JP2010212288A - 撮像装置 - Google Patents

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善三 鈴木
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Abstract

【課題】受光面積の確保と、各トランジスタを配置するスペースの確保の両立が可能であり、さらに各画素の形状の対称性を保持することが可能なレイアウト構成の撮像装置を提供する。
【解決手段】画素アレイ10の各行の2個のフォトダイオードPDごとに、対応のフローティングディフュージョンFDが対(FDP)を構成する。各対を構成するフローティングディフュージョンFDは、互いに近接して設けられるとともに、対応の転送トランジスタTXのゲート電極が一体形成される。増幅AMI、選択SEL、およびリセットRSTの各トランジスタは、行方向で対を成さないフローティングディフュージョンFDの間のスペースであるトランジスタ領域TRAに設けられる。また、画素アレイ10の隣接する行同士では、1列ずれたフォトダイオードPDごとに、対応のフローティングディフュージョンFDが対を構成する。
【選択図】図4

Description

この発明は、光電変換機能を有する撮像装置に関する。
CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complemetary Metal-Oxide Semiconductor)などのイメージセンサは、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ用の撮像装置として広く用いられている。
近年、撮像装置の多画素化に伴い、CMOSイメージセンサの画素サイズや画素ピッチが小さくなってきている。このように画素が微細化されると、フォトダイオードの受光面積を確保した上で、フォトダイオードを二次元的に等間隔に配置することが困難になる。さらに、フォトダイオードによって光電変換された信号を出力するために必要となる増幅、選択、およびリセットの各トランジスタを配置するスペースも確保し難くなる。このため、フォトダイオードおよび各トランジスタのレイアウトに工夫が必要となる。
たとえば、特開2006−54276号公報(特許文献1)は、2次元アレイ状に配置された光電変換部(フォトダイオード)と、その光電変換部での光電変換によって発生した電荷を電圧に変換する電圧変換部(フローティングディフュージョン)とを備えた固体撮像素子に関する技術を開示する。この技術による固体撮像素子は、前記2次元アレイ中で斜めに隣り合う2つの光電変換部の間に1つの電圧変換部を配置して、当該1つの電圧変換部を前記2つの光電変換部が共用するように構成される。
また、特開2008−218648号公報(特許文献2)に記載の撮像装置は、リセットトランジスタで形成される第1のトランジスタ領域と、選択トランジスタおよび増幅トランジスタで形成される第2のトランジスタ領域とを有する。さらに、複数の光電変換部(フォトダイオード)がこれらのトランジスタ領域を共有する共有ブロックが形成される。この共有ブロックでは、第1および第2のトランジスタ領域におけるゲート長方向の占有寸法の合計が一定となるように、複数の共有ブロックが交互に配列され、ゲート長方向の幅が異なる第1および第2のトランジスタ領域が相違うように配置されている。
特開2006−54276号公報 特開2008−218648号公報
ところで、カラー撮像方式で一般的なベイヤー方式のカラーフィルタの配列では、緑色(G)のカラーフィルタが市松状に配置され、残りの部分に赤色(R)および青色(B)のカラーフィルタが市松状に配置される。この場合、斜めに隣り合う緑色(G)に対応した画素の形状が並進対称の関係にないと、緑色用の画素間で出力に差が生じるため、色むらなどの画質劣化が生じやすい。
上記の文献に開示された技術の場合、斜めに隣り合う2つのフォトダイオードの間に1つのフローティングディフュージョンを配置して、1つのフローティングディフュージョンを前記2つのフォトダイオードが共用するように構成される。このため、緑色のカラーフィルタに対応する画素の形状に非対称性が生じてしまう。したがって、各トランジスタを配置するスペースの確保ばかりでなく、画素同士の形状の対称性を保持する工夫も重要である。
この発明の目的は、光電変換素子の受光面積の確保と、増幅、選択、およびリセットの各トランジスタを配置するスペースの確保の両立が可能であり、さらに各画素の形状の対称性を保持することが容易なレイアウト構成の撮像装置を提供することである。
この発明は要約すれば撮像装置であって、光電変換素子アレイと、複数の電荷蓄積部と、複数の転送トランジスタとを備える。光電変換素子アレイは、行列状に設けられた複数の光電変換素子からなる。複数の電荷蓄積部は、光電変換素子アレイを構成する複数の光電変換素子にそれぞれ対応する。複数の電荷蓄積部の各々は、対応の光電変換素子に対して列方向の第1の側に隣接して設けられ、対応の光電変換素子で発生した電荷を蓄積する。複数の転送トランジスタは、互いに対応する光電変換素子と電荷蓄積部との間を接続し、光電変換素子アレイの各光電変換素子で発生した電荷を対応の電荷蓄積部へ転送する。ここで、光電変換素子アレイの各行の2個の光電変換素子ごとに、対応の電荷蓄積部が電荷蓄積部対を構成する。各電荷蓄積部対を構成する2個の電荷蓄積部間の間隔は、行方向に隣り合った光電変換素子に対応し、かつ、電荷蓄積部対を構成しない2個の電荷蓄積部間の間隔よりも狭い。各電荷蓄積部対を構成する2個の電荷蓄積部とそれぞれ接続された2個の転送トランジスタのゲート電極は、互いに一体形成される。
この発明によれば、各電荷蓄積部が、対応の光電変換素子に対して列方向の同一の側に配置されるので、画素同士の形状の対称性を保持しやすい。さらに、行方向に隣り合う2個の光電変換素子ごとに、対応の電荷蓄積部が互いに近接して配置されるとともに、転送トランジスタのゲート電極が一体形成される。このように電荷蓄積部および転送トランジスタを行方向に圧縮して配置することによってスペースが生じる。そして、このスペースに、増幅、選択、およびリセットの各トランジスタを配置することができるので、光電変換素子の受光面積の確保と、増幅、選択、およびリセットの各トランジスタを配置するスペースの確保とを両立することができる。
この発明の実施の形態1による撮像装置1の構成を示すブロック図である。 図1の画素ユニットPUの等価回路図である。 図1の画素ユニットPUの動作を説明するためのタイミング図である。 画素アレイ10のレイアウトを模式的に示す平面図である。 画素アレイ10を構成する各トランジスタと信号線との接続を模式的に示す平面図である。 図1の画素アレイ10の活性層のレイアウトを示す平面図である。 図1の画素アレイ10の第1の金属層のレイアウトを示す平面図である。 図1の画素アレイ10の第2の金属層のレイアウトを示す平面図である。 図1の画素アレイ10の第3の金属層のレイアウトを示す平面図である。 図8,図9のX−X線に沿う模式的な断面図である。 図8,図9のXI−XI線に沿う模式的な断面図である。 図8,図9のXII−XII線に沿う模式的な断面図である。 実施の形態1の変形例による画素アレイ10Aのレイアウトを模式的に示す平面図である。 この発明の実施の形態2による画素アレイ10Bのレイアウトを模式的に示す平面図である。 この発明の実施の形態2の変形例による画素アレイ10Cのレイアウトを模式的に示す平面図である。 この発明の実施の形態1の撮像装置1を用いたデジタルスチルカメラ200の構成を模式的に示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
[実施の形態1]
以下では、まず、実施の形態1の撮像装置1の概略的な構成および動作について説明する。その後で、この発明の目的に関係する画素アレイ10のレイアウト構成について詳しく説明する。
(撮像装置1の概略的な構成および動作)
図1は、この発明の実施の形態1による撮像装置1の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、撮像装置1は、画素アレイ10と、垂直走査回路11と、水平走査回路12と、複数の制御信号線tx,rst,selと、複数の出力信号線voutとを含む。
画素アレイ10は、行列状に配列された複数のフォトダイオードPD(光電変換素子)からなるフォトダイオードアレイPDA(光電変換素子アレイ)を含む。図1では、簡単のために、8行4列のフォトダイオードアレイPDAが図示されている。すなわち、図1の左から右の方向に第1列から第4列のフォトダイオードPDが図示され、図1の下から上の方向に第1行から第8行のフォトダイオードPDが図示される。なお、図1の左右方向を、X方向、行方向、または水平方向と称し、図1の上下方向を、Y方向、列方向、または垂直方向と称する。また、各方向に沿った向き(+側、−側)を区別する場合には、+Y方向、−Y方向のように符号をつけて区別する。
なお、撮像装置1をカラー画像用として用いる場合には、フォトダイオードPDの受光面上にカラーフィルタが設けられる。図1に示すように、一般的なベイヤー方式のカラーフィルタの配列では、輝度信号に寄与する割合の大きい緑色(G)のカラーフィルタが市松状に配置され、残りの部分に赤色(R)および青色(B)のカラーフィルタが市松状に配置される。
図1の画素アレイ10は、複数の画素ユニットPUを含む。各画素ユニットPUは、画素アレイ10の端の部分を除いて、列方向に連続する4個のフォトダイオードPDからなるフォトダイオード群(光電変換素子群とも称する。図2の参照符号PDG参照。)を含む。画素アレイ10は、上記の画素ユニットPUを単位として動作するので、まず各画素ユニットPUの構成および動作について説明する。
図2は、図1の画素ユニットPUの等価回路図である。図2には、図1の出力信号線vout4に接続された2個の画素ユニットPU1,PU2が図示されている。図2では、フォトダイオードPD1〜PD8のように参照符号の末尾に番号を付すことによって、同種の構成要素を区別する。同種の構成要素を総称する場合、または不特定のものを示す場合には、参照符号の末尾に番号を付さずに記載する。
画素ユニットPU1は、4個のフォトダイオードPD1〜PD4(フォトダイオード群PDG1)と、4個の転送トランジスタTX1〜TX4と、4つのフローティングディフュージョンFD1〜FD4(電荷蓄積部)と、各1個のリセットトランジスタRST1、増幅トランジスタAMI1、および選択トランジスタSEL1とを含む。さらに、画素ユニットPU1は、フローティングディフュージョンFD1〜FD4を相互に電気的に接続する金属配線FDL1を含む。画素ユニットPU2の構成も同じであるので、以下では画素ユニットPU1を代表としてその構成および動作を説明する。
フォトダイオードPD1〜PD4は、受光した光に応じて電荷(電子)を発生する光電変換素子である。発生した電荷はPN接合ダイオードのN型の不純物領域(拡散領域)に蓄積される。フォトダイオードPDのアノードであるP型の不純物領域は接地される。
フローティングディフュージョンFD1〜FD4は、フォトダイオードPD1〜PD4にそれぞれ対応して設けられたN型不純物領域である。フローティングディフュージョンFDの不純物密度は、フォトダイオードPDのN型不純物領域(N層とも称する)よりも大きい。フローティングディフュージョンFD1〜FD4は、NMOS(N-channel Metal-Oxide Semiconductor)トランジスタである転送トランジスタTX1〜TX4をそれぞれ介して、対応のフォトダイオードPDのカソード(N層)と接続される。
フローティングディフュージョンFD1〜FD4は、フォトダイオードPD1〜PD4で発生した電荷を蓄積する電荷蓄積部として動作する。この場合、始めに、各フローティングディフュージョンFDは、高電位(電源電圧)が印加されることによって電荷が全て抜かれて空乏化される。この後、フォトダイオードPDとの間の転送トランジスタTXがオン状態になることによって、フォトダイオードPDのN層に蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。このとき、不純物密度がより大きなフローティングディフュージョンFDの空乏化電位のほうがフォトダイオードPDの空乏化電位よりも高くなる。この結果、フォトダイオードPDのN層に発生した電荷は全てフローティングディフュージョンFDに転送される。
図2の場合、フローティングディフュージョンFD1〜FD4は、金属配線FDL1によって相互に接続されている。したがって、フローティングディフュージョンFD1〜FD4はほぼ等電位になり、フローティングディフュージョンFD1〜FD4は、各フォトダイオードPDに対して共用の電荷蓄積部として機能する。
NMOSトランジスタである増幅トランジスタAMI1はソースフォロア回路として機能する。増幅トランジスタAMI1のゲートは、金属配線FDL1を介してフローティングディフュージョンFD1〜FD4に接続され、ドレインは電源配線VDDに接続される。また、増幅トランジスタAMI1のソースは、NMOSトランジスタである選択トランジスタSEL1を介して出力信号線vout4と接続される。
増幅トランジスタAMI1は、選択トランジスタSEL1がオン状態のとき、フローティングディフュージョンFD1〜FD4の電位に応じた電圧を出力信号線Vout4に出力する。このとき、フローティングディフュージョンFD1〜FD4の電位は、各フォトダイオードPDから転送された電荷の数に応じて決まるので、増幅トランジスタAMI1の出力電圧は、各フォトダイオードPDの受光量に応じて線形に変化することになる。
NMOSトランジスタであるリセットトランジスタRST1は、電源配線VDDと金属配線FDL1との間に接続される。リセットトランジスタRST1は、フローティングディフュージョンFD1〜FD4に蓄積された電荷を排出するために設けられる。
このように、各画素ユニットPUを構成する4個のフォトダイオードPD1〜PD4に対して、転送、増幅、選択、およびリセットの7つのトランジスタが設けられる。したがって、1個のフォトダイオードPDあたり1.75個のトランジスタが設けられることになるので、上記の画素ユニットPUの構成は一般に1.75トランジスタ構成と呼ばれる。
これらの転送トランジスタTX、選択トランジスタSEL、およびリセットトランジスタRSTのオンおよびオフを制御するために制御信号線tx,sel,rstが各トランジスタのゲート電極に接続される。すなわち、制御信号線tx1〜tx8は、転送トランジスタTX1〜TX8のゲートにそれぞれ接続される。制御信号線sel1b,sel2bは、選択トランジスタSEL1,SEL2のゲートにそれぞれ接続される。また、制御信号線rst1b,rst2bは、リセットトランジスタRST1,RST2のゲートにそれぞれ接続される。
図3は、図1の画素ユニットPU1の動作を説明するためのタイミング図である。図3は上から順に、メカニカルシャッターの開閉状態、制御信号線tx1〜tx4,rst1,sel1の電圧波形、および出力信号線vout4の電圧波形を示す。以下、図2、図3を参照して、画素ユニットPU1の動作について時間順に説明する。
時刻t1では、制御信号線tx1〜tx4,rst1の電圧がHレベルであり、制御信号線sel1の電圧がLレベルであるので、転送トランジスタTX1〜TX4がオン状態になり、リセットトランジスタRST1がオン状態になる。この結果、フォトダイオードPD1〜PD4のN層およびフローティングディフュージョンFD1〜F4の電荷が全て抜かれて空乏化される。その後、制御信号線tx1〜tx4の電圧がLレベルに戻ることによって、転送トランジスタTX1〜TX4がオフ状態になる。
次の時刻t2では、メカニカルシャッターが開放する。シャッターが開放している間、フォトダイオードPD1〜PD4では入射光によって電荷が発生し、フォトダイオードPD1〜PD4のN層に蓄積される。
シャッター閉鎖後の時刻t3では、制御信号線rst1の電圧がLレベルであり、制御信号線sel1の電圧がHレベルである。この結果、リセットトランジスタRST1がオフ状態になり、選択トランジスタSEL1がオン状態になるので、フローティングディフュージョンFDの空乏化電位に応じた出力電圧が出力信号線vout4に出力される。図1の水平走査回路12は、このときの出力信号線vout4の電圧を、ダークレベルの出力として検出する。
次の時刻t4では、制御信号線tx1の電圧がHレベルになるので、転送トランジスタTX1がオン状態になる。この結果、フォトダイオードPD1の電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。フローティングディフュージョンFDの電位は、フォトダイオードPD1から転送された電荷数に応じた値に変化し、これに伴って、出力信号線vout4の電圧が変化する。
制御信号線tx1の電圧がLレベルに戻った後の時刻t5で、図1の水平走査回路12は、このときの出力信号線vout4の電圧を検出する。時刻t3で検出したダークレベルの出力との差がフォトダイオードPD1の受光信号になる。
次の時刻t6では、制御信号線rst1の電圧がHレベルであり、制御信号線sel1の電圧がLレベルである。この結果、フローティングディフュージョンFD1〜F4の電荷が全て抜かれて初期化される。以上で、フォトダイオードPD1の受光した信号電荷の読出が終了し、次のフォトダイオードPDの信号電荷の読出の準備が整う。
続く時刻t6〜t7は、時刻t3〜t6と同様の過程がフォトダイオードPD2に対して行なわれ、フォトダイオードPD2で発生した信号電荷が読み出される。同様に、時刻t7〜t8でフォトダイオードPD3で発生した信号電荷が読み出され、時刻t8〜t9でフォトダイオードPD4で受光した信号電荷が読み出される。以上で画素ユニットPU1の読出が完了する。
再び、図1を参照して、撮像装置1全体の構成について簡単に説明する。撮像装置1は、行方向に延在する制御信号線tx,rst,selと、列方向に延在する出力信号線voutとを含む。制御信号線tx,rst,selは、垂直走査回路11と画素アレイ10との間を接続し、出力信号線voutは、水平走査回路12と画素アレイ10との間を接続する。
転送トランジスタTX用の制御信号線txは、フォトダイオードアレイPDAの各行と個別に対応して設けられる。各制御信号線txは、対応する行を構成する複数のフォトダイオードPDに対して共通に設けられている。図1の場合、画素アレイ10の第1行〜第8行にそれぞれ対応して設けられた制御信号線tx1〜tx8が図示されている。
出力信号線voutは、各フォトダイオードPDで生成された信号電荷に対応した出力電圧を読み出すために設けられる。出力信号線voutは、フォトダイオードアレイPDAの各列と個別に対応して、列の順番に設けられる。各出力信号線voutは、対応する列に設けられた各画素ユニットPUの選択トランジスタSELと接続される。図1の場合、第1列〜第4列に対応して設けられた出力信号線vout1〜vout4が図示されている。
選択トランジスタSEL用の制御信号線selは、奇数列の画素ユニットPUの選択トランジスタSELと接続された制御信号線sel1a,sel2a,…と、偶数列の画素ユニットPUの選択トランジスタSELと接続された制御信号線sel1b,sel2b,…とを含む(参照符号の末尾にa,bを付して奇数列、偶数列を区別する。)。行方向に並ぶ画素ユニットPUでは、制御信号線selが共用される。
リセットトランジスタRST用の制御信号線rstは、奇数列の画素ユニットPUのリセットトランジスタRSTと接続された制御信号線rst1a,rst2a,…と、偶数列の画素ユニットPUのリセットトランジスタRSTと接続された制御信号線rst1b,rst2b,…とを含む(参照符号の末尾にa,bを付して奇数列、偶数列を区別する。)。行方向に並ぶ画素ユニットPUでは、制御信号線rstが共用される。
以上の構成によって、垂直走査回路11は、制御信号線tx,rst,selを順次HレベルまたはLレベルに切替える。これによって、フォトダイオードアレイPDAの行ごとに、各行のフォトダイオードアレイPDAに蓄積された電荷量に応じた電圧が出力信号線voutに出力される。水平走査回路12は、出力信号線voutに出力された電圧を順次読み出すことによって、各フォトダイオードPDの受光量を検出する。
(画素アレイ10のレイアウト構成)
次にこの発明の目的に関係する画素アレイ10のレイアウトについて説明する。
図4は、画素アレイ10のレイアウトを模式的に示す平面図である。図4には、図1の画素アレイ10のうち第2列目〜第5列目および第1行目〜第6行目のフォトダイオードPDの配置が示される。図4において、i行j列目のフォトダイオードPDはPD(i,j)のように記載される。
さらに、図4は、これらのフォトダイオードPDに関係するフローティングディフュージョンFD、転送トランジスタTX、増幅トランジスタAMI、選択トランジスタSEL、およびリセットトランジスタRSTの配置を示す。図面上では、これらの構成要素のうち同種のものには同一のハッチングが付され、異種のものには異なるハッチングが付されている。各トランジスタTX,AMI,SEL,RSTでは、ゲート電極層の部分にハッチングが付される。
さらに、図4には、制御信号線tx,sel,rstおよび出力信号線voutと接続されるコンタクトホールCHの位置が示される。また、電源配線と接続されるコンタクトホールCH(VDD)の位置も示される。
さらに、図4には、画素ユニットPUの設けられた領域が、破線で区画されて示される。既に説明したように、各画素ユニットPUは、画素アレイ10の端の部分を除いて、列方向に連続する4個のフォトダイオードPDを含む。図4では、6個の画素ユニットPU(1,2),PU(1,3),PU(1,4),PU(1,5),PU(3,3),(3,5)が示され、このうち、画素ユニットPU(1,2),PU(1,4),PU(3,3),(3,5)は、4個のフォトダイオードPDを含む。
画素ユニットが設けられた領域の形状は対称的な形状となっている。具体的には、奇数列(図4の場合、C3,C5)に設けられた画素ユニットPU(図4の場合、PU(3,3),PU(3,5))は互いに並進対称の関係にある。偶数列に(図4の場合、C2,C4)に設けられた画素ユニットPU(図4の場合、PU(1,2),PU(1,4))も互いに並進対称の関係にある。一方、奇数列の画素ユニットPUと偶数列の画素ユニットとは、互いに行方向に反転(左右反転)させた形状となっている。
次に、画素アレイ10の個々の構成要素の配置について説明する。まず、フォトダイオードPDは、半導体基板上で2次元的に等間隔に配置される。この理由は、光学的な画素中心とフォトダイオードPDの中心を一致させるためである。
フローティングディフュージョンFDは、フォトダイオードPDと個別に対応し、対応するフォトダイオードPDに対して+Y方向に隣接した位置に設けられる。転送トランジスタTXは、互いに対応するフォトダイオードPDとフローティングディフュージョンFDとの間に設けられる。
ここで、フォトダイオードアレイPDAの各行において2個のフォトダイオードPDごとに、対応のフローティングディフュージョンFDが対(参照符号FDP)を構成する(以下、フローティングディフュージョン対またはFD対と称する)。たとえば、フォトダイオードPD(6,2),PD(6,3)に対応したフローティングディフュージョンFDがFD対(FDP)を構成し、フォトダイオードPD(6,4),PD(6,5)に対応したフローティングディフュージョンFDがFD対(FDP)を構成する。
図4に示すように、FD対(FDP)を構成するフローティングディフュージョンFDは互いに近接して配置される。言替えると、行方向に隣り合う2個のフォトダイオードPDにそれぞれ対応した2個のフローティングディフュージョンFD間の間隔は、FD対(FDP)を成す場合のほうがFD対(FDP)を成さない場合に比べて狭い。
さらに、FD対(FDP)を構成するフローティングディフュージョンFDに接続された2個の転送トランジスタTXのゲート電極は一体形成される。したがって、制御信号線txと接続するためにゲート電極に設けられるコンタクトホールは1箇所で済むので、コンタクトホールを形成するのに要するスペースを節約することができる。
上記のような構成によって、行方向でFD対(FDP)を成さないフローティングディフュージョンFD間の間隔を広げることができる。画素アレイ10では、このFD対(FDP)を成さないフローティングディフュージョンFD間の領域がトランジスタAMI,SEL,RSTを配置するためのトランジスタ領域TRAとして用いられる。トランジスタ領域TRAの行方向の幅は、FD対(FDP)を構成しないフローティングディフュージョンFD間の間隔であり、列方向の幅は、フォトダイオードアレイPDAの隣り合う行の間の間隔である。
上記のように空き領域を増やして各トランジスタAMI,SEL,RSTを配置することによって、十分な受光量を取込めるだけのフォトダイオードPDの面積を確保することができる。この結果、撮像装置の受光効率を向上させることができる。
さらに、図4の画素アレイ10は、列方向から見たとき、各列の転送トランジスタTXが千鳥状に配置されている点に特徴がある。換言すれば、FD対(FDP)が千鳥状に配置されている(このような配置を千鳥配置と称する)。すなわち、フォトダイオードアレイPDAの隣接する行同士では、1列ずれた2個のフォトダイオードPDごとに、対応のフローティングディフュージョンFDがFD対(FDP)を構成する。具体的に、図4の場合、第1,3,5行目(R1,R3,R5)では、第3,4列目(C3,C4)のフォトダイオードPDに対応するフローティングディフュージョンFDによってFD対(FDP)が構成される。一方、第2,4,6行目(R2,R4,R6)では、第2,3列目(C2,C3)のフォトダイオードPDに対応するフローティングディフュージョンFDによってFD対(FDP)が構成され、第4,5列目(C4,C5)のフォトダイオードPDに対応するフローティングディフュージョンFDによってFD対(FDP)が構成される。
この結果、各フォトダイオードPDとそれに対応するフローティングディフュージョンFDとを含めた各画素の活性領域の形状の対称性を高めることができる。図4の画素アレイ10の場合、斜め方向に隣接する画素の活性領域は、互いに並進対称の関係にあり、行方向に隣接する画素の活性領域は、互いに線対称の関係にあることがわかる。
既に説明したように、ベイヤー方式のカラーフィルタの配列では、緑色(G)のカラーフィルタが市松状に配置され、残りの部分に赤色(R)および青色(B)のカラーフィルタが市松状に配置される。図4の場合には、斜めに隣り合う緑色(G)に対応した活性領域の形状が並進対称の関係にあるので、斜めに隣り合う緑色用のフォトダイオードPD間の信号出力差を最小にすることができる。この結果、画素ごとの特性のばらつきを小さくすることができる。
次に、トランジスタ領域TRAへのトランジスタAMI,SEL,RSTの具体的な配置について説明する。まず、各トランジスタ領域TRAには、トランジスタAMI,SEL,RSTが1または2個ずつ配置される。このとき、同一の画素ユニットPUに対応する増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELは、同一のトランジスタ領域TRAに配置される。増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELは、各々のゲート長方向が行方向と略一致した状態で直列接続されてトランジスタ領域TRA内に設けられる。また、各リセットトランジスタRSTは、1個で1つのトランジスタ領域TRAを占有する。
たとえば、画素ユニットPU(3,3)を代表として説明する。画素ユニットPU(3,3)を構成する増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELは、画素ユニットPU(3,3)を構成するフォトダイオードPDの1つであるフォトダイオードPD(6,3)に対して+Y方向に隣接したトランジスタ領域TRAに設けられる。フォトダイオードPD(6,3)と対応したフローティングディフュージョンFDに近接した側に増幅トランジスタAMIが設けられ、離反した側に選択トランジスタSELが設けられる。増幅トランジスタAMIのソース領域と選択トランジスタSELのドレイン領域は一体化される。
また、画素ユニットPU(3,3)の場合、リセットトランジスタRSTは、画素ユニットPU(3,3)を構成するフォトダイオードPDの1つであるフォトダイオードPD(5,3)に対して+Y方向に隣接したトランジスタ領域TRAに設けられる。リセットトランジスタRSTも、ゲート長方向が行方向と略一致した状態で配置される。リセットトランジスタRSTの活性領域の形状と、増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELの活性領域の形状はほぼ同じである。
また、画素アレイ10全体で見ると、増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELは、偶数行(図4の場合、R2,R4,R6)のフォトダイオードPDに対して、+Y方向に隣接した位置にあるトランジスタ領域TRAに設けられる。一方、リセットトランジスタRSTは、奇数行(図4の場合、R1,R3,R6)のフォトダイオードPDに対して、+Y方向に隣接した位置にあるトランジスタ領域に設けられる。奇数行および偶数行で配設するトランジスタAMI,SEL,RSTを異ならせることによって、行方向に並ぶ画素ユニットPUに対して、共通の制御信号線sel,rstを容易に配線することができる。
また、増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELは、千鳥配置の場合、フォトダイオードアレイPDAの2i−1列目と2i列目(iは1以上の整数)の間のトランジスタ領域TRAに配置される。一方、リセットトランジスタRSTは、2i列目と2i+1列目(iは1以上の整数)の間のトランジスタ領域TRAに配置される。
次に、各トランジスタAMI,SEL,RSTと制御信号線tx,rst,selおよび出力信号線voutとの接続について説明する。
図5は、画素アレイ10を構成する各トランジスタと信号線との接続を模式的に示す平面図である。図5は、フォトダイオードアレイPDAの第3列目〜第4列目(C3,C4)および第1行目〜第6行目(R1〜R6)に設けられた画素ユニットPU(3,3),PU(1,4)と、制御信号線tx,rst,sel、出力信号線vout、および金属配線FDLとの接続関係を示す。
図5に示すように、制御信号線tx(tx1〜tx6)は、基板厚み方向から見て、フォトダイオードアレイPDAの各行に対応したフローティングディフュージョンFDの領域付近を通過するように配線される。各制御信号線txは、転送トランジスタTXのゲート電極とコンタクトホールCHを介して接続される。
制御信号線sel(sel1a,sel1b,sel2a)は、基板厚み方向から見て、偶数行のフォトダイオードPDに対応したフローティングディフュージョンFDの領域付近を通過するように配線される。各制御信号線selは、選択トランジスタSELのゲート電極とコンタクトホールCHを介して接続される。
制御信号線rst(rst1a,rst1b,rst2a)は、基板厚み方向から見て、奇数行のフォトダイオードPDに対応したフローティングディフュージョンFDの領域付近を通過するように配線される。各制御信号線rstは、リセットトランジスタRSTのゲート電極とコンタクトホールCHを介して接続される。
奇数列に対応した出力信号線vout(vout3)は、基板厚み方向から見て、奇数列のフォトダイオードPDの+X方向側のエッジ付近を通過するように配線される。また、偶数列に対応した出力信号線vout(vout4)は、基板厚み方向から見て、偶数列のフォトダイオードPDの−X方向側のエッジ付近を通過するように配線される。このように、第2i−1番目および第2i番目(iは1以上の整数)の出力信号線voutは対となって互いに近接して配置される。
各出力信号線voutは、対応する列に設けられた画素ユニットPUの選択トランジスタSELと接続される。たとえば、図5の出力信号線vout3は、画素ユニットPU(3,3)に対応の選択トランジスタSELのソース領域と、出力信号線vout4を跨ぐジャンパ配線105によって接続される。また、出力信号線vout4は、画素ユニットPU(1,4)に対応の選択トランジスタSELのソース領域と、出力信号線vout3を跨ぐジャンパ配線130によって接続される。
ここで、出力信号線vout3,vout4が逆順で設けられていると、ジャンパ配線105,130は不要になるが、このような逆順の出力信号線の配線は好ましくない。なぜなら、第4列目(C4)のフォトダイオードPDと出力信号線vout3とのカップリング容量によってクロストークを引起こす可能性があり、同様に、第3列目(C3)のフォトダイオードと出力信号線vout4とのカップリング容量によってクロストークを引起こす可能性があるからである。このために、各出力信号線voutは、対応の列のフォトダイオードPDに近接した位置に配置され、各出力信号線voutと選択トランジスタSELとを接続するために、他信号の出力信号線voutと交差するジャンパ配線105,130が設けられている。
さらに、各画素ユニットPUには、フローティングディフュージョンFDを接続する金属配線FDLが設けられる。たとえば、図5の画素ユニットPU(3,3)の場合、フォトダイオードPD(3,3),PD(4,3),PD(5,3),PD(6,3)の各々に対応するフローティングディフュージョンFDを接続する金属配線FDL(3,3)が設けられる。金属配線FDL(3,3)は、対応のリセットトランジスタRSTのソース領域および増幅トランジスタAMIのゲート電極層ともコンタクトホールCHを介して接続される。
次に、上記の信号線の具体的なレイアウトについて説明する。併せて、接地配線GNDおよび電源配線のレイアウトについても説明する。これらの配線は、3層の金属層を用いて形成される。以下、図6〜図12を参照して基板側から順に説明する。
図6は、図1の画素アレイ10の活性層およびゲート電極のレイアウトを示す平面図である。図6には、図4、図5の画素ユニットPU(3,3)の領域が示されている。
図1の画素アレイ10は、N型半導体基板上に設けられたP型ウェル上に形成される。図6の画素ユニットPU(3,3)の場合、P型ウェル上に、フォトダイオードPD(3,3),PD(4,3),PD(5,3),PD(6,3)のN層の領域、およびN型の不純物領域であるフローティングディフュージョンFD11,FD12,FD13,FD14が形成される。フォトダイオードPDのN層の表面は、さらに薄いP+層で覆われる。
画素ユニットPU(3,3)では、さらに、増幅トランジスタAMI11および選択トランジスタSEL11を構成するN型不純物領域26A,26C,26Eと、リセットトランジスタRST11を構成するN型不純物領域25A,25CがP型ウェルに形成される。また、図示を省略しているが各トランジスタの分離のためにLOCOS(Local Oxidation Of Silicon)が形成される。
次に、各トランジスタAMI11,SEL11,RST11のゲート電極層がアモルファスシリコンを用いて形成される。図6では、図解を容易にするためにアモルファスシリコンの部分にハッチングを付している。具体的には、転送トランジスタTX11,TX12,TX13,TX14用としてゲート電極層21,22,23,24が形成され、増幅トランジスタAMI11用としてゲート電極層26Bが形成され、選択トランジスタSEL11用としてゲート電極層26Dが形成され、さらに、リセットトランジスタRST11用としてゲート電極層25Bが形成される。各ゲート電極層とP型ウェルとの間にはゲート絶縁膜が設けられる。なお、既に説明したように、転送トランジスタTX11,TX12,TX13,TX14用のゲート電極層21,22,23,24は、隣接する転送トランジスタ用のゲート電極と一体で形成される。
また、図6には、上層の金属配線層と接続するためのコンタクトホール41〜44,51〜54,61〜67の位置が示されている。併せて、P型ウェルを上層の接地配線と接続するためのコンタクトホール71〜78の位置も示される。P型ウェルを接地するためのコンタクトホール71〜78は、行方向に隣り合うフォトダイオードPDの間に設けられる。
図7は、図1の画素アレイ10の第1の金属層のレイアウトを示す平面図である。図7は、図6のN型不純物領域およびゲート電極層に重ねて、それらの上層の第1の金属層を示したものである。図解を容易にするために、ゲート電極層および第1の金属層には、ハッチングが付されている。
図7に示すように、第1の金属層を用いて、列方向に延在する接地配線GND、出力信号線vout3,vout4、金属配線FDL(3,3)、および上層の第2の金属層と接続するためのバッファ層が形成される。
複数の接地配線GNDは、行方向に隣り合うフォトダイオードPDのほぼ中心を列方向に延在するように形成される。接地配線GNDは、P型ウェルとコンタクトホール71〜78を介して接続される。なお、第1の金属層に設けられた接地配線GNDは、列方向には完全に連続しておらず、一部で分断されている。
出力信号線vout3,vout4は、接地配線GNDを挟んでその両側に形成される。出力信号線vout3は、フォトダイオードPD(3,3),PD(4,3),PD(5,3),PD(6,3)に近接する側に設けられ、出力信号線vout4は、これらのフォトダイオードPDから離反する側に設けられる。
金属配線FDL(3,3)は、フォトダイオードPD(3,3),PD(4,3),PD(5,3),PD(6,3)の−X方向側のエッジに沿って列方向に延在して設けられる。金属配線FDL(3,3)は、フローティングディフュージョンFD11,FD12,FD13,FD14とコンタクトホール51,52,53,54を介して接続される。さらに、金属配線FDL(3,3)は、図6のリセットトランジスタRST11を構成する不純物領域25Aとコンタクトホール61を介して接続され、図6の選択トランジスタSEL11を構成するゲート電極層26Dとコンタクトホール66を介して接続される。
また、第1の金属層にはバッファ層81〜84が形成され、これらのバッファ層81〜84は、ゲート電極層21〜24にコンタクトホール41〜44を介して接続される。バッファ層81〜84は、上層の第2の金属層に形成される制御信号線txと接続するために設けられる。その他に、制御信号線rstと接続するためのバッファ層80、制御信号線selと接続するためのバッファ層89、電源配線と接続するためのバッファ層85〜87が設けられている。なお、電源配線は最上層の第3の金属層を用いて形成される。
さらに、図5で説明したように、ジャンパ配線105を介して出力信号線vout3と接続するために、バッファ層88が形成される。バッファ層88は、図6の選択トランジスタSEL11を構成するソース領域26Eとコンタクトホール67を介して接続される。
図8は、図1の画素アレイ10の第2の金属層のレイアウトを示す平面図である。図8は、図7に示したN型不純物領域、ゲート電極層、および第1の金属層に重ねて、それらの上層の第2の金属層のレイアウトを示したものである。図解を容易にするために、ゲート電極層、フォトダイオードPD、および第2の金属層には、ハッチングが付されている。
具体的に、第2の金属層を用いて、行方向に延在する接地配線GND、制御信号線tx(tx3〜tx6),sel(sel1b,sel2a),rst(rst1b,rst2a)、およびジャンパ配線105,130が形成される。さらに、H型の形状を有する遮光用の金属層101〜104、および最上層の電源配線と接続するためのバッファ層106,108が形成される。
複数の接地配線GNDは、列方向に隣り合うフォトダイオードPDのほぼ中心を行方向に延在するように形成される。ただし、第2の金属層に設けられた接地配線GNDは、1行置きに配線される(すなわち、相互の接地配線GND間に2個のフォトダイオードPDが配置される。)。第2の金属層の接地配線GNDは、第1の金属層に形成された列方向に延在する接地配線GNDとコンタクトホールを介して接続される。この結果、接地配線が縦横メッシュ状に形成されるので、グランドを強化することができ、撮像装置の低ノイズ化を図ることができる。
制御信号線tx3〜tx6は、第1の金属層によって形成されたバッファ層81〜84とコンタクトホールを介してそれぞれ接続され、行方向に延在して設けられる。これによって、ゲート電極層21〜24と制御信号線tx3〜tx6とがそれぞれ電気的に接続される。
制御信号線sel1b,sel2aは、それぞれ、制御信号線tx4、tx6と平行に形成される。制御信号線sel2aは、図7のバッファ層89とコンタクトホールを介して接続される。これによって、制御信号線sel2aと図6の選択トランジスタSEL11用のゲート電極層26Dとが電気的に接続される。
制御信号線rst1b,rst2aは、行方向の接地配線GNDを挟んで、制御信号線tx3,tx5とそれぞれ平行に形成される。制御信号線rst2aは、図7のバッファ層80とコンタクトホールを介して接続される。これによって、制御信号線rst2aと図6のリセットトランジスタRST11用のゲート電極層25Bとが電気的に接続される。
ジャンパ配線105は、第1の金属層に形成されたバッファ層88および出力信号線vout3とコンタクトホールを介して接続される。これによって、図6の選択トランジスタSEL11用のソース領域26Eと出力信号線vout3とが電気的に接続される。ジャンパ配線105は、制御信号線tx6と制御信号線sel2aとの間に配置される。出力信号線vout4用のジャンパ配線130についても同様である。
遮光用の金属層101〜104は、行方向に隣り合うフォトダイオードPDの間に配置される。金属層101〜104は、それぞれコンタクトホール121〜124を介して、第1の金属層によって形成された接地配線GNDと接続される。
バッファ層106は制御信号線tx6およびsel2aの間に形成され、バッファ層108は制御信号線tx4およびsel1bの間に形成される。バッファ層106は、第1の金属層を用いて形成されたバッファ層86,87とコンタクトホールを介して接続される。また、バッファ層108は、第1の金属層を用いて形成されたバッファ層85とコンタクトホールを介して接続される。さらに、バッファ層106,108は、それぞれコンタクトホール107,109を介して最上層の電源配線と接続される。
図9は、図1の画素アレイ10の第3の金属層のレイアウトを示す平面図である。図9は、図8に示したN型不純物領域、ゲート電極層、および第1、第2の金属層に重ねて、最上層の第3の金属層のレイアウトを示したものである。図解を容易にするために、ゲート電極層、フォトダイオードPD、および第2の金属層には、ハッチングが付されている。
第3の金属層には遮光板110が形成される。遮光板110の開口の中心(光学的な中心)は、各フォトダイオードPDの中心とほぼ一致している。
遮光板110は、電源配線としても用いられる。このため、遮光板110は、コンタクトホール107を介して図8のバッファ層106と接続され、また、コンタクトホール109を介して図8のバッファ層108と接続される。この結果、図6の増幅トランジスタAMI11用のドレイン領域26AおよびリセットトランジスタRST11用のドレイン領域25Cが、遮光板110と電気的に接続される。
以下、上記の説明を補足するために、図8、図9の断面図を示す。
図10は、図8,図9のX−X線に沿う模式的な断面図である。図10では、遮光板110は省略されている。
図10に示すように、増幅トランジスタAMI11および選択トランジスタSEL11を構成するN型不純物領域26A,26C,26Eは、N型半導体基板NSUB上に設けられたP型ウェルPWELLに形成される。これらの不純物領域は、LOCOSによって周囲の不純物領域と分離されている。
不純物領域26A(増幅トランジスタAMI11のドレイン領域)は、バッファ層87,106を介在して遮光板(電源配線)110と接続される。
また、不純物領域26E(選択トランジスタSEL11のソース領域)は、出力信号線vout3と電気的に接続される。このとき、第1の金属層に形成された接地配線GNDおよび出力信号線vout4を避けて電気的に接続する必要があるので、第2の金属層に、接地配線GNDおよび出力信号線vout4と交差するジャンパ配線105が形成される。不純物領域26Eは、バッファ層88を介在してジャンパ配線105と接続され、出力信号線vout3は、コンタクトホール126を介してジャンパ配線105と接続される。
図11は、図8,図9のXI−XI線に沿う模式的な断面図である。図11を参照して、フォトダイオードPD(5,3)のPN接合は、P型ウェルPWELLにN−層を形成することによって作製される。暗電流を抑制するためにN−層の表面は薄いP+層によって覆われる。図11に示すように、フォトダイオードPD(5,3)の中心と遮光板110の開口の中心(光学的中心)とは略一致している。第1の金属層に形成された出力信号線vout3および金属配線FDL(3,3)は、フォトダイオードPD(5,3)に到達する光を遮らない位置に設けられている。
図12は、図8,図9のXII−XII線に沿う模式的な断面図である。図12を参照して、列方向の断面についても同様に、各フォトダイオードPD(6,3),PD(5,3)と遮光板110の開口の中心(光学的中心)とは略一致している。
また、図12に示すように、転送トランジスタTX14は、ゲート電極層24の直下に形成されるNチャネルによって、フォトダイオードPD(6,3)のN−層とフローティングディフュージョンFD14とを接続する。既に説明したように、転送トランジスタTX14によって、フォトダイオードPD(6,3)のN−層に生成された電荷がフローティングディフュージョンFD14に転送される。
以上のとおり、実施の形態1の撮像装置1によれば、行方向に隣り合う2個のフォトダイオードPDごとに、対応のフローティングディフュージョンFDがFD対(FDP)を構成する。FD対(FDP)を構成するフローティングディフュージョンFDは互いに近接して配置される。さらに、FD対(FDP)に接続された2個の転送トランジスタTXのゲート電極は一体形成される。このように、フローティングディフュージョンFDおよび転送トランジスタTXを行方向に圧縮して配置することによって生じたスペース(トランジスタ領域TRA)に各トランジスタAMI,SEL,RSTを配置することができる。これにより、フォトダイオードPDの受光面積の確保と、各トランジスタAMI,SEL,RSTを配置するスペースの確保との両立が可能になる。
好ましくは、列方向から見たときに、各列の転送トランジスタTXを千鳥状に配置する。換言すれば、FD対(FDP)を千鳥状に配置する。これによって、斜め方向に隣り合う画素の拡散領域の形状を同じ(並進対称)にすることができる。この結果、ベイヤー配置によるカラーフィルタによってカラーの撮像を行なう場合には、緑色用のフォトダイオードPD間の出力信号の差を最小にできる。
[実施の形態1の変形例]
図13は、実施の形態1の変形例による画素アレイ10Aのレイアウトを模式的に示す平面図である。図13の画素アレイ10Aのレイアウトは、リセットトランジスタRSTの配置が図4の画素アレイ10のレイアウトと異なる。その他の点については、図13の画素アレイ10Aのレイアウトは、図4の画素アレイ10のレイアウトと同じであるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰返さない。なお、図4の場合と同様に、同種の構成要素には同一のハッチングを付し、異種の構成要素には異なるハッチングを付している。
図4の画素アレイ10では、各リセットトランジスタRSTは、1個のみでトランジスタ領域TRAを占有していた。図13の場合には、互いに隣接する2個の画素ユニットPUに対応するリセットトランジスタRSTが組になることによって、各組の2個のリセットトランジスタRSTが1つのトランジスタ領域TRAに割当てられる。この場合、2個のリセットトランジスタRSTの各々のゲート長方向が行方向と一致して直列接続された状態で、トランジスタ領域TRAに設けられる。これらのリセットトランジスタRSTのドレイン領域は一体化され、電源配線VDDに接続される。
上記の構成によれば、トランジスタAMI,SEL,RSTの配置されない空白のトランジスタ領域TRAがフォトダイオードアレイPDAの4行毎にできる。たとえば、図13の場合には、第3行目R3のフォトダイオードPDに対して+Y方向に隣接したトランジスタ領域TRAは、どのトランジスタAMI,SEL,RSTも配置されない。したがって、この空白のトランジスタ領域TRAに、フローティングディフュージョンFDの容量を可変にするためのコンデンサなどを配置して有効活用することができる。
[実施の形態2]
図14は、この発明の実施の形態2による画素アレイ10Bのレイアウトを模式的に示す平面図である。図14の画素アレイ10Bは、列方向に見てFD対(FDP)が縦並びで一列に配列された点で(このような配置を縦並び配置とも称する)、図4の千鳥配置と異なる。なお、図4の場合と同様に、同種の構成要素には同一のハッチングを付し、異種の構成要素には異なるハッチングを付している。
縦並び配置の場合も図4の千鳥配置の場合と同様に、フローティングディフュージョンFDおよび転送トランジスタTXのゲート電極の形状を行方向に圧縮することによって生じたスペース(トランジスタ領域TRA)に、トランジスタAMI,SEL,RSTを適切に配置することができる。すなわち、同一の画素ユニットPUに対応する増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELを直列接続した状態で同一のトランジスタ領域TRAに配置する。増幅トランジスタAMIおよび選択トランジスタSELの各々のゲート長方向は行方向と略一致し、増幅トランジスタAMIのソース領域と選択トランジスタSELのドレイン領域は一体化される。また、リセットトランジスタRSTは、1個のトランジスタで1つのトランジスタ領域TRAを占有する。
このように空き領域を増やして各トランジスタAMI,SEL,RSTを適正に配置することによって、十分な受光量を取込めるだけのフォトダイオードPDの面積を確保することができる。これにより、撮像装置の受光効率を向上させることができる。
しかしながら、縦並び配置の場合は、斜め方向に隣接する画素の活性領域は、互いに並進対称の関係にない。ベイヤー方式のカラーフィルタの配列の場合では、千鳥配置の場合と異なり、斜めに隣り合う緑色用のフォトダイオードPD間の信号出力差を最小にすることができない。
[実施の形態2の変形例]
図15は、この発明の実施の形態2の変形例による画素アレイ10Cのレイアウトを模式的に示す平面図である。図15の画素アレイ10Cのレイアウトは、リセットトランジスタRSTの配置が図14の画素アレイ10Bと異なる。その他の点については、画素アレイ10Cのレイアウトは、図14の場合と同様であるので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰返さない。
図14の画素アレイ10Bでは、各リセットトランジスタRSTは、1個のみでトランジスタ領域TRAを占有していた。図15の場合には、互いに隣接する2個の画素ユニットPUに対応するリセットトランジスタRSTが組になることによって、各組の2個のリセットトランジスタRSTが1つのトランジスタ領域TRAに割当てられる。この場合、2個のリセットトランジスタRSTの各々のゲート長方向が行方向と略一致して直列接続された状態で、トランジスタ領域TRAに設けられる。両リセットトランジスタRSTのドレイン領域は一体化され、電源配線VDDに接続される。この結果、トランジスタAMI,SEL,RSTの配置されない空白のトランジスタ領域TRAが生じるので、たとえば、フローティングディフュージョンFDの容量を可変にするためのコンデンサなどを配置することができる。
[実施の形態1の撮像装置のカメラへの適用例]
図16は、この発明の実施の形態1の撮像装置1を用いたデジタルスチルカメラ200の構成を模式的に示すブロック図である。
図16を参照して、デジタルスチルカメラ200は、上記の撮像装置1と、この撮像装置1の画素アレイ10に被写体を結像させるための結像光学系としての撮像レンズ201と、撮像装置1の出力信号を処理する信号処理回路202を含む。デジタルスチルカメラ200は、上記の撮像装置1を用いることによって高画質、高解像度の画像信号を得ることができる。なお、デジタルスチルカメラ200に限らず、デジタルビデオカメラなど他の撮像システムに上記の撮像装置1を用いることによっても同様の効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 撮像装置、10,10A,10B,10C 画素アレイ、11 垂直走査回路、12 水平走査回路、105,130 ジャンパ配線、200 デジタルスチルカメラ、201 撮像レンズ、202 信号処理回路、AMI 増幅トランジスタ、FD フローティングディフュージョン、FDP フローティングディフュージョン対、FDL 金属配線、GND 接地配線、PD フォトダイオード、PDA フォトダイオードアレイ、PDG フォトダイオード群、PU 画素ユニット、PWELL P型ウェル、RST リセットトランジスタ、SEL 選択トランジスタ、TRA トランジスタ領域、TX 転送トランジスタ、VDD 電源配線。

Claims (11)

  1. 行列状に設けられた複数の光電変換素子からなる光電変換素子アレイと、
    前記光電変換素子アレイを構成する複数の光電変換素子にそれぞれ対応し、各々が、対応の光電変換素子に対して列方向の第1の側に隣接して設けられ、対応の光電変換素子で発生した電荷を蓄積する複数の電荷蓄積部と、
    各々が、互いに対応する光電変換素子と電荷蓄積部との間を接続し、前記光電変換素子アレイの各光電変換素子で発生した電荷を対応の電荷蓄積部へ転送する複数の転送トランジスタとを備え、
    前記光電変換素子アレイの各行の2個の光電変換素子ごとに、対応の電荷蓄積部が電荷蓄積部対を構成し、
    各電荷蓄積部対を構成する2個の電荷蓄積部間の間隔は、行方向に隣り合った光電変換素子に対応し、かつ、電荷蓄積部対を構成しない2個の電荷蓄積部間の間隔よりも狭く、
    各電荷蓄積部対を構成する2個の電荷蓄積部とそれぞれ接続された2個の転送トランジスタのゲート電極は、互いに一体形成される、撮像装置。
  2. 前記光電変換素子アレイの隣接する行同士では、1列ずれた2個の光電変換素子ごとに、対応の電荷蓄積部が前記電荷蓄積部対を構成する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光電変換素子アレイを構成する複数の光電変換素子のうちの任意の1つである第1の光電変換素子およびそれに対応する電荷蓄積部の全体の形状は、前記第1の光電変換素子と斜め方向に隣接する光電変換素子およびそれに対応する電荷蓄積部の全体の形状に対して並進対称の関係にあり、前記第1の光電変換素子と前記行方向に隣接する光電変換素子およびそれに対応する電荷蓄積部の全体の形状と線対称の関係にある、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記光電変換素子アレイの各列の光電変換素子は、前記列方向に連続する4個の光電変換素子ごとに光電変換素子群を構成し、
    前記撮像装置は、さらに、
    各光電変換素子群と個別に対応し、各々が、対応の光電変換素子群に設けられた4個の電荷蓄積部と接続され、接続された4個の電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた電圧信号を出力する複数の増幅トランジスタと、
    各光電変換素子群と個別に対応し、各々が、対応の光電変換素子群に設けられた4個の電荷蓄積部と接続され、接続された4個の電荷蓄積部に蓄積された電荷を排出する複数のリセットトランジスタと、
    各光電変換素子群と個別に対応し、各々が、対応の光電変換素子群に設けられた増幅トランジスタと接続され、対応の光電変換素子群を選択するための複数の選択トランジスタとを備える、請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の増幅トランジスタ、リセットトランジスタ、および選択トランジスタは、複数のトランジスタ領域に1または2個ずつ設けられ、
    前記複数のトランジスタ領域の各々は、前記行方向に隣り合った光電変換素子に対応し、かつ、前記電荷蓄積部対を構成しない2個の電荷蓄積部の間の領域である、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 同一の光電変換素子群に対応する増幅トランジスタおよび選択トランジスタは、各々のゲート長方向が前記行方向と略一致し、かつ、不純物領域が共有化されて直列接続された状態で、同一のトランジスタ領域に設けられる、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記複数のリセットトランジスタの各々が配置されたトランジスタ領域には、1個のリセットトランジスタのみが設けられる、請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記複数のリセットトランジスタは、2個ずつ組になり、
    各組のリセットトランジスタは、各々のゲート長方向が前記行方向と略一致し、かつ、不純物領域が共有化されて直列接続された状態で、同一のトランジスタ領域に設けられる、請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記複数の増幅トランジスタおよび選択トランジスタは、前記光電変換素子アレイの奇数行または偶数行のいずれか一方の光電変換素子に対して前記列方向の前記第1の側に隣接した位置にあるトランジスタ領域のみに設けられる、請求項6〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置は、さらに、前記光電変換素子アレイの列とそれぞれ対応し、対応の列の順で並び、各々が前記列方向に延在する複数の信号線を含み、
    前記複数の信号線の各々は、対応する列の光電変換素子で構成された光電変換素子群に対応した選択トランジスタと接続され、
    前記複数の信号線は、前記光電変換素子アレイの2列ごとに信号線対を構成し、
    前記信号線対を構成する第1および第2の信号線は、第1および第2の列にそれぞれ対応し、
    前記第1の信号線は、前記第1の列を構成する各光電変換素子の前記第2の列側のエッジ付近を通過する位置に設けられ、
    前記第2の信号線は、前記第2の列を構成する各光電変換素子の前記第1の列側のエッジ付近を通過する位置に設けられ、
    前記第1の列の光電変換素子群に対応する選択トランジスタと前記第1の信号線とは、前記第2の信号線が形成された金属配線層と異なる金属配線層に形成された配線によって、前記第2の信号線と交差して接続され、
    前記第2の列の光電変換素子群に対応する選択トランジスタと前記第2の信号線とは、前記第1の信号線が形成された金属配線層と異なる金属配線層に形成された配線によって、前記第1の信号線と交差して接続される、請求項5〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像装置は、半導体基板上に形成されたP型ウェル上に形成され、
    前記撮像装置は、さらに、
    前記行方向に隣り合う光電変換素子の間で前記P型ウェルと接続され、前記行方向に隣り合う光電変換素子の間を前記列方向に延在する複数の第1のグランド配線と、
    前記複数の第1のグランド配線の少なくとも一部と接続され、前記列方向に隣り合う光電変換素子の間を前記行方向に延在する複数の第2のグランド配線とを備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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