JP2010208056A - 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの駆動方法および液体噴射記録装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】各ノズルの個体差によらず噴射精度が高い液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの駆動方法および液体噴射記録装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドであって、前記液体を噴射させるための駆動波形を生成する制御部43が、前記ノズルに個別に対応づけられた前記駆動波形の設定情報が記憶された記憶部47を有し、記憶部47が、基準駆動波形を生成するための基準時間幅と、前記基準駆動波形に基づいて前記液体が噴射された際に噴射速度が最も遅い基準ノズルにおける基準速度と他のノズルの噴射速度とを等しくするための第1設定情報および第2設定情報とを含む。
【選択図】図5
【解決手段】液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドであって、前記液体を噴射させるための駆動波形を生成する制御部43が、前記ノズルに個別に対応づけられた前記駆動波形の設定情報が記憶された記憶部47を有し、記憶部47が、基準駆動波形を生成するための基準時間幅と、前記基準駆動波形に基づいて前記液体が噴射された際に噴射速度が最も遅い基準ノズルにおける基準速度と他のノズルの噴射速度とを等しくするための第1設定情報および第2設定情報とを含む。
【選択図】図5
Description
本発明は、液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの駆動方法および液体噴射記録装置の製造方法に関する。
従来から、被記録媒体に液体を噴射する装置には複数の噴射口から被記録媒体に向かって液滴を噴射する液体噴射記録装置が知られている。液体噴射記録装置には、例えば液体を一滴あたり数〜数十ピコリットル程度の液滴として噴射する液体噴射ヘッドを備えたものがある。このような液体噴射ヘッドには、複数の噴射口から同時に液体を噴射したり、また同一の噴射口から複数の微小な液滴(以下、微小液滴と称する)を連続的に噴射して液滴の容量を異ならせて噴射したりするものがある。このため、液体噴射ヘッドは、一つのヘッドにおける複数の噴射口のそれぞれに対して、同一の噴射特性を有するように製造することが求められている。
このような液体噴射ヘッドの例として、例えば特許文献1には、インクジェットヘッドの駆動方法、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置が記載されている。例えばこの特許文献1に記載のインクジェットヘッドは、噴射口(ノズル)から液体(インク)を飛翔させるための駆動パルスの時間幅を調整可能になっており、複数の駆動パルスを用いて複数滴分のインク容量の吐出を行う際に噴射口から飛翔される液滴の速度差(インク滴吐出速度差)をなくすことができる。
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットヘッドでは、ヘッドに搭載された噴射口(ノズル)のそれぞれに対して上記の速度差をなくすための方法および構成が存在しなかった。したがって、あるヘッドに搭載された複数の噴射口におけるそれぞれの個体差に起因する飛翔速度の差によって、噴射口ごとに被記録媒体上での液滴の着弾位置のずれが生じる場合があった。このため、被記録媒体への液体の噴射精度の管理が困難であるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は各ノズルの個体差によらず噴射精度が高い液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの駆動方法および液体噴射記録装置の製造方法の提供を図ることにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の液体噴射ヘッドは、液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドであって、前記液体を噴射させるための駆動波形を生成する制御部と、前記駆動波形に基づいて所定電圧を有する駆動パルスを印加する印加手段と、前記駆動パルスが印加されて前記液体を噴射するノズルを複数有するヘッドチップとを備え、前記制御部が、前記駆動波形の設定情報が前記ノズルに個別に対応づけられて記憶された記憶部と、前記設定情報に基づいた前記駆動波形を前記ノズルのそれぞれについて生成する波形生成部とを有し、前記設定情報が、前記ノズルのすべてに対して所定時間幅の基準駆動波形を生成するための基準時間幅と、前記ノズルのうち前記基準駆動波形に基づいて前記液体が噴射された際に噴射速度が最も遅い基準ノズルの基準速度と、前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルによる噴射速度とが等しくなるように、前記他のノズルのそれぞれに対する第1駆動波形の時間幅を設定するための第1設定情報と、前記第1駆動波形及び前記第1駆動波形に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形に基づいて生じる前記液滴の噴射速度と、前記基準速度とが等しくなるように、前記ノズルのそれぞれに対する前記第2駆動波形の時間幅を設定するための第2設定情報とを含むことを特徴としている。
本発明の液体噴射ヘッドは、液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドであって、前記液体を噴射させるための駆動波形を生成する制御部と、前記駆動波形に基づいて所定電圧を有する駆動パルスを印加する印加手段と、前記駆動パルスが印加されて前記液体を噴射するノズルを複数有するヘッドチップとを備え、前記制御部が、前記駆動波形の設定情報が前記ノズルに個別に対応づけられて記憶された記憶部と、前記設定情報に基づいた前記駆動波形を前記ノズルのそれぞれについて生成する波形生成部とを有し、前記設定情報が、前記ノズルのすべてに対して所定時間幅の基準駆動波形を生成するための基準時間幅と、前記ノズルのうち前記基準駆動波形に基づいて前記液体が噴射された際に噴射速度が最も遅い基準ノズルの基準速度と、前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルによる噴射速度とが等しくなるように、前記他のノズルのそれぞれに対する第1駆動波形の時間幅を設定するための第1設定情報と、前記第1駆動波形及び前記第1駆動波形に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形に基づいて生じる前記液滴の噴射速度と、前記基準速度とが等しくなるように、前記ノズルのそれぞれに対する前記第2駆動波形の時間幅を設定するための第2設定情報とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、各ノズルにのうち最も噴射速度が遅いノズルにおける噴射速度を基準速度にしているので、他のノズルに対して確実に噴射速度が基準速度となるように調整することができる。
また、ノズルのそれぞれにおいて駆動パルスの時間幅によって噴射速度を調整するので、駆動パルスの電圧を調整する場合と比較して昇圧や降圧に係る回路が不要であるために調整を要するノズルの数が多くなるほど、同数のノズルの電圧を調整する構成に比して回路規模を小さくすることができる。
また、本発明の液体噴射ヘッドは、前記記憶部が書き換え可能な不揮発メモリを有することが好ましい。
この場合、書き換え可能な不揮発メモリにノズルごとに固有な設定情報が記憶されていない状態で液体噴射ヘッドを製造して、液体噴射ヘッドの製造後に設定情報を記憶させることで、液体噴射ヘッドの各部材の組み付けに起因する各ノズルへの影響を補正した設定情報を記憶させることができる。
この場合、書き換え可能な不揮発メモリにノズルごとに固有な設定情報が記憶されていない状態で液体噴射ヘッドを製造して、液体噴射ヘッドの製造後に設定情報を記憶させることで、液体噴射ヘッドの各部材の組み付けに起因する各ノズルへの影響を補正した設定情報を記憶させることができる。
また、液体噴射ヘッドの製造後、最終製品に組み付けられた後に設定情報を確定させて記憶させることもできる。したがって、ノズル固有な個体差のみならず最終製品に組みつけられた際に生じる各ノズルへの影響を補正可能な設定情報を記憶させることができる。
さらに、設定情報の設定後にも書き換えが可能になるため、液体噴射ヘッドが長期にわたって使用される際に複数回の書き換えを行うことができる。従って、液体噴射ヘッドの状態に応じて最適な設定情報に更新されることで噴射特性が最適化できる。
また、本発明の液体噴射ヘッドは、前記ヘッドチップに接続された回路基板をさらに備え、前記記憶部が前記回路基板に設けられていることが好ましい。
この場合、ヘッドチップにおける各ノズルを制御するための回路と記憶部とが同一の回路基板に設けられているために回路構成を単純化することができる。なお、記憶部は回路基板上のサブ基板として設けられていてもよいし、ヘッドチップにおける各ノズルを制御するための回路の一部の半導体チップの中に組み込まれていても良い。
この場合、ヘッドチップにおける各ノズルを制御するための回路と記憶部とが同一の回路基板に設けられているために回路構成を単純化することができる。なお、記憶部は回路基板上のサブ基板として設けられていてもよいし、ヘッドチップにおける各ノズルを制御するための回路の一部の半導体チップの中に組み込まれていても良い。
本発明の液体噴射ヘッドの駆動方法は、液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドの駆動方法であって、所定の時間幅を有する基準駆動波形に基づいて複数のノズルから前記液体を噴射させ、前記ノズルのそれぞれから噴射される前記液体の噴射速度を測定する第1測定工程と、前記ノズルのうち前記第1測定工程において噴射速度が最も遅い基準ノズルを特定し、前記第1測定工程における前記基準ノズルによる前記液体の噴射速度を基準速度に定める基準速度決定工程と、前記ノズルのそれぞれによる前記液体の噴射速度が前記基準速度になるように前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルのそれぞれについて第1駆動波形の時間幅を決定する第1決定工程と、前記第1駆動波形の生成に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形の基準となる所定の時間幅を有する第2基準波形と、前記第1駆動波形とに基づいて前記ノズルから噴射される前記液滴の噴射速度を測定する第2測定工程と、前記第2測定工程で測定された前記ノズルのそれぞれにおける前記液滴の噴射速度が前記基準速度と等しくなるように前記ノズルのそれぞれに対して前記第2駆動波形の時間幅を決定する第2決定工程とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、第1測定工程によって基準駆動波形に基づいてまず1滴の液滴を噴射する際の速度が測定される。すると1滴の液滴を噴射した際に最も噴射速度が遅いノズルが判明し、基準ノズルとして設定される。続いて液滴の容量を異ならせる噴射方法において使用される駆動波形が全ノズルについて測定され基準速度と等速度となるように調整される。ここで、例えば2滴の微小液滴によって液滴を生じさせる際に、先行する第1駆動波形の時間幅が調整され、後続の(最終の)駆動波形である第2駆動波形の時間幅には1滴の液滴を噴射させた際のノズル固有の時間幅が採用されている。
このように、液滴の容量が少ない順に順番に駆動波形の時間幅が決定され、ここで最終の駆動波形からさかのぼって駆動波形を順次定めるので、液滴の容量に応じて必要な設定情報の一部を共有することができる。このため、設定情報を検証するための試験的な噴射の回数が減少するとともに設定情報の記憶に要する記憶領域を削減することができる。
本発明の液体噴射記録装置の製造方法は、液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射記録装置の製造方法であって、所定の時間幅を有する基準駆動波形に基づいて複数のノズルから前記液体を噴射させ、前記ノズルのそれぞれから噴射される前記液体の噴射速度を測定する第1測定工程と、前記ノズルのうち前記第1測定工程において噴射速度が最も遅い基準ノズルを特定し、前記第1測定工程における前記基準ノズルによる前記液体の噴射速度を基準速度に定める基準速度決定工程と、前記ノズルのそれぞれによる前記液体の噴射速度が前記基準速度になるように前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルのそれぞれについて第1駆動波形の時間幅を決定する第1決定工程と、前記第1駆動波形の生成に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形の基準となる所定の時間幅を有する第2基準波形と、前記第1駆動波形とに基づいて前記ノズルから噴射される前記液滴の噴射速度を測定する第2測定工程と、前記第2測定工程で測定された前記ノズルのそれぞれにおける前記液滴の噴射速度が前記基準速度と等しくなるように前記ノズルのそれぞれに対して前記第2駆動波形の時間幅を決定する第2決定工程とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、最終製品あるいは部品として液体噴射記録装置を製造する際に、液体噴射記録装置に液体噴射ヘッドが組みつけられた状態における噴射速度特性をノズルごとに調整してその噴射速度を合わせることができる。このとき、実際に被記録媒体に液滴が着弾する実機において個別に設定情報を記憶させることで精度よく液滴を着弾させることができる。
本発明の液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドの駆動方法および液体噴射記録装置の製造方法によれば、各ノズルに対して個別に駆動波形の時間幅を増減させて各ノズルにおける液体の噴射速度を均一にすることで、各ノズルの個体差によらず噴射精度を高めることができる。
以下、本発明の1実施形態の液体噴射ヘッド、および液体噴射ヘッドを搭載した液体噴射記録装置について図1から図9(C)を参照して説明する。
図1は、本実施形態の液体噴射記録装置の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、液体噴射記録装置1は、紙等の被記録媒体Sを搬送する一対の搬送手段2、3と、被記録媒体Sに液体を噴射する液体噴射ヘッド4と、液体噴射ヘッド4に液体を供給する液体供給手段5と、液体噴射ヘッド4を被記録媒体Sの搬送方向(主走査方向)と略直交する方向(副走査方向)に走査させる走査手段6とを備えている。また図示していないが、液体噴射記録装置1は搬送手段2、3、液体噴射ヘッド4、液体供給手段5、及び走査手段6などに対して制御信号を送受信して制御する制御部100を備えている。以下、副走査方向をX方向、主走査方向をY方向、そしてX方向およびY方向にともに直交する方向をZ方向として説明する。
図1は、本実施形態の液体噴射記録装置の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、液体噴射記録装置1は、紙等の被記録媒体Sを搬送する一対の搬送手段2、3と、被記録媒体Sに液体を噴射する液体噴射ヘッド4と、液体噴射ヘッド4に液体を供給する液体供給手段5と、液体噴射ヘッド4を被記録媒体Sの搬送方向(主走査方向)と略直交する方向(副走査方向)に走査させる走査手段6とを備えている。また図示していないが、液体噴射記録装置1は搬送手段2、3、液体噴射ヘッド4、液体供給手段5、及び走査手段6などに対して制御信号を送受信して制御する制御部100を備えている。以下、副走査方向をX方向、主走査方向をY方向、そしてX方向およびY方向にともに直交する方向をZ方向として説明する。
一対の搬送手段2、3は、それぞれ副走査方向に延びて設けられたグリッドローラ20、30と、グリッドローラ20、30のそれぞれに平行に延びるピンチローラ21、31と、詳細は図示しないがグリッドローラ20、30を軸回りに回転動作させるモータ等の駆動機構とを備えている。
液体供給手段5は、液体が収容された液体収容体50と、液体収容体50と液体噴射ヘッド4とを接続する液体供給管51とを備えている。液体収容体50は、複数備えられており、具体的には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の液体が収容された液体タンク50Y、50M、50C、50Bが並べて設けられている。液体タンク50Y、50M、50C、50Bのそれぞれには図示しないポンプモーターMが設けられており、液体を液体供給管を通じて液体噴射ヘッド4へ押圧移動できる。液体供給管51は、液体噴射ヘッド4(キャリッジユニット62)の動作に対応可能な可撓性を有するフレキシブルホースからなる。
走査手段6は、副走査方向(X方向)に延びて設けられた一対のガイドレール60、61と、一対のガイドレール60、61に沿って摺動可能なキャリッジユニット62と、キャリッジユニット62を副走査方向に移動させる駆動機構63と、を備えている。駆動機構63は、一対のガイドレール60、61の間に配置された一対のプーリ64、65と、一対のプーリ64、65間に巻回された無端ベルト66と、一方のプーリ64を回転駆動させる駆動モータ67とを備えている。
一対のプーリ64、65は、一対のガイドレール60、61の両端部間にそれぞれ配置されており、副走査方向に間隔をあけて配置されている。無端ベルト66は一対のガイドレール60、61間に配置されており、この無端ベルトにはキャリッジユニット62が連結されている。キャリッジユニット62の基端部62aには複数の液体噴射ヘッド4が搭載されており、具体的には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の液体に個別に対応する液体噴射ヘッド4Y、4M、4C、4Bが副走査方向に並んで搭載されている。
液体噴射記録装置1のキャリッジユニット62には、液体噴射ヘッド4が、長手方向(Y方向)を主走査方向に一致させ、短手方向(X方向)を副走査方向に一致させて搭載されている。またキャリッジユニット62には、複数の液体噴射ヘッド4がX方向に並んで搭載されている。そして、被記録媒体SをY方向に搬送し、キャリッジユニット62をX方向に移動させつつ、液体噴射ヘッド4から液滴を噴射することで、被記録媒体に記録を行うようになっている。
図2は、液体噴射ヘッド4を示す斜視図である。本実施形態の液体噴射ヘッドは、液体を被記録媒体S(図1参照)に向かって液滴Dとして噴射するものである。図2に示すように、液体噴射ヘッド4は、取付基板40と、ヘッドチップ41と、流路基板42と、ベースプレート44と、回路基板45とを備えている。なお、取付基板40およびベースプレート44は別体でもよいし、一体成形されていてもよい。また、取付基板40は、液体噴射ヘッド4をキャリッジユニット62に着脱可能に取り付けるための図示しない取付機構を有している。
流路基板42は、ヘッドチップ41の一面側に取り付けられている。流路基板42の内部には液体を流通させるための図示しない流通路が形成されており、流路基板42の上面には前記流通路に連通する流入口42aが形成されている。この流入口42aには、液体の圧力変動を吸収する圧力調整部(不図示)が連結される。
ベースプレート44は、取付基板40の上面に略垂直に取り付けられており、その表面には回路基板45が取り付けられている。回路基板45には、ヘッドチップ41の動作を制御する制御部43が形成されている。回路基板45とヘッドチップ41との間は、フレキシブル基板46によって電気的に接続されている。
図3は、ヘッドチップ41を示す斜視図である。また、図4はヘッドチップ41を分解して示す斜視図である。図3及び図4に示すように、ヘッドチップ41には、圧電素子によって形成された隔壁15aが間隔をあけて並列に形成され隔壁15aのそれぞれの間にチャネル15bが形成されたアクチュエータープレート15と、液体室10が形成された液体室プレート16と、被記録媒体Sに向けて液滴Dを構成するための微小液滴SDを吐出するノズル13が形成されたノズルプレート14と、ノズルプレート14を支持するためのノズルキャップ8と、が備えられている。また、アクチュエータープレート15には、隔壁15aに沿ってフレキシブル基板46に接続された駆動電極15cが設けられている。
また、ヘッドチップ41は、いわゆる独立チャンネルタイプのヘッドチップであって、スリット形成壁9によって、液体が供給される溝と液体が供給されない溝とが構成され、導電性の液体であっても短絡事故を生ずることなく液滴Dを吐出させることができる。
ヘッドチップ41は、被記録媒体Sの記録面とノズルプレート14とが平行に配置されるように、ノズルプレート14を下方に向けて取付基板40(図2参照)に取り付けられている。
また、ヘッドチップ41は、いわゆる独立チャンネルタイプのヘッドチップであって、スリット形成壁9によって、液体が供給される溝と液体が供給されない溝とが構成され、導電性の液体であっても短絡事故を生ずることなく液滴Dを吐出させることができる。
ヘッドチップ41は、被記録媒体Sの記録面とノズルプレート14とが平行に配置されるように、ノズルプレート14を下方に向けて取付基板40(図2参照)に取り付けられている。
ここで、本実施形態の液体噴射ヘッド4および液体噴射記録装置1における液体の噴射様式について説明する。
液体噴射ヘッド4は、ノズル13から噴射される液体を容量可変の液滴Dとして噴射する複数の噴射モードを有する。液滴Dは1以上の微小液滴SDから構成され、例えば、1滴モードとは、ノズル13から1滴の微小液滴SD11が噴射され、この微小液滴SD11のみが被記録媒体Sに着弾するモードである。また、多滴モードとは、ノズル13から2滴以上の微小液滴SDが噴射され、これら複数の微小液滴SDが被記録媒体Sに向かって飛翔している間に1滴の液滴Dとして融合された後に被記録媒体Sに着弾するモードである。
多滴モードには2滴モード、3滴モード、・・・等がある。本明細書では多滴モードとして2滴モードおよび3滴モードについて説明するが、4滴モード以上についても本発明と同様に構成することができる。
液体噴射ヘッド4は、ノズル13から噴射される液体を容量可変の液滴Dとして噴射する複数の噴射モードを有する。液滴Dは1以上の微小液滴SDから構成され、例えば、1滴モードとは、ノズル13から1滴の微小液滴SD11が噴射され、この微小液滴SD11のみが被記録媒体Sに着弾するモードである。また、多滴モードとは、ノズル13から2滴以上の微小液滴SDが噴射され、これら複数の微小液滴SDが被記録媒体Sに向かって飛翔している間に1滴の液滴Dとして融合された後に被記録媒体Sに着弾するモードである。
多滴モードには2滴モード、3滴モード、・・・等がある。本明細書では多滴モードとして2滴モードおよび3滴モードについて説明するが、4滴モード以上についても本発明と同様に構成することができる。
また、液体噴射ヘッド4では、矩形パルスである駆動パルスPが駆動電極15cに印加されることでアクチュエータープレート15の圧電素子が変形され、1つの駆動パルスPによって1つの微小液滴SDがノズル13から噴射される。駆動パルスPは、矩形波である駆動波形Rにより周期と時間幅とが定められており、波高値が異なる波形形状を有している。
さらに、液体噴射ヘッド4に設けられた制御部43には、ノズル13から噴射される液滴Dの速度を調整して設定するための後述する設定情報Iが記憶されており、この設定情報Iに基づいてノズル13のそれぞれから噴射される液滴Dの飛翔速度が揃えられている。
なお、本明細書において「液滴Dの飛翔速度」とは、被記録媒体Sに着弾する液滴の速度であって、1滴モードの場合には液滴D(液滴D10)の飛翔速度は微小液滴SD11の速度であり、多摘モードの場合には微小液滴SDがノズル13から噴射された後に1滴に融合された液滴D(2滴モードの場合は液滴D20、3滴モードの場合は液滴D30と称する)の速度である。また、液滴Dの飛翔速度はノズル13から被記録媒体Sまでの距離を、後述する噴射開始信号が制御部43に発信されてから液滴Dが被記録媒体に着弾するまでの時間で割った平均速度として計測することができる。
また、本明細書において、微小液滴SDに対して、噴射モードに対応して微小液滴SD11、SD21、SD22、S31、SD32、SD33の符号を付して説明する。
以下では、液滴Dの飛翔速度を揃えるための本実施形態の液体噴射ヘッド4および液体噴射記録装置1の構成について図5を参照して詳述する。
図5は、液体噴射記録装置1の構成を示すブロック図である。図5には、一つのヘッドチップ41あたり64個のノズル13を有する場合の構成例を示している。ただし、本発明において一つのヘッドチップ41あたりのノズル13の数は64個に限定されるものではない。
液体噴射記録装置1は、液体噴射記録装置1の本体に搭載された本体制御部100を備える。本体制御部100は、被記録媒体Sに記録する情報の受信や、被記録媒体Sの搬送やキャリッジユニット62の搬送、および液体噴射ヘッド4への噴射制御情報の送受信等を行うものである。例えば液体噴射ヘッド4によってノズル13から液体を噴射させるために必要なピクセルデータ、波形データ、噴射開始信号、駆動パルスの駆動電圧等を送信する制御ブロック101〜104などが構成されている。
液体噴射記録装置1は、液体噴射記録装置1の本体に搭載された本体制御部100を備える。本体制御部100は、被記録媒体Sに記録する情報の受信や、被記録媒体Sの搬送やキャリッジユニット62の搬送、および液体噴射ヘッド4への噴射制御情報の送受信等を行うものである。例えば液体噴射ヘッド4によってノズル13から液体を噴射させるために必要なピクセルデータ、波形データ、噴射開始信号、駆動パルスの駆動電圧等を送信する制御ブロック101〜104などが構成されている。
また、液体噴射ヘッド4において、液体を噴射させるための駆動波形Rを生成する制御部43と、駆動波形Rに基づいて所定電圧を有する駆動パルスPを印加する印加手段49と、駆動パルスPが印加されて液体を噴射する上述のヘッドチップ41とは互いに電気的に接続されている。
制御部43は、駆動波形Rの設定情報Iがノズル13に個別に対応づけられて記憶された記憶部47と、設定情報Iに基づいた駆動波形Rをノズル13のそれぞれについて生成する波形生成部48とを備えている。
記憶部47は、書き換え可能な不揮発メモリを有する記憶回路である。記憶部47には、ノズル13のそれぞれに個別に対応した設定情報Iがブロックごとに区分けされて記憶されている。
より詳しくは、記憶部47には、駆動波形Rの初期値である基準時間幅W10、W20、W30が記憶された基準時間幅ブロック47aと、ノズル13から液滴Dを飛翔させる際の噴射モードに応じてノズル13ごとに駆動波形Rの時間幅Wを設定するための設定情報が記憶された設定ブロック47b、47c、47dと、駆動波形Rの初期値である基準周期T10、T20が記憶された周期ブロック47eと、本体制御部100から送信された情報が記憶されるブロックであってノズル13ごとに噴射の有無と噴射モードとの情報が記憶されるピクセルデータブロック47fと、が設けられている。
基準時間幅ブロック47aおよび周期ブロック47eに記憶されたそれぞれの設定情報は、液体噴射ヘッド4における初期設定値であり、ノズル13における理論的な最適値が記憶されており、ノズル13のすべてに対する基準となる基準駆動波形R10、R20、R30を生成するための設定情報である。また、基準時間幅W10、W20、W30は、それぞれ1滴モード、2滴モード、3滴モードに対応して設定された初期値である。
設定ブロック47bには、1滴モードにおいてノズル13から液体を液滴D10として噴射するための駆動波形R1を定義する第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)が記憶されている。第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)は、ノズル13のそれぞれに個別に対応して記憶されている。
設定ブロック47cには、2滴モードにおいてノズル13から液体を液滴D20として噴射するための駆動波形R2を定義する第2設定情報ΔW2(1)〜ΔW2(64)が記憶されている。第2設定情報ΔW2(1)〜ΔW2(64)も、ノズル13のそれぞれに個別に対応して記憶されている。
設定ブロック47dには、3滴モードにおいてノズル13から液体を液滴D30として噴射するための駆動波形R3を定義する第3設定情報ΔW3(1)〜ΔW3(64)が記憶されている。第3設定情報ΔW3(1)〜ΔW3(64)も、ノズル13のそれぞれに個別に対応して記憶されている。
設定ブロック47b、47c、47dに記憶された設定情報は、基準時間幅W10、W20、W30に対してそれぞれ時間幅Wを延長あるいは短縮するための差分情報である。なお、設定ブロック47b、47c、47dにおいては、基準時間幅W10、W20、W30との差分が記憶された構成に代えて、時間幅そのものが記憶されて駆動波形の時間幅が直接定義される構成を採用することもできる。
波形生成部48では、上記それぞれの設定情報によって、1滴モードでは、駆動波形R1が生成され、2滴モードでは、第2駆動波形R2と第1駆動波形R1とがこの順に生成され、3滴モードでは、第3駆動波形R3と第2駆動波形R2と第1駆動波形R1とがこの順に生成される。
印加手段49は、波形生成部48において生成された駆動波形R1、駆動波形R2、駆動波形R3のそれぞれに応じて所定の電圧を有する駆動パルスPを生成し、本体制御部100におけるタイミング信号に基づいてヘッドチップ41のアクチュエータープレート15へ駆動パルスPを印加する。
印加手段49は、波形生成部48において生成された駆動波形R1、駆動波形R2、駆動波形R3のそれぞれに応じて所定の電圧を有する駆動パルスPを生成し、本体制御部100におけるタイミング信号に基づいてヘッドチップ41のアクチュエータープレート15へ駆動パルスPを印加する。
以下では、設定ブロック47b、47c、47dに記憶された第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)、第2設定情報ΔW2(1)〜ΔW2(64)、第3設定情報ΔW3(1)〜ΔW3(64)の詳細について説明する。
第1設定情報には、ノズル13のうち上述の基準駆動波形R10に基づいて液体が噴射された際に噴射速度が最も遅いノズル(以下基準ノズル13aと称する)の噴射速度(以下基準速度と称する)と、ノズル13のうち基準ノズル13aを除く他のノズル13bによる噴射速度とが等しくなるように駆動波形の基準時間幅W10との差分が設定されている。
基準ノズル13aがいずれのノズルであるかは噴射速度を実測することによって決定されるものであり、ヘッドチップ41の加工精度や製造上の誤差、あるいは組み立て後の環境(変形の大小や温度変化等)によって変動するものである。また、本実施形態の液体噴射ヘッドにおいて問題とする噴射速度の差は、同一性能に設計されたノズル13の個体差に起因するものである。
第2設定情報ΔW2は、2滴の微小液滴SDが融合された液滴Dの飛翔速度が上記基準速度となるように、基準時間幅W20に対して時間差分を増減させて実測することによって決定されたものである。
第3設定情報ΔW3は、3滴の微小液滴SDが融合された液滴Dの飛翔速度が上記基準速度となるように、基準時間幅W30に対して時間差分を増減させて実測することによって決定されたものである。
(液体噴射ヘッドの駆動方法および液体噴射記録装置の製造方法)
続いて、本実施形態の液体噴射ヘッドの駆動方法について、図6から図9を参照して説明する。以下では、液体噴射ヘッド4においてノズル13における噴射速度を揃える速度調整工程S100を中心に詳述する。なお、この速度調整工程は、液体噴射ヘッド4の製造過程、ならびに液体噴射ヘッド4または液体噴射記録装置1の製造後のいずれの時点でも行うことができる。
また、上記速度調整工程S100は、液体噴射記録装置1の製造方法の一部として採用することができる。すなわち、液体噴射記録装置1に搭載される液体噴射ヘッド4を製造する過程でその噴射速度を調整する工程として行うことができる。
続いて、本実施形態の液体噴射ヘッドの駆動方法について、図6から図9を参照して説明する。以下では、液体噴射ヘッド4においてノズル13における噴射速度を揃える速度調整工程S100を中心に詳述する。なお、この速度調整工程は、液体噴射ヘッド4の製造過程、ならびに液体噴射ヘッド4または液体噴射記録装置1の製造後のいずれの時点でも行うことができる。
また、上記速度調整工程S100は、液体噴射記録装置1の製造方法の一部として採用することができる。すなわち、液体噴射記録装置1に搭載される液体噴射ヘッド4を製造する過程でその噴射速度を調整する工程として行うことができる。
まず、複数のノズル13を搭載するヘッドチップ41における液滴Dの噴射速度について概要を説明する。図6は、液体噴射ヘッド4におけるノズル13の噴射特性を模式的に示すグラフである。ノズル13は、上述した個体差によって時間幅Wに対する噴射速度Vの関係が異なっている場合がある。例えば図6に示すように、基準時間幅W10によって駆動された場合に、ノズル13のうちのいずれのノズルよりも噴射速度が低いノズル(基準ノズル)が生じている。
続いて、本実施形態における液体噴射ヘッド4の駆動方法を説明する。図7は、上述の速度調整工程における一連の工程を示すフローチャートである。また、図8は、(A)1滴モード、(B)2滴モード、(C)3滴モードにおける液滴Dの噴射速度と駆動波形の形状とを示すグラフである。図9は、図7に示すフローチャートの一部の工程をより詳細に示すフローチャートである。
図7に示すように、速度調整工程では、まず1滴モードにおける第1設定情報ΔW1を決定する1滴モード決定工程S1が行われる。1滴モード決定工程S1では、基準時間幅W10に基づいてノズル13のそれぞれから液体を噴射させ、ノズル13のそれぞれから噴射される液体の噴射速度を測定する第1測定工程S11が行われる。
ここで、ノズル13のすべてについて液体の噴射速度が測定され、図示しない速度測定装置によって例えば定量的に数値化されて記憶される。
続いて、ノズル13のうち第1測定工程S11において噴射速度が最も遅い基準ノズル13aを特定し、第1測定工程S11における基準ノズル13aによる液体の噴射速度を基準速度v0に定める基準速度決定工程S12が行われる。
続いて、ノズル13のうち第1測定工程S11において噴射速度が最も遅い基準ノズル13aを特定し、第1測定工程S11における基準ノズル13aによる液体の噴射速度を基準速度v0に定める基準速度決定工程S12が行われる。
さらに、ノズル13のそれぞれによる液体の噴射速度が基準速度v0になるようにノズル13のうち基準ノズル13aを除く他のノズル13bのそれぞれについて第1駆動波形R1の時間幅を決定する(第1決定工程S13)。
図8(A)は、複数のノズル13bのうちのあるノズル13xにおける第1決定工程S13を示している。第1決定工程S13では、まずノズル13xを含むノズル13bについて基準時間幅W10を中心としてその前後の複数の時間幅Wにおける噴射速度を測定して時間幅Wに対する噴射速度の関係を解析する(図9(A)に示す第1解析工程S131)。
基準時間幅W10に基づいて液体が噴射される条件下では、ノズル13xは基準ノズル13aよりも噴射速度が速いので、ノズル13xにおいて噴射速度が基準速度v0となる点は、基準時間幅W10に対して時間幅が加算された一点と、基準時間幅W10に対して時間幅が減算された一点との計二点である。本実施形態では、より長いほうの時間幅を時間幅W1(x)として噴射速度が基準速度v0となる点として採用する。
このように採用された時間幅W1(x)を特定する情報は、ノズル13xにおける基準時間幅W10に対する差分情報であるΔW1(x)として第1設定ブロック47bの所定の記憶領域に記憶される(図9(B)に示す第1記憶工程S132)。
同様に、基準ノズル13a以外の他のノズル13bに対して第1設定ブロック47bに第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)がそれぞれ記憶されて1滴モード決定工程S1が完了する。なお、基準ノズル13aにおいては差分となる値として0を記憶させる。
なお、図8(A)に示す周期T1、周期T2は、2滴モードおよび3滴モードが混在して噴射される場合の周期であり、周期ブロック47eに記憶された基準周期T10、基準周期T20が対応している。
同様に、基準ノズル13a以外の他のノズル13bに対して第1設定ブロック47bに第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)がそれぞれ記憶されて1滴モード決定工程S1が完了する。なお、基準ノズル13aにおいては差分となる値として0を記憶させる。
なお、図8(A)に示す周期T1、周期T2は、2滴モードおよび3滴モードが混在して噴射される場合の周期であり、周期ブロック47eに記憶された基準周期T10、基準周期T20が対応している。
1滴モード決定工程S1が完了したら、続いて2滴モードにおける第2設定情報ΔW2を決定する2滴モード決定工程S2が行われる。
2滴モード決定工程S2では、まず、基準時間幅W20と、第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)とに基づいて前記ノズルから液体が噴射される。より詳しくは、基準時間幅W20を中心として時間幅が増減された複数の時間幅Wと、第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)とによって微小液滴SD21、SD22を噴射させる工程を複数回繰り返す。
2滴モード決定工程S2では、まず、基準時間幅W20と、第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)とに基づいて前記ノズルから液体が噴射される。より詳しくは、基準時間幅W20を中心として時間幅が増減された複数の時間幅Wと、第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)とによって微小液滴SD21、SD22を噴射させる工程を複数回繰り返す。
このとき、第2の微小液滴SD22と、第1設定情報ΔW1(1)〜ΔW1(64)に基づく第1の微小液滴SD21とがこの順にノズル13のそれぞれから噴射され、一つの液滴D20として融合されて飛翔する。上述の速度測定装置によってこの液滴D20の速度を定量的に測定する(図7に示す第2測定工程S21)。
続いて、液滴D20の速度に基づいて第2の微小液滴SD22に対して第2設定情報ΔW2(x)を決定する(第2決定工程S22)
図8(B)は、上述のノズル13xにおける第2決定工程S22を示している。図8(B)に示すように、ノズル13xについて第1設定情報がΔW1(x)である条件下における液滴D20(x)の飛翔速度は基準速度v0に対して誤差が生じている。
図8(B)は、上述のノズル13xにおける第2決定工程S22を示している。図8(B)に示すように、ノズル13xについて第1設定情報がΔW1(x)である条件下における液滴D20(x)の飛翔速度は基準速度v0に対して誤差が生じている。
ここで、例えばノズル13xについて、液滴D20の飛翔速度が基準速度v0となる点を抽出する。上述と同様に二点のうち時間幅が長いほうを時間幅W2(x)として採用する。(第2解析工程S221)。
このように採用された時間幅W2(x)を特定する情報は、ノズル13xにおける基準時間幅W20に対する差分情報であるΔW2(x)として第2設定ブロック47cの所定の記憶領域に記憶される(図9(B)に示す第2記憶工程S222)。
このように採用された時間幅W2(x)を特定する情報は、ノズル13xにおける基準時間幅W20に対する差分情報であるΔW2(x)として第2設定ブロック47cの所定の記憶領域に記憶される(図9(B)に示す第2記憶工程S222)。
他のノズル13に対しても同様に差分情報が第2設定ブロック47cの所定の記憶領域に記憶され、2滴モード決定工程S2が完了する。
2滴モード決定工程S2が完了したら、続いて3滴モードにおける第3設定情報ΔW3を決定する3滴モード決定工程S3が行われる。
3滴モード決定工程S3は、2滴モード決定工程S2までに設定されたノズル13のそれぞれに個別に設定された第2設定情報ΔW2および第1設定情報ΔW1が使用される条件下で液滴D30が噴射される(第3測定工程S31)。
3滴モード決定工程S3は、2滴モード決定工程S2までに設定されたノズル13のそれぞれに個別に設定された第2設定情報ΔW2および第1設定情報ΔW1が使用される条件下で液滴D30が噴射される(第3測定工程S31)。
続いて、2滴モード決定工程S2における第2決定工程S22と同様の手法で第3決定工程S32が行われる。すなわち、図8(C)に示すように液滴D30の飛翔速度が基準速度v0となるように微小液滴SD33を噴射させる駆動波形R3の時間幅W3が採用され(第3解析工程S321)、基準時間幅W30との時間差分であるΔW3(x)が第3設定情報ΔW3(1)〜ΔW3(64)として第3設定ブロック47dに記憶される(第3記憶工程S322)。
このようにすべてのノズル13に対して第3設定情報ΔW3(1)〜ΔW3(64)が第3設定ブロック47dの所定の記憶領域に記憶され、3滴モード決定工程S3が完了する。
なお、4滴以上を噴射して液滴の容量をさらに変化させるモードがある場合には上述と同様の工程によって順次設定を行う。
上述したように、1滴モード決定工程S1と、2滴モード決定工程S2と、3滴モード決定工程S3とが行われた後では、ヘッドチップ41に設けられたすべてのノズル13は、最も噴射速度が遅いノズル13aにおける1滴モードの基準速度v0に揃えられている。
従って、本実施形態の液体噴射ヘッド4および液体噴射記録装置1によれば、ヘッドチップに設けられ、液体の噴射に使用されるすべてのノズルの噴射速度が基準速度となるように確実に調整することができる。
従って、本実施形態の液体噴射ヘッド4および液体噴射記録装置1によれば、ヘッドチップに設けられ、液体の噴射に使用されるすべてのノズルの噴射速度が基準速度となるように確実に調整することができる。
また、ノズル13のそれぞれにおいて駆動波形Rの時間幅によって噴射速度が基準速度v0となるように調整できるので、駆動パルスの電圧を調整する場合と比較して昇圧や降圧に係る回路が不要であるために調整を要するノズルの数が多くなるほど、同数のノズルの電圧を調整する構成に比して回路規模を小さくすることができる。
また、記憶部47に書き換え可能な不揮発メモリが搭載され、ここにノズルごとに固有な設定情報が格納される設定ブロック47b、47c、47dが設けられているので、ノズル13ごとの固有情報が記憶されていない状態で液体噴射ヘッド4を製造して、液体噴射ヘッド4の製造後に設定情報を記憶させることで、液体噴射ヘッド4の各部材の組み付けに起因する各ノズルへの影響を補正した設定情報を記憶させることができる。また、液体噴射ヘッド4の製造後、最終製品に組み付けられた後に設定情報を確定させて記憶させることもできる。したがって、ノズル固有な個体差のみならず最終製品に組みつけられた際に生じる各ノズルへの影響を補正可能な設定情報を記憶させることができる。
さらに、設定情報の設定後にも書き換えが可能になるため、液体噴射ヘッド4が長期にわたって使用される際に複数回の書き換えを行うことができる。従って、液体噴射ヘッドの状態に応じて最適な設定情報に更新されることで噴射特性が最適化できる。
さらに、設定情報の設定後にも書き換えが可能になるため、液体噴射ヘッド4が長期にわたって使用される際に複数回の書き換えを行うことができる。従って、液体噴射ヘッドの状態に応じて最適な設定情報に更新されることで噴射特性が最適化できる。
また、ヘッドチップ41におけるノズル13のそれぞれを制御するための回路と記憶部47とが同一の回路基板45に設けられているために回路構成を単純化することができる。
また、本実施形態の液体噴射ヘッドの駆動方法によれば、1滴モード決定工程S1、2滴モード決定工程S2、3滴モード決定工程S3の順に液滴の容量が少ない順に順番に駆動波形Rの時間幅Wが決定され、ここで最終の駆動波形からさかのぼって駆動波形を順次定めるので、液滴の容量に応じて必要な設定情報の一部を共有することができる。このため、設定情報を検証するための試験的な噴射の回数が減少するとともに設定情報の記憶に要する記憶領域を削減することができる。
また、本実施形態の液体噴射記録装置の製造方法によれば、最終製品あるいは部品として液体噴射記録装置1を製造する際に、液体噴射記録装置1に液体噴射ヘッド4が組みつけられた状態における噴射速度特性をノズル13ごとに調整してその噴射速度を合わせることができる。このとき、実際に被記録媒体に液滴が着弾する実機において個別に設定情報を記憶させることで精度よく液滴を着弾させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本発明の実施形態では記憶部47は制御部43の一部の回路として設けられているが、この構成に限られるものではなく、例えば回路基板45上のサブ基板として設けられていてもよいし、ヘッドチップ41におけるノズル13を制御するためのその他の回路の一部の半導体チップの中に組み込まれていても良い。また、記憶部47が本体制御部100に配置された構成を採用しても本発明と同様の効果を奏することができる。
例えば、本発明の実施形態では記憶部47は制御部43の一部の回路として設けられているが、この構成に限られるものではなく、例えば回路基板45上のサブ基板として設けられていてもよいし、ヘッドチップ41におけるノズル13を制御するためのその他の回路の一部の半導体チップの中に組み込まれていても良い。また、記憶部47が本体制御部100に配置された構成を採用しても本発明と同様の効果を奏することができる。
また、本発明の実施形態では、基準時間幅W10、W20、W30に対して時間幅を延長して液滴D10、D20、D30の噴射速度を減速させる構成を採用したが、逆に基準時間幅W10、W20、W30に対して時間幅を短縮させることによっても液滴D10、D20、D30の噴射速度を減速させることも可能である。例えば1滴モードの場合、基準時間幅W10、W20、W30に対して時間幅が短いほうを時間幅W1(x)として噴射速度が基準速度V0となる点として採用しても構わない。
また、本発明の実施形態では、すべてのノズルから基準ノズル13aを一つ特定する構成を採用したが、例えば上述の速度測定装置の検出限界以下の差異によって基準ノズル13aの候補となるノズルが複数生じることも考えられる。このような場合には、基準ノズル13aの候補となるすべてのノズルを基準ノズル13aとし、候補外のノズルを他のノズル13bとして工程を進めても良い。
1 液体噴射記録装置
2 搬送手段
4、4C、4Y、4M、4B 液体噴射ヘッド
D、D20、D30 液滴
R10、R20、R30 基準駆動波形
R、R1、R2、R3 駆動波形
W10、W20、W30 基準時間幅
W、W1、W2、W3 時間幅
ΔW1、ΔW2、ΔW3 設定情報(第1設定情報、第2設定情報、第3設定情報)
I 設定情報
P 駆動パルス
S 被記録媒体
v0 基準速度
13 ノズル
13a 基準ノズル
13b 他のノズル
41 ヘッドチップ
43 制御部
45 回路基板
47 記憶部
48 波形生成部
49 印加手段
S11 第1測定工程
S12 基準速度決定工程
S13 第1決定工程
S21 第2測定工程
S22 第2決定工程
S31 第3測定工程
S32 第3決定工程
2 搬送手段
4、4C、4Y、4M、4B 液体噴射ヘッド
D、D20、D30 液滴
R10、R20、R30 基準駆動波形
R、R1、R2、R3 駆動波形
W10、W20、W30 基準時間幅
W、W1、W2、W3 時間幅
ΔW1、ΔW2、ΔW3 設定情報(第1設定情報、第2設定情報、第3設定情報)
I 設定情報
P 駆動パルス
S 被記録媒体
v0 基準速度
13 ノズル
13a 基準ノズル
13b 他のノズル
41 ヘッドチップ
43 制御部
45 回路基板
47 記憶部
48 波形生成部
49 印加手段
S11 第1測定工程
S12 基準速度決定工程
S13 第1決定工程
S21 第2測定工程
S22 第2決定工程
S31 第3測定工程
S32 第3決定工程
Claims (5)
- 液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドであって、
前記液体を噴射させるための駆動波形を生成する制御部と、
前記駆動波形に基づいて所定電圧を有する駆動パルスを印加する印加手段と、
前記駆動パルスが印加されて前記液体を噴射するノズルを複数有するヘッドチップと、
を備え、
前記制御部が、
前記駆動波形の設定情報が前記ノズルに個別に対応づけられて記憶された記憶部と、
前記設定情報に基づいた前記駆動波形を前記ノズルのそれぞれについて生成する波形生成部と、
を有し、
前記設定情報が、
前記ノズルのすべてに対して所定時間幅の基準駆動波形を生成するための基準時間幅と、
前記ノズルのうち前記基準駆動波形に基づいて前記液体が噴射された際に噴射速度が最も遅い基準ノズルの基準速度と、前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルによる噴射速度とが等しくなるように、前記他のノズルのそれぞれに対する第1駆動波形の時間幅を設定するための第1設定情報と、
前記第1駆動波形及び前記第1駆動波形に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形に基づいて生じる前記液滴の噴射速度と、前記基準速度とが等しくなるように、前記ノズルのそれぞれに対する前記第2駆動波形の時間幅を設定するための第2設定情報と、
を含む
液体噴射ヘッド。 - 前記記憶部が書き換え可能な不揮発メモリを有する請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
- 前記ヘッドチップに接続された回路基板をさらに備え、
前記記憶部が前記回路基板に設けられている請求項1または2に記載の液体噴射ヘッド。 - 液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射ヘッドの駆動方法であって、
所定の時間幅を有する基準駆動波形に基づいて複数のノズルから前記液体を噴射させ、前記ノズルのそれぞれから噴射される前記液体の噴射速度を測定する第1測定工程と、
前記ノズルのうち前記第1測定工程において噴射速度が最も遅い基準ノズルを特定し、前記第1測定工程における前記基準ノズルによる前記液体の噴射速度を基準速度に定める基準速度決定工程と、
前記ノズルのそれぞれによる前記液体の噴射速度が前記基準速度になるように前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルのそれぞれについて第1駆動波形の時間幅を決定する第1決定工程と、
前記第1駆動波形の生成に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形の基準となる所定の時間幅を有する第2基準波形と、前記第1駆動波形とに基づいて前記ノズルから噴射される前記液滴の噴射速度を測定する第2測定工程と、
前記第2測定工程で測定された前記ノズルのそれぞれにおける前記液滴の噴射速度が前記基準速度と等しくなるように前記ノズルのそれぞれに対して前記第2駆動波形の時間幅を決定する第2決定工程と、
を備える液体噴射ヘッドの駆動方法。 - 液体を、被記録媒体に着弾する容量可変の液滴として噴射する液体噴射記録装置の製造方法であって、
所定の時間幅を有する基準駆動波形に基づいて複数のノズルから前記液体を噴射させ、前記ノズルのそれぞれから噴射される前記液体の噴射速度を測定する第1測定工程と、
前記ノズルのうち前記第1測定工程において噴射速度が最も遅い基準ノズルを特定し、前記第1測定工程における前記基準ノズルによる前記液体の噴射速度を基準速度に定める基準速度決定工程と、
前記ノズルのそれぞれによる前記液体の噴射速度が前記基準速度になるように前記ノズルのうち前記基準ノズルを除く他のノズルのそれぞれについて第1駆動波形の時間幅を決定する第1決定工程と、
前記第1駆動波形の生成に先行して生成され前記液滴の容量を変化させる第2駆動波形の基準となる所定の時間幅を有する第2基準波形と、前記第1駆動波形とに基づいて前記ノズルから噴射される前記液滴の噴射速度を測定する第2測定工程と、
前記第2測定工程で測定された前記ノズルのそれぞれにおける前記液滴の噴射速度が前記基準速度と等しくなるように前記ノズルのそれぞれに対して前記第2駆動波形の時間幅を決定する第2決定工程と、
を備える液体噴射記録装置の製造方法。
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-
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