JP2010209823A - 遠心送風機 - Google Patents

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Masamitsu Morioka
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Abstract

【課題】換気送風機などに使用される遠心送風機で、本体寸法を変えることなく、低周波の主音源を効果的に消音して、騒音を低減する遠心送風機を提供することを目的とする。
【解決手段】外郭3内に、回転軸4を中心に回動可能に羽根車5を連結した電動機6と、羽根車5の周囲を囲みベルマウス状の吸込み口7を有するスクロールケーシング10と、開口部を有するベルマウス状のオリフィス18とを備え、前記スクロールケーシング10の下端とオリフィス18のオリフィス端部20との間に間隙部21を備え、オリフィス18と外郭3とで囲まれた共鳴空間19と間隙部21により吸込み口7から放出される騒音を共鳴消音する遠心送風機1で、共鳴空間19に入射した騒音の音波の回折現象を増加させる回折増加手段を備えることで、低周波の主音源を効果的に消音して、騒音を低減する遠心送風機を得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、換気送風機器等に使用される遠心送風機に関するものである。
従来、この種の遠心送風機は、天井埋込型換気扇などに用いられ、ベルマウス状の吸込み口を有する吸込ケーシングとは別のオリフィスを外郭の一面の開口に備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その遠心送風機について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように一面を開口した外郭101と、この外郭101内の天面102に羽根車103を固着した電動機104と、羽根車103の周囲を取り囲むケーシング105と、吸込み口106を有する吸込みケーシング107とを備える遠心送風機は、吸込み口106より同等あるいは小さな開口部108を有するオリフィス109を吸込みケーシング107の下端110とオリフィス109の端部111とを間隙寸法iの間隙部112を隔てて設けて共鳴空間113を構成している。また、このオリフィス109の一面にグリル114と、外郭101の一側面に設けた吐出口115とを備えている。
上記構成において、羽根車103が回転すると、吸込空気はグリル114からオリフィス109の開口部108を通り、吸込みケーシング107の吸込み口106より羽根車103に入り羽根車103により昇圧され、ケーシング105の内部を通り吐出口115より吐出される。このとき羽根車103で昇圧されるときに発生する回転騒音や、ケーシング105を通るときに発生する渦による乱流騒音や、ケーシング105内で発生した騒音の音波が吸込み口106から放射され、その一部は間隙部112から共鳴空間113に入射する。入射した騒音の音波のうち、共鳴空間113の容積や形状によって特定される周波数の騒音の音波は、共鳴空間113内で気柱共鳴がおき、共鳴消音される。
特許第3279834号公報
このような従来の遠心送風機では、共鳴消音効果により低騒音化を図っているが、遠心送風機の主音源の周波数範囲と、消音効果が現れる周波数範囲が異なる場合、共鳴による消音量は減少してしまうので、消音効果が現れる周波数範囲を主音源に合わせ、より多くの騒音を低減させることが必要となる。
しかしながら、消音が可能な周波数の値は、共鳴空間の寸法に依存し、共鳴空間の寸法が大きいほど低周波となるため、低周波側の消音効果を強くしたい場合は共鳴空間を大きくする、すなわち、遠心送風機の本体寸法が大きくなるという課題があり、本体寸法を変えることなく、消音効果を低周波側へ移動させることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、本体寸法を変えることなく、消音できる周波数を低周波側へ移動させ、主音源の周波数範囲と、消音効果が現れる周波数範囲を合わせることで、騒音を低減する遠心送風機を提供することを目的としている。
本発明の遠心送風機は上記目的を達成するために、開口を備えた外郭内に、回転軸を中心に回動可能に羽根車を連結した電動機と、前記羽根車の周囲を囲みベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングと、前記吸込み口と同心円で前記外郭の前記開口と連通する開口部を有するベルマウス状のオリフィスとを備え、前記ケーシングの下端と前記オリフィスの端部との間に間隙部を備え、前記オリフィスと前記外郭とで囲まれた共鳴空間と前記間隙部により前記吸込み口から放出される騒音を共鳴消音する遠心送風機で、前記間隙部から前記共鳴空間に入射した騒音の音波の回折現象を増加させる回折増加手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、回折増加手段によって音波の回折現象を増加させることにより、音波の入射位置から反射位置までの距離である反射距離が長くなる、または、回折する音波の量が増加することで、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効果的に消音し、主音源を強く消音することで、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、回折増加手段を、オリフィス端部がオリフィスの径方向に対して傾斜をもつ形状としたことを特徴とするものである。
これにより、音波がオリフィス端部付近を通過する際に、より大きく回折するため反射する位置までの距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効果的に消音し、強く消音することができ、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、回折増加手段を、オリフィス端部とケーシングの吸込み口を繋ぎ、間隙部を分割する接続部を複数備えた構造としたことを特徴とするものである。
これにより、接続部の端部がオリフィス端部の総長として延長されるため、接続部の端部においても音波の回折現象が発生し、回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、接続部を、回転軸と垂直に交わる平面による断面形状が、オリフィスの径方向に対して傾斜した複数の辺を有する形状としたことを特徴とするものである。
これにより、接続部端部が傾斜され鋭利となることにより、音波が接続部端部付近を通過する際、より大きく回折し反射する位置までの距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、接続部の形状が、回転軸方向に対して傾斜を持つ2辺により形成されることを特徴とするものである。
これにより、オリフィス端部の総長が延長され、回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、外郭との距離が長い部分に多くの接続部を備えることを特徴とするものである。
これにより、接続部の端部にて回折現象が発生し、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、回折増加手段を、オリフィスの円筒部分に円周方向に長い周方向スリットを備えた構造としたことを特徴とするものである。
これにより、周方向スリットを備えることにより、端部の総長が延長され、音波の回折現象が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、回折増加手段は、オリフィスの円筒部分に円周方向に長い周方向スリットを軸方向に複数段備えた構造としたことを特徴とするものである。
これにより、周方向スリットを軸方向に複数備えることにより、端部の総長が延長され、音波の回折現象が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、周方向スリットの端部形状が、外郭の開口側へ傾斜されたことを特徴とするものである。
これにより、端部が鋭利であるため、音波が間隙部端部付近を通過する際より大きく回折し、さらに、本体開口側へ傾斜して音波が進入するため、反射距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、周方向スリットの端部形状が、ケーシングの吸込み口側へ傾斜されたことを特徴とするものである。
これにより、端部が鋭利であるため、音波が間隙部端部付近を通過する際より大きく回折し、ケーシング側へ傾斜して音波が進入するため、反射距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、開口の端部形状の傾斜において、一方の端部が本体開口側へ傾斜し、他方の端部がオリフィス側へ傾斜していることを特徴とするものである。
これにより、上下を鋭利な端部で囲まれた開口となるため、強い回折現象が発生し、反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、回折増加手段は、円周方向と比較して回転軸方向に長い軸方向スリットをオリフィスに複数備える構造としたことを特徴とするものである。
これにより、回転軸方向に長い端部が備わるため、円周方向への回折現象が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、軸方向スリットの端部を傾斜させることを特徴とするものである。
これにより、端部を鋭利にすることにより、音波が軸方向スリットの端部付近を通過する際、より大きく回折することにより反射する位置までの距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットの端部の総長が長くなる構造としたことを特徴とするものである。
これにより、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットを軸方向に延長することを特徴とするものである。
これにより、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加し、さらに、反射距離が長くなる共鳴空間範囲に音波がより多く進入するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットの本数を増加することを特徴とするものである。
これにより、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加し、さらに、反射距離が長くなる共鳴空間範囲に音波がより多く進入するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
本発明によれば、本体寸法を変えることなく、消音できる周波数範囲を低周波側へ移動させ、低周波の主音源を効果的に消音して、騒音を低減する遠心送風機を提供できる。
本発明の請求項1に記載の発明は、開口を備えた外郭内に、回転軸を中心に回動可能に羽根車を連結した電動機と、前記羽根車の周囲を囲みベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングと、前記吸込み口と同心円で前記外郭の前記開口と連通する開口部を有するベルマウス状のオリフィスとを備え、前記ケーシングの下端と前記オリフィスの端部との間に間隙部を備え、前記オリフィスと前記外郭とで囲まれた共鳴空間と前記間隙部により前記吸込み口から放出される騒音を共鳴消音する遠心送風機で、前記間隙部から前記共鳴空間に入射した騒音の音波の回折現象を増加させる回折増加手段を備えたことを特徴とするものであり、回折増加手段によって音波の回折現象を増加させることにより、音波の入射位置から反射位置までの距離である反射距離が長くなる、または、回折する音波の量が増加することで、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効果的に消音し、主音源を強く消音することで、騒音を低減することができるという作用を有する。
また他、回折増加手段を、オリフィス端部がオリフィスの径方向に対して傾斜をもつ形状としたことを特徴とするものであり、音波がオリフィス端部付近を通過する際に、より大きく回折するため反射する位置までの距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効果的に消音し、強く消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、回折増加手段を、オリフィス端部とケーシングの吸込み口を繋ぎ、間隙部を分割する接続部を複数備えた構造としたことを特徴とするものであり、接続部の端部がオリフィス端部の総長として延長されるため、接続部の端部においても音波の回折現象が発生し、回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、接続部を、回転軸と垂直に交わる平面による断面形状が、オリフィスの径方向に対して傾斜した複数の辺を有する形状としたことを特徴とするものであり、接続部端部が傾斜され鋭利となることにより、音波が接続部端部付近を通過する際、より大きく回折し反射する位置までの距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、接続部の形状が、回転軸方向に対して傾斜を持つ2辺により形成されることを特徴とするものであり、オリフィス端部の総長が延長され、回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、外郭との距離が長い部分に多くの接続部を備えることを特徴とするものであり、接続部の端部にて回折現象が発生し、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、回折増加手段を、オリフィスの円筒部分に円周方向に長い周方向スリットを備えた構造としたことを特徴とするものであり、周方向スリットを備えることにより、端部の総長が延長され、音波の回折現象が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、回折増加手段は、オリフィスの円筒部分に円周方向に長い周方向スリットを軸方向に複数段備えた構造としたことを特徴とするものであり、周方向スリットを軸方向に複数備えることにより、端部の総長が延長され、音波の回折現象が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、周方向スリットの端部形状が、外郭の開口側へ傾斜されたことを特徴とするものであり、端部が鋭利であるため、音波が間隙部端部付近を通過する際より大きく回折し、さらに、本体開口側へ傾斜して音波が進入するため、反射距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、周方向スリットの端部形状が、ケーシングの吸込み口側へ傾斜されたことを特徴とするものであり、端部が鋭利であるため、音波が間隙部端部付近を通過する際より大きく回折し、ケーシング側へ傾斜して音波が進入するため、反射距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、開口の端部形状の傾斜において、一方の端部が本体開口側へ傾斜し、他方の端部がオリフィス側へ傾斜していることを特徴とするものであり、上下を鋭利な端部で囲まれた開口となるため、強い回折現象が発生し、反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、回折増加手段は、円周方向と比較して回転軸方向に長い軸方向スリットをオリフィスに複数備える構造としたことを特徴とするものであり、回転軸方向に長い端部が備わるため、円周方向への回折現象が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、軸方向スリットの端部を傾斜させることを特徴とするものであり、端部を鋭利にすることにより、音波が軸方向スリットの端部付近を通過する際、より大きく回折することにより反射する位置までの距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動して、低周波の主音源を効率的に消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットの端部の総長が長くなる構造としたことを特徴とするものであり、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットを軸方向に延長することを特徴とするものであり、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加し、さらに、反射距離が長くなる共鳴空間範囲に音波がより多く進入するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットの本数を増加することを特徴とするものであり、反射距離が長い音波に対して回折する音波の量が増加し、さらに、反射距離が長くなる共鳴空間範囲に音波がより多く進入するため、低周波での消音量が増加し、騒音を低減することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜図3を用いて説明する。図1は遠心送風機1の側断面図、図2は図1のA部分の拡大図、図3はオリフィス18の平面図を示している。
図1に示すように、天井埋込型換気扇として用いられる遠心送風機1は、下面に開口2を備えた外郭3内に、回転軸4を中心に回動可能に多翼型の羽根車5を連結した電動機6と、羽根車5の周囲を囲み、ベルマウス状の吸込み口7と側壁8に吐出口9を有する渦巻き状のスクロールケーシング10を備えている。スクロールケーシング10と吐出口9は外郭3の一側面に設けられた吐出開口11を介して、吐出アダプタ12と連通している。外郭3の下面の外周にはフランジ部13があり、フランジ部13に備えた穴14を通して、ねじ等で天井材15に外郭3が固定され、天井に配され屋外に連通する排気ダクト16が、吐出アダプタ12を介して吐出口9に接合されている。
また、スクロールケーシング10の吸込み口7と同心円で、ベルマウス状の開口部17とベルマウス形状の先から回転軸4方向に伸びる円筒部24を備えるオリフィス18が、外郭3の開口2を塞ぐように配置されており、スクロールケーシング10とオリフィス18と外郭3で囲まれる共鳴空間19を形成している。また、オリフィス18のオリフィス端部20はスクロールケーシング10の下面から間隙寸法jを隔てて位置して間隙部21を形成している。
また、オリフィス端部20がオリフィス18の径方向に対して傾斜しており、オリフィス端部20が鋭利な形状となっている。図2に示すように、径方向線29に対し、端部角αの角度を持っており、端部角αは15°〜60°の範囲であることが好ましい。
また、オリフィス端部20とスクロールケーシング10の吸込み口7を繋ぐ接続部22を4つ備えており、間隙部21は接続部22により4つに分割されている。なお、接続部22の形状は、回転軸4と垂直に交わる平面による断面形状が、図3のような形状であり、接続部端部23が鋭利な形状となっている。図3に示すように、オリフィス径方向線30に対し、接続部端部角βの角度を持っており、接続部端部角βは15°〜60°の範囲であることが好ましい。
上記構成において、電動機6により羽根車5が回転すると、吸込空気は開口2からオリフィス18の開口部17を通り、スクロールケーシング10の吸込み口7より羽根車5に入り、羽根車5により昇圧され、スクロールケーシング10の内部を通り、吐出アダプタ12より排気ダクト16に吐出され、屋外に排出される。
さらに、羽根車5で昇圧されるときに発生する回転騒音や、スクロールケーシング10の内部を通るときに発生する渦による乱流騒音や、スクロールケーシング10内で共鳴により増幅された騒音の音波が、吸込み口7から下方に放射されるが、スクロールケーシング10の吸込み口7から放射された騒音の音波の一部はオリフィス18のオリフィス端部20とスクロールケーシング10との間で構成される間隙部21から共鳴空間19へ入射する。入射した音波の一部は共鳴空間19内部の壁面での固定端反射によって逆位相音波となり間隙部21へ戻り、吸込み口7から放射される音波の一部を打ち消す気柱共鳴による共鳴消音が起こるため、騒音を低減することができる。なお、音波が間隙部21を通過する際、オリフィス端部20等の直近を通過する一部の音波において回折現象が発生しており、音波は若干傾斜して共鳴空間内に進入する。
このとき、間隙部21から音波が入射する際、オリフィス端部20が鋭利な形状であることから、この鋭利に沿って強い回折現象が発生し、音波は本体の開口2側へと大きく傾斜して共鳴空間内へ入射する。さらに、接続部22付近においても、図3に示すように接続部端部23が鋭利となっているため、同様の現象が発生する。これらの強い回折現象及び、接続部22によって新たに加わる回折現象により、音波が大きく傾斜して共鳴空間19内に入射することにより、例えば、共鳴空間19を構成する外郭3に衝突する音波は、傾斜量が大きくなるほど衝突するまでの経路が長くなり、反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。なお、端部角α及び接続部端部角βは、鋭利な形状とすることにより強い回折現象を発生させるためには角度が15°以上であることが好ましく、また、60°以上の傾斜としてもこれ以上は回折現象の増加はほぼ見込めないため、角度の範囲としては15°〜60°の範囲であることが好ましい。
また、間隙寸法jに関して、オリフィス端部20にて発生する音波の回折現象は間隙寸法jにある程度左右され、間隙寸法jが少ないほど進入する音波の回折現象が発生する割合は増加する。しかし、間隙寸法jが少なすぎると音波の進入量自体が少なくなるため共鳴消音による減音量が減少してしまう。よって、間隙寸法jは音波の回折現象が発生し易く、かつ、音波の進入を妨げることが無い適切な寸法とすることが好ましく、今回は間隙寸法jをj=3mmとした。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2を図4を用いて説明する。図4(a)は遠心送風機1の側断面図、図4(b)は図4(a)のA部分の拡大図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図4において、接続部22の形状は、回転軸4を中心とする円筒面による断面形状が、回転軸4方向に対して傾斜した2辺を備えている。すなわち、軸方向線31に対し、接続部辺32が接続部辺角γの傾斜をもち、接続部辺角γは15〜45°の範囲であることが好ましい。
このとき、接続部端部23は、傾斜が大きければその分長くなるため、回折現象がより多くの音波に対して発生するため、回折現象により、音波が傾斜して共鳴空間19内に入射することにより、反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。なお、接続部端部角βは、少なくとも15°以上の傾斜とし、接続部端部を延長することが好ましい。さらに、接続部端部角βが45°を超えると、オリフィス端部20側の接続部22周辺の間隙部21の寸法が小さくなってしまう範囲が増加しすぎるため、間隙部21から進入する音波自体が少なくなるため、共鳴消音による減音量が減少してしまう。よって、接続部端部角βは15〜45°の範囲であることが好ましい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3を、図5を用いて説明する。図5はオリフィス18の平面図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図5において、オリフィス18の開口部17及び、スクロールケーシングの吸込み口7は、その中心が開口2の中心位置に配置されている。また、接続部22は間隙部21と外郭3との距離が他に比べて長い外郭3の角部方向へ向かう音波の進入範囲に数多く備えられている。
このとき、間隙部21から進入する音波において、反射距離が他に比べて長い音波に対して多数の接続部22により回折現象が強く発生するため、より反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。なお、オリフィス18の開口部17及び、スクロールケーシング10の吸込み口7と開口2の中心位置が異なる場合であっても、外郭3との距離が長くなる位置に接続部22を数多く備えることで、同様の効果が期待できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を、図6を用いて説明する。図6(a)は遠心送風機1の側断面図、図6(b)は図6(a)のA部分の拡大図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図6において、遠心送風機1はオリフィス18の円筒部24に円周方向に長い円周スリット25を回転軸4方向に2段備えている。また、円周スリット端部26は全て外郭3の開口2側へ傾斜を持もち、端部が鋭利になっている。図6(b)に示すように、回転軸4方向に対し、端部角αの角度を持っており、端部角αは15°〜60°の範囲であることが好ましい。
上記構成において、音波が円周スリット25から入射する際、円周スリット端部26が傾斜され、外郭3の開口2側へ経路の方向が向いているため、音波が斜めに共鳴空間19内へ進入するため、反射距離が長くなり共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。さらに、スクロールケーシング10の吸込み口7側の円周スリット端部26が鋭利な形状であるため、円周スリット端部26直近の音波はスクロールケーシング10の吸込み口7側へ強く回折現象を起こすため、反射距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5を図7を用いて説明する。図7(a)は遠心送風機1の側断面図、図7(b)は図7(a)のA部分の拡大図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図において、遠心送風機1はオリフィス18の円筒部24に円周方向に長い円周スリット25を回転軸4方向に2段備えている。また、円周スリット端部26は全てスクロールケーシング10の吸込み口7側へ傾斜を持ち、端部が鋭利になっている。図7(b)に示すように、回転軸4方向に対し、端部角αの角度を持っており、端部角αは15°〜60°の範囲であることが好ましい。
上記構成において、音波が円周スリット25から入射する際、円周スリット端部26が傾斜され、スクロールケーシング10の吸込み口7側へ経路の方向が向いているため、音波が斜めに共鳴空間19内へ進入するため、反射距離が長くなり共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。さらに、外郭3の開口2側の円周スリット端部26が鋭利な形状であるため、円周スリット端部26直近の音波は外郭3の開口2側へ強く回折現象を起こすため、反射距離が長くなり、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6を図8を用いて説明する。図8(a)は遠心送風機1の側断面図、図8(b)は図8(a)のA部分の拡大図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図において、遠心送風機1はオリフィス18の円筒部24に円周方向に長い円周スリット25を回転軸4方向に2段備えている。また、円周スリット端部26において、外郭3の開口2側の開口側スリット端部26aは外郭3の開口2側へ傾斜し、スクロールケーシング10の吸込み口7側の吸込み口側スリット端部26bはスクロールケーシング10の吸込み口7側へ傾斜している。図8(b)に示すように、回転軸4方向に対し、端部角αの角度を持っており、端部角αは15°〜60°の範囲であることが好ましい。
上記構成において、音波が円周スリット25から入射する際、上下を鋭利な形状で囲まれた空間を音波が通るため、外郭3の開口2側とスクロールケーシング10の吸込み口7側の両側へ強い回折現象が発生するため、反射距離が長くなり共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。なお、吸込み口側スリット端部26bが外郭3の開口2側へ傾斜し、開口側スリット端部26aがスクロールケーシング10の吸込み口7側へ傾斜している構成であっても、同じように鋭利な形状で上下を挟まれるため、同様の効果が期待できる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7を図9用いて説明する。図9(a)は遠心送風機1の側断面図、図9(b)はオリフィス18の平面図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図において、遠心送風機1はオリフィス18の円筒部24に回転軸4方向に長い軸方向スリット27を複数備えている。また、軸方向スリット端部28は径方向に対して傾斜しており、鋭利な形状となっている。なお、軸方向スリット端部28の総長は、実施の形態1における間隙部21の端部総長よりも長い。
上記構成に置いて、音波が軸方向スリット27から入射する際、軸方向スリット端部28の総長が間隙部21の端部総長よりも長いため、回折現象が多く発生し、さらに、端部が鋭利であるため強い回折現象が発生するため、反射距離が長くなり共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8を図10を用いて説明する。図10は遠心送風機1の側断面図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図において、オリフィス18の開口部17及び、スクロールケーシング10の吸込み口7は、その中心が開口2の中心位置に配置されている。また、オリフィス18の円筒部24に回転軸4方向に長い軸方向スリット27を複数備えている。さらに、外郭3との距離が他に比べて長くなる外郭3の角部方向へ向かう音波の進入範囲に配置されている軸方向スリット27は、他に比べて軸方向に長く、オリフィス18の開口部17のベルマウス形状終了位置まで伸びている。
このとき、軸方向スリット27から進入する音波において、反射距離が他に比べて長い音波が進入する軸方向スリット27がベルマウス形状終了位置まで延長されており、端部の総長が長くなっている。よって、より多くの回折現象が発生し、より反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。なお、オリフィス18の開口部17及び、スクロールケーシング10の吸込み口7と開口2の中心位置が異なる場合であっても、外郭3との距離が長くなる範囲の軸方向スリット27を回転軸4方向へ延長することにより、同様の効果が期待できる。
(実施の形態9)
本発明の実施の形態9を図11を用いて説明する。図11(a)は遠心送風機1の側断面図、図11(b)はオリフィス18の平面図を示している。実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。図において、オリフィス18の開口部17及び、スクロールケーシング10の吸込み口7は、その中心が開口2の中心位置に配置されている。また、オリフィス18の円筒部24に回転軸4方向に長い軸方向スリット27を複数備えている。さらに、軸方向スリット27は、外郭3との距離が他に比べて長くなる外郭3の角部方向へ向かう音波の進入範囲に数多く備えられている。
このとき、軸方向スリット27から進入する音波において、反射距離が他に比べて長い音波が進入する位置に軸方向スリット27が数多く備えられているため、端部の総長が長くなっている。よって、より多くの回折現象が発生し、より反射距離が長くなるため、共鳴消音される音波の周波数が低周波側へ移動し、遠心送風機1の主音源の周波数範囲へと近づくため、騒音を低減できる。なお、オリフィス18の開口部17及び、スクロールケーシング10の吸込み口7と開口2の中心位置が異なる場合であっても、外郭3との距離が長くなる範囲に軸方向スリット27を数多く備えることで、同様の効果が期待できる。
本発明は、本体寸法を変えることなく、消音できる周波数を低周波側へ移動させ、低周波の主音源を効果的に消音して、騒音を低減する遠心送風機を提供するものであり、特に空調機器や換気送風機器に利用可能である。
本発明の実施の形態1の遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態1の遠心送風機を示す部分拡大図 本発明の実施の形態1のオリフィスを示す平面図 (a)は本発明の実施の形態2の遠心送風機の側断面図、(b)は同遠心送風機の部分拡大図 本発明の実施の形態3のオリフィスを示す平面図 (a)は本発明の実施の形態4の遠心送風機の側断面図、(b)は同遠心送風機の部分拡大図 (a)は本発明の実施の形態5の遠心送風機の側断面図、(b)は同遠心送風機の部分拡大図 (a)は本発明の実施の形態6の遠心送風機の側断面図、(b)は同遠心送風機の部分拡大図 (a)は本発明の実施の形態7の遠心送風機の側断面図、(b)はオリフィス平面図 本発明の実施の形態8の遠心送風機を示す側断面図 (a)は本発明の実施の形態9の遠心送風機の側断面図、(b)はオリフィス平面図 従来の遠心送風機とを示す側断面図
1 遠心送風機
2 開口
3 外郭
4 回転軸
5 羽根車
6 電動機
7 吸込み口
8 側壁
9 吐出口
10 スクロールケーシング
11 吐出開口
12 吐出アダプタ
13 フランジ部
14 穴
15 天井材
16 排気ダクト
17 開口部
18 オリフィス
19 共鳴空間
20 オリフィス端部
21 間隙部
22 接続部
23 接続部端部
24 円筒部
25 円周スリット
26 円周スリット端部
26a 開口側スリット端部
26b 吸込み口側スリット端部
27 軸方向スリット
28 軸方向スリット端部
29 径方向線
30 オリフィス径方向線
α 端部角
β 接続部端部角
γ 接続部辺角

Claims (16)

  1. 開口を備えた外郭内に、回転軸を中心に回動可能に羽根車を連結した電動機と、前記羽根車の周囲を囲みベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングと、前記吸込み口と同心円で前記外郭の前記開口と連通する開口部を有するベルマウス状のオリフィスとを備え、前記ケーシングの下端と前記オリフィスの端部との間に間隙部を備え、前記オリフィスと前記外郭とで囲まれた共鳴空間と前記間隙部により前記吸込み口から放出される騒音を共鳴消音する遠心送風機で、前記間隙部から前記共鳴空間に入射した騒音の音波の回折現象を増加させる回折増加手段を備えたことを特徴とする遠心送風機。
  2. 回折増加手段を、オリフィス端部がオリフィスの径方向に対して傾斜をもつ形状としたことを特徴とする請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 回折増加手段を、オリフィス端部とケーシングの吸込み口を繋ぎ、間隙部を分割する接続部を複数備えた構造としたことを特徴とする請求項1または2に記載の遠心送風機。
  4. 接続部を、回転軸と垂直に交わる平面による断面形状が、オリフィスの径方向に対して傾斜した複数の辺を有する形状としたことを特徴とする請求項3に記載の遠心送風機。
  5. 接続部の形状が、回転軸方向に対して傾斜を持つ2辺により形成されることを特徴とする請求項3に記載の遠心送風機。
  6. 外郭との距離が長い部分に多くの接続部を備えることを特徴とする請求項3〜5いずれかに記載の遠心送風機。
  7. 回折増加手段を、オリフィスの円筒部分に円周方向に長い周方向スリットを備えた構造としたことを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の遠心送風機。
  8. 回折増加手段を、オリフィスの円筒部分に円周方向に長い周方向スリットを軸方向に複数段備えた構造としたことを特徴とする請求項7に記載の遠心送風機。
  9. 周方向スリットの端部形状が、外郭の開口側へ傾斜されたことを特徴とする請求項8に記載の遠心送風機。
  10. 周方向スリットの端部形状が、ケーシングの吸込み口側へ傾斜されたことを特徴とする請求項8に記載の遠心送風機。
  11. 開口の端部形状の傾斜において、一方の端部が本体開口側へ傾斜し、他方の端部がオリフィス側へ傾斜していることを特徴とする請求項8に記載の遠心送風機。
  12. 回折増加手段を、円周方向と比較して回転軸方向に長い軸方向スリットをオリフィスに複数備える構造としたことを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の遠心送風機。
  13. 軸方向スリットの端部を傾斜させることを特徴とする請求項12に記載の遠心送風機。
  14. オリフィスと外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットの端部の総長が長くなる構造としたことを特徴とする請求項12または13に記載の遠心送風機。
  15. オリフィスと外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットを軸方向に延長することを特徴とする請求項14に記載の遠心送風機。
  16. オリフィスと外郭との距離が長くなる部分の軸方向スリットにおいて、軸方向スリットの本数を増加することを特徴とする請求項14に記載の遠心送風機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109595196A (zh) * 2018-10-11 2019-04-09 西安理工大学 一种用于离心式通风机叶轮的仿生型集流器的设计方法

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CN104047896B (zh) * 2013-03-13 2018-09-14 东普雷股份有限公司 送风单元
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