JP2010209393A - 高周波焼入れ用コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク挿通孔の端縁に凸部を設けると共にこの凸部の外周側に噴射孔を設けることにより、冷却水の飛散を抑制しつつ残水のワークへの付着を抑制する等して、軸状ワークの軸部端面に高品質な焼入れ状態を安定して得ることが可能な高周波焼入れ用コイル装置を提供する。
【解決手段】中心部にワーク挿通孔を有して平面視略円環状に形成されたコイル部と、該コイル部の両端部を支持すると共に高周波電流発生装置に接続可能なホルダーと、を備えて軸状ワークを焼入れ可能な高周波焼入れ用コイル装置であって、コイル部は、ワーク挿通孔の端縁にコイル部の表面側に突出する円環状の凸部が形成されると共に、該凸部の外側にコイル部に設けた冷却水流路内の冷却水を軸状ワークの焼入れ部分に噴射可能な噴射孔が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えばタービン軸のように軸の端部に鍔部を有する軸状ワークを、高周波誘導加熱によって焼入れする際に使用される高周波焼入れ用コイル装置に関する。
一般的に、ターボチャージャー用のタービン軸は、所定長さの軸部を有し、この軸部の端部にホィールの嵌合孔に嵌合可能で軸部より径大な所定形状の鍔部が一体形成されている。従来、このようなタービン軸の軸部を焼入れする場合、図9に示すようなコイル載置51が使用されている。このコイル装置51は、所定厚さで内部に冷却水流路52bが形成されると共に、中心部にタービン軸Wの軸部Waが所定の隙間を有して挿通可能なワーク挿通孔52aを有する平面視略円環形状のコイル部52と、このコイル部52の図において下面側(タービン軸Wの鍔部Wb側)に固着されて磁束を遮断するための珪素合板53等を備えている。
そして、コイル部52の両端がホルダー等を介してトランジスタインバータ等の高周波電流発生装置に電気的に接続されて、コイル部52に所定周波数の高周波電流が供給されることにより、コイル部52から発生する磁束により軸部Waに渦電流を誘起させて軸部Waが誘導加熱される。また、誘導加熱後に、冷却水供給装置が連結された前記冷却水流路52bからコイル部52に設けた噴射孔52cを介して冷却水を軸部Waと鍔部Wbに向けて矢印イの如く噴射することにより、軸部Waが急速冷却されて焼入されるようになっている。なお、小径ワークの焼入れ用コイル装置としては、例えば特許文献1がある。
特開平7−258725号公報
しかしながら、このようなコイル装置51にあっては、コイル部52が略円盤状でワーク挿通孔52aの内面下端縁に設けた噴射孔52cが軸部Waと鍔部Wbの境界部分(軸部端面Wcという)に向けて設けられているため、誘導加熱後の冷却時に図9の矢印イの如く冷却水を噴射すると、その勢いにより冷却水が軸部Waや鍔部Wbに当接して跳ね返る等冷却水が飛散し易い。そのため、この飛散した冷却水がコイル装置51に取り付けられる焼入れ装置内に付着し、焼入れ装置を汚してその清掃作業が面倒になると共に、焼入れ装置の飛散防止カバーを例えば大きくする必要がある等、焼入れ装置の構成が複雑化し易い。
また、噴射孔52cの開口縁が鍔部Wb上に位置した状態となっているため、冷却完了後に冷却水の噴射を停止しても、コイル部52の冷却水流路52b内に残っている残水が、図9の矢印ロの如く噴射孔52cから鍔部Wb上に滴下して付着する等して、軸部端面Wcの焼入れ品質に悪影響等を与える場合がある。また、コイル部52のワーク挿通孔52aの下端縁が噴射孔52cを設ける必要から傾斜面となっているため、コイル部52を軸部端面Wcに所定距離以上近づけることができず、軸部端面Wcギリギリまで焼入れすることが難しい。これらにより、軸部端面Wcに高品質で安定した焼入れ状態を得ることが困難となる。さらに、軸部端面Wcを焼入れする際に、鍔部Wbの焼入れを阻止するために珪素合板53を設ける必要があるため、部材数が多くなってコイル装置51のコストがアップし易い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ワーク挿通孔の端縁に凸部を設けると共にこの凸部の外周側に噴射孔を設けることにより、冷却水の飛散を抑制しつつ残水のワークへの付着を抑制する等して、軸状ワークの軸部端面に高品質な焼入れ状態を安定して得ることが可能な高周波焼入れ用コイル装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、中心部にワーク挿通孔を有して平面視略円環状に形成されたコイル部と、該コイル部の両端部を支持すると共に高周波電流発生装置に接続可能なホルダーと、を備えて軸状ワークを焼入れ可能な高周波焼入れ用コイル装置であって、前記コイル部は、前記ワーク挿通孔の端縁にコイル部の表面側に突出する円環状の凸部が形成されると共に、該凸部の外側にコイル部に設けた冷却水流路内の冷却水を軸状ワークの焼入れ部分に噴射可能な噴射孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記噴射孔が、軸部と鍔部を有する前記軸状ワークの鍔部の外周縁より外側に位置して設けられていることを特徴とする。さらに、請求項3に記載の発明は、前記コイル部のワーク挿通孔の内面が前記凸部側が径小となるテーパ面で形成されると共に、前記凸部の外面が突出方向側が径小となるテーパ面で形成されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、コイル部のワーク挿通孔の端縁に該コイル部の表面側に突出する円環状の凸部が形成されると共に、該凸部の外側にコイル部内の冷却水を軸状ワークの焼入れ部分に噴射可能な噴射孔が設けられているため、凸部を軸状ワークの軸部端面のギリギリまで近づけることができ、軸状ワークの軸部端面を効果的に焼入れできると共に凸部で冷却水の飛散を抑制することができて、軸状ワークに高品質な焼入れ状態を安定して得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、噴射孔が軸状ワークの鍔部の外周縁より外側に位置して設けられているため、コイル部内の残水が焼入れ完了後に軸状ワークの鍔部上等に滴下することがなくなり、軸状ワークの軸部端面に一層高品質の焼入れ状態を得ることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、コイル部のワーク挿通孔の内面と凸部の外面がテーパ面で形成されているため、ワーク挿通孔内面のテーパ面で該挿通孔への軸状ワークの挿通が容易に行えると共に、凸部のテーパ面で冷却水の噴射状態への悪影響を防止することができる。
本発明に係わる高周波焼入れ用コイル装置の平面図 同その側面図 同その背面図 同コイル部の平面図 同コイル部の底面図 同コイル部の正面図 同その半断面図 同焼入れ状態の説明図 従来の焼入れ状態の説明図
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明に係わる高周波焼入れ用コイル装置の一実施形態を示している。図1〜図3に示すように、コイル装置1は、ホルダー2と、このホルダー2の先端部に取付けられることにより該ホルダー2に支持されたコイル部3とを備えている。
前記ホルダー2は、一対の銅板4を絶縁板5を介して絶縁ブッシュ付のボルト6で固定することにより側面視略短冊状の板状に形成され、その先端側の上部が切欠きされることにより側面視略三角形状に形成されている。また、ホルダー2の後端部には、前記銅板4より板厚な銅板からなる端子板7が外側に直角状態でロウ付け固着されている。さらに、前記一対の銅板4の外面には、その長手方向に沿って銅の角パイプ8がそれぞれロウ付け固着され、この各角パイプ8の先端に前記コイル部3の両端部が接続されている。
また、各角パイプ8の後端は、前記端子板7の表面にロウ付け固着され、端子板7内に設けた図示しない冷却水流路の一端に連通し、該冷却水流路の他端は端子板7の上面に開口し、この開口部分に銅の丸パイプ9の一端がロウ付け固着されている。そして、丸パイプ9の他端にホースコネクタ10がロウ付け固着されている。これら一対の角パイプ8、端子板7の冷却水流路、丸パイプ9及びホースコネクタ10によりホルダー2に冷却水の循環路が形成されている。
前記コイル部3は、図4〜図7に示すように、厚さ2mmもしくは2.5mm程度の所定形状の銅板をロウ付け固定することにより、厚さt1(例えば8mm)を有する平面視で略円環形状に形成されている。また、コイル部3は、その中心位置に上下方向に貫通し、焼入れする軸状ワークであるタービン軸Wの軸部Waの外形に対応した内径のワーク挿通孔3aが形成され、このワーク挿通孔3aの下端縁、すなわちコイル部3の下面3dでワーク挿通孔3aの周囲には、下方に寸法t2(例えば2mm)突出した略円環状の凸部11が形成されている。
このとき、凸部11は、その外面が突出方向側が径小となる角度θ1=45度のテーパ面で形成され、また、前記ワーク挿通孔3aは、その内面が凸部11側が径小となる角度θ2=45度のテーパ面で形成されている。また、コイル部3の内部には、円環状の冷却水流路3cが形成され、この冷却水流路3cに連通する状態で、コイル部3の下面3dで凸部11の外側に複数の噴射孔3cが凸部11方向に角度θ3=30度で指向し、かつコイル部3の下面3dに円周方向に一定間隔で形成されている。そして、コイル部3の円周方向の両端部は所定のスリット12を有して対向し、この一対の端部が前記ホルダー2の各角パイプ8の先端にそれぞれロウ付け固着されることにより、コイル部3がホルダー2で支持された状態となっている。
このように構成されたコイル装置1は、端子板7が高周波電流発生装置としてのトランジスタインバータの出力端子に例えば一対の可撓性ケーブル(図示せず)により電気的に接続され、トランジスタインバータが作動することにより、所定周波数の高周波電流がコイル装置1の端子板7、銅板4(角パイプ8)を介してコイル部3に供給される。また、トランジスタインバータに例えば一体的に配設した図示しない冷却水供給装置から、冷却水が図示しない一対のホースを介して、ホースコネクタ10、丸パイプ9、端子板7の冷却水流路、角パイプ8を介してコイル部3の冷却水流路3b内に循環供給され、この冷却水が、噴射孔3cから噴射されるようになっている。
次に、前記コイル装置1を使用してタービン軸Wを焼入れする際の作用を図8等に基づいて説明する。先ず、前記タービン軸Wは、所定外径で所定長さの軸部Waと、この軸部Waの端部等の所定位置に例えば一体形成され軸部Waより径大な鍔部Wbを有している。また、鍔部Wbと軸部Waの接続部分には研磨逃げとしての凹部Wdが形成されている。そして、このタービン軸Wは、コイル装置1のコイル部3のワーク挿通孔3a内に挿通されて、コイル部3の凸部11が鍔部Wbの上面側に所定の間隔を有して位置される。また、コイル部3の下面3dに形成された噴射孔3cは、斜め下方である鍔部Wb方向に指向すると共に噴射孔3cの下方に鍔部Wbが位置しないように設定され、また、凸部11はその下面が軸部Waの軸部端面Wcである凹部Wdの端面と例えば同一高さ位置に設定される。
この状態で、コイル部3に所定時間高周波電流が供給されると、凸部11部分等から発生する磁束により軸部Waの端部に渦電流が誘起され、該端部が誘導加熱される。所定時間誘導加熱したら、コイル部3への高周波電流の供給を停止させると共に、冷却水供給装置からコイル部3の冷却水供給流路3b内に冷却水を所定の圧力で供給して、コイル部3の噴射孔3cから図8の矢印イの如く冷却水をタービン軸Wの鍔部Wbと軸部Waの端部に向けて噴射する。この冷却水の噴射により軸部Waの端部が急速冷却されて、該部分が焼入れされる。このとき、噴射孔3cがコイル部3の凸部11の外側に斜め内側下方に指向して設けられると共に、凸部11の外面がテーパ面で形成されていることから、噴射孔3cから噴射される冷却水が鍔部Wbと軸部Waの段部に向けて良好に噴射される。また、冷却水を所定時間噴射して焼入れが完了すると、冷却水供給装置を非作動として噴射孔3cからの冷却水の噴射を停止させる。
そして、この冷却水の停止後に、コイル部3の冷却水流路3b内に残った残水は、図8の矢印ロの如く下方に滴下し、このとき、噴射孔3cが鍔部Wbの外側に位置して設けられているため、残水が鍔部Wb上に滴下することが防止される。これにより、タービン軸Wの軸部Waの端部の焼入れが可能となり、このとき、前記軸部端面Wcまで良好に焼入れされる。なお、軸部Waの全体を焼入れする場合は、軸部Waをコイル部3に対して軸方向に移動させつつ、もしくはコイル部3をタービン軸Wに対して軸方向に移動させつつ行われる。つまり、前記コイル装置1の場合、コイル部3のワーク挿通孔3aの下端縁に下方に突出した円環状の凸部11を設けることにより、軸部端面Wcをギリギリまで焼入れでき、また、噴射孔3cを凸部11の外側で鍔部Wbの外側に設けることで、残水の鍔部Wb上への滴下も防止されることになる。
このように、前記コイル装置1によれば、コイル部3のワーク挿通孔3aの下端縁に該コイル部3の下面3d側に突出する円環状の凸部11が形成されると共に、該凸部11の外側にコイル部3内の冷却水をタービン軸Wの焼入れ部分に噴射可能な噴射孔3cが設けられているため、凸部11をタービン軸Wの軸部端面Wcのギリギリまで近づけることができ、タービン軸Wの軸部端面Wcを効果的に焼入れできると共に凸部11で冷却水の飛散を抑制することができて、タービン軸Wに高品質な焼入れ状態を安定して得ることが可能となる。
また、コイル部3の噴射孔3cがタービン軸Wの鍔部WBの外周縁より外側に位置して設けられているため、コイル部3内の残水が焼入れ完了後にタービン軸Wの鍔部Wb上に滴下し、焼入れが不要な鍔部Wb上等に付着して該部分を焼入れ状態とすること等を防止できて、タービン軸Wの軸部端面Wcに一層高品質の焼入れ状態を得ることができる。さらに、コイル部3のワーク挿通孔3aの内面と凸部11の外面がテーパ面で形成されているため、ワーク挿通孔3a内面のテーパ面で該挿通孔3aへのタービン軸Wの挿通が容易に行えると共に、凸部11のテーパ面で冷却水の噴射状態への悪影響を防止することができる。また、ワーク挿通孔3aの内面をテーパ面で形成することにより、噴射により飛散して冷却水をワーク挿通孔3a内に回収しつつ下方に流下させることができ、冷却水で焼入れ装置自体が汚れるのを抑制することができる。
また、コイル部3の下面に突出した凸部11の下面等を、コイル部3の軸部端面Wcに対する位置決め部材として機能させることができ、軸部端面Wcの焼入れ幅等の調整を容易に行うことができて、各種形態のタービン軸W(軸状ワーク)の焼入れに好適に使用することが可能となる。また、冷却機能と通電機能を有する側面視板状のホルダー2の先端部にコイル部3が固着支持されているため、ホルダー2によって誘導加熱と冷却を略同時に行うことができて、使い勝手に優れたコイル装置1を得ることができる。
なお、前記実施形態においては、コイル部3のワーク挿通孔3aの内面をテーパ面としたが、本発明はこれに限定されず、ワーク挿通孔3aが従来と同様に垂直面を有する形態としても良い。また、前記実施形態においては、コイル部3をホルダー2に固定することで、軸状ワークの形態(外径)に応じてコイル装置1自体を交換可能としたが、例えばホルダー2を共通化し、コイル部3のみを軸状ワークの形態に応じて交換可能な構成としても良い。さらに、前記実施形態における、凸部11の厚さや幅、傾斜角度等の形状、コイル部3の厚さや大きさ等の形状、ホルダー2の形状等は一例であって、本発明の各発明に係わる要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、鍔部を有するタービン軸の焼入れに限定されず、鍔部を有さない軸状ワーク等、全ての軸状ワークの焼入れに利用できる。
1・・・コイル装置、2・・・ホルダー、3・・・コイル部、3a・・・ワーク挿通孔、3b・・・冷却水流路、3c・・・噴射孔、3d・・・下面、4・・・銅板、5・・・絶縁板、6・・・ボルト、7・・・端子板、8・・・角パイプ、9・・・丸パイプ、10・・・ホースコネクタ、11・・・凸部、12・・・スリット、W・・・タービン軸(軸状ワーク)、Wa・・・軸部、Wb・・・鍔部、Wc・・・軸部端面。

Claims (3)

  1. 中心部にワーク挿通孔を有して平面視略円環状に形成されたコイル部と、該コイル部の両端部を支持すると共に高周波電流発生装置に接続可能なホルダーと、を備えて軸状ワークを焼入れ可能な高周波焼入れ用コイル装置であって、
    前記コイル部は、前記ワーク挿通孔の端縁にコイル部の表面側に突出する円環状の凸部が形成されると共に、該凸部の外側にコイル部に設けた冷却水流路内の冷却水を軸状ワークの焼入れ部分に噴射可能な噴射孔が設けられていることを特徴とする高周波焼入れ用コイル装置。
  2. 前記噴射孔は、軸部と鍔部を有する前記軸状ワークの鍔部の外周縁より外側に位置して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高周波焼入れ用コイル装置。
  3. 前記コイル部のワーク挿通孔の内面が前記凸部側が径小となるテーパ面で形成されると共に、前記凸部の外面が突出方向側が径小となるテーパ面で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の高周波焼入れ用コイル装置。
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