JP2010211845A - 複合光学素子および複合光学素子を備えた光ピックアップ - Google Patents

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Tomoaki Shimazaki
智章 嶋崎
Yasusuke Kashiwa
保介 柏
Atsushi Murata
淳 村田
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Abstract

【課題】形状が異なる複数の光学素子が接合された複合光学素子において、重心バランスを容易に維持できる複合光学素子を提供するとともに、これにより部品点数が少なくなる光ピックアップを提供する。
【解決手段】第1光束を集光する第1光学有効部と、前記第1光学有効部の外周に設けられた第1外周部と、を有する第1光学素子と、第2光束を集光する第2光学有効部と、前記第2光学有効部の外周に設けられ前記第1外周部に接続された第2外周部と、を有し、前記第2光学有効部と前記第2外周部とを合わせた重量が、前記第1光学素子の重量よりも軽い、第2光学素子と、を備え、前記第2光学素子は、前記第2外周部に設けられ、所定の重量を有する重量調整部をさらに備えた構成を有する。また、光ピックアップは、上述の複合光学素子と、前記複合光学素子を保持する保持部材と、を備えた構成を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複合光学素子および複合光学素子を備えた光ピックアップに関するものである。
昨今、光ディスク系記録再生媒体として、CDやDVDが一般に広く普及し、更により高密度な光ディスク系記録再生媒体として、Blu−ray Disc(以下、単にBDと称する。)等が普及しつつある。そして、これら複数の媒体に対して情報の記録再生を行うことのできる光ピックアップがあり、この装置にはそれぞれの媒体に適応した複数の種類の対物レンズが複合化した複合光学素子が内蔵されている。
例えば特許文献1は、複数の対物レンズがモールド成形により一体成形された複合光学素子を開示している。
また、特許文献2は、複数の対物レンズが設置された光ピックアップにおいて、異なる重量の対物レンズを設置した場合のバランスを良好にする為、対物レンズ保持機構にバランサーを設けた光ピックアップを開示している。
また、特許文献3は、複数の対物レンズを1つのレンズホルダに設置する方法を開示している。
特開2005−293686号公報 特開平10−27364号公報 特開2004−95178号公報
光ピックアップにおいて、複数の対物レンズが複合化された複合光学素子は、入射するレーザ光の焦点位置を調整するため、アクチュエータ機構によってフォーカシング方向とトラッキング方向とに駆動される。
しかし、対物レンズの形状は、光ディスクの種類に応じて異なってくる。したがって、複合光学素子を形成するそれぞれの対物レンズの形状が異なる場合は、それぞれの対物レンズの重量も異なる。そのため、複合光学素子が搭載された光ピックアップにおいて、複合光学素子を駆動する場合、それぞれの対物レンズの重量を考慮しなければならない。しかし、特許文献1は、異なる形状の対物レンズからなる複合光学素子については何ら開示していない。
特許文献2が開示する光ピックアップでは、対物レンズ保持機構にバランサーが設けられているため、対物レンズ保持機構自体の形状が大きくなり、光ピックアップの小型化の妨げになっている。
特許文献3が開示する複合光学素子は、使用する対物レンズが独立している為、二つの対物レンズを連結するための基板が必要となり、小型化の妨げになっている。
本発明の目的は、形状が異なる複数の光学素子が接合された複合光学素子において、重心バランスを容易に維持できる複合光学素子を提供することである。また、本発明の目的は、重心バランスを容易に維持できる複合光学素子を備えることで部品点数が少なくなる光ピックアップを提供することである。
前記課題を解決するため、本発明に係る複合光学素子は、第1光束を集光する第1光学有効部と、前記第1光学有効部の外周に設けられた第1外周部と、を有する第1光学素子と、第2光束を集光する第2光学有効部と、前記第2光学有効部の外周に設けられ前記第1外周部に接続された第2外周部と、を有し、前記第2光学有効部と前記第2外周部とを合わせた重量が、前記第1光学素子の重量よりも軽い、第2光学素子と、を備え、前記第2光学素子は、前記第2外周部に設けられ、所定の重量を有する重量調整部をさらに備えた構成を有する。
また、本発明にかかる光ピックアップは、上述の複合光学素子と、前記複合光学素子を保持する保持部材と、を備えた構成を有する。
本発明によれば、形状が異なる複数の光学素子が接合された複合光学素子において、重量バランスを容易に維持できる複合光学素子を提供することができる。
また、本発明に係る複合光学素子を備えた光ピックアップは、少ない部品点数で容易に複合光学素子のバランスを保つことができ、部品点数を減らすことができるため、光ピックアップの小型軽量化を実現できる。
本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において同様の動作を行う構成要素に同じ符号を付し、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る複合光学素子10について説明する。
図1(a)は、実施の形態1に係る複合光学素子10の概略断面図であり、図1(b)は、実施の形態1に係る複合光学素子10を光軸方向から見たときの概略図である。
図1に示すように、複合光学素子10は、第1光学素子11と第2光学素子12とを備える。さらに、第2光学素子12は、重量調整部15を備える。
第1光学素子11は、第1光束17および第2光束18を第1光軸26上に集光する光学機能を有する。また、第2光学素子12は、第3光束19を第2光軸27上に集光する光学機能を有する。
第1光学素子11と第2光学素子12とは、第1光学素子11の第1光軸26と第2光学素子12の第2光軸27とが略平行となるよう配置される。
第1光学素子11は、第1光束17および第2光束18を集光する第1光学有効部20と、第1光学有効部の外周部分に設けられた第1外周部22とを備える。
また、第2光学素子12は、第3光束19を集光する第2光学有効部21と、第2光学有効部の外周部分に設けられた第2外周部23とを備える。第2外周部23が第1外周部22に接続されることで、複合光学素子10が形成される。
第1光学素子11および第2光学素子12の形状や大きさは、求められる光学設計に応じて適宜設定される。
本実施の形態では、第1光学素子11は、DVD/CD用に光学設計されたものであり、DVD/CD用の光学素子として用いられる。また、第2光学素子12は、BD用に光学設計されたものであり、BD用の光学素子として用いられる。
図1に示す光束17は第1光束の一例であり、光束18は第2光束の一例であり、光束19は、第3光束の一例である。光束17および光束18は、第1レーザ素子(図示せず)から出射されたレーザ光であり、CDに対応した波長770〜830nmのレーザ光およびDVDに対応した波長650〜660nmのレーザ光である。光束19は、第2レーザ素子(図示せず)から出射されたレーザ光であり、BDに対応した波長400〜410nmのレーザ光である。
重量調整部15は、第2光学素子12の第2外周部23から突出するよう設けられている。具体的には、重量調整部15は、第2外周部23から第2光軸27に対して垂直な方向に突出した形状を有する。さらに、重量調整部15は、第2光軸27方向にも突出した形状を有する。
重量調整部15は、光軸方向から見たとき、第3光束19に重ならない位置にあるため、第2光学素子12の光学機能を損なうことはない。
重量調整部15の重量は、第1光学素子11および第2光学素子12の重量に応じて適宜設定される。
本実施の形態では、第1光学素子11の材料である第1ガラス材料13と、第2光学素子12の材料である第2ガラス材料14は共に、住田光学ガラス製のPSK200(ガラス転移点386℃、屈伏点412℃)を用いた。
光学素子の種類に応じて、光学素子の所望の重量は各々異なるが、本実施の形態では、第1ガラス材料13および第2ガラス材料14の重量は、第1光学素子11を成形するのに最適な重量に設定されているので、第1光学素子11の重量と第2光学素子12の重量とは、略同一の重量を有する。
第1光学素子11の重量と第2光学素子12の重量とが略同一の重量を有するので、第2光学素子12における第2光学有効部21と第2外周部23とを合わせた重量は、第1光学素子11の重量よりも軽い。そして、重量調整部15の重量は、第1光学素子11の重量から第2光学素子12の重量を差し引いた重量と略同一の重量となっている。
ここで、「略同一の重量」とは、厳密に同じ重量という意味ではなく、重量計測誤差により数値が多少異なるものも含んでいる。
以下、図2、図3を参照しながら、本実施の形態に係る複合光学素子10の製造方法について説明する。
図2(a)は、複合光学素子10を成形するための準備段階を示す概略断面図である。また、図2(b)は、複合光学素子10の成形が完了した段階を示す概略断面図である。また、図3は、複合光学素子用胴型を金型の押圧方向から見たときの概略図である。
複合光学素子用金型30は、第1光学素子用金型40、第2光学素子用金型50、複合光学素子用胴型31を備える。
第1光学素子用金型40は、第1光学素子用上型41、第1光学素子用下型42、第1光学素子用胴型43を備える。第2光学素子用金型50は、第2光学素子用上型51、第2光学素子用下型52、第2光学素子用胴型53を備える。第1光学素子用胴型43と第2光学素子用胴型53とは、図3に示すように複合光学素子用胴型31として一体形成されている。第2光学素子用胴型53は、重量調整部15を成形するための切り欠き部54を有している。切り欠き部54は、第2光学素子用胴型53の内側の面に凹状に形成されている。
第1光学素子用金型40と第2光学素子用金型50は、押圧方向に対して垂直な方向に並べて配置されている。第1光学素子用胴型43は、第1光学素子用金型40と第2光学素子用金型50との外周部を取り囲む形状となっている。
第1光学素子用金型40と第2光学素子用金型50と複合光学素子用胴型31とは、タングステンカーバイト(WC)を主成分とした超硬材料で形成されており、表面が白金(Pt)系の合金保護膜により被覆されている。
まず、第1光学素子用上型41と第1光学素子用下型42との間にガラス材料13を挿入し、第2光学素子用上型51と第2光学素子用下型52との間に、ガラス材料14を挿入する。
第1光学素子用金型40と第2光学素子用金型50とは、それぞれ成形するレンズの形状や大きさが異なるため、レンズ成形の準備段階では、図2のように高さが異なっている。
次に、ガラス材料13および14が挿入された複合光学素子用金型30を成形装置(図省略)に投入する。成形装置に投入された複合光学素子用金型30は、予備加熱工程、プレス工程、冷却工程を、順次アーム等で順送りされる。
複合光学素子用金型30は、冷却工程終了後に冷却板で更に冷却され、金型温度が200℃以下になったところで取り出される。本実施の形態では、プレス工程の成形温度は、430℃に設定されている。
レンズ成形の準備段階では、第1光学素子用金型40と第2光学素子用金型50との高さは異なっていたが、予備加熱工程、プレス工程を経て、プレス工程の最終段階では、両金型共に同じ高さとなる。
最終段階で両金型の高さが同じになるよう設定してあるので、まず第2光学素子用金型50がプレス機(図示せず)によりプレスされる。そして、第2光学素子用上型51の高さと第1光学素子用上型41の高さが同じ高さになったとき、上記プレス機で、第1光学素子用上型41と第2光学素子用上型51との両方をプレスすることができる。そのため、両金型のそれぞれを別のプレス機でプレスする必要がないので、製造プロセスが簡略化でき効率良く複合光学素子を製造することができる。
また、第2光学素子12の余剰重量分は、重量調整部15として第2光学素子用胴型53に設けられた3箇所の切り欠き部54に転写される。
更に、プレス工程において加熱されたガラス材料13、14が変形し、複合光学素子用金型30の中央部分で接触することで連結し、複合光学素子10が形成される。
この様な工程を経ることで、図1に示されるような形状の複合光学素子10が得られる。
本実施の形態で得られた複合光学素子10は、第1光学素子11の重量と、重量調整部15を有する第2光学素子12の重量とが、略同一重量となり、最適なバランス状態で光ピックアップ等に搭載することができる。
また、複合光学素子10を光ピックアップ等に搭載する場合、2つの光学素子が一体化されていることから、各々の光学素子での光学調整が不要となる。
更には、2つの光学素子を連結するための基板も不要となるため、光学素子自体の小型化も実現できる。また、2つの光学素子を成形する際の硝材が同じ重量で使用可能となることから、それぞれの光学素子に応じた大きさや重量に合わせて硝材を用意する手間やコストが省けるため、低コスト化も可能となる。
また、第2光学素子12に設けられた重量調整部分15は、複合光学素子10を光ピックアップに搭載する際の位置決めとしても有効である。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る複合光学素子について説明する。
図4は、実施の形態2に係る複合光学素子60の概略断面図である。また、図5(a)は、複合光学素子60を成形するための準備段階を示す概略断面図であり、図5(b)は、複合光学素子10の成形が完了した段階を示す概略断面図である。
実施の形態2に係る複合光学素子60が実施の形態1に係る複合光学素子10と異なる点は、第1光学素子61と第2光学素子62とがそれぞれ異なるガラス材料で形成されている点である。
実施の形態2に係る複合光学素子60は、図4に示すように、第1光学素子61と第2光学素子62とを備える。そして、第2光学素子62は、さらに重量調整部65を備える。
複合光学素子60の光学機能や、形状、重量等は実施の形態1に係る複合光学素子10と同じであるため、ここでの説明を省略する。
実施の形態2では、第1光学素子用のガラス材料63として住田光学ガラス製のPSK200(硝子転移点386度、屈伏点412度)を用い、また、第2光学素子のガラス材料64として、住田光学ガラス製のVC79(硝子転移点516度、屈伏点553度)を用いた。
実施の形態2では、第1ガラス材料63の硝子転移点(386度)は、第2ガラス材料64の硝子転移点(516度)よりも低い。そのため、図5(a)に示すように、ガラス転移点が高い第2光学素子62を先に成形する。このときのプレス工程の金型温度は、570度とした。そして冷却工程を経て、第2光学素子62が成形される。
次に、第2光学素子用金型内に第2光学素子62を入れたまま、第1光学素子用金型40を用いて、第1光学素子61を成形する。このときのプレス工程の金型温度は430度とした。先に成形した第2光学素子62のガラス転移点は516度であり、第1光学素子61のプレス工程の金型温度である430度よりも十分に高い。そのため、第1光学素子61の成形中に、第2光学素子62の形状が変化することはない。
この様な工程を経ることで、図4に示されるような形状の複合光学素子10が得られる。
上述したように、実施の形態2に係る複合光学素子60は、それぞれの光学素子が異なるガラス材料となっている。したがって、光学素子の用途や求められる形状、コスト等に応じて、成形しやすいガラス材料を選択することができる。また、実施の形態1と同様に、複合光学素子60は重量調整部65を備えるため、重量バランスのよい複合光学素子を提供することが出来る。
また、2つの光学素子が一体化されていることから、各々の光学素子での光学調整が不要となる。
更には、2つの光学素子を連結するための基板も不要となるため、光学素子自体の小型化も実現できる。また、2つの光学素子を成形する際の硝材が同じ重量で使用可能となることから、それぞれの光学素子に応じた大きさや重量に合わせて硝材を用意する手間やコストが省けるため、低コスト化も可能となる。
また、第2光学素子62に設けられた重量調整部分65は、複合光学素子60を光ピックアップに設置する際の位置決めとしても有効である。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1および実施の形態2で説明した複合光学素子を用いた光ピックアップに関するものである。図6は、実施の形態1で開示した複合光学素子10を搭載した光ピックアップ70を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る光ピックアップ70は、複合光学素子10と、複合光学素子10を保持する保持部材72と、光学系71とを備えている。
複合光学素子10は、第1光学素子11と第2光学素子12とを備えている。そして、第2光学素子12は、さらに重量調整部15を備える。
本実施形態では、第1光学素子11は、CD/DVD用に光学設計された対物レンズであり、第2光学素子12は、BD用に光学設計された対物レンズである。
保持部材72は、複合光学素子10の重量調整部15の形状に対応した凹部を有している。この凹部に重量調整部15を挿入することで、複合光学素子10の位置決めが容易になる。
また、保持部材72は、駆動機構を有しており、第1光学素子または第2光学素子のいずれかを選択し、光ピックアップ70の光学系71に、第1光学素子11または第2光学素子12とのいずれかを組み込むことができる。
光学系71は、レーザ素子73、受光素子74、立ち上げミラー75、光学シャーシ76等を備えている。光学シャーシ76の内部には、図示しないコリメートレンズやプリズムビームスプリッタ等の光学部材が搭載されている。
レーザ素子73から出射されたレーザ光は、光学シャーシ76の内部を通過し、立ち上げミラー75により反射され、複合光学素子10に入射し、集光され、光ディスク(図示なし)の情報記録面に照射される。光ディスクに照射されたレーザ光は、光ディスクにより反射され、立ち上げミラー75、光学シャーシ76を介し、受光素子74に入射する。受光素子74に入射したレーザ光は、電気信号に変換されることで、光ディスクの情報が読み取られる。
本実施の形態では、複合光学素子10は、第1光学素子11と第2光学素子12とが一体に成形されているため、第1光学素子11と第2光学素子12とを固定するための基板や、光学素子の重量を調整するためのバランサ等の部材が不要となる。そのため、部品点数が少なくなるので、光ピックアップを小型化、軽量化することができる。
<その他の実施の形態>
実施の形態1〜3に係る複合光学素子の光学有効面に、回折格子等の微細加工が施されてもよい。回折格子を形成することで、色収差の補正やレーザ光の焦点位置の調整等をすることができる。
また、実施の形態1〜3では、第1光学素子の光軸と第2光学素子の光軸とが略平行に配置されているが、これに限られるものではない。例えば、第1光学素子の光軸が第2光学素子の光軸に対して所定の角度を有するように配置されてもよい。第1光学素子と第2光学素子との位置関係は、求められる光学設計や光ピックアップの仕様に応じて適宜設定されるため、複合光学素子の設計の自由度が高くなる。
また、実施の形態1〜3では、第1ガラス材料13を住田光学ガラス製のPSK200とし、第2ガラス材料14を住田光学ガラス製のPSK200あるいはVC79としたがこれに限られるものではない。例えば、所望の光学特性を有する硝子材料であれば、いずれも適応できる。
また、実施の形態1〜3では、二つの光学素子が一体化された形状としたが、光学素子の数はこれに限られるものではない。必要に応じて、第3光学素子や第4光学素子を適宜追加することができる。
また、実施の形態1〜3では、プレス成形を用いて複合光学素子10を成形したが、これに限られるものではない。例えば、ガラス転移点が十分に小さいガラス材料であれば、射出成形等を採用することで、生産性を向上することができる。
本発明は、CD−ROM・CD−R・CD−RW・DVD−ROM・DVD−R・DVD+R・DVD−RW・DVD+RW・HD−DVD・Blu−Ray Disk等の情報記録媒体の書込み・再生・消去を行う光情報記録再生装置等に適用可能である。
実施の形態1に係る複合光学素子の概略断面図 実施の形態1に係る複合光学素子用金型の概略断面図 実施の形態1に係る複合光学素子成形用金型の概略上面図 実施の形態2に係る複合光学素子の概略断面図 実施の形態2に係る複合光学素子用金型の概略断面図 実施の形態3に係る光ピックアップの概略斜視図
10、60 複合光学素子
11、61 第1光学素子
12、62 第2光学素子
13、63 第1ガラス材料
14、64 第2ガラス材料
15、65 重量調整部
17 第1光束
18 第2光束
19 第3光束
20 第1光学有効部
21 第2光学有効部
22 第1外周部
23 第2外周部
30 複合光学素子用金型
31 複合光学素子用胴型
40 第1光学素子用金型
41 第1光学素子用上型
42 第1光学素子用下型
43 第1光学素子用胴型
50 第2光学素子用金型
51 第2光学素子用上型
52 第2光学素子用下型
53 第2光学素子用胴型
54 切り欠き部
70 光ピックアップ
71 光学系
72 レンズ保持部材
73 レーザ素子
74 受光素子
75 立ち上げミラー
76 光学シャーシ

Claims (7)

  1. 第1光束を集光する第1光学有効部と、
    前記第1光学有効部の外周に設けられた第1外周部と、
    を有する第1光学素子と、
    第2光束を集光する第2光学有効部と、
    前記第2光学有効部の外周に設けられ前記第1外周部に接続された第2外周部と、
    を有し、
    前記第2光学有効部と前記第2外周部とを合わせた重量が、前記第1光学素子の重量よりも軽い、第2光学素子と、を備え、
    前記第2光学素子は、
    前記第2外周部に設けられ、所定の重量を有する重量調整部をさらに備える、
    複合光学素子。
  2. 前記第1光学素子の重量と、前記第2光学素子とが、略同一の重量である、
    請求項1に記載の複合光学素子。
  3. 前記重量調整部は、光軸方向から見たとき前記第2光束に重ならない位置に前記第2外周部から突出した形状を有する、
    請求項1に記載の複合光学素子。
  4. 前記重量調整部は、光軸方向に突出した形状を有する、
    請求項3に記載の複合光学素子。
  5. 前記重量調整部は、光軸に対して垂直な方向に突出した形状を有する、
    請求項3に記載の複合光学素子。
  6. 前記第1光学素子は、第1ガラス転移点を有する第1ガラス材料からなり、
    前記第2光学素子は、前記第1ガラス転移点より高い第2ガラス転移点を有する第2ガラス材料からなる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の複合光学素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合光学素子と、
    前記複合光学素子を保持する保持部材と、
    を備えた、光ピックアップ。
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