JP2003064918A - 自動車のキーレスエントリシステム - Google Patents

自動車のキーレスエントリシステム

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JP2003064918A
JP2003064918A JP2001254940A JP2001254940A JP2003064918A JP 2003064918 A JP2003064918 A JP 2003064918A JP 2001254940 A JP2001254940 A JP 2001254940A JP 2001254940 A JP2001254940 A JP 2001254940A JP 2003064918 A JP2003064918 A JP 2003064918A
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Tatsuya Michishige
達哉 道繁
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが誤ってキーレスリモートコントロー
ル装置のロック、或いはオープンスイッチを押圧操作し
た際の制御信号の出力を阻止して、キーレスエントリコ
ントロールユニットの誤作動制御を未然に防止するとと
もに、キーレスリモートコントロール装置に内蔵されて
いる電源の無駄な消費を抑えることのできる自動車のキ
ーレスエントリシステムを提供する。 【解決手段】 スイッチの操作により施錠、或いは解錠
信号の制御信号を送信出力するキーレスリモートコント
ロール装置と、キーレスリモートコントロール装置から
の施錠、解錠信号に応じて車両の各ドアやリヤゲートな
どに配設されたロックアクチュエータを施錠、解錠作動
制御するキーレスエントリコントロールユニットとを備
えた自動車のキーレスエントリシステムにおいて、キー
レスリモートコントロール装置は、キーレスエントリコ
ントロールユニットへの制御信号を送信出力する通常モ
ードと制御信号の送信出力を停止する送信出力停止モー
ドとを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のキーレ
スエントリシステムに関するものであり、詳しくは、キ
ーレスリモートコントロール装置の誤操作を防止するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】キーレスエントリシス
テムは、セントラルロッキングシステムと連動してお
り、キーレスリモートコントロール装置の各種スイッチ
操作によって、車体ボディから数メートル離れた位置か
ら車両の全てのドアやリヤゲートの施錠、解錠を行うも
のである。従来、キーレスリモートコントロール装置
(以下、送信機という)1は、施錠および解錠のための
スイッチとして、例えば図4に示されるように、ロック
スイッチ2とオープンスイッチ3とが配設されていて、
ロックスイッチ2を押圧操作すると施錠信号、オープン
スイッチ3を押圧操作すると解錠信号が出力(送信)さ
れる。この送信機1から出力された制御信号を、受信ア
ンテナを内蔵したキーレスエントリコントロールユニッ
ト(以下、制御ユニットという)4が入力(受信)する
と、制御信号に応じて運転席、助手席や後席左右のドア
ロックアクチュエータ5〜8、或いはリヤゲートロック
アクチュエータ9を施錠、または解錠作動制御して全て
のドアやリヤゲートがほぼ同時に施錠、解錠される。
【0003】しかしながら、この従来のキーレスエント
リシステムでは、ユーザが送信機1をポケットにしまい
込んだり、持ち運んだりする際に誤って何れかのスイッ
チ2,3を押圧操作してしまうことがあり、そのため、
ユーザの意思とは異なった施錠信号、或いは解錠信号が
送信機1から出力されてしまうという問題を有してい
る。そして、車体ボディから所定範囲内にある送信機1
から出力された制御信号を入力した制御ユニット4は、
ユーザの知らぬ間に制御信号に応じて全てのドアやリヤ
ゲートを施錠、或いは解錠してしまうという問題が発生
してしまう。また、スイッチ2,3を押圧操作する度に
送信機1から制御信号が出力されるため、誤操作頻度が
多いと送信機1に内蔵されている電源、たとえばコイン
型電池が無駄に消費されることとなり、電池の消耗が早
いという問題が発生してしまう。
【0004】このような問題を解決するため、アンサー
バック機能やオフディレイルームランプ機能、或いは、
送信機1の何れかのスイッチ2,3を設定時間以上、押
圧操作した場合に送信機1からの制御信号の出力をカッ
トする機能などをキーレスエントリシステムに付加させ
てユーザに注意を促すことも考えられているが、このよ
うな方法を採用したとしても、送信機1のスイッチ2,
3の誤押圧操作を防止することはできず、誤押圧操作の
度に送信機1の電池が消耗してしまうことになる。
【0005】そこで、この発明は、上述したような従来
のキーレスエントリシステムが有している問題点を解決
するためになされたものであって、ユーザが誤ってキー
レスリモートコントロール装置のロック、或いはオープ
ンスイッチを押圧操作した際の制御信号の出力を阻止し
て、キーレスエントリコントロールユニットの誤作動制
御を未然に防止するとともに、キーレスリモートコント
ロール装置に内蔵されている電源の無駄な消耗を大幅に
抑えることのできる自動車のキーレスエントリシステム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、スイッチの操作により施錠、或いは解
錠信号の制御信号を送信出力するキーレスリモートコン
トロール装置と、前記キーレスリモートコントロール装
置からの施錠、解錠信号に応じて車両の各ドアやリヤゲ
ートなどに配設されたロックアクチュエータを施錠、解
錠作動制御するキーレスエントリコントロールユニット
とを備えた自動車のキーレスエントリシステムにおい
て、前記キーレスリモートコントロール装置は、前記キ
ーレスエントリコントロールユニットへの制御信号を送
信出力する通常モードと制御信号の送信出力を停止する
送信出力停止モードとを備えていることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記キーレスリモートコ
ントロール装置は、前記通常モードと前記送信出力停止
モードとを遷移可能な施錠、或いは解錠のための操作手
段とは異なるモード遷移のための操作手段を備えている
ことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、前記キーレスリモート
コントロール装置は、施解錠のためのスイッチを含む複
数のスイッチを有し、前記モード遷移手段は前記複数の
スイッチのうち少なくとも一つのスイッチを操作してか
ら設定時間内に上記操作したスイッチとは異なるスイッ
チを操作することで前記モードが遷移することを特徴と
する。
【0009】さらにまた、本発明は、前記モード遷移手
段は、前記スイッチを設定時間操作することで前記モー
ドが遷移することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記モード遷移手段は、
前記スイッチを設定時間内に設定回数操作することで前
記モードが遷移することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、前記キーレスリモート
コントロール装置は、前記通常モードと前記送信出力停
止モードとの遷移可能状態又は遷移状態を表示するイン
ジケータランプを備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車のキーレス
エントリシステムの実施形態について図1〜3を参照し
て説明する。図1は、本発明のキーレスエントリシステ
ムの構成を説明するためのブロック図、図2は、キーレ
スリモートコントロール装置の制御部を説明するための
ブロック図、図3は、キーレスリモートコントロール装
置の制御部で実行処理されるフローチャートである。な
お、従来例と同様な構成部材については、同一の符号を
付してある。
【0013】図1に示されるように、本発明のキーレス
エントリシステムは、キーレスリモートコントロール装
置(送信機)10、キーレスエントリコントロールユニ
ット(制御ユニット)4および各種アクチュエータ5〜
9から主に構成されていて、送信機10から出力される
施錠信号や解錠信号などの制御信号は、車体ボディに組
み込まれた制御ユニット4に入力(受信)され、制御信
号に応じた制御ユニット4が、運転席、助手席や後席左
右のドアロックアクチュエータ5〜8、リヤゲートロッ
クアクチュエータ9を施錠、或いは解錠作動制御するこ
とによって、車体ボディから所定距離(数メートル)離
れた位置から車両の全てのドアやリヤゲートの施錠、解
錠を行うようになっている。
【0014】送信機10のほぼ四角い握り部11の一片
側面の所定位置には、施錠および解錠のためのスイッチ
として、ロックスイッチ12とオープンスイッチ13と
が押圧操作可能に配設されているとともに、モード遷移
可能時又はモード遷移時に応じて点灯又は点滅表示され
るインジケータランプ14が配設されている。
【0015】握り部11の内部には、図2に示されるよ
うに、リモコン制御用の電源としてのコイン型電池(図
示略)と制御部15とが組み込まれており、ロックスイ
ッチ12、オープンスイッチ13を押圧操作した際の情
報データが制御部15に入力されるようになっている。
この制御部15に入力された情報データは、中央演算処
理部としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと
いう)16に予め記憶格納されている制御プログラムに
したがって判断処理され、ロックスイッチ12、オープ
ンスイッチ13のうちロックスイッチ12を単独で押圧
操作したと判断した場合には施錠信号、また、オープン
スイッチ13を単独で押圧操作したと判断した場合には
解錠信号が送信出力回路17を介して送信機10から出
力(送信)されるとともに、インジケータ駆動回路18
を作動制御してインジケータランプ14を点灯するよう
に設定されている。さらに、マイコン16は、ロックス
イッチ12、オープンスイッチ13の何れか一方のスイ
ッチ押圧操作後、設定時間(たとえば、3秒)以内に他
方のスイッチが押圧操作されたことを示す情報データが
入力された場合には、ロックスイッチ12およびオープ
ンスイッチ13がほぼ同時に押圧操作されたものと判断
し、送信出力回路17への制御信号の出力を一時的に停
止して、送信機10から制御信号が出力されない送信出
力停止モードに移行するとともに、インジケータランプ
14を点滅させ、所定時間後消灯させるように設定され
ている。この送信出力停止モードを解除するには、ロッ
クスイッチ12、オープンスイッチ13の何れか一方の
スイッチを押圧操作してインジケータランプ14を点灯
させた後、設定時間(たとえば、3秒)以内に他方のス
イッチを押圧操作してインジケータランプ14を点滅さ
せることによって解除される。
【0016】以下、図3のフローチャートを参照しなが
らこの制御プログラムの詳細な説明を行う。まず、ステ
ップ100では、制御部15に通電されることにより通
常モード、すなわち送信出力回路17からの送信出力が
制限されていないモード、のキーレスリモコン制御が開
始される。次のステップ101では、ロックスイッチ1
2、オープンスイッチ13のうち何れか一つのスイッチ
の押圧操作があったか否かが情報データの入力状態によ
って判断され、情報データの入力あり、つまりスイッチ
12,13の何れかの押圧操作がありと判断した場合に
は、ステップ102に移行する一方で、情報データの入
力なし、つまりスイッチ12,13の何れかも押圧操作
がないと判断した場合には、ステップ101の実行処理
を繰り返すようにリターンされる。
【0017】ステップ102では、送信機10の情報信
号の送信出力が停止されている送信出力停止モードであ
るか否かが判断され、送信出力停止モードとは異なるモ
ード、つまり通常モードである場合には、ステップ10
3に移行される。これに対し、送信出力停止モードであ
ると判断された場合には、後述するステップ110以降
の実行処理がなされるようになっている。
【0018】ここで、制御部15が通常モードである場
合について説明すると、ステップ103では、ステップ
101において押圧操作がありと判断された情報データ
に応じた制御信号が送信出力回路17を介して送信出力
される。すなわち、ロックスイッチ12を単独で押圧操
作したと判断した場合には施錠信号、また、オープンス
イッチ13を単独で押圧操作したと判断した場合には解
錠信号が送信出力される。そして、次のステップ104
に移行して、インジケータ駆動回路18を駆動制御して
インジケータランプ14を点灯させ、モード遷移可能時
であることをユーザに知らしめる。そして、次のステッ
プ105では、ステップ101におけるロックスイッチ
12、オープンスイッチ13の何れか一方のスイッチか
らの情報データの入力時(または、ステップ103にお
ける制御信号の送信出力時、或いは、ステップ104に
おけるインジケータランプ14の点灯時)から設定時間
(たとえば、3秒)が経過したか否かが判断される。
【0019】ここで、設定時間が経過していなければ、
ステップ106に移行する。そして、ステップ101に
おいてスイッチ押圧操作がなされなかった他方のスイッ
チの押圧操作があったか否かが判断される。ここで、他
方のスイッチからの情報データの入力がなくスイッチ押
圧操作がなされていないと判断するとステップ105へ
リターンされる。そして、ステップ105〜106を繰
り返し実行処理する間に設定時間が経過してしまった場
合には、ステップ107に移行して、インジケータラン
プ14を消灯させ、モード遷移可能時が終了したことを
ユーザに知らしめた後、ステップ101にリターンされ
る。
【0020】ところで、ステップ105〜106を繰り
返し実行処理する間に、他方のスイッチからの情報デー
タの入力があってスイッチ押圧操作がなされたとステッ
プ106において判断されると、ロックスイッチ12お
よびオープンスイッチ13がほぼ同時に押圧操作された
ものとみなして、ステップ108に移行される。ステッ
プ108では、通常モードであった制御部15を送信出
力回路17からの制御信号の送信出力を一時的に停止す
る送信出力停止モードに切り替え、インジケータ駆動回
路18を駆動制御してインジケータランプ14を点滅さ
せ、モード遷移をしたことをユーザに知らしめる。その
ため、ステップ106において押圧操作がありと判断し
た際に供された情報データに応じた制御信号が送信出力
回路17から送信出力されることはない。また、この送
信出力停止モードを解除しない限りは、ロックスイッチ
12、或いはオープンスイッチ13を押圧操作しても、
送信機10から制御信号が出力されることはない。その
後、次のステップ109に移行して、インジケータラン
プ14を点滅状態から消灯させた後、ステップ101に
リターンされる。
【0021】次に、制御部15が送信出力停止モードに
ある場合について説明すると、ステップ101では、ロ
ックスイッチ12、オープンスイッチ13のうち何れか
一つのスイッチの押圧操作があったか否かが情報データ
の入力状態によって判断され、情報データの入力あり、
つまりスイッチ12,13の何れかの押圧操作がありと
判断した場合には、ステップ102に移行する一方で、
情報データの入力なし、つまりスイッチ12,13の何
れかも押圧操作がないと判断した場合には、ステップ1
01の実行処理を繰り返すようにリターンされる。
【0022】ステップ102では、送信機10の情報信
号の送信出力が停止されている送信出力停止モードであ
るか否かが判断され、送信出力停止モードの場合には、
ステップ110に移行される。
【0023】ステップ110では、インジケータ駆動回
路18を作動制御してインジケータランプ14を点灯さ
せて、モード遷移可能時であることをユーザに知らしめ
る。そして、次のステップ111に移行すると、直前の
ステップ101におけるロックスイッチ12、オープン
スイッチ13の何れか一方のスイッチからの情報データ
の入力時(または、ステップ110におけるインジケー
タランプ14の点灯時)から設定時間(たとえば、3
秒)が経過したか否かが判断される。ここで、設定時間
が経過していなければ、ステップ112に移行されて、
直前のステップ101においてスイッチ押圧操作がなさ
れなかった他方のスイッチの押圧操作があったか否かが
判断される。ここで、他方のスイッチからの情報データ
の入力がなくスイッチ押圧操作がなされていないと判断
するとステップ111へリターンされる。そして、ステ
ップ111〜112を繰り返し実行処理する間に設定時
間が経過してしまった場合には、ステップ107に移行
して、インジケータランプ14を消灯させ、モード遷移
可能時が終了したことをユーザに知らしめた後、ステッ
プ101にリターンされる。
【0024】一方、ステップ111〜112を繰り返し
実行処理する間に、他方のスイッチからの情報データの
入力があってスイッチ押圧操作がなされたとステップ1
12において判断されると、ロックスイッチ12および
オープンスイッチ13がほぼ同時に押圧操作されたもの
とみなして、ステップ113に移行される。ステップ1
13では、送信出力回路17からの制御信号の送信出力
を一時的に停止していた送信出力停止モードを解除して
通常モードに復帰させると共に、インジケータ駆動回路
18を駆動制御してインジケータランプ14を点滅さ
せ、モード遷移したことをユーザに知らしめる。このと
き、ステップ112において押圧操作がありと判断した
際に供された情報データに応じた制御信号が送信出力回
路17から送信出力されることはない。そして、次のス
テップ114に移行し、インジケータランプ14を消灯
させた後、ステップ101にリターンされる。
【0025】以上述べたように、本発明の自動車のキー
レスエントリシステムによれば、送信機10の握り部1
1の一片側面には、車両の全てのドアやリヤゲートを施
錠、解錠作動制御させるためのロックスイッチ12、オ
ープンスイッチ13と、モード遷移可能時又はモード遷
移時に応じて点灯又は点滅表示されるインジケータラン
プ14とが配設されている。ロックスイッチ12、オー
プンスイッチ13を押圧操作した際の情報データは、握
り部11内部に組み込まれた制御部15のマイコン16
に入力され、制御プログラムにしたがって判断処理され
る。そして、ロックスイッチ12を単独で押圧操作した
と判断した場合には施錠信号、また、オープンスイッチ
13を単独で押圧操作したと判断した場合には解錠信号
が送信出力回路17を介して送信機10から出力(送
信)されるとともに、インジケータ駆動回路18を作動
制御してインジケータランプ14を点灯させてモード遷
移可能状態であることをユーザに知らしめるように設定
されている。さらに、マイコン16は、ロックスイッチ
12、オープンスイッチ13の何れか一方のスイッチ押
圧操作後、設定時間(たとえば、3秒)以内に他方のス
イッチが押圧操作されたことを示す情報データが入力さ
れた場合には、ロックスイッチ12およびオープンスイ
ッチ13がほぼ同時に押圧操作されたものと判断し、送
信出力回路17への制御信号の出力を一時的に停止し
て、送信機10から制御信号を出力しない送信出力停止
モードに移行するとともに、インジケータランプ14を
点灯状態から点滅させてモード遷移したことをユーザに
知らしめ、その後消灯するように設定されている。
【0026】そのため、ロックスイッチ12、オープン
スイッチ13の何れか一方の押圧操作によってインジケ
ータランプ14が点灯することにより、ユーザは、送信
機10のモード遷移可能状態を視認することができると
ともに、設定時間内(点灯時間内)に予め設定された押
圧操作、つまり他方のスイッチを押圧操作することによ
って、制御部15を通常モードから送信出力停止モード
に容易に切り替えることができる。また、インジケータ
ランプ14を点灯状態から点滅させることにより、ユー
ザは送信出力停止モードに切り替わったことを視認する
ことができる。そして、送信出力停止モードの制御部1
5は、ユーザがスイッチ12,13をいくら押圧操作し
ても送信機10から施錠信号、或いは解錠信号が出力さ
れないように設定されているので、制御ユニット4が各
種アクチュエータ5〜9に対して誤施錠、誤解錠作動制
御してしまうことを未然に阻止することができるととも
に、スイッチ誤押圧操作の頻度が多くても送信機10に
内蔵されている電池が無駄に消費されることはなく、電
池を長持ちさせることができるようになる。
【0027】なお、上述したような所定のスイッチ押圧
操作を、たとえば、ロックスイッチ12とオープンスイ
ッチ13とのほぼ同時長押し、或いはほぼ同時短押し、
または、連続で規定回数だけ押圧操作することによっ
て、送信機10における通常モードと送信出力停止モー
ドとの切り替えを実行するように設定するとともに、イ
ンジケータランプ14を点灯又は点滅させてユーザにモ
ード遷移可能状態又はモード遷移状態であることを知ら
しめるように構成してもよい。その際、送信出力停止モ
ードを解除しない限りは、スイッチ12,13が単独で
押圧操作されても送信機10から施錠、解錠信号などの
制御信号は出力されない。ところで、スイッチ12,1
3のほぼ同時押しの場合は、同時にスイッチ押圧操作す
る際に多少のタイムラグが発生する可能性があるので、
一方のスイッチを押圧操作した時点から予め設定された
設定時間内に他方のスイッチが押圧操作されたならば、
スイッチ12,13がほぼ同時に押圧操作されたと見な
すようにしてもよい。
【0028】また、本実施例では、送信機10に配設さ
れた施錠および解錠のためのスイッチとしてロックスイ
ッチ12とオープンスイッチ13との2つのスイッチを
用いた場合について説明してきたが、例えば、施錠およ
び解錠のためのスイッチとして1つのスイッチだけ配設
された場合でも、その場合、スイッチを予め設定された
設定時間だけ押圧操作したり、また規定回数だけ押圧操
作することによって、送信機10における通常モードと
送信出力停止モードとの切替を実行できるように設定す
る。さらに、別の手段として施錠および解錠のためのス
イッチとは別の送信出力停止モードのためのスイッチを
設けるなどモード遷移のための操作手段は特に限定され
ない。さらにまた、送信機10のモード遷移可能状態又
はモード遷移状態をインジケータランプ14の点灯又は
点滅によって視認させるだけでなく、車室内のルームラ
ンプ、ブザー、ドアロックアクチュエータ5〜8やリヤ
ゲートロックアクチュエータ9などの動作音でユーザに
確認させるように構成してもよい。
【0029】これらの結果、ユーザの知らない間に車両
の各ドアやリヤゲートが施錠、解錠されてしまったり、
送信機10がバッテリ上がりとなってしまうことが未然
に防止されて、ユーザの使い勝手の向上を図ることがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動車のキ
ーレスエントリシステムによれば、ユーザが誤ってキー
レスリモートコントロール装置のロック、或いはオープ
ンスイッチを押圧操作した際の制御信号の出力を阻止し
て、キーレスエントリコントロールユニットの誤作動制
御を未然に防止するとともに、キーレスリモートコント
ロール装置に内蔵されている電源の無駄な消費を抑える
ことのできる自動車のキーレスエントリシステムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーレスエントリシステムの構成を説
明するためのブロック図である。
【図2】キーレスリモートコントロール装置の制御部を
説明するためのブロック図である。
【図3】キーレスリモートコントロール装置の制御部で
実行処理されるフローチャートである。
【図4】従来のキーレスエントリシステムの構成を説明
するためのブロック図である。
【符号の説明】
4 キーレスエントリコントロールユニット(制御ユ
ニット) 5〜9 各種アクチュエータ 10 キーレスリモートコントロール装置(送信機) 11 握り部 12 ロックスイッチ 13 オープンスイッチ 14 インジケータランプ 15 制御部 16 マイクロコンピュータ(マイコン) 17 送信出力回路 18 インジケータ駆動回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチの操作により施錠、或いは解錠
    信号の制御信号を送信出力するキーレスリモートコント
    ロール装置と、 前記キーレスリモートコントロール装置からの施錠、解
    錠信号に応じて車両の各ドアやリヤゲートなどに配設さ
    れたロックアクチュエータを施錠、解錠作動制御するキ
    ーレスエントリコントロールユニットとを備えた自動車
    のキーレスエントリシステムにおいて、 前記キーレスリモートコントロール装置は、前記キーレ
    スエントリコントロールユニットへの制御信号を送信出
    力する通常モードと制御信号の送信出力を停止する送信
    出力停止モードとを備えていることを特徴とする自動車
    のキーレスエントリシステム。
  2. 【請求項2】 前記キーレスリモートコントロール装置
    は、前記通常モードと前記送信出力停止モードとを遷移
    可能な施錠、或いは解錠のための操作手段とは異なるモ
    ード遷移のための操作手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の自動車のキーレスエントリシステム。
  3. 【請求項3】 前記キーレスリモートコントロール装置
    は、施解錠のためのスイッチを含む複数のスイッチを有
    し、前記モード遷移手段は前記複数のスイッチのうち少
    なくとも一つのスイッチを操作してから設定時間内に上
    記操作したスイッチとは異なるスイッチを操作すること
    で前記モードが遷移することを特徴とする請求項2記載
    の自動車のキーレスエントリシステム。
  4. 【請求項4】 前記モード遷移手段は、前記スイッチを
    設定時間操作することで前記モードが遷移することを特
    徴とする請求項2記載の自動車のキーレスエントリシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記モード遷移手段は、前記スイッチを
    設定時間内に設定回数操作することで前記モードが遷移
    することを特徴とする請求項2記載の自動車のキーレス
    エントリシステム。
  6. 【請求項6】 前記キーレスリモートコントロール装置
    は、前記通常モードと前記送信出力停止モードとの遷移
    可能状態又は遷移状態を表示するインジケータランプを
    備えていることを特徴とする請求項1〜5に記載の自動
    車のキーレスエントリシステム。
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