JP2010210385A - 高感度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ファラデーケージを用いた粉粒体等の帯電量の測定において、帯電量に応じて変化する電圧を高感度に測定する高感度測定装置を提供する。
【解決手段】 3軸ケーブル5の中心導体51の一端を、導電体で構成され、帯電量を測定しようとするチップ抵抗6を収容する内部容器2に接続し、中心導体51の他端を電圧計42に接続する。また、3軸ケーブル5の外部シールド55の一端を、導電体で構成され、内部容器2と絶縁された状態で内部容器2を収容するとともに、接地される外部容器1と接続し、外部シールド55の他端を電圧計42に接続する。さらに、オペアンプ41の正極入力端子に中心導体51を接続し、出力端子を自身の負極入力端子に接続するとともに、出力端子を内部シールド53に接続する。
【選択図】 図6

Description

ファラデーケージを用いた粉粒体等の測定対象物の帯電量の測定に関するものであり、特に、帯電量を高感度に測定することが可能な高感度測定装置に関するものである。
従来、トナーなど粉末の測定対象物の帯電量を測定する方法の1つに、ファラデーケージを用いた測定方法がある。この測定方法では、具体的には、導電体で構成され接地された外部容器に、導電体で構成された内部容器を絶縁した状態で収容し、外部容器と内部容器とでコンデンサを形成する。内部容器に測定対象物が投入されると、測定対象物の電荷が内部容器に移動する。これにより、内部容器と外部容器との間の電圧が変化する。この電圧(以下、ファラデーケージの電圧ということがある)を測定し、測定した電圧と形成したコンデンサの静電容量(以下、ファラデーケージの静電容量ということがある)とから「帯電量=静電容量×電圧」により帯電量を求める。
このようなファラデーケージを用いた帯電量測定装置の従来技術として、たとえば、特許文献1がある。特許文献1に記載の従来の帯電量測定装置は、試料室に収容された試料粉末をブロワーにより圧送し、送風口から導入された空気または不活性ガスの流れにより、輸送部に移送する。輸送部の管内壁には複数の邪魔板を設けられており、試料粉末は、輸送部を通過する際に、邪魔板と衝突して帯電する。試料粉末は、帯電しながら輸送部を通過してフィルタに滞留する。フィルタに滞留した試料粉末は、アイソレータによって静電気が除去されてファラデーケージの内部容器に収容される。このときのファラデーケージの電圧を電圧計により測定し、コンピュータが、測定した電圧を用いて試料粉末の帯電量を計算する。
上記特許文献1に記載の従来の帯電量測定装置は、200〜300μmの粒径の小さな試料について、1グラム当たりの帯電量を測定可能としている。
特開2001−124728号公報
ところで、近年では、より微小な帯電量の測定、たとえば、チップ抵抗やチップコンデンサなどのチップ部品1個の帯電量の測定が要求されている。チップ部品はテープに収納され、マウンタによってテープを剥離してチップ部品を取り出して基板に実装される。しかしながら、テープを剥離する際にチップ部品が誘導帯電してチップ部品の向きが変わってしまうことがあり、実装に不具合が生じることがある。この原因を追究するために、テープの剥離によるチップ部品毎の微小な帯電量の測定が求められている。
また、高価な粉末薬品の帯電の原因を探るような場合には、そのためのコストを低減するために、帯電量の測定に必要な粉末薬品の量をできるだけ少なくすることが求められている。
上記特許文献1に記載の従来技術のファラデーケージによる帯電量の測定は、前記した如く、ファラデーケージの電圧を測定して、「帯電量=静電容量×電圧」により帯電量を求める。この場合、ファラデーケージの静電容量が一定値であるので、測定対象物の帯電量が少なくなるほど、測定する電圧が小さくなる。そして、測定する電圧が低くなり過ぎると、その電圧を電圧計で精度よく測定することが困難となる。したがって、微小な帯電量を測定するためには、ファラデーケージの静電容量を小さくすることが望ましい。
ところが、詳細は後述するが、本願発明者の種々様々の実験、検討によれば、ファラデーケージの静電容量を小さくすると、特にファラデーケージと電圧計とを接続するケーブルの容量成分が測定電圧に大きく影響して、帯電量の精度のよい測定ができないことが判明した。
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、微小な帯電量を測定しようとする場合、ファラデーケージと電圧計とを接続するケーブルの容量成分が及ぼす影響がなんら考慮されていない。そのため、上記特許文献1に記載の従来技術では、微小な帯電量を測定するために、ファラデーケージの静電容量を小さくしても、ファラデーケージと電圧計とを接続するケーブルの容量成分の影響を受け、微小な帯電量を精度よく測定することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ファラデーケージを用いた粉粒体等の測定対象物の帯電量の測定において、帯電量を高感度に測定することが可能な高感度測定装置を得ることを目的とする。
上述したように、測定対象物を収容する導電体の内部容器と、この内部容器と絶縁された状態で内部容器を収容するとともに接地される導電体の外部容器とで構成されるファラデーケージを用いて測定対象物の帯電量を測定する場合、測定対象物が内部容器に収容された際の内部容器と外部容器との間の電圧を測定し、下記の(式1)によって帯電量を求めることが一般的である。
Q=CV … (式1)
なお、上記(式1)では、Qが測定対象物の帯電量であり、Cがファラデーケージの静電容量であり、Vがファラデーケージの電圧である。
ここで、測定対象物、たとえば、チップ抵抗1個の帯電量Qが一定であるとした場合、ファラデーケージの静電容量Cが大きくなると電圧Vが小さくなる。したがって、微小な帯電量Qを測定するためには、ファラデーケージの静電容量Cをできるだけ小さくして、測定する電圧Vの値が小さくなりすぎないようにする必要がある。
一方、ファラデーケージを用いた測定対象物の帯電量の測定では、同軸ケーブル(2軸ケーブル)などのケーブルによって内部容器および外部容器と電圧計を接続して電圧Vを測定することが一般的である。しかしながら、微小な帯電量Qを測定するために、ファラデーケージの静電容量Cを、例えば8[pF]程度というような小さな容量に設定した場合には、電圧計で測定される電圧Vが、前記(式1)の関係に従う値(=Q/C)とならず、当該値に比較して測定される電圧Vが小さくなりすぎるという現象が本願発明者により実験的に確認された。そして、種々様々な実験、検討によって、その原因を追求した結果、特に、前記ケーブルの容量成分が、測定電圧に大きな影響を及ぼすことが判明した。
すなわち、前記ケーブルの容量成分は、等価的には、外部容器と内部容器とで構成されたコンデンサと並列に接続されることとなると考えられる。そして、ファラデーケージの静電容量Cを小さな容量に設定した場合には、該静電容量Cに比して、前記ケーブルの容量成分が相対的に大きなものとなる。このため、電圧計側からみた実質的な静電容量、すなわちファラデーケージとケーブルとを合わせた系の静電容量は、ケーブルの容量成分に対する依存性が高まり、該ファラデーケージ単体の本来の静電容量Cに比して大きな静電容量となる。つまり、ファラデーケージの静電容量Cを小さくしても、電圧計側から見た実質的な静電容量は、ケーブルの容量成分の影響によって、さほど小さくはならないと考えられる。その結果、前記ケーブルを介して実際に測定される電圧が前記(式1)の関係に従う値(=Q/C)に比して小さくなってしまうと考えられる。
この発明における高感度測定装置は、微小な帯電量の測定において、特にファラデーケージと電圧計とを接続するケーブルの容量成分が大きく影響していることに着目して、ケーブルの容量成分の影響を抑える方策をとることによって帯電量を高感度に測定するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる高感度測定装置は、導電体で構成され、帯電量を測定しようとする測定対象物を収容する内部容器と、導電体で構成され、前記内部容器と絶縁された状態で該内部容器を収容するとともに、接地される外部容器と、中心導体と、該中心導体の周りに配置される内部シールドと、該内部シールドの周りに配置される外部シールドとを互いに絶縁した状態で備える3軸ケーブルと、前記外部容器の外部に配置され、前記内部容器および前記外部容器と前記3軸ケーブルによって接続され、前記外部容器と前記内部容器との間の電圧を測定する測定手段とを備え、前記3軸ケーブルの中心導体と前記内部容器とが接続され、前記3軸ケーブルの外部シールドと前記外部容器とが接続され、前記測定手段は、正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子とを有し、前記正極入力端子が前記3軸ケーブルの中心導体と接続され、前記出力端子が前記負極入力端子および前記3軸ケーブルの内部シールドと接続されるオペアンプと、前記3軸ケーブルの中心導体と、前記3軸ケーブルの外部シールドとに接続されて、該中心導体と該外部シールドとの間の電圧を前記外部容器と前記内部容器との間の電圧として測定する電圧測定手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、中心導体と、中心導体の周りに配置される内部シールドと、内部シールドの周りに配置される外部シールドとを互いに絶縁した状態で備える3軸ケーブルの中心導体の一端を、導電体で構成され、帯電量を測定しようとする測定対象物を収容する内部容器に接続し、3軸ケーブルの中心導体の他端を電圧測定手段に接続する。また、3軸ケーブルの外部シールドの一端を、導電体で構成され、内部容器と絶縁された状態で内部容器を収容するとともに、接地される外部容器と接続し、外部シールドの他端を電圧測定手段に接続する。
さらに、電圧測定手段により、オペアンプの正極入力端子に3軸ケーブルの中心導体を接続し、オペアンプの出力端子を自身の負極入力端子に接続するとともに、出力端子を3軸ケーブルの内部シールドに接続する。これにより、ボルテージフォロワを構成し、3軸ケーブルの中心導体と内部シールドとが互いに実質的に絶縁された状態で同電位となる。よって、3軸ケーブルの容量成分がキャンセルされる。このため、外部容器と内部容器とで構成されるコンデンサの静電容量Cを小さくしても、電圧測定手段で測定される電圧を、3軸ケーブルの容量成分の影響を受けることなく、上記静電容量Cと、内部容器に収容される測定対象物の帯電量とにより規定される外部容器と内部容器との間の電圧V(=Q/C)に精度よく合致させることができる。このため、内部容器に収容される測定対象物の帯電量が微小であっても、電圧測定手段で測定される電圧Vを、該帯電量Qに適正に比例する値とすることができるとともに、その値を精度よく測定し得る程度に十分な大きさを有する値にすることができる。ひいては、内部容器に収容される測定対象物の帯電量Qが微小であっても、上記の測定電圧から、該帯電量を精度よく測定できることとなる。よって、外部容器および内部容器によって構成されるファラデーケージを用いた粉粒体等の帯電量の測定において、帯電量を高感度に測定することが可能な高感度測定装置を得ることができる。
上記の発明において、前記外部容器は、前記内部容器を載置する絶縁体からなる台座を備え、前記台座は、前記内部容器と接触する部分に導電体からなる支持部材が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、外部容器は、内部容器と接触する部分に導電体からなる支持部材が設けられた絶縁体からなる台座を備えるようにしている。
これにより、外部容器に取り付けられた絶縁体からなる台座に内部容器を載置する際に、内部容器と台座とが直接的に接触することがなくなる。そのため、台座と内部容器との摩擦によって生じる電荷に起因して内部容器と外部容器との間の電圧が変化してしまうことを防止することを可能とし、台座と内部容器との摩擦によって生じる電荷の影響を受けることなく、測定対象物の帯電量を高感度に測定することが可能な高感度測定装置を得ることができる。
上記の発明において、前記内部容器および前記外部容器は、有底筒状の容器であり、導電体で構成され、前記外部容器の上端に着脱自在に装着される外部容器蓋をさらに備え、前記外部容器蓋は、前記測定対象物を前記外部容器上方から前記内部容器に投入可能であって、かつ前記外部容器の開口より小径の穴が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、内部容器を収容する有底筒状の外部容器の上端に着脱自在に外部容器に装着される、導電体で構成され、測定対象物を外部容器上方から内部容器に投入可能であって、かつ外部容器の開口より小径の穴を設けた外部容器蓋を設けるようにしている。
これにより、外部容器の上方からの電気力線の進入を抑制し、外部容器のシールド効果を高めることができる。ひいては、外部容器蓋を設けない場合と比較して、測定対象物の帯電量をより高感度に測定することが可能な高感度測定装置を得ることができる。
上記の発明において、前記外部容器と前記内部容器との間の静電容量の値と、前記電圧測定手段により測定された電圧とに基づいて、前記測定対象物の帯電量を算出する帯電量算出手段をさらに備えることが好ましい。
この発明によれば、帯電量算出手段が、外部容器と内部容器との間の静電容量の値と、電圧測定手段が、外部容器と内部容器との間の電圧として測定した3軸ケーブルの外部シールドと中心導体との間の電圧とに基づいて、測定対象物の帯電量を算出するようにしている。この場合、測定対象物の帯電量が微小なものであっても、電圧測定手段が測定した電圧の値は、前記したように、測定対象物の帯電量を、外部容器と内部容器とで構成されるコンデンサの静電容量で除算してなる電圧に精度よく合致する。このため、測定対象物の帯電量が微小なものであっても、電圧測定手段が測定した電圧の値から正確な帯電量を算出することができる。
本発明の高感度測定装置の構成を示す図。 図1のII−II断面図。 図2のIII−III断面図。 図1に示したファラデーケージの外部容器蓋の平面図。 図1に示した3軸ケーブルの構成を示す図。 図1に示した測定部の構成を示す図。 ファラデーケージの外部容器蓋の断面図。
以下に、この発明にかかる高感度測定装置の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図3において、この発明の高感度測定装置は、帯電量を測定しようとする測定対象物であるチップ抵抗6を収容する内部容器2と、内部容器2と絶縁された状態で内部容器2を収容する外部容器1と、外部容器1の外部に配置され、内部容器2および外部容器1と3軸ケーブル5で接続され、外部容器1と内部容器2との間の電圧を測定してチップ抵抗6の帯電量を求める測定部4とを備えている。
外部容器1および内部容器2は、少なくとも表面が、ステンレスや、モリブデン綱が含まれる金属などの導電性を有する材質で構成された有底筒状(有底の円筒状)の容器である。本実施形態では、外部容器1および内部容器2は、例えばその全体がステンレスにより構成されている。
外部容器1の内側には、絶縁体からなる複数の台座11が、ねじ12によって取り付けられている。これらの台座11は、本実施形態では、外部容器1の底部と間隔を存する高さで、該外部容器1の側壁から中心部に向かって放射状に延在し、それらの先端部が外部容器1と同軸心の円周上に等角度間隔で並ぶようにして配置されている。そして、各台座11の外部容器1寄りの基端部が、ねじ12によって外部容器1の側壁に固定されている。これらの台座11は、内部容器2を載置するためのもので、外部容器1の軸心と内部容器2の軸心とがほぼ一致する状態で、台座11の先端部上に内部容器2を載置することが可能となっている。
また、台座11の材質としては、テフロン(登録商標)、ポリスチレン、サファイアなどの絶縁性の高い材質が挙げられる。ポリスチレンは、水分に弱く、湿度の変化によって抵抗値が変化する。また、サファイアはテフロン(登録商標)やポリスチレンと比較して、コストが高い。したがって、台座11の材質は、撥水性が高く、ポリスチレンと比較して、湿度の変化による抵抗値の変化が少なく、サファイアと比較してコストが低いテフロン(登録商標)を用いることが好ましい。
各台座11の先端部には、内部容器2と接触する部分(先端部の上面部分)に導電体からなる支持部材13が、導電性を有するねじ14によって取り付けられている。さらに詳細には、各支持部材13は、各台座11の先端部の上面にねじ14によって水平姿勢で固定された水平部13aと、この水平部13aの外端部(外部容器1の軸心と反対側の端部)から起立する起立部13bとを有するL字型の部材である。そして、内部容器2は、その底部の周縁部を各支持部材13の水平部13aに接触させ、かつ内部容器2の側壁の下部を各支持部材13の起立部13bの内面に接触させた状態で、台座11の先端部上に支持部材13を介して載置される。この場合、内部容器2と各台座11との間には支持部材13が介在し、内部容器2は、台座11に対して非接触状態となる。このように台座11に内部容器2を載置することにより、内部容器2はフローティング状態となり、外部容器1と内部容器2とでコンデンサを形成し、ファラデーケージを構成する。外部容器1と内部容器2とで形成するコンデンサの静電容量は、例えば、8〜10[pF]程度に設定されている。外部容器1の直径を180[mm]、内部容器2の直径を50[mm]とすると、概ね8[pF]の静電容量を実現でき、外部容器1の直径を180[mm]、内部容器2の直径を75[mm]とすると、概ね10[pF]の静電容量を実現できる。
外部容器1には、導電体で構成される外部容器蓋3が、外部容器1の上端に着脱自在に装着されている。図4は、外部容器蓋3の平面図である。図4において、この外部容器蓋3は、概略円板状に形成され、その周縁部を外部容器1の上端周縁に載せることで、該外部容器1を閉蓋する。そして、この外部容器蓋3の中心部には、チップ抵抗6を外部容器1の上方から内部容器2に投入可能であって、かつ外部容器1の開口より小径の穴3aが開設されている。図4においては、内部容器2の開口とほぼ同じ大きさの穴3aが開設されている。
図1〜図3に戻って、外部容器1の側壁にはコネクタ7が取り付けられ、このコネクタ7に3軸ケーブル5が接続されている。図5は、3軸ケーブル5の構成を示す図である。図5において、3軸ケーブル5は、中心導体51と、中心導体51の周りに配置される絶縁体からなる絶縁体52と、絶縁体52の周りに配置される金属偏組からなる内部シールド53と、内部シールド53の周りに配置される絶縁体からなる絶縁体54と、絶縁体54の周りに配置される金属偏組からなる外部シールド55と、外部シールド55の周りに配置され、中心導体51、絶縁体52、内部シールド53、絶縁体54、および外部シールド55を保護する外部ジャケット56で構成される、いわゆるトライアキシャルケーブルである。
図1〜図3に戻って、3軸ケーブル5の一端は、コネクタ7を介して外部容器1と内部容器2とに接続されている。さらに詳細には、3軸ケーブル5の中心導体51は、導線91と導線91を保護するチューブ92からなる接続線9の導線91の一端にコネクタ7を介して接続される。接続線9の導線91の他端は、台座11に支持部材13の一端を接続する前記ねじ14のうちの1つに台座11の下側で接続され、該ねじ14に螺合されたナット15で固定される。内部容器2は、支持部材13に接触するように台座11に載置されるので、結果的に3軸ケーブル5の中心導体51は内部容器2とねじ14および支持部材13を介して導通される。
また、3軸ケーブル5の外部シールド55は、コネクタ7を介して外部容器1に接続される。外部容器1は外部シールド55ともに接地されている。3軸ケーブル5の内部シールド53は、内部容器2および外部容器1の何れにも未接続となっている。3軸ケーブル5の他端は、コネクタ8によって測定部4に接続される。測定部4側の3軸ケーブル5の詳細な接続は後述する。
図6は、図1に示した測定部4の構成を示す図である。図6では、3軸ケーブル5と測定部4との接続関係は、測定部4側のコネクタ8を省略し、3軸ケーブル5の中心導体51、内部シールド53、および外部シールド55の接続のみを示している。
図6において、測定部4は、オペアンプ41と、電圧計42と、帯電量算出部43とを備えている。オペアンプ41は、正極入力端子、負極入力端子、および出力端子を備えている。オペアンプ41の正極入力端子は、3軸ケーブル5の中心導体51と接続されている。また、オペアンプ41の負極入力端子は、自身の出力端子と接続されている。オペアンプ41の出力端子は、負極入力端子に接続されるとともに、3軸ケーブル5の内部シールド53と接続されている。すなわち、オペアンプ41は、ボルテージフォロワを構成しており、出力端子を3軸ケーブル5の内部シールド53に接続することで中心導体51と内部シールド53とを同電位に保持する。これにより、3軸ケーブル5の容量成分をキャンセルし、電圧測定における3軸ケーブル5の実質的な静電容量を内部容器2と外部容器1とで構成するコンデンサの静電容量と比較して無視できる値とすることができる。
電圧計42は、高入力抵抗、たとえば入力抵抗が1014[Ω]程度の電圧計42で、電圧計42の一方の入力端子は、3軸ケーブル5の中心導体51と接続され、他方の入力端子は、3軸ケーブル5の外部シールド55と接続されている。3軸ケーブル5の中心導体51は、上述したように、コネクタ7、接続線9、および支持部材13を介して、支持部材13に接地された内部容器2と接続されている。また、3軸ケーブル5の外部シールド55は、上述したように、コネクタ7を介して接地された外部容器1と接続される。したがって、電圧計42は、チップ抵抗6が内部容器2に投入された状態での3軸ケーブル5の中心導体51と外部シールド55との間の電圧を測定することで、結果的にチップ抵抗6が内部容器2に投入された状態での外部容器1と内部容器2との間の電圧を測定する。
帯電量算出部43は、チップ抵抗6が内部容器2に投入された状態で電圧計42によって測定される外部容器1と内部容器2との間の電圧と、外部容器1と内部容器2とが構成するコンデンサの予め定められた静電容量とに基づいて、チップ抵抗6の帯電量を算出する。
つぎに、この発明の高感度測定装置の動作について説明する。図示しないフィーダーが、外部容器1の上方から内部容器2にチップ抵抗6を投入する。外部容器1は接地されており、絶縁体からなる台座11に支持部材13を介して載置された内部容器2は、フローティング状態である。そのため、帯電したチップ抵抗6が投入されると、チップ抵抗6の電荷が内部容器2側に移動する。これにより、外部容器1と内部容器2との間の電圧が変化し、この電圧が、支持部材13、接続線9、コネクタ7、および3軸ケーブル5を通じて、電圧計42に到達する。電圧計42は、3軸ケーブル5の測定部4側の一端側での中心導体51と外部シールド55との間の電圧を、内部容器2と外部容器1との間の電圧として測定する。電圧計42は、測定した電圧の値を電圧情報として帯電量算出部43に出力する。帯電量算出部43は、電圧計42から入力された電圧情報と部容器1と内部容器2とで構成するコンデンサの予め設定された静電容量とに基づいて、前記(式1)によって帯電量を算出する。外部容器1と内部容器2とで構成するコンデンサの静電容量の値は予め実測もしくは算出され、帯電量算出部43に設定されている。そして、帯電量算出部43は、設定された値を上記(式1)の静電容量Cとし、電圧情報である電圧の値を上記(式1)の電圧Vとして帯電量Qを算出する。帯電量算出部43は、図示しない表示部などの出力手段に算出した静電容量を出力する。
以上説明したように、この実施形態においては、中心導体51と、中心導体51の周りに配置される内部シールド53と、内部シールド53の周りに配置される外部シールド55とを互いに絶縁した状態で備える3軸ケーブル5の中心導体51の一端を、導電体で構成され、帯電量を測定しようとする測定対象物であるチップ抵抗6を収容する内部容器2に接続し、3軸ケーブル5の中心導体51の他端を電圧計42に接続する。また、3軸ケーブル5の外部シールド55の一端を、導電体で構成され、内部容器2と絶縁された状態で内部容器2を収容するとともに、接地される外部容器1と接続し、外部シールド55の他端を電圧計42に接続する。
さらに、測定部4によりオペアンプ41の正極入力端子に3軸ケーブル5の中心導体51を接続し、オペアンプ41の出力端子を自身の負極入力端子に接続するとともに、出力端子を3軸ケーブル5の内部シールド53に接続する。これにより、ボルテージフォロワを構成し、3軸ケーブル5の中心導体51と内部シールド53とが互いに実質的に絶縁された状態で同電位となる。よって、3軸ケーブル5の容量成分がキャンセルされる。このため、外部容器1と内部容器2とで構成されるコンデンサの静電容量Cを小さくしても、電圧計42で測定される電圧(3軸ケーブル5の測定部4側の端部での中心導体51と外部シールド55との間の電圧)を、3軸ケーブル5の容量成分の影響を受けることなく、上記静電容量Cと、内部容器2に収容されるチップ抵抗6の帯電量とにより規定される外部容器1と内部容器2との間の電圧V(=Q/C)に精度よく合致させることができる。このため、内部容器2に収容されるチップ抵抗6の帯電量が微小であっても、電圧計42で測定される電圧Vを、該帯電量Qに適正に比例する値とすることができるとともに、その値を精度よく測定し得る程度に十分な大きさを有する値にすることができる。ひいては、内部容器2に収容されるチップ抵抗6の帯電量Qが微小であっても、上記の測定電圧から、該帯電量を精度よく測定できることとなる。
具体的には、概ね2.5[pC]程度の微小な帯電量で帯電したチップ抵抗6(測定対象物)の帯電量を従来方式の測定装置と本実施形態の測定装置とにより測定した結果、以下のような測定結果が確認された。
すなわち、静電容量Cが概ね10[pF]であるファラデーケージを用い、従来方式でチップ抵抗6の帯電容量の測定(ファラデーケージと電圧計とを2軸ケーブルを用いて接続した場合の測定)を行った。なお、2軸ケーブルは、その容量成分が概ね250[pF]のものを使用した。この場合、ファラデーケージ内に1個のチップ抵抗6を収容した状態で電圧計に入力される電圧(これは、原理的には10/(250+10)=0.0096[V]程度になると推測される)は、単位時間当たりのノイズの電圧のドリフトレベルと分別ができないほどが小さくなりすぎて、ファラデーケージ内に1個のチップ抵抗6を収容した状態での電圧を測定することができなかった。そこで、ファラデーケージに例えば100個の帯電したチップ抵抗6(これは総計250[pC]の帯電量の測定対象物に相当する)を収容した状態で、電圧計による電圧測定を行ったところ、その測定電圧は概ね1[V]であった。したがって、従来方式の測定装置では、2.5[pC]程度の帯電量の1個のチップ抵抗6当たりの測定電圧は、1/100=0.01[V]程度になると推察される。この測定電圧の値は、上記の原理上の電圧値にほぼ一致した。なお、この場合、2軸ケーブルの容量成分が大きく影響するため、1個のチップ抵抗6当たりの上記測定電圧0.01[V]に、前記(式1)にしたがってファラデーケージの静電容量10[pF]を乗算して得られる帯電量は、0.1[pC]となってしまい、実際の帯電量2.5[pC]に一致しないものとなる。このように、状来訪式の測定装置では、微小な帯電慮の測定対象物に対して、微小な測定電圧しかえられず、また、その測定電圧とファラデーケージの静電容量とから前記(式1)に従って求められる帯電量は、実際の帯電量に対して不正確なものとなる。
これに対して、本実施形態の測定装置を用いた場合、2.5[pC]程度の帯電量の1個のチップ抵抗6を前記内部容器2に収容した状態で、電圧計42による電圧測定を行ったところ、その電圧を支障なく測定でき、該測定電圧の値は、概ね0.25[V]であった。したがって、2.5[pC]の帯電量に対する測定電圧は、本実施形態の測定装置では、従来方式の測定電圧の概ね25倍となる。すなわち、本実施形態の測定装置では、帯電量に対する測定電圧の感度を、従来方式の測定装置に対して25倍に高めることができた。また、本実施形態の測定装置では、上記測定電圧0.25[v]に、前記(式1)にしたがってファラデーケージの静電容量10[pF]を乗算して得られる帯電量2.5[pC]となり、実際の帯電量に精度よく合致するものとなる。
このように、本実施形態の測定装置によれば、従来方式の測定装置に比して、帯電量に対する測定電圧の感度を大幅に高めることができるとともに、微小な帯電量を精度よく測定することができる。
また、3軸ケーブル5を動かすと、3軸ケーブル5の中心導体51と絶縁体52とに摩擦が生じて電荷が発生することがある。しかしながら、この実施形態においては、測定部4によりオペアンプ41の正極入力端子に3軸ケーブル5の中心導体51を接続し、オペアンプ41の出力端子を自身の負極入力端子に接続するとともに、出力端子を3軸ケーブル5の内部シールド53に接続している。これにより、ボルテージフォロワを構成し、3軸ケーブル5の中心導体51と内部シールド53とが互いに実質的に絶縁された状態で同電位となる。よって、3軸ケーブル5の屈曲や振動によって、主に中心導体51と絶縁体52との間で摩擦電荷が発生しても、中心導体51と内部シールド53とは同電位に保持するように構成されているため、その摩擦電荷と等価な電圧がオペアンプ41により即座に内部シールド53に印加され、中心導体51と内部シールド53の電位差が「0」になり、3軸ケーブル5の摩擦電荷がキャンセルされる。つまり、3軸ケーブル5内に発生した摩擦電荷も補正される。したがって、3軸ケーブル5をコネクタ7,8に接続するなど3軸ケーブル5を動かした場合でも、摩擦によって発生した電荷が落ち着くのを待つことなく、微小な帯電量が安定して測定可能となり、測定に要する時間を短縮することができる。
さらに、3軸ケーブル5の中心導体51と内部シールド53とが同電位となり、中心導体51と内部シールド53とが実質的に絶縁されている。そのため、3軸ケーブル5の抵抗成分が存在しても、3軸ケーブル5に電流は流れない。よって、3軸ケーブル5に生じる漏れ電流がなくなり、電圧のドリフトを防止することができる。
また、この実施形態においては、外部容器1は、内部容器2と接触する部分に導電体からなる支持部材13が設けられた絶縁体からなる台座11を備えるようにしている。これにより、外部容器1に取り付けられた絶縁体からなる台座11に内部容器2を載置する際に、内部容器2と絶縁体からなる台座11とが直接的に接触することがなくなる。そのため、台座11と内部容器2との摩擦によって生じる電荷に起因して内部容器2と外部容器1との間の電圧が変化してしまうことを防止することを可能とし、台座11と内部容器2との摩擦によって生じる電荷の影響を受けることなく、チップ抵抗6の帯電量を高感度に測定することができる。
さらに、この実施形態においては、内部容器2を収容する有底の円筒状の外部容器1の上端に着脱自在に外部容器1に装着される、導電体で構成され、測定対象物を外部容器1上方から内部容器2に投入可能であって、かつ外部容器1の開口より小径の外部容器蓋3を設けるようにしている。
これにより、外部容器1の上方からの電気力線の進入を抑制し、外部容器1のシールド効果を高めることができる。ひいては、外部容器蓋3を設けない場合と比較して、チップ抵抗6の帯電量をより高感度に測定することができる。
さらにまた、この実施形態においては、帯電量算出部43が、外部容器1と内部容器2との間の静電容量の値と、電圧計42が、外部容器1と内部容器2の間の電圧として測定した3軸ケーブル5の外部シールド55と中心導体51との間の電圧とに基づいて、チップ抵抗6の帯電量を算出するようにしている。この場合、チップ抵抗6の帯電量が微小なものであっても、電圧計42が測定した電圧の値は、上述したように、チップ抵抗6の帯電量を、外部容器1と内部容器2とで構成されるコンデンサの静電容量で除算してなる電圧に精度よく合致する。このため、チップ抵抗6の帯電量が微小なものであっても、電圧計42の測定した電圧の値から正確な帯電量を算出することができる。
なお、この実施形態においては、測定対象物をチップ抵抗6としたが、測定対象物はチップ抵抗6に限るものではなく、粉末薬品などの粉粒体や液体を測定対象物としてもよい。この場合、帯電量算出部43は、算出した帯電量を予め定められた測定対象物の重量で除算するなどして、単位値の帯電量を求めるようにすればよい。このように、測定対象物を粉粒体や液体にしても、従来の同軸ケーブルを用いた場合と比較して、電圧計42が測定する電圧の測定感度が高くなっているため、従来の同軸ケーブルを用いた場合よりも少量の測定対象物で帯電量を測定することができ、測定に要するコストを削減することができる。
また、外部容器蓋3は、図1および図4に示した形状のものに限るものではない。たとえば、図7に示すように、外部容器蓋3に開設した穴3aの周縁から外部容器1の外側に向かって、外部容器1と一体の円筒部3cを穴3aと同心に突没してもよい。これにより、外部容器1の上方から内部容器2への電気力線の進入をさらに抑制し、外部容器1のシールド効果を高めることができる。ひいては、図1および図4に示した外部容器蓋3を外部容器1に装着した場合と比較して、測定対象物の帯電量の測定精度をより高めることができる。
1…外部容器、2…内部容器、3…外部容器蓋、4…測定部、5…3軸ケーブル、9…接続線、11…台座、13…支持部材、41…オペアンプ、42…電圧計、43…帯電量算出部。

Claims (4)

  1. 導電体で構成され、帯電量を測定しようとする測定対象物を収容する内部容器と、
    導電体で構成され、前記内部容器と絶縁された状態で該内部容器を収容するとともに、接地される外部容器と、
    中心導体と、該中心導体の周りに配置される内部シールドと、該内部シールドの周りに配置される外部シールドとを互いに絶縁した状態で備える3軸ケーブルと、
    前記外部容器の外部に配置され、前記内部容器および前記外部容器と前記3軸ケーブルによって接続され、前記外部容器と前記内部容器との間の電圧を測定する測定手段とを備え、
    前記3軸ケーブルの中心導体と前記内部容器とが接続され、前記3軸ケーブルの外部シールドと前記外部容器とが接続され、
    前記測定手段は、
    正極入力端子と、負極入力端子と、出力端子とを有し、前記正極入力端子が前記3軸ケーブルの中心導体と接続され、前記出力端子が前記負極入力端子および前記3軸ケーブルの内部シールドと接続されるオペアンプと、
    前記3軸ケーブルの中心導体と、前記3軸ケーブルの外部シールドとに接続されて、該中心導体と該外部シールドとの間の電圧を前記外部容器と前記内部容器との間の電圧として測定する電圧測定手段とを備えることを特徴とする高感度測定装置。
  2. 請求項1に記載の高感度測定装置において、
    前記外部容器は、
    前記内部容器を載置する絶縁体からなる台座を備え、
    前記台座は、
    前記内部容器と接触する部分に導電体からなる支持部材が設けられていることを特徴とする高感度測定装置。
  3. 請求項1または2に記載の高感度測定装置において、
    前記内部容器および前記外部容器は、有底筒状の容器であり、
    導電体で構成され、前記外部容器の上端に着脱自在に装着される外部容器蓋をさらに備え、
    前記外部容器蓋は、
    前記測定対象物を前記外部容器上方から前記内部容器に投入可能であって、かつ前記外部容器の開口より小径の穴が設けられたことを特徴とする高感度測定装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載の高感度測定装置において、
    前記測定手段は、
    前記外部容器と前記内部容器との間の静電容量の値と、前記電圧測定手段により測定された電圧とに基づいて、前記測定対象物の帯電量を算出する帯電量算出手段をさらに備えることを特徴とする高感度測定装置。
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