構成によって部品点数の削減と作業工数の削減を図って低コスト化を実現すると共に、小型化と低抵抗化を図ることができ、更に、セラミック製のケースとアルミニウム製の蓋を用いることにより、例えばリフロー半田付け等の高温環境下におけるケース内部の膨れに対しても十分な強度を発揮することができるようになるという格別の効果を奏するものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で図1と図2を用いて説明した電気二重層キャパシタに使用される素子の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態2による電気二重層キャパシタに使用される素子の構成を示した斜視図である。なお、図3においては、素子の構成を分かり易くするために積層枚数を少なくし、かつ、積層方向の厚みを厚くして記載したものである。
図3において、12は素子を示し、この素子12は上記実施の形態1で説明した素子1と同様に構成されると共に、素子12の最上段と最下段には、片面のみに分極性電極層3bが形成された陰極電極3Aが夫々配設されると共に、この陰極電極3Aに形成された分極性電極層3bが最上段、最下段のセパレータ4と夫々当接するように構成されたものである。
また、図示はしないが、上記素子12はプレス加工することによって極めて薄い偏平な形状に加工されると共に、図示しない電解液が含浸されて本実施の形態による電気二重層キャパシタが構成されるのは上記実施の形態1と同様である。
このように構成された本実施の形態による電気二重層キャパシタは、上記実施の形態1による電気二重層キャパシタにより得られる効果に加え、素子12の最上段ならびに最下段に夫々陰極電極3Aを配設した構成により、陽極電極2の面積よりも陰極電極3、3Aの面積が大きくなるために、陽極電極2の局所部で発生する腐食反応を抑制して安定した性能を発揮することができるようになるという格別の効果を奏するものである。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で図1と図2を用いて説明した電気二重層キャパシタに使用される素子の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて詳細に説明する。
図4は本発明の実施の形態3による電気二重層キャパシタの構成を示した断面図、図5は同電気二重層キャパシタに使用される素子の構成を示した斜視図、図6は同素子の図5のA−A線における断面図であり、図4〜図6においては、素子の構成を分かり易くするために積層枚数を少なくし、かつ、積層方向の厚みを厚くして記載したものである。
図4〜図6において、13は偏平状の素子を示し、この素子13はアルミニウム箔からなる集電体14a上に一端に設けた電極未形成部を除いて分極性電極層14bを形成した陽極電極14と、同じくアルミニウム箔からなる集電体15a上に一端に設けた電極未形成部を除いて分極性電極層15bを形成した陰極電極15を、上記陽極電極14の電極未形成部と陰極電極15の電極未形成部を互いに逆方向に配置して重ね合わせると共に、その間にセパレータ16を介在させて上記陽極電極14の分極性電極層14bと陰極電極15の分極性電極層15bがセパレータ16を介して対向した状態で巻回することにより、陽極電極14と陰極電極15の各電極未形成部が夫々対向する端面に表出して陽極電極取り出し部と陰極電極取り出し部が形成されるようにし、最後に固定テープ17を最外周に巻き付けて構成されたものである。
また、このように構成された素子13は、円筒状に巻回した後にプレス加工して偏平状にするか、もしくは偏平状に巻回するようにして作製されるものである。
5は上記素子13を図示しない電解液と共に収容した上面開放のセラミック製のケース、6と7はこのケース5の底面に一部が表出するようにしてケース5に夫々結合された陽極端子と陰極端子である。8は上記ケース5に結合された陽極端子6と上記素子13の一方の端面に形成された陽極電極取り出し部とを接続するための接続部材であり、この接続部材8に上記複数の陽極電極14の集電体14aに設けた電極未形成部を纏めて接続するようにしているものである。
9は上記ケース5の上面に結合されることによってケース5の封止を行うアルミニウム製の蓋、10は上記ケース5の蓋9との結合面に設けられた金属層であり、この金属層10を介して上記蓋9とケース5を溶接によって結合しているものである。
11は導電性接着剤であり、この導電性接着剤11により上記素子13の他方の端面に形成された陰極電極取り出し部と蓋9を機械的に結合すると共に、電気的な接続も行っているものであり、これにより、蓋9を介して上記ケース5に結合された陰極端子7と陰極電極15が電気的に接続されるようにしているものである。
このように構成された本実施の形態による電気二重層キャパシタは、上記実施の形態1による電気二重層キャパシタにより得られる効果に加え、偏平状の素子13を巻回形とした構成によって素子13の作製が容易になり、作業性を向上させることが可能になるという格別の効果を奏するものである。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項6に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1〜3で図1〜図6を用いて説明した電気二重層キャパシタを1つのセルとし、このセルを複数個接続して樹脂ケース内に収容した点が異なるものであり、これ以外の構成は実施の形態1〜3と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて詳細に説明する。
図7(a)、(b)は本発明の実施の形態4による電気二重層キャパシタの構成を示した分解斜視図と斜視図であり、図7において、18は上面開放の樹脂製のケース、19はこのケース18の上面に被せられる樹脂製の蓋であり、上記ケース18内には上記実施の形態1〜3で説明した電気二重層キャパシタ20が2個隣り合うように収容されているものである。
21と22は上記ケース18に設けられた外部陽極端子と外部陰極端子であり、この外部陽極端子21と外部陰極端子22には、上記一方の電気二重層キャパシタ20の陽極端子6(図示せず)と他方の電気二重層キャパシタ20の陰極端子7(図示せず)が接続されており、かつ、上記一方の電気二重層キャパシタ20の陰極端子7(図示せず)と他方の電気二重層キャパシタ20の陽極端子6(図示せず)は、図示しないケース18の奥側の側面で図示しない外部共通端子によって接続されており、これにより、2個の電気二重層キャパシタ20が直列接続された構成になっているものである。
そして、このように2個の電気二重層キャパシタ20を収容したケース18の上面開放部に蓋19を被せ、接着等の手段によってケース18と蓋19を結合することにより、本実施の形態による電気二重層キャパシタが構成されているものである。
このように構成された本実施の形態による電気二重層キャパシタは、上記実施の形態1による電気二重層キャパシタにより得られる効果に加え、複数個の電気二重層キャパシタを接続して一体化することにより、小型大容量化を実現することができるようになるという格別の効果を奏するものである。
なお、本実施の形態においては、2個の電気二重層キャパシタを直列接続してケース内に収容した例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2個以上の電気二重層キャパシタを直列接続、あるいは並列接続してケース内に収容することも可能であることは言うまでもない。
本発明による電気二重層キャパシタは、簡単な構成によって部品点数と作業工数の削減を図って低コスト化を実現すると共に、小型化と低抵抗化を図り、更に、高い信頼性を発揮することができるという効果を有し、各種電源のアシスト用分野等として有用である。
本発明の実施の形態1による電気二重層キャパシタの構成を示した断面図 同電気二重層キャパシタを底面側から見た斜視図 本発明の実施の形態2による電気二重層キャパシタに使用される素子の構成を示した斜視図 本発明の実施の形態3による電気二重層キャパシタの構成を示した断面図 同電気二重層キャパシタに使用される素子の構成を示した斜視図 同素子の図5のA−A線における断面図 (a)本発明の実施の形態4による電気二重層キャパシタの構成を示した分解斜視図、(b)同斜視図 従来の電気二重層キャパシタの構成を示した断面図
1、12、13 素子
2、14 陽極電極
2a、3a、14a、15a 集電体
2b、3b、14b、15b 分極性電極層
3、3A、15 陰極電極
4、16 セパレータ
5、18 ケース
6 陽極端子
7 陰極端子
8 接続部材
9、19 蓋
10 金属層
11 導電性接着剤
17 固定テープ
20 電気二重層キャパシタ
21 外部陽極端子
22 外部陰極端子

Claims (6)

  1. 一対の電極を対向する端面から夫々取り出した偏平状の素子と、この素子を電解液と共に収容した上面開放のセラミック製のケースと、このケースの外表面に一端が表出すると共に、他端が上記素子の一対の電極と夫々電気的に接続された一対の端子と、上記ケースの上面に結合されることによりケースを封止したアルミニウム製の蓋からなり、上記ケースの蓋との結合面に金属層を設け、この金属層を介してケースと蓋が溶接により結合された電気二重層キャパシタ。
  2. 一対の電極を対向する端面から夫々取り出した偏平状の素子が、交互に折り返すことにより積層状に折り曲げられたセパレータと、金属箔からなる集電体上に一端に設けた電極未形成部を除いて両面に分極性電極層を形成したシート状の陽極電極ならびに陰極電極からなり、この陽極電極と陰極電極を各電極未形成部が夫々対向する端部に配設されるようにして上記セパレータの各層間に相反する方向から交互に挿入して形成されたものである請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  3. 金属箔からなる集電体上に一端に設けた電極未形成部を除いて片面に分極性電極層を形成したシート状の陰極電極を、上記分極性電極層がセパレータと当接するようにしてセパレータの最上段と最下段に夫々配設した請求項2に記載の電気二重層キャパシタ。
  4. 一対の電極を対向する端面から夫々取り出した偏平状の素子が、金属箔からなる集電体上に一端に設けた電極未形成部を除いて分極性電極層を形成した陽極電極と陰極電極を一対とし、上記陽極電極と陰極電極の各電極未形成部を互いに逆方向に配置して重ね合わせると共に、その間にセパレータを介在させた状態で巻回することにより、複数の陽極電極と複数の陰極電極の各電極未形成部が夫々対向する端面に表出して陽極電極取り出し部と陰極電極取り出し部を夫々形成したものである請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  5. 一対の端子の各一端を夫々ケースの底面に表出させた請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の電気二重層キャパシタを1つのセルとし、このセルを複数個接続してケース内に収容した電気二重層キャパシタ。
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