JP2010217602A - カラー画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い色ずれ補正を保ちつつ、色ずれ検出用パターンの検出が正常な時の色ずれ補正における処理時間を短縮する。
【解決手段】カラー画像形成装置は、色ずれ検出パターン画像を検出した際の、光センサの出力値に基づいて、色ずれ検出パターン画像の検出に異常があるか否かを判定する(S23)。カラー画像形成装置は、色ずれ量を設定する際に、色ずれ検出パターン画像の検出に異常がある場合(S23:YES)には、光量調整を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、カラー画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来、カラー画像形成装置では、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックなどの複数色のトナー像を転写ベルトなどの画像担持体に形成し、画像担持体に形成された複数色のトナー像を用紙などの記録媒体に転写して定着させることで、カラー画像を形成している。このカラー画像形成装置では、色ずれを無くすことが画像品質向上のために重要である。
カラー画像形成装置における色ずれ補正については、画像担持体に各色の色ずれ検出用パターンを書き込み、光源から画像担持体に光を照射して反射した光をセンサで検出することで、各色の色ずれ検出用パターンの形成位置を検出し、その検出結果から各色の相対的な位置ずれ量である色ずれ量を算出している。そして、算出した色ずれ量に基づいて各色のトナー像を形成するタイミングを補正することで、色ずれを解消している(特許文献1〜3参照)。
また、色ずれ検出用パターンを検出するセンサは、飛沫するトナーなどが付着した汚れにより、想定される出力値から大きく変化した、出力値が異常となる場合がある。このように、センサの出力値が異常となる場合は、色ずれ検出用パターンの検出にも異常が発生してしまう。したがって、色ずれ補正を行う際には、色ずれ検出用パターンをセンサで検出する前に、画像担持体に光を照射する光源の光量調整が行われている(特許文献4参照)。
しかしながら、色ずれ検出用パターンの検出に異常が発生することは希であり、色ずれ補正を行う際に常に光量調整が行われたのでは、色ずれ検出用パターンの検出が正常に行われた時の色ずれ補正における処理時間の短縮は見込めない。色ずれ検出用パターンの検出に異常がある場合に光量調整を行わないのでは、精度の高い色ずれ補正を行うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、精度の高い色ずれ補正を保ちつつ、色ずれ検出用パターンの検出が正常な時の色ずれ補正における処理時間を短縮することが可能なカラー画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数色の画像を画像担持体に形成し、当該画像担持体に形成された複数色の画像を用紙に転写して定着させるカラー画像形成装置において、発光部から前記画像担持体に光を照射し、当該画像担持体から反射した光を受光部で受光した当該受光部からの出力値に基づいて、前記画像担持体に形成された画像を検出する検出手段と、前記画像担持体に光量調整パターン画像を形成し、当該光量調整パターン画像を前記検出手段が検出した検出結果に基づいて、前記発光部の光量調整を行う光量調整手段と、前記複数色の画像の色ずれ補正を行うための色ずれ検出パターン画像を前記画像担持体に形成し、前記色ずれ検出パターン画像を前記検出手段が検出した検出結果に基づいて、前記複数色の画像を形成する際の色ずれ補正に係る色ずれ量を設定する色ずれ量設定手段と、前記検出手段が前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値に基づいて、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常があるか否かを判定する判定手段と、前記色ずれ量設定手段が前記色ずれ量を設定する際に、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常がある場合には、前記光量調整手段による光量調整を行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数色の画像を画像担持体に形成し、当該画像担持体に形成された複数色の画像を用紙に転写して定着させるカラー画像形成装置の制御方法であって、発光部から前記画像担持体に光を照射し、当該画像担持体から反射した光を受光部で受光した当該受光部からの出力値に基づいて、前記画像担持体に形成された画像を検出する検出工程と、前記画像担持体に光量調整パターン画像を形成し、当該光量調整パターン画像を前記検出工程で検出した検出結果に基づいて、前記発光部の光量調整を行う光量調整工程と、前記複数色の画像の色ずれ補正を行うための色ずれ検出パターン画像を前記画像担持体に形成し、前記色ずれ検出パターン画像を前記検出工程で検出した検出結果に基づいて、前記複数色の画像を形成する際の色ずれ補正に係る色ずれ量を設定する色ずれ量設定工程と、前記検出工程で前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値に基づいて、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常があるか否かを判定する判定工程と、前記色ずれ量設定工程で前記色ずれ量を設定する際に、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常がある場合には、前記光量調整工程による光量調整を行わせる制御工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、精度の高い色ずれ補正を保ちつつ、色ずれ検出用パターンの検出が正常な時の色ずれ補正における処理時間を短縮する、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかるカラー画像形成装置の全体構成を説明する側面概略構成図である。 図2は、光センサの構成を説明する側面概略構成図である。 図3は、光量調整値を設定する光量調整処理を示すフローチャートである。 図4は、中間転写ベルトに形成される光量調整パターンを示す図である。 図5は、光量調整値と光量調整パターンを検出した出力値との関係から新たな光量調整値の算出を説明する図である。 図6は、色ずれ量を設定する色ずれ量設定処理を示すフローチャートである。 図7は、中間転写ベルトに形成される色ずれ検出パターンを示す図である。 図8は、色ずれ検出パターンを検出した際の光センサの出力値を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるカラー画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるカラー画像形成装置1の全体構成を説明する側面概略構成図である。図1に示すように、カラー画像形成装置1は、電子写真によるタンデム方式のもので、概略的には、像担持体である4つのドラム状の感光体ドラム2Y(イエロー),2C(シアン),2M(マゼンダ),2K(ブラック)と、その感光体ドラム2Y,2C,2M,2K上の静電潜像を現像ユニット3Y,3C,3M,3Kにより現像することにより形成されるトナー画像を、一次転写装置4Y,4C,4M,4Kにより転写媒体としての中間転写ベルト5L上に順次転写し、その中間転写ベルト5L上の画像を二次転写装置6Lにより転写体である用紙P上に一括転写する間接転写方式を採用したものである。
中間転写ベルト5Lは、無端状のベルトであって、複数のローラ10L〜13Lによって張架されており、ローラ10L〜13Lのいずれかの軸に連結されたモータ(図示しない)により一定速度で回動方向(副走査方向)D1に駆動される。中間転写ベルト5Lおよび中間転写ベルト5Lの駆動部(モータおよびローラ10L〜13Lなど)により、中間転写ユニットが構成されている。このような中間転写ベルト5Lの上部側には、その中間転写ベルト5Lの回動方向D1に沿って、ブラック、マゼンダ、シアン、イエローの各色用に4個の上述した感光体ドラム2K,2M,2C,2Yを、並列にそれぞれ配置している。
感光体ドラム2K,2M,2C,2Yの周回には、帯電装置7K,7M,7C,7Yと、前述した現像ユニット3K,3M,3C,3Yと、一次転写装置4K,4M,4C,4Yと、ブレードやブラシ等で構成されるクリーニング装置8K,8M,8C,8Yと、除電装置9K,9M,9C,9Yとがそれぞれ配設されている。
一次転写装置4K,4M,4C,4Yは、中間転写ベルト5Lを挟んで感光体ドラム2K,2M,2C,2Yにそれぞれ対向配置されている。すなわち、中間転写ベルト5Lは、各一次転写装置4K,4M,4C,4Yと感光体ドラム2K,2M,2C,2Yとの間には挟まれた状態で回動するようになっている。
感光体ドラム2K,2M,2C,2Yは、回転方向D2に回転駆動され、このとき帯電装置7K,7M,7C,7Yによって感光体ドラム2K,2M,2C,2Yの表面が所定の極性に帯電される。次いで、感光体ドラム2K,2M,2C,2Yの帯電面に、LD、LED、EL等による光書き込みユニットである光ビーム走査装置16Lから画像データに応じたレーザ光が照射されることによって、感光体ドラム2K,2M,2C,2Yに静電潜像が形成される。なお、このレーザ光の照射に係る画像データは、制御部20の制御の下で光ビーム走査装置16Lに入力されるデータであり、制御部20や図示しない画像処理用DSP(Digital Signal Processor)などにより所定の画像処理が施されている。このようにして形成された静電潜像は、現像ユニット3K,3M,3C,3Yにより各色のトナー像にそれぞれ現像されて可視像化される。
このようにして現像された感光体ドラム2K,2M,2C,2Y上のブラック、マゼンダ、シアン、イエローのトナー像は、一次転写装置4K,4M,4C,4Yの作用によって中間転写ベルト5Lの表面に順次重ね合わされた状態で転写されていき、フルカラーの合成カラー画像が形成される。
なお、感光体ドラム2K,2M,2C,2Yは、感光体ドラム2K,2M,2C,2Y上に残っているトナー像をクリーニング装置8K,8M,8C,8Yによりクリーニングされた後、除電装置9K,9M,9C,9Yにより除電される。
二次転写装置6Lは、中間転写ベルト5Lを挟んでローラ12Lに対向配置されている。このようなローラ12L(中間転写ベルト5L)と二次転写装置6Lの間には、制御部20の制御の下、給紙ユニット(図示しない)から給紙された用紙Pが所定のタイミングで送り込まれる。ローラ12L(中間転写ベルト5L)と二次転写装置6Lの間に用紙Pが紙搬送方向D3に向けて送り込まれると、中間転写ベルト5Lに担持されている合成カラー画像が二次転写装置6Lの作用により用紙Pに一括して転写される。
その後、用紙P上の合成カラー画像は、定着装置14Lにより熱と圧力によって定着され、排紙トレイ(図示しない)上に排出される。一方、合成カラー画像の転写後の中間転写ベルト5Lの表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置15Lによって除去される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)やマイクロコントローラなどであり、カラー画像形成装置1の全体制御を司る。記憶部21は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などであり、制御部20の制御にかかるデータ、例えばプログラムや各種設定情報を書き換え可能に格納する。表示部23は液晶表示パネルなどであり、制御部20の制御の下で各種画面を表示する。
図2は、光センサ22の構成を説明する側面概略構成図である。図2に示すように、光センサ22は、中間転写ベルト5Lに光を照射するためのLED光源などである発光部221と、中間転写ベルト5Lで反射した光を検出するためのフォトトランジスタなどである受光部222とを備える。受光部222において、中間転写ベルト5Lからの光を検出した信号は制御部20に出力される。光センサ22では、光量調整パターン、トリガーパターン、色ずれ検知用パターンなどの中間転写ベルト5L上に形成されたトナー像を検出する。なお、光センサ22は、中間転写ベルト5Lの主走査方向(回動方向と直交する)において、複数個設けられている。
制御部20は、記憶部21に記憶されたプログラムを内部RAM(Random Access Memory)に展開して順次実行することで、カラー画像形成装置1の各部に制御信号を出力してカラー画像形成装置1の全体制御を行う。例えば、カラー画像形成装置1では、制御部20の制御の下、上述した用紙Pへのカラー画像の形成が行われる。このカラー画像の形成に際し、制御部20は、記憶部21に格納された色ずれ補正に係る設定情報を読み出し、その設定情報に基づいて光ビーム走査装置16Lが感光体ドラム2K,2M,2C,2Yに静電潜像を形成するタイミングを制御している。したがって、カラー画像形成装置1では、色ずれの無いカラー画像を用紙Pへ形成できる。
また、制御部20は、記憶部21に格納された光量調整に係る設定情報を読み出し、その設定情報に基づいて発光部221が照射する光の光量を制御している。これにより、カラー画像形成装置1では、発光部221が照射し、中間転写ベルト5Lで反射した光が受光部222で検出された際に出力される出力信号を、所望の値に調整することが可能となる。
図3は、光量調整に係る設定情報(光量調整値)を設定する光量調整処理を示すフローチャートである。図3に示すように、制御部20の制御の下、光量調整処理が開始されると、中間転写ベルト5L上に光量調整パターンを形成(印刷)する(S10)。
図4は、中間転写ベルト5L上に形成される光量調整パターンP1を示す図である。図4に示すように、光量調整パターンP1は、主走査方向に複数設置された光センサ22の各々に対応した中間転写ベルト5Lの主走査位置に形成されている。したがって、中間転写ベルト5Lが副走査方向に搬送されることで、光センサ22の各々で光量調整パターンP1が検出されることとなる。
また、光量調整パターンP1は、副走査方向において、所定幅(図示例では2dot)の帯状の画像が、センサスポットより細かい所定のピッチ(図示例では10dot)で複数同一濃度として形成されている。このため、光センサ22では、帯状画像の濃度に対応した出力信号を得ることができる。また、図4に示すように、光量調整パターンP1は、副走査方向において、カラーの色を変更したものを複数、所定の空き領域を挟んで形成されている。したがって、光センサ22では、それぞれの色での信号値を得ることができる。
次いで、制御部20は、中間転写ベルト5Lに形成された光量調整パターンを検出した光センサ22の出力信号を読み取り(S11)、光センサ22の出力信号値を所望の値とする光量調整値を算出して、記憶部21に設定する(S12)。
ここで、光量調整値の算出について、図5を参照して説明する。図5は、光量調整値と光量調整パターンを検出した出力値との関係から新たな光量調整値の算出を説明する図である。
図5に示すように、現在の光量調整値で光量調整パターンを形成した際の読みとり結果(S11)と、X切片からグラフの直線が決定される(S121)。X切片は、光センサ22の出力値が0となる光量調整値であり、カラー画像形成装置1に固有のものとして予め記憶部21に記憶されている。なお、上述したように、光量調整パターンの色を変更し、複数の色で光センサ22の出力値を得ている場合は、例えばその出力の最大値をグラフにプロットすることで、グラフの直線を決定することができる。
次いで、光量調整パターンを光センサ22で検出した際に目標出力値となる光量調整値を、決定した直線をもとに算出する(S122)。このようにして、カラー画像形成装置1では、光センサ22の出力信号値を所望の値とする光量調整値を算出する。なお、光量調整値の算出について、式で表すと次のとおりである。
(調整後の光量調整値)=(調整前の光量調整値−X切片)×目標出力値/読み取り結果値+X切片
図6は、色ずれ補正に係る設定情報(色ずれ量)を設定する色ずれ量設定処理を示すフローチャートである。図6に示すように、制御部20の制御の下、色ずれ設定処理が開始されると、中間転写ベルト5L上に色ずれ検出パターンを形成(印刷)する(S20)。
図7は、中間転写ベルト5Lに形成される色ずれ検出パターンを示す図である。図7に示すように、色ずれ設定処理では、中間転写ベルト5Lの副走査方向において、トリガーパターンP2に次いで主走査色ずれ検出パターンP3及び副走査色ずれ検出パターンP4が形成される。
トリガーパターンP2は、主走査色ずれ検出パターンP3、副走査色ずれ検出パターンP4の開始を示すパターン画像である。主走査色ずれ検出パターンP3は、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色について、主走査方向の位置ずれを検出するためのパターン画像である。副走査色ずれ検出パターンP4は、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色について、副走査方向の位置ずれを検出するためのパターン画像である。
中間転写ベルト5Lには、上述した色ずれ検出パターンが、主走査方向に複数設置された光センサ22の各々に対応した中間転写ベルト5Lの主走査位置のそれぞれに形成されている。したがって、カラー画像形成装置1では、中間転写ベルト5Lが副走査方向に搬送されることで、光センサ22の各々で色ずれ検出パターンが検出されることとなり、各主走査位置における色ずれを検出可能となっている。
次いで、制御部20は、中間転写ベルト5Lに形成された色ずれ検出パターンを検出した光センサ22の出力信号を読み取り(S21)、各色の色ずれ検出パターンの位置から色ずれ量(位置ずれ量)を算出する(S22)。S22における色ずれ量の算出は、例えばブラックを基準色とした場合、その基準色に対する各色(イエロー、シアン、マゼンダ)のずれ量を、色ずれ量として光センサ22の検出結果から算出する。したがって、制御部20は、カラー画像の形成を行う際に、上述した色ずれ量を元に、基準色に対する各色の形成タイミングを制御する。これにより、カラー画像形成装置1では、色ずれの無いカラー画像を形成できる。
次いで、制御部20は、色ずれ検出パターンの位置から色ずれ量を算出する際に、検知異常が発生したか否かを、S21で読み取った光センサ22の出力値に基づいて判定し(S23)、検知異常が無い場合(NO)は算出した色ずれ量を記憶部21に設定して処理を終了する。
なお、ここでいう検知異常とは、色ずれ検出パターンを検出した光センサ22の出力信号に基づいた、色ずれ検出パターンの位置を検出する際の異常のことである。具体的には、色ずれ検出パターンを示す所定の閾値を超える出力信号が所定の時間内に検知できず、色ずれ検出パターンの読み取りに失敗している場合がある。また、色ずれ検出パターンを示す所定の閾値を超える出力信号の検知を開始してから所定の時間内に検知が終了しないなど、色ずれ検出パターンの読み取りが終了しない場合がある。また、色ずれ検出パターンを検出した際の光センサ22の出力値が異常である場合がある。
ここで、光センサ22の出力値が異常である場合について図8を参照して説明する。図8は、色ずれ検出パターンを検出した際の光センサ22の出力値(電圧値)を示す図である。より具体的には、図8に示す例は、副走査色ずれ検出パターンを検出した際の光センサ22の出力値を、副走査方向に沿って示したものである。
図8に示すように、色ずれ検出パターンは光センサ22の出力値のピークに該当する。ここで、Vmaxは光センサ22の出力値の最大ピーク値、Vminは光センサ22の出力値の最小ピーク値、VPdはVmaxとVminの差分値、V0はパターンが形成されていない中間転写ベルト5Lのベルト下地を検出した値である。
例えば、光センサ22の出力値が異常である場合では、発光部221の光量の異常によって色ずれ検出パターンを誤検知し、ベルト下地を示すV0と、色ずれ検出パターンを示すピーク値(Vmin、Vmax)との大小関係が、正常の場合と比較して逆転していることがある。したがって、V0と、色ずれ検出パターンを示すピーク値との大小関係が正常であるか否かを判定することで、検知異常の発生を判定することができる。
また、光センサ22の出力値が異常である場合では、発光部221の光量が異常に大きくなり、色ずれ検出パターンを示す最大ピーク値(Vmax)が所定の閾値を超えていることがある。したがって、最大ピーク値(Vmax)が所定の閾値以上であるか否かを判定することで、検知異常の発生を判定することができる。
また、光センサ22の出力値が異常である場合では、発光部221の光量が異常に小さくなり、色ずれ検出パターンを示す最小ピーク値(Vmin)が所定の閾値以下となることがある。したがって、最小ピーク値(Vmin)が所定の閾値以下であるか否かを判定することで、検知異常の発生を判定することができる。
また、光センサ22の出力値が異常である場合では、受光部222の汚れなどで受光部222の受光量が低下し、色ずれ検出パターンを示す最大ピーク値(Vmax)と、ベルト下地を示すV0との差分値が所定の閾値以下となることがある。したがって、色ずれ検出パターンを示す最大ピーク値(Vmax)と、ベルト下地を示すV0との差分値が所定の閾値以下であるか否かを判定することで、検知異常の発生を判定することができる。
また、光センサ22の出力値が異常である場合では、受光部222の汚れなどで受光部222の受光量が低下し、色ずれ検出パターンを示す最大ピーク値(Vmax)と、最小ピーク値(Vmin)との差分値(VPd)が所定の閾値以下となることがある。したがって、色ずれ検出パターンを示す最大ピーク値(Vmax)と、最小ピーク値(Vmin)との差分値(VPd)が所定の閾値以下であるか否かを判定することで、検知異常の発生を判定することができる。
S23において検知異常が有る場合(YES)、制御部20は、エラー処理を開始し(S24)、その検知異常が光量調整を行う異常の種類であるか否か、すなわち、前述した光量調整処理によって光センサ22の出力値の異常が回復する見込みがあるか否かを判定する(S25)。具体的には、S25では、上述した色ずれ検出パターンを検出した際の光センサ22の出力値が異常である場合であるか否かを判定する。
S25において検知異常が光量調整を行う異常の種類である場合(YES)、制御部20は、前述した光量調整処理を行い(S26)、処理を終了する。また、S25において検知異常が光量調整を行う異常の種類でない場合(NO)、制御部20は、光量調整処理を行っても異常が回復しないエラーである等のエラー表示を表示部23に行い(S27)、処理を終了する。
以上のように、カラー画像形成装置1では、色ずれ検出パターンを光センサ22で読み取った際に、検知異常が発生した場合に限り光量調整処理が行われ、検知異常が発生していない場合には光量調整処理が行われないため、正常時における色ずれ量設定処理の処理時間を短縮することができる。また、検知異常が発生した場合には光量調整処理が行われるため、正常時において色ずれ量設定処理の処理時間を短縮する場合であっても、光センサ22の汚れなどによる経時変化にも対応することができる。
なお、上述した実施形態のカラー画像形成装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述した実施形態のカラー画像形成装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、上述した実施形態のカラー画像形成装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上述した実施形態のカラー画像形成装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、上述したプログラムは、I/F部を介してカラー画像形成装置と接続する、PC(Personal Computer)等の情報機器が実行するプリンタドライバであってもよい。すなわち、カラー画像形成装置は、PC等の情報機器がプリンタドライバなどのプログラムを実行することで、色ずれ補正に係る制御が行われるものであってよい。
なお、上記実施形態におけるカラー画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機や、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等であればいずれにも適用することができる。
1 カラー画像形成装置
5L 中間転写ベルト
16L 光ビーム走査装置
20 制御部
21 記憶部
22 光センサ
23 表示部
221 発光部
222 受光部
P1 光量調整パターン
P2 トリガーパターン
P3 主走査色ずれ検出パターン
P4 副走査色ずれ検出パターン
特開2003−98795号公報 特開2003−228216号公報 特開2008−102474号公報 特開2006−187993号公報

Claims (7)

  1. 複数色の画像を画像担持体に形成し、当該画像担持体に形成された複数色の画像を用紙に転写して定着させるカラー画像形成装置において、
    発光部から前記画像担持体に光を照射し、当該画像担持体から反射した光を受光部で受光した当該受光部からの出力値に基づいて、前記画像担持体に形成された画像を検出する検出手段と、
    前記画像担持体に光量調整パターン画像を形成し、当該光量調整パターン画像を前記検出手段が検出した検出結果に基づいて、前記発光部の光量調整を行う光量調整手段と、
    前記複数色の画像の色ずれ補正を行うための色ずれ検出パターン画像を前記画像担持体に形成し、前記色ずれ検出パターン画像を前記検出手段が検出した検出結果に基づいて、前記複数色の画像を形成する際の色ずれ補正に係る色ずれ量を設定する色ずれ量設定手段と、
    前記検出手段が前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値に基づいて、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常があるか否かを判定する判定手段と、
    前記色ずれ量設定手段が前記色ずれ量を設定する際に、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常がある場合には、前記光量調整手段による光量調整を行わせる制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値に基づいて、前記異常の種別が光量調整に係る異常であるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記異常の種別が光量調整に係る異常である場合に、前記光量調整手段による光量調整を行わせることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値において、前記色ずれ検出パターン画像に対応したピーク値の中の最大ピーク値が予め設定された閾値以上である場合に、前記光量調整に係る異常であると判定することを特徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値において、前記色ずれ検出パターン画像に対応したピーク値の中の最小ピーク値が予め設定された閾値以下である場合に、前記光量調整に係る異常であると判定することを特徴とする請求項2又は3に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記判定手段は、前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値において、前記色ずれ検出パターン画像に対応したピーク値の中の最大ピーク値と、最小ピーク値との差分値が、予め設定された閾値以下である場合に、前記光量調整に係る異常であると判定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値において、前記色ずれ検出パターン画像に対応したピーク値の中の最大ピーク値と、前記色ずれ検出パターン画像が形成されていない領域を検出した出力値との差分値が、予め設定された閾値以下である場合に、前記光量調整に係る異常であると判定することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 複数色の画像を画像担持体に形成し、当該画像担持体に形成された複数色の画像を用紙に転写して定着させるカラー画像形成装置の制御方法であって、
    発光部から前記画像担持体に光を照射し、当該画像担持体から反射した光を受光部で受光した当該受光部からの出力値に基づいて、前記画像担持体に形成された画像を検出する検出工程と、
    前記画像担持体に光量調整パターン画像を形成し、当該光量調整パターン画像を前記検出工程で検出した検出結果に基づいて、前記発光部の光量調整を行う光量調整工程と、
    前記複数色の画像の色ずれ補正を行うための色ずれ検出パターン画像を前記画像担持体に形成し、前記色ずれ検出パターン画像を前記検出工程で検出した検出結果に基づいて、前記複数色の画像を形成する際の色ずれ補正に係る色ずれ量を設定する色ずれ量設定工程と、
    前記検出工程で前記色ずれ検出パターン画像を検出した際の、前記受光部の出力値に基づいて、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常があるか否かを判定する判定工程と、
    前記色ずれ量設定工程で前記色ずれ量を設定する際に、前記色ずれ検出パターン画像の検出に異常がある場合には、前記光量調整工程による光量調整を行わせる制御工程と、
    を含むことを特徴とするカラー画像形成装置の制御方法。
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