JP2010213666A - 動物用抜け毛捕集用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーコートのような細かな毛であっても、無駄毛を掻き取ることができ、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単にまとめることができる動物用抜け毛捕集用具を提供すること。
【解決手段】本発明の動物用抜け毛捕集用具1Aは、細長い平坦面21を有する支持部2と、動物の毛を掻き取る複数個の掻き取り部3と、隣り合う掻き取り部3同士によって形成される捕集部4とを備えている。複数個の掻き取り部3は、個々が平坦面21の長手方向に並ぶように突設されており、掻き取り部3によって掻き取られた動物の毛を、隣り合う掻き取り部3同士間で捕集するようになされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、動物用抜け毛捕集用具に関する。
従来より、ペットにブラッシングする際に、ブラッシングにより抜けた抜け毛を簡単にまとめることができるペット用ブラシが提案されている。例えば、特許文献1には、ブラシピンを用いずに、ブラシ面をギザギザの山切り状に形成したペット用ブラシが開示されている。また、特許文献2には、ブラッシングによりブラシピンに絡みついた抜け毛を簡単に取り除くことができるように、複数本のブラシピンを有する取手と、取手の底面側に位置し、各ブラシピンに対応する位置に複数個の貫通孔を有するブラシ先端部(ブラシカバー)と備えた動物用ブラシが開示されている。
しかし、特許文献1に記載のペット用ブラシにおいては、ブラッシングにより抜けた抜け毛が舞い散らずに、抜け毛をまとめることができるが、例えば、一次毛と呼ばれる太い毛(オーバーコート)、及びこの太い毛の下に生えている二次毛と呼ばれる細い毛(アンダーコート)が生える種類の動物をブラッシングしても、特許文献1に記載のペット用ブラシでは、アンダーコートの無駄毛を掻き取ることができない。
また、特許文献2に記載の動物用ブラシにおいては、無駄毛を複数本のブラシピンにより掻き取り、ブラシピンに絡みついた抜け毛を、取手を上下することにより、ブラシカバーで扱いてまとめることができるが、アンダーコートが非常に細いためブラシカバーの貫通孔に入ってしまう場合があり、簡単に抜け毛をまとめることができるとは言い難い。
特開2008−104440号公報 特開平9−140286号公報
したがって、本発明の課題は、アンダーコートのような細かな毛であっても、無駄毛を掻き取ることができ、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単にまとめることができる動物用抜け毛捕集用具を提供することにある。
本発明は、細長い平坦面を有する支持部と、動物の毛を掻き取る複数個の掻き取り部と、隣り合う該掻き取り部同士によって形成される捕集部とを備えた動物用抜け毛捕集用具であって、複数個の前記掻き取り部は、個々が前記平坦面の長手方向に並ぶように突設されており、前記掻き取り部によって掻き取られた動物の毛を、隣り合う該掻き取り部同士間で捕集するようになされている動物用抜け毛捕集用具を提供するものである。
本発明の動物用抜け毛捕集用具によれば、アンダーコートのような細かな毛であっても、無駄毛を掻き取ることができ、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単にまとめることができる。
図1は、本発明の第1実施形態である動物用抜け毛捕集用具の正面図である。 図2は、図1の下面図である。 図3は、図1に示す掻き取り部の拡大斜視図である。 図4は、図1に示す掻き取り部を構成するブラシピンの拡大正面図である。 図5は、図1に示す掻き取り部を構成するブラシピンの拡大断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態である動物用抜け毛捕集用具の正面図である。 図7は、図6の下面図である。 図8は、図6に示す掻き取り部を構成するブラシピンの拡大断面図である。 図9は、本発明の第3実施形態である動物用抜け毛捕集用具の正面図である。 図10は、図9の下面図である。 図11は、本発明の他の実施形態である動物用抜け毛捕集用具の正面図である。 図12は、本発明の他の実施形態である動物用抜け毛捕集用具の下面図である。 図13は、本発明の他の実施形態である動物用抜け毛捕集用具の下面図である。 図14は、本発明の他の実施形態である動物用抜け毛捕集用具の下面図である。
以下、本発明の動物用抜け毛捕集用具の好ましい第1実施形態について、図1〜図5に基づいて説明する。
第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A(以下、「捕集用具1A」ともいう。)は、図1〜図2に示すように、細長い平坦面21を有する支持部2と、動物の毛を掻き取る複数個の掻き取り部3と、隣り合う掻き取り部3同士によって形成される捕集部4とを備えている。複数個の掻き取り部3は、図1〜図3に示すように、平坦面21の長手方向に並ぶように突設されており、掻き取り部3によって掻き取られた動物の毛を、隣り合う掻き取り部3同士間で捕集するようになされている。
以下、図1に示す正面図の幅方向を「X方向」として、図1に示す高さ方向を「Y方向」として、図1に示す正面図の厚み方向(図2に示す下面図の縦方向)を「Z方向」として説明する。
捕集用具1Aにおける支持部2は、捕集用具1Aを用いて動物の毛を梳かす際に、手でホールドする部分である。捕集用具1Aの支持部2は、図1に示すように、正面視して、略四角形状に形成されており、図2に示すように、下面視して、X方向に細長い平坦面21を有するように形成されている。支持部2は、図1に示すように、手でホールドする際に痛くならないように、Y方向の上方の両側部の角を取っている。支持部2の断面形状(不図示)は、Y方向の上方に頂角をなすように略二等辺三角形状に形成されている。捕集用具1Aの支持部2の底面は、図2に示すように、X方向に長い四角形状に形成されており、4つ角それぞれの角を取っている。
支持部2は、その幅(図1に示すX方向)が、30mm〜200mmであることが好ましく、その高さ(図1に示すY方向)が、15mm〜150mmであることが好ましい。支持部2の一端は、図2に示すように、X方向に細長い平坦面21であり、その厚み(図2に示すZ方向)が、3mm〜40mmであることが好ましい。
捕集用具1Aの掻き取り部3は、捕集用具1Aによって動物の毛を梳かす際に、動物の無駄毛を掻き取る部分である。掻き取り部3は、動物の種類や大きさ、また、毛の多さや長さにもよるが、2個〜60個備えられていることが好ましい。たとえば、小型犬用であれば掻き取り部は2〜20個、特に4〜10個程度であると扱いやすいし、中型〜大型犬用であれば掻き取り部は4〜60個、特に8〜50個程度であると扱いやすい。図1,図2に示す捕集用具1Aの掻き取り部3は、8個備えられている。8個の掻き取り部3それぞれは、図1に示すように、支持部2の一端である平坦面21に直列状に突設されている。具体的には、8個の掻き取り部3それぞれは、図1,図2に示すように、支持部2の平坦面21の長手方向(捕集具1Aを正面から見たときの幅方向(X方向))に沿うように並設されている。
捕集用具1Aは、隣り合う掻き取り部3同士によって形成される捕集部4を備えている。具体的には、捕集用具1Aにおいては、8個の掻き取り部3は、図2に示すように、X方向左側の掻き取り部3aと、掻き取り部3aと隣り合い且つ対向するように形成されたX方向右側の掻き取り部3bとからなる捕集部4を4対(セット)形成している。隣り合う掻き取り部同士3a,3bで形成された捕集部4は、掻き取り部3によって掻き取られた動物の毛を、その間で捕集するように形成されている。
8個の掻き取り部3それぞれは、2本〜80本の複数本のブラシピン31を束ねて形成されていることが好ましく、捕集用具1Aにおいては、掻き取り部3それぞれは、5本のブラシピン31を束ねたブラシピン束から形成されている。ブラシピン31束それぞれは、図2に示すように、支持部2の長手方向(捕集具1Aを下面から見たときの幅方向(X方向))に対して斜め直線状に形成され、掻き取り部3の突設された平坦面21の平面視において、X方向に隣り合う掻き取り部3同士間によって、ハの字状に形成されている。
掻き取り部3は、その高さ(h1)が、図1に示すように、5mm〜70mmであることが好ましく、その長さ(L1)が、図2に示すように、1mm〜50mmであることが好ましく、その幅(W1)が、図2に示すように、0.5mm〜20mmであることが好ましい。
捕集部4を形成するX方向左側の掻き取り部3aは、図2に示すように、Z方向と角度α1で交差している。角度α1は、1°〜85°、特に5〜70°、殊更10〜45°であることが掻き取り性と捕集性のバランスの点で好ましい。捕集部4を形成するX方向右側の掻き取り部3bは、図2に示すように、掻き取り部3aと対向するように形成されている。具体的には、掻き取り部3bも同様に、Z方向と角度α1で交差している。従って、X方向左側の掻き取り部3aと、この掻き取り部3aに隣り合うX方向右側の掻き取り部3bとから形成される1個の捕集部4は、図2に示すように、平坦面21の一辺X1から他辺X2に向かって、互いの間隔が漸減するように配されており、ハの字状に形成されている。
図2に示すように、1個の捕集部4を形成する掻き取り部3aと3bとの、支持部2の一辺X1側の端部同士の間隔d1は、1mm〜100mmであることが好ましく、他辺X2側の端部同士の間隔d2は、0mm〜20mmであることが好ましい。図2に示すように、X方向に隣り合う、捕集部4同士の間隔d3は、0mm〜20mmであることが好ましい。
捕集具1Aでは、掻き取り部3を構成するブラシピン31それぞれは、その先端部31a先端に向かって先細のテーパー状に形成されている。具体的には、ブラシピン31は、図4に示すように、Y方向における、支持部2の一端である平坦面21から突出する方向に向かって、先細り形状(テーパー状)に形成されている。ブラシピン31は、図4に示すように、テーパー状の先端部31aと、何れの箇所も同径の基部31bとから構成されている。捕集用具1Aにおいては、基部31bの断面形状は、略円状であるが、多角形状、楕円形状であってもよい。
捕集用具1Aは、ブラシピン31の先端部31aを、図5に示すように、弾性体で覆う形態とすることができる。先端部31aを覆う弾性体の厚みは、0.01mm〜3mmであることが好ましい。
図4に示すように、ブラシピン31の先端部31aの高さ(h2)とブラシピン31の基部31bの高さ(h3)と比(h2/h3)は、0.01〜100であることが好ましい。比(h2/h3)が0.01〜5程度の範囲では、ブラシピンの先端はほぼ丸みを帯びており、ペットの肌に優しくマッサージ効果を伴ったブラッシングをすることができ、また比(h2/h3)が5〜100の範囲では、ブラシピンの先端は先細形状になり、充分な掻き取り効果を発揮できる観点から好ましい。
捕集用具1Aのように、捕集部4を形成するX方向左側の掻き取り部3aが、複数本のブラシピン31から形成されている場合には、ブラシピン31の基部31b同士の間隔は、0mm〜10mmであることが好ましく、本実施形態においては、ブラシピン31の基部31b同士の間隔は、0mmである。即ち、X方向左側の掻き取り部3aは、図3に示すように、5本のブラシピン31の基部31bを束ねて、Z方向に対して斜め直線状(傾斜角度α1)に形成されている。捕集部4を形成するX方向右側の掻き取り部3bも、掻き取り部3aと同様に、5本のブラシピン31の基部31bを束ねて、掻き取り部3aと対向するように形成されている。このように形成された掻き取り部3aと掻き取り部3bからなる捕集部4は、捕集用具1Aにおいては、図2に示すように、「八」の字状に形成されており、捕集用具1Aは4個の捕集部4を有しているため、X方向に4つの「八」の字状が直線状に並置されている。
第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aの形成材料について説明する。
支持部2としては、通常、ブラシ、櫛に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、支持部2としては、木、紙、硬質パルプ、硬質不織布、金属又は合成樹脂等からなる部材が用いられる。金属製の支持部2としては、具体的には、ステンレス製、アルミニウム合金製、真鍮製のものが挙げられ、合成樹脂製の支持部2としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート及びポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル製、ナイロン即ちポリアミド製のものが挙げられる。
掻き取り部3を形成するブラシピン31としては、通常、ブラシ、櫛に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、ブラシピン31としては、木、紙、金属又は合成樹脂等からなる部材が用いられる。金属製のブラシピン31としては、具体的には、ステンレス製、アルミニウム合金製のものが挙げられ、合成樹脂製のブラシピン31としては、ポリエステル製、ポリアミド製のものが挙げられる。
ブラシピン31の先端部31aを覆う弾性体としては、例えば、天然ゴム、ポリウレタン等のエラストマーからなる材料等が挙げられる。
上述した本発明の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aを使用した際の作用効果について説明する。
捕集用具1Aは、図1〜図3に示すように、動物の毛を掻き取る複数個の掻き取り部3と、隣り合う掻き取り部3同士によって形成される捕集部4とを備えており、ブラッシングすることにより、オーバーコートの下に生えている二次毛と呼ばれる細い毛(アンダーコート)の無駄毛を掻き取り部3で、掻き取ることができる。また、捕集用具1Aは、図1〜図3に示すように、掻き取り部3によって掻き取られた動物の毛を、隣り合う掻き取り部3同士間(捕集部4)で捕集するようになされているので、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単にまとめることができる。
また、捕集用具1Aは、掻き取り部3が複数本のブラシピン31から形成されており、捕集部4が、図2に示すように、「八」の字状に形成されているので、捕集用具1Aは、図2に示す平坦面21の一辺X1から他辺X2に向かって動物の毛を梳くように使用される。この方向に梳くことにより、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単に更にまとめることができる。
また、捕集用具1Aは、掻き取り部3のブラシピン31がテーパー状に形成された先端部31aを備えているので、オーバーコートの下に生えているアンダーコートの無駄毛を更に掻き取ることができる。
また、図5に示す捕集用具1Aのように、掻き取り部3のブラシピン31の先端部31aを弾性体で覆った形態では、ブラッシング時に動物の肌を傷つけることが回避容易となり、しかもブラッシングと同時に、動物をマッサージすることができる。
次に、本発明の第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具について、図6〜8に基づいて説明する。
第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bについては、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと同様であり、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1B(以下、「捕集用具1B」ともいう。)は、図6,図7に示すように、8個の掻き取り部3を備えている。8個の掻き取り部3それぞれは、3本〜80本の複数本のブラシピン31を束ねて形成されていることが好ましく、捕集用具1Bにおいては、掻き取り部3それぞれは、6本のブラシピン31を束ねたブラシピン束から形成されている。ブラシピン31束それぞれは、図7に示すように、三角形状に形成されて、掻き取り部3の突設された前記平坦面21の平面視において、X方向に隣り合う掻き取り部3同士間によって、ハの字状に形成されている。
以下、6本のブラシピン31を束ねて形成された掻き取り部3について、具体的に説明する。
8個の掻き取り部3それぞれは、6本のブラシピン31から形成されており、図7に示すように、底辺及び両側辺それぞれが3本のブラシピン31からなる三角形状に形成されている。三角形状の掻き取り部3は、その底辺が支持部2の平坦面21の他辺X2側に位置し、他辺X2とX方向に平行に配され、三角形状の頂点が平坦面21の一辺X1側に配されている。8個の三角形状の掻き取り部3それぞれは、図7に示すように、支持部2の平坦面21の長手方向(捕集具1Aを正面から見たときの幅方向(X方向))に沿うように並設されている。
捕集用具1Bの掻き取り部3の側辺の長さ(L2)は、図7に示すように、1mm〜50mmであることが好ましく、底辺の長さ(L3)は、2mm〜50mmであることが好ましい。三角形状の平坦面21の一辺X1側の頂角α2は、5°〜85°であることが好ましい。
掻き取り部3を構成するブラシピン31それぞれは、その先端部31a先端に向かって先細のテーパー状に形成されており、ブラシピン31の先端部31aの先端は、図8に示すように、球状の弾性体5で覆われている。先端部31aの先端を覆う弾性体5の直径は、0.8mm〜5mmであることが好ましい。
捕集用具1Bの捕集部4は、図7に示すように、隣り合う、三角形状の掻き取り部3同士によって、X方向に隣り合う掻き取り部3同士間に、ハの字状に形成されており、具体的には、三角形状の掻き取り部3と逆向きの三角形状に形成されている。捕集用具1Bの捕集部4は、図7に示すように、隣り合う掻き取り部3同士間に形成されているため、8個の掻き取り部3から7個形成されている。
上述した本発明の第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bは、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと異なる効果について説明する。
第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bは、図7に示すように、捕集部4が「八」の字状に形成されているので、捕集用具1Bは、図7に示す平坦面21の一辺X1から他辺X2に向かって動物の毛を梳くように使用される。この方向に梳くことにより、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単に更にまとめることができる。捕集用具1Bは、特に、掻き取り部3が6本のブラシピン31により三角形状の束となっているので、強度が高く、しっかりとブラッシングすることができる。
また、第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bは、図8に示すように、掻き取り部3を形成する6本のブラシピン31の先端部31aそれぞれの先端部にのみ、球状の弾性体5により覆われているので、ブラッシングと同時に、動物をマッサージすることができる。
次に、本発明の第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具について、図9〜10に基づいて説明する。
第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cについては、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A又は第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A又は第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bと同様であり、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A又は第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bの説明が適宜適用される。
第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1C(以下、「捕集用具1C」ともいう。)は、掻き取り部3が複数本のブラシピン31から形成されているのではなく、平板32により形成されている点に特徴を有している。掻き取り部3は、1個〜80個備えていることが好ましく、捕集用具1Cの掻き取り部3は、図9に示すように、10個備えられている。
10個の掻き取り部3それぞれは、図10に示すように、1枚の平板32から形成されている。隣り合う掻き取り部3a,3b同士によって形成される捕集部4は、5個形成されており、5個の捕集部4それぞれは、くの字状に形成されている。具体的には、捕集用具1Cにおいては、10個の掻き取り部3は、図10に示すように、X方向左側の掻き取り部3aと、掻き取り部3aと隣り合い且つ対向するように形成されたX方向右側の掻き取り部3bとからなる捕集部4を5対(セット)形成している。隣り合う掻き取り部同士3a,3bは、支持部2の平坦面21の他辺X2側の端部同士が接しており、接触角度α3は、5°〜85°、特に10〜70°、殊更15〜45°であることが好ましい。5個のくの字状の捕集部4それぞれは、図10に示すように、支持部2の平坦面21の長手方向(捕集具1Aを正面から見たときの幅方向(X方向))に沿うように並設されている。
5個の捕集部4は、図9に示すように、全体視して、X方向の中央に位置する捕集部4の中央が一番低く、中央からX方向外方に向かって、徐々に捕集部4が高くなるように形成されている。X方向の中央に位置する捕集部4の中央とは、5個の捕集部4の中の、X方向の中央に位置する捕集部4を構成する2枚の掻き取り部3a,3b同士が接している部分3cのことである。5個の捕集部4は、図9に示すように、5個の捕集部4の中のX方向左最外方に位置する捕集部4を構成する掻き取り部3aの左端及び5個の捕集部4の中のX方向右最外方に位置する捕集部4を構成する掻き取り部3bの右端から、X方向の中央に位置する捕集部4の部分3cに向かって高さが漸減するように傾斜することにより、逆山状に形成されている。
第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cの形成材料について説明する。
第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cについては、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A又は第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A又は第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bと同様である。
掻き取り部3を構成する平板32としては、ブラシピン31と同様に、木、紙、金属又は合成樹脂等からなる部材が用いられる。
上述した本発明の第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cを使用した際の作用効果について説明する。
第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cは、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと異なる効果について説明する。
第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cは、図10に示すように、捕集部4が「く」の字状に形成されているので、捕集用具1Cは、図10に示す平坦面21の一辺X1から他辺X2に向かって動物の毛を梳くように使用される。この方向に梳くことにより、ブラッシングにより掻き取った抜け毛を簡単に更にまとめることができる。捕集用具1Cは、特に、図9に示すように、掻き取り部3が平板32により形成されているので、強度が高く、しっかりとブラッシングすることができる。
また、第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cは、図9に示すように、5個の捕集部4が、全体視して、逆山状に形成されているので、動物の体に沿わせてブラッシングすることが容易になる。
本発明の動物用抜け毛捕集用具は、上述の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A、第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1B及び第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A、第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1B及び第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cにおいては、図1,図6,図9に示すように、支持部2は、捕集用具1A,1B,1Cを用いて動物の毛を梳かす際に、手でホールドする部分であるが、図11に示すように、支持部2のX方向の一方の端部に、手で握る柄6を取りつけてもよい。
また、上述の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A、第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1B及び第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cにおいては、図1,図6,図9に示すように、掻き取り部3は支持部2の平坦面21に突設されているが、掻き取り部3と支持部2とが取り外し可能なように形成されていてもよい。
また、上述の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A及び第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bにおいては、図1,図6,図9に示すように、掻き取り部3を形成するブラシピン31が先端に向かって先細のテーパー状に形成されているが、テーパー状でなくてもよい。
また、上述の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A及び第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bにおいては、図5,図8に示すように、掻き取り部3を形成するブラシピン31の先端部31aが弾性体で覆われているが、覆われていなくてもよく、掻き取り部3を形成する複数本のブラシピン31における一部のブラシピン31の先端部31aが弾性体で覆われていてもよい。
また、上述の第1実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A及び第2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Bにおいては、図2,図7に示すように、掻き取り部3を形成するブラシピン31が複数個集合して形成されているが、それらの径・太さは全てが同一でなくてもよい。
また、上述の第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cにおいては、図10に示すように、掻き取り部3は平版32から形成されているが、それらの厚み・長さは全てが同一でなくてもよい。
また、上述の第1,2実施形態の動物用抜け毛捕集用具1A,1Bにおいては、図2,図7に示すように、捕集部4がハの字状に形成され、上述の第3実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Cにおいては、図10に示すように、捕集部4がくの字状に形成されているが、ハの字状、くの字状に限らず、掻き取られた動物の毛を、隣り合う掻き取り部3,3同士間で捕集するように形成されていればよい。例えば、図12〜14に示すような実施形態とすることが可能である。
図12に示す実施形態(動物用抜け毛捕集用具1D)では、隣合った捕集部4がハの字となっている点は上述の第1の実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aと類似するが、各ハの字の単位が、支持体の長手方向(捕集具1Aを正面から見たときの幅方向(X方向))両端部から中央部に向かうに従い短手方向一端から他端方向に(平坦面21の一辺X1から他辺X2に向かって)湾曲した形状となっている。本実施形態によれば、掻き取り方向が分かりやすいと共に、湾曲の膨らみ方向に毛が捕集され易い。
図13に示す実施形態(動物用抜け毛捕集用具1E)では、隣合った捕集部4が短手方向一端から他端(平坦面21の一辺X1から他辺X2)に向かって逆ハの字形状で並んで、頂点の欠けた菱形形状となっている。本実施形態では、掻き取り方向が一辺X1から他辺X2及び他辺X2から一辺X1のいずれからでも毛の捕集が可能となる。
図14に示す実施形態(動物用抜け毛捕集用具1F)では、隣合った捕集部4’が第1の実施形態の動物用抜け毛捕集用具1Aのハの字形状の捕集部4と、その窄んだ末端側の間隔よりも半径の大きい略半円周形状の捕集部とによって閉じられた形状となっている。本実施形態では、大型の捕集部4’によって、大量の毛が捕集可能となっている。
本発明の動物用抜け毛捕集用具は、アンダーコートの生える犬種・猫種等のペット以外にも、アンダーコートの生える動物、例えば、ウサギ、ライオン、羊等の動物に好適に用いることができる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F 動物用抜け毛捕集用具
2 支持部
21 支持部の平坦面
3 掻き取り部
3a X方向左側の掻き取り部,3b 3aと隣り合う掻き取り部,3c 掻き取り部3aと掻き取り部3bとの接点
31 ブラシピン
31a ブラシピンの先端部,31b ブラシピンの基部
32 平板
4,4’ 捕集部
5 弾性体
6 柄

Claims (6)

  1. 細長い平坦面を有する支持部と、動物の毛を掻き取る複数個の掻き取り部と、隣り合う該掻き取り部同士によって形成される捕集部とを備えた動物用抜け毛捕集用具であって、
    複数個の前記掻き取り部は、各々が前記平坦面の長手方向に並ぶように突設されており、
    前記掻き取り部によって掻き取られた動物の毛を、隣り合う該掻き取り部同士間で捕集するようになされている動物用抜け毛捕集用具。
  2. 複数個の前記掻き取り部それぞれは、複数本のブラシピンを束ねて形成され、該ブラシピン束それぞれは、前記支持部の長手方向に対して斜め直線状に形成され、前記掻き取り部の突設された前記平坦面の平面視において、隣り合う該掻き取り部同士間によって、ハの字状に形成されている請求項1に記載の動物用抜け毛捕集用具。
  3. 複数個の前記掻き取り部それぞれは、複数本のブラシピンを束ねて形成され、該ブラシピン束それぞれは、三角形状に形成され、前記掻き取り部の突設された前記平坦面の平面視において、隣り合う該掻き取り部同士間によって、ハの字状に形成されている請求項1に記載の動物用抜け毛捕集用具。
  4. 複数本の前記ブラシピンそれぞれは、その先端部が先端に向かって先細のテーパー状に形成されている請求項2又は3に記載の動物用抜け毛捕集用具。
  5. 複数本の前記ブラシピンの前記先端部それぞれは、弾性体で覆われている請求項4に記載の動物用抜け毛捕集用具。
  6. 複数個の前記掻き取り部それぞれは、前記掻き取り部の突設された前記平坦面の平面視において、平板により形成され、前記掻き取り部の突設された前記平坦面の平面視において、隣り合う該掻き取り部同士間によって、くの字状に形成されている請求項1に記載の動物用抜け毛捕集用具。
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