JP2010212186A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源装置5を構成するハウジング6は、主反射鏡52の光射出前方側に設けられ、発光管51を囲む筒体72と、筒体72外面に設けられ、筒体72の周方向に空気を流通させるダクト部材とを備える。筒体72には、筒体72を上方側から見た場合に、中心軸Axが面内に含まれる上面部72Aを備え、上面部72Aには、ダクト部材を介した空気を導入するための上側導入口721が形成されている。上側導入口721は、筒体72を上方側から見た場合に、上側導入口721の中心位置Oが発光管の中心軸Axに対してダクト部材における空気の流路の上流側にずれた位置に形成されている。
【選択図】図6
Description
具体的に、光源装置は、内部に放電空間を有する略球状の発光部と、発光部の両端から互いに離間する方向に延出する一対の封止部とを有する発光管を備える。このような発光管の点灯時には、発光部における上部が最も高い温度となり、下部が最も低い温度となる。このような発光部上部の高温状態が継続すると失透が生じやすくなる一方で、上部と下部との温度差が大きくなると黒化が生じやすくなり、発光管が劣化しやすくなる。このため、発光部上部を効率よく冷却する必要がある。
特許文献1に記載の光源装置では、発光管及び主反射鏡(リフレクター)を収納するハウジング(光源ランプ筐体)において、鉛直軸に沿う上方側から見た場合に発光管の中心軸に合致する位置には、空気を内部に導入するための流通口が形成されている。また、ハウジングには、発光管の中心軸を中心とする回転方向に沿って空気を流通させながら、流通口まで導く冷却用通気路が設けられている。
すなわち、特許文献1に記載の光源装置では、冷却用通気路に沿って流通口まで空気を流通させ、流通口を介してハウジング内部に空気を導入させることで、発光部上部に空気を送風させている。
すなわち、冷却用通気路の流路が長くなるため、空気が冷却用通気路を流通する際の抵抗が大きくなり、流通口を介して発光部に送風する際の空気の流速や流量を十分に確保できない。このため、空気を発光部上部に効果的に送風することができず、発光管の長寿命化が図れない、という問題がある。
上側導入口を介して筒体に導入された空気は、流速が高いため、上側導入口まで流通してきた方向に沿って流れやすいものである。
ここで、ダクト部材は、筒体の周方向に沿って空気を流通させる。このため、上側導入口を介して筒体に導入された空気は、上方側から見た場合に、発光管の中心軸に交差する方向(上側導入口まで流通してきた方向(ダクト部材の流路方向)に進むこととなる。すなわち、上述したように上方側から見た場合に中心位置が発光管の中心軸と合致するように上側導入口を形成した場合には、上側導入口を介して筒体に導入された空気は、発光部からずれた位置に向けて進むこととなり、発光部上部を効果的に冷却できない。
以上のことから、上側導入口を介して筒体に導入された流速が高く、かつ流量の多い空気を、スポット的に発光部上部に送風でき、発光部上部を効果的に冷却できる。したがって、発光管の長寿命化が図れる。
ところで、例えば、ダクト部材に傾斜面を形成せず、ダクト部材の流路を縦断面略矩形形状を有するように構成した場合には、ダクト部材の流路において、縦断面略矩形形状の角隅部分で乱流が生じやすいものである。そして、前記乱流の影響により、上側導入口を介して筒体に導入された空気の流速や流量が低下してしまう恐れがある。
本発明では、ダクト部材は、傾斜面を有し、流路が縦断面略三角形状を有するように構成されている。このことにより、ダクト部材の流路において乱流が生じることがなく、上側導入口を介して筒体に導入された空気の流速や流量の低下を回避できる。
本発明では、傾斜面は、傾斜方向が上述した方向となるように形成されている。このことにより、上側導入口を介して筒体に導入された空気は、傾斜面にて整流されることで、発光管の中心軸及び鉛直軸に直交する方向から見た場合に、発光部上部よりも主反射鏡側にずれた位置に向けて進むこととなる。そして、主反射鏡側にずれた位置に向けて進んだ空気は、主反射鏡における断面略凹状内面の近傍の空気による抵抗を受け、発光管の中心軸側に折れ曲がりながら流通し、発光部上部に送風される。すなわち、発光部上部に対して上方側から空気を送風することができ、発光部上部をより効果的に冷却できる。
ところで、光源装置が搭載されるプロジェクターは、例えば、机等の設置面に載置される正置き姿勢と、正置き姿勢とは上下が逆になるように天井等に固定される天吊り姿勢とで利用されることがある。
本発明では、筒体の下面部にも下側導入口が形成されているとともに、ダクト部材が上側ダクト部及び下側ダクト部を備える。このことにより、例えば、プロジェクターが正置き姿勢で設置された場合に、上側ダクト部を介して空気を流通させ、上側導入口を介して筒体に導入させれば、上述したように、発光部上部を効果的に冷却できる。一方、プロジェクターが天吊り姿勢で設置された場合には、下側ダクト部を介して空気を流通させ、下側導入口を介して筒体に導入させれば、上記同様に、発光部上部(正置き姿勢での下部)を効果的に冷却できる。
したがって、プロジェクターが正置き姿勢または天吊り姿勢で設置された場合であっても、発光部上部を効果的に冷却でき、発光管の長寿命化が図れる。
本発明では、プロジェクターは、上述した光源装置を備えるので、上述した光源装置と同様の作用及び効果を享受できる。
〔プロジェクターの構成〕
図1は、本実施形態におけるプロジェクター1の概略構成を示す図である。
プロジェクター1は、画像情報に応じた画像を形成してスクリーン(図示略)上に投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、外装筐体2内部に配設される光学ユニット3と、冷却ファン4とで大略構成されている。
光学ユニット3は、制御装置(図示略)による制御の下、画像情報(画像信号)に応じて画像を形成して投射する。
この光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置5と、レンズアレイ311,312、偏光変換素子313、及び重畳レンズ314を有する照明光学装置31と、ダイクロイックミラー321,322、及び反射ミラー323を有する色分離光学装置32と、入射側レンズ331、リレーレンズ333、及び反射ミラー332,334を有するリレー光学装置33と、光変調装置としての3つの液晶パネル341、3つの入射側偏光板342、3つの射出側偏光板343、及び色合成光学装置としてのダイクロイックプリズム344を有する光学装置34と、光学装置34にて形成された画像を投射する投射光学装置としての投射レンズ35と、内部に設定された照明光軸A上の所定位置に各光学部品31〜34を収納する光学部品用筐体36とを備える。
そして、光学ユニット3では、上述した構成により、光源装置5から射出され照明光学装置31を介した光束は、色分離光学装置32にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各液晶パネル341にて画像情報に応じてそれぞれ変調される。変調された各色光は、プリズム344にて合成されて画像となり、投射レンズ35にてスクリーンに投射される。
なお、光学部品31〜35については、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、具体的な説明を省略し、以下では、光源装置5の構成のみを説明する。
図2は、光源装置本体5Aを示す断面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、光源装置5の光出射側を「前方側」とし、光出射側の反対側を「後方側」と記載する。また、以下に記載する「左」及び「右」は、前方側から見た「左」及び「右」をそれぞれ意味するものとする。
光源装置5は、図1または図2に示すように、発光管51と、主反射鏡52と、副反射鏡53とを有する光源装置本体5Aと、平行化レンズ54(図1)とを備えるほか、これらを内部に収納するハウジング6(図1)とを備える。
発光管51は、図2に示すように、略球状に膨出する発光部511と、発光部511を挟み、発光部511の両端から互いに離間する方向に延出する一対の封止部512,513とを有する。
なお、以下では、説明の便宜上、一対の封止部512,513のうち、前方側の封止部512を前側封止部512と記載し、後方側の封止部513を後側封止部513と記載する。
各封止部512,513内部には、電極E1,E2とそれぞれ電気的に接続されたモリブデン製の金属箔5121,5131が挿入され、各封止部512,513における発光部511とは反対側の端部は、ガラス材料等で封止されている。
これら各金属箔5121,5131には、発光管51の外部まで延出する電極引出線514,515がそれぞれ接続され、これら電極引出線514,515に対して、電圧を印加すると、発光部511内部が発光する。
なお、前側封止部512に設けられた電極引出線514には、該電極引出線514に電圧を印加するために、光源装置5外部に配設されるコネクターCn(図3参照)に接続するリード線516の一端が溶着されている。
そして、発光管51は、発光部511の発光中心が主反射鏡52の焦点位置に位置するように、後側封止部513が接着剤Bにより主反射鏡52に固定される。
この状態では、発光管51は、図2に示すように、断面略凹状に拡がる主反射鏡52の内部に位置するとともに、前側封止部512が主反射鏡52の前方側の端部よりも前方側に突出した状態となる。
副反射鏡53は、発光部511における前側封止部512側の略半分を覆うように発光管51に固定され、発光部511から前側封止部512側に射出された光束を主反射鏡52側に反射する。
具体的に、図3は、光源装置5の前方側を右側から見た斜視図である。図4は、光源装置5の前方側を左側から見た斜視図である。
また、図3及び図4では、プロジェクター1が正置き姿勢で設置された場合での光源装置5の姿勢状態を示している。すなわち、図3及び図4における上方側がプロジェクター1の天面側に相当し、下方側がプロジェクター1の底面側に相当する。以下の図も同様である。
ハウジング6は、光源装置本体5A及び平行化レンズ54を支持し、これら各光学部品5A,54を一体化する。このハウジング6は、図3または図4に示すように、筒状部材7と、ダクト部材8と、遮蔽部材9とを備える。
遮蔽部材9は、図3または図4に示すように、筒状部材7の後方側に取り付けられ、主反射鏡52の後方側を覆う部材である。
より具体的に、筒状部材7は、図3または図4に示すように、後方側に位置する第1筒状部71と、前方側に位置し第1筒状部71よりも外形の小さい筒体としての第2筒状部72とが段差部73を介して一体的に形成されている。
また、平行化レンズ54は、第2筒状部72の前方側の端部に当接した状態で、板バネSp(図3、図4)にて第2筒状部72に向けて付勢されることで筒状部材7に固定される。
上述したように筒状部材7に光源装置本体5A及び平行化レンズ54が固定されることで、第2筒状部72における後方側の開口部分が光源装置本体5Aにて閉塞され、前方側の開口部分が平行化レンズ54にて閉塞され、第2筒状部72、光源装置本体5A及び平行化レンズ54にて囲まれた空間Ar(図9参照)が形成される。
また、第1筒状部71において、右側の端面には、図3に示すように、下方側を向くように第1コネクターCnが設けられている。すなわち、光源装置5が外装筐体2内部に装着されると、第1コネクターCnが外装筐体2内部に設けられた第2コネクター(図示略)に接続し、各コネクターCnを介して発光管51に電力が供給可能な状態(発光管51が点灯可能な状態)となる。
第2筒状部72において、上方側の上面部72Aは、図5または図6に示すように、鉛直軸に沿う上方側から見た場合に、面内に中心軸Ax(図6)が含まれる平坦状に形成され、前方側に向うにしたがって中心軸Axに近接するように傾斜している(図9参照)。
この上側導入口721は、左右方向に延びる平面視矩形状に形成され、後方側の縁部が上面部72Aと段差部73との境界位置に位置する。
また、上側導入口721は、図6に示すように、鉛直軸に沿う上方側から見た場合に、その中心位置Oが中心軸Axに対して右側にずれ、左側の縁部が中心軸Axに略一致するように形成されている。
また、上面部72Aにおいて、上側導入口721に対して左側には、ダクト部材8の一端を封止する封止壁722が立設されている。
なお、具体的な説明は省略するが、第2筒状部72において、下方側の下面部72B(図9参照)は、上面部72Aと同様の形状を有し、上面部72Aの上側導入口721及び封止壁722と同様の下側導入口723(図9参照)及び封止壁724(図5、図7)を有する。
さらに、右側面部72Cにおいて、一対の取付部725の間には、空間Arに空気を導入するための第2の導入口726が形成されている。
この第2の導入口726は、上下方向に延びる平面視矩形状に形成され、左側から見て、前側封止部512の先端部分に位置付けられる(図9参照)。
また、右側面部72Cにおいて、第2の導入口726の後方側には、図5に示すように、ダクト部材8を構成する後述する風向調整板82を軸支する軸支孔727が形成されている。
さらに、右側面部72Cにおいて、軸支孔727と第2の導入口726の間には、図5に示すように、右側に突出し、風向調整板82の回動を規制する回動規制部728が上下に並設されている。
なお、図5では、一対の回動規制部728のうち、下方側の回動規制部728のみを図示している。
この排出口729は、平面視矩形形状を有し、左側面部72Dの上下方向の略中心位置に位置し、第2の導入口726と対向するように形成されている。
ダクト部材8は、第2筒状部72の外面に取り付けられ、冷却ファン4から吐出された空気を上側導入口721または下側導入口723と、第2の導入口726に導く。
このダクト部材8は、図3または図8に示すように、第2筒状部72の上面部72A、右側面部72C、及び下面部72Bに沿って略U字状に延びる筒体で構成され、U字状の内側部分が開口している。
また、ダクト部材8において、前方側の端部には、図3または図8に示すように、前方側に延びる筒状の空気導入部81が設けられている。
この空気導入部81は、冷却ファン4の吐出口41(図1)と接続し、冷却ファン4から吐出された空気をダクト部材8内部に導入する部分である。
すなわち、空気導入部81を介して導入された空気は、ダクト部材8と第2筒状部72外面の間の空間(以下、ダクト部材8内部)を流通し、第2の導入口726に導かれるとともに、第2筒状部72の周方向(中心軸Axを中心とする周方向)に沿って上側導入口721または下側導入口723に導かれる。
なお、以下では、ダクト部材8において、上方側に位置し空気導入部81を介して導入された空気を上側導入口721に導く部分を上側ダクト部8Aとし、下方側に位置し空気導入部81を介して導入された空気を下側導入口723に導く部分を下側ダクト部8Bとする。
この風向調整板82は、図8に示すように、矩形板体状に形成され、ダクト部材8が第2筒状部72に取り付けられた状態で、ダクト部材8の右側の側壁、及び、第2筒状部72の軸支孔727に回動可能に軸支される。
より具体的に、風向調整板82は、プロジェクター1が正置き姿勢で設置された場合には、図8に示すように、自重により先端部分が一対の回動規制部728のうち下方側の回動規制部728に当接するまで回動する。すなわち、風向調整板82は、プロジェクター1が正置き姿勢で設置された場合には、図8に示すように、下側ダクト部8Bの流路を閉塞し、空気導入部81を介して導入された空気を上側ダクト部8Aに流通させる。
一方、風向調整板82は、プロジェクター1の天面が下方側に向き底面が上方側に向くように天吊り姿勢で設置された場合には、具体的な図示は省略したが、自重により先端部分が上方側の回動規制部に当接するまで回動する。すなわち、風向調整板82は、プロジェクター1が天吊り姿勢で設置された場合には、上側ダクト部8Aの流路を閉塞し、空気導入部81を介して導入された空気を下側ダクト部8Bに流通させる。
また、ダクト部材8において、上側導入口721に対向する側壁には、図8または図9に示すように、後方側に向うにしたがって中心軸Axに近接するように傾斜した上側傾斜面83が形成されている。
より具体的に、上側傾斜面83は、図9に示すように、左側から見た場合に、発光部511上部の頂点位置P1及び上側導入口721の中心位置Oを結ぶ直線L1と中心軸Axとが成す角度θ1に対して、傾斜方向R及び中心軸Axの成す角度θ2が小さくなるように形成されている。
なお、ダクト部材8において、下側導入口723に対向する側壁には、具体的な説明は省略するが、図8または図9に示すように、上側傾斜面83と同様の下側傾斜面84が形成されている。
次に、冷却ファン4から吐出され発光管51が冷却される際の空気の流路を説明する。
なお、以下では、プロジェクター1は、正置き姿勢で設置されているものとする。
冷却ファン4から吐出された空気は、図3の矢印R1に示すように、空気導入部81を介してダクト部材8内部に導入される。
ダクト部材8内部に導入された空気の一部は、図5の矢印R2に示すように、第2の導入口726を介して空間Arに導入される。そして、第2の導入口726を介して空間Arに導入された空気は、前側封止部512の先端部分に送風され、前側封止部512の先端部分が冷却される。すなわち、前側封止部512の先端部分を冷却することで、前側封止部512内部の金属箔5121と電極引出線514、及び電極引出線514とリード線516の溶着(接続)状態を良好に維持している。
そして、前側封止部512の先端部分を冷却した後の空気は、排出口729を介して第2筒状部72外部に排出される。
上側導入口721を介して空間Arに導入された空気は、上側傾斜面83にて整流されることで、図6または図9の矢印R4に示すように、発光部511上部の頂点位置P1に向けて送風され、発光部511上部が冷却される。
より具体的に、上側導入口721を介して空間Arに導入された空気は、図9の矢印R4に示すように、発光部511上部よりも主反射鏡52側にずれた位置に向けて進み、主反射鏡52における断面略凹状内面の近傍の空気による抵抗を受け、中心軸Ax側に折れ曲がりながら流通し、発光部511上部の頂点位置P1に向けて送風される。
そして、発光部511上部を冷却した後の空気は、前側封止部512の先端部分を冷却した後の空気とともに、排出口729を介して第2筒状部72外部に排出される。
本実施形態では、ハウジング6を構成する上側ダクト部8Aは、第2筒状部72の周方向に空気を流通させながら上側導入口721に導く。ここで、上側導入口721は、上方側から見た場合に中心位置Oが中心軸Axに対して上側ダクト部8Aの流路の上流側にずれた位置に形成されている。このことにより、上側ダクト部8Aの流路を短くすることができる。すなわち、空気が上側ダクト部8Aを流通する際の抵抗を小さくでき、上側導入口721を介して発光部511に送風する際の空気の流速や流量を十分に確保できる。
以上のことから、上側導入口721を介して空間Arに導入された流速が高く、かつ流量の多い空気を、スポット的に発光部511上部(頂点位置P1)に送風でき、発光部511上部を効果的に冷却できる。したがって、発光管51の長寿命化が図れる。
したがって、プロジェクター1が正置き姿勢または天吊り姿勢で設置された場合であっても、発光部511上部を効果的に冷却でき、発光管51の長寿命化が図れる。
前記実施形態において、プロジェクター1は、3つの液晶パネル341を備える構成としたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
前記実施形態において、光変調装置としては、透過型の液晶パネルの他、反射型の液晶パネルを採用しても構わない。また、光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用しても構わない。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束出射側の偏光板342,343は省略できる。
前記実施形態では、フロント投射型のプロジェクターの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを備え、該スクリーンの裏面側から投射を行うリアタイプのプロジェクターにも適用可能である。
Claims (5)
- 内部に一対の電極が配置される発光部を有する発光管と、前記発光部から射出された光束を反射する主反射鏡と、前記発光管及び前記主反射鏡を内部に収納するハウジングとを備えた光源装置であって、
前記ハウジングは、
前記主反射鏡の光射出前方側に設けられ、前記発光管を囲む筒体と、
前記筒体外面に設けられ、前記筒体の周方向に空気を流通させるダクト部材とを備え、
前記筒体の上面部には、
前記ダクト部材を介した空気を前記筒体に導入するための上側導入口が形成され、
前記上側導入口は、
前記筒体を上方側から見た場合に、前記上側導入口の中心位置が前記発光管の中心軸に対して前記ダクト部材における空気の流路の上流側にずれた位置に形成されている
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
前記ダクト部材には、
前記筒体に近接するにしたがって前記主反射鏡の光射出後方側に向けて傾斜し、傾斜方向に沿って整流しながら前記上側導入口を介して空気を導入させる傾斜面が形成されている
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項2に記載の光源装置において、
前記傾斜面は、
前記中心軸及び鉛直軸に直交する方向から見た場合に、前記上側導入口の中心位置、及び前記発光部の上方側の頂点位置を結ぶ直線と前記中心軸との成す角度に対して、前記傾斜面の傾斜方向と前記中心軸との成す角度が小さくなるように形成されている
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光源装置において、
前記筒体の下面部には、
前記上側導入口に対向する位置に下側導入口が形成され、
前記ダクト部材は、
前記上側導入口に向けて空気を導く上側ダクト部と、
前記下側導入口に向けて空気を導く下側ダクト部とを備える
ことを特徴とする光源装置。 - 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターであって、
前記光源装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の光源装置である
ことを特徴とするプロジェクター。
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