JP2010209588A - キーレスエントリーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が送信機に設けられているアンロックボタンを素早く複数回押圧した場合であっても、操作回数に対応する操作指令を実行させることができるようにする。
【解決手段】送信機2のアンロックボタン2bを1回押圧して、運転席ドアのみをアンロックさせる送信データフレームを車両のドアロックユニット3に送信するに際し、この送信データフレームの送信処理が完了していない間に、アンロックボタン2が押圧された場合、初期化処理して(S10)、現在の送信処理を中止し、全ドアのアンロックを指示する2nd操作指令コードを読込み(S13)、この2nd操作指令コードを含む送信データフレームを生成し(S14)、ドアロックユニット3へ送信する(S16)。
【選択図】図3

Description

本発明は、送信機に設けられている操作手段を操作することで車両に備えられている機能を外部から操作することのできるキーレスエントリーシステムに関する。
従来、自動車などの車両には、ワイヤレス送信機(以下、「送信機」と称する)の操作により、車両から離れた位置でドアのロック、アンロックを行うことのできるキーレスエントリーシステムが多く採用されている。ワイヤレス送信機には、操作手段として、各スイッチに連動するロックボタンとアンロックボタンとが設けられており、ロックボタンを押すことで車両のドアがロック状態となり、アンロックボタンを押すことで、ドアがアンロック状態となる。
又、アンロックボタンを1度押した場合は、運転席のドアのみがアンロックとなり、その後、アンロックボタンを所定時間内に再度押圧することで、運転席ドア以外のドアがアンロック状態となるセレクトアンロック機構を備えたものも知られている。
このセレクトアンロック機構を備えたキーレスエントリーシステムでは、送信機を携帯する操作者(多くの場合、運転者であるため、以下においては「運転者」と称する)が、当初から全ドアをアンロックさせようとする場合、送信機のアンロックボタンを素早く二度押しする場合が多い。
短時間にアンロックボタンが二度押しされると、1度目のアンロック信号に対応した1個の送信データフレームの送信が完了していない間に、2度目のアンロック信号が入力されてしまうことがある。このような場合、二度目のアンロック信号を無効にして、最初の送信データフレームの送信を完了させるか、或いは、一度目のアンロック信号に対応した送信データフレームの送信を中止し、二度目のアンロック信号に対応する送信データフレームの送信を実行することになる。
その結果、送信機から車両に搭載されている受信機へ送信されるデータが一度目、或いは二度目に送信される送信データフレームの何れかとなり、受信機では1回押しと判定して、運転席側のドアのみをアンロックさせることになる。
その際、運転者は送信機のアンロックスイッチを二度押したので、全ドアがアンロックされることを期待しているため、運転席ドアのみがアンロックされたことで違和感を感じるばかりでなく、送信機の故障と誤判断してしまう可能性がある。
この対策として、例えば特許文献1(特許第3339378号公報)では、送信機のドアアンロックボタンを二度押しした際に、一度目のアンロック信号によるデータ送信処理が終了していない段階で、二度目のアンロック信号が入力された場合には、二度目のアンロック信号による機能コードを記憶しておき、一度目のアンロック信号に伴うデータ送信処理が終了した後に、二度目のアンロック信号に対応するデータ送信処理を実行する技術が開示されている。
その結果、運転者が発信器のアンロックボタンを素早く二度押しした場合であっても、一度目と二度目の処理信号が必ず出力され、車両に搭載されている受信機では、二度押しに対応する操作指令を確実に実行することが出来る。
ところで、1個の送信データフレームの送信時間が、例えば400[ms]で完了するとした場合、二度押しによる2個の送信データフレームの送信時間は、少なくとも800[ms]以上必要となる。従って、運転者が送信機のアンロックボタンを素早く二度押ししても、一度目の押圧から、おおよそ1[sec]が経過するまでは、全ドアがアンロック動作しないこととなる。
その結果、素早く二度押しした場合と、比較的ゆっくりと二度押しした場合とで、全ドアがアンロックされるまでに要する時間に大きな差がなくなり、全ドアを直ちにアンロックさせたいというユーザーの要求には応えることができない。
従って、例えば送信機のアンロックボタンの三度押しに対応する指令(例えば、ハザードランプの点滅)が設定されている場合、アンロックボタンを素早く3度押ししても、少なくとも1.2[sec]以上経過するまでは、当該指令に対応する動作(例えばハザードランプの点滅)が行われないこととなり、運転者に応答性の悪さを印象付けてしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、操作者が送信機に設けられている操作手段を素早く複数回操作した場合であっても、直ちに操作回数に対応する操作指令を実行させることができて、応答性の良いキーレスエントリーシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、車両に搭載されている受信機に対して送信機から所定の送信データフレームを送信することで、前記車両に備えられている機能を外部から操作するキーレスエントリーシステムにおいて、前記送信機に、操作者が前記車両に備えられている機能を指示する信号を入力する操作手段と、前記操作手段から入力された前記信号に従い対応する操作指令コードを読込み、該操作指令コードを含む前記送信データフレームを生成する送信データ生成手段と、前記送信データ生成手段で生成した前記送信データフレームを前記受信機に送信する送信手段とが備えられており、前記送信データ生成手段は、前記送信手段にて前記受信機に対する前記送信データフレームの送信処理が終了していない間に、前記操作手段から新たな信号が入力された場合、前記送信データフレームの送信を中止すると共に、現在の前記操作指令コードに続く次の操作指令コードを読込み、読込んだ該操作指令コードを含む新たな送信データフレームを生成することを特徴とする。
本発明によれば、送信機から送信される送信データフレームの送信処理が終了していない間に、操作手段から新たな信号が入力された場合は、現在の送信データフレームの送信を中止すると共に、現在の操作指令コードに続く次の操作指令コードを読込み、読込んだ操作指令コードを含む新たな送信データフレームを生成して出力処理するようにしたので、操作者が送信機に設けられている操作手段を素早く複数回操作した場合であっても、直ちに操作回数に対応する操作指令を実行させることができて応答性が良い。
キーレスエントリーシステムを備える車内制御部の全体概略構成図 送信機側の送信処理ルーチンを示すフローチャート(その1) 送信機側の送信処理ルーチンを示すフローチャート(その2) 送信機側の送信処理ルーチンを示すフローチャート(その3) 受信機側の受信処理ルーチンを示すフローチャート(その1) 受信機側の受信処理ルーチンを示すフローチャート(その2) (a)は操作指令コードとドアアンロック動作との対応を示すコード表、(b)は受信した1stデータフレームの数と操作指令コードとの対応を示すコード表 他の態様による操作指令コードとドアアンロック動作との対応を示すコード表 (a)はドアアンロックスイッチのON/OFFを示すタイムチャート、(b)はドアアンロックスイッチのONに対応する送信データフレームの送信タイミングを示すタイムチャート (a)はドアアンロックスイッチのON/OFFを示すタイムチャート、(b)はドアアンロックスイッチのONに対応した送信データフレームの送信タイミングを示すタイムチャート (a)は他の態様によるドアアンロックスイッチのON/OFFを示すタイムチャート、(b)はドアアンロックスイッチのONに対応した送信データフレームの送信タイミングを示すタイムチャート (a)は別の態様によるドアアンロックスイッチのON/OFFを示すタイムチャート、(b)はドアアンロックスイッチのONに対応した送信データフレームの送信タイミングを示すタイムチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1には車内通信回線を用いて双方向通信可能に接続されている各制御部の概略構成図が示されている。
キーレスエントリーシステム1は、主に運転者が携帯する送信機2と車両に搭載されている受信機としてのドアロックユニット3とで構成されている。送信機2は、ドアロックユニット3に対してドアロック、アンロックなどの指令を送信する携帯機であり、キーレス制御部21と送信手段としての送受信部22と、キーレス制御部21の入力側に接続されているロックスイッチ23及びアンロックスイッチ24とを備えている。尚、ロックスイッチ23、アンロックスイッチ24は、送信機2に設けられている2つの操作ボタン(ロックボタン2a、アンロックボタン2b)に連動しており、各ボタン2a,2bを押すことでONされ、押圧力を解離することでOFFされる。又、この各操作ボタン2a,2bと各スイッチ23,24とで、運転者が送信機2に対してロック、アンロック等の機能を指示する操作手段が構成されている。
キーレス制御部21は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、内蔵メモリには、送信機2を識別する固有の送信機IDコードと、送信相手であるドアロックユニット3を識別する固有の受信機IDコード等の固定データが格納されている。マイクロコンピュータは、ロックスイッチ23或いはアンロックスイッチ24から出力されるON信号に基づき、ドアロックユニット3へ送信する送信データフレームを生成する。尚、送信データフレームの生成については後述する。
そして、このキーレス制御部21で生成した送信データフレームが、送受信部22から所定に変調されて、ドアロックユニット3へ送信される。
ドアロックユニット3は、ドアロック制御部31と、送受信部32と、ドアロック制御部31の出力側に接続されているアクチュエータ駆動回路33とを備えている。更に、このアクチュエータ駆動回路33に、車両の各ドア、例えば5ドア車であれば、運転席ドア、助手席ドア、後席左ドア、後席左ドア、トランクリッドを、それぞれロック/アンロックするロックアクチュエータ4a〜4cに接続されている。尚、本実施形態では、助手席ドアと後席左右ドアとは同時にロック/アンロックされるため、便宜的に、これらを助手席、後席ドアロックアクチュエータ4bと統括して示す。
ドアロック制御部31は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、内蔵メモリには、受信相手である送信機2を識別する送信機IDコードと、ドアロックユニット3を識別する受信機IDコード等の固定データ、及び送信される毎にその情報内容が自動的に変更されるローリング(ROL)コード等が格納されている。マイクロコンピュータは、送受信部32で受信して復調した、送信機2からのデータに基づき、受信機IDコードが一致している場合、自己に対する要求であると判定し、受信処理が開始され、操作指令がドアロックの場合は、各アクチュエータ4a〜4cをロック動作させる。又、操作指令がアンロックの場合は、アンロック指令の種別に応じて対応する動作を行わせる。
すなわち、運転者がロックボタン2aを押圧した際の各ロックアクチュエータ4bは、ロックボタン2aの押圧回数とは無関係に、車両の開閉部である各ドア及びトランクリッド(以下、便宜的に、各ドア或いは全ドアと称するときはトランクリッドも含む概念とする)がロック状態となる。尚、ロックボタン2aの操作による全ドアのロック処理は従来と同様であるため、説明は省略する。
一方、アンロックボタン2bを押圧した際のドアロック制御部31での制御は、アンロックボタン2bの押圧回数に応じて操作内容が設定されるセレクトアンロック機構を採用している。図7(a)に示すように、本実施形態では操作指令情報を4bitの操作指令内容を示すコード(操作指令コード)で設定しており、1st操作指令コードが「1000」、2nd操作指令コードが「1001」、3rd操作指令コードが「1010」に設定されている。更に、これらの操作指令コードによって、送信機2から指示される機能として、1st操作指令コード「1000」を運転席ドアのみのアンロック、2nd操作指令コード「1001」を全ドアのアンロック、3rd操作指令コード「1010」を位置報知と定義している。
そして、運転者が送信機2のアンロックボタン2bを1回押すと、1st操作指令コード「1000」に対応する運転席ドアのみのアンロックが実行され、二回連続して押すと、2nd操作指令コード「1001」に対応する全ドアのアンロックが実行される。更に、アンロックボタン2bを三回連続して押圧すると、3rd操作指令コード「1010」に対応する位置報知が実行される。この位置報知は後述する報知手段を駆動させて、自車位置を運転者に報知するものである。この場合、全ドアのロック状態は維持されている。或いは3rd操作指令コード「1010」を検出したとき全ドアを直ちにロックさせる。
尚、この場合、アンロックボタン2bの一回押で設定される操作指令コード「1000」を位置報知と定義し、二回押して設定される指令コード「1001」を運転席ドアロックと定義し、三回押しで設定される指令コード「1010」を全ドアアンロックと定義しても良い。又、図8に示すように、三度押しで設定される指令コード「1010」をトランクリッドのみアンロックとするように定義しても良い。
又、このドアロック制御部31は、CAN(Controller Area Network)通信等の車内通信回線4を通じて、車両に搭載されている各制御ユニットに対し、双方向通信自在に接続されている。この制御ユニットの1つにアクセサリ制御部5がある。このアクセサリ制御部5は、ハザードランプ6、スピーカ7、ブザー8等の報知手段を駆動させるものであり、例えばドアロック或いはドアアンロックの際に動作さることで、ドアのロック或いはアンロックを車外から認識できるようにする。更に、送信機2のアンロックボタン2bを所定回数押圧して位置報知する際にも報知手段を駆動させることで、例えば比較的広いスペースの駐車場に自車両を駐車させた場合に自車位置を運転者に報知させることができる。
ところで、図9に示すように、運転者が送信機2のアンロックボタン2bを、一回押圧すると、キーレス制御部21では、1個の送信データフレームを生成し、この送信データフレームを送受信部22からドアロックユニット3へ送信する。この1個の送信データフレームには、送信機IDコード、受信機IDコード、操作指令コード、及びROLコードが含まれている。尚、ROLコードは送信される毎にその情報内容を自動的に変更することで車両のセキュリティを確保するものである。
この場合、1個の送信データフレームの送信時間を、例えば400[ms]とし、最初の送信データフレーム(1stデータフレーム)と、次の送信データフレーム(2ndデータフレーム)との間に4[ms]の休止時間を設定したとして、運転者が全ドアをアンロックさせるべく、送信機2のアンロックボタン2bを素早く二度押すると、図10に示すように、1stデータフレームの送信が直ちに中止され、休止時間後に2ndデータフレームの送信が行われることになる。この2ndデータフレームの操作指令コードには、アンロックボタン2bの二度押しに対応する操作指令コードが読込まれる。
その結果、車両に搭載されているドアロックユニット3のドアロック制御部31では、送信機2から送信された操作指令データに対応するアンロック動作、或いは位置報知動作を行う。
上述した送信機2に設けられているキーレス制御部21で実行される送信処理は、具体的には、図2〜図4に示す送信機処理ルーチンに従って行われる。
このルーチンは、運転者が、送信機2のアンロックボタン2bを押圧して、アンロックスイッチ24からキーレス制御部21にON信号が出力されると起動する。そして、先ず、ステップS1で、初期化処理が行われ、ステップS2で、予め登録されている送信機IDコードと受信機IDコードとを読込む。次いで、ステップS3へ進み、前回使用したローリンコードR(n)を、予め設定されている関数式を用いて更新し、新たなROLコードR(n+1)を生成する。この関数式は、例えばF1(n+1)←F1(n)+1で定義され、ロックボタン2a、アンロックボタン2bを1回押す毎にROLコードRが1ずつ増加される。
その後、ステップS4へ進み、1st操作指令コード「1000」を読込み、ステップS5で、送信データフレームを生成する。送信データフレームは、送信機IDコード、受信機IDコード、ROLコード、操作指令コードが含まれており、これらの各コードで1stデータフレームを生成する。
そして、ステップS6へ進み、休止時間(例えば4[ms])が経過するまで待機し、休止時間経過後、ステップS7へ進み、生成された1個の1stデータフレームを送信する。すると、この1stデータフレームが送受信部22にて所定に変調されて、ドアロックユニット3へ送信され、このドアロックユニット3の送受信部32で受信される。
その後、ステップS8へ進み、送信時間を計時し、この送信時間が1フレーム送信時間(実際に1送信データフレームを送信するのに要する時間と休止時間とを加算した値、例えば404[ms])に達したか否かを監視する。そして、1stデータフレームの送信時間が、、予め設定されている1フレーム送信時間に達した場合、ルーチンを終了する。
一方、1フレーム送信時間が経過する前に、運転者がアンロックボタン2bを押圧し、アンロックスイッチ24から割り込み信号(ON信号)が入力された場合、プログラムは、ステップS9からステップS10へ進み、初期化処理が行われる。その結果、1stデータフレームの送信が直ちに中止され、ステップS11以降で、2ns送信データフレームの生成が開始される。
先ず、ステップS11,S12では、上述したステップS2,S3と同様、予め登録されている送信機IDコード、受信機IDコードを読込み、前回のローリンコードR(n)を、予め設定されている関数式を用いて更新し、新たなROLコードR(n+1)を生成する。
その後、ステップS13へ進み、2st操作指令コード「1001」を読込み(図7(a)、図8参照)、ステップS14で、送信機IDコード、受信機IDコード、ROLコード、操作指令コード等に基づき、2ndデータフレームを生成する。
そして、ステップS15へ進み、休止時間(例えば4[ms])が経過するまで待機し、休止時間経過後、ステップS16へ進み、生成された1個の2st送信データフレームを送信する。すると、この2ndデータフレームが送受信部22にて所定に変調されて、ドアロックユニット3へ送信され、このドアロックユニット3の送受信部32で受信される。
その後、ステップS17へ進み、送信時間を計時し、この送信時間が1フレーム送信時間に達したか否かを監視する。そして、2ndデータフレームの送信時間が、予め設定されている1フレーム送信時間に達した場合、ルーチンを終了する。
一方、1フレーム送信時間が経過する前に、運転者がアンロックボタン2bを押圧し、アンロックスイッチ24から割り込み信号(ON信号)が入力された場合、プログラムは、ステップS18からステップS19へ進み、初期化処理が行われる。その結果、2ndデータフレームの送信が直ちに中止され、ステップS20以降で、三度目の送信データフレーム(3rdデータフレーム)の生成が開始される。
そして、先ず、ステップS20,S21において、上述したステップS2,S3と同様、予め登録されている送信機IDコード、受信機IDコードを読込み、前回のローリンコードR(n)を、予め設定されている関数式を用いて更新し、新たなROLコードR(n+1)を生成する。
その後、ステップS22へ進み、3rd操作指令コード「1010」を読込み(図7(a)、図8参照)、ステップS23で、各コード等に基づき、3rdデータフレームを生成する。尚、上述したステップS5,S14,S23での処理が、本発明の送信データ生成手段に相当する。
そして、ステップS24で休止時間(例えば4[ms])が経過するまで待機し、休止時間経過後、ステップS25へ進み、生成された1個の3rdデータフレームを送信して、ルーチンを終了する。尚、本実施形態では、アンロックボタン2bを連続して三度ONさせるまでの操作指令が設定されているため、3rdデータフレームの送信時間が終了しない間に、アンロックボタン2bをONさせた場合、送信データフレームは生成されず、新たなデータがドアロックユニット3側へ送信されることはない。
その結果、図9に示すように、最初にアンロックボタン2bを押圧して1stデータフレームを送信した後、1フレーム送信時間が経過すると、ステップS7からステップS8を経てプログラムが終了するため、その後、アンロックボタン2bを押圧すると、プログラムはステップS1から開始される。従って、アンロックボタン2bを押圧した後、1フレーム送信時間が経過していれば、アンロックボタン2bを押圧する都度に1stデータフレームが生成されて送信される。
一方、図10に示すように、1stデータフレームの送信時間が1フレーム送信時間に達する前に、アンロックボタン2bを押圧すると、ステップS10で初期化されるため、直ちに送信が停止され、ステップS13において2nd操作指令コードが読込まれ、ステップS15で休止時間が経過するまで待機した後、2ndデータフレームが送信される。更に、図11に示すように、2ndデータフレームの送信時間が1フレーム送信時間に達する前に、アンロックボタン2bを押圧すると、ステップS19で初期化されるため、直ちに送信が停止され、ステップS22において3nd操作指令コードが読込まれ、ステップS24で休止時間が経過するまで待機した後、3nd送信データフレームが送信される。
従って、運転者の送信機2のアンロックボタン2bを短時間に、二回或いは三回押圧した場合であっても、アンロックスイッチ24からON信号が出力された後、所定休止時間経過後に、新たに生成された送信データフレームが送信されるため、応答性が良く、例えばアンロックボタン2bを素早く、三回押圧操作した場合であっても、その押圧回数に対応する操作指令を、車両のドアロックユニット3側へ直ちに送信することができる。
この送信機2の送受信部22から送信されたデータは、車両に搭載されているドアロックユニット3の送受信部32で受信される。送受信部32では、受信されたデータを所定に復調して、ドアロック制御部31へ送る。
ドアロック制御部31では、図5〜図6に示す受信機処理ルーチンに従って、受信したデータに対応する動作を制御する。
すなわち、このルーチンは、送信機2から最初のデータが送信されたときに起動され、先ず、ステップS31で初期化処理が行われ、続く、ステップS32で送信機2から送信された送信機IDコード及び受信機IDコードと、ドアロック制御部31のメモリに予め記憶されている送信機IDコード及び受信機IDコードとを照合する。そして、ステップS33へ進み、IDコードが一致しているか否かを調べ、不一致の場合は、そののまルーチンを抜ける。一方、IDコードが一致している場合は、ステップS34へ進み、前回のROLコードR(n)を、予め設定されている関数式を用いて更新し、新たなROLコードR(n+1)を生成する。尚、この関数式は、上述した送信機2側の関数式と同じである。
その後、ステップS35へ進み、今回更新したROLコードと送信機2から送られてきたROLコードとを照合する。そして、ステップS36へ進み、ROLコードが一致しているか否かを調べ、不一致の場合は、そのままルーチンを抜け、一致している場合は、ステップS37へ進む。
ステップS37へ進むと、送信機2から送信された操作指令コードを読込み、続く、ステップS38で、当該操作指令コードが1st操作指令コード(本実施形態では「1000」)か否かを調べる。そして、1st操作指令コードの場合はステップS39へ進み、1st操作指令コードでない場合はステップS42へジャンプする。
ステップS39へ進むと、1st操作指令コードの受信回数Cnstをインクリメントし(Cnst←Cnst+1)、ステップS40へ進む。図7(b)に示すように、受信回数Cnstは、2bitで表され、それぞれが、同図(a)に示す操作指令コードに対応している。尚、この受信回数Cnstの最大値は3(二進法では「11」)である。その後、ステップS40へ進み、プログラムが起動したときからの経過時間Timeが予め設定されている待ち時間Tset(例えば3〜5[sec])に達したか否かを調べる。そして、待ち時間Tset未満(Time<Tset)の場合は、ステップS41へ進み、送信機2から次のデータが送信されて、それが受信されたか否かを調べ、受信されていないときはステップS40へ戻り、経過時間Timeの計時を継続する。又、送信機2から次のデータが送信されて、それを受信したときはステップS32へ戻り、新たに受信したデータの照合を行う。
一方、ステップS40で経過時間Timeが待ち時間Tsetに達したと判定した場合(Time≧Tset)、ステップS42へ進み、図7(b)に示すコード表を参照して、受信回数Cnstに対応する1st操作指令コードを読込み、ステップS43へ進む。従って、運転者が送信機2のアンロックボタン2bを待ち時間Tset内にゆっくりと二度押し、或いは三度押しした場合であっても、その押圧回数に応じた処理を実行させることが出来る。尚、待ち時間Tset経過後に、新たなデータを受信した場合、プログラムは、図5のステップS31から開始され、まず最初に初期化処理が実行される。
そして、ステップS38或いはステップS42からステップS43へ進むと、図7(a)に示すコード表を参照して、操作指令コードに対応する処理を実行し、ルーチンを抜ける。
このように、本実施形態では、運転者が送信機2のアンロックボタン2bを1回押圧して、1stデータフレームの送信が終了する前に、二度目のアンロックボタン2bを押した場合には、1stデータフレームの送信を直ちに中止して、2st送信データフレームを送信するようにしたので、車両に搭載されているドアロックユニット3のドアロック制御部31では、2度目のデータに基づいて対応する処理を実行することが出来るため、従来のような、最初の送信データフレームの送信が終了するのを待って二度目の送信データフレームを送信する場合に比し、応答性が良くなり、運転者の期待に沿った動作を実現することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば、送信機2のアンロックボタン2bを、待ち時間Tset内に4度早押しした場合、或いは5回以上早押しした場合に対応する操作指令コードを定義することも可能である。
2…送信機
2b…アンロックボタン
3…ドアロックユニット
4a〜4c…ロックアクチュエータ
5…アクセサリ制御部
6…ハザードランプ
7…スピーカ
8…ブザー
21…キーレス制御部
22…送受信部
23,32…ロックスイッチ
24…アンロックスイッチ
31…ドアロック制御部
Cnst…受信回数
Tset…時間
Time…経過時間
特許第3339378号公報

Claims (5)

  1. 車両に搭載されている受信機に対して送信機から所定の送信データフレームを送信することで、前記車両に備えられている機能を外部から操作するキーレスエントリーシステムにおいて、
    前記送信機に、
    操作者が前記車両に備えられている機能を指示する信号を入力する操作手段と、
    前記操作手段から入力された前記信号に従い対応する操作指令コードを読込み、該操作指令コードを含む前記送信データフレームを生成する送信データ生成手段と、
    前記送信データ生成手段で生成した前記送信データフレームを前記受信機に送信する送信手段と
    が備えられており、
    前記送信データ生成手段は、前記送信手段にて前記受信機に対する前記送信データフレームの送信処理が終了していない間に、前記操作手段から新たな信号が入力された場合、前記送信データフレームの送信を中止すると共に、現在の前記操作指令コードに続く次の操作指令コードを読込み、読込んだ該操作指令コードを含む新たな送信データフレームを生成する
    ことを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  2. 前記送信データ生成手段は、
    前記送信手段から前記受信手段への送信処理が終了していない間に、前記操作手段から複数の信号が入力された場合、入力された信号の回数に対応する操作指令コードを読込み、読込んだ該操作指令コードを含む新たな送信データフレームを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載のキーレスエントリーシステム。
  3. 前記受信機は、前記送信機から送信される前記操作指令コードとして、前記車両に複数設けられた開閉部のロックをアンロックさせるアンロック機能を有し、
    前記受信機は、前記送信機から運転席ドアのアンロックを指示する操作指令コードを受信した場合、運転席ドアのみをアンロックさせ、又全席ドアアンロックを指示する操作指令コードを受信した場合、全ドアをアンロックさせる
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載のキーレスエントリーシステム。
  4. 前記受信機は、前記送信機から送信される前記操作指令コードとして、前記車両に備えられている該車両の位置を報知する報知手段を動作させる機能を有し、
    前記受信機は、前記送信機から報知手段を動作させる操作指令コードを受信した場合、前記報知手段を動作させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のキーレスエントリーシステム。
  5. 前記受信機は、前記送信機から送信される前記操作指令コードとして、車両後部のトランクリッドのみをアンロックさせる機能を有し、
    前記受信機は、前記送信機から前記トランクリッドをアンロックさせる操作指令コードが受信された場合、該トランクリッドのみをアンロックさせる
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のキーレスエントリーシステム。
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