JP2010209949A - 車両用動力伝達装置の制御装置 - Google Patents

車両用動力伝達装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動変速機に連結されたトランスファの切替性能を向上させることができる車両用動力伝達装置の制御装置を提供する。
【解決手段】自動変速機14がニュートラルであるときに、トランスファ22が、動力伝達遮断状態から動力伝達可能状態に切り替えられる場合において、AT油温thoが前記低油温判定値B以下であり、且つ、AT出力軸回転速度NOUTが前記高回転判定値C以上である場合には、トランスファ22が前記トランスファ切替可能状態となるまで、クラッチ等の摩擦板を潤滑するための作動油の油圧(ライン圧PL)を上昇させて、その作動油の潤滑流量を増加させる。従って、引摺りにより前記出力軸58を回転させている前進用クラッチ等以外の他のクラッチ等の引摺りも大きくなるので、AT出力軸回転速度NOUTが低下し、トランスファ22のスリーブ76とクラッチギヤ60、62とを相互に同期させて噛み合わせることが容易になる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動変速機とトランスファとを備えた車両用動力伝達装置において、そのトランスファの切替性能を向上させる技術に関するものである。
油圧式摩擦係合装置の掴み替えによるクラッチツークラッチ変速を行う有段の自動変速機と、前輪と後輪とにその自動変速機からの駆動力を分配するトランスファとを備えた車両用動力伝達装置の制御装置が、従来から知られている。例えば、特許文献1の車両用動力伝達装置の制御装置がそれである。その特許文献1の車両用動力伝達装置では、前記トランスファは、高速ギヤ段と低速ギヤ段とに選択的に切替可能な変速機構と、二輪駆動モード(2WDモード)と四輪駆動モード(4WDモード)とに選択的に切替可能な駆動モード切替機構とを備えている。そして、前記特許文献1の車両用動力伝達装置の制御装置は、前記自動変速機がニュートラルであるときに、前記トランスファのギヤ段を前記高速ギヤ段と低速ギヤ段との間で切り換える場合には、前記油圧式摩擦係合装置の引摺りにより生じる前記自動変速機のフリクショントルクを作動油温に基づいて推定した上で、その推定されたフリクショントルク(引摺りトルク)に応じて、前記ギヤ段を切り換えるシフトアクチュエータの作動力を設定する。
特開2004−322702号公報 特開2004−314861号公報 特許第3275560号公報
ところで、前記自動変速機がニュートラルであるときに、前記トランスファもニュートラルである場合には、その自動変速機の出力軸すなわちそのトランスファの入力軸は、前輪にも後輪にも拘束されない。そのため、その自動変速機のフリクショントルクが大きい場合、すなわち、前記油圧式摩擦係合装置のうちの前進変速段で係合させられる前進用クラッチもしくは前進用ブレーキの引摺りが大きい場合、例えば、その自動変速機の作動油が極低温である場合には、前記トランスファの入力軸は、エンジン回転に引き摺られて、そのトランスファをニュートラルから2WDモードまたは4WDモードに切り替えることが困難になるほどの高回転速度で回転することがある。例えば、上記トランスファにおいて一対の歯車が相互に噛み合わされることによりニュートラルから2WDモードまたは4WDモードに切り替えられるとした場合に、上記入力軸が高回転速度で回転すると、上記一対の歯車の一方だけがその入力軸と共に高回転速度で回転し、その一対の歯車が相互に回転同期を取ることができずに、相互に噛み合わせることができないということが考えられる。しかし、前記特許文献1には、この課題に対する対策は開示されていなかった。なお、このような課題は未公知のことである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、自動変速機に連結されたトランスファの切替性能を向上させることができる車両用動力伝達装置の制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の要旨とするところは、(a)作動油により潤滑される摩擦板を有する複数の油圧式摩擦係合装置の何れかの掴み替えにより複数の変速段が選択的に成立させられる自動変速機と、一対の歯車が相互に噛合うことにより動力伝達可能状態になり、その自動変速機の出力側に連結されその自動変速機からの駆動力を複数の駆動輪に分配するトランスファとを、備えた車両用動力伝達装置の制御装置であって、(b)前記自動変速機がニュートラルであるときに、前記トランスファが、何れの前記駆動輪へも動力伝達しない動力伝達遮断状態から前記動力伝達可能状態に切り替えられる場合において、前記作動油の温度が所定の低油温判定値以下であり、且つ、前記自動変速機の出力軸回転速度が所定の高回転判定値以上である場合には、そのトランスファが予め定められたトランスファ切替可能状態となるまで、前記摩擦板を潤滑するための前記作動油の油圧を上昇させて、その作動油の流量を増加させることにある。
このようにすれば、前記複数の油圧式摩擦係合装置における前記作動油の潤滑流量増加により、その油圧式摩擦係合装置のうちの前進用クラッチまたは前進用ブレーキ以外のクラッチ等の引摺りも大きくなるので、前記自動変速機の出力軸回転速度が低下することになる。そうなると、前記トランスファの前記一対の歯車を相互に同期させて噛み合わせることが容易になり、そのトランスファを前記動力伝達遮断状態から前記動力伝達可能状態に切り替えることができる。すなわち、そのトランスファの切替性能を向上させることができる。
ここで、好適には、前記トランスファには、前記一対の歯車を相互に噛み合わせる際にその一対の歯車を相互に同期させる同期装置が設けられており、その一対の歯車は上記同期装置を介して噛み合う。
本発明が好適に適用される車両用動力伝達装置を有する前置エンジン後輪駆動(FR)を基本とする前後輪駆動車両の構成を説明する骨子図である。 図1の車両用動力伝達装置が備えるトランスファの骨子図である。 図1の車両用動力伝達装置の制御装置である電子制御装置の制御作動の要部、すなわち、自動変速機がニュートラルである場合においてトランスファを動力伝達遮断状態から動力伝達可能状態に切り替える制御作動を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される車両用動力伝達装置10(以下、「動力伝達装置10」という)を有する前置エンジン後輪駆動(FR)を基本とする前後輪駆動車両の構成を説明する骨子図である。動力伝達装置10は、上記エンジン12と、自動変速機14と、そのエンジン12と自動変速機14との間に介装された図示しない動力伝達機構であるトルクコンバータ等と、トランスファ22と、前輪駆動力伝達軸であるフロントプロペラシャフト23と、前輪用差動歯車装置16と、左右一対の前輪車軸18と、後輪駆動力伝達軸であるリアプロペラシャフト24と、後輪用差動歯車装置26と、左右1対の後輪車軸28とを備えている。
図1において、車両8の駆動力源であるエンジン12により発生させられた駆動力(トルク)は、自動変速機14を介してトランスファ22に伝達される。トランスファ22に伝達された駆動力は、フロントプロペラシャフト23及びリアプロペラシャフト24に分配される。そして、フロントプロペラシャフト23に伝達された駆動力は、前輪用差動歯車装置(フロントデフ)16及び前輪車軸18を介して、左右1対の前輪20へ伝達される。一方、リアプロペラシャフト24に伝達された駆動力は、後輪用差動歯車装置26及び後輪車軸28を介して、左右1対の後輪30へ伝達される。すなわち、トランスファ22は、自動変速機14の出力側に連結されており、その自動変速機14からの駆動力を複数の駆動輪すなわち前輪20及び後輪30のそれぞれに分配する。そして、トランスファ22は、前輪20及び後輪30の何れへも動力伝達しない動力伝達遮断状態すなわちニュートラル状態と、前輪20及び後輪30への動力伝達が可能な動力伝達可能状態とに選択的に切り替えられ、その動力伝達可能状態においては高速側ギヤ段または低速側ギヤ段を成立させる。
上記エンジン12は、例えば、気筒内噴射される燃料の燃焼によって駆動力を発生させるガソリンエンジン或いはディーゼルエンジン等の内燃機関である。また、上記自動変速機14は、例えば、上記エンジン12から入力される回転を所定の変速比γで減速或いは増速して出力する有段式の自動変速機(オートマチックトランスミッション)であり、前進変速段、後進変速段、及びニュートラルのうち何れかが選択的に成立させられ、それぞれの変速比γに応じた速度変換が成される。具体的に、自動変速機14は、複数の油圧式摩擦係合装置(クラッチC、ブレーキB)例えば2つ乃至3つ以上の油圧式摩擦係合装置を備えており、その複数の油圧式摩擦係合装置の何れかの掴み替えにより複数の変速段(ギヤ段)が選択的に成立させられる変速機である。端的に言えば、一般的に車両によく用いられる所謂クラッチツークラッチ変速を行う変速機である。また、上記複数の油圧式摩擦係合装置は何れも、従来から車両用有段式自動変速機においてよく用いられている湿式多板型の油圧式摩擦係合装置であり、具体的には、自動変速機14の作動油により潤滑される互いに重ねられた複数枚の摩擦板を有し、その複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータにより押圧されることにより係合する係合要素である。本実施例では、ライン圧制御用リニヤソレノイド弁及びリリーフ型レギュレータなどにより調圧されるライン圧PLが、この油圧式摩擦係合装置(前記摩擦板)を潤滑するための作動油の油圧として用いられており、そのライン圧PLが高いほど、その油圧式摩擦係合装置における作動油の潤滑流量は増加する。
また、自動変速機14は、前記複数の油圧式摩擦係合装置の全てが係合された場合には、例えば、その自動変速機14の出力軸がロック状態、すなわち、回転不可の状態となる。また、自動変速機14では、その自動変速機14内の動力伝達経路が遮断されたニュートラルである場合すなわち動力伝達遮断状態である場合には、例えば、前記複数の油圧式摩擦係合装置の全てが解放される。また、自動変速機14は、ニュートラルであれば基本的にはエンジン回転をトランスファ22に伝達しないが、上記作動油が極低温であり且つ自動変速機14の出力軸58(図2参照)がトランスファ22に拘束されていない場合には、上記作動油の粘度が高いため、前進変速段で係合される前進用クラッチもしくは前進用ブレーキの引摺りによりエンジン回転に連れて上記出力軸58が回転することがある。そのように出力軸58が連れ回りする場合には、前記油圧式摩擦係合装置内の前記摩擦板を潤滑するための作動油の油圧(ライン圧PL)を上昇させて、その作動油の潤滑流量を増加させるほど、その出力軸58の回転が抑制される。なお、この自動変速機14の入力軸は、図示しないトルクコンバータ等を介して上記エンジン12の出力軸に連結されている。
図1に示すように、車両8は、動力伝達装置10を制御するための電子制御装置100を備えており、その電子制御装置100は、各種入力信号等に基づいて、エンジン12の出力制御、自動変速機14の変速制御、及び、トランスファ22の切替制御などを行う。
図2は、図1のトランスファ22の骨子図である。なお、この図2は、後述の入力軸56、第1出力軸48、第2出力軸50、第1シフトフォークシャフト88、および第2シフトフォークシャフト92のそれぞれの軸心を共通の平面内に示した展開図である。図2において、トランスファ22は、自動変速機14のトランスミッションケース40の車両後方側に連結された非回転部材としてのトランスファケース42を備えている。また、トランスファ22は、トランスファケース42内において、シングルピニオン型の遊星歯車装置44を主体に構成されている副変速機46と、軸心Cまわりの回転可能にトランスファケース42に支持されてリアプロペラシャフト24に連結された第1出力軸48、およびフロントプロペラシャフト23に連結された第2出力軸50に対して、それぞれの回転差を許容しつつ駆動力(トルク)を分配するセンターデフ(中央差動装置)52と、副変速機46からセンターデフ52に至る2つの動力伝達経路のどちらかが連結状態とされることにより低速側変速段または高速側変速段を択一的に成立させる噛合クラッチ装置53と、センターデフ52の上記回転差を許容する作動すなわち差動をロックするデフロック装置54とを共通の軸心C上に有している。このトランスファ22は、軸心Cまわりの回転可能にトランスファケース42に支持された入力軸56の回転を変速し且つ差動状態または直結状態で第1出力軸48および第2出力軸50からそれぞれ出力する。上記入力軸56は、自動変速機14の出力軸58にスプライン嵌合継手などを介して連結されており、エンジン12から自動変速機14を介して入力された駆動力(トルク)によって回転駆動させられるものである。
上記遊星歯車装置44は、入力軸56の外周面に対して軸心Cまわりの回転不能に連結されたサンギヤS1と、そのサンギヤS1に対して略同心に配置され、車体に対して固定された固定部材であるトランスファケース42に軸心Cまわりの回転不能に連結されたリングギヤR1と、これらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合う複数のピニオンギヤP1を自転可能且つサンギヤS1まわりの公転可能に支持するキャリヤCA1とを有している。よって、サンギヤS1の回転速度は、入力軸56に対して等速であり、キャリヤCA1の回転速度は、入力軸56に対して減速される。また、サンギヤS1には、噛合クラッチ装置53のうち、高速側ギヤ段(高速側変速段)の成立に関与する同期噛合クラッチ72の非同期側部材としてのクラッチギヤ60が、サンギヤS1に対する軸心Cまわりの回転不能に固設されている。また、キャリヤCA1には、噛合クラッチ装置53のうち、低速側ギヤ段(低速側変速段)の成立に関与する後述の噛合クラッチ74の非同期側部材としてのクラッチギヤ62が、キャリヤCA1に対する軸心Cまわりの回転不能に固設されている。
上記センターデフ52は、よく知られた所謂トルセン式の差動歯車制限装置であって、軸心Cまわりの回転可能に第1出力軸に支持されたデフケース64と、そのデフケース64内において軸心Cまわりの回転不能に第1出力軸48に連結されたリングギヤR2と、そのリングギヤR2に対して略同心に配置され、第1出力軸48に対して軸心Cまわりの相対回転可能にその第1出力軸48の外周部に支持されたサンギヤS2と、これらサンギヤS2およびリングギヤR2に噛み合う複数のピニオンギヤP2を自転可能且つサンギヤS2まわりの公転可能に支持するとともに、デフケース64に連結されたキャリヤCA2とを有している。上記サンギヤS2は、そのサンギヤS2と同様に第1出力軸48に軸心Cまわりの回転可能に支持された第1出力ギヤ66に連結されている。その第1出力ギヤ66の回転は、第2出力軸50まわりの回転不能に第2出力軸50に連結された第2出力ギヤ68に対して、それら第1出力ギヤ66および第2出力ギヤ68の外周に巻き掛けられた伝達ベルト70を介して伝達されるようになっている。このようなセンターデフ52において、直進時には、遊星歯車装置44からデフケース64へ伝達されたトルクがリングギヤR2およびサンギヤS2を介してそれぞれ第1出力軸48および第2出力軸50へ伝達される。また、旋回時には、デフケース64からサンギヤS2へ入力されたトルクの一部がキャリヤCA2およびデフケース64を介してリングギヤR2へ伝達されるようになっており、直進時のトルク配分よりもリヤよりのトルク配分で第1出力軸48および第2出力軸50へそれぞれ伝達される。
上記噛合クラッチ装置53は、高速側ギヤ段を成立させるための同期噛合クラッチ72と、低速側ギヤ段を成立させるための噛合クラッチ74とを有している。上記同期噛合クラッチ72は、よく知られた所謂シンクロ機構を備えるものであり、デフケース64に対して例えばスプライン嵌合されることにより軸心Cまわりの相対回転不能且つ軸心C方向の相対移動可能に設けられた円筒状のスリーブ76と、そのスリーブ76の内周面の内周歯に対して軸心Cまわりの相対回転不能且つ軸心C方向の相対移動可能に噛み合う外周歯を有し、遊星歯車装置44とデフケース64との間に配置されて前述のようにサンギヤS1に固設されたクラッチギヤ60と、スリーブ76およびクラッチギヤ60の回転が非同期状態である時にはそのスリーブ76のクラッチギヤ60方向への移動を阻止するシンクロナイザリング(同期リング)78とを有している。本実施例では、シンクロナイザリング78は、スリーブ76とクラッチギヤ60とを相互に噛み合わせる際にそのスリーブ76とクラッチギヤ60とを相互に同期させる同期装置として機能しており、また、上記スリーブ76が後述のシフトアクチュエータ86によって軸心C方向へ移動させられるシフトリングに相当する。上記噛合クラッチ74は、上記シフトリングとしてのスリーブ76と、そのスリーブ76の外周部に設けられた外周歯80に対して軸心Cまわりの相対回転不能且つ軸心C方向の相対移動可能に噛み合う内周歯を有し、外周歯80に対するクラッチギヤ62とは反対側に配置されて前述のようにキャリヤCA1に固設されたクラッチギヤ62とを有している。このような構成から、トランスファ22は、本発明の一対の歯車に対応するクラッチギヤ60及びスリーブ76がシンクロナイザリング78を介して相互に噛合うことにより、高速側ギヤ段が成立した前記動力伝達可能状態になる一方で、本発明の一対の歯車に対応するクラッチギヤ62及びスリーブ76が相互に噛合うことにより、低速側ギヤ段が成立した上記動力伝達可能状態になる。つまり、噛合クラッチ装置53においては、スリーブ76が軸心C方向に摺動することでデフケース64と噛み合いつつクラッチギヤ60と噛み合うことにより高速側ギヤ段が成立させられ、スリーブ76が軸心C方向に摺動することでデフケース64と噛み合いつつクラッチギヤ62と噛み合うことにより低速側ギヤ段が成立させられるようになっている。このとき、キャリヤCA1およびクラッチギヤ62を介してデフケース64へ駆動力が伝達される経路が低速側ギヤ段を成立させる動力伝達経路に相当し、サンギヤS1およびクラッチギヤ60を介してデフケース64へ駆動力が伝達される経路が高速側ギヤ段を成立させる動力伝達経路に相当する。また、トランスファ22は、図2に表された状態のように、スリーブ76がクラッチギヤ60、62の何れとも噛合わないことにより前記動力伝達遮断状態になり、上記高速側ギヤ段と低速側ギヤ段との間でギヤ段が切り替えられる際には、上記動力伝達可能状態を経てから切り替えられる。なお、本実施例では、デフケース64は、同期噛合クラッチ72のクラッチハブとして機能している。また、噛合クラッチ装置53は、副変速機46を変速させるために係合作動させられるものである。
上記デフロック装置54は、デフケース64の外周部に例えばスプライン嵌合されてデフケース64に対して例えばスプライン嵌合されることにより軸心Cまわりの相対回転不能且つ軸心C方向の相対移動可能に設けられた円筒状のスリーブ82と、そのスリーブ82の内周面の内周歯に対して軸心Cまわりの相対回転不能且つ軸心C方向の相対移動可能に噛み合う外周歯を有し、第1出力ギヤ66とデフケース64との間に配置されてその第1出力ギヤ66に固設されたクラッチギヤ84とを有している。このように構成されたデフロック装置54においては、スリーブ82が軸心C方向に摺動することでデフケース64と噛み合いつつクラッチギヤ84と噛み合うことにより、センターデフ52の差動をロックさせるようになっている。なお、本実施例では、デフケース64は、噛合クラッチ74のクラッチハブとして機能している。
ここで、上記噛合クラッチ装置53およびデフロック装置54は、車両8に搭載されエンジン12の出力制御や自動変速機14の変速制御などを実施する電子制御装置(図示しない)によって駆動させられるシフトアクチュエータ86によって係合作動させられる。すなわち、上記噛合クラッチ装置53は、シフトアクチュエータ86の出力部材に相当して軸心Cに平行な方向へ突き出す第1シフトフォークシャフト88が、シフトアクチュエータ86の駆動によって上記軸心Cに平行な方向へ作動させられることにより、スリーブ76に対して軸心C方向の係合可能且つ軸心Cまわりの相対回転可能に第1シフトフォークシャフト88に固設された第1シフトフォーク90を介して、スリーブ76を軸心C方向へ作動させるようになっている。また、上記デフロック装置54は、シフトアクチュエータ86の出力部材に相当して軸心Cに平行な方向へ突き出す第2シフトフォークシャフト92が、シフトアクチュエータ86の駆動によって上記軸心Cに平行な方向へ作動させられることにより、スリーブ82に対して軸心C方向の係合可能且つ軸心Cまわりの相対回転可能に第2シフトフォークシャフト92に固設された第2シフトフォーク94を介して、スリーブ82を軸心C方向へ作動させるようになっている。
図3は、動力伝達装置10の制御装置である電子制御装置100の制御作動の要部、すなわち、自動変速機14がニュートラルである場合においてトランスファ22を前記動力伝達遮断状態から前記動力伝達可能状態に切り替える制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。このフローチャートは、エンジン12が作動中で自動変速機14がニュートラルであるときに、トランスファ22が上記動力伝達遮断状態から前記高速側ギヤ段または低速側ギヤ段が成立する上記動力伝達可能状態に切り替られる場合に実行され、例えば、車両8の停止中に実行される。
先ず、ステップ(以下、「ステップ」を省略する)SA1においては、エンジン12が、暖機のためにそのエンジン12の回転速度NE(以下、「エンジン回転速度NE」という)が引き上げられているファストアイドル状態であるか否か、具体的には、エンジン12のアイドル状態においてエンジン回転速度NEが所定のファストアイドル回転速度判定値A以上であるか否かが判断される。上記ファストアイドル回転速度判定値Aは、エンジン12のファストアイドル状態を判断するために実験的に設定された判定値である。
更に、SA1においては、自動変速機14の作動油の温度tho(以下、「AT油温tho」という)が所定の低油温判定値B以下であるか否かが判断される。その低油温判定値Bは、自動変速機14の出力軸58が、その自動変速機14に設けられた前記油圧式摩擦係合装置の引摺りにより、トランスファ22を前記動力伝達遮断状態から動力伝達可能状態に切り替えることが困難になるほど高回転速度で回転すると判断されるAT油温thoとして、実験的に設定された判定値である。
SA1において、その判断は、エンジン回転速度NEが前記ファストアイドル回転速度判定値A以上である場合、或いは、AT油温thoが前記低油温判定値B以下である場合に、肯定される。一方で、SA1の判断は、エンジン回転速度NEが上記ファストアイドル回転速度判定値A以上ではなく、且つ、AT油温thoが上記低油温判定値B以下ではない場合には、否定される。このSA1の判断が肯定された場合には、SA2に移る。一方、このSA1の判断が否定された場合には、本フローチャートは終了する。
SA2においては、自動変速機14の出力軸58の回転速度NOUT(以下、「AT出力軸回転速度NOUT」という)が所定の高回転判定値C以上であるか否かが判断される。その高回転判定値Cは、前記動力伝達遮断状態からスリーブ76を摺動させてそのスリーブ76をクラッチギヤ60またはクラッチギヤ62と相互に噛み合わせることが回転同期しないことにより困難になると判断されるAT出力軸回転速度NOUTとして、実験的に設定された判定値である。このSA2の判断が肯定された場合、すなわち、AT出力軸回転速度NOUTが上記高回転判定値C以上である場合には、SA3に移る。一方、このSA2の判断が否定された場合には、本フローチャートは終了する。
SA3においては、トランスファ22が切替え不可であるか否かが判断される。具体的には、そのトランスファ22が予め定められたトランスファ切替不可状態であるか否かが判断される。そのトランスファ切替不可状態とは、トランスファ22を切替え不可であるとみなす予め実験的に定められた状態である。例えば、スリーブ76をシフトアクチュエータ86の所定の通常推力で軸心C方向に移動させ、スリーブ76の移動開始時から所定の切替許容時間が経過しても、スリーブ76をクラッチギヤ60又はクラッチギヤ62に噛み合わせることができない場合もしくは噛み合わせることができなかった場合には、トランスファ22は上記トランスファ切替不可状態であると判断される。或いは、自動変速機14の出力軸58とスリーブ76との回転速度差から上記トランスファ切替不可状態が判断されてもよい。そのように判断するとすれば、例えば、トランスファ22を切替え不可であるとみなす下限の上記回転速度差が予め実験的に回転速度差判定値として設定されており、現在の上記回転速度差が上記回転速度差判定値以上である場合には、トランスファ22は上記トランスファ切替不可状態であると判断される。このSA3の判断が肯定された場合、すなわち、トランスファ22が前記トランスファ切替不可状態である場合には、SA4に移る。一方、このSA3の判断が否定された場合には、本フローチャートは終了する。
SA4においては、電子制御装置100は、前記油圧式摩擦係合装置内の前記摩擦板を潤滑するための前記作動油の油圧(ライン圧PL)を上昇させて、その油圧式摩擦係合装置における上記作動油の潤滑流量を増加させる。具体的には、このSA4が実行されないときの通常時のライン圧PLを基準として、このSA4が実行される毎にライン圧PLを所定の累進圧ΔPLだけ段階的に上昇させる。その累進圧ΔPLは、SA4でライン圧PLを上昇させてトランスファ22を切替可能にするために要する時間を短くすることと、ライン圧PLの上昇幅を低く抑えることとを両立するように、実験的に定められたものである。図3に記載の「N」は、このSA4の実行回数を示しており、初期値は零である。従って、前記SA3の判断が肯定された場合に「N=1」に設定され、後述のSA6の判断が否定される毎に「N=2、3、・・・」と大きくなる。
SA5においては、前記SA4でのライン圧PLを上昇させる作動油圧上昇制御を終了させる条件である制御終了条件が成立したか否かが判断される。具体的には、その制御終了条件とは、SA4で上昇させられたライン圧PLが所定のライン圧制限値D以下であることであり、SA5では、そのSA4で上昇させられたライン圧PLがそのライン圧制限値D以下であるか否かが判断される。そのライン圧制限値Dは、上記ライン圧PLが供給される前記油圧式摩擦係合装置等の油圧機器の耐久性等に影響しないように実験的に定められたライン圧PLの上限値である。このSA5の判断が肯定された場合、すなわち、SA4で上昇させられたライン圧PLがライン圧制限値D以下である場合には、SA6に移る。一方、このSA5の判断が否定された場合には、本フローチャートは終了する。
SA6においては、トランスファ22が切替可能であるか否かが判断される。具体的には、そのトランスファ22が予め定められたトランスファ切替可能状態であるか否かが判断される。そのトランスファ切替可能状態とは、トランスファ22がシフトアクチュエータ86により切替可能であると認められる予め実験的に定められた状態である。例えば、スリーブ76をシフトアクチュエータ86の所定の通常推力で軸心C方向に移動させ、スリーブ76の移動開始時から所定の切替許容時間が経過する前に、スリーブ76をクラッチギヤ60又はクラッチギヤ62に噛み合わせることができる場合もしくは噛み合わせることができた場合には、トランスファ22は上記トランスファ切替可能状態であると判断される。或いは、AT出力軸回転速度NOUTが前記高回転判定値C未満になった場合に、トランスファ22が上記トランスファ切替可能状態であると判断されてもよい。或いは、AT油温thoが前記低油温判定値Bより高くなった場合に、トランスファ22が上記トランスファ切替可能状態であると判断されてもよい。このSA6の判断が肯定された場合、すなわち、トランスファ22が前記トランスファ切替可能状態である場合には、本フローチャートは終了する。一方、このSA6の判断が否定された場合には、SA4に移る。
このように、図3のフローチャートでは、SA1〜SA3の判断が全て肯定された場合、すなわち、前記作動油圧上昇制御を実行する前提として判断される制御前提条件が成立した場合には、電子制御装置100は、SA4〜SA6で構成されるループを実行するので、前記ライン圧PLが前記ライン圧制限値D以下である限り(SA5参照)、トランスファ22が前記トランスファ切替可能状態となるまで、前記摩擦板を潤滑するための前記作動油の油圧(ライン圧PL)を上昇させて、その作動油の潤滑流量を増加させると言える。
本実施例によれば、自動変速機14がニュートラルであるときに、トランスファ22が、前記動力伝達遮断状態から前記動力伝達可能状態に切り替えられる場合において、AT油温thoが前記低油温判定値B以下であり、且つ、AT出力軸回転速度NOUTが前記高回転判定値C以上である場合には、トランスファ22が前記トランスファ切替可能状態となるまで、前記摩擦板を潤滑するための前記作動油の油圧(ライン圧PL)を上昇させて、その作動油の潤滑流量を増加させる。従って、自動変速機14が有する前記複数の油圧式摩擦係合装置における前記作動油の潤滑流量増加により、その複数の油圧式摩擦係合装置のうち引摺りにより前記出力軸58を回転させている前記前進用クラッチ等以外の他のクラッチ等の引摺りも大きくなるので、AT出力軸回転速度NOUTは、トランスファ22が切替可能になる回転速度にまで低下することになる。例えば、スリーブ76がクラッチギヤ60に噛み合わされる際には、クラッチギヤ60の回転速度が、スリーブ76及びクラッチギヤ60を相互に噛合わせるためにシンクロナイザリング78により同期させることができる同期回転速度以下に低下する。そうなると、トランスファ22のスリーブ76とクラッチギヤ60またはクラッチギヤ62とを相互に同期させて噛み合わせることが容易になり、そのトランスファ22を前記動力伝達遮断状態から前記動力伝達可能状態に切り替えることができる。すなわち、そのトランスファ22の切替性能を向上させることができる。
また、本実施例によれば、図3のSA5では、SA4で上昇させられたライン圧PLが前記ライン圧制限値D以下であるか否かが判断され、その判断が否定された場合には、SA4でのライン圧PLの上昇が中断される。従って、そのSA4でライン圧PLを上昇させることが、そのライン圧PLが供給される前記油圧機器の耐久性等に影響しないようにすることが可能である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
例えば、前述の実施例において、前記動力伝達可能状態のトランスファ22は、前輪20及び後輪30の両方へ動力伝達可能な四輪駆動状態となるが、前輪20及び後輪30の何れか一方へ動力伝達可能な二輪駆動状態となることがあっても差し支えない。
また、前述の実施例において、図3のフローチャートは、例えば、車両8の停止中に実行されるが、トランスファ22のギヤ段の切替えを許容する予め実験的に設定された切替車速判定値以下の低車速において実行されても差し支えない。すなわち、図3のフローチャートは車両8の停止中に限って実行されなければならないわけではない。
10:動力伝達装置(車両用動力伝達装置)
14:自動変速機
20:前輪(駆動輪)
22:トランスファ
30:後輪(駆動輪)
60:クラッチギヤ(歯車)
62:クラッチギヤ(歯車)
76:スリーブ(歯車)
100:電子制御装置(制御装置)

Claims (1)

  1. 作動油により潤滑される摩擦板を有する複数の油圧式摩擦係合装置の何れかの掴み替えにより複数の変速段が選択的に成立させられる自動変速機と、一対の歯車が相互に噛合うことにより動力伝達可能状態になり、該自動変速機の出力側に連結され該自動変速機からの駆動力を複数の駆動輪に分配するトランスファとを、備えた車両用動力伝達装置の制御装置であって、
    前記自動変速機がニュートラルであるときに、前記トランスファが、何れの前記駆動輪へも動力伝達しない動力伝達遮断状態から前記動力伝達可能状態に切り替えられる場合において、前記作動油の温度が所定の低油温判定値以下であり、且つ、前記自動変速機の出力軸回転速度が所定の高回転判定値以上である場合には、該トランスファが予め定められたトランスファ切替可能状態となるまで、前記摩擦板を潤滑するための前記作動油の油圧を上昇させて、該作動油の流量を増加させる
    ことを特徴とする車両用動力伝達装置の制御装置。
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