JP2010211183A - プローブユニット及び検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常点灯検査と簡易点灯検査とで装置の共有化を図って部品の交換頻度を低減して、検査効率を向上させる。
【解決手段】検査対象基板の回路の複数の端子に各プローブがそれぞれ接触し少なくとも簡易点灯検査信号又は通常点灯検査信号を選択的に印加するプローブユニットであり、前記プローブに接続され、少なくとも簡易点灯検査信号用の端子及び通常点灯検査信号用の端子を備えたFPC接続板と、少なくとも前記簡易点灯検査信号用の端子または前記通常点灯検査信号用の端子のいずれかの信号用の端子への接続を選択的に切り換える検査信号切換接続装置とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】検査対象基板の回路の複数の端子に各プローブがそれぞれ接触し少なくとも簡易点灯検査信号又は通常点灯検査信号を選択的に印加するプローブユニットであり、前記プローブに接続され、少なくとも簡易点灯検査信号用の端子及び通常点灯検査信号用の端子を備えたFPC接続板と、少なくとも前記簡易点灯検査信号用の端子または前記通常点灯検査信号用の端子のいずれかの信号用の端子への接続を選択的に切り換える検査信号切換接続装置とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶パネル等の検査対象基板の簡易点灯検査及び通常点灯検査に用いるプローブユニット及び検査装置に関するものである。
液晶パネル等の製造工程においては、その液晶パネル等の点灯検査が行われる。この検査には、一般に、複数のプローブを有するプローブユニットを備えた検査装置が用いられる。この場合において、点灯検査は、前記プローブユニットの各プローブを液晶パネル等の電極に押し当てた状態で、各電極に検査信号を供給することにより通常点灯検査が行われる。通常検査とは、製品の使用条件と同様な信号を液晶パネル等に印加して、各セルをフルカラーなどで表示させ、点欠陥、線欠陥、ムラ等の多様な検査を行うことを言う。
前記プローブユニットの一例を図2に示す。プローブユニット1は、プローブベース2と、支持部3と、プローブ組立体4と、接続ケーブル部5と、信号発生器6とを備えて構成されている。
前記プローブベース2は、プローブ組立体4を支持した複数の支持部3を一体的に支持する板材である。このプローブベース2で、複数のプローブ組立体4が支持部3を介して、ワークテーブル(図示せず)上の液晶パネル7に対向した状態で支持されている。
前記支持部3は、その基端側が前記プローブベース2に支持された状態で、その先端側で前記プローブ組立体4を支持するための部材である。
プローブ組立体4は、液晶パネル7の回路の端子に接触して、検査信号を伝えるための部材である。プローブ組立体4は、支持部3に支持されている。このプローブ組立体4は、プローブブロック8と、プローブ9とを備えて構成されている。プローブブロック8は支持部3に取り付けられている。このプローブブロック8にプローブ9が取り付けられている。プローブ9は、液晶パネル7の回路の端子に直接接触する部材である。プローブ9は、その先端部が液晶パネル7の回路の端子に接触され、基端部が接続ケーブル部5の端子に接触される。
接続ケーブル部5は、前記プローブ9と信号発生器6とを電気的に接続するための部材である。この接続ケーブル部5は具体的には、プローブ9の基端部に電気的に接続されるTCPプレート11と、このTCPプレート11に接続されたFPC12と、このFPC12が接続されるFC基板13と、このFC基板13と信号発生器6とを接続するケーブル14とから構成されている。これにより、接続ケーブル部5は、信号発生器6とプローブ9とを電気的に接続している。
信号発生器6は、通常点灯検査信号を発生させるための装置である。この信号発生器6で発生した通常点灯検査信号は、接続ケーブル部5及びプローブ9を介して液晶パネル7の回路の端子に印加されて液晶パネル7にテストパターンを映し出し検査が行われる。
簡易点灯検査を行う場合は、簡易点灯検査用のプローブユニットや、簡易点灯検査装置が用いられる。即ち、前記プローブユニットを簡易点灯検査用のプローブユニットに付け換えて簡易点灯検査を行ったり、簡易点灯検査装置を設置して簡易点灯検査を行ったりする。簡易検査とは製品の使用条件より少ない信号又は擬似的に作成した信号を液晶パネル等に印加して、全面一色、各種表示パターンなどを表示させ、点欠陥、線欠陥、ムラ等の多様な検査を行うことを言う。
このような点灯検査装置としては特許文献1がある。
ところが、従来の点灯検査装置では、通常点灯検査から簡易点灯検査に切り換える場合は、通常点灯検査用のプローブユニットを取り外して簡易点灯検査用のプローブユニットに付け換える。また簡易点灯検査から通常点灯検査に切り換える場合は、簡易点灯検査用のプローブユニットを取り外して通常点灯検査用プローブユニットに付け換える。プローブユニットを付け換える場合は、その都度交換作業が必要になり、検査効率が悪いという問題がある。
通常検査装置とは別に簡易点灯検査装置を設ける場合は、その装置の設置スペースが必要になること等によって、コストが嵩むという問題がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、通常点灯検査と簡易点灯検査とで装置の共有化を図ることで、コストを抑えて検査効率を向上させたプローブユニット及び検査装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係るプローブユニットは、検査対象基板の回路の複数の端子に各プローブがそれぞれ接触し少なくとも簡易点灯検査信号又は通常点灯検査信号を選択的に印加するプローブユニットであり、前記プローブに接続され、少なくとも簡易点灯検査信号用の端子及び通常点灯検査信号用の端子を備えたFPC接続板と、なくとも前記簡易点灯検査信号用の端子または前記通常点灯検査信号用の端子のいずれかの信号用の端子への接続を選択的に切り換える検査信号切換接続装置とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る検査装置は、検査対象基板の検査に用いる検査装置であって、外部から挿入された検査対象基板を検査終了後に外部へ搬出するパネルセット部と、当該パネルセット部から渡された検査対象基板を支持して試験する測定部とを備え、前記測定部のプローブユニットとして、上述したプローブユニットを用いたことを特徴とする。
以上のように、前記簡易点灯検査信号用の端子及び通常点灯検査信号用の端子を前記プローブユニット側に選択的に接続させていずれかの検査信号をプローブユニットに印加させるので、通常点灯検査及び簡易点灯検査等で装置の共有化を図ることができ、装置の交換頻度を低減させて検査効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係るプローブユニット及び検査装置について、添付図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係る検査装置21は、図3に示すように主に、パネルセット部22と、測定部23とから構成されている。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係る検査装置21は、図3に示すように主に、パネルセット部22と、測定部23とから構成されている。
パネルセット部22は、外部から挿入された検査対象基板としての液晶パネル7を受け取り測定部23へ搬送し、検査終了後の液晶パネル7を外部へ受け渡すための装置である。パネルセット部22は、開口部26の奥にパネル受渡装置27を有し、このパネル受渡装置27で液晶パネル7を外部から受け取り、搬送アーム28で支持して測定部23へ搬送する。また、パネル受渡装置27は、測定部23で検査終了後の液晶パネル7を受け取って外部へ受け渡す。
測定部23は、パネルセット部22から渡された液晶パネル7を支持して点灯するための装置である。測定部23は、図4に示すように、アライメントステージ29と、バックライト(図示せず)と、ワークテーブル30と、プローブユニット31と、パネル受け部30Aとを備えて構成されている。
アライメントステージ29は、その内部に、X移動機構、Y移動機構、Z移動機構、θ回転機構(何れも図示せず)を備えて構成されている。
バックライトは、パネル受け部30Aに支持された液晶パネル7にその裏面から光を当てるための照明装置である。このバックライトは、アライメントステージ29の上側に支持されている。
パネル受け部30Aは、液晶パネル7を位置決めして支持するための部材である。ワークテーブル30は、パネル受け部30Aを支持している。パネル受け部30Aに支持された液晶パネル7は、アライメントステージ29がXYZθ方向に動作することで、プローブユニット31と正確に位置合わせされる。
プローブユニット31は、図4、5に示すように、液晶パネル7の端子7Cに接触して検査信号を印加して、液晶パネル7を検査するために点灯させる装置である。プローブユニット31は、プローブベース32と、ブローブ装置33と、アライメントカメラ34とを備えて構成されている。
プローブベース32は、ブローブ装置33やアライメントカメラ34を一体的に支持するための板材である。このプローブベース32は、検査装置21の本体側に固定された状態で、ブローブ装置33、アライメントカメラ34等を、ワークテーブル30上の液晶パネル7に臨ませて支持されている。
ブローブ装置33は、各プローブベース32に複数設けられている。このブローブ装置33は、支持部37と、プローブ組立体38とから構成されている。
前記支持部37は、その基端側が前記プローブベース32に支持された状態で、その先端側で前記プローブ組立体38を支持するための部材である。この支持部37は、前記プローブベース32に直接取り付けられて全体を支持するサスペンションブロック40と、このサスペンションブロック40の先端部にガイドレール41を介してスライド可能に支持されたスライドブロック42と、このスライドブロック42の下側面に一体的に取り付けられたプローブプレート43とを備えて構成されている。スライドブロック42は、サスペンションブロック40に対して調整ネジ44で高さ調整が行われる。
プローブ組立体38は、液晶パネル7の回路の端子7Cに接触して検査信号を印加するための部材である。プローブ組立体38は、プローブプレート43の下側面に取り付けられている。このプローブ組立体38は、図1に示すように、プローブブロック46と、プローブ47と、FPC接続板48と、検査信号切換接続装置49とを備えて構成されている。
プローブブロック46は、図1、6に示すように、液晶パネル7の回路の端子7Cに直接接触して、簡易点灯検査信号又は通常点灯検査信号を選択的に印加することで、簡易点灯検査及び通常点灯検査を行うための部材である。
プローブブロック46は、プローブプレート43の下側面に直接取り付けられている。このプローブブロック46にはプローブ47が取り付けられている。プローブ47は、液晶パネル7の回路の端子7Cに接触して点灯のための検査信号を印加するブレードタイプの接触子である。プローブ47は、プローブブロック46の下側に液晶パネルの回路の端子7Cと同数が回路端子の位置に整合して設けられている。このプローブ47を構成する各ブレードの先端側の針部47Aが液晶パネル7の回路の端子7Cに直接接触され、基端側の針部47BがFPC接続板48の後述する配線53に接触するようになっている。
FPC接続板48は、プローブ47と検査信号切換接続装置49とを電気的に接続するための部材である。FPC接続板48は、FPC51と、コンタクトプローブ52A、52Bとから構成されている。
FPC51は、絶縁性及び可撓性のある合成樹脂等で構成される公知のプレキシブル配線基板である。FPC51は、その先端側がプローブブロック46に固定され、基端側が後述する検査信号切換ブロック55に固定されている。FPC51の基端側は、検査信号切換ブロック55のガラス基板58の上面に一定の空間をあけてこの検査信号切換ブロック55に支持されている。具体的には、FPC51のコンタクトプローブ52A、52Bが、ガラス基板58の各パッド61、62と互いに対応した位置において一定空間をあけた状態で、FPC51が検査信号切換ブロック55に支持されている。これにより、後述する押圧部材73A、73BでFPC51が押圧されることで、このFPC51が撓んで、コンタクトプローブ52A、52Bと各パッド61、62とが互いに圧接されるようになっている(図10、11参照)。
FPC51の下側面には配線53が施されている。配線53は、プローブ47の数だけ平行に配設されている。この各配線53の先端側が各プローブ47の基端側の針部47Bにそれぞれ電気的に接触している。
各配線53の基端側には、簡易点灯検査信号用の端子であるコンタクトプローブ52Aと、通常点灯検査信号用の端子であるコンタクトプローブ52Bとが、配線の長手方向に間隔をおいて配設されている。
コンタクトプローブ52A、52Bは、検査信号切換ブロック55及び切換機構56と協働して、簡易点灯検査信号の回線又は通常点灯検査信号の回線を、プローブブロック46のプローブ47に選択的に接続するための部材である。
コンタクトプローブ52Aの列は、後述する検査信号切換ブロック55の簡易点灯検査信号用のパッド61に整合する位置に設けられている。コンタクトプローブ52Bの列は、後述する検査信号切換ブロック55の通常点灯検査信号用のパッド62に整合する位置に設けられている。これにより、コンタクトプローブ52A、52Bがガラス基板58の各パッド61、62に選択的に接触することにより、簡易点灯検査回路と通常点灯検査回路とが切り換わるようになっている(図10、11参照)。
検査信号切換接続装置49は、前記簡易点灯検査信号用の端子であるコンタクトプローブ52Aまたは前記通常点灯検査信号用の端子であるコンタクトプローブ52Bのいずれかの信号用の端子への接続を選択的に切り換えて検査信号回路を選択して接続するための装置である。この検査信号切換接続装置49は、図1、7〜9に示すように、検査信号切換ブロック55と、切換機構56とから構成されている。
検査信号切換ブロック55は、その上側面に形成された簡易点灯検査信号の回線の端子(簡易点灯検査信号用のパッド62)又は通常点灯検査信号の回線の端子(通常点灯検査信号用のパッド61)を、前記FPC接続板48のコンタクトプローブ52A、52Bに選択的に接触させて、いずれかの点灯検査信号を液晶パネル7に印加させるためのブロックである。
検査信号切換ブロック55は、ベースプレート54の下側に取り付けられている。検査信号切換ブロック55は、FPC接続板48及び切換機構56と協働して、簡易点灯検査信号の回線又は通常点灯検査信号の回線を、プローブ47に選択的に接続させるようになっている。
検査信号切換ブロック55は、図1、8、10,11に示すように、ベース板部57と、ガラス基板58と、FPC59と、TCPユニット60と、簡易点灯用パッド61と、通常点灯用パッド62とから構成されている。
ベース板部57は、肉厚の四角形板状に形成され、上側にガラス基板58が設けられる。ベース板部57の四隅には、支持腕部64が設けられ、この支持腕部64によりベース板部57がベースプレート54の下側面に一体的に取り付けられている。
ガラス基板58は、その上側面に2つの回路を形成した基板である。即ち、ガラス基板58の上側面には、簡易点灯検査信号の回線の簡易点灯回路65と、通常点灯検査信号の回線の通常点灯回路66とがそれぞれ設けられている。
FPC59は、簡易点灯検査信号の回線の簡易点灯回路65と簡易点灯検査信号発生器(図示せず)とを接続するための部材である。TCPユニット60は、通常点灯検査信号の回線の通常点灯回路66と通常点灯検査信号発生器(図示せず)とを接続するための部材である。TCPユニット60の上側には駆動IC67が設けられている。
簡易点灯用パッド61は、簡易点灯検査信号の回線の端子である。即ち、簡易点灯用パッド61は、プローブ47と前記簡易点灯検査信号発生器とを電気的に接続するための端子である。簡易点灯用パッド61とコンタクトプローブ52Aとが接触することで、簡易点灯検査信号がプローブ47を介して液晶パネル7の端子7Cに印加されてテストパターンが映し出され簡易点灯検査が行われるようになっている。簡易点灯用パッド61は、本実施形態においては一列に並べて構成されている。なお、この簡易点灯用パッド61の配列は、簡易点灯用パッド61の設置数等の諸条件によって異なり、2列以上に配列される場合もある。千鳥足状等の他の配列パターンで配列される場合もある。
通常点灯用パッド62は、液晶パネル7を通常点灯検査信号の回線の端子である。即ち、通常点灯用パッド62は、プローブ47と前記通常点灯検査信号発生器とを接続するための端子である。通常点灯用パッド62とコンタクトプローブ52Bとが接触することで、通常点灯検査信号がプローブ47を介して液晶パネル7の端子7Cに印加されてテストパターンが映し出され通常点灯検査が行われるようになっている。通常点灯用パッド62の配列も前記簡易点灯用パッド61と同様に、一列に並べて構成されている。この通常点灯用パッド62の配列も、通常点灯用パッド62の設置数等の諸条件によって異なり、2列以上に配列される場合もある。千鳥足状等の他の配列パターンで配列される場合もある。
切換機構56は、前記検査信号切換ブロック55の各回線のパッド61、62と、それに対応する前記FPC接続板48の各コンタクトプローブ52A、52Bとを選択的に圧接させて検査信号を切り換えるための機構である。切換機構56は、2つの押圧部材73A、73Bと、押圧手段74とから構成されている。
押圧部材73A、73Bは、前記可撓性板材としてのFPC接続板48を押圧して前記各回線の端子(パッド61、62)と、各コンタクトプローブ52A、52Bとを選択的に圧接させるための部材である。押圧部材73A、73Bは、通常点灯検査信号用のパッド61と簡易点灯検査信号用のパッド62に対応して2つ設けられている。
押圧部材73A、73Bは、上下動可能に支持されて、簡易点灯検査信号用のすべてのコンタクトプローブ52A、又は通常点灯検査信号用のすべてのコンタクトプローブ52Bを前記FPC51を介して同時に押圧する。押圧部材73A、73Bは、弾性部材75と、支持フレーム76とから構成されている。
弾性部材75は、前記FPC接続板48に直接的に接触してコンタクトプローブ52A、52Bを弾性的に押圧する部材である。弾性部材75は、絶縁性を備えた弾性材料を用いる。弾性部材75は、FPC51の横幅寸法よりも長い肉厚板状又は棒状に形成されている。これにより、弾性部材75は、一列に並んだすべてのコンタクトプローブ52A又はコンタクトプローブ52Bを、十分な圧力で均等に押圧できるようになっている。即ち、弾性部材75は、一列に並んだすべてのコンタクトプローブ52A又はコンタクトプローブ52Bを、通常点灯検査信号用のパッド61又は簡易点灯検査信号用のパッド62に電気的に接続させるのに十分な圧力で均等に押圧できるようになっている。弾性部材75の断面形状は、ほぼ八角形や四角形等に形成される。なお、弾性部材75の断面形状は、前記2つの部材を、電気的に接続させるのに十分な圧力で均等に押圧させるのに十分な形状であればよい。
支持フレーム76は、水平棒部(図示せず)と、この水平棒部の両側から上方へ立ち上がった垂直棒部76Aとから構成され、全体形状を上方へ開放したコの字型又はC字型に形成されている。水平棒部は、弾性部材75の内部に埋め込まれて、この弾性部材75を支持している。垂直棒部76Aは、スライド板84の押圧ガイド溝90の押圧ガイドピン81を介して支持されている。
垂直棒部76Aの側面にはスライドピン79が設けられている。このスライドピン79は、シャフトホルダー78に設けられたピン溝80に嵌り合って上下方向にスライド可能に支持されている。これにより、垂直棒部76Aの上下方向へのスライド量が規制されている。
垂直棒部76Aの両側面の上部には、後述するスライド板84の押圧ガイド溝90に嵌り合う押圧ガイドピン81が設けられている。押圧ガイドピン81は、2つの押圧部材73A、73Bの両垂直棒部76Aにそれぞれ設けられている。各対の押圧ガイドピン81は、押圧ガイド溝90に案内されてそれぞれの押圧部材73A、73Bを簡易点灯検査と通常点灯検査に合わせて選択的に上下動させるようになっている。
2つの支持フレーム76は、簡易点灯検査信号用のコンタクトプローブ52Aの列と、通常点灯検査信号用のコンタクトプローブ52Bの列にそれぞれ整合する位置に配設されている。
押圧手段74は、2つの押圧部材73A、73Bを選択的に上下動させて、前記各コンタクトプローブ52A、52Bと、各パッド61、62とを選択的に接触させるための装置である。押圧手段74は、スライド板84と、駆動機構85とから構成されている。
スライド板84は、押圧ガイド溝90に押圧ガイドピン81を介して各押圧部材73を支持することで、各押圧部材73A、73Bを選択的に上下動させるための板材である。
スライド板84は、ベースプレート54の上側に、このベースプレート54に沿ってスライド可能に取り付けられている。ベースプレート54の上側には、図9に示すように、ガイド板86が取り付けられている。このガイド板86の両側面にはガイドレール87が設けられている。この各ガイドレール87には、スライドガイド88がスライド可能に取り付けられている。この各スライドガイド88に各スライド板84がそれぞれ固定されることで、各スライド板84がスライド可能に取り付けられている。
2枚のスライド板84は、一体的に設けられて、ベースプレート54の上側面に沿って水平方向(図1の左右方向)に同時にスライドするようになっている。各スライド板84には、図1、7に示すように、押圧ガイド溝90が設けられている。この押圧ガイド溝90には、2つの押圧部材73A、73Bの押圧ガイドピン81がそれぞれ嵌め込まれて、各押圧部材73A、73Bを支持している。
押圧ガイド溝90は、ほぼ水平方向に延ばして設けられている。具体的には、押圧ガイド溝90は、中立溝部90Aと、簡易点灯用溝部90Bと、通常点灯用溝部90Cとから構成されている。
中立溝部90Aは、押圧ガイド溝90の中間に位置し水平方向に延ばして形成され、2つの押圧部材73A、73Bを中立状態に支持する溝部である。この中立溝部90Aに押圧部材73A、73Bの押圧ガイドピン81が位置して、各押圧部材73A、73Bが中立状態になる。この状態が図7(B)の中立ポジションであり、2つの押圧部材73A、73Bが上側に支持され、簡易及び通常の点灯検査信号が印加されない状態となる。
簡易点灯用溝部90Bは、中立溝部90Aの一側(図1の左側)に位置して下方向に延ばして形成された溝部である。この簡易点灯用溝部90Bに、簡易点灯用の押圧部材73Aの押圧ガイドピン81を案内して押し下げると共に、通常点灯用の押圧部材73Bの押圧ガイドピン81を中立状態に維持することで、簡易点灯検査信号が液晶パネル7の端子7Cに印加される状態になる。この状態が、図7(C)の簡易点灯検査ポジションである。
通常点灯用溝部90Cは、中立溝部90Aの他側(図1の右側)に位置して下方向に延ばして形成された溝部である。この通常点灯用溝部90Cは、通常点灯用の押圧部材73Bの押圧ガイドピン81を案内して押し下げると共に、簡易点灯用の押圧部材73Bの押圧ガイドピン81を中立状態に維持することで、通常点灯検査信号が液晶パネル7の端子7Cに印加される状態になる。この状態が、図7(A)の通常点灯検査ポジションである。
駆動機構85は、2枚のスライド板84を一体的にスライドさせるための機構である。駆動機構85は、2枚のスライド板84に連結されたエアシリンダ92と、エア供給装置(図示せず)とから構成されている。エアシリンダ92は、3ポジションでのホールド機能を備えている。即ち、上述した中立ポジション、簡易点灯検査ポジション及び通常点灯検査ポジションのそれぞれで2枚のスライド板84を維持することができるようになっている。
エア供給装置は、切換バルブ(図示せず)を備え、この切換バルブでエアシリンダ92へのエアの供給経路を切り換えることで、スライド板84の位置を適宜選択できるようになっている。
アライメントカメラ34は、ブローブ装置33のプローブ組立体38の各プローブ47と、液晶パネル7の端子7Cとの位置合わせに際して、液晶パネル7の表面に設けられたアライメントマーク(図示せず)を撮影するためのカメラである。アライメントカメラ34は、設定位置に3つ設けられている。
以上のように構成された検査装置21は次のように作用する。なお、検査装置全体の作用は従来の検査装置と同様であるため、ここでは、プローブユニット31の作用を中心に説明する。
まず、通常点灯検査について説明する。通常点灯検査では、図7(A)に示すように、駆動機構85のエア供給装置で制御されたエアシリンダ92が、2枚のスライド板84をスライドさせて、通常点灯検査ポジションに維持する。これにより、押圧部材73Bの押圧ガイドピン81が押圧ガイド溝90の通常点灯用溝部90Cに位置して押圧部材73Bが押し下げられ、コンタクトプローブ52Bが通常点灯用パッド62に圧接される。
次いで、パネル受け30Aに支持された液晶パネル7が正確に位置合わせされて、液晶パネル7の端子7Cと、プローブ47とが互いに接触される。
次いで、通常点灯検査信号発生器で発生させた通常点灯検査信号が、プローブ47から液晶パネル7の端子7Cに印加されて、テストパターンが映し出され液晶パネル7の通常点灯検査が行われる。
簡易点灯検査を行う場合は、駆動機構85のエア供給装置で制御されたエアシリンダ92が、2枚のスライド板84を、図7(A)〜(C)に示すようにスライドさせて、簡易点灯検査ポジションにホールドする。これにより、押圧部材73Aの押圧ガイドピン81が押圧ガイド溝90の簡易点灯用溝部90Bに位置して押圧部材73Aが押し下げられ、コンタクトプローブ52Aが簡易点灯用パッド61に押し付けられる。
次いで、簡易点灯検査信号発生器で簡易点灯検査信号が発生され、その簡易点灯検査信号がプローブ47から液晶パネル7の端子7Cに印加されて、テストパターンが映し出され液晶パネル7の簡易点灯検査が行われる。
通常点灯検査に戻す場合は、駆動機構85のエア供給装置でエアシリ92を制御して2枚のスライド板84をスライドさせて、通常点灯検査ポジションに移動させる。
以上のように、駆動機構85のエア供給装置でエアシリンダ92を制御して2枚のスライド板84をスライドさせて接続回路を切り換え、いずれかの点灯検査信号をプローブブロックに印加させるので、通常点灯検査と簡易点灯検査のための装置を2つ設ける必要がなくなる。これにより、通常点灯検査と簡易点灯検査とで装置の共有化を図ることができ、通常点灯検査と簡易点灯検査とで装置を交換する必要もなくなる。この結果、検査効率を大幅に向上させることができる。
検査信号切換接続装置49の切換機構56で簡易点灯検査と通常点灯検査とを容易に切り換えることができるため、一台の装置で簡易点灯検査と通常点灯検査を行うことも可能になり、コストを削減して検査効率を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係る検査装置の全体構成は、上述した第1実施形態の検査装置21とほぼ同様であるため、ここではプローブ組立体95を中心に説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係る検査装置の全体構成は、上述した第1実施形態の検査装置21とほぼ同様であるため、ここではプローブ組立体95を中心に説明する。
プローブ組立体95は、第1実施形態のプローブ組立体38と同様に、液晶パネル7の回路の端子7Cに接触して検査信号を印加するための部材である。プローブ組立体95は、プローブプレート43の下側面に取り付けられている。このプローブ組立体95は、図12に示すように、プローブブロック96と、プローブ97と、FPCプレート98とを備えて構成されている。
プローブブロック96は、第1実施形態のプローブブロック96と同様に、液晶パネル7の回路の端子7Cに直接接触して、簡易点灯検査信号又は通常点灯検査信号を選択的に印加することで、簡易点灯検査及び通常点灯検査を行うための部材である。
プローブブロック96はプローブプレート43の下側面に直接取り付けられている。このプローブブロック96にはプローブ97が取り付けられている。プローブ97は、ブレードを複数枚並べて構成されている。このプローブ97を構成する各ブレードの先端側の針部97Aが液晶パネル7の回路の端子7Cに直接接触され、基端側の針部97BがFPCプレート98の後述するプリント配線106に接触するようになっている。
FPCプレート98は、検査信号切換ブロック55と協働して、簡易点灯検査信号の回線又は通常点灯検査信号の回線を、プローブブロック96のプローブ97に選択的に接続するための部材である。FPCプレート98は、図12〜14に示すように、本体部101と、FPC板102と、コンタクトプローブ103とから構成されている。
本体部101は、ほぼ四角板状に形成されている。本体部101の中央の下側には、切り欠き溝105が設けられている。この切り欠き溝105は、本体部101を軽量化すると共に、多少撓むことができるようにするためである。これにより、パッド61、62がコンタクトプローブ103に接触したときに多少撓んで、コンタクトプローブ103がパッド61、62に大きなキズを付けずに確実に電気的接続を実現できるようになっている。
FPC板102は、その下側面にプリント配線106を施したフレキシブル基板である。プリント配線106は、プローブ97のブレードの数だけ平行に配設されている。このプリント配線106の先端側がプローブ97の基端側の針部97Bに電気的に接触している。プリント配線106の基端側には、コンタクトプローブ103が設けられている。
コンタクトプローブ103は、2つのパッド61、62にそれぞれ電気的に接触するための針部である。コンタクトプローブ103は、円錐形や多角錐形の突起によって構成されている。コンタクトプローブ103の先端は、各パッド61、62との兼ね合いで、最も電気的接続が良好になるように、尖らせたり、丸みを付けたりする。
これにより、コンタクトプローブ103に2つのパッド61、62のいずれかが接触したときに、コンタクトプローブ103と各パッド61、62との確実な電気的接続を実現できるようになっている。このとき、コンタクトプローブ103とパッド61、62とが強く押し付けられた場合でも、切り欠き溝105によって本体部101が僅かに撓んで互いの圧接を緩和して確実な電気的接続を実現できるようになっている。
検査信号切換ブロック55は、簡易点灯検査信号の回線又は通常点灯検査信号の回線のいずれかの端子をプローブブロック96のコンタクトプローブ103に選択的に接続するための装置である。検査信号切換ブロック55をずらされることで、簡易点灯検査信号の回線又は通常点灯検査信号の回線のいずれかの端子をプローブブロック96のコンタクトプローブ103に選択的に接続して、簡易点灯検査又は通常点灯検査のための検査信号を印加させるようになっている。検査信号切換ブロック55は、図8、12、14に示すように、ガラス基板58と、FPC59と、TCPユニット60と、簡易点灯用パッド61と、通常点灯用パッド62とから構成されている。
ベース板部107は、肉厚の四角形板状に形成され、上側にガラス基板108が設けられる。ベース板部57の両側には、後述する切換機構123のスライドピン125が2本ずつ設けられている。
ガラス基板5は、その上側面に2つの回路を形成した基板である。即ち、ガラス基板58の上側面には、簡易点灯検査信号の回線の簡易点灯回路65と通常点灯検査信号の回線の通常点灯回路66とがそれぞれ設けられている。
FPC59は、簡易点灯検査信号の回線の簡易点灯回路65と簡易点灯検査信号発生器(図示せず)とを接続するための部材である。TCPユニット60は、通常点灯検査信号の回線の通常点灯回路66と通常点灯検査信号発生器(図示せず)とを接続するための部材である。TCPユニット60の上側には駆動IC66が設けられている。
簡易点灯用パッド61は、簡易点灯検査信号の回線の端子である。即ち、簡易点灯用パッド61は、プローブ97と前記簡易点灯検査信号発生器とを接続するための端子である。簡易点灯用パッド61は、FPC接続板上に設けられた簡易点灯回路65の各線の端部に接続されている。そして、簡易点灯用パッド61とコンタクトプローブ103とが接触することで、簡易点灯検査信号がプローブ97を介して液晶パネル7の端子7Cに印加されて液晶パネルにテストパターンが映し出され、簡易点灯検査が行われる。
通常点灯用パッド62は、通常点灯検査信号の回線の端子である。即ち、通常点灯用パッド62は、プローブ97と前記通常点灯検査信号発生器とを接続するための端子である。通常点灯用パッド62は、FPC接続板上に設けられた66の各線の端部に接続されている。そして、各電極121とコンタクトプローブ103とが接触することで、通常点灯検査信号がプローブ97を介して液晶パネル7の端子7Cに印加されてテストパターンが映し出され通常点灯検査が行われる。
前記検査信号切換ブロック113は、図12,14に示すように、切換機構123によってスライド可能に支持されている。この切換機構123は、前記検査信号切換ブロック55を支持して移動させることによって前記検査信号切換ブロック55をずらし、前記簡易点灯用パッド61又は通常点灯用パッド62のいずれかを前記コンタクトプローブ103に選択的に圧接させて電気的に接触させるための機構である。切換機構123は、支持板124と、スライドピン125とから構成されている。
支持板124は、プローブブロック96の両側にそれぞれ取り付けられる2枚の板材である。各支持板124は、プローブブロック96の両側に取り付けられた状態で、検査信号切換ブロック55を両側から挟むように配設されている。各支持板124にはスライド溝126が設けられている。このスライド溝126は、スライドピン125をスライド可能に支持するための溝である。スライド溝126は、V字型に形成されて、検査信号切換ブロック113をV字型にスライドさせるようになっている。スライド溝126は、その中央部に位置して下方へ垂れ下がったV字溝部126Aと、このV字溝部126Aの両端部に位置する水平溝部126Bとから構成されている。
検査信号切換ブロック113をスライド溝126とスライドピン125に沿って逆サイド方向に移動させることで、コンタクトプローブと接続される点灯用パッドが切換わる。
V字溝部126Aは、スライドピン125がこの溝に沿ってスライドすることで、通常全点灯用パッド112又は簡易点灯用パッド111のいずれかの電極119,121とコンタクトプローブ103とが接触した状態から、コンタクトプローブ103に接触している一方のパッド111,112を下方に引き離しながらずらして他方のパッド112,111をコンタクトプローブ103に接触させるようになっている。
水平溝部126Bは、V字溝部126Aの両端に位置して、その両端から僅かに水平に伸ばして形成されている。この水平溝部126Bは、検査信号切換ブロック113をずれないように支持する部分である。スライドピン125がV字溝部126Aをスライドしながら、簡易点灯用パッド61また通常点灯用パッド62がコンタクトプローブ103と接触して押し付けられた後、横へ僅かにずらして互いの接触を確実なものにすると共に、スライドピン125がV字溝部126A側へずれ落ちないようになっている。
以上のように構成された検査装置21は次のように作用する。なお、検査装置全体の作用は従来の検査装置と同様であるため、ここでは、プローブユニット31の作用を中心に説明する。
まず、通常点灯検査について説明する。通常点灯検査では、図14(b)に示すように、検査信号切換ブロック55が先端側(図14の左側)へずらされる。これにより、スライド溝126のV字溝部126Aをスライドピン125がずれて、通常点灯用パッド112がコンタクトプローブ103に押し付けられる。さらに、スライドピン125がスライド溝126の水平溝部126Bを水平にずれて、通常点灯用パッド112がコンタクトプローブ103に押し付けられた状態で、横へ僅かにずらされて互いの接触を確実なものにする。
次いで、ワークテーブル30に支持された液晶パネル7が正確に位置合わせされて、液晶パネル7の端子7Cと、プローブブロック96のプローブ97とが互いに接触される。
次いで、通常点灯検査信号発生器で発生させた通常点灯検査信号が、プローブ97から液晶パネル7の端子7Cに印加されて、液晶パネル7にテストパターンが映し出され通常点灯検査が行われる。
簡易点灯検査を行う場合は、図14(a)に示すように、検査信号切換ブロック55が基端側へずらされる。これにより、スライド溝126のV字溝部126Aをスライドピン125がずれて、通常点灯用パッド62がコンタクトプローブ103から引き離されながら、簡易点灯用パッド61がコンタクトプローブ103に近づき、押し付けられる。さらに、水平溝部126Bをスライドピン125がずれて、通常点灯用パッド112がコンタクトプローブ103に押し付けられた状態で、横へ僅かにずらされて互いの接触を確実なものにする。
次いで、簡易点灯検査信号発生器で簡易点灯検査信号が発生され、その簡易点灯検査信号がプローブ97から液晶パネル7の端子7Cに印加されて、液晶パネル7にテストパターンが映し出され簡易点灯検査が行われる。
通常点灯検査に戻す場合は、上述のように検査信号切換ブロック113を通常点灯用パッド112側へずらす。
以上のように、前記簡易点灯検査信号の回線の端子(簡易点灯用パッド111)及び通常点灯検査信号の回線の端子(通常点灯用パッド112)をそれぞれ備えた前記検査信号切換ブロック55をずらすことで、いずれかの端子を、前記プローブブロック96のFPCプレート98のコンタクトプローブ103に選択的に接続させていずれかの点灯検査信号をプローブブロックに印加させるので、通常点灯検査と簡易点灯検査のための装置を2つ設ける必要がなくなる。これにより、通常点灯検査と簡易点灯検査とで装置の共有化を図ることができ、装置の交換頻度を低減させることができる。この結果、コストを低減して、検査効率を向上させることができる。
前記各実施形態に係る検査装置は、通常点灯検査と簡易点灯検査を行う検査装置全てに適用することができる。
前記各実施形態に係る検査装置では、検査信号として、簡易点灯検査信号と通常点灯検査信号を用いたが、これ以外の信号がある場合でも本願発明を適用することができる。例えば、第1実施形態において、押圧部材を3つ設け、3つの押圧部材に対応して押圧ガイド溝90に各押圧部材を押し下げるポジションを3箇所に設けることになる。この場合も、前記第1実施形態と同様に作用、効果を奏することができる。
前記第1実施形態では、FPC51にコンタクトプローブ52A、52Bを設けたが、パッド61、62をFPC51に設けてもよい。この場合も、前記第1実施形態と同様に作用、効果を奏することができる。
前記第2実施形態では、切換機構73を、検査信号切換ブロック113をスライドさせることで、コンタクトプローブ103に簡易点灯用パッド111又は通常点灯用パッド112を選択的に接触させるようにしたが、図15に示すように、2つリンク128で検査信号切換ブロック113を移動させるようにしてもよい。この場合、検査信号切換ブロック113がリンク128で移動された後、検査信号切換ブロック113をFPCプレート98に固定するための手段を設けて、通常点灯検査と簡易点灯検査とに切り換える。この場合も、前記同様の作用、効果を奏することができる。
また、前記第2実施形態では、スライドピン125をスライド溝126に嵌合してスライドするだけの機構としたが、図16に示すように、スライドピン125にネジ部129を設けて、スライドピン125が水平溝部126Bに移動した後、前記ネジ部129で検査信号切換ブロック85をFPCプレート98に固定するようにしても良い。これにより、検査信号切換ブロック113をずらした後、容易に且つ確実に固定することができる。
7:液晶パネル、7A:パネル表示部、7B:パネル端子部、7C:端子、21:検査装置、22:パネルセット部、23:測定部、26:開口部、27:パネル受渡装置、28:搬送アーム、29:アライメントステージ、30:ワークテーブル、30A:パネル受け部、31:プローブユニット、32:パネル受け部、33:ブローブ装置、34:アライメントカメラ、35:検査信号切換ブロック、37:支持部、38:プローブ組立体、40:サスペンションブロック、41:ガイドレール、42:スライドブロック、43:プローブプレート、44:調整ネジ、46:プローブブロック、47:プローブ、48:FPC接続板、49:検査信号切換接続装置、51:FPC、52A、52B:コンタクトプローブ、53:配線、54:ベースプレート、55:検査信号切換ブロック、56:切換機構、57:ベース板部、58:ガラス基板、59:FPC、60:TCPユニット、61:簡易点灯用パッド、62:通常点灯用パッド、64:支持腕部、65:簡易点灯回路、66:通常点灯回路、67:駆動IC、73A、73B:押圧部材、74:押圧手段、75:弾性部材、76:支持フレーム、76A:垂直棒部、78:シャフトホルダー、79:スライドピン、80:ピン溝、81:押圧ガイドピン、84:スライド板、85:駆動機構、86:ガイド板、87:ガイドレール、88:スライドガイド、90:押圧ガイド溝、90A:中立溝部、90B:簡易点灯用溝部、90C:通常点灯用溝部、92:エアシリンダ、95:プローブ組立体、96:プローブブロック、97:プローブ、98:FPCプレート、101:本体部、102:FPC板、103:コンタクトプローブ、105:切り欠き溝、106:プリント配線、107:ベース板部、108:ガラス基板、109:FPC、110:COF、111:簡易点灯用パッド、112:通常点灯用パッド、113:検査信号切換ブロック、116:駆動IC、118:台座、119:電極、120:台座、121:電極,123:切換機構,124:支持板,125:スライドピン、126:スライド溝、126A:V字溝部、126B:水平溝部、128:リンク、129:ネジ部。
Claims (7)
- 検査対象基板の回路の複数の端子に各プローブがそれぞれ接触し少なくとも簡易点灯検査信号又は通常点灯検査信号を選択的に印加するプローブユニットであり、
前記プローブに接続され、少なくとも簡易点灯検査信号用の端子及び通常点灯検査信号用の端子を備えたFPC接続板と、
少なくとも前記簡易点灯検査信号用の端子または前記通常点灯検査信号用の端子のいずれかの信号用の端子への接続を選択的に切り換える検査信号切換接続装置と
を備えたことを特徴とするプローブユニット。 - 請求項1に記載のプローブユニットにおいて、
前記検査信号切換接続装置が、少なくとも前記簡易点灯検査信号用の端子及び通常点灯検査信号用の端子をそれぞれ備え、いずれかの端子を前記FPC接続板の各端子に選択的に接触させていずれかの検査信号を前記検査対象基板の端子に印加させる検査信号切換ブロックと、
前記検査信号切換ブロックの各端子及びそれに対応する前記FPC接続板の各端子を選択的に圧接させて検査信号を切り換える切換機構とを備えたことを特徴とするプローブユニット。 - 請求項2に記載のプローブユニットにおいて、
前記検査信号切換ブロックの各端子と前記FPC接続板の各端子とが互いに対応した位置で一定空間をあけて配設され、
前記切換機構が、前記FPC接続板を押圧して前記各端子を選択的に圧接させて電気的に接触させる複数の押圧部材と、当該複数の押圧部材を選択的に移動させて前記各端子を選択的に接触させる押圧手段とを備えたことを特徴とするプローブユニット。 - 請求項3に記載のプローブユニットにおいて、
前記押圧部材が、上下動可能に支持されて、前記FPC接続板の簡易点灯検査信号用のすべての端子を同時に押圧する弾性部材及び通常点灯検査信号用のすべての端子を同時に押圧する弾性部材を備えて構成され、
前記押圧手段が、前記各弾性部材の基端側にそれぞれ係合してスライドすることで各弾性部材を選択的に上下動させるスライド溝を有するスライド板を備えて構成されたことを特徴とするプローブユニット。 - 請求項2に記載のプローブユニットにおいて、
前記切換機構が、前記検査信号切換ブロックを移動可能に支持して、当該検査信号切換ブロックをずらすことで、前記各端子を選択的に圧接させて電気的に接触させることを特徴とするプローブユニット。 - 請求項5に記載のプローブユニットにおいて、
前記切換機構が、前記検査信号切換ブロックをV字型にスライドさせるスライド溝を備えたことを特徴とするプローブユニット。 - 検査対象基板の検査に用いる検査装置であって、
外部から挿入された検査対象基板を検査終了後に外部へ搬出するパネルセット部と、当該パネルセット部から渡された検査対象基板を支持して試験する測定部とを備え、
前記測定部のプローブユニットとして、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプローブユニットを用いたことを特徴とする検査装置。
Priority Applications (2)
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JP2009274613A JP2010211183A (ja) | 2009-02-13 | 2009-12-02 | プローブユニット及び検査装置 |
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Applications Claiming Priority (2)
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JP2009031708 | 2009-02-13 | ||
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109799372A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-24 | 苏州威驰电子有限公司 | 一种探针检测机构 |
-
2009
- 2009-12-02 JP JP2009274613A patent/JP2010211183A/ja active Pending
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