JP2010213281A - スローウェーブ高性能結合コプレナ導波路 - Google Patents

スローウェーブ高性能結合コプレナ導波路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010213281A
JP2010213281A JP2010051833A JP2010051833A JP2010213281A JP 2010213281 A JP2010213281 A JP 2010213281A JP 2010051833 A JP2010051833 A JP 2010051833A JP 2010051833 A JP2010051833 A JP 2010051833A JP 2010213281 A JP2010213281 A JP 2010213281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coplanar waveguide
waveguide structure
ground
signal line
strips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010051833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5042327B2 (ja
Inventor
Shu-Ying Cho
秀英 卓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co TSMC Ltd
Original Assignee
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co TSMC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiwan Semiconductor Manufacturing Co TSMC Ltd filed Critical Taiwan Semiconductor Manufacturing Co TSMC Ltd
Publication of JP2010213281A publication Critical patent/JP2010213281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5042327B2 publication Critical patent/JP5042327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/003Coplanar lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/2013Coplanar line filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Waveguides (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 結合コプレナ導波路構造を含む装置を提供する。
【解決手段】 1つ以上の信号線に近接し、前記信号線と互いに本質的に平行し、且つ第1方向に沿って実質的に向けられる1つ以上のアース線を備え、前記1つ以上の信号線のうちの少なくとも1つに含まれる周期的構造は交互セグメントを備え、前記交互セグメントのうちの少なくとも1つが第1方向を横断する第2方向に延長することを特徴とするコプレナ導波路構造。
【選択図】 図11

Description

本発明は、コプレナ導波路構造、及びコプレナ導波路構造を含む装置に関し、特に、結合コプレナ導波路(coupled coplanar waveguide; coupled CPW)構造、及び結合コプレナ導波路構造を含む装置に関するものである。
半導体集積回路(IC)産業は、急速な成長を遂げている。IC材料と設計の技術進歩は、各世代が前世代より小さく、より複雑な回路を有するICの世代を作り出してきた。IC革命の過程では、機能密度(即ち、1チップ領域当たりでの相互接続のデバイス数)は、概して増加し、形状寸法(geometry size)(即ち、製造プロセスを用いて作り出すことができる最小部品または線)は、減少してきている。この寸法の縮小プロセスは、通常、生産効率を上げ、関連コストを下げることで利益を提供する。このような寸法の縮小は、IC内の高周波信号の伝送を管理することの重要性も強調している。コプレナ導波路(CPW)構造は、そのような伝送によく用いられるが、従来のCPW構造の性能は、伝送周波数が高くなると劣化することが観測されている。特に、従来のCPW構造の性能は、電磁波の波長が増加すると必要よりも低くなる。例えば、二酸化ケイ素(SiO2)の誘電材料での電磁波の波長は、50GHzにて3000μmであるが、これは1/4波長の伝送線路のインピーダンス整合ネットワークに応用する時、大面積が必要となる。また、従来のCPW構造は、現在、信号線とその下方の基板との間に遮蔽の提供がなく、シリコン基板上の低損失CPW構造は、厚膜誘電体層を用いて設計されて最適化されているため、先進のCMOSプロセスと衝突する。従って上述の問題に対処するデバイスが必要である。
結合コプレナ導波路構造を含む装置を提供する。
本発明は、1つ以上の信号線に近接し、信号線と互いに本質的に平行し、且つ第1方向に沿って実質的に向けられる1つ以上のアース線を備え、前記1つ以上の信号線のうちの少なくとも1つに含まれる周期的構造は交互セグメントを備え、交互セグメントのうちの少なくとも1つが第1方向を横断する第2方向に延長することを特徴とするコプレナ導波路構造を提供する。
本発明は、基板、半導体基板上の絶縁体、絶縁体上にあり、第1方向に沿って実質的に向けられるコプレナ導波路構造、及び、第1方向を横断する第2方向にコプレナ導波路構造の上方及び/または下方に向けられた1つ以上のスロット型浮動ストリップを備え、1つ以上のスロット型浮動ストリップが第1方向に沿って周期的に位置されることを特徴とするデバイスを提供する。
コプレナ導波路構造の実施形態の斜視図を表している。 コプレナ導波路構造の実施形態の上面図を表している。 コプレナ導波路構造の実施形態の等価回路を表している。 コプレナ導波路構造の実施形態の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の上面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの横断面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの横断面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの横断面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの横断面図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造の斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。 各種実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイスの斜視図を表している。
本発明についての目的、特徴、長所が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照にしながら、詳細に説明する。
[実施例]
続いて、本発明の異なる特徴を実施するために異なる実施形態、または例示が提供される。特定の実施形態の構成部品と配置とが本発明を簡易化するために説明される。当然ながらこれらは例示であり、本発明を限定するものではない。例えば、第1特徴が第2特徴“の上”、“の上方”、“の下方”、または“上”は、実施形態中の第1特徴と第2特徴とが直接接触、または第1特徴と第2特徴との間に他の特徴が形成されて第1特徴と第2特徴とが直接接触していないものも含む。また、本発明は、各種の例示の参照番号及び/または文字を重複する可能性がある。この重複は、簡易化と明確化の目的のためで各種実施形態及び/または図示との関連を決定付けるものではない。
図1は、コプレナ導波路構造1の1つの実施形態の斜視図を表している。コプレナ導波路構造1は、1つ以上の導線2、4a、4bを備える。本実施形態では、導線2は、信号線である。信号線2は、1つ以上の導線4a、4bの間に位置する。1つ以上の導線4a、4bは、相対静的線(relatively static line)(相対静的線4と総称する)である。信号線2は、波源に接続されることができる。波源は、任意の適合する周波数とすることができる。例えば、波源は、高周波信号源、及び/または、送信機、受信機またはアンテナなどの消費者(consumer)を含むことができる。いくつかの実施形態では、信号線2は、その長さに沿って高周波信号を伝える。いくつかの実施形態では、信号線は、マイクロ波及び/またはミリメートル範囲(例えば、約300MHzと約300GHz間の周波数)の高周波信号を伝えるように設計することができる。本実施形態では、相対静的線4は、電気的に接地することができるため、相対静的線4は、アース(接地)線とも呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の相対静的線4は、基準電圧源を含むACまたはDC電圧源に結合することができる。
信号線2は、高周波信号を伝播することができる任意の材料で構成される。アース線4は、遮蔽可能な任意の材料で構成される。例えば、信号線2及び/またはアース線4は、例えば、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料及び/またはそれらの組み合わせの金属を含むことができる。理解されることは、信号線2は、アース線4と同じまたは異なる材料を含むことができ、アース線4aは、アース線4bと同じまたは異なる材料を含むことができることである。いくつかの実施形態では、信号線2とアース線4との間の領域は、誘電材料または他の適合する材料を備えることができる。
信号線2とアース線4とは、実質的に縦方向に互いに平行して方向決めされる。信号線2とアース線4とは、実質的に一定距離Lを縦方向に延長し、信号線2/アース線4は、実質的に一定高さHを有する。いくつかの実施形態では、信号線2/アース線4は、異なる距離Lを縦方向に延長することができ、信号線2/アース線4は、異なる高さHを有することができる。例えば、いくつかの実施形態では、信号線2は、第1距離に延長でき(extend)、アース線4は、第2距離に延長することができる(extend)。いくつかの実施形態では、アース線4aは、第1距離に延長することができ(extend)、アース線4bは、第2距離に延長することができる(extend)。上述の例は、信号線2及びアース線4の高さHに同程度に当てはまる。各アース線4は、幅Wを有する。アース線幅Wは、各アース線4毎に同じまたは異なることができる。例えばアース線4a、4bは、同じ幅(即ち、アース線4aの幅W=アース線4bの幅W)であってもよい。アース線4は、それ自身の高さより広い(即ち、W>H)、それ自身の幅より高い(即ち、W<H)、同等(W=H)、またはそれらの組み合わせであることができる。
図1に示されるように、信号線2の寸法は、縦軸(本実施形態ではz軸)に沿って変化する。信号線2の寸法の変化は、信号線2の周期的構造を形成する。より具体的にいうと、信号線2は、交互セグメント、第1セグメント5、及び第2セグメント6を含み、周期的構造を形成する。第1セグメント5は、幅W、長さDを備える。第2セグメント6は、信号線2の両側から水平にアース線4に向けて外向きに延長し、第2セグメント6は、第1セグメント5より広くなっている。第2セグメント6は、外向きに延長し、長方形、楕円形、半円形、三角形、他の適合する形状、及び/またはそれらの組み合わせを形成することができる。本実施形態では、第2セグメント6は、長さDと幅Dを有する長方形を形成する。理解されることは、第2セグメント6は、異なる寸法を有することができることである。更に理解されることは、いくつかの実施形態では、第2セグメント6は、内向きに延長し、信号線2の両側から水平に信号線2の中心に向かうことができる。いくつかの実施形態では、第2セグメント6は、信号線2の1つ側だけから延長することができる。
信号線2の周期的構造は、第1セグメント5と第2セグメント6とを交互に、D+Dの周期で繰り返して形成される。他の実施形態では、信号線2は、非周期的構造を有することができる、または、より多い若しくはより少ないセグメントを含む構造を有することができる。コプレナ導波路構造1の寸法は、望ましい信号特性、例えば以下に詳述される望ましい位相速度を提供するように選択することができる。いくつかの実施形態では、寸法W、D、D及びDは、それぞれ約0.1μm〜約8μm間とすることができる。
図1のコプレナ導波路構造1の電気的特性と高周波特性を図1Bと図1Cを参照して説明する。分布回路理論(distributed circuit theory)を用いて、コプレナ導波路構造1は、一連の等価回路を用いてモデル化することができる。各微分単位長さdzに対して、コプレナ導波路構造1は、等価回路、例えば図1Cに示された等価回路から構成されたように考えることができる。等価回路は、単位長さL当たりのインダクタンスと単位長さC当たりの容量とを有する。等価回路は、単位長さR当たりの抵抗と単位長さG当たりのコンダクタンスとを有する。よって、コプレナ導波路構造1は、電気回路概念に基づいた線パラメータを用いて説明されることができる。
L、R、C及びGの数値は、コプレナ導波路構造1の物理的寸法と材料組成を含む物理的特性から決定することができる。信号線に沿って伝播する波の位相速度Vは、
Figure 2010213281

として表されることができ、cは光速であり、εは比誘電率であり、μ は比透磁率である。よって、望ましい位相速度を有するコプレナ導波路構造を設計するために、コプレナ導波路の材料は、望ましい比誘電率と比透磁率を提供するように選ぶことができる。また、コプレナ導波路構造は、寸法調整されて、ここに述べられた構造を用いて、望ましいインダクタンス及び容量を提供することができる。
本実施形態では、周期的構造は、交互セグメント5、6を備え、図1Cの等価回路に示されたそれぞれに交互した高インピーダンス及び低インピーダンス部を提供する。交互の高インピーダンス及び低インピーダンス部の長さが波長に比べて短く、交互のセグメントが直列接続(縦続)された場合、インダクタンスは、高インピーダンス部によって支配され、容量は、低インピーダンス部によって支配される。例えば、約50GHzの周波数の波長が約3000μmで、周期的構造が約数マイクロメータの周期(即ち、周期が波長に比べて短い)から成る場合、本実施形態は、従来のコプレナ導波路構造に比べて、より高い誘電率εとより低い位相速度Vを提供する。信号線2の周期的構造は、基本的により高い誘電率(イプシロン)を有し、波長を調整する能力を提供する。よって、誘電率εは、例えばここで示された各種の実施形態の異なるコプレナ導波路構造によって変更することができる。これらのより高い誘電率のコプレナ導波路構造は、例えば、1/4波長の伝送線路の回路インピーダンス整合の回路、GPS衛星システム、2GHzより大きいPDA携帯電話、及びUWB無線通信などのマイクロ波及びミリ波集積回路内に組み込まれることができる。
次の討論は、より高い誘電率εを提供して調整した波長とすることができる各種のコプレナ導波路構造を提供する。図2は、コプレナ導波路構造10の1つの実施形態の斜視図を表している。コプレナ導波路構造10は、1つ以上の導線12a、12b、14a、14bを備える。本実施形態では、1つ以上の導線12a、12bは、信号線である(信号線12と総称する)。信号線12は、1つ以上の導線14a、14bの間に位置する。1つ以上の導線14a、14bは、相対静的線(相対静的線4と総称する)である。
信号線12は、波源に結合することができる。波源は、任意の適合する周波数とすることができる。例えば、波源は、高周波信号源及び/または送信機、受信機、またはアンテナなどの消費者(consumer)を含むことができる。いくつかの実施形態では、信号線12は、それらの長さに沿って高周波信号を伝える。いくつかの実施形態では、信号線は、マイクロ波及び/またはミリメートル範囲(例えば、約300MHzと約300GHzとの間の周波数)の高周波信号を伝えるように設計されることができる。本実施形態では、相対静的線14は、電気的に接地されることができるため、相対静的線14は、アース線とも呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の相対静的線14は、基準電圧源を含むACまたはDC電圧源に結合することができる。
信号線12は、高周波信号を伝播可能な任意の材料で構成される。アース線14は、遮蔽可能な任意の材料で構成される。例えば、信号線12及び/またはアース線14は、例えば、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料及び/またはそれらの組み合わせの金属を含むことができる。理解されることは、信号線12は、アース線14と同じまたは異なる材料を含むことができ、信号線12aは、信号線12bと同じまたは異なる材料を含むことができ、アース線14aは、アース線14bと同じまたは異なる材料を含むことができることである。信号線12とアース線14との間の領域は、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域、他の適合する領域及び/またはそれらの組み合わせとすることができる。いくつかの実施形態では、信号線12とアース線14との間の領域は、誘電体及び/またはその他の適切な材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、信号線12とアース線14との間の領域は、さまざまな材料及び/または構成を備えることができる。
信号線12とアース線14とは、実質的に縦方向に互いに平行して配列される。信号線12とアース線14とは、実質的に均一距離Lを縦方向に延長し、信号線12/アース線14は、実質的に同じ高さHを有する。いくつかの実施形態では、信号線12/アース線14は、異なる距離Lに縦方向に延長することができ、信号線12/アース線14は、異なる高さHを有することができる。例えば、いくつかの実施形態では、信号線12は、第1距離に延長でき(extend)、アース線14は、第2距離に延長することができる(extend)。いくつかの実施形態では、信号線12aは、第1距離に延長することができ(extend)、信号線12bは、第2距離に延長することができる(extend)。上述の例は、信号線12及びアース線14の高さHに同程度に当てはまる。また、各信号線12a、12bは、アース線14a、14bからの距離Sである。距離Sは、任意の適合する距離とすることができる。各アース線14は、幅Wを有する。アース線幅Wは、各アース線14と同じまたは異なることができる。例えばアース線14a、14bは、同じ幅(即ち、アース線14aの幅W=アース線14bの幅W)である。アース線14は、それ自身の高さより広い(即ち、W>H)、それ自身の幅より高い(即ち、W<H)、同等(W=H)、または、それらの組み合わせであることができる。
信号線12の寸法は、縦軸(本実施形態ではz軸)に沿って変化する。信号線12の寸法の変化は、信号線12の周期的構造を形成する。より具体的にいうと、信号線12は、交互セグメント、第1セグメント16、及び第2セグメント18を含み、周期的構造を形成する。第1セグメント16は、幅W及び長さDを含む。幅Wは、各信号線12と同じまたは異なることができる。例えば、信号線12a、12bの第1セグメント16は、同等の幅であることができる(即ち、信号線12aの幅W=信号線12bの幅W)。第2セグメント18は、信号線12の両側から水平にアース線14に向けて外向きに延長し、第2セグメント18は、第1セグメント16より広くなっている。第2セグメント18は、外向きに延長し、長方形、楕円形、半円形、三角形、他の適合する形状、及び/またはそれらの組み合わせを形成することができる。本実施形態では、第2セグメント18は、長さDと幅Dを有する長方形を形成する。理解されることは、第2セグメント18は、異なる寸法を有してもよいことである。更に理解されることは、いくつかの実施形態では、第2セグメント18は、内向きに延長し、信号線12の両側から水平に信号線12の中心に向かってもよいことである。いくつかの実施形態では、第2セグメント18は、信号線12の1つ側だけから延長することができる。いくつかの実施形態では、第1セグメント16は、第2セグメント18より広くすることができる。
信号線12の周期的構造は、第1セグメント16と第2セグメント18とを交互に、D+Dの周期で繰り返して形成される。他の実施形態では、信号線12は、非周期的構造を有することができるか、または、より多い若しくはより少ないセグメントを含む構造を有することができる。上述のように、信号線12の周期的構造は、より高い誘電率を提供して調整した波長となることができる。よって、コプレナ導波路構造10の寸法は、望ましい信号特性、例えば上述の望ましい位相速度を提供するように選択できる。いくつかの実施形態では、寸法W、D、D及びDは、それぞれ約0.1μm〜約8μmの間とすることができる。
コプレナ導波路構造10の信号線12とアース線14とは、任意の適合する構造を含み、前記構造は、周期的構造を提供することができる。例えば、図3A〜3Dと図4A〜4Cとは、周期的構造を含むコプレナ導波路構造の各種の実施形態の上面図を表している。例えば図3Aは、上述の信号線12に類似の信号線32を含むコプレナ導波路構造30を表している。信号線32は、交互セグメント、第1セグメント33、及び第2セグメント34を含む。第2セグメント34は、第1セグメント33より広く、半円形形状でアース線35に向けて外向きに延長する。上述のように、信号線の周期的構造を形成する第1及び第2セグメントの他の形状も可能である。例えば、図3Bは、第1セグメント43と第2セグメント44とを有する信号線42を含むコプレナ導波路構造40のもう1つの実施形態を表している。第2セグメント44は、アース線45に向けて外向きに延長し、概略三角形の形状を有する。
いくつかの実施形態では、アース線は、周期的構造または他の不規則形状構造を含むことができる。例えば、図3Cは、上述の信号線12に類似の信号線52を備えたコプレナ導波路構造50を表している。信号線52は、交互セグメント、第1セグメント53、及び第2セグメント54を含み、アース線55a、55bに向けて外向きに延長し、長方形形状の延長を形成する。第2セグメント54は、第1セグメント53より広い。アース線55a、55bは、実質的に幅が均一である。アース線55a、55bは、信号線52とアース線55a、55bとの間の距離が比較的小さい第1部分56、及び、信号線52とアース線55a、55bとの間の距離が比較的大きい第2部分57、を含む。信号線52とアース線55a、55bとの間の距離は変わるが、信号線52とアース線55a、55bとは、同じ方向に向けられ、実質的に平行である。図3Cは、コプレナ導波路構造50の長さに沿って縦方向位置で一致したアース線55a、55bの第1部分を表している。アース線55a、55bの第2部分は、一致するものとして同じように表されている。即ち、アース線55aは、信号線を縦に二等分した平面に反映されたアース線55bの実質的なミラーイメージ(鏡像)である。しかし、他の実施形態では、アース線55aの第1部分が、アース線55bの第2部分と一致することができる。即ち、アース線55aは、縦にシフトされているアース線55bの実質的なミラーイメージであることができる。また他の実施形態では、アース線55aは、アース線55bの形状と無関係の形状を有することができる。また、図3Cは、曲線の側面を有するアース線55a、55bを表しているが、アース線55a、55bの側面は、方形、角のある若しくは任意の他の形状、または、各種形状の組み合わせであることもできる。
他の実施形態では、図3Dは、上述の信号線12に類似の信号線62を備えるコプレナ導波路構造60を表している。信号線62は、交互セグメント、第1セグメント63、及び第2セグメント64を含み、アース線65に向けて外向きに延長し、半円形形状の延長部を形成する。第2セグメント64は、第1セグメント63より広い。アース線65は、実質的に類似した断面形状を有する1つ以上のセグメント66を含む。本実施形態では、1つ以上のセグメント66は、同じまたは異なる層であることができる相互接続(interconnect)によって互いに結合され、前記相互接続は、金属相互接続とすることができる。1つ以上のセグメントは、任意の適合する材料を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、セグメント66は、1つ以上のセグメント66が導電性材料を含み、1つ以上のセグメント66が非導電性材料を含む、2つ以上の異なる材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、セグメントは、信号線62と同じ材料から構成することができる。
理解されることは、ここに述べられるコプレナ導波路構造のさまざまな態様は、単一のコプレナ導波路構造に組み込まれることができる。例えば、図4A〜4Cは、上述の信号線とアース線とに類似した周期的構造を有する、1つ以上の信号線72、82、92と、1つ以上のアース線75、85、95とを備えるコプレナ導波路構造70、80、90を表している。図4Aを参照して、信号線72は、交互セグメント、第1セグメント73、及び第2セグメント74を含む。第2セグメント74は、第1セグメント73より広く、アース線75に向けて半円形形状で外向きに延長する。アース線75も交互セグメント、第1セグメント76、及び第2セグメント77を含む。第2セグメント77は、第1セグメント76より広く、同じように半円形形状で外向きに延長する。図4Bを参照して、信号線82とアース線85とは、交互セグメント、第1セグメント83、86、及び第2セグメント84、87を備える。第2セグメント84、87は、第1セグメント83、86より広く、三角形形状で外向きに延長する。図4Cを参照して、信号線92とアース線95とは、交互セグメント、第1セグメント93、96、及び第2セグメント94、97を含む。第2セグメント94、97は、第1セグメント93、96より広い。信号線92の第2セグメント94は、半円形形状で外向きに延長し、アース線95の第2セグメント97は、三角形形状で外向きに延長する。
図5A〜5Dには、1つの実施形態によるコプレナ導波路構造を含むデバイス100の横断面図が表されている。デバイス100は、下部基板102と、1つ以上の低k誘電体層106及びコプレナ導波路部分108を含む上部基板104とを含む。
下部基板102は、任意の適合する材料と任意の適合する厚さとを含むことができる。本実施形態では、下部基板102は、例えば、シリコン基板などの半導体基板を含む。下部基板102は、結晶、多結晶若しくは非晶構造のシリコン若しくはゲルマニウムを含む元素半導体、炭化ケイ素、ガリウムヒ素、ガリウムリン、リン化インジウム、ヒ化インジウム及びアンチモン化インジウムを含む化合物半導体、シリコンゲルマニウム(SiGe)、 ガリウム砒素リン(GaAsP)、ヒ化インジウムアルミニウム(AlInAs)、アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)、ヒ化ガリウムインジウム(GaInAs)、リン化インジウムガリウム(GaInP)及びヒ化リン化インジウムガリウム(GaInAsP)を含む合金(alloy)半導体、他の適合する材料、及び/または、それらの組み合わせを含むことができる。1つの実施形態では、合金半導体基板は、傾斜SiGe(gradient SiGe feature)特徴につきシリコン及びゲルマニウムの組成がある位置のある比率から別の位置の別の比率に変わる傾斜SiGe(gradient SiGe feature)特徴を有することができる。もう1つの実施形態では、SiGe合金は、シリコン基板上に形成される。もう1つの実施形態では、SiGe基板は、変形(strained)される。また、基板は、絶縁膜上に半導体層を形成した基板(semiconductor on insulator; SOI)、または薄膜トランジスタ(TFT)であることができる。いくつかの実施形態では、半導体基板は、ドープされたエピタキシャル層、または埋め込み層を含むことができる。他の実施形態では、化合物半導体基板が多層構造を有することができ、またはシリコン基板が多層化合物半導体構造を含むことができる。いくつかの実施形態では、下部基板102は、ガラスを含むことができる。
下部基板102は、同じまたは異なる材料を備えた複数の層を含むことができる。下部基板102は、従来技術の設計要件に応じて各種のドーピング構造(例えば、p型基板領域またはn型基板領域)を更に含むことができる。いくつかの実施形態では、下部基板102は、ドープされた領域を含むことができる。理解されることは、下部基板102は、部分的にまたは全体的に、製造されたデバイス、構造及び/または当技術分野で周知の要素で構成されることができ、ゲート構造、ソース/ドレイン領域、軽ドープ領域、シャロートレンチアイソレーション、トランジスタ、ダイオード、ビア、トレンチ、各種接触点(コンタクト)/ビア、及び多層相互接続構造(例えば金属層と層間絶縁膜)、他の要素、並びに/またはそれらの組み合わせを含むことができるがこれらに限定するものではない。
上部基板104は、任意の適合する材料または任意の適合する厚さを含むことができる。上部基板104は、1つ以上の絶縁層を含むことができる。本実施形態では、上部基板104は、例えばテトラエトキシシラン(TEOS)酸化膜、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、酸化ハニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム−アルミニウム(HfO2-Al2O3)合金、PSG、BPSG、他の適合する誘電材料及び/またはそれらの組み合わせなどの誘電材料を含む。いくつかの実施形態では、上部基板104は、高k誘電体材料を含むことができ、金属酸化物、金属窒化物、金属ケイ酸塩、遷移金属酸化物、遷移金属窒化物、遷移金属ケイ酸塩、金属酸窒化物、金属アルミネート、ケイ酸ジルコニウム、アルミン酸ジルコニウム(zirconium aluminate)、HfO2、HfSiO、HfSiON、HfTaO、 HfTaTiO、HfTiO、HfZrO、HfAlON、他の適合する高k誘電体材料、及び/またはそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、上部基板は、例えばフッ素化シリカガラス(FSG)、炭素ドープ酸化ケイ素、Black Diamond(登録商標) (Applied Materials of Santa Clara、 California)、キセロゲル(Xerogel)、エアロゲル(Aerogel)、フッ素化アモルファス炭素、パリレン(Parylene)、bis-benzocyclobutenes(BCB)、SiLK (Dow Chemical、Midland、Michigan)、ポリイミド、他の適合する多孔性高分子材料、及び/またはそれらの組み合わせの低k誘電体材料を含むことができる。
理解されることは、上部基板104は、多層構造を含むことができ、各層は、例えば、各種の誘電体及び金属材料などの同じまたは異なる材料を含む。更に理解されることは、追加の層が上部基板104の上方及び/または下方に形成されることができる。本実施形態では、上部基板104は、1つ以上の低k誘電体層106、及びコプレナ導波路部分108を含む。1つ以上の低k誘電体層106は、例えば上述の誘電体材料、及び/または約3.9より小さい誘電率を有する誘電体材料などの任意の適合する誘電体材料を含むことができる。1つ以上の低k誘電体層106は、任意の適合する厚さを含むことができる。1つ以上の低k誘電体層106とコプレナ導波路部分108とは、上部基板104の任意の適合する位置に含まれることができる。例えば、低k誘電体層106は、図5Aに示されたように、コプレナ導波路部分108の下方に形成することができ、低k誘電体層106は、図5Bに示されたように、コプレナ導波路部分108の上方に形成することができる。1つ以上の低k誘電体層106は、図5Cに示されたように、コプレナ導波路部分108の上方及び下方に形成されることができ、または、図5Dに示されたように、コプレナ導波路部分108は、低k誘電体層106の中に形成することができる。同様に、コプレナ導波路部分108は、これらに表された以外の位置に含まれることができ、このような位置は図5A〜図5Dによって限定されない。
コプレナ導波路部分108は、共同でコプレナ導波路構造を形成する。当該コプレナ導波路構造は、ここに述べられたコプレナ導波路構造に類似することができる。例えば、コプレナ導波路部分108は、信号線とアース線とを含むことができる。本実施形態では、上部基板104の部分は、コプレナ導波路部分108の間に位置するが、理解されることは、代替の実施形態では、他の適合する領域は、例えば、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域及び/またはそれらの組み合わせなどのコプレナ導波路部分の間に位置することができる。コプレナ導波路部分108は、任意の適合する材料と任意の適合する厚さとを含むことができる。例えば、コプレナ導波路部分108は、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料及び/またはそれらの組み合わせなどの金属を含むことができる。
図6A〜6Cは、1つ以上の島状部(islands)を含むコプレナ導波路構造200の各種実施形態の斜視図を表している。1つ以上の島状部をコプレナ導波路構造200に導入することで、誘電率を増加して、調整した波長とすることができる。コプレナ導波路構造200は、1つ以上の信号線202、1つ以上のアース線204、及び、1つ以上の島状部206を備える。信号線202とアース線204とは、上述の信号線とアース線とに類似する。特に、信号線202は、第1セグメント203aと第2セグメント203bとを含む周期的構造を含み、第2セグメント203bは、長方形の形状とした延長部を形成する。しかし、理解されることは、信号線202は、任意の適合する周期的構造を含むことができ、各信号線202は、同じ周期的構造、異なる周期的構造、または非周期的構造を含むことができる。図6Aを参照して、信号線202は、アース線204の間に配置されることができ、1つ以上の島状部206は、各信号線202と各アース線204との間に配置される。島状部206は、信号線202の周期的構造の第2セグメント203bと一致する。即ち、コプレナ導波路構造200は、その長さに沿って周期的間隔で島状部206を有し、信号線202は、その長さに沿って周期的間隔で第2セグメント203bを有し(上述により詳細に述べられるように)、島状部206の周期は、信号線202の周期的構造の第2セグメント203bの周期と同じである。いくつかの実施形態では、島状部206は、信号線202の周期的構造の第1セグメント203aと一致することができる。またもう1つの実施形態では、島状部206は、信号線202の周期的構造に対応しない間隔であることができる。図6Bは、図6Aに類似しており、更にコプレナ導波路構造200の長さに沿って周期的間隔で信号線202の間に配置された1つ以上の島状部206を含む。図6Cは、図6Aに類似しており、更に信号線202の間に配置された1つ以上のアース線204を含む。理解されることは、コプレナ導波路構造200は、図6A〜図6Cに限定されるものではなく、信号線202、アース線204及び島状部206の任意の組み合わせ及び構造を備えることができる。
1つ以上の島状部206は、互いに電気的に結合及び/または互いに電気的に分離され、1つ以上の信号線202、1つ以上のアース線204、及び/または基準電圧若しくは信号に電気的に結合され、完全に電気的分離され、及び/または、それらの組み合わせとすることができる。1つ以上の島状部206が電気的に結合される時、その電気的結合は、相互接続またはビアを介してされることができる。また、信号線202、アース線204、及び島状部206は、互いの任意の適合する距離とすることができる。例えば、島状部206は、アース線204に対してより信号線202に近接し、信号線202に対しよりアース線204に近接し、または最近接の信号線202と最近接のアース線204と等距離とすることができる。いくつかの実施形態では、いくつかの島状部206は、いくつかの他の島状部206より信号線202に近接することができる。即ち、信号線202と島状部206との間の距離は、コプレナ導波路構造200の長さにわたり変更することができる。
本実施形態では、島状部206は、導電性柱体(conductive pillar)と呼ぶことができる。島状部206は、例えば、長方形、円形、楕円形、三角形、他の適合する形状及び/またはそれらの組み合わせなどの任意の適合する形状とすることができる。いくつかの実施形態では、島状部206は、四辺形錐台、長方形柱、楕円筒、円筒、またはそれらの組み合わせを含む。また、島状部206は、形状と寸法とで実質的に同じであるか、または島状部206は、形状、寸法若しくはその両方で変化することができる。島状部206は、同じ成分、または異なる成分を有することができる。島状部206は、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料及び/またはそれらの組み合わせなどの任意の材料を含むことができる。他の実施形態では、いくつかのまたは全ての島状部206は、誘電体材料を含むことができる。理解されることは、各1つ以上の島状部206は、同じ材料または異なる材料を含むことができる。また、島状部206は、信号線202及び/またはアース線204と同じまたは異なる材料で構成されることができる。いくつかの実施形態では、全ての島状部206は、信号線202と同じ材料で構成されることができる。
図7A〜7Dは、コプレナ導波路構造300の各種実施形態の斜視図を表しており、コプレナ導波路構造300は、周期的構造を含む信号線/アース線の上方及び/または下方にある1つ以上の浮動ストリップを含んでいる。1つ以上の浮動ストリップを周期的構造を有する1つ以上の信号線/アース線に組み込むことで、誘電率を増加して、調整可能な波長とすることができる。コプレナ導波路構造300は、1つ以上の信号線302と1つ以上のアース線304を含む第1層と、1つ以上の浮動ストリップ308を含む第2層とを含む。信号線302とアース線304は、図2に関して先に述べた信号線12とアース線14とに類似する。特に、1つ以上の信号線302のうち少なくとも1つの信号線302は、周期的構造を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の信号線304のうち少なくとも1つの信号線304は、周期的構造を含む。第1層は、誘電体層または適合するその他の材料によって第2層から分離されることができる。第2層は、1つ以上の浮動ストリップ308を含み、図7A、7Bに示されたような信号線302/アース線304を含む第1層の下方か、または図7C、7Dに示されたような信号線302/アース線304を含む第1層の上方に位置されることができる。いくつかの実施形態では、コプレナ導波路構造300は、1つ以上の浮動ストリップ308を含み、1つは第1層の上方に位置され、もう1つは第1層の下方に位置されたる2つの第2層を含むことができる。いくつかの実施形態では、コプレナ導波路構造300は、第1層の上方及び/または下方に、1つ以上の浮動ストリップ308を含む複数の第2層を含むことができる。コプレナ導波路構造の各膜層と要素との間の領域は、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域、他の適合する領域、及び/またはそれらの組み合わせであることができる。いくつかの実施形態では、各層と要素との間の領域は、さまざまな材料及び/または構成を含むことができる。
浮動ストリップ308は、コプレナ導波路構造300の実質的に幅全体、またはコプレナ導波路構造300の幅の一部を横切って延長することができる。また、浮動ストリップ308は、コプレナ導波路構造300の長さに沿って周期的間隔にあることができる。この周期的間隔にある場合、浮動ストリップ308は、任意の適合する周期に位置されることができる。浮動ストリップ308は、任意の適合する材料を含むことができる。本実施形態では、浮動ストリップ308は、例えば、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料、及び/またはそれらの組み合わせなどの導電材料を備えることができる。いくつかの実施形態では、浮動ストリップ308は、1つ以上の層を含むことができる。いくつかの実施形態では、浮動ストリップ308は、米国特許第7、242、272号、名称“Methods and Apparatus Based on Coplanar Striplines,”(Ham他)、及び/または米国特許第6、950、590号、名称“Transmission Lines and Components with Wavelength Reduction and Shielding,”(Cheung他)に述べられた導電ストリップに類似することができるため、参照により双方が本発明に含まれる。また、1つ以上の浮動ストリップ308は、互いに電気的に相互接続され及び/または電気的に分離される、1つ以上の信号線302、1つ以上のアース線304及び/または基準電圧若しくは信号に電気的に結合される、完全に電気的分離される、及び/または、それらの組み合わせであることができる。1つ以上の浮動ストリップは、電気的に結合され、電気的結合は、相互接続またはビアを介してすることができる。
図8A〜8Fは、コプレナ導波路構造400の各種実施形態の斜視図を表しており、コプレナ導波路構造400は、周期的構造と島状部とを含む信号線/アース線の上方及び/または下方にある1つ以上の浮動ストリップを含んでいる。1つ以上の浮動ストリップを周期的構造と島状部とを有する1つ以上の信号線に組み込むことで、誘電率を増加して、調整可能波長とすることができる。コプレナ導波路構造400は、1つ以上の信号線402と、1つ以上のアース線404と、1つ以上の島状部406とを含む第1層、及び、1つ以上の浮動ストリップ408を含む第2層を含む。信号線402、アース線404、島状部406、及び浮動ストリップ408は、上述の各種実施形態の信号線、アース線、島状部、及び浮動ストリップに類似する。特に、1つ以上の信号線402のうちの少なくとも1つの信号線402は、周期的構造を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のアース線404のうちの少なくとも1つのアース線は、周期的構造を含む。島状部406と浮動ストリップ408とは、コプレナ導波路構造400に沿って周期的間隔にあることができ、浮動ストリップ408の周期は、島状部406の周期と同じか、または異なることができる。第1層は、誘電体層によって第2層から分離される。第2層は、1つ以上の浮動ストリップ408を含み、図8A、8B、8Cに示されたような信号線402/アース線404/島状部406を含む第1層の下方、または、図8D、8E、8Fに示されたような信号線402/アース線404/島状部406を含む第1層の上方に位置することができる。いくつかの実施形態では、コプレナ導波路構造400は、1つ以上の浮動ストリップ408を含み、1つは第1層の上方に位置され、もう1つは第1層の下方に位置された2つの第2層を含むことができる。いくつかの実施形態では、コプレナ導波路構造400は、第1層の上方及び/または下方に、1つ以上の浮動ストリップ408を含む複数の第2層を含むことができる。コプレナ導波路構造の各膜層と要素との間の領域は、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域、他の適合する領域、及び/またはそれらの組み合わせであることができる。いくつかの実施形態では、各層と要素との間の領域は、さまざまな材料及び/または構成を含むことができる。
図9A〜9Dは、コプレナ導波路構造500の各種実施形態の斜視図を表しており、コプレナ導波路構造500は、1つ以上の信号線、1つ以上のアース線、及び1つ以上の島状部を含む。コプレナ導波路構造500は、1つ以上の信号線502、1つ以上のアース線504、及び1つ以上の島状部506を含む。信号線502、アース線504、及び島状部506は、上述の各種実施形態の信号線、アース線、及び島状部に類似する。図9A〜9Dでは、信号線502とアース線504とは、周期的構造を含まず、島状部506をコプレナ導波路構造500に導入し、誘電率を増加して、波長を調整する。島状部506は、周期的間隔に位置されることができる。図9Aを参照して、信号線502は、アース線504の間に配置され、1つ以上の島状部506は、各信号線502と各アース線504との間に配置される。図9Bは、図9Aに類似し、信号線502の間に配置された1つ以上の島状部506を更に含む。図9Cは、図9Aに類似し、信号線502の間に配置された1つ以上の島状部504を更に含む。図9Dは、図9Aに類似し、各信号線502と各アース線504とのどちらか側に配置された1つ以上の島状部506を含む。理解されることは、コプレナ導波路構造500は、図9A〜9Dによって限定されるものでなく、信号線502、アース線504、及び島状部506の任意の組み合わせと構成とを含むことができる。
図10A〜10Fは、コプレナ導波路構造600の各種実施形態の斜視図を表しており、コプレナ導波路構造600は、信号線/アース線の上方及び/または下方の1つ以上の浮動ストリップと、島状部とを含む。1つ以上の浮動ストリップを1つ以上の信号線に結合することで(周期的構造がなくても)、誘電率を増加して、波長を調整する。コプレナ導波路構造600は、1つ以上の信号線602と1つ以上のアース線604と1つ以上の島状部606とを含む第1層、及び、1つ以上の浮動ストリップ608を含む第2層、を含む。信号線602、アース線604、島状部606、及び浮動ストリップ608は、上述の各種実施形態の信号線、アース線、島状部、及び浮動ストリップに類似する。特に、島状部606と浮動ストリップ608とは、コプレナ導波路構造600に沿って周期的間隔とすることができ、浮動ストリップ608の周期は、島状部606の周期と同じか、または異なることとすることができる。第1層は、誘電体層によって第2層から分離される。第2層は、1つ以上の浮動ストリップ608を含み、図10A、10B、10Cに示されたような信号線602/アース線604/島状部606を含む第1層の下方か、または図10D、10E、10Fに示されたような信号線602/アース線604/島状部606を含む第1層の上方に位置されることができる。いくつかの実施形態では、コプレナ導波路構造600は、1つ以上の浮動ストリップ608を含み、1つは第1層の上方に位置され、もう1つは第1層の下方に位置された2つの第2層を含むことができる。いくつかの実施形態では、コプレナ導波路構造600は、第1層の上方及び/または下方に、1つ以上の浮動ストリップ608を含む複数の第2層を含むことができる。
いくつかの実施形態では、以下に詳細されるように、減少された波長の特性は、コプレナ導波路構造に周期的遮蔽構造(shielding structures)(例えば金属ストリップ遮蔽)を加えることで伝送線路で達成することができる。周期的遮蔽構造は、伝播速度を減速することができる。このように誘導媒体(guided medium)にて減速された伝播速度は、スローウェーブ(slow-wave:遅波)と呼ばれる。遅波特徴(フィーチャ)を向上し、デバイスの基板に結合された電場を減少することも達成することができる。よって、以下の実施形態は、スローウェーブコプレナ導波路(CPW)伝送線路として呼ぶ、各種の異なる遮蔽構造と組み合わせられたコプレナ導波路構造を含む。スローウェーブCPW伝送線路は、相対誘電率を増加し、同時に減衰損失を減少することができる。
また、いくつかの実施形態では、アース信号は、最終的に例えば以下に述べられる、特に高周波数デバイスで浮動遮蔽構造に置き換えられることができる。AC源は、地電位の極性を生じて、高周波(RF)周期中に正と負との間を変換し、導電基板にエネルギーが伝導されることになる。本実施形態の遮蔽構造が適当な導体であることができ、且つ分離されることもできることから、遮蔽構造上にネット電荷が存在しない。よって、遮蔽構造の下方に電磁束(electromagnetic flux)が存在することなく、遮蔽構造は、正と負電位の波動の両方に影響されないため、基板に伝送されるエネルギーを最小にすることができる。従って、遮蔽構造は、いくつかの実施形態で本質的に接地結合に取って変わることができる。
図11を参照して、下部基板702と、上部基板704と、1つ以上の導線707a、707bを含むコプレナ導波路構造706と、1つ以上のスロット型(slot-type)浮動ストリップ709を含む遮蔽構造708とを含むデバイス700の横断面図が提供される。
下部基板702は、任意の適合する材料、及び任意の適合する厚さを含むことができる。本実施形態では、下部基板702は、例えばシリコン基板などの半導体基板を含む。下部基板702は、結晶、多結晶、または非晶構造のシリコンまたはゲルマニウムを含む元素半導体、炭化ケイ素、ガリウムヒ素、ガリウムリン、リン化インジウム、ヒ化インジウム、及びアンチモン化インジウムを含む化合物半導体、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウム砒素リン(GaAsP)、ヒ化インジウムアルミニウム(AlInAs)、アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)、ヒ化ガリウムインジウム(GaInAs)、リン化インジウムガリウム(GaInP)、及びヒ化リン化インジウムガリウム(GaInAsP)を含む合金(alloy)半導体、他の適合する材料、並びに/または、それらの組み合わせを含むことができる。1つの実施形態では、合金半導体基板は、傾斜組成 SiGeのシリコンとゲルマニウムの成分がある位置のある比率から別の位置の別の比率に変わる傾斜SiGe(gradient SiGe feature)特徴を有することができる。もう1つの実施形態では、SiGe合金は、シリコン基板上に形成される。もう1つの実施形態では、SiGe基板は、変形(strained)される。また、基板は、絶縁膜上に半導体層を形成した基板(semiconductor on insulator; SOI)、または薄膜トランジスタ(TFT)であることができる。いくつかの実施形態では、半導体基板は、ドープされたエピタキシャル層、または埋め込み層を含むことができる。他の実施形態では、化合物半導体基板が多層構造を有することができるか、またはシリコン基板が多層化合物半導体構造を含むことができる。いくつかの実施形態では、下部基板702は、ガラスを含むことができる。
下部基板702は、同じまたは異なる材料を含む複数の層を更に含むことができる。下部基板702は、従来技術の設計要件に応じて各種のドーピング構造(例えば、p型基板領域またはn型基板領域)を更に含むことができる。いくつかの実施形態では、下部基板702は、ドープされた領域を含むことができる。理解されることは、下部基板702は、部分的にまたは全体的に、製造されたデバイス、構造及び/または当技術分野で周知の要素を含むことができ、ゲート構造、ソース/ドレイン領域、軽ドープ領域、シャロートレンチアイソレーション、トランジスタ、ダイオード、ビア、トレンチ、各種接触点/ビア、及び多層相互接続構造(例えば金属層及び層間絶縁膜)、他の要素、及び/またはそれらの組み合わせを含むことができるがこれを限定するものではない。
上部基板704は、下部基板702上に形成される。上部基板704は、任意の適合する材料、及び任意の適合する厚さを含むことができる。本実施形態では、上部基板704は、例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)酸化膜、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、酸化ハニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム−アルミニウム(HfO2-Al2O3)合金、PSG、BPSG、他の適合する誘電材料、及び/またはそれらの組み合わせなどの誘電材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、上部基板704は、高k誘電体材料を含むことができ、金属酸化物、金属窒化物、金属ケイ酸塩、遷移金属酸化物、遷移金属窒化物、遷移金属ケイ酸塩、金属酸窒化物、金属アルミネート、ケイ酸ジルコニウム、アルミン酸ジルコニウム(zirconium aluminate)、HfO2、HfSiO、HfSiON、HfTaO、 HfTaTiO、HfTiO、HfZrO、HfAlON、他の適合する高k誘電体材料、及び/またはそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、上部基板704は、例えばフッ素化シリカガラス(FSG)、炭素ドープ酸化ケイ素、Black Diamond(登録商標) (Applied Materials of Santa Clara, California)、キセロゲル(Xerogel)、エアロゲル(Aerogel)、フッ素化アモルファス炭素、パリレン(Parylene)、bis-benzocyclobutenes(BCB)、SiLK (Dow Chemical、Midland、Michigan)、ポリイミド、他の適合する多孔性高分子材料、及び/またはそれらの組み合わせの低k誘電体材料を含むことができる。理解されることは、上部基板704は、多層構造を含むことができ、各層は、例えば異なる誘電体と金属材料などの同じまたは異なる材料を含む。更に理解されることは、追加の層が上部基板704の上方及び/または下方に形成することができる。
コプレナ導波路構造706と遮蔽構造708とが、上部基板704の上部、下部及び/またはその間に形成されることができる。コプレナ導波路構造706は、1つ以上の導線707a、707bを含む。1つ以上の導線707a、707bは、ここで述べられた導線、信号線及びアース線に類似する。例えば、1つ以上の導線707aは、信号線を含み、1つ以上の導線707bは、アース線を含む。上述の信号線/アース線に類似して、いくつかの実施形態では、1つ以上の導線707aのうちの少なくとも1つ、及び/またはアース線707bは、周期的構造を含むことができる。また、信号線707a/アース線707bは、任意の適合する材料、及び任意の適合する厚さを含むことができる。例えば、信号線707a/アース線707bは、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料、及び/またはそれらの組み合わせなどの金属を含むことができる。いくつかの実施形態では、信号線707a/アース線707bは、同じ材料または異なる材料を含むことができる。1つ以上の導線707a、707b間の領域は、上部基板704の一部、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域、他の適合する領域、及び/またはそれらの組み合わせであることができる。
本実施形態では、1つ以上のスロット型浮動ストリップ709を含む遮蔽構造708は、コプレナ導波路構造706の上方に形成される。いくつかの実施形態では、遮蔽構造708は、コプレナ導波路構造706の下方に形成された、1つ以上のスロット型浮動ストリップ709を含むことができる。スロット型浮動ストリップ709は、コプレナ導波路構造706に横方向に延長することができ、コプレナ導波路構造706の幅全体、またはコプレナ導波路構造706の幅の一部に実質的に更に延長することができる。スロット型浮動ストリップ709は、上述の浮動ストリップに類似し、任意の適合する長さであることができるストリップの長さSを含む。スロット型浮動ストリップは、任意の適合する距離Sで間隔を開けることができる。いくつかの実施形態では、各スロット型浮動ストリップは、同じ距離で、及び/または異なる距離で間隔を開けることができる。スロット型浮動ストリップ709は、コプレナ導波路構造706の長さに沿って周期的間隔にあることができる。この周期的間隔にある場合、スロット型浮動ストリップ709は、任意の適合する周期に位置することができる。スロット型浮動ストリップ709は、任意の適合する材料を含む。例えば、スロット型浮動ストリップ709は、例えば、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料、及び/またはそれらの組み合わせの導電材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、各1つ以上のスロット型浮動ストリップ709は、同じ材料または異なる材料を含むことができる。また、1つ以上のスロット型浮動ストリップ709は、互いに電気的に相互接続されるか及び/または電気的に分離される、1つ以上の導線707a、707b及び/または基準電圧若しくは信号に電気的に結合される、完全に電気的に分離される、及び/または、それらを組み合わされる、ことができる。1つ以上のスロット型浮動ストリップ709は、電気的に結合され、電気的結合は、相互接続またはビアを介してされることができる。スロット型浮動ストリップ709間の領域、及び、コプレナ導波路構造706と遮蔽構造708との間の領域は、上部基板704の一部、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域、他の適合する領域、及び/またはそれらの組み合わせであることができる。
図12を参照して、下部基板802と、上部基板804と、1つ以上の導線807a、807bを含むコプレナ導波路構造806と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ809a、809bを含む第1部分808a及び第2部分808bを含む遮蔽構造(遮蔽構造808と総称する)と、を含むデバイス800の横断面図が提供される。下部基板802、上部基板804、及び、1つ以上の導線807a、807bを含むコプレナ導波路構造806は、図11に上述の下部基板、上部基板、及び、1つ以上の導線を含むコプレナ導波路構造に類似する。しかし、本実施形態では、第1部分808aを含む遮蔽構造808は、コプレナ導波路構造806の上方に形成された1つ以上のスロット型浮動ストリップ809aを含む第1部分808aと、コプレナ導波路構造806の上方に形成された1つ以上のスロット型浮動ストリップ809bを含む第2部分808bと、を含む。スロット型浮動ストリップ809a、809bは、図11に述べられたスロット型浮動ストリップ709と類似する。スロット型浮動ストリップ809a、809bは、コプレナ導波路構造806に横方向に延長し、コプレナ導波路構造806の幅全体、またはコプレナ導波路構造806の幅の一部に実質的に更に延長することができる。スロット型浮動ストリップ809a、809bは、任意の適合する距離で間隔を開けることができる。いくつかの実施形態では、各スロット型浮動ストリップは、同じ距離及び/または異なる距離で間隔を開けることができる。スロット型浮動ストリップ809a、809bは、コプレナ導波路構造806の長さに沿って周期的間隔にあることができる。この周期的間隔にある場合、スロット型浮動ストリップ809a、809bは、任意の適合する周期に位置されることができる。理解されることは、1つ以上のスロット型浮動ストリップ809aを含む第1部分808aと、1つ以上のスロット型浮動ストリップ809bを含む第2部分808bとは、同じまたは異なる形式、物質及び/または寸法であることができる。例えば、第1部分808aは、第1材料を含み及び/または第1周期的間隔に配置されたスロット型浮動ストリップ809aを含むことができ、第2部分808bは、第2材料を含み及び/または第2周期的間隔に配置されたスロット型浮動ストリップ809bを含むことができる。
図13と図14とは、延長部を有する1つ以上の浮動ストリップを含む遮蔽構造を備えるデバイス900及び1000の横断面図を提供する。デバイス900は、下部基板902と、上部基板904と、1つ以上の導線907a、907bを含むコプレナ導波路構造906と、1つ以上の延長部を有する1つ以上のスロット型浮動ストリップ909と、を含む遮蔽構造908を備える。デバイス1000は、下部基板1002と、上部基板1004と、1つ以上の導線1007a、1007bを含むコプレナ導波路構造1006と、1つ以上の延長部を有する1つ以上のスロット型浮動ストリップ1009を含む遮蔽構造1008と、を備える。下部基板902、1002、上部基板904、1004、及び1つ以上の導線907a、907b、1007a、1007bを含むコプレナ導波路構造906、1006は、上述の下部基板、上部基板、及び1つ以上の導線を含むコプレナ導波路構造に類似する。
1つ以上のスロット型浮動ストリップ909、1009を備える遮蔽構造908、1008も、1つ以上のスロット型浮動ストリップ909、1009を備える遮蔽構造908、1008が延長部を有する以外は、上述の遮蔽構造に類似する。理解されることは、延長部は、スロット型浮動ストリップ909、1009の一体部分、またはいくつかの実施形態では、この延長部は、スロット型浮動ストリップ909、1009に連結された(coupled to and/or connected with)遮蔽構造908、1008の分離要素であることができる。図13を参照して、遮蔽構造908は、コプレナ導波路構造906の下方に形成され、スロット型浮動ストリップ909もコプレナ導波路構造906の下方からコプレナ導波路構造906の上方(または同じ高さ)に延長する(即ち、下部基板902及び上部基板904から上向きに延長する)一部分を含む。図14を参照して、遮蔽構造1008は、コプレナ導波路構造1006の上方に形成され、スロット型浮動ストリップ1009は、コプレナ導波路構造1006の上方からコプレナ導波路構造906の下方(または同じ高さ)に延長する(即ち、下部基板1002及び上部基板1004から上向きに延長する)一部分を含む。スロット型浮動ストリップ909、1009の一部は、コプレナ導波路構造906、1006の高さに沿って部分的にまたは全体的に延長することができる。本実施形態では、垂直に延長するスロット型浮動ストリップ909、1009の一部は、長方形形状の延長部を形成する。スロット型浮動ストリップ909、1009は、例えば円形、楕円形、三角形、他の適合する形状、及び/またはそれらの組み合わせの形状の延長を含むことができることも考えられる。
図15は、下部基1102と、上部基板1104と、1つ以上の導線1107a、1107bを含むコプレナ導波構造1106と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1109を含む遮蔽構造1108と、を含むデバイス1100の横断面図を提供する。下部基板1102、上部基板1104、及び、1つ以上の導線1107a、1107bを含むコプレナ導波構造1106は、上述の下部基板、上部基板、及び、1つ以上の導線を含むコプレナ導波路構造に類似する。本実施形態では、スロット型浮動ストリップ1109は、長方形形状であり、コプレナ導波構造1106を囲む。理解されることは、スロット型浮動ストリップ1109は、例えば円形形状のスロット型浮動遮蔽がコプレナ導波を囲むなどの任意の適合する形状を含むことができる。スロット型浮動ストリップ1109は、コプレナ導波構造1106の長さに沿って任意の適合する周期で周期的間隔を開けることができる。また、スロット型浮動ストリップ1109は、上述の各種のスロット型浮動ストリップ1109と延長部を有するスロット型浮動ストリップと類似することができる。また、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1109は、互いに電気的に結合し及び/または互いに電気的に分離する、1つ以上の導線1107a、1107bに電気的に結合し及び/または基準電圧若しくは信号に電気的に結合する、完全に電気的に分離する、及び/または、前述の組み合わせである、ことができる。1つ以上のスロット型浮動ストリップ1109は、電気的に結合され、電気的結合は、相互接続またはビアを介してすることができる。
図16、17及び18は、各種実施形態に基づいて遮蔽構造を含むデバイス1200、1300及び1400の横断面図を提供する。デバイス1200は、下部基板1202と、上部基板1204と、1つ以上の導線1207a、1207bを含むコプレナ導波構造1206と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1209及び1つ以上のスロット型接地ストリップ1210を含む遮蔽構造1208と、を含む。デバイス1300は、下部基板1302と、上部基板1304と、1つ以上の導線1307a、1307bを含むコプレナ導波構造1306と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1309及び1つ以上のスロット型接地ストリップ1310を含む遮蔽構造1308と、を含む。デバイス1400は、下部基板1402と、上部基板1404と、1つ以上の導線1407a、1407bを含むコプレナ導波構造1406と、第1部分1408aと第2部分1408b(遮蔽構造1408と総称する)を含み、第1及び第2部分1408a、1408bが1つ以上のスロット型浮動ストリップ1409及び1つ以上のスロット型接地ストリップ1410を含む遮蔽構造と、を含む。下部基板1202、1302、1402、上部基板1204、1304、1404、及び、1つ以上の導線1207a、1207b、1307a、1307b、1407a、1407bを含むコプレナ導波構造1206、1306、1406は、上述の下部基板、上部基板、及び1つ以上の導線を含むコプレナ導波構造と類似する。
遮蔽構造1208、1308、1408は、上述の遮蔽構造と類似し、特に、スロット型浮動ストリップ1209、1309、1409は、上述のスロット型浮動ストリップに類似する。しかし、本実施形態では、遮蔽構造1208、1308、1408は、スロット型浮動ストリップ1209、1309、1409に結合された1つ以上のスロット型接地ストリップ1210、1310、1410を含む。例えば、図16に記載したように、遮蔽構造1208は、コプレナ導波構造1206の上方に形成され、スロット型浮動ストリップ1209は、1つ以上のスロット型接地ストリップ1210に結合される。図17を参照して、遮蔽構造1308は、コプレナ導波構造1306の下方に形成され、スロット型浮動ストリップ1309は、1つ以上のスロット型接地ストリップ1310に結合される。図18を参照して、遮蔽構造1408は、コプレナ導波構造1406の上方に形成された第1部分1408aと、コプレナ導波構造1406の下方に形成された第2部分1408bとを含み、スロット型浮動ストリップ1409は、1つ以上のスロット型接地ストリップ1410に結合される。
1つ以上のスロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、コプレナ導波構造1206、1306、1406の長さに沿って部分的に、または全体的に延長することができる。スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、長さ、高さ及び幅が実質的に一定であり、更に、スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、互いに実質的に並行にある。理解されることは、もう1つの実施形態では、スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、異なる長さ、高さ及び/または幅を含むことができる。本実施形態では、遮蔽構造は、スロット型浮動ストリップ1209に結合された2つの実質的に同等な平行のスロット型接地ストリップ1210、1310、1410を含む。スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、スロット型浮動ストリップ1209に類似することができる。スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、任意の適合する材料、例えば、アルミニウム、銅、タングステン、チタン、タンタル、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、銀、炭化タンタル(TaC)、窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、炭化窒化タンタル(TaCN)、チタンアルミナイド(TiAl)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、金属合金、他の適合する材料、及び/または、それらの組み合わせなどの伝導性金属を含むことができる。いくつかの実施形態では、各1つ以上のスロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、同じ材料または異なる材料を含むことができる。スロット型接地ストリップ1210、1310、1410、及び/またはスロット型浮動ストリップ1209、1309、1409の間の領域と、コプレナ導波構造1206、1306、1406、及び遮蔽構造1208、1308、1408の間の領域とは、上部基板1204、1304、1404の部分領域、絶縁領域、低k誘電体領域、高k誘電体領域、他の適合する誘電体領域、他の適合する領域、及び/またはそれらの組み合わせとすることができる。
スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、任意の適合する位置にあることができる。スロット型接地ストリップ1210、1310、1410の位置を調整することで、デバイス1200、1300、1400の特性インピーダンスを要望通りに変えて調節することができる。高性能要件が望まれるもの、例えば高品質スタブインダクタ、1/4波長伝送線路のインピーダンス整合網、共振器、発振器、信号分波器、結合器、増幅器、及びフィルターなどは、調節可能な特性インピーダンスが提供されることが非常に望ましい。いくつかの実施形態では、各スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、等距離及び/または不等距離で間隔を開けることができる。いくつかの実施形態では、各スロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、任意の適合周期でコプレナ導波構造1206、1306、1406の幅に沿って周期的間隔とすることができる。また、1つ以上のスロット型接地ストリップ1210、1310、1410は、互いに電気的に結合され及び/または電気的に分離される、1つ以上の導線1207a、1207b、1307a、1307b、1407a、1407b、及び/または基準電圧若しくは信号に電気的に結合される、完全に電気的に分離される、及び/または、前述の組み合わせであることができる。1つ以上の各スロット型接地ストリップ1210、1310、1410が電気的に結合される時、その電気的結合は、相互接続またはビアを介してすることができる。
図19、20及び21は、各種の実施形態による遮蔽構造を含むデバイス1500、1600及び1700の横断面図を提供している。デバイス1500は、下部基板1502と、上部基板1504と、1つ以上の導線1507a、1507bを含むコプレナ導波路構造1506と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1509、1つ以上のスロット型接地ストリップ1510及び1つ以上の延長部1512を含む遮蔽構造1508と、を含む。デバイス1600は、下部基板1602と、上部基板1604と、1つ以上の導線1607a、1607bを含むコプレナ導波路構造1606と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1609、1つ以上のスロット型接地ストリップ1610及び1つ以上の延長部1612を含む遮蔽構造1608と、を含む。デバイス1700は、下部基板1702と、上部基板1704と、1つ以上の導線1707a、1707bを含むコプレナ導波路構造1706と、1つ以上の第1部分1708a及び第2部分1708bを含む遮蔽構造(遮蔽構造1708と総称する)と、を含む。ここで、第1及び第2部分1708a、1708bは、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1709、1つ以上の接地ストリップ1710、及び、延長1712を含む。下部基板1502、1602、1702、上部基板1504、1604、1704、及び、1つ以上の導線1507a、1507b、1607a、1607b、1707a、1707bを含むコプレナ導波路構造1506、1606、1706は、上述の下部基板、上部基板、及び、1つ以上の導線を含むコプレナ導波路構造に類似する。
スロット型浮動ストリップ1509、1609、1709とスロット型接地ストリップ1510、1610、1710とを含む遮蔽構造1508、1608、1708も、遮蔽構造1508、1608、1708が1つ以上の延長部1512、1612、1712を含む以外は、上述のスロット型浮動ストリップ及び/またはスロット型接地ストリップを含む遮蔽構造に類似する。例えば、図19に記載されているように、遮蔽構造1508のスロット型浮動ストリップ1509とスロット型接地ストリップ1510とは、コプレナ導波路構造1506の上方に形成され、延長部1512は、コプレナ導波路構造1506の上方からコプレナ導波路構造1506の下方(または同じ高さ)に延長する(即ち、下部基板1502及び上部基板1504に向け下向きに延長する)。図20を参照して、遮蔽構造1608のスロット型浮動ストリップ1609とスロット型接地ストリップ1610とは、コプレナ導波路構造1606の下方に形成され、延長部1612は、コプレナ導波路構造1606の下方からコプレナ導波路構造1606の上方(または同じ高さ)に延長する(即ち、下部基板1602及び上部基板1604から離れる方向に上向きに延長する)。図21を参照して、遮蔽構造1708のスロット型浮動ストリップ1709とスロット型接地ストリップ1710とは、コプレナ導波路構造1706の上方及び下方に形成され、延長部1712は、コプレナ導波路構造1706の上方のスロット型浮動/接地ストリップ1709/1710からコプレナ導波路構造1706の下方のスロット型浮動/接地ストリップ1709/1710に延長する。延長部1512、1612、1712は、スロット型浮動ストリップ1509、1609、1709、及び/または、スロット型接地ストリップ1510、1610、1710に連結される(coupled to and/or connected with)ことができる。延長部1512、1612、1712は、コプレナ導波路構造1506、1606、1706の高さに沿って部分的にまたは全体的に延長し、及び/または、コプレナ導波路構造1706の上方のスロット型浮動/接地ストリップ1709/1710とコプレナ導波路構造1706の下方のスロット型浮動/接地ストリップ1709/1710との間に部分的にまたは全体的に延長することができる。本実施形態では、延長部1512、1612、1712は、長方形である。延長部1512、1612、1712は、例えば円形、楕円形、三角形、他の適合する形状、及び/またはそれらの組み合わせを含むことができることも考えられる。更に、上述したデバイスと同様に、スロット型浮動ストリップ1509、1609、1709は、コプレナ導波路構造1506、1606、1706に対して横方向に設置されてもよい。理解されることは、スロット型浮動ストリップ1509、1609、1709は、他の実施形態とは方向が異なることである。
図22、23と、24は、各種の実施形態による遮蔽構造を含むデバイス1800、1900と、2000の横断面図を提供している。デバイス1800は、下部基板1802と、上部基板1804と、1つ以上の導線1807a、1807bを含むコプレナ導波路構造1806と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1809及び1つ以上のスロット型接地ストリップ延長部1810を含む遮蔽構造1808とを含む。デバイス1900は、下部基板1902と、上部基板1904と、1つ以上の導線1907a、1907bを含むコプレナ導波路構造1906と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ1909及び1つ以上のスロット型接地ストリップ延長部1910を含む遮蔽構造1908とを含む。デバイス2000は、下部基板2002と、上部基板2004と、1つ以上の導線2007a、2007bを含むコプレナ導波路構造2006と、1つ以上のスロット型浮動ストリップ2009及び1つ以上のスロット型接地ストリップ延長部2010を含む遮蔽構造2008とを含む。下部基板1802、1902、2002、上部基板1804、1904、2004、及び、1つ以上の導線1807a、1807b、1907a、1907b、2007a、2007bを含むコプレナ導波路構造1806、1906、2006は、上述の下部基板、上部基板、及び1つ以上の導線を含むコプレナ導波路構造に類似する。
スロット型浮動ストリップ1809、1909、2009を含む遮蔽構造1808、1908、2008も、遮蔽構造1808、1908、2008が1つ以上のスロット型接地ストリップ延長部1810、1910、2010に連結される(coupled to and/or connected with)以外は、上述のスロット型浮動ストリップを含む遮蔽構造に類似する。例えば、図22に記載されるように、遮蔽構造1808のスロット型浮動ストリップ1809は、コプレナ導波路構造1806の上方に形成され、スロット型接地ストリップ1810は、コプレナ導波路構造1806の上方からコプレナ導波路構造1806の下方(または同じ高さ)に延長する(即ち、下部基板1802と上部基板1804に向け下向きに延長する)。図23を参照して、遮蔽構造1908のスロット型浮動ストリップ1909は、コプレナ導波路構造1906の下方に形成され、スロット型接地ストリップ延長部1910は、コプレナ導波路構造1906の下方からコプレナ導波路構造1906の上方(または同じ高さ)に延長する(即ち、下部基板1602及び上部基板1604から離れる方向に上向きに延長する)。図24を参照して、遮蔽構造2008のスロット型浮動ストリップ2009は、コプレナ導波路構造2006の上方及び下方に形成され、スロット型接地ストリップ延長部2010は、コプレナ導波路構造2006の上方のスロット型浮動ストリップ2009からコプレナ導波路構造2006の下方のスロット型浮動ストリップ2009の下方に延長する。スロット型接地ストリップ延長1810、1910、2010は、スロット型浮動ストリップ1809、1909、2009に連結される(coupled to and/or connected with)ことができる。スロット型接地ストリップ延長1810、1910、2010は、コプレナ導波路構造1806、1906、2006の高さに沿って部分的にまたは全体的に延長し、及び/または、コプレナ導波路構造2006の上方のスロット型浮動ストリップ延長2009とコプレナ導波路構造2009の下方のスロット型浮動ストリップ2009との間に部分的にまたは全体的に延長することができる。本実施形態では、スロット型接地ストリップ延長部1810、1910、2010は、長方形である。スロット型接地ストリップ延長部1810、1910、2010は、例えば円形、楕円形、三角形、他の適合する形状、及び/またはそれらの組み合わせなどの形状を含むことができることも考えられる。また、上述のデバイスに類似して、スロット型浮動ストリップ1809、1909、2009は、コプレナ導波路構造1806、1906、2006の横方向に沿っている。理解されることは、スロット型浮動ストリップ1809、1909、2009の方向は、他の実施形態とは異なることができることである。
ここで述べられたデバイスと構造とは、周知の製造プロセスを用いて形成することができる。また、ここで述べられたデバイスと構造とは、例えば集積回路、モノリシックマイクロ波集積回路、無線送信機及び受信機、無線通信装置、アンテナ、回路板、増幅器、変調器、並びに復調装置などを含むさまざまな製品に用いられることができるがこれに限定するものではない。これらと他の品目は、ここで述べられた1つ以上のデバイスと構造とを用いることによって改善することができる。例えば、ここで述べられたデバイスと構造とは、いくつかの品目をより小さく、より軽く、より効率的、より堅牢、より機敏、ノイズのより少ない、より選択的、より速く、より安くすることができる。
要約すれば、単一の信号線に沿って高周波信号を伝送する装置が述べられている。デバイスは、主軸に沿って延長する信号線を含む。この単一信号線の一端は第1誘電体であり、信号線のもう一端は第2誘電体である。第1誘電体に近接しているのは第1アース線であり、第2誘電体に近接しているのは第2アース線である。第1と第2アース線は、信号線にほぼ平行する。デバイスは、主軸に沿って異なる横断面図を有する。
以上、本発明の好適な実施形態を例示したが、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することが可能である。従って、本発明が請求する保護範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
1、10、30、40、50、60、70、80、90、200、300、400、500、600、706、806、906、1006、1106、1206、1306、1406、1506、1606、1706、1806、1906、2006 コプレナ導波路構造
2、12a、12b、32、42、52、62、72、82、92、202、302、402、502、602、707a、807a、907a、1007a、1107a、1207a、1307a、1407a、1507a、1607a、1707a、1807a、1907a、2007a 信号線
4、4a、4b、14、14a、14b、35、45、55a、55b、65、75、85、95、204、304、404、504、604、707b、807b、907b、1007b、1107b、1207b、1307b、1407b、1507b、1607b、1707b、1807b、1907b、2007b アース線
5、16、33、43、53、63、73、83、93、203a 信号線の第1セグメント
6、18、34、44、54、64、74、84、94、203b 信号線の第2セグメント
56、76、86、96 アース線の第1部分
57、77、87、97 アース線の第1部分
66 アース線のセグメント
100、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000 コプレナ導波路構造を含む装置
102、702、802、902、1002、1102、1202、1302、1402、1502、1602、1702、1802、1902、2002 下部基板
104、704、804、904、1004、1104、1204、1304、1404、1504、1604、1704、1804、1904、2004 上部基板
106 低k誘電体層
108 コプレナ導波路部分
206、406、506、606 島状部
308、408、608 浮動ストリップ
708、808、908、1008、1108、1208、1308、1408、1508、1608、1708、1808、1908、2008 遮蔽構造
709、809a、809b、909、1009、1209、1309、1409、1509、1609、1709、1809、1909、2009 スロット型浮動ストリップ
808a、1408a、1708a 遮蔽構造の第1部分
808b、1408b、1708b 遮蔽構造の第1部分
1109 スロット型浮動ストリップ
1210、1310、1410、1510、1610、1710 スロット型接地ストリップ
1512、1612、1712 延長部
1810、1910、2010 スロット型接地ストリップ延長部

Claims (15)

  1. 1つ以上の信号線に近接し、前記信号線と互いに本質的に平行し、且つ第1方向に沿って実質的に向けられる1つ以上のアース線を備え、
    前記1つ以上の信号線のうちの少なくとも1つに含まれる周期的構造は交互セグメントを備え、前記交互セグメントのうちの少なくとも1つが第1方向を横断する第2方向に延長することを特徴とするコプレナ導波路構造。
  2. 1つ以上のアース線のうちの少なくとも1つは、交互セグメントを備える周期的構造を含み、前記交互セグメントの少なくとも1つが第1方向を横断する第2方向に延長することを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  3. 前記交互セグメントは、周期的に交互する第1セグメントと第2セグメントを備え、前記第2セグメントが前記第1セグメントより広いことを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  4. 前記第2セグメントは長方形、円形、三角形、または任意の他の適合する形状を備える延長部を含む請求項3に記載のコプレナ導波路構造。
  5. 前記延長部は、外向きまたは内向きに延長することを特徴とする請求項4に記載のコプレナ導波路構造。
  6. 周期的構造を含む前記少なくとも1つの信号線の横断面はその長さにわたり周期的に変化することを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  7. 前記1つ以上の信号線と前記1つ以上のアース線に近接する1つ以上の島状部(islands)を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  8. 前記1つ以上の信号線及び前記1つ以上のアース線の上方及び/または下方に向けられた1つ以上の浮動ストリップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  9. 前記1つ以上の浮動ストリップは、前記1つ以上の信号線及び前記1つ以上のアース線に横断する方向に向けられたことを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  10. 前記1つ以上の信号線及び前記1つ以上のアース線の上方及び/または下方に向けられた1つ以上の浮動ストリップに近接する1つ以上の島状部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のコプレナ導波路構造。
  11. 基板、
    前記半導体基板上の絶縁体、
    前記絶縁体上にあり、第1方向に沿って実質的に向けられるコプレナ導波路構造、及び
    前記第1方向を横断する第2方向に前記コプレナ導波路構造の上方及び/または下方に向けられた1つ以上のスロット型浮動ストリップを備え、
    前記1つ以上のスロットル型浮動ストリップが、前記第1方向に沿って周期的に位置されることを特徴とするデバイス。
  12. 前記1つ以上のスロット型浮動ストリップの少なくとも1つは、1つ以上の延長部を含むことを特徴とする請求項11に記載のデバイス。
  13. 前記コプレナ導波路構造は、1つ以上の導線を含み、前記1つ以上の導線の少なくとも1つは、周期的構造を備えることを特徴とする請求項11に記載のデバイス。
  14. 前記1つ以上のスロット型浮動ストリップの少なくとも1つに結合され、前記第1方向に向けられている1つ以上のスロット型接地浮動延長部を更に含むことを特徴とする請求項11に記載のデバイス。
  15. 前記1つ以上のスロット型浮動ストリップは、周期的に方向づけられることを特徴とする請求項14に記載のデバイス。
JP2010051833A 2009-03-09 2010-03-09 スローウェーブ高性能結合コプレナ導波路 Active JP5042327B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/400,133 US20100225425A1 (en) 2009-03-09 2009-03-09 High performance coupled coplanar waveguides with slow-wave features
US12/400,133 2009-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010213281A true JP2010213281A (ja) 2010-09-24
JP5042327B2 JP5042327B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=42677723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010051833A Active JP5042327B2 (ja) 2009-03-09 2010-03-09 スローウェーブ高性能結合コプレナ導波路

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20100225425A1 (ja)
JP (1) JP5042327B2 (ja)
KR (1) KR101158189B1 (ja)
CN (1) CN101834330B (ja)
TW (1) TWI395369B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074901A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 伝送線路および伝送装置
WO2014002765A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社村田製作所 高周波信号線路

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8130059B2 (en) * 2009-04-15 2012-03-06 International Business Machines Corporation On chip slow-wave structure, method of manufacture and design structure
CN101990222A (zh) * 2009-08-07 2011-03-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 信号传输装置
CN103906348B (zh) * 2010-12-03 2017-11-24 株式会社村田制作所 电子设备
US20120250285A1 (en) * 2011-03-28 2012-10-04 Pei-Yang Lin Electronic apparatus
US8963657B2 (en) * 2011-06-09 2015-02-24 International Business Machines Corporation On-chip slow-wave through-silicon via coplanar waveguide structures, method of manufacture and design structure
WO2013099609A1 (ja) * 2011-12-29 2013-07-04 株式会社村田製作所 高周波信号線路及び電子機器
US8922291B2 (en) * 2012-05-09 2014-12-30 Intel IP Corporation Differential transmission line shielded by two or more spaced groups of shields
KR101540365B1 (ko) * 2014-01-02 2015-07-29 한국해양대학교 산학협력단 Pes 박막상의 전송선로 구조체
KR101522671B1 (ko) * 2014-02-10 2015-05-26 한국해양대학교 산학협력단 전송선로 구조체
CN104900632B (zh) * 2015-06-07 2019-03-08 上海华虹宏力半导体制造有限公司 信号线屏蔽结构
US9786976B2 (en) 2015-06-24 2017-10-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Transmission line design and method, where high-k dielectric surrounds the transmission line for increased isolation
US20170098879A1 (en) * 2015-10-01 2017-04-06 Fujitsu Limited Differential signal transmission line
TWI576019B (zh) * 2015-11-27 2017-03-21 中原大學 印刷電路板
TWI707168B (zh) * 2016-01-29 2020-10-11 台灣積體電路製造股份有限公司 整合式晶片及形成整合式介電質波導的方法
US10930603B2 (en) * 2016-03-22 2021-02-23 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Coaxial through via with novel high isolation cross coupling method for 3D integrated circuits
US11411290B2 (en) * 2016-06-30 2022-08-09 Intel Corporation Hybrid transmission line
US10122057B2 (en) * 2016-09-25 2018-11-06 International Business Machines Corporation Bandwidth increase method for differential passive elements
CN107068651A (zh) * 2016-12-30 2017-08-18 上海集成电路研发中心有限公司 一种片上传输线结构及其制备方法
US11095045B2 (en) 2017-03-30 2021-08-17 Intel Corporation Slow wave structure for millimeter wave antennas
US10510663B2 (en) 2017-03-30 2019-12-17 Globalfoundries Inc. Transistor structures having electrically floating metal layer between active metal lines
US10939541B2 (en) * 2017-03-31 2021-03-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Shield structure for a low crosstalk single ended clock distribution circuit
CN109818118A (zh) * 2019-04-01 2019-05-28 南京邮电大学 一种紧凑型基于慢波结构的末端耦合带通滤波器
US11222845B2 (en) * 2019-10-04 2022-01-11 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Semiconductor device package
CN113825296B (zh) * 2020-06-19 2023-07-21 庆鼎精密电子(淮安)有限公司 高频信号传输结构及其制作方法
CN112242368B (zh) * 2020-10-19 2022-11-15 Oppo广东移动通信有限公司 芯片和电子设备
CN114335951B (zh) * 2022-01-17 2023-05-02 深圳飞骧科技股份有限公司 射频功率放大器传输线的隔离方法及传输结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05251914A (ja) * 1992-03-04 1993-09-28 A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk マイクロ波遅波回路
JP2005253059A (ja) * 2004-02-03 2005-09-15 Ntt Docomo Inc 可変共振器及び可変移相器
JP2006527510A (ja) * 2003-06-13 2006-11-30 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 伝送ライン
US7277065B2 (en) * 2003-09-02 2007-10-02 Jay Hsing Wu Tunable photonic band gap structures for microwave signals
JP2007306290A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Univ Of Tokyo 伝送線路

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3398232A (en) * 1965-10-19 1968-08-20 Amp Inc Circuit board with interconnected signal conductors and interconnected shielding conductors
US5428327A (en) 1993-08-23 1995-06-27 Itt Corporation Microwave feedthrough apparatus
US5841333A (en) 1996-11-26 1998-11-24 Lucent Technologies Minimal delay conductive lead lines for integrated circuits
US5777532A (en) * 1997-01-15 1998-07-07 Tfr Technologies, Inc. Interdigital slow wave coplanar transmission line
US6060383A (en) * 1998-08-10 2000-05-09 Nogami; Takeshi Method for making multilayered coaxial interconnect structure
US6559737B1 (en) 1999-11-24 2003-05-06 The Regents Of The University Of California Phase shifters using transmission lines periodically loaded with barium strontium titanate (BST) capacitors
US6590468B2 (en) 2000-07-20 2003-07-08 Paratek Microwave, Inc. Tunable microwave devices with auto-adjusting matching circuit
US6465367B1 (en) * 2001-01-29 2002-10-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Lossless co-planar wave guide in CMOS process
JP3664443B2 (ja) 2002-12-05 2005-06-29 松下電器産業株式会社 高周波回路および高周波パッケージ
CA2418674A1 (en) * 2003-02-07 2004-08-07 Tak Shun Cheung Transmission lines and transmission line components with wavelength reduction and shielding
US6847273B2 (en) * 2003-04-25 2005-01-25 Cyntec Co., Ltd. Miniaturized multi-layer coplanar wave guide low pass filter
CN1856931A (zh) * 2003-07-23 2006-11-01 哈佛大学校长及研究员协会 基于共面带线的方法和设备
EP1652290A2 (en) * 2003-07-23 2006-05-03 President And Fellows Of Harvard College Methods and apparatus based on coplanar striplines
KR100546759B1 (ko) 2003-08-18 2006-01-26 한국전자통신연구원 식각된 강유전체 박막을 이용한 분포 정수형 아날로그위상 변위기 및 그 제조방법
US7034748B2 (en) * 2003-12-17 2006-04-25 Microsoft Corporation Low-cost, steerable, phased array antenna with controllable high permittivity phase shifters
US7305223B2 (en) 2004-12-23 2007-12-04 Freescale Semiconductor, Inc. Radio frequency circuit with integrated on-chip radio frequency signal coupler
TWI254483B (en) * 2005-01-19 2006-05-01 Yung-Ling Lai Defected ground structure for coplanar waveguides
CN100442596C (zh) * 2005-07-29 2008-12-10 华东师范大学 非周期性电容加载的移相器
KR20070034316A (ko) * 2005-09-23 2007-03-28 삼성전자주식회사 이중 격자 구조를 이용한 대역 저지 필터
KR100731544B1 (ko) * 2006-04-13 2007-06-22 한국전자통신연구원 다층배선 코플래너 웨이브가이드
JP2008098701A (ja) * 2006-10-05 2008-04-24 Fujikura Ltd 反射型バンドパスフィルター
KR100844218B1 (ko) * 2006-12-13 2008-07-04 이해영 공통모드 여파가 가능한 고주파 전송 선로 소자
US8193880B2 (en) * 2008-01-31 2012-06-05 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Transmitting radio frequency signal in semiconductor structure
US8324979B2 (en) * 2009-02-25 2012-12-04 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Coupled microstrip lines with ground planes having ground strip shields and ground conductor extensions

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05251914A (ja) * 1992-03-04 1993-09-28 A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk マイクロ波遅波回路
JP2006527510A (ja) * 2003-06-13 2006-11-30 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 伝送ライン
US7277065B2 (en) * 2003-09-02 2007-10-02 Jay Hsing Wu Tunable photonic band gap structures for microwave signals
JP2005253059A (ja) * 2004-02-03 2005-09-15 Ntt Docomo Inc 可変共振器及び可変移相器
JP2007306290A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Univ Of Tokyo 伝送線路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074901A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 伝送線路および伝送装置
WO2014002765A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社村田製作所 高周波信号線路
US9444126B2 (en) 2012-06-29 2016-09-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency signal line

Also Published As

Publication number Publication date
US20120274424A1 (en) 2012-11-01
TWI395369B (zh) 2013-05-01
TW201034284A (en) 2010-09-16
JP5042327B2 (ja) 2012-10-03
US20100225425A1 (en) 2010-09-09
CN101834330A (zh) 2010-09-15
KR101158189B1 (ko) 2012-06-20
KR20100101519A (ko) 2010-09-17
US8629741B2 (en) 2014-01-14
CN101834330B (zh) 2013-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5042327B2 (ja) スローウェーブ高性能結合コプレナ導波路
US8193880B2 (en) Transmitting radio frequency signal in semiconductor structure
US6950590B2 (en) Transmission lines and components with wavelength reduction and shielding
US8809956B2 (en) Vertically oriented semiconductor device and shielding structure thereof
US7154354B2 (en) High permeability layered magnetic films to reduce noise in high speed interconnection
US8324979B2 (en) Coupled microstrip lines with ground planes having ground strip shields and ground conductor extensions
US20130154773A1 (en) Waveguide
US10804214B2 (en) Group III-N material conductive shield for high frequency metal interconnects
CN102280496A (zh) 变容器与形成其的方法以及应用此变容器的三维集成电路
US7973358B2 (en) Coupler structure
US20140264745A1 (en) Transmission Line Formed Adjacent Seal Ring
US20090237306A1 (en) Compact integrated monopole antennas
TW201742252A (zh) 半導體裝置
US8164397B2 (en) Method, structure, and design structure for an impedance-optimized microstrip transmission line for multi-band and ultra-wide band applications
CN101814645B (zh) 耦合微条线结构及其制造方法
US10249581B2 (en) Transmission line for 3D integrated circuit
Jahanbakht et al. A survey on recent approaches in the design of band notching UWB antennas
KR20150025706A (ko) 고품질계수와 단파장을 가지는 저속파 마이크로스트립 라인 구조체 및 그 제조방법
US20230326886A1 (en) Transmission line structure for rf signal
WO2018004563A1 (en) High quality factor capacitor
US20210375799A1 (en) Low-loss millimeter wave transmission lines on silicon substrate
US20190173148A1 (en) Integrated circuit with capacitor in different layer than transmission line
Sano et al. RF CMOS inductor shielded by a high-impedance surface
CA2427158A1 (en) Transmission lines and components with wavelength reduction and shielding
Lai et al. Analysis of on-chip asymmetric coaxial waveguide structure for chip area reduction

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5042327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250