JP2010211357A - 無線タグおよび無線タグ通信システム - Google Patents

無線タグおよび無線タグ通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線タグ通信装置との無線通信の状況に応じて、無線タグの発光部の発光態様を適切に決定することで、発光の効率化を図る。
【解決手段】リーダ110は、ファイル101cに貼付された無線タグTcに対してサーチコマンドを送信する。無線タグTは、受信されたサーチコマンドに応じて応答コマンドを送信する。リーダ110は、無線タグTcから応答コマンドを受信すると、無線タグTcとの通信状況に基づいて、無線タグTcに発光部を発光させるための発光コマンドを送信する。無線タグTcは、受信された発光コマンドで指令された電流値に基づいて、発光部を発光させる。そして、利用者は、無線タグTcの発光部の発光を確認することによって、無線タグTcを探し出す。
【選択図】図1

Description

この発明は、無線タグ通信装置と無線通信をおこなう無線タグおよび無線タグ通信システムに関し、特に、無線タグ通信装置と無線通信がおこなわれた場合に発光可能な発光部を備える無線タグおよび無線タグ通信システムに関する。
従来より、管理の対象となる物品に、その物品の識別番号などが記録されたRFID(Radio Frequency Identification )タグが貼付されている。物品の管理者や利用者は、RFIDリーダによってRFIDタグから物品の識別情報を読み取らせて、物品の管理をおこなう。
近年では、RFIDタグに備えられた発光素子などの発光部を、RFIDリーダとの無線通信によって発光させる管理システムの提案がされている(特許文献1)。この従来技術におけるRFIDタグは、RFIDリーダと無線通信をおこなうと、RFIDタグが貼付された物品の生産日時からの経過時間など、物品に関する情報に応じて発光内容を変更する。
特開2002−60017号公報
RFIDリーダと、RFIDタグとの無線通信は、様々な通信状況下でおこなわれる。特に、RFIDタグが取り付けられた物品の探索は、RFIDリーダと、RFIDタグとの距離がある程度離れた状態でおこなわれる。すなわち、利用者は、RFIDタグが貼付された物品からある程度離れた位置からRFIDリーダを操作してRFIDタグを探索する。
そして、利用者は、RFIDリーダによって探索されたRFIDタグが貼付された物品を見つけ出す。上述した特許文献1に記載の従来技術では、利用者は、RFIDタグの表示部の発光などをRFIDタグからある程度離れた位置から確認して物品を見つけ出す構成である。
しかしながら、従来技術では、RFIDリーダと、RFIDタグとの距離に応じて発光部の発光態様を調整していない。したがって、利用者は、RFIDリーダ(詳細には、RFIDリーダを操作する利用者)と、RFIDタグとの距離が遠距離および近距離のいずれの場合も同一の発光態様によって物品を確認しなければならなかった。
具体的には、たとえば、従来技術では、遠距離および近距離のいずれも発光部の発光を強く(目立つ発光パターン)する場合、近距離からRFIDタグが確認しづらくなってしまう。すなわち、近距離で複数のRFIDタグが強く発光すると、発光の重なり合いやチラツキなどが生じて、どのRFIDタグが発光しているかなどの判別が困難になってしまうという問題が一例として挙げられる。また、発光部の発光を弱くした場合には、遠距離からRFIDタグが確認しづらくなってしまうという問題が一例として挙げられる。
この発明は、上述した問題を解決するため、無線タグの発光部の発光態様を、無線タグ通信装置との無線通信の状況に応じて変更可能として、効率的な発光をおこなうことのできる無線タグおよび無線タグ通信システムを提供することを目的とする。特に、無線タグ通信装置と、無線タグとの距離に応じて発光部の発光態様を適切に決定することで、発光の効率化を図ることのできる無線タグおよび無線タグ通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる無線タグは、無線タグ通信装置と無線通信がおこなわれた場合に発光可能な発光部を備える無線タグであって、前記無線タグ通信装置から送信される質問波による前記無線通信の状況に基づいて、前記発光部の発光態様を制御する発光制御手段を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にかかる無線タグは、請求項1に記載の発明において、前記発光制御手段は、前記無線通信における前記無線タグ通信装置からの前記質問波の受信強度に基づいた前記発光態様とすることを特徴とする。
請求項3の発明にかかる無線タグは、請求項1に記載の発明において、前記発光制御手段は、前記無線通信における前記無線タグ通信装置への応答時間に関する応答時間情報を前記無線タグ通信装置から取得し、前記応答時間情報に基づいた前記発光態様とすることを特徴とする。
請求項4の発明にかかる無線タグは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記無線タグ通信装置と無線通信がおこなわれた場合、前記無線タグへの電力の供給を内部電源に切替可能な電源制御手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項5の発明にかかる無線タグ通信システムは、無線タグ通信装置と、前記無線タグ通信装置との無線通信がおこなわれた場合に発光可能な発光部を備える無線タグと、からなる無線タグ通信システムであって、前記無線タグ通信装置は、前記無線タグに対して質問波を送信した際に、前記質問波に応じて前記無線タグから前記応答波を受信するまでの応答時間を計時する計時手段を備え、前記無線タグは、前記計時手段によって計時された前記応答時間に基づいて、前記発光部の発光態様を制御する発光制御手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明にかかる無線タグ通信システムは、請求項5に記載の発明において、前記無線タグ通信装置は、前記計時手段によって計時された前記応答時間を送信する応答時間送信手段を、さらに備え、前記無線タグの発光制御手段は、前記応答時間送信手段によって送信された前記応答時間から前記発光部の発光態様を制御する電流値を決定し、決定された前記電流値に基づいて、前記発光部の発光態様を制御することを特徴とする。
請求項7の発明にかかる無線タグ通信システムは、請求項5に記載の発明において、前記無線タグ通信装置は、前記計時手段によって計時された前記応答時間に基づいて、前記無線タグの発光態様を制御する電流値を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された電流値による発光指示信号を前記無線タグに送信する発光指示信号送信手段と、をさらに備え前記無線タグの発光制御手段は、前記発光指示信号送信手段によって送信された前記発光指示信号に基づいて、前記発光部の発光態様を制御することを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、無線タグ通信装置の質問波による無線通信の状況に適した発光態様で発光部の発光を制御して、発光の効率化を図ることができる。
請求項2にかかる発明によれば、無線タグ通信装置からの質問波の受信強度に応じた発光態様で発光部の発光を制御することで、発光の効率化を図ることができる。
請求項3にかかる発明によれば、無線タグ通信装置との無線通信における応答時間情報に応じた発光態様で発光部の発光を制御することで、発光の効率化を図ることができる。
請求項4にかかる発明によれば、無線タグ通信装置と無線通信がおこなわれる場合に内部電源に切替えることができるため、無線タグ内部への電力供給の安定化を図ることができる。
請求項5にかかる発明によれば、無線タグ通信装置によって計時された応答時間に応じた発光態様で発光部の発光を制御することで、発光の効率化を図ることができる。
請求項6にかかる発明によれば、無線タグ通信装置によって計時された応答時間を無線タグに送信することで、無線タグの発光態様を制御することができる。したがって、無線タグ通信装置の構成の簡素化および処理の簡略化を図ることができる。
請求項7にかかる発明によれば、無線タグ通信装置によって決定された発光電流値によって、無線タグの発光態様を制御することができる。したがって、無線タグの構成の簡素化および処理の簡略化を図ることができる。
以上説明したように、本発明にかかる無線タグおよび無線タグ通信システムによれば、無線タグの発光部の発光態様を、無線タグ通信装置との無線通信の状況に応じて変更可能として、効率的な発光をおこなうことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムにおけるリーダの機能的構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムにおける無線タグの機能的構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態1にかかる発光部の一例であるLEDの発光特性について示す説明図である。 本発明の実施形態1にかかる発光部の一例である有機ELの発行特性について示す説明図である。 本発明の実施形態1にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1にかかる発光電流値の決定の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態1の変形例にかかる光度の決定の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態1の変形例にかかる発光電流値の決定の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態2にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2にかかる発光電流値の決定の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態2の変形例にかかる光度の決定の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態3にかかるファイル探索システムにおける無線タグの機能的構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態3にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる無線タグおよび無線タグ通信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
(ファイル探索システムの概要)
図1を用いて、本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムの一例を示す説明図である。図1(a)および図1(b)は、無線タグTとリーダ110との通信距離について、(図1(a)の通信距離)<(図1(b)の通信距離)となる場合について示す。
なお、本実施形態1では、複数のファイル101(図示の例では、101a,101b,101c,101d,101eの符号とし、特に区別しない場合は、単に「ファイル101」ともいう)にそれぞれ貼付された無線タグT(図示の例では、Ta,Tb,Tc,Td,Teの符号とし、特に区別しない場合は、単に「無線タグT」ともいう)によって、本発明にかかる無線タグを実現し、これら無線タグTと、リーダ110とからなるファイル探索システムによって、本発明にかかる無線タグ通信システムを実現する場合について説明する。
利用者は、複数のファイル101の中からファイル101cを探索する場合、ハンディタイプのリーダ110によってファイル101cに貼付された無線タグTcに対してサーチコマンドを送信する。具体的には、リーダ110は、サーチコマンドとして、無線タグTcのタグ識別情報としてのタグIDを指定して、指定されたタグIDが記憶されている無線タグTcの存在の有無を確認するための信号を送信する。
より具体的には、たとえば、リーダ110は、各ファイル101とタグIDとの対応テーブルを不図示のメモリに記憶しており、利用者がファイル名を入力すると、ファイル名に対応するファイル101のタグIDを指定するサーチコマンドを送信する。
無線タグTは、リーダ110から送信されたサーチコマンドを受信すると、自身に記憶されているタグIDが、サーチコマンドによって指定されたタグIDと一致するか否かを判断する。記憶されているタグIDと、サーチコマンドによって指定されたタグIDとが一致すると、無線タグTcは、リーダ110に応答コマンドを送信する。具体的には、たとえば、無線タグTcは、応答コマンドとして、無線タグTcに記憶されているタグIDなどの各種情報を含む信号を送信する。
リーダ110は、無線タグTcから応答コマンドを受信すると、無線タグTcとの通信状況に基づいて、無線タグTcに発光部を発光させるための発光コマンドを送信する。具体的には、リーダ110は、無線タグTcにサーチコマンドを送信してから、無線タグTcから応答コマンドを受信するまでの応答時間t(図7に後述)や、受信した応答コマンドの受信強度V(図11に後述)に基づいて、無線タグTcを発光させるための発光強さや発光パターンを指示する発光電流値Iを決定する。リーダ110は、発光コマンドとして、決定した発光電流値Iに基づいて発光部を発光させるための信号を送信する。
発光コマンドは、たとえば、応答時間tが短かったり、受信強度Vが大きかったりした場合は、通信距離が短い(換言すれば、利用者とファイル101の位置関係が近い)こととして発光電流値Iを決定する。すなわち、発光コマンドは、利用者が近距離で無線タグTcの発光を確認するのに十分な程度に薄暗く、あるいは点滅間隔を長くする指令となる。
また、発光コマンドは、応答時間tが長かったり、受信強度Vが小さかったりした場合は、通信距離が長い(換言すれば、利用者とファイル101の位置関係が遠い)こととして発光電流値Iを決定する。すなわち、発光コマンドは、利用者が遠距離で無線タグTcの発光を確認するのに十分な程度に明るく、あるいは点滅間隔を短くする指令となる。
無線タグTcは、リーダ110からの発光コマンドを受信すると、発光コマンドで指令された発光電流値Iに基づいて、発光部を発光させる。そして、利用者は、無線タグTcの発光部の発光を確認することによって、無線タグTc(詳細には、無線タグTcが貼付されたファイル101c)を探し出すことができる。
(機能的構成)
図2を用いて、ファイル探索システム100におけるリーダ110の機能的構成について説明する。図2は、本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムにおけるリーダの機能的構成の一例を示す説明図である。
図2において、ファイル探索システム100のリーダ110は、リーダ110全体の制御をおこなう制御部211と、ファイル101に貼付された無線タグTと無線通信をおこなうリーダアンテナATと、リーダアンテナATを介して無線タグTとの無線通信を制御する無線タグ通信制御部212と、各種情報の入力を受け付けて制御部211へ出力する操作部213と、表示用データの表示をおこなう表示部214と、外部装置との通信を制御する通信I/F215と、無線タグTとの無線通信における応答時間tを計時するタイマー216と、を備えている。また、リーダ110の各構成部は、バス210によってそれぞれ接続されている。
制御部211は、リーダ110全体の制御を司る。具体的には、制御部211は、CPU(セントラルプロセッシングユニット)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)などによって構成されており、ROMは、ブートプログラムなどの各種プログラムを記録している。RAMは、CPUのワークエリアとして使用される。
無線タグ通信制御部212は、制御部211の制御に従って、リーダアンテナATを介して無線タグTと無線通信をおこなう。具体的には、制御部211は、探索対象となるファイル101cに貼付された無線タグTcのタグIDを指定する。タグIDの指定は、たとえば、不図示のメモリなどに記憶されたファイル名と、タグIDとの対応テーブルに基づいておこなう。
具体的には、制御部211は、操作部213によって利用者から探索対象のファイル名が入力されると、対応テーブルから当該ファイル名に対応する無線タグTcのタグIDを指定することとなる。そして、制御部211は、無線タグ通信制御部212を制御して、タグIDが指定された無線タグTc(無線タグTcが貼付されたファイル101c)を探索するサーチコマンドをリーダアンテナATを介して送信する。
なお、対応テーブルは、リーダ110に備えられた不図示のメモリに記憶する構成としたが、不図示のサーバに記憶しておくこととしてもよい。すなわち、利用者は、サーバに探索対象のファイル名を入力すると、サーバによってタグIDの指定が特定される。そして、リーダ110は、通信I/F215を介してサーバからタグIDの入力を受け付けたりする。
制御部211は、無線タグ通信制御部212を制御して、無線タグTcから送信される応答コマンドをリーダアンテナATを介して受信する。制御部211は、無線タグ通信制御部212を制御して、無線タグTcから受信した応答コマンドに基づいた発光コマンドをリーダアンテナATを介して送信する。
具体的には、制御部211は、本発明にかかる決定手段の機能を実現し、サーチコマンドを送信してから応答コマンドを受信するまでタイマー216で計時される応答時間tに応じて、発光部を発光させるための発光電流値Iを決定する。制御部211は、発光させる対象の無線タグTc(換言すれば探索対象のファイル101cに貼付された無線タグTc)のタグIDと、決定した発光電流値Iとを含む発光指示信号としての発光コマンドを無線タグ通信制御部212により制御して、リーダアンテナATを介して無線タグTcに対して発光コマンドを送信する。
すなわち、制御部211が、無線タグ通信制御部212を制御することで本発明にかかる発光指示信号送信手段の機能を実現する。 なお、詳細は図10および図11を用いて説明するが、制御部211は、応答コマンドについて無線タグ通信制御部212からの出力に応じて検出される受信強度Vに応じて、発光電流値Iを決定する構成としてもよい。
操作部213は、利用者などから各種情報の入力を受け付ける。具体的には、操作部213は、タッチパネルや操作ボタンなどによって構成され、ファイル101の探索に関する情報などの入力を受け付けて、入力された信号を制御部211へ出力する。
表示部214は、制御部211の制御に従って各種情報の表示をおこなう。具体的には、表示部214は、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどによって構成され、文書や画像などによって探索に関する画面などを表示する。探索に関する画面は、たとえば、リーダ110の処理を選択させる初期画面や、無線タグTを読み取り中であることを示す読取画面や、各種情報の確認画面などである。
通信I/F215は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワークに接続され、このネットワークを介して図示しないサーバなどの他の外部装置に接続される。また、通信I/F215は、ネットワークとリーダ110内部のインターフェースを司り、外部装置に対するデータの入出力を制御する。通信I/F215には、たとえば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
タイマー216は、制御部211の制御に従って各種時間の計時をおこなう。具体的には、タイマー216は、本発明にかかる計時手段の機能を実現し、サーチコマンドを無線タグTに送信してから、応答コマンドを無線タグTから受信するまでの応答時間tを計時する。
なお、本実施形態1では、応答時間tは、無線タグTによってサーチコマンドを処理する時間については、リーダ110から無線タグTまでの距離に関わらず一定としている。すなわち、応答時間tは、無線タグTによってサーチコマンドを処理する時間を考慮しなくても、リーダ110から無線タグTまでの距離の遠近を表すこととなる。
つぎに、図3を用いて、ファイル探索システム100における無線タグTの機能的構成について説明する。図3は、本発明の実施形態1にかかるファイル探索システムにおける無線タグの機能的構成の一例を示す説明図である。
図3において、無線タグTは、リーダアンテナATと無線通信をおこなうタグアンテナ301と、タグアンテナに接続されたIC回路部350と、を有している。IC回路部350は、タグアンテナ301により受信されたサーチコマンドなどの質問波を整流する整流部302と、整流部302により整流された質問波のエネルギや制御部307によって切り替えられる内部電池308からのエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部303と、タグアンテナ301により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部307に供給するクロック抽出部304と、自身のタグIDなど所定の情報信号を記憶可能なメモリ部305と、タグアンテナ301に接続された変復調部306と、タグアンテナ301により受信されるリーダ110から発光コマンドに応じて発光する発光部309と、電源部303、クロック抽出部304、メモリ部305、変復調部306、内部電池308および発光部309などを介し無線タグTの作動を制御するための制御部307と、を備えている。
電源部303は、制御部307の制御に従って、エネルギを蓄積して、無線タグTの駆動電源とする。電源部303に蓄積する駆動電源のエネルギ供給元は、制御部307によって整流部302や内部電池308のいずれかに制御される。なお、図面の簡単のため配線は省略するが、電源部303は、無線タグTの各構成部に接続され、制御部307の制御に従って、各構成部に駆動電源を供給する構成である。
クロック抽出部304は受信した信号からクロック成分を抽出し、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部307に供給する。変復調部306は、タグアンテナ301により受信されたリーダ110のリーダアンテナATからの質問波の復調をおこなう。変復調部306は、制御部307からの返信信号を変調し、タグアンテナ301より応答コマンドなどの応答波(タグIDを含む信号)として送信する。
制御部307は、変復調部306により復調された受信信号を解釈する。具体的には、たとえば、制御部307は、変復調部306により復調されたリーダ110から送信されたサーチコマンドや発光コマンドを解釈する。
制御部307は、受信信号に応じて、メモリ部305において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成する。具体的には、たとえば、制御部307は、リーダ110から送信されたサーチコマンドにおけるタグIDが自身のタグIDである場合に返信信号として応答コマンドを生成する。制御部307は、生成した応答コマンドを変復調部306により変調してタグアンテナ301から返信する。
内部電池308は、制御部307の制御に従って、電源部303を介して無線タグTの内部にエネルギを供給する。具体的には、制御部307は、本発明にかかる電源制御手段の機能を実現し、タグアンテナ301を介してリーダ110からサーチコマンドや発光コマンドなどの質問波を受信すると、無線タグTを作動させるためのエネルギの供給元(駆動電源のエネルギ供給元)を内部電池308に切り替える。
発光部309は、LED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)などの発光素子によって構成され、制御部307の制御に従って発光する。具体的には、制御部307は、本発明にかかる発光制御手段の機能を実現し、リーダ110から送信される発光コマンドによって指示される発光強さや発光パターンに基づいた発光電流値Iを電源部303から発光部309へ供給する。
ここで、図4および図5を用いて発光部309の発光特性について説明する。図4は、本発明の実施形態1にかかる発光部の一例であるLEDの発光特性について示す説明図である。図4において、LEDの発光特性を示す特性図400は、LEDを発光させるための発光電流値I(mA:ミリアンペア)と、光源から放射された単位立体角あたりの光の明るさ(発光強さ)を表す心理的な物理量である光度(mcd:ミリカンデラ)との関係を示している。
特性図400は、発光電流値Iが高いほど光度も高くなる特性を示している。すなわち、発光電流値Iと、光度とは比例関係を有しているため、光度を高くするためには、高い発光電流値Iが必要となる。
図5は、本発明の実施形態1にかかる発光部の一例である有機ELの発行特性について示す説明図である。図5において、有機ELの発光特性を示す特性図500は、有機ELを発光させるための発光電流値I(mA)と、単位面積あたりの光源から放射された光の光度を示す輝度(mcd/m2)との関係を示している。
特性図500は、発光電流値Iが高いほど輝度も高くなる特性を示している。すなわち、発光電流値Iと、輝度とは比例関係を有しているため、輝度を高くするためには、高い発光電流値Iが必要となる。
(ファイル探索システムの処理の内容)
図6および図7を用いて、本発明の実施形態1にかかるファイル探索システム100の処理の内容について説明する。図6は、本発明の実施形態1にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。図6(a)のフローチャートによって、本発明の実施形態1にかかるリーダの処理の内容について説明し、図6(b)のフローチャートによって、本発明の実施形態1にかかる無線タグの処理の内容について説明する。
図6(a)のフローチャートにおいて、まず、制御部211は、探索対象のタグの指定を受け付ける(ステップS600)。探索対象のタグの指定は、たとえば、利用者がファイル101を探索するためにリーダ110の操作部213を操作して、探索対象のファイル名を入力することでおこなわれる。
制御部211は、操作部213によって入力された情報に基づいて、無線タグ通信制御部212を制御してリーダアンテナATを介し、探索対象のファイル101に貼付されている無線タグTを探索するサーチコマンドを送信し(ステップS601)、タイマー216を制御して、応答時間tのカウントを開始する(ステップS602)。
リーダ110の制御部211は、ステップS602において応答時間tのカウントを開始すると、リーダアンテナATによって、無線タグTからコマンドを受信したか否かを判断する(ステップS606)。すなわち、制御部211は、ステップS601において送信されたサーチコマンドに対して、無線タグTから送信される応答コマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS606:Yes)は、ステップS602において開始された応答時間tのカウントを終了する(ステップS607)。
なお、詳細な説明は省略するが、ステップS606において、無線タグTからの応答コマンドの受信を待つ場合、所定時間待っても応答コマンドを受信できない場合は、タイムアウトとしてそのままリーダ110の処理を終了したり、ステップS601に戻って再度サーチコマンドを送信したりすることとしてもよい。
制御部211は、ステップS602およびステップS607においてカウントされた応答時間tに基づいて、無線タグTの発光部309を発光させるための発光電流値Iを決定する(ステップS608)。具体的には、制御部211は、応答時間tが長い場合は、無線タグTがリーダ110から遠い位置に存在していることとして発光強さ(光度)が強くなるように発光電流値Iを決定し、応答時間tが短い場合は、無線タグTがリーダ110から近い位置に存在していることとして発光強さが弱くなるように発光電流値Iを決定する。
ここで、図7を用いて、本発明の実施形態1にかかる発光電流値Iの決定について説明する。図7は、本発明の実施形態1にかかる発光電流値の決定の一例を示す説明図である。図7において、発光電流値Iの決定用データ700は、制御部211における不図示のROMやメモリなどに記憶されており、リーダ110と無線タグTとの応答時間tと、発光電流値Iとの関係を示している。
応答時間tは、無線タグTとリーダ110との通信距離に応じて変化する。すなわち、サーチコマンドや応答コマンドなどの電波の速度である光速c(m/sec)、無線タグTとリーダ110との通信距離dとすると、応答時間tは、無線タグTとリーダ110との往復の通信であるため、2d=c×tという関係式が成り立つ。最大応答時間tmaxは、たとえば、無線タグTがリーダ110の通信可能範囲の境界に位置している場合の応答時間tを示すこととしてもよい。
発光電流値Iは、発光部309に対する所望の発光強さに応じて決定される。すなわち、図7に示したように、発光電流値Iは、無線タグTとリーダ110との通信距離が近く応答時間tが短いほど低く、無線タグTとリーダ110との通信距離が遠く応答時間tが長いほど高く決定される。くわえて、発光電流値Iは、発光部309の種類に応じて定格となる電流値である最小定格電流値Iminから最大定格電流値Imaxまでの範囲で決定される。
なお、決定用データ700は、リーダ110の初期設定としてROMやメモリに記憶されていることとして説明したが、リーダ110の出力や発光部309の種類に応じて生成することとしてもよい。
図6(a)に戻って、制御部211は、ステップS608において決定された発光電流値Iに基づいて、無線タグ通信制御部212を制御してリーダアンテナATを介し、無線タグTに発光コマンドを送信し(ステップS609)、探索が終了したか否かを判断する(ステップS610)。探索の終了は、たとえば、利用者による操作部213の操作によって、探索対象の無線タグTが貼付されたファイル101が発見できた旨の入力や探索を中止する旨の入力など、探索が終了したことを示す信号の入力を受け付ける構成としてもよい。
ステップS610において、探索が終了した場合(ステップS610:Yes)は、そのまま一連のリーダ110の処理を終了する。また、探索が終了しない場合(ステップS610:No)は、ステップS601へ戻って処理を繰り返す。
図6(b)のフローチャートでは、まず、制御部307は、タグアンテナ301によって、リーダ110からのコマンドを受信したか否かを判断する(ステップS603)。すなわち、制御部307は、ステップS601においてリーダ110から送信されたサーチコマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS603:Yes)は、応答処理をおこなう(ステップS604)。
応答処理は、たとえば、整流部302によって、リーダ110から送信されたサーチコマンドを整流する。電源部303によって、整流されたエネルギを蓄積して駆動電源として、変復調部306によってサーチコマンドを復調する。そして、制御部307によって、復調されたサーチコマンドにおけるタグIDが自身のタグIDと一致か否かを判断する。
制御部307は、ステップS604における応答処理によって、サーチコマンドにタグIDが自身のタグIDと一致した場合には、リーダ110に対する応答コマンドを生成し、タグアンテナ301介し、生成した応答コマンドを送信する(ステップS605)。なお、詳細な説明は省略するが、サーチコマンドにタグIDが自身のタグIDと一致しない場合は、探索対象ではないため、そのまま処理を終了することとしてもよい。
ステップS605において応答コマンドを送信すると、制御部307は、タグアンテナ301によって、リーダ110からのコマンドを受信したか否かを判断する(ステップS611)。すなわち、制御部307は、ステップS609においてリーダ110から送信された発光コマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS611:Yes)は、応答処理をおこなう(ステップS612)。
制御部307は、ステップS612において発光コマンドの応答処理をおこなうと、無線タグTを作動させるエネルギの供給元を内部電池308に切り替える(ステップS613)。このように、後述する発光部309の発光前にエネルギの供給元を内部電池308とすることで、発光部309の発光に対して安定してエネルギを供給することができる。
制御部307は、ステップS611において受信された発光コマンドに基づいて、発光部309へ発光電流値Iによる発光指令をおこない(ステップS614)、一連の無線タグTの処理を終了する。具体的には、たとえば、無線タグTは、発光指令によって発光部309を発光させると、一定時間は新たなサーチコマンドを受け付けずに発光を継続させ、一定時間経過後に発光を停止させて新たなサーチコマンドを待ち受ける状態(たとえば、ステップS603の状態)となる。
なお、本発明の各構成要素における処理と、本発明の実施形態1の各処理または各機能とを関連付けて説明すると、ステップS614における制御部307の処理によって、本発明にかかる発光制御手段の処理が実行される。ステップS613における制御部307の処理によって、本発明にかかる電源制御手段の処理が実行される。ステップS602およびステップS607における制御部211およびタイマー216の処理によって、本発明にかかる計時手段の処理が実行される。ステップS608における制御部211の処理によって、本発明にかかる決定手段の処理が実行される。ステップS609における制御部211および無線タグ通信制御部212の処理によって、本発明にかかる発光信号送信手段の処理が実行される。
以上説明したように、本発明の実施形態1にかかる無線タグおよびファイル探索システムによれば、無線タグとリーダとの無線通信における応答時間に応じて決定される発光態様で、発光部を発光させることができる。すなわち、リーダから遠距離に位置する無線タグは、利用者が遠距離からでも確認しやすい発光態様とし、リーダから近距離に位置する無線タグは、利用者が近距離で確認するのに十分な発光態様とすることができる。したがって、適切なファイル探索を可能としつつ、効率的な発光を図ることができる。
また、無線タグは、発光部を発光させる前に内部電池へ切り替えることができるため、安定して発光部を発光させることができ、ファイル探索の容易性を向上させることができる。
(その他の一部の変形例)
なお、本発明の実施形態1では特に、図6に示したステップS612においてエネルギの供給元を切り替える説明をしたが、ステップS604においてリーダ110との無線通信がおこなわれた後であれば、どの段階で切り替えることとしてもよい。早い段階で内部電池308へ切り替える構成とすれば、無線タグTを安定して作動させることができ、遅い段階(発光直前)で内部電池308へ切り替える構成とすれば、内部電池308のエネルギ消費を抑制することができる。このような内部電池308へ切り替えるタイミングは、内部電池308の残量などに基づいて適切に設定可能としてもよい。
また、図6に示したステップS602およびステップS607においては、リーダ110によってサーチコマンドが送信されてから、無線タグTからの応答コマンドが受信されるまでの時間を応答時間として計時することとして説明したが、これに限ることはない。具体的には、無線タグTにおける応答処理に要する時間を考慮してもよい。
応答処理に要する時間は、たとえば、所定時間が定められていることとしてもよいし、無線タグTにタイマーを備え、実測した値を応答コマンドに含めてリーダ110に送信してもよい。すなわち、応答時間を、(リーダ110によってサーチコマンドが送信されてから、無線タグTからの応答コマンドが受信されるまでの時間)−(応答処理に要する時間)とすることで、より正確な応答時間を採用することができる。
また、図6に示したステップS608において、発光部309を発光させるための発光電流値Iを決定することとして説明したが、これに限ることはない。具体的には、たとえば、発光パターンである点滅間隔を決定することとしてもよい。すなわち、リーダ110と無線タグTとの通信距離が遠ければ、遠距離からでも利用者に確認させるために点滅間隔を短く決定し、近距離であれば点滅間隔を長く決定してもよい。
また、発光部309が複数色の発光を可能な構成にすれば、発光色を決定することとしてもよい。発光色は、たとえば、リーダ110と無線タグTとの通信距離が遠ければ、目立つ色(たとえば、赤など遠くからでも確認可能な色)に決定し、近距離であれば目立たない色(たとえば、緑など目に優しい色)に決定してもよい。もちろん、ステップS608では、これら発光電流値I、発光パターン、発光色の少なくともいずれか一つを決定すればよく、ファイル探索システム100の汎用性を向上させることができる。
また、図6に示したステップS608において、発光部309を発光させるための発光電流値Iをリーダ110によって決定することとして説明したが、これに限ることはない。すなわち、リーダ110によって発光電流値Iまで決定せずに、無線タグTによって発光電流値Iを決定することとしてもよい。
具体的には、ステップS602からステップS607において、リーダ110のタイマー216によって応答時間tが計時されると、制御部211は、発光電流値Iを決定せずに、無線タグ通信制御部212を制御して、無線タグTに応答時間を送信する。すなわち、制御部211および無線タグ通信制御部212によって、本発明にかかる応答時間送信手段の機能を実現する。
この場合、無線タグTは、決定用データ700を制御部307のROMやメモリ部305に記憶しており、リーダ110から送信された応答時間に基づいて発光電流値Iを決定することとなる。
さらに、ステップS608では、構成を簡単にするため、LEDや有機ELなどの発光素子の特性を記憶していなくても、応答時間tと発光電流値Iを所定範囲で正比例として発光電流値Iを決定したが、光度や輝度を決定してから発光電流値Iを決定する構成としてもよい。すなわち、リーダ110の制御部211によって、応答時間tに応じて光度や輝度を決定する。リーダ110は、決定された光度や輝度に応じて発光部309の発光特性から発光電流値Iを決定する。
ここで、図8および図9を用いて、本発明の実施形態1の変形例にかかるリーダ110によって光度が決定された場合の発光部309の発光態様について説明する。なお、図8および図9の説明では、発光部309としてLEDを用い、図6に示したステップS608において、応答時間tに応じて光度を決定する場合について説明する。
図8は、本発明の実施形態1の変形例にかかる光度の決定の一例を示す説明図である。図8において、光度決定テーブル800は、制御部211における不図示のROMやメモリなどに記憶されており、リーダ110と無線タグTとの応答時間tと、無線タグTの発光部309を構成するLEDの光度との関係を示している。
具体的には、光度は、リーダ110と無線タグTとの通信距離が遠距離であれば高く、近距離であれば低くなるように、応答時間tが長ければ高い光度、応答時間tが短ければ低い光度となるようにそれぞれ、応答時間t1,t2,t3(t1<t2<t3)に対して光度L1,L2,L3(L1<L2<L3)が定められている。より具体的には、たとえば、応答時間tと光度との関係は、通信距離が2倍になれば光度も2倍となるように、正比例の関係としてもよい。
図9は、本発明の実施形態1の変形例にかかる発光電流値の決定の一例を示す説明図である。図9において、光度から発光電流値Iを決定する決定用データ900は、制御部211における不図示のROMやメモリなどに記憶されており、光度と、発光電流値Iとの関係であるLEDの発光特性を示している。
決定用データ900は、制御部211によって光度決定テーブル800に基づいて決定された光度L1,L2,L3に応じて、それぞれ発光電流値I1,I2,I3が決定可能である。図8および図9に示したように、応答時間tから所望の光度を決定して、発光電流値Iを決定する構成とすれば、通信距離と光度とが正比例の関係となる発光電流値Iを決定することができる。
なお、図8および図9に示した変形例において、リーダ110によって発光電流値Iまで決定せずに、無線タグTによって発光電流値Iを決定することとしてもよい。すなわち、リーダ110の制御部211によって、応答時間tに応じて光度を決定する。リーダ110は、決定された光度に基づいて発光コマンドを無線タグTに送信する。
無線タグTの制御部307は、図示しないROMやメモリに記憶された発光部309の発光特性から、受信された発光コマンドにおける光度となる発光電流値Iを設定して、発光部309を発光させる。あるいは、光度決定テーブル800や決定用データ900を無線タグTのROMやメモリに記憶する構成とすれば、無線タグTによって光度および発光電流値Iを決定することもできる。このようにすれば、リーダ110の構成の簡素化を図ることができる。
また、図8および図9に示した変形例において、発光部309として有機ELを用い、応答時間tに応じて輝度を決定する場合についても、LEDと光度との関係とほぼ同様となるため説明を省略する。
(実施形態2)
つぎに、本発明の実施形態2について説明する。本発明の実施形態2は、実施形態1で説明したリーダおよびファイル探索システムにおいて、無線タグからの応答コマンドの受信強度に応じて、発光電流値を決定する場合について説明する。なお、本実施形態2にかかるファイル探索システムの概要、リーダの機能的構成、無線タグの機能的構成および発光部の発光特性については、実施形態1とほぼ同様であるため説明を省略する。
(ファイル探索システムの処理の内容)
図10および図11を用いて、本発明の実施形態2にかかるファイル検索システム100の処理の内容について説明する。図10は、本発明の実施形態2にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。図10(a)のフローチャートによって、本発明の実施形態2にかかるリーダの処理の内容について説明し、図10(b)のフローチャートによって、本発明の実施形態2にかかる無線タグの処理の内容について説明する。
図10(a)のフローチャートにおいて、まず、制御部211は、探索対象のタグの指定を受け付ける(ステップS1000)。探索対象のタグの指定は、たとえば、利用者がファイル101を探索するためにリーダ110の操作部213を操作して、探索対象のファイル名を入力することでおこなわれる。
制御部211は、操作部213によって入力された情報に基づいて、無線タグ通信制御部212を制御してリーダアンテナATを介し、探索対象のファイル101に貼付されている無線タグTを探索するサーチコマンドを送信する(ステップS1001)。
制御部211は、ステップS1001において送信されたサーチコマンドに対して、無線タグTから送信される応答コマンドをリーダアンテナATによって受信するのを待って、受信した場合(ステップS1005:Yes)は、受信された応答コマンドの受信強度Vを検出する(ステップS1006)。受信強度Vは、たとえば、無線タグ通信制御部212からの出力に応じた受信信号強度検出(RSSI:Receive Signal Strength Indication)によって検出する。なお、RSSIについては公知の技術であるため、ここでは説明を省略する。
また、詳細な説明は省略するが、ステップS1005において、無線タグTからの応答コマンドの受信を待つ場合、所定時間待っても応答コマンドを受信できない場合は、タイムアウトとしてそのままリーダ110の処理を終了したり、ステップS1001に戻って再度サーチコマンドを送信したりすることとしてもよい。
制御部211は、ステップS1006において検出された受信強度Vに基づいて、無線タグTの発光部309を発光させるための発光電流値Iを決定する(ステップS1007)。具体的には、制御部211は、受信強度Vが弱い場合は、無線タグTがリーダ110から遠い位置に存在していることとして発光強さ(光度)が強くなるように発光電流値Iを決定し、受信強度Vが強い場合は、無線タグTがリーダ110から近い位置に存在していることとして発光強さが弱くなるように発光電流値Iを決定する。
ここで、図11を用いて、本発明の実施形態2にかかる発光電流値Iの決定について説明する。図11は、本発明の実施形態2にかかる発光電流値の決定の一例を示す説明図である。図11において、発光電流値Iの決定用データ1100は、制御部211における不図示のROMやメモリなどに記憶されており、無線タグTからリーダアンテナATを介して受信される受信信号(応答コマンド)の受信強度Vと、発光電流値Iとの関係を示している。
受信強度Vは、無線タグTとリーダ110との通信距離に応じて変化する。受信強度Vは、リーダ110と無線タグTの通信可能範囲内で最小受信強度Vminから最大受信強度Vmaxまでの範囲で、無線タグTとリーダ110との通信距離が長くなるほど弱くなり、無線タグTとリーダ110との通信距離が短くなるほど強くなる。
具体的には、たとえば、最大受信強度Vmaxは、無線タグTとリーダ110とが接触している場合の受信強度Vを示し、最小受信強度Vminは、無線タグTがリーダ110の通信可能範囲の境界に位置している場合の受信強度Vを示すこととしてもよい。
発光電流値Iは、発光部309に対する所望の発光強さに応じて決定される。すなわち、図11に示したように、発光電流値Iは、無線タグTとリーダ110との通信距離が近く受信強度Vが強いほど低く、無線タグTとリーダ110との通信距離が遠く受信強度Vが弱いほど高く決定される。くわえて、発光電流値Iは、発光部309の種類に応じて定格となる電流値である最小定格電流値Iminから最大定格電流値Imaxまでの範囲で決定される。
図10(a)に戻って、制御部211は、ステップS1007において決定された発光電流値Iに基づいて、無線タグ通信制御部212を制御してリーダアンテナATを介し、無線タグTに発光コマンドを送信し(ステップS1008)、利用者による操作部213の操作などに基づいて、ファイル101の探索が終了したか否かを判断する(ステップS1009)。
ステップS1009において、探索が終了した場合(ステップS1009:Yes)は、そのまま一連のリーダ110の処理を終了する。また、探索が終了しない場合(ステップS1009:No)は、ステップS1001へ戻って処理を繰り返す。
つぎに、図10(b)を用いて、本発明の実施形態2にかかる無線タグの処理の内容について説明する。図10(b)のフローチャートでは、まず、制御部307は、ステップS1001においてリーダ110から送信されたサーチコマンドをタグアンテナ301によって受信するのを待って、受信した場合(ステップS1002:Yes)は、応答処理をおこなう(ステップS1003)。
制御部307は、ステップS1003における応答処理によって、サーチコマンドにタグIDが自身のタグIDと一致した場合には、リーダ110に対する応答コマンドを生成し、タグアンテナ301介し、生成した応答コマンドを送信する(ステップS1004)。
ステップS1004において応答コマンドを送信すると、制御部307は、タグアンテナ301によって、ステップS1008においてリーダ110から送信された発光コマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS1010:Yes)は、応答処理をおこなう(ステップS1011)。
制御部307は、ステップS1011において発光コマンドの応答処理をおこなうと、無線タグTを作動させるエネルギの供給元を内部電池308に切り替える(ステップS1012)。
制御部307は、ステップS1010において受信された発光コマンドに基づいて、発光部309へ発光電流値Iによる発光指令をおこない(ステップS1013)、一連の無線タグTの処理を終了する。具体的には、たとえば、無線タグTは、発光指令によって発光部309を発光させると、一定時間は新たなサーチコマンドを受け付けずに発光を継続させ、一定時間経過後に発光を停止させて新たなサーチコマンドを待ち受ける状態(たとえば、ステップS1002の状態)となる。
なお、本発明の各構成要素における処理と、本発明の実施形態2の各処理または各機能とを関連付けて説明すると、ステップS1013における制御部307の処理によって、本発明にかかる発光制御手段の処理が実行される。ステップS1012における制御部307の処理によって、本発明にかかる電源制御手段の処理が実行される。
以上説明したように、本発明の実施形態2にかかる無線タグおよびファイル探索システムによれば、無線タグからの受信信号(応答コマンド)の受信強度に応じて決定される発光態様で、発光部を発光させることができる。すなわち、リーダから遠距離に位置する無線タグは、利用者が遠距離からでも確認しやすい発光態様とし、リーダから近距離に位置する無線タグは、利用者が近距離で確認するのに十分な発光態様とすることができる。したがって、適切なファイル探索を可能としつつ、効率的な発光を図ることができる。
また、無線タグは、発光部を発光させる前に内部電池へ切り替えることができるため、安定して発光部を発光させることができ、ファイル探索の容易性を向上させることができる。
(その他の一部の変形例)
なお、本発明の実施形態2では、実施形態1で用いた応答時間tの代わりに受信強度Vを用いて発行電流値Iを決定することとしているため、実施形態1で示した各変形例と同等の変形例を適用することができる。具体的には、たとえば、図10に示したステップS1012においてエネルギの供給元を切り替える手順については、発光部309を発光させる前であればどの段階でもよい。また、ステップS1007においては、発光電流値Iの代わりに(あるいは併用するなどして)、発光部309の点滅間隔や発光色などを決定する構成でもよい。
さらに、図10に示したステップS1007では、図6に示したステップS608と同様に、LEDや有機ELなどの発光素子の特性を記憶していなくても、受信強度Vと発光電流値Iを所定範囲で正比例として発光電流値Iを決定したが、光度や輝度を決定してから発光電流値Iを決定する構成としてもよい。すなわち、リーダ110の制御部211によって、受信強度Vに応じて光度や輝度を決定する。リーダ110は、決定された光度や輝度に応じて発光部309の発光特性から発光電流値Iを決定する。
ここで、図12を用いて、本発明の実施形態2の変形例にかかるリーダ110によって光度が決定された場合の発光部309の発光態様について説明する。なお、図12の説明では、発光部309としてLEDを用い、図10に示したステップS1007において、受信強度Vに応じて光度を決定する場合について説明する。
図12は、本発明の実施形態2の変形例にかかる光度の決定の一例を示す説明図である。図12において、光度決定テーブル1200は、制御部211における不図示のROMやメモリなどに記憶されており、リーダ110と無線タグTとの受信強度Vと、無線タグTの発光部309を構成するLEDの光度との関係を示している。
具体的には、光度は、リーダ110と無線タグTとの通信距離が遠距離であれば高く、近距離であれば低くなるように、受信強度Vが弱ければ高い光度、受信強度Vが強ければ低い光度となるようにそれぞれ、受信強度V4,V5,V6(V4<V5<V6)に対して光度L6,L5,L4(V4>V5>V6)が定められている。より具体的には、たとえば、受信強度Vと光度との関係は、通信距離が2倍になれば光度も2倍となるように、正比例の関係としてもよい。そして、制御部211は、光度決定テーブル1200によって決定された光度について、図4に示した特性図400上の発光電流値Iを決定する。
なお、図12に示した変形例においても、実施形態1における図8および図9に示した変形例と同様にして、無線タグTによって発光電流値Iを決定することとしてもよい。また、発光部309として有機ELを用いる場合についても、ほぼ同様であるため説明を省略する。
(実施形態3)
つぎに、本発明の実施形態3について説明する。本発明の実施形態3は、実施形態1においてリーダで計時される応答時間について、無線タグによって計時する場合について説明する。なお、本実施形態3にかかるファイル探索システムの概要および発光部の発光特性については、実施形態1とほぼ同様であるため説明を省略する。
本実施形態3にかかるリーダの機能的構成については、図2に示したリーダ110について、タイマー216を除いた構成となり、他の機能部についてはほぼ同様である。すなわち、リーダ110は応答時間tの計時をおこなわないため、無線タグTに対して送信する発光コマンドには、発光電流値Iに関する指示は含まれていない。
図13を用いて、本発明の実施形態3にかかるファイル探索システム100における無線タグTの機能的構成について説明する。図13は、本発明の実施形態3にかかるファイル探索システムにおける無線タグの機能的構成の一例を示す説明図である。なお、無線タグTの機能的構成について、実施形態1と同様の構成については図3と同一の符号を付し異なる部分のみ説明する。
図13において、無線タグTは、図3に示した構成にくわえてタイマー1301を備える構成である。すなわち、タイマー1301は、制御部307の制御に従って各種時間の計時をおこなう。詳細は図14を用いて説明するが、制御部307は、リーダ110から送信されるサーチコマンドをタグアンテナ301を介して受信すると応答処理をおこなう。制御部307は、タイマー1301を制御して、タグアンテナ301を介してリーダ110に応答コマンドを送信してから、応答コマンドに応じて送信される発光コマンドをリーダ110から受信するまでの応答時間tを計時する。
そして、制御部307は、タグアンテナ301を介して受信した発光コマンドと、タイマー1301によって計時された応答時間tとに基づいて、発光部309を発光させるための発光電流値Iを決定する。制御部307は、決定した発光電流値Iに基づいて、発光部309の発光を制御する。
(ファイル探索システムの処理の内容)
図14を用いて、本発明の実施形態3にかかるファイル探索システム100の処理の内容について説明する。図14は、本発明の実施形態3にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。図14(a)のフローチャートによって、本発明の実施形態3にかかるリーダの処理の内容について説明し、図14(b)のフローチャートによって、本発明の実施形態3にかかる無線タグの処理の内容について説明する。
図14(a)のフローチャートにおいて、まず、制御部211は、は、探索対象のタグの指定を受け付ける(ステップS1400)。探索対象のタグの指定は、たとえば、利用者がファイル101を探索するためにリーダ110の操作部213を操作して、探索対象のファイル名を入力することでおこなわれる。
制御部211は、操作部213によって入力された情報に基づいて、無線タグ通信制御部212を制御してリーダアンテナATを介し、探索対象のファイル101に貼付されている無線タグTを探索するサーチコマンドを送信する(ステップS1401)
リーダ110の制御部211は、ステップS1401においてサーチコマンドを送信すると、リーダアンテナATによって、無線タグTから送信される応答コマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS1406:Yes)は、無線タグTに発光を指示する発光コマンドをリーダアンテナATを介して送信する(ステップS1407)。
また、詳細な説明は省略するが、ステップS1406において、無線タグTからの応答コマンドの受信を待つ場合、所定時間待っても応答コマンドを受信できない場合は、タイムアウトとしてそのままリーダ110の処理を終了したり、ステップS1401に戻って再度サーチコマンドを送信したりすることとしてもよい。
制御部211は、ステップS1407において発光コマンドを送信すると、利用者による操作部213の操作などに基づいて、ファイル101の探索が終了したか否かを判断する(ステップS1408)。
ステップS1407において、探索が終了した場合(ステップS1407:Yes)は、そのまま一連のリーダ110の処理を終了する。また、探索が終了しない場合(ステップS1407:No)は、ステップS1401へ戻って処理を繰り返す。
つぎに、図14(b)を用いて、本発明の実施形態3にかかる無線タグの処理の内容について説明する。図14(b)のフローチャートでは、まず、制御部307は、タグアンテナ301によって、ステップS1401においてリーダ110から送信されたサーチコマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS1402:Yes)は、応答処理をおこなう(ステップS1403)。
制御部307は、ステップS1403における応答処理によって、サーチコマンドにタグIDが自身のタグIDと一致した場合には、リーダ110に対する応答コマンドを生成し、タグアンテナ301介し、生成した応答コマンドを送信し(ステップS1404)、タイマー1301を制御して、応答時間tのカウントを開始する(ステップS1405)。
ステップS1405において応答時間tのカウントを開始すると、制御部307は、タグアンテナ301によって、ステップS1407においてリーダ110から送信された発光コマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS1409:Yes)は、ステップS1405において開始された応答時間tのカウントを終了する(ステップS1410)。
制御部307は、ステップS1410において応答時間のカウントを終了すると、無線タグTを作動させるエネルギの供給元を内部電池308に切り替える(ステップS1411)。
制御部307は、ステップS1405およびステップS1410においてカウントされた応答時間tに基づいて、無線タグTの発光部309を発光させるための発光電流値Iを決定する(ステップS1412)。具体的には、制御部307は、応答時間tが長い場合は、無線タグTがリーダ110から遠い位置に存在していることとして発光強さ(光度)が強くなるように発光電流値Iを決定し、応答時間tが短い場合は、無線タグTがリーダ110から近い位置に存在していることとして発光強さが弱くなるように発光電流値Iを決定する。
より具体的には、制御部307は、不図示のROMやメモリなどに記憶された、実施形態1における図7や図8に示した各種データなどから、実施形態1における制御部211と同様の処理によって発光電流値Iを決定する。
制御部307は、ステップS1412において決定された発光電流値Iと、ステップS1409において受信された発光コマンドとに基づいて、発光部309へ発光電流値Iによる発光指令をおこない(ステップS1413)、一連の無線タグTの処理を終了する。具体的には、たとえば、無線タグTは、発光指令によって発光部309を発光させると、一定時間は新たなサーチコマンドを受け付けずに発光を継続させ、一定時間経過後に発光を停止させて新たなサーチコマンドを待ち受ける状態(たとえば、ステップS1402の状態)となる。
なお、本発明の各構成要素における処理と、本発明の実施形態3の各処理または各機能とを関連付けて説明すると、ステップS1413における制御部307の処理によって、本発明にかかる発光制御手段の処理が実行される。ステップS1411における制御部307の処理によって、本発明にかかる電源制御手段の処理が実行される。
以上説明したように、本発明の実施形態3にかかる無線タグおよびファイル探索システムによれば、応答時間を無線タグ側で計時する構成であるため、リーダの構成の簡素化を図りつつ、実施形態1と同等の効果を実現することができる。
(その他の一部の変形例)
なお、本発明の実施形態3では、実施形態1で用いた応答時間tを無線タグTで計時して発行電流値Iを決定することとしているため、実施形態1で示した各変形例と同等の変形例を適用することができる。具体的には、たとえば、図14に示したステップS1411においてエネルギの供給元を切り替える手順については、発光部309を発光させる前であればどの段階でもよい。また、ステップS1412においては、発光電流値Iの代わりに(あるいは併用するなどして)、発光部309の点滅間隔や発光色などを決定する構成でもよい。
また、図14に示したステップS1405およびステップS1410においては、無線タグTによって応答コマンドが送信されてから、リーダ110からの発光コマンドが受信されるまでの時間を応答時間として計時することとして説明したが、これに限ることは内。具体的には、リーダ110における発光コマンドを送信する処理に要する時間を考慮してもよい。
発光コマンドを送信する処理に要する時間は、たとえば、所定時間が定められていることとしてもよいし、リーダ110にタイマー(たとえば、図2に示したタイマー216)を備え、ステップS1406においてコマンドを受信してステップS1407において発光コマンドを送信する直前までの時間を実測した値を発光コマンドに含めて無線タグTに送信してもよい。
すなわち、応答時間を、(無線タグTによって応答コマンドが送信されてから、リーダ110からの発光コマンドが受信されるまでの時間)−(発光コマンドを送信する処理に要する時間)とすることで、より正確な応答時間を採用することができる。
(実施形態4)
つぎに、本発明の実施形態4について説明する。本発明の実施形態4は、実施形態3で説明したリーダおよびファイル探索システムにおいて、リーダからのサーチコマンドの受信強度に応じて、発光電流値を決定する場合について説明する。すなわち、実施形態2で説明した受信強度を無線タグで検出する構成である。なお、本実施形態4にかかるファイル探索システムの概要、リーダの機能的構成、無線タグの機能的構成および発光部の発光特性については、実施形態3とほぼ同様であるため説明を省略する。
(ファイル探索システムの処理の内容)
図15を用いて、本発明の実施形態4にかかるファイル探索システム100の処理の内容について説明する。図15は、本発明の実施形態4にかかるリーダおよび無線タグの処理の内容を示すフローチャートである。図15(a)のフローチャートによって、本発明の実施形態4にかかるリーダの処理の内容について説明し、図15(b)のフローチャートによって、本発明の実施形態4にかかる無線タグの処理の内容について説明する。
図15(a)のフローチャートにおいて、まず、制御部211は、探索対象のタグの指定を受け付ける(ステップS1500)。探索対象のタグの指定は、たとえば、利用者がファイル101を探索するためにリーダ110の操作部213を操作して、探索対象のファイル名を入力することでおこなわれる。
制御部211は、操作部213によって入力された情報に基づいて、無線タグ通信制御部212を制御してリーダアンテナATを介し、探索対象のファイル101に貼付されている無線タグTを探索するサーチコマンドを送信する(ステップS1501)
制御部211は、ステップS1501においてサーチコマンドを送信すると、リーダアンテナATによって、無線タグTから送信される応答コマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS1510:Yes)は、利用者による操作部213の操作などに基づいて、ファイル101の探索が終了したか否かを判断する(ステップS1511)。
また、詳細な説明は省略するが、ステップS1510において、無線タグTからの応答コマンドの受信を待つ場合、所定時間待っても応答コマンドを受信できない場合は、タイムアウトとしてそのままリーダ110の処理を終了したり、ステップS1501に戻って再度サーチコマンドを送信したりすることとしてもよい。
ステップS1511において、探索が終了した場合(ステップS1511:Yes)は、そのまま一連のリーダ110の処理を終了する。また、探索が終了しない場合(ステップS1511:No)は、ステップS1501へ戻って処理を繰り返す。
つぎに、図15(b)を用いて、本発明の実施形態4にかかる無線タグの処理の内容について説明する。図15(b)のフローチャートでは、まず、制御部307は、タグアンテナ301によって、ステップS1501においてリーダ110から送信されたサーチコマンドを受信するのを待って、受信した場合(ステップS1502:Yes)は、応答処理をおこなう(ステップS1503)。
制御部307は、ステップS1503における応答処理によって、サーチコマンドにタグIDが自身のタグIDと一致した場合には、ステップS1501において受信されたサーチコマンドについて変復調部306からの出力に応じて受信強度Vを検出し(ステップS1504)、無線タグTを作動させるエネルギの供給元を内部電池308に切り替える(ステップS1505)。
制御部307は、ステップS1503における応答処理によって、サーチコマンドにタグIDが自身のタグIDと一致した場合には、リーダ110に対する応答コマンドを生成し、タグアンテナ301介し、生成した応答コマンドを送信する(ステップS1506)。
制御部307は、ステップS1506において応答コマンドを送信すると、ステップS1504において検出された受信強度Vに基づいて、発光部309を発光させるための発光電流値Iを決定する(ステップS1507)。具体的には、制御部307は、受信強度Vが弱い場合は、無線タグTがリーダ110から遠い位置に存在していることとして発光強さ(光度)が強くなるように発光電流値Iを決定し、受信強度Vが強い場合は、無線タグTがリーダ110から近い位置に存在していることとして発光強さが弱くなるように発光電流値Iを決定する。
より具体的には、制御部307は、不図示のROMやメモリなどに記憶された、実施形態1における図11や図12に示した各種データなどから、実施形態2における制御部211と同様の処理によって発光電流値Iを決定する。
制御部307は、ステップS1507において決定された発光電流値Iに基づいて、発光部309へ発光電流値Iによる発光指令をおこない(ステップS1508)、一連の無線タグTの処理を終了する。具体的には、たとえば、無線タグTは、発光指令によって発光部309を発光させると、一定時間は新たなサーチコマンドを受け付けずに発光を継続させ、一定時間経過後に発光を停止させて新たなサーチコマンドを待ち受ける状態(たとえば、ステップS1502の状態)となる。
なお、本発明の各構成要素における処理と、本発明の実施形態3の各処理または各機能とを関連付けて説明すると、ステップS1508における制御部307の処理によって、本発明にかかる発光制御手段の処理が実行される。ステップS1505における制御部307の処理によって、本発明にかかる電源制御手段の処理が実行される。
以上説明したように、本発明の実施形態4にかかる無線タグおよびファイル探索システムによれば、受信強度を無線タグ側で検出して発光電流値を決定する構成であるため、リーダの構成の簡素化を図りつつ、実施形態2と同等の効果を実現することができる。
(その他の一部の変形例)
なお、本発明の実施形態4では、実施形態3で用いた応答時間tの代わりに受信強度Vを用いて発行電流値Iを決定することとしているため、実施形態3(すなわち、実施形態1)で示した各変形例と同等の変形例を適用することができる。具体的には、たとえば、図15に示したステップS1505においてエネルギの供給元を切り替える手順については、発光部309を発光させる前であればどの段階でもよい。また、ステップS1507においては、発光電流値Iの代わりに(あるいは併用するなどして)、発光部309の点滅間隔や発光色などを決定する構成でもよい。
また、本発明の実施形態4では特に、図15に示したステップS1506およびステップS1510において、無線タグTから応答コマンドを送信して、リーダ110によって応答コマンドを受信することとしているが、応答コマンドの送受信処理を省略する構成でもよい。
具体的には、無線タグTは、応答コマンドを送信せずに発光部309を発光させる。リーダ110は、応答コマンドを受信しないため、サーチコマンドで探索した無線タグTが存在するか否かは確認できないが、利用者は、無線タグTの発光部309の発光を確認すると、探索対象の無線タグT(ファイル101)を見つけ出すことができる。
すなわち、利用者は、リーダ110によって応答コマンドを受信しなくても、たんさく対象のファイル110を見つけ出すことができるため、リーダ110および無線タグTの無線通信における信号処理を簡素化することができる。なお、この際利用者は、操作部213を操作して、(応答コマンドの代わりに)無線タグTを見つけ出した旨の入力をおこなってもよい。
また、上述した説明では、実施形態1、実施形態2、実施形態3および実施形態4を別々の例としたが、これに限ることはない。すなわち、それぞれの機能を合わせた構成として、適宜、上記実施形態1〜4およびその変形例による手法を2つ以上組み合わせて利用してもよい。
具体的には、実施形態1、実施形態3を組み合わせて、応答時間をリーダと無線タグの双方で計時して、双方の平均値を採用してもよい。また、実施形態1、実施形態2を組み合わせて応答時間と受信強度のそれぞれから決定される発光電流値について、平均値を採用したりしてもよい。換言すれば、リーダおよび無線タグによって計時あるいは検出される応答時間や受信強度を適宜組み合わせて、平均や最適値を選択することで、発光態様の最適化を図ることができる。
T 無線タグ
100 ファイル探索システム
101 ファイル
110 リーダ
AT リーダアンテナ
210 バス
211 制御部
212 無線タグ通信制御部
213 操作部
214 表示部
215 通信I/F
216,1301 タイマー
301 タグアンテナ
302 整流部
303 電源部
304 クロック抽出部
305 メモリ部
306 変復調部
307 制御部
308 内部電池
309 発光部
350 IC回路部
700,1100 決定用データ
800,1200 光度決定テーブル


Claims (7)

  1. 無線タグ通信装置と無線通信がおこなわれた場合に発光可能な発光部を備える無線タグであって、
    前記無線タグ通信装置から送信される質問波による前記無線通信の状況に基づいて、前記発光部の発光態様を制御する発光制御手段
    を備えることを特徴とする無線タグ。
  2. 前記発光制御手段は、前記無線通信における前記無線タグ通信装置からの前記質問波の受信強度に基づいた前記発光態様とすることを特徴とする請求項1に記載の無線タグ。
  3. 前記発光制御手段は、前記無線通信における前記無線タグ通信装置への応答時間に関する応答時間情報を前記無線タグ通信装置から取得し、前記応答時間情報に基づいた前記発光態様とすることを特徴とする請求項1に記載の無線タグ。
  4. 前記無線タグ通信装置と無線通信がおこなわれた場合、前記無線タグへの電力の供給を内部電源に切替可能な電源制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の無線タグ。
  5. 無線タグ通信装置と、前記無線タグ通信装置との無線通信がおこなわれた場合に発光可能な発光部を備える無線タグと、からなる無線タグ通信システムであって、
    前記無線タグ通信装置は、前記無線タグに対して質問波を送信した際に、前記質問波に応じて前記無線タグから前記応答波を受信するまでの応答時間を計時する計時手段を備え、
    前記無線タグは、前記計時手段によって計時された前記応答時間に基づいて、前記発光部の発光態様を制御する発光制御手段を備えることを特徴とする無線タグ通信システム。
  6. 前記無線タグ通信装置は、前記計時手段によって計時された前記応答時間を送信する応答時間送信手段を、さらに備え、
    前記無線タグの発光制御手段は、前記応答時間送信手段によって送信された前記応答時間から前記発光部の発光態様を制御する電流値を決定し、決定された前記電流値に基づいて、前記発光部の発光態様を制御することを特徴とする請求項5に記載の無線タグ通信システム。
  7. 前記無線タグ通信装置は、前記計時手段によって計時された前記応答時間に基づいて、前記無線タグの発光態様を制御する電流値を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された電流値による発光指示信号を前記無線タグに送信する発光指示信号送信手段と、をさらに備え
    前記無線タグの発光制御手段は、前記発光指示信号送信手段によって送信された前記発光指示信号に基づいて、前記発光部の発光態様を制御することを特徴とする請求項5に記載の無線タグ通信システム。



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