JP2010207956A - ピストン挿入アシスト治具 - Google Patents

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Akinobu Nakamura
昭信 中村
Takayuki Araki
孝之 荒木
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Abstract

【課題】 簡易な構成で且つ多機種に対応でき、柔軟性があるピストン挿入アシスト治具を提供する。
【解決手段】 ピストンリング7を装着したピストン1をシリンダ30に挿入する治具であって、ピストン1を載置して位置決めする位置決めブロック2と、この位置決めブロック2に立設する支点部3と、この支点部3を中心に開閉してピストン1の外周面1aと対向する一対のアーム4,5と、これらのアーム4,5にフローティング機構6を介して回動自在に装着されピストンリング7を挟持し収縮させる複数の押圧部8と、これらの押圧部8のピストンリング7に対する収縮位置を保持するロック機構9を備える。押圧部8は、ピストン1の外周面1aに倣うと共にピストン1の外周面1aに対向するテーパ形状26を施した一対の爪25,25を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のピストンリングを装着したピストンをシリンダに挿入するためのピストン挿入アシスト治具に関する。
従来、リング溝に複数のピストンリングを装着したピストンをシリンダに挿入するための治具としては、機種毎に用意された専用治具が知られている。
また、内側にピストンが挿入セットされるリング状のフレームと、このフレームの半径方向外側に円周方向等配放射状に設けられた所定数のアクチュエータと、フレームの半径方向内側にあって各アクチュエータの作動部に結合され、フレーム内側に挿入セットされたピストンのピストンリングを圧縮するピストンリング圧縮プレートから構成された装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−71134号公報
しかし、専用治具では機種の種類だけ用意しなければならず、取り扱いが煩雑である。また、機種毎に治具が異なるため挿入作業の習熟期間が長くなったり、挿入作業のやり直しが発生したりする場合がある。
また、特許文献1に記載の技術では、構成が簡易ではなく大掛かりになるという問題がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で且つ多機種に対応でき、柔軟性があるピストン挿入アシスト治具を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく本発明は、ピストンリングを装着したピストンをシリンダに挿入する治具であって、ピストンを載置して位置決めする位置決めブロックと、この位置決めブロックに立設する支点部と、この支点部を中心に開閉してピストンの外周面と対向する一対のアームと、これらのアームにフローティング機構を介して回動自在に装着されピストンリングを挟持し収縮させる複数の押圧部と、これらの押圧部のピストンリングに対する収縮位置を保持するロック機構を備える。
また、前記押圧部はピストンに装着した複数のピストンリングを挟持し収縮させた状態でほぼ等間隔になるよう前記アームに4個配置し、これらの押圧部にピストンの外周面に倣うと共にピストンの外周面と対向するテーパ形状を施した一対の爪を設け、これら8つの爪をシリンダとピストンの隙間に挿入することもできる。
また、一対のアームを支点部で弾性部材により上方向に付勢されると共に、上下方向にスライドさせることもできる。
本発明によれば、簡易に構成することができると共に、シリンダへのピストン挿入作業の習熟期間の短縮及び作業性の向上による工数低減が図られる。また、押圧部にフローティング機構を設けて挿入作業に柔軟性を持たせることにより使い勝手が向上し、シリンダへのピストン挿入の品質が安定化される。更に、ロック機構によりピストンリングの収縮状態を保持することができる。
また、8つの爪でピストンリングを挟持し収縮させれば、リング溝からのピストンリングのはみ出しがなく、確実にピストンリングをリング溝内に収縮させることができる。また、ピストンの外周面と対向する爪の面をテーパ形状とすれば、ピストン挿入の際のピストンリングと爪との摩擦抵抗が減少し円滑に挿入作業を行うことができる。
また、一対のアームを支点部で弾性部材により上方向に付勢されると共に、上下方向にスライドするようにすれば、爪をシリンダとピストンの隙間に挿入した後にシリンダを押し下げることにより、ピストンリング収縮後のシリンダへのピストン挿入作業を円滑に行うことができる。
本発明に係るピストン挿入アシスト治具の平面図 本発明に係るピストン挿入アシスト治具の側面図 押圧部の説明図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は断面図 作用説明図 作用説明図 作用説明図 作用説明図
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本発明に係るピストン挿入アシスト治具は、図1及び図2に示すように、ピストン1を載置して位置決めする位置決めブロック2と、この位置決めブロック2に立設する支点部3と、この支点部3を中心に開閉してピストン1の外周面1aと対向する一対のアーム4,5と、これらのアーム4,5にフローティング機構6を介して回動自在に装着されピストンリング7を挟持し収縮させる複数の押圧部8と、これらの押圧部8のピストンリング7に対する収縮位置を保持するロック機構9を備える。
位置決めブロック2には、3つのピストン受け台2a,2b,2cが着脱自在に設けられている。これらのピストン受け台2a,2b,2cを用いてピストン1を所定の姿勢になるよう3点支持すると、ピストン1はシリンダへの挿入作業にとって所望な位置に位置決めされる。これらのピストン受け台2a,2b,2cは、ピストンの機種に対応して用意されている。
支点部3は、本治具のほぼ中心に位置し、位置決めブロック2に立設する支持柱10と、この支持柱10を嵌挿して上下方向に摺動自在なスライド部材11と、このスライド部材11と位置決めブロック2との間に縮装されたスプリング12と、スライド部材11の位置を調整する固定ブロック13と、固定ブロック13がスペーサ14を介して当接するストッパ15などからなる。固定ブロック13とストッパ15の間に挿入されるスペーサ14の種類により、ピストン1の各機種に対応するようピストン把持位置を変更することができる。
スライド部材11には、後述する一対のアーム4,5が取り付けられている。スライド部材11はスプリング12により上方向に付勢され、支持柱10の上端側に位置している。スライド部材11が固定ブロック13とスペーサ14を介してストッパ15に当接することでアーム4,5による作業位置が確保される。支点部3におけるアーム4,5の上下方向のストロークは、ピストン1のシリンダに対する挿入ストローク以上に設定されている。
一対のアーム4,5は、略はさみのような形状をなし、閉状態でアーム4,5の前半部4a,5aがピストン1の外周面1aとほぼ等距離で対向するように略円弧形状に形成されている。アーム4の前半部4aには、2つの押圧部8が夫々フローティング機構6を介して水平方向に回動自在に取り付けられている。2つの押圧部8は、夫々ワンタッチでアーム4の前半部4aに装着することができる。
また、アーム5の前半部5aにも、2つの押圧部8が夫々フローティング機構6を介して水平方向に回動自在に取り付けられている。2つの押圧部8は、夫々ワンタッチでアーム5の前半部5aに装着することができる。これら4つの押圧部8は、アーム4,5が閉状態の時にほぼ等間隔になるよう配置されている。
また、作業者が把持するアーム4,5の後半部4b,5bには、ギヤ式のロック機構9が設けられている。ロック機構9は、アーム4の後半部4bでスライド部材11近傍に一端を回動自在に取り付けたラック部材20と、このラック部材20と噛合するアーム5の後半部5bに設けたギヤ21と、このギヤ21にラック部材20を所定の圧力で押し付けるスプリング22などからなる。スプリング22はラック部材20の一端近傍とアーム4の後半部4bとを連結するように設けられている。
押圧部8は、図3(a),(b)に示すように、複数のピストンリング7を収縮させるためにピストン1の外周面1aに倣う面25aを形成した一対の爪25,25を有している。また、ピストン1とシリンダの隙間に挿入される爪25の上端25bは、図3(c)に示すように、シリンダのスカート部の形状にも倣う面25cを形成している。爪25の上端25aの厚さDは、爪25がシリンダ1とピストンの隙間に円滑に挿入できるよう例えば、0.5mm以内としている。
更に、爪25には、上端25bから下端25dに行くに従ってピストン1との間隙が大きくなるテーパ形状26が形成されている。テーパ形状26としては、例えば角度θが約5°程度である。また、軽量化のため押圧部8以外をアルミニュム製としている。
以上のように構成された本発明に係るピストン挿入アシスト治具の作用について説明する。先ず、アーム4,5を開状態にし、図4に示すように、複数のピストンリング7を装着したピストン1を位置決めブロック2に所定の姿勢になるようピストン受け台2a,2b,2cに載置する。すると、ピストン1は所望な位置に位置決めされる。なお、図4ではアーム4,5などの記載を省略している。
次いで、アーム4,5の後半部4b,5bを操作してアーム4,5を閉状態にし、図5に示すように、8つの爪25でリング溝7aに装着されたピストンリング7をリング溝7a内に収縮させる。8つの爪25でピストンリング7を収縮するので、特に一番上のピストンリング7はリング溝7aからはみ出すことなく収縮状態になる。
その状態は、ロック機構9により保持される。ここで、ロック機構9は、アーム4,5を閉じる方向にはロック機能が作用しないが、アーム4,5を開く方向にはロック機能が作用するので、アーム4,5によるピストンリング7の収縮状態を保持することができる。
次いで、図6に示すように、8つの爪25の上端25bがシリンダ30に内接するようピストン1にシリンダ30を載置する。そして、スプリング22の収縮力に抗してラック部材20をギヤ21から離し、ロック機構9のロック状態を解除する。更に、シリンダ30全体を垂直方向に押し下げる。
すると、位置決めブロック2で支持されているピストン1は、シリンダ30を押し下げても動くことなくその位置が保持されるが、シリンダ30を垂直方向に押し下げることにより、アーム4,5は支点部3に設けたスプリング11の弾発力に抗してシリンダ30を押し下げた分だけ降下する。
そして、爪25に形成されたテーパ形状26により、挿入に際してのピストンリング7と爪25との間で生じる摩擦抵抗が低めに抑えられ、図7に示すように、ピストンリング7を装着したピストン1が8つの爪25の拘束から解放されてシリンダ30に円滑に挿入される。
本発明によれば、簡易に構成することができると共に複数機種に対応でき、シリンダへのピストン挿入作業の習熟期間の短縮及び作業性の向上による工数低減に貢献することができる。また、挿入作業に柔軟性を持たせることにより使い勝手が向上し、シリンダへのピストン挿入の品質を安定化させることができる。
1…ピストン、1a…外周面、2…位置決めブロック、2a,2b,2c…ピストン受け台、3…支点部、4,5…アーム、6…フローティング機構、7…ピストンリング、7a…リング溝、8…押圧部、9…ロック機構、10…支持柱、11…スライド部材、12…スプリング、13…固定ブロック、20…ラック部材、21…ギヤ、22…スプリング、25…爪、25b…上端、25d…下端、26…テーパ形状、30…シリンダ。

Claims (3)

  1. ピストンリングを装着したピストンをシリンダに挿入する治具であって、ピストンを載置して位置決めする位置決めブロックと、この位置決めブロックに立設する支点部と、この支点部を中心に開閉してピストンの外周面と対向する一対のアームと、これらのアームにフローティング機構を介して回動自在に装着されピストンリングを挟持し収縮させる複数の押圧部と、これらの押圧部のピストンリングに対する収縮位置を保持するロック機構を備えることを特徴とするピストン挿入アシスト治具。
  2. 請求項1記載のピストン挿入アシスト治具において、前記押圧部はピストンに装着した複数のピストンリングを挟持し収縮させた状態でほぼ等間隔になるよう前記アームに4個配置され、これらの押圧部にはピストンの外周面に倣うと共にピストンの外周面と対向するテーパ形状を施した一対の爪が設けられ、これら8つの爪をシリンダとピストンの隙間に挿入することを特徴とするピストン挿入アシスト治具。
  3. 請求項1又は2記載のピストン挿入アシスト治具において、前記一対のアームは前記支点部で弾性部材により上方向に付勢されると共に、上下方向にスライドすることを特徴とするピストン挿入アシスト治具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109570943A (zh) * 2018-12-07 2019-04-05 厦门凯立五金企业有限公司 一种用于开口环与座体组装的制具及装配方法
CN111390523A (zh) * 2020-04-21 2020-07-10 安庆安帝技益精机有限公司 活塞上部环分料、组装装置
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