JP2010213453A - ドライブユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 回転体が浸漬された領域を囲繞する第1オイル室と、第1オイル室の外側に形成された第2オイル室と、第1オイル室と第2オイル室とを連通し、第2オイル室から第1オイル室に流れる単位時間当たりの流量が、回転体により単位時間当たりに掻き揚げられる流量よりも小さくなるように設定された流路とを備えた。
【選択図】 図1
Description
次に、実施例1のドライブユニットにおける潤滑作用について説明する。図2は実施例1のドライブユニットの潤滑の状態を表す概略図である。図2中、矢印がオイルの流れを示す。ロータ3が回転すると、ロータ3の外周や側面等に付着したオイルは、ロータ3に沿って上方に掻き揚げられる。掻き揚げられたオイルはステータ2等に飛散しながら再度下方に還流する。このとき、図2中の矢印αで示す分はオイルポケット6に導入される分を示し、矢印βで示す分は第2オイル室20に戻る分を示し、矢印γで示す分は第1オイル室10に戻る分、矢印δで示す分は第2オイル室20から貫通孔5aを通って第1オイル室10に戻る分を示す。
(1)下部に所定量のオイルを貯留するハウジング1と、該ハウジング1内に収装され、非回転時においてオイルに一部が浸漬され、回転時にオイルを掻き揚げるロータ3と、ハウジング1に形成され、ロータ3が浸漬された領域を囲繞する第1オイル室10と、ハウジング1に形成され、第1オイル室10の外側に形成された第2オイル室20と、第1オイル室10と第2オイル室20とを連通し、第2オイル室20から第1オイル室10に流れる単位時間当たりの流量が、ロータ3により単位時間当たりに掻き揚げられるオイル掻き揚げ量よりも小さくなるように設定された貫通孔5a(流路)と、を備えた。よって、ロータ3が浸漬している第1オイル室10の液面を素早く低下させることができ、ロータが回転する際にオイルを掻き揚げることで発生するフリクションを素早く低減することができる。これに伴い、フリクションによる効率の低下を抑制することができる。また、潤滑のためのオイル量としては、第1オイル室10と第2オイル室に貯留されたオイルとなるため、ユニットとしての潤滑能力の低下を抑制することができる。また、ロータ3によるオイルの攪拌が抑制されるため、オイルの温度上昇を効果的に抑制することができる。
(8)貫通孔5a(流路)は、ユニットの状態に応じたオイル掻き揚げ量となるように設定されているため、潤滑に必要な分だけのオイルを掻き揚げるため、無駄な仕事をすることがなく、効率を向上することができる。
(10)貫通孔5a(流路)は、ユニットの状態に応じて流量を可変とすることで、回転数に合わせた最適な流量、もしくは油温に応じた最適な流量を設定することができ、掻き揚げフリクションを効果的に低減することができる。
(11)貫通孔(流路)を複数設けたため、第1オイル室10や第2オイル室20のオイル液面の高さの変化速度を適宜調整することができる。
(17)ハウジング1内に減速機構PGを有し、該減速機構PGは第1オイル室10の外側に配置されているため、ロータ3と減速機構PGのフリクションに応じて各オイル室のオイル量を変更することができる。ロータ3のフリクションが大きければ、第1オイル室10を小さくして減速機構PG側の第2オイル室20の容積を大きくし、減速機構PGのフリクションが大きければ、減速機構PG側の第2オイル室20の容積を小さくして第1オイル室10の容積を大きく設定する。このように、要求に応じた設定が可能となる。
(18)第1オイル室10と第2オイル室20とは仕切り板5(仕切り)によって形成され、仕切り板5の高さは、要求に応じて設定することで、ユニット状態に応じたオイルを掻き揚げることができ、フリクションの低減を図ることができる。
(25)第1オイル室10及び/又は第2オイル室20の上部に返し部材52(オイル返し機構)を備えたため、ホイルインモータとしてドライブユニットを採用し、サスペンションバネ下配置となったとしても、オイルの飛散を抑制することでオイル液面を適正に管理することができる。
2 ステータ
3 ロータ(回転体)
4 駆動軸
5 仕切り板(仕切り)
5a 貫通孔(流路)
6 オイルポケット
10 第1オイル室
20 第2オイル室
30 ドレーン
51 スライド部材
52 返し部材
PG 遊星歯車機構(減速機構)
Claims (26)
- 下部に所定量のオイルを貯留するハウジングと、
該ハウジング内に収装され、非回転時において前記オイルに一部が浸漬され、回転時にオイルを掻き揚げる回転体と、
前記ハウジングに形成され、前記回転体が浸漬された領域を囲繞する第1オイル室と、
前記ハウジングに形成され、前記第1オイル室の外側に形成された第2オイル室と、
前記第1オイル室と前記第2オイル室とを連通し、前記第2オイル室から前記第1オイル室に流れる単位時間当たりの流量が、前記回転体により単位時間当たりに掻き揚げられるオイル掻き揚げ量よりも小さくなるように設定された流路と、
を備えたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1に記載のドライブユニットにおいて、
前記流路は、ユニットの状態に応じたオイル掻き揚げ量となるように設定されていることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1または2に記載のドライブユニットにおいて、
前記流路は、前記回転体の回転速度が所定の走行モードにおいて最も使用率の高いときに最適となる流量に設定されていることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし3いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記流路は、ユニットの状態に応じて流量を可変とすることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし4いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記流路を、前記回転体の最下端よりも下に設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし5いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記流路を、前記第2オイル室の最下端に設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし6いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記流路を、複数設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項7に記載のドライブユニットにおいて、
前記複数の流路のうち、一つ以上を前記回転体の最下端よりも下に設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項7または8に記載のドライブユニットにおいて、
前記複数の流路を、縦方向に設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項7ないし9いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記複数の流路を、横方向に設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項7ないし10いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記複数の流路を、前記回転体の外形に沿って設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項7ないし11いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記複数の流路のうち、一つ以上を前記回転体の最下端よりも上に設けたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし12いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室及び前記第2オイル室を前記回転体の回転軸方向に並んで配置したことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし13いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室及び前記第2オイル室の容量は、前記オイル室への要求容量に基づいて設定することを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし14いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記ハウジング内に減速機構を有し、
該減速機構は前記第1オイル室の外側に配置されていることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし15いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室と前記第2オイル室とは仕切りによって形成され、
該仕切りの高さは、要求に応じて設定することを特徴とするドライブユニット。 - 請求項16に記載のドライブユニットにおいて、
前記仕切りの高さは、前記回転体の径内であることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項16または17に記載のドライブユニットにおいて、
前記仕切りの高さは、前記回転体の非回転時におけるオイル液面よりも高いことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項16または17に記載のドライブユニットにおいて、
前記仕切りの高さは、前記回転体の非回転時におけるオイル液面よりも低いことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項16または17に記載のドライブユニットにおいて、
前記仕切りの高さは、要求に応じて可変であることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし20いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室の底の高さと、前記第2オイル室の底の高さとを要求に応じて設定することを特徴とするドライブユニット。 - 請求項21に記載のドライブユニットにおいて、
前記第2オイル室の底の高さを、前記第1オイル室の底の高さよりも高く設定することを特徴とするドライブユニット。 - 請求項21に記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室の底の高さを、前記第2オイル室の底の高さよりも高く設定することを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし23いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室と前記第2オイル室とは、前記流路として貫通孔が形成された仕切り板によって形成されていることを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし23いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第1オイル室及び/又は前記第2オイル室の上部にオイル返し機構を備えたことを特徴とするドライブユニット。 - 請求項1ないし25いずれか一つに記載のドライブユニットにおいて、
前記第2オイル室にオイルドレーンを設けたことを特徴とするドライブユニット。
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- 2009-03-10 JP JP2009056559A patent/JP5549086B2/ja active Active
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