JP2010208684A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱可塑性樹脂シートから構成される容器本体に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを蓋材として用いた際、透明性、開封性に優れ、開封時に蓋材が裂けにくい包装体を提供すること。
【解決手段】本発明に係る包装体は、熱可塑性樹脂シート(A1)に、下記を満足するポリプロピレン系フィルム(A2)を直接または他の層を介して貼合してなる容器本体(A)と、該容器本体(A)のポリプロピレン系フィルム(A2)を介して、該容器本体(A)にヒートシールされた二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)とを含み、
ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130〜155℃のポリプロピレン系樹脂(A21):100質量部と190℃でのMFRが0.5〜15.0g/10分の低密度ポリエチレン樹脂(A22):30〜100質量部とからなることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを蓋材として用いる包装体に関する。
さらに詳しくは、熱可塑性樹脂シートから構成される容器本体に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを蓋材として用いた際、透明性、開封性に優れ、開封時に蓋材が裂けにくい包装体に関する。
従来から惣菜、弁当等の販売時の包装形態は、成形容器と成形蓋との構成または、成形容器に成形蓋をテープで止めた構成である。成形容器と成形蓋との構成の場合、蓋の開封性は良好なものの、蓋が比較的簡単に取れるため内容物保護性に欠ける。内容物保護性を改善するために、成形容器に成形蓋を被せ、さらにラップ等で包装する方法も採用されている。しかし、この包装形態では、内容物を食する場合、ラップ等を剥離しにくい問題がある。
これらを改善するために、成形容器に成形蓋を被せ、さらに容器と蓋とをテープ止めする包装形態も採用されているが、やはりテープが取りにくい等の問題が生じる。したがって、このような食品等の包装形態について内容物保護性に優れ、開封性に優れた新規包装体が待望されている。
また、熱可塑性樹脂よりなるフィルムを用いた様々な包装体が提案されている。たとえばトレイ状、ボウル状の容器本体に内容物を入れ、容器本体の開口部を熱可塑性樹脂フィルムでヒートシールした包装体が挙げられる。これら包装体は、食品をはじめ、衣料、工業部品等の包装に使用され、内容物を保存し、かつ塵、ほこり等から保護するために密封された包装体として広い分野で用いられている。
この包装形態では、ヒートシール部分の剥離力が適切な範囲であれば、ナイフやはさみなどを用いる必要がなく、また力の弱い子供や高齢者でも容易に開封できる。このため、上記包装体にはヒートシール強度が開封しやすい適度な強度であること、すなわちイージーピール性を有していることが要求される。しかし、イージーピール性と密封性とは一般には両立し難い。
イージーピール性を発現させるために、例えばプロピレン系重合体よりなるシール面を有する容器に対して、蓋材として、ヒートシール面にプロピレン系重合体とエチレン系重合体などの異樹脂との混合樹脂を積層した多層フィルムやプロピレン系重合体に熱接着性を有するエチレン系重合体をヒートシール面に積層したフィルムが種々提案されている(特許文献1参照)。また、基材層にエチレン系重合体とエチレン・1−ブテン重合体の混合物を用い、シーラント層にエチレン系重合体とブテン系重合体の混合物を用いた蓋材により、剥離時の接着面からの糸引きを低減するという提案がなされている(特許文献2参照)。
しかし、上記特許文献1、2に記載の蓋材においては、シーラント層がエチレン系重合体を主たる樹脂として用いることから耐熱性に劣る。また、いずれも無延伸フィルムであるため、剛性が低い等から単体では蓋材として使用することが難しい。このため、一般的に二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム等の基材にシーラント層をラミネートした後、無延伸フィルム面(シーラント層)を成形容器とのヒートシールに使用している。このためラミネート後カールしやすくなり包装時にトラブルが発生することがある。また、ラミネートするため透明性が低下し、内容物の視認性に劣る。
一方、ポリプロピレン製容器に対してヒートシール可能で、蓋材として使用した際に十分なヒートシール強度と易開封性を併せ持った容器の蓋材用積層延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムが提案されている(特許文献3参照)。
しかし、上記延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムでは、ポリプロピレン製容器本体におけるヒートシール面の樹脂組成によって開封性が変化する。また、開封時、特に高速(500mm/分以上の速度)で蓋材を剥離した際にフィルムが裂け、開封性に劣る場合がある。
上記のような問題点があり、これまで、熱可塑性樹脂シートから構成される容器本体に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを蓋材として用いた際、透明性、開封性に優れ、開封時に蓋材が裂けにくい包装体を得ることは困難であった。
特開平10−044347号公報 特開2004−066603号公報 特開2007−021814号公報
本発明は、前述の問題を解決すべくなされたものであり、熱可塑性樹脂シートから構成される容器本体に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを蓋材として用いた際、透明性、開封性に優れ、開封時に蓋材が裂けにくい包装体を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、容器本体を構成する熱可塑性樹脂シートのヒートシール面を、特定のポリプロピレン系フィルムにより形成し、蓋材として二軸延伸ポリプロピレンフィルムをヒートシールすることで、透明性、開封性に優れ、開封時に蓋材が裂けにくい包装体が得られることを見出した。
すなわち、上記課題を解決する本発明は、下記事項を要旨として含む。
(1)熱可塑性樹脂シート(A1)に、下記を満足するポリプロピレン系フィルム(A2)を直接または他の層を介して貼合してなる容器本体(A)と、該容器本体(A)のポリプロピレン系フィルム(A2)を介して、該容器本体(A)にヒートシールされた二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)とを含む包装体であって、
ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130〜155℃のポリプロピレン系樹脂(A21):100質量部と190℃でのMFRが0.5〜15.0g/10分の低密度ポリエチレン樹脂(A22):30〜100質量部とからなることを特徴とする包装体。
(2)前記ポリプロピレン系フィルム(A2)の厚みが2〜40μmである(1)に記載の包装体。
(3)容器本体(A)において、前記ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂からなる層(A3)を介して熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合されてなる(1)または(2)に記載の包装体。
(4)前記ポリプロピレン系フィルム(A2)を構成するポリプロピレン系樹脂(A21)が、プロピレン・エチレン・ブテン三元共重合体を含む(1)〜(3)のいずれかに記載の包装体。
(5)前記ポリプロピレン系フィルム(A2)を構成するポリプロピレン系樹脂(A21)が、プロピレン・エチレン・ブテン三元共重合体100質量部とポリプロピレン系軟質樹脂1〜200質量部とからなる(4)に記載の包装体。
(6)破裂強さが20KPa以上であり、蓋材(B)の剥離強度が5〜15N/15mmである(1)〜(5)の何れかに記載の包装体。
(7)熱可塑性樹脂シート(A1)に、下記を満足するポリプロピレン系フィルム(A2)を直接または他の層を介して積層し、積層体に凹部を設けて容器本体(A)を得る工程、
容器本体の凹部に被包装体を導入する工程、および、
該容器本体(A)のポリプロピレン系フィルム(A2)を介して、該容器本体(A)に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)をヒートシールする工程を含み、
ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130〜155℃のポリプロピレン系樹脂(A21):100質量部と190℃でのMFRが0.5〜15.0g/10分の低密度ポリエチレン樹脂(A22):30〜100質量部とからなることを特徴とする包装体の製造方法。
(8)容器本体(A)の製造において、前記ポリプロピレン系フィルム(A2)を、融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂からなる層(A3)を介してポリオレフィン系樹脂シート(A1)に積層する(7)に記載の包装体の製造方法。
本発明によれば、熱可塑性樹脂シートから構成される容器本体に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを蓋材としてヒートシールすることにより、透明性、開封性に優れ、開封時に蓋材が裂けにくい包装体が得られる。
更に、該容器本体と蓋材とのヒートシール後の破裂強さが20KPa以上であり、蓋材の剥離強度が5〜15N/15mmであることで密封性が改善され、開封性に優れた包装体を得ることができる。
図1は、本発明に係る包装体の一例を示す断面図である。
以下、本発明について、具体的な形態について、図面を参照しながらさらに具体的に説明する。
本発明に係る包装体は、容器本体(A)と、容器本体の開口部を封止する蓋材(B)とから構成される。容器本体(A)には、凹部が形成され、凹部中に食品等の被包装物が収容されている。容器本体(A)の開口部外周には、一定幅の縁が形成され、この縁において蓋材(B)がヒートシールされる。
容器本体(A)は、熱可塑性樹脂シート(A1)を主材とし、該シート(A1)の上面、すなわち蓋材(B)がヒートシールされる面には、ポリプロピレン系フィルム(A2)が配置されている。なお、ポリプロピレン系フィルム(A2)は、熱可塑性樹脂シート(A1)上に直接形成されていてもよく、後述する層(A3)などの他の層を介して熱可塑性樹脂シート(A1)上に形成されていてもよい。
容器本体(A)の主材である熱可塑性樹脂シート(A1)は、容器成形可能な熱可塑性樹脂からなるものであれば特に限定するものではない。熱可塑性樹脂としては、例えばポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂等が挙げられる。
ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンの単独重合体、プロピレンを主構成単位とした、プロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体が好ましく使用される。具体的には、プロピレン単独重合体、プロピレン系ランダム共重合体、プロピレン系ブロック共重合体等からなるポリプロピレン系樹脂シートが挙げられる。
これらの中でも、熱可塑性樹脂シート(A1)としては、ポリプロピレン系樹脂シートが特に好ましく用いられる。ポリプロピレン系樹脂シートの形態としては、上記ポリプロピレン系樹脂を単にシート状に成形したもの、ポリプロピレン系樹脂にフィラーを配合した組成物をシート状に成形したもの(フィラー含有シート)、ポリプロピレン系樹脂を発泡せしめてシート状に成形したもの(発泡シート)などである。
熱可塑性樹脂シートの中でも、ポリプロピレン系樹脂シートを用いることにより、接着剤を必要としない押出ラミネート法での貼合が可能ためコスト的に有利である。ポリプロピレン系樹脂シート以外の樹脂シートの場合、一般的に接着剤を介して貼合するドライラミネート法が用いられる。
熱可塑性樹脂シートの厚みは特に限定するものではないが、熱成形性を勘案すると、0.2〜3mmが好ましい。
熱可塑性樹脂シート(A1)の上面、すなわち蓋材(B)がヒートシールされる面には、ポリプロピレン系フィルム(A2)が配置されている。
ポリプロピレン系フィルム(A2)は、ポリプロピレン系樹脂(A21)と低密度ポリエチレン樹脂(A22)とを含む樹脂組成物から形成される。
ポリプロピレン系樹脂(A21)は、融点が130〜155℃、好ましくは132〜145℃であることが必要である。また、230℃でのMFR(メルトマスフローレート)は、特に制限するものではないが、一般的に3.0〜30.0g/10分、好ましくは5.0〜15.0g/10分の範囲である。
ポリプロピレン系樹脂(A21)の融点が130℃未満の場合、包装体を電子レンジ等で加熱した際、耐熱性に劣る。ポリプロピレン系樹脂(A21)の融点が155℃を超えると蓋材とのヒートシール性に劣る。
なお、ポリプロピレン系樹脂(A21)の融点は、示差走査熱量計によって測定される。
ポリプロピレン系樹脂(A21)は、上記特性を有するものであれば特に限定されるものではないが、プロピレンにエチレンおよび/または炭素数4〜10のαオレフィン(プロピレン−αオレフィン)、具体的には、エチレン、ブテン、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を共重合したランダム共重合体、ブロック共重合体が好ましく用いられる。これらの中でもプロピレン−αオレフィン共重合体としては、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体が好ましく、特にプロピレン−エチレン−ブテン共重合体が好ましい。プロピレン−エチレン−ブテン共重合体におけるプロピレン単位の含有割合は好ましくは70〜95mol%、さらに好ましくは80〜93mol%であり、エチレン単位の含有割合は好ましくは2〜10mol%、さらに好ましくは3〜8mol%であり、ブテン単位の含有割合は好ましくは2〜20mol%、さらに好ましくは3〜15mol%である。なお、前記プロピレン系ランダム共重合体、ブロック共重合体の共重合組成は、核磁気共鳴装置を用いて測定することができる。
これらプロピレン−αオレフィン共重合体は、それぞれ単独で使用しても、2種類以上使用してもよい。
さらに、ポリプロピレン系樹脂(A21)は、上記プロピレン−エチレン−ブテン共重合体と、ポリプロピレン系軟質樹脂との混合物であってもよい。この場合、ポリプロピレン系軟質樹脂は、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体100質量部に対して、1〜200質量部、好ましくは20〜100質量部で用いられる。
ポリプロピレン系軟質樹脂は、示差走査熱量計によって測定した融解エンタルピーΔHが50J/g以下で、融点(融解ピーク温度)が130℃以上のものを示し、このような軟質ポリプロピレンとしてはプロピレンの単独重合体、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体またはこれらの混合物であっても良い。
ポリプロピレン系樹脂(A21)にポリプロピレン系軟質樹脂を配合することにより、ポリプロピレン系樹脂(A21)からなるポリプロピレン系フィルム(A2)を直接、または他の層を介して貼合してなる容器本体(A)に二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)をヒートシールした際の破裂強さが向上し、また、容器本体(A)に二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)をヒートシールする際、低温シール性が改良され、シール可能な温度幅が広くなる。ポリプロピレン系軟質樹脂の添加量が、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体100質量部に対して、1質量部未満の場合、容器本体(A)に二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)をヒートシールした際の低温シール性、シール可能な温度幅が改良され難い場合がある。また、ポリプロピレン系軟質樹脂の添加量が、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体100質量部に対して、200質量部を超えると電子レンジ等で加熱した場合の耐熱性に劣る場合がある。
ポリプロピレン系フィルム(A2)を形成する樹脂組成物は、上記ポリプロピレン系樹脂(A21)に加えて、190℃でのMFRが0.5〜15.0g/10分、好ましくは1.0〜8.0g/10分の範囲にある低密度ポリエチレン樹脂(A22)を含有する。低密度ポリエチレン樹脂のMFRが0.5g/10分未満では製膜性に劣り、15.0g/10分を超えると蓋材である二軸延伸ポリプロピレンフィルムとのヒートシール後の剥離強度が高くなり、剥離の際に蓋材が裂けることがある。かかる低密度ポリエチレン樹脂は、通常、示差走査熱量計における主ピークが105〜130℃であるのが一般的である。
低密度ポリエチレン樹脂(A22)は上記特性を有するものであれば特に限定されるものではないが、ラジカル触媒を用いて高圧下で製造された長鎖分岐を有する、密度0.91〜0.94g/cmのポリエチレン樹脂が好適に使用できる。尚、用いる低密度ポリエチレンは直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)では効果が低下する。
ポリプロピレン系フィルム(A2)を形成する樹脂組成物に使用するポリプロピレン系樹脂(A21)と低密度ポリエチレン樹脂(A22)の配合比率は、ポリプロピレン系樹脂100質量部に対し、低密度ポリエチレン樹脂30〜100質量部、好ましくは35〜85質量部の範囲にある。ポリプロピレン系樹脂(A21)と低密度ポリエチレン樹脂(A22)の配合比率を上記範囲とすることで、蓋材として用いる二軸延伸ポリプロピレンフィルムとのヒートシール性が向上し、また蓋材を剥離した際の裂けも防止される。一方、低密度ポリエチレン樹脂(A22)の配合比率が多すぎる場合には、蓋材をヒートシール後の剥離強度が低く、また、破裂強さに劣る。逆に、低密度ポリエチレン樹脂(A22)の配合比率が少なすぎる場合には、蓋材とのヒートシール後の剥離強度、破裂強さが強すぎるため開封性に劣る。
ポリプロピレン系フィルム(A2)の厚みは、好ましくは2〜40μm、さらに好ましくは4〜30μmの範囲である。ポリプロピレン系フィルム(A2)の厚みが薄すぎる場合、蓋材である二軸延伸ポリプロピレンフィルムとのヒートシール後の剥離強度、破裂強さが弱すぎるため開封性に劣ることがある。一方、ポリプロピレン系フィルム(A2)の厚みが厚すぎる場合、フィルムの腰が低くなりシートとのラミネート時に皺が発生する等の問題が生じる場合があり、また、透明性に劣ることがある。
ポリプロピレン系フィルム(A2)は、熱可塑性樹脂シート(A1)の片面に、ドライラミネーションなどにより直接形成されていてもよく、また他の樹脂層を介して積層されていてもよい。特に、熱可塑性樹脂シート(A1)に対するポリプロピレン系フィルム(A2)のラミネート適性を向上させるため、融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂からなる層(A3)を介して両者を積層することが好ましい。
層(A3)を構成するポリプロピレン系樹脂の融点は130℃以上、好ましくは135℃以上であり、135〜167℃の範囲がさらに好ましい。ポリプロピレン系樹脂層(A3)の融点が130℃以上未満の場合、熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合する際のラミネート適性が不十分になり、また、包装体を電子レンジ等で加熱した際、耐熱性に劣るおそれがある。
層(A3)を構成するポリプロピレン系樹脂は、その融点が上記範囲にあれば特に限定されないが、プロピレン単独重合体、または、プロピレンにエチレンおよび/または炭素数4〜10のαオレフィン(プロピレン−αオレフィン)、具体的には、エチレン、ブテン、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を共重合したランダム共重合体、ブロック共重合体が好ましく用いられる。これらの中でもプロピレン単位の含有割合が99.7〜85mol%のプロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体が好ましい。また、層(A3)を構成するポリプロピレン系樹脂としては、上記を満足する限りにおいて、前記ポリプロピレン系樹脂(A21)を使用することもできる。
これらプロピレン単独重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体は、それぞれ単独で使用しても、2種類以上使用してもよい。また、層(A3)は上記融点の範囲であれば複層でも構わない。例えば、熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合する層に融点が135℃のプロピレン−エチレン−ブテン共重合体を用い、その層上に融点が165℃のプロピレン単独重合体を積層した構成であってもよい。この場合、融点が165℃のプロピレン単独重合体からなる層上に、ポリプロピレン系フィルム(A2)が積層される。
層(A3)の厚みは、特に限定するものではないが、一般に、2〜100μm、好ましくは3〜50μmである。
ポリプロピレン系樹脂層(A3)を、予め熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合しておき、その後にポリプロピレン系フィルム(A2)を貼合してもよく、またポリプロピレン系樹脂層(A3)をポリプロピレン系フィルム(A2)に予め貼合して積層フィルムを得た後に、該プロピレン系樹脂層(A3)を介して積層フィルムを熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合してもよい。ポリプロピレン系樹脂層(A3)をポリプロピレン系フィルム(A2)に予め貼合、または共押出にて積層フィルムとした場合、ポリプロピレン系樹脂層(A3)に印刷することで熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合した後、容器の意匠性が向上する。
また、本発明の包装材に用いる原料樹脂には、必要に応じてアンチブロッキング剤、酸化防止剤、光安定剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、核剤、抗菌剤等の公知の添加剤を配合しても良い。
ポリプロピレン系フィルム(A2)の製膜方法は特に限定されない。無延伸法、一軸延伸法、二軸延伸法であっても良いが、熱可塑性樹脂シート(A1)との貼合後の熱成形にて成形性に優れる無延伸法であることが好ましい。無延伸法の代表的な方法を例示すれば、Tダイスを使用した押出成形法、環状ダイスを使用したインフレーション成形法が挙げられる。上記成形法において、例えば、フィードブロック法やマルチマニホールド法によるTダイスによる共押出法が好適に用いられる。
上記Tダイスを使用した押出成形法について、具体的に示せば、ポリプロピレン系フィルム(A2)を構成する樹脂組成物および、必要に応じ層(A3)を構成するポリプロピレン系樹脂をそれぞれの押出機にてTダイス法により溶融物を押し出し、温度調整可能なロールまたは温度調整可能な水槽により冷却し巻き取る方法、あるいは、該溶融物を空冷法または水冷法により冷却し巻き取る方法等を挙げることができる。得られるポリプロピレン系フィルムは、巻き取り時のテンション等によりわずかに延伸される程度の低延伸または実質的に無延伸のフィルムである。
ポリプロピレン系フィルムには用途に応じて表面処理を施し、印刷することができる。表面処理の方法は特に制限されないが一般的に印刷インキとの密着性を向上する目的でコロナ放電処理、火炎処理等を行っても構わない。また、表面処理を施す面も特に制限はなく、片面、両面のいずれでも構わない。
このようにして得られたポリプロピレン系フィルム(A2)を熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合し、熱成形等により凹部を形成して、容器本体(A)が得られる。熱可塑性樹脂シート(A1)に当該ポリプロピレン系フィルム(A2)を貼合した積層シートは、加熱後、真空成形、圧空成形、真空圧空成形等により、金型等の型枠内にて賦形した後冷却し、弁当容器、トレー、丼容器等の食品容器、一般容器、工業部品容器等の熱成形容器が製造できる。
蓋材(B)として用いる二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、透明性、防曇性に優れたものが好ましく使用できる。厚みは、特に限定はされないが、15μm以上であることが好ましい。蓋材の厚みが15μm未満では、容器本体とのヒートシール後、裂けやすくなるため好ましくない。特に好ましい範囲は、20〜150μmである。
また、容器本体とのヒートシール時、二軸延伸ポリプロピレンフィルムを二枚以上重ねることで更にシール後の耐引裂性が良好になる。この場合、二軸延伸ポリプロピレンフィルムは片面または両面にヒートシール可能なポリプロピレン系樹脂が積層されているものを適宜選択する。例えば、片面ヒートシールタイプとして、サン・トックス−OP「HAタイプ」、「KHタイプ」、両面ヒートシールタイプとしてサン・トックス−OP「HLタイプ」、「KFタイプ」等を例示できる。
容器本体とのヒートシール時に二軸延伸ポリプロピレンフィルムを二枚以上重ねてヒートシールを行うと、二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、容器本体の開口部端においてのみ貼合され、フィルムの間には空間が生じる。この空間には、容器本体に収容される被包装物についての種々の情報を記録した紙やICチップなどを封入してもよい。たとえば被包装物が料理素材である場合には、料理のレシピなどを封入してもよい。
二軸延伸ポリプロピレンフィルムに用いる樹脂は、二軸延伸可能なポリプロピレン系樹脂であれば特に制限するものではなく、公知のポリプロピレン系樹脂が制限なく使用される。例えば、ポリプロピレンの単独重合体及びプロピレンと、エチレンおよび/または1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1ペンテン等の炭素数が4〜10の他のα−オレフィンとの共重合体或いはプロピレンの単独重合体と上記炭素数が2〜10のα−オレフィン(共)重合体とのブレンド物が挙げられ、これらの中から適宜選択して使用すればよい。また、これらのポリプロピレン系樹脂に種々の改質樹脂を混合しても良い。例えば、石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン等が例示できる。このうち特に、ポリプロピレンの単独重合体やプロピレン−エチレン共重合体及びこれらのブレンド物が特に好ましい。
上記二軸延伸ポリプロピレンフィルムは、片面、または両面にヒートシール性を付与したものが好ましく使用できる。ヒートシール性を付与する樹脂は、前記二軸延伸ポリプロピレンフィルムに用いたポリプロピレン系樹脂より融点が15〜60℃低いポリオレフィン系樹脂が好適に使用できる。具体的にシートシール性を付与するポリオレフィン系樹脂を例示すると、直鎖状低密度ポリエチレン、プロピレンにエチレンおよび/または炭素数4〜10のαオレフィン(プロピレン−αオレフィン)、具体的には、エチレン、ブテン、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を共重合したランダム共重合体、ブロック共重合体が好ましく用いられる。これらの中でも融点が110〜140℃のプロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体が好ましい。
ヒートシール性を付与する場合、その層厚みは0.5〜10.0μmが好ましく、0.5〜5μmであることが更に好ましい。
また、上記二軸延伸フィルム用ポリプロピレン系樹脂およびヒートシール用ポリオレフィン系樹脂のMFRは、特に限定されるものではないが、製膜性を考慮すると、MFRは、0.5〜50.0g/10分であることが好ましく、1.0〜30.0g/10分の範囲が更に好ましい。
更に、上記ポリプロピレン系樹脂には、必要に応じて、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、光安定剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、核剤、抗菌剤等の公知の添加剤を配合しても良い。特に、包装後のフィルムへの結露による曇りが問題となる場合、防曇剤や帯電防止剤を添加することが好ましい。優れた防曇性を発揮するためには、前記ポリプロピレン系樹脂に防曇剤を0.5〜1.5質量%配合させ二軸延伸した後、防曇性を付与したい表層面側にコロナ放電処理等の表面処理を施すことが好ましい。
二軸延伸ポリプロピレンフィルムについて、製膜方法は特に限定するものではない。一般的にTダイ法またはインフレーション法等で成形したシートを逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法等の公知の方法で二軸延伸すれば良い。延伸倍率について特に限定するものではないが、一般的に面積倍率で30〜70倍が好ましい。
本発明の包装体は、該容器本体(A)と、蓋材(B)としての二軸延伸ポリプロピレンフィルムのヒートシール後の破裂強さが20KPa以上であり、蓋材(B)の剥離強度が5〜15N/15mmであることが好ましい。破裂強さはJIS Z0238で示されるレトルト殺菌用に耐える強度として20KPa以上が好ましい。25KPaを超えると蓋材を剥離できない場合があるため好ましい範囲は20〜25KPaである。また、剥離強度が5N/15mm未満の場合、破裂強さが低下する場合があるため好ましくなく、剥離強度が15N/15mmを超えると蓋材を剥離する際、開けにくいため好ましくない。
本発明の包装体の製造方法は、特に限定はされず、種々の方法を採用することができる。
たとえば、容器本体(A)は、前記熱可塑性樹脂シート(A1)に、ポリプロピレン系フィルム(A2)を直接または他の層を介して積層し、積層体を熱成形して凹部を設けて得られる。
ポリプロピレン系フィルム(A2)は、熱ラミネーション、ドライラミネーションなどにより、熱可塑性樹脂シート(A1)上に直接積層されてもよく、また、ポリプロピレン系樹脂層(A3)を介して積層されていてもよい。ポリプロピレン系樹脂層(A3)は、予め熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合しておき、その後にポリプロピレン系フィルム(A2)を貼合してもよく、またポリプロピレン系樹脂層(A3)をポリプロピレン系フィルム(A2)に予め貼合して積層フィルムを得た後に、該プロピレン系樹脂層(A3)を介して積層フィルムを熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合してもよい。ポリプロピレン系フィルム(A2)とポリプロピレン系樹脂層(A3)との積層フィルムは、共押出などの汎用の方法で得られる。
また、容器本体(A)は、熱可塑性樹脂(A1)と、ポリプロピレン系樹脂(A2)とを共押出し、共押出された積層フィルムに凹部を設けることで得ることもできる。この場合、熱可塑性樹脂(A1)の押出機と、ポリプロピレン系樹脂(A2)の押出機との間に、さらに融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂(A3)の押出機を配置し、共押出を行って、熱可塑性樹脂層(A1)/融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂層(A3)/ポリプロピレン系フィルム(A2)がこの順に積層された積層フィルムを得て、これに凹部を形成して容器本体(A)を得ても良い。
得られる容器本体(A)においては、ポリプロピレン系フィルム(A2)が最上層に配置される。
容器本体(A)を得た後、容器本体の凹部に被包装体(C)を導入する。被包装体(C)は、惣菜などの食品であってもよく、電子部品や機械部品、医療器具、アクセサリ、衣料品であってもよく、特に限定されない。
次いで、容器本体(A)のポリプロピレン系フィルム(A2)を介して、容器本体(A)に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)をヒートシールすることで包装体が完成する。
以下、本発明を実施例及び比較例を掲げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例、及び、比較例において使用した包装体についてポリプロピレン系フィルムに用いた原料樹脂を表1に、熱可塑性樹脂シートを表2に、蓋材として用いた二軸延伸ポリプロピレンフィルムを表3に示す。
Figure 2010208684
Figure 2010208684
Figure 2010208684
実施例及び比較例における樹脂及びフィルム物性等の測定については以下の方法により行った。
(1) 共重合組成
核磁気共鳴分光装置(日本電子(株)製JNM−GSX−270(13C−核共鳴周波数67.8MHz))を用いて、次の条件で測定した。
測定モード:H−完全デカップリング
パルス幅:90度パルス パルス繰返し時間:3秒
積算回数:10000回
溶媒:オルトジクロルベンゼン/重ベンゼンの混合溶媒(76/24容量%)
試料濃度:120mg/2.5ml溶媒
測定温度:120℃
共重合組成の定量はM.Kakugo,Y,Naito,K.Mizunuma,T.Miyatake,[Macromolecules,15,1150(1982)]に従って行った。
(2)メルトマスフローレイト(MFR)
JIS K7210に準拠して、エチレン系重合体については190℃で、プロピレン系重合体については230℃でのMFRを測定した。
(3)示差走査熱量計によって測定される融点、融解エンタルピー(ΔH)
約5〜6mgの試料を秤量後アルミパンに封入し、示差走査熱量計(セイコー電子工業(株)製DSC6200R)にて、20ml/分で供給される窒素気流中で230℃まで昇温し、この温度で10分間保持し、次いで降温速度10℃/分で20℃まで冷却する。次いで、昇温速度10℃/分で230℃まで昇温する際に得られる吸熱曲線において最大吸熱を示すピーク温度を融点とし、曲線の最大吸熱ピークの融解エンタルピー(ΔH)を求めた。
(4)ポリプロピレン系フィルムの製膜性と外観およびラミネート適性
表3に示すポリプロピレン系フィルムの製膜性、外観及びラミネート適性について下記にて評価した。
○:押出ムラがなく、厚薄精度、フィルム外観も良好でシートとのラミネート適性も良好。
△:押出ムラ、厚薄精度、フィルム外観(透明ムラ、ブツ感)、シートとのラミネート適性について、いずれか1つが劣る。
×:押出ムラ、厚薄精度、フィルム外観、シートとのラミネート適性の内、2つ以上が劣る。
(5)破裂強さ
表3に示すポリプロピレン系フィルムのA3層(A3層がない場合はA2層)と熱可塑性樹脂シートを140〜160℃に保持した熱ロールで貼合し、ポリプロピレン系フィルムA2層が容器の内面となるように、(株)浅野研究所製コスミック成形機FK−0631−20型にて、加熱ヒーター温度500〜530℃、真空度70mmHgで、容器(縦135mm、横100mm、高さ20mm、フランジ部20mm)を真空成形し容器を得た。
次に、容器のフランジ部と二軸延伸ポリプロピレンフィルムを、エーシンパック工業株式会社製ESHINPACKシーラー半自動0型にてシール圧力0.6MPa、シール時間3秒、シール温度140〜160℃、シール幅10mm、シール形状ベタシールの条件でヒートシールし包装体を得た。
株式会社サン科学製305−BP型を用い、空気送入量を1.0L/分に保持して、JIS Z0238に準拠して破裂強さを測定した。
(6)剥離強度
(5)の破裂強さ測定用に作成した包装体の容器と二軸延伸フィルムとの剥離強度を引張試験機(オートグラフ:(株)島津製作所製)にて幅15mm、引張速度300mm/分、180°剥離で引張試験を行い、最高強度を剥離強度とした。
(7)開封性
方法I:(6)の剥離強度測定時、引張速度を500mm/分とした、シール部から二軸延伸フィルムが剥離する際のフィルム裂けの状態を目視で確認した。サンプル数n=10とした。
方法II:(5)の破裂強さ測定用に作成した包装体から、二軸延伸フィルムを手で引っ張り剥離した際のフィルム裂けの状態を目視で確認した。尚、10人で各5回ずつ剥離した。
方法I、IIにて剥離時、二軸延伸フィルムが裂けた割合から開封性を下記の通り判定した。
○:方法I、II共に一度もフィルム裂けが起こらなかった場合
△:方法I、IIの合計にてフィルム裂けが発生した割合が0を超え20%未満であった場合
×:方法I、IIの合計にてフィルム裂けが発生した割合が20%を超えた場合
実施例1
ポリプロピレン系フィルム用原料樹脂として、表1に示す樹脂E(融点134℃、MFR5.0g/10分のプロピレン−エチレン−ブテン共重合体(バゼル社製5C30F))100質量部に樹脂H(MFR3.7g/10分の低密度ポリエチレン(住友化学社製L405))55質量部をブレンドしA2層用樹脂とした。次にA2層用樹脂を押出機A(50mmφ押出機)に供給し250℃で加熱溶融しダイリップ1.2mmのTダイスより押出し、40℃の冷却ロール上で冷却固化しながら30μmのフィルムとし、片面に表面張力が42mN/mになるようにコロナ放電処理を施した後、巻取り機にて巻取り、ポリプロピレン系フィルムを得た。
該フィルムのコロナ放電処理を施した面の上に、表2に示す熱可塑性樹脂シートII(ポリエチレンが20質量%添加されたポリプロピレン系シート(透明)厚み0.5mm)を150℃に保持した熱ロールでラミネートし、フィルム側の表面温度170℃にて熱成形(真空成形)し容器を得た。得られた容器に蓋材として表3に示すOPP−IIをシール圧力0.6MPa、シール時間3秒、シール温度140〜160℃、シール幅10mm、シール形状ベタシールの条件でヒートシールし包装体を得た。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。150℃以上で破裂強さが22〜23KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例2
ポリプロピレン系フィルム用原料樹脂として、表1に示す樹脂E(融点134℃、MFR5.0g/10分のプロピレン−エチレン−ブテン共重合体(バゼル社製5C30F))100質量部に樹脂H(MFR3.7g/10分の低密度ポリエチレン(住友化学社製L405))55質量部をブレンドしA2層用樹脂とした。表1に示す樹脂A(融点161℃、MFR10.0g/10分のポリプロピレン単独重合体(住友化学社製FLX80G1))100重量部をA3層用樹脂とし、A2層用樹脂を押出機A(50mmφ押出機)に、A3層用樹脂を押出機B(75mmφ押出機)に供給し250℃で加熱溶融しフィードブロック方式で共押出法にてダイリップ1.2mmのTダイスより押出し、40℃の冷却ロール上で冷却固化しながら、A2層を12μm、A3層を38μmとなるよう調整し計50μmのフィルムとし、A3層表面に表面張力が42mN/mになるようにコロナ放電処理を施した後、巻取り機にて巻取り、ポリプロピレン系フィルムを得た。
該フィルムのコロナ放電処理を施した面の上に、表2に示す熱可塑性樹脂シートI(タルクが30質量%添加されたポリプロピレン系シート(黒)厚み0.4mm)を150℃に保持した熱ロールでラミネートし、フィルム側の表面温度170℃にて(熱成形)真空成形し容器を得た。得られた容器に蓋材として表3に示すOPP−IIをシール圧力0.6MPa、シール時間3秒、シール温度140〜160℃、シール幅10mm、シール形状ベタシールの条件でヒートシールし包装体を得た。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。150℃以上で破裂強さが21〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例3〜4
実施例2のA2層とA3層の厚みを、A2層が4μm、A3層が46μmになる様調整し、計50μm(実施例3)へ、A2層が6μm、A3層が44μmになる様調整し、計50μm(実施例4)に変更すること以外は、実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが21KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例5
ポリプロピレン系フィルム用原料樹脂として、表1に示す樹脂E(融点134℃、MFR5.0g/10分のプロピレン−エチレン−ブテン共重合体(バゼル社製5C30F))100質量部に樹脂H(MFR3.7g/10分の低密度ポリエチレン(住友化学社製L405))55質量部をブレンドしA2層用樹脂とした。表1に示す樹脂A(融点161℃、MFR10.0g/10分のポリプロピレン単独重合体(住友化学社製FLX80G1))および樹脂EをA3層用樹脂とし、A2層用樹脂を押出機A(50mmφ押出機)に、A3層用樹脂の樹脂Aを押出機B(75mmφ押出機)に、A3層用樹脂の樹脂Eを押出機Cに供給し250℃で加熱溶融しフィードブロック方式で共押出法にてダイリップ1.2mmのTダイスより押出し、40℃の冷却ロール上で冷却固化しながら、A2層を12μm、A3層(樹脂A)を26μm、A3層(樹脂E)を12μmとなるよう調整し、12/26/12μm構成の計50μmのフィルムとし、蓋材として表3に示すOPP−Iを用いた以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが21〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例6
実施例5のA3層用樹脂について、押出機Bに供給する樹脂を表1に示す樹脂B(融点164℃、MFR7.0g/10分のプロピレン単独重合体(サンアロマー社製PC600A))とし、押出機Cに供給する樹脂を表1に示す樹脂C(融点135℃、MFR7.5g/10分のプロピレン−エチレン共重合体(日本ポリプロ社製WFW4))とした以外は実施例5と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが21〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例7〜8
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂E100質量部と樹脂H35質量部とのブレンドで形成し(実施例7)、樹脂E100質量部と樹脂H85質量部とのブレンドで形成(実施例8)した以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが20〜23KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例9〜10
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂D(融点133℃、MFR6.0g/10分のプロピレン−エチレン−ブテン共重合体(プライムポリマー社製F794NV))100質量部と樹脂H55質量部とのブレンドで形成し(実施例9)、樹脂E100質量部と樹脂I(MFR7.0g/10分の低密度ポリエチレン(住友化学社製L705))55質量部とのブレンドで形成(実施例11)した以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが21〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例11〜13
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂E100質量部と樹脂F(融点139℃、ΔH11J/g、MFR7.0g/10分のポリプロピレン系軟質樹脂)30質量部と樹脂H70重量部とのブレンドで形成し(実施例11)、樹脂E100質量部と樹脂G(融点153℃、ΔH20J/g、MFR10.0g/10分のポリプロピレン系軟質樹脂)30質量部と樹脂H70重量部とのブレンドで形成し(実施例12)、樹脂E100質量部に樹脂F130質量部と樹脂H90重量部とのブレンドで形成(実施例13)した以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、140〜160℃の範囲で破裂強さが20〜24KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例14
実施例5のA2層を、表1に示す樹脂E100質量部に樹脂F30質量部と樹脂H70重量部とのブレンドで形成以外は実施例5と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、140〜160℃の範囲で破裂強さが20〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例15〜16
実施例2の熱可塑性樹脂シートを、表2に示すシートIII(ポリスチレンシート厚み0.4mm)とし(実施例15)、シートIV(アモルファスポリエチレンテレフタレート厚み0.2mm)とし(実施例16)、ポリプロピレン系フィルムとのラミネートは接着剤を介して行った以外は実施例2と全く同様に製膜、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが21〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例17
実施例2の蓋材を、表3の示すOPP−IIIとした以外は実施例2と全く同様に製膜、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
実施例18
実施例2のA2層とA3層の厚みを、A2層が6μm、A3層が24μmになる様調整し、計30μmになる様調整し、計30μmに変更すること以外は、実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。いずれも、150℃以上で破裂強さが20〜22KPaと強く、蓋材の裂けのない開封性良好な包装体であった。
比較例1
表2に示すシートIに、ポリプロピレン系フィルムをラミネートせず熱成形し容器を得た。得られた容器に蓋材として表3に示すOPP−IIをシール圧力0.6MPa、シール時間3秒、シール温度140〜160℃、シール幅10mm、シール形状ベタシールの条件でヒートシールし包装体を得た。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。140〜160℃で破裂強さは28KPaであり、蓋材の裂けが生じ開封性に劣る包装体であった。
比較例2
比較例1の蓋材を表3に示すOPP−IIIとした以外は、比較例1と全く同様にヒートシールし包装体を得た。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。140〜160℃で破裂強さは26〜28KPaであり、蓋材の裂けが生じ開封性に劣る包装体であった。
比較例3
実施例1のポリプロピレン系フィルム用原料樹脂を、表1に示す樹脂E100質量部単体とした以外は実施例1と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。140〜160℃で破裂強さは30KPaであり、蓋材の裂けが生じ開封性に劣る包装体であった。
比較例4
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂A(融点161℃、MFR10.0g/10分のポリプロピレン単独重合体(住友化学社製FLX80G1))100質量部と樹脂H55質量部とのブレンドで形成した以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。140〜160℃で破裂強さは0〜10KPa、剥離強度が0〜3.4N/15mmと密封性に劣る包装体であった。
比較例5
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂E100質量部と樹脂L(MFR4.0g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(住友化学社製FV402))55質量部とのブレンドで形成した以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。140〜160℃で破裂強さは26〜28KPaであり、蓋材の裂けが生じ開封性に劣る包装体であった。
比較例6〜7
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂E100質量部と樹脂H20質量部とのブレンドで形成し(比較例6)、樹脂E100質量部と樹脂H130質量部とのブレンドで形成した(比較例7)以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。比較例6では、140〜160℃で破裂強さは27〜28KPaであり、蓋材の裂けが生じ開封性に劣る包装体であった。比較例7では、140〜160℃で破裂強さは10〜14KPa、剥離強度が2.9〜4.3N/15mmと密封性に劣る包装体であった。
比較例8〜9
実施例2のA2層を、表1に示す樹脂E100質量部と樹脂J(MFR20.0g/10分の低密度ポリエチレン(住友化学社製G801))55質量部とのブレンドで形成し(比較例8)、樹脂E100質量部と樹脂K(MFR0.32g/10分の低密度ポリエチレン(三井化学社製ミラソン102))55質量部とのブレンドで形成した(比較例9)以外は実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。比較例8では、140〜160℃で破裂強さは26〜28KPaであり、蓋材の裂けが生じ開封性に劣る包装体であった。比較例9では、製膜性について押出ムラが発生し、厚薄精度に劣った。140〜160℃で破裂強さは16〜18KPaと若干密封性に劣る包装体であった。
比較例10〜11
実施例2のA2層とA3層の厚みを、A2層が1μm、A3層が49μmになる様調整し、計50μm(比較例10)へ、A2層が50μm、A3層が10μmになる様調整し、計60μm(比較例11)に変更すること以外は、実施例2と全く同様に製膜、ラミネート、熱成形、及び評価を行った。得られた包装体について評価しその結果を表5に示した。比較例10では、フィルム外観において透明ムラが発生した。140〜160℃で破裂強さは4〜10KPaと密封性に劣る包装体であった。比較例11では、150℃以上で破裂強さは21〜22KPaであったが、厚薄精度に劣り、ラミネート時に皺が入りやすかった。
以上の実施例及び比較例において得られた包装体の構成を表4にまとめて示す。また、これら実施例及び比較例の結果を表5にまとめて示す。
Figure 2010208684
Figure 2010208684
A…容器本体
A1…熱可塑性樹脂シート
A2…ポリプロピレン系フィルム
A3…ポリプロピレン系樹脂層
B…蓋材
C…被包装材

Claims (8)

  1. 熱可塑性樹脂シート(A1)に、下記を満足するポリプロピレン系フィルム(A2)を直接または他の層を介して貼合してなる容器本体(A)と、該容器本体(A)のポリプロピレン系フィルム(A2)を介して、該容器本体(A)にヒートシールされた二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)とを含む包装体であって、
    ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130〜155℃のポリプロピレン系樹脂(A21):100質量部と190℃でのMFRが0.5〜15.0g/10分の低密度ポリエチレン樹脂(A22):30〜100質量部とからなることを特徴とする包装体。
  2. 前記ポリプロピレン系フィルム(A2)の厚みが2〜40μmである請求項1に記載の包装体。
  3. 容器本体(A)において、前記ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂からなる層(A3)を介して熱可塑性樹脂シート(A1)に貼合されてなる請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記ポリプロピレン系フィルム(A2)を構成するポリプロピレン系樹脂(A21)が、プロピレン・エチレン・ブテン三元共重合体を含む請求項1〜3のいずれかに記載の包装体。
  5. 前記ポリプロピレン系フィルム(A2)を構成するポリプロピレン系樹脂(A21)が、プロピレン・エチレン・ブテン三元共重合体100質量部とポリプロピレン系軟質樹脂1〜200質量部とからなる請求項4に記載の包装体。
  6. 破裂強さが20KPa以上であり、蓋材(B)の剥離強度が5〜15N/15mmである請求項1〜5の何れかに記載の包装体。
  7. 熱可塑性樹脂シート(A1)に、下記を満足するポリプロピレン系フィルム(A2)を直接または他の層を介して積層し、積層体に凹部を設けて容器本体(A)を得る工程、
    容器本体の凹部に被包装体を導入する工程、および、
    該容器本体(A)のポリプロピレン系フィルム(A2)を介して、該容器本体(A)に、二軸延伸ポリプロピレンフィルムからなる蓋材(B)をヒートシールする工程を含み、
    ポリプロピレン系フィルム(A2)が、融点130〜155℃のポリプロピレン系樹脂(A21):100質量部と190℃でのMFRが0.5〜15.0g/10分の低密度ポリエチレン樹脂(A22):30〜100質量部とからなることを特徴とする包装体の製造方法。
  8. 容器本体(A)の製造において、前記ポリプロピレン系フィルム(A2)を、融点130℃以上のポリプロピレン系樹脂からなる層(A3)を介して熱可塑性樹脂シート(A1)に積層する請求項7に記載の包装体の製造方法。
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