JP2010207457A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジケータの塗工むらが生じ難く、バックシートに欠陥が生じていない吸収性物品の製造方法を提供する。
【解決手段】接触型の塗工機で長尺液不透過性シートの塗工領域にインジケータを塗工して長尺バックシートを得、塗工領域に生じた欠陥を検知器で検知し、検知信号を発信する第一工程と、長尺バックシート上に、その長手方向に所定の間隔で複数の吸収体を配置し、吸収体の、長尺バックシートが配置されている面とは反対側の面の上に長尺トップシートを配置することを含む第二工程と、長尺バックシートと長尺トップシートを相互に固定して吸収性物品連続体を得る第三工程と、吸収性物品連続体を、隣り合う吸収体どうしの間で切断して、欠陥を有する不良製品及び欠陥を有しない吸収性物品を得る第四工程と、検知信号に基づき、不良製品を排除して吸収性物品を選別する第五工程と、を備える吸収性物品の製造方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、吸収性物品の製造方法に関し、更に詳しくは、インジケータの塗工むらが生じ難く、インジケータとしての機能が十分に発揮され、バックシートに穴などの欠陥が生じていない吸収性物品の製造方法に関する。
従来、使い捨ておむつや尿パットなどの吸収性物品は、吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートと、を備えているものが知られている。
このような吸収性物品は、トップシートが着用者の肌と接するように使用され、排泄物はトップシートの液透過性部分を透過して吸収体に吸収・保持される。そして、吸収体の裏面側に配置された液不透過性のバックシートによって、排泄物が外部に漏洩することが防止されている。
そして、上記吸収性物品には、尿や便などの排泄物、特に液体状の排泄物があったときに、この排泄物に接触すると変色する着色剤(ホットメルト接着剤)を含有したインジケータがバックシートの内面に塗工されることがあった。このインジケータが塗工されていると、その変色を外部から視認することによって、排泄があったことを確認することができる(特許文献1,2参照)。
このような吸収性物品を製造する際に、インジケータを塗工するための塗工機(インジケータ塗工用コーター)としては、スロットコーターなどの接触式コーター(接触型の塗工機)や、スプレーコーター、カーテンコーター、スパイラルコーターなどの非接触式コーター(例えば、特許文献3参照)が用いられている。
実公平1−11682号公報 特開2005−27884号公報 特開2007−167181号公報
ここで、接触式コーターは、このコーターがバックシート(長尺バックシート)に接触しながらインジケータを塗工することに起因して、インジケータの塗工時にバックシート(長尺バックシート)に穴が開いてしまうなどの製品不良(欠陥)を生じる場合があった。例えば、バックシートとコーターヘッドとの間にホットメルト接着剤の塊などの異物が入り込んでバックシートが損傷することがあり、場合によってはコーターヘッドの予期しない温度上昇により、バックシートが熱ダメージを受けることに起因してバックシートが損傷することがあった。このような製品不良を回避するため、特許文献3に記載の製造方法のように、非接触式コーターが用いられている。
しかしながら、非接触式コーターは、接触式コーターに比べて、インジケータの塗工むらを生じ易く、塗工むらが生じると、インジケータとしての機能が十分に発揮されないという問題があった。
そのため、インジケータの塗工むらが生じ難く、インジケータとしての機能が十分に発揮され、バックシートに欠陥が生じていない吸収性物品の製造方法の開発が切望されていた。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、インジケータの塗工むらが生じ難く、インジケータとしての機能が十分に発揮され、バックシートに欠陥が生じていない吸収性物品の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、以下に示す吸収性物品の製造方法が提供される。
[1]接触型の塗工機を用いて長尺液不透過性シートの塗工領域にインジケータを塗工して長尺バックシートを得るとともに、前記塗工領域に生じた欠陥を検知器で検知し、検知信号を発信する第一工程と、前記長尺バックシート上に、前記長尺バックシートの長手方向に所定の間隔で複数の吸収体を配置するとともに、前記吸収体の、前記長尺バックシートが配置されている面とは反対側の面の上に長尺トップシートを配置することを含む第二工程と、前記長尺バックシートと前記長尺トップシートを相互に固定して吸収性物品連続体を得る第三工程と、得られた前記吸収性物品連続体を、隣り合う前記吸収体どうしの間で切断して、前記欠陥を有する不良製品及び前記欠陥を有しない吸収性物品を得る第四工程と、前記検知信号に基づき、前記不良製品を排除して前記吸収性物品を選別する第五工程と、を備える吸収性物品の製造方法。
[2]前記検知器が、イメージセンサを備えるものである前記[1]に記載の吸収性物品の製造方法。
[3]前記塗工機が、スロットコーターである前記[1]または[2]に記載の吸収性物品の製造方法。
[4]前記検知信号を振分機で受信し、前記振分機によって、前記不良製品を排除して前記吸収性物品を選別する前記[1]〜[3]のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法。
本発明の吸収性物品の製造方法は、インジケータの塗工むらが生じ難く、インジケータとしての機能が十分に発揮され、バックシートに欠陥が生じていない吸収性物品を製造することができるという効果を奏するものである。
本発明の吸収性物品の製造方法の一の実施形態で製造した吸収性物品を示す斜視図である。 図1に示す吸収性物品を展開し、一部を透視した平面図である。 図2のA−A’断面を示す断面図である。 本発明の吸収性物品の製造方法の別の実施形態で製造した吸収性物品の一部を透視した平面図である。 本発明の吸収性物品の製造方法の一実施形態に用いる製造設備を示す模式図である。 本発明の吸収性物品の製造方法の一実施形態の一工程を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に属することが理解されるべきである。
[1]吸収性物品の製造方法:
本発明の吸収性物品の製造方法の一実施形態は、接触型の塗工機を用いて長尺液不透過性シートの塗工領域にインジケータを塗工して長尺バックシートを得るとともに、塗工領域に生じた欠陥を検知器で検知し、検知信号を発信する第一工程と、長尺バックシート上に、長尺バックシートの長手方向に所定の間隔で複数の吸収体を配置するとともに、吸収体の、長尺バックシートが配置されている面とは反対側の面の上に長尺トップシートを配置することを含む第二工程と、長尺バックシートと長尺トップシートを相互に固定して吸収性物品連続体を得る第三工程と、得られた吸収性物品連続体を、隣り合う吸収体どうしの間で切断して、欠陥を有する不良製品及び欠陥を有しない吸収性物品を得る第四工程と、検知信号に基づき、不良製品を排除して吸収性物品を選別する第五工程と、を備える方法である。
このような工程を備えることによって、インジケータの塗工むらが生じ難く、インジケータとしての機能が十分に発揮され、バックシートに欠陥が生じていない吸収性物品を製造することができる。
ここで、吸収性物品としては、具体的には、パンツ型使い捨ておむつ、テープ型使い捨ておむつ、尿パッド等を挙げることができ、吸収性物品は、これらを広く包含するものである。
パンツ型使い捨ておむつは、例えば、図1に示す使い捨ておむつ100のように、着用前に予めパンツ型に構成された使い捨ておむつのことであり、図1に示すパンツ型使い捨ておむつ100は、前身頃2と後身頃6の対応する側縁部2a,6a(2b,6b)どうしを接着すること(接合部8を形成すること)によって、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12(12a,12b)が形成されている。
また、テープ型使い捨ておむつは、図4に示すテープ型使い捨ておむつ200のように、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部から構成されるとともに、図示しない吸収体と、図示しないトップシートと、バックシート20とを備え、後身頃6の左右の各側縁6a,6bから延出するように配置された、前身頃2と後身頃6とを固定するための止着テープ11を更に備えた使い捨ておむつのことである。図4は、構成部材の一部を透明にして、インジケータ15、及び、接着剤25が見える状態にして示す平面図である。
なお、本明細書において「前身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分、「股下部」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の股下を覆う部分、「後身頃」とは、着用者におむつを装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分を意味する。図1〜図6において、共通の構成要素には同一の符号を付してある。
尿パッドは、インナーパッド、補助パッドとも称され、専ら尿吸収を目的とする吸収パッドである。この尿パッドは、下着の内面や使い捨ておむつのトップシートの表面に載置した状態で用いられる。尿パッドは、使い捨ておむつと同様に、吸収体と、吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートとを備えるが、着用者の腰周りを被包する部分を持たない小型のパッド状に構成されることが一般的である。
図1は、本発明の吸収性物品の製造方法の一の実施形態で製造した使い捨ておむつ100(吸収性物品)を示す斜視図であり、図1に示す使い捨ておむつ100には、その股下部4にインジケータ15が塗工されている。このインジケータ15は、尿と接すると、変色する(例えば、黄色から青色に変わる)ため、インジケータ15が変色したことを契機として排尿があったことを認識することができる。図2は、図1に示す使い捨ておむつ100を展開し、一部(インジケータ15、及び、吸収体22とバックシートを接着する接着剤25)を透視した平面図である。図2に示すように、使い捨ておむつ100には、インジケータ15が、股下部4に、おむつの長手方向に沿って相互に並行に3箇所塗工されている。図3は、図2のA−A’断面を示す断面図であり、図3に示すように、バックシート20の表面(吸収体22側の面)にインジケータ15が塗工されている。
図5は、本発明の吸収性物品の製造方法の一実施形態に用いる製造設備300を示す模式図である。図5に示す製造設備300は、長尺液不透過性シート51aを供給する第一供給機51と、この第一供給機51によって供給された長尺液不透過性シート51aの塗工領域にインジケータを塗工する接触型の塗工機52と、この塗工機52によって塗工領域にインジケータが塗工された長尺液不透過性シート(長尺バックシート112)の一方の面に接着剤を塗工する接着剤塗工機53と、長尺バックシート112の欠陥を検知する検知器55と、この長尺バックシート112上に吸収体22を供給する第二供給機(図示せず)と、吸収体22上に長尺トップシート118を供給する第三供給機56と、長尺バックシート112、吸収体22、及び長尺トップシート118からなる長尺積層体61を形成し、長尺バックシート112及び長尺トップシート118を相互に固定して吸収性物品連続体62を得る接着ロール57と、吸収性物品連続体62を、隣り合う吸収体22,22の間で切断する切断機58と、吸収性物品連続体を切断して得られた選別前品63のうち不良製品を排除して吸収性物品65を選別する揺動コンベア59と、を備えるものである。
[1−1]第一工程:
第一工程は、接触型の塗工機を用いて長尺液不透過性シートの塗工領域にインジケータを塗工して長尺バックシートを得るとともに、塗工領域に生じた欠陥を検知器で検知し、検知信号を発信する工程である。
接触型の塗工機は、非接触型の塗工機に比べ、塗工むらを生じ難く、しかも塗工エッジを鮮明に塗工することができるという利点を有しているため、インジケータの塗工に適している。接触型の塗工機としては、従来公知のものを用いることができるが、例えば、スロットコーターを挙げることができる。
長尺液不透過性シートは、液不透過性材料からなるシート状のものであり、液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を挙げることができる。これらの中でも、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するため、おむつ内部の蒸れを防止することができるという利点がある。
また、長尺液不透過性シートとしては、インジケータの変色を視認し易くするため、透明度の高いものを用いることが好ましい。例えば、JIS K7361−1に準拠して測定される全光線透過率が40%以上のものを用いることが好ましい。
長尺液不透過性シートの塗工領域は、尿と接触し得る領域である限り特に制限はないが、股下部に相当する領域を含む領域であることが好ましい。また、上記塗工領域は、長尺液不透過性シートの表面(着用者の肌に近い側の面)の領域である。即ち、インジケータは、長尺液不透過性シートの表面に形成されていればよい。
インジケータは、尿との接触により変色する薬剤である。変色の機構は、特に制限されるものではなく、水分に反応するものであってもよいし、pHの変化に反応するものであってもよい。なお、変色とは、一の有色から他の有色に変わることのほか、発色(無色から有色に変わる)及び消色(有色から無色に変わる)も含む概念である。
インジケータとしては、前記のような機構により変色する指示薬(例えば、ブロモフェノールブルー等のpH感応成分)を含む組成物を用いることができる。本発明においては、上記組成物を自ら調製してもよいし、市販の組成物を用いてもよい。
市販の組成物としては、水分や尿と接触して変色する油溶性インキ、水溶性インキ、ホットメルト接着剤等を挙げることができる。例えば、ホットメルト接着剤としては、商品名「H9325」(ボスティック・ニッタ社製)などを用いることができる。このホットメルト接着剤は、pH感応成分、粘着付与樹脂、可塑剤、ポリエチレングリコール等の水溶性ポリマー等の組成物であり、尿と接触してpHが上昇すると、黄色から青色に変色する。本発明においても、このホットメルト接着剤を好適に用いることができる。
インジケータの塗工態様は、特に限定されないが、例えば、帯状、筋状、面状などの形態を適宜選択することができる。例えば、図2に示す使い捨ておむつ100は、帯状のインジケータ15を、おむつの長手方向に沿って相互に並行に3箇所塗工した例である。
また、インジケータの塗布量は、適宜選択することができるが、10〜100g/mであることが好ましく、20〜60g/mであることが特に好ましい。上記塗工量が10g/m未満であると、排尿があったことを確認し難くなるおそれがある。一方、100g/m超であると、インジケータが変色したときに、その色成分が吸収体中に溶け出すことに起因して吸収体の外観が損われたり、場合によっては上記色成分が着用者の肌に付着するおそれがある。
また、インジケータの塗工温度は、インジケータの組成に応じて適宜設定される。例えば、上述の商品名「H9325」(ボスティック・ニッタ社製)のホットメルト接着剤をインジケータとして用いたときには、その塗工温度は、80〜110℃の範囲に設定されることが好ましく、90〜100℃の範囲に設定されることが更に好ましい。塗工温度80℃未満では、塗工むらが生じ易くなるおそれがあり、塗工温度110℃を超えると、長尺液不透過性シートが過大な熱ダメージを受けるおそれがある。
検知器は、塗工領域に生じた欠陥を検知し、検知信号を発信するものであれば特に制限はなく、例えば、イメージセンサを備えるものや、光透過型センサまたは光反射型センサ等の光学式センサを備えるものなどを挙げることができる。これらの中でも、塗工領域に生じた欠陥を検知できるだけでなく、これに加えてインジケータの塗工位置も同時に検知できるという利点があるため、イメージセンサを備えるものであることが好ましい。ここで、本明細書において「欠陥」とは、接触型の塗工機を用いることに起因して、即ち、長尺液不透過性シートと塗工機が接触することに起因して長尺バックシートに生じた不具合を意味し、例えば、裂け目や穴などのことである。
例えば、図5は、イメージセンサ55aと、このイメージセンサ55aに対向する位置に配置された光源55bと、を備える検知器55を示している例である。このような検知器55は、欠陥が生じている場合、欠陥部分から光源55bの光が漏れるため、容易に欠陥の有無を検知することができる。
図6は、図5に示す製造設備300の一部を拡大して示す斜視図であり、イメージセンサ55aを備える検知器55によって長尺バックシート112を検査している例を示している。図6に示すように、長尺バックシート112に穴70(欠陥)が生じていた場合、検知器55は、この穴70を検知して、検知信号を発信する。そして、この検知信号を揺動コンベア59が受信すると、揺動コンベア59は、上記検知信号に基づいて図5に示す矢印Y方向(下向き)に揺動し、この穴70が形成されているバックシートを備える選別前品63(不良製品)を排除する。なお、符号Xは、長尺バックシート112の進行方向を示している。
イメージセンサ55aとしては、長尺バックシート112のおむつ1枚分の大きさを撮像範囲とするイメージセンサを用い、その撮像データに基づいて長尺バックシート112を検査するようにしてもよく、これに限らず、長尺バックシート112のおむつ1枚分の範囲の一部分を検査するようにしてもよい。具体的には、バックシート縦方向の一部分を撮像範囲とするイメージセンサを用い、長尺バックシート112のおむつ1枚分の範囲をバックシート縦方向に複数に分割撮像するようにしてもよい。より具体的には、イメージセンサ55aにより、長尺バックシート112のおむつ1枚分の範囲をバックシート縦方向に腹部(前身頃)、股下部、背部(後身頃)の3領域に分割して撮像し、各撮像データに基づいて長尺バックシート112を検査するようにしてもよい。この場合には、イメージセンサ55aとして、コンパクトなイメージセンサを用いることができ、設備の小型化を図ることができる。
なお、図5に示すように、検知器と接触型の塗工機の間には、接着剤塗工機が配置することができ、上記接着剤塗工機によって、長尺バックシートや吸収体などの構成部材を互いに接着する接着剤を塗工することができる。この接着剤塗工機としては、インジケータの塗工面が損傷しないように、スプレーコーター、カーテンコーター、スパイラルコーターなどの非接触式コーターを好適に用いることができる。
接着剤としては、通常、使い捨ておむつの分野では、ホットメルト接着剤が用いられることが多く、本発明においてもホットメルト接着剤を好適に用いることができる。ホットメルト接着剤としては、例えば、ゴム系、オレフィン系、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)系、アクリル系等のものを挙げることができる。
接着剤の塗工態様は、インジケータと同様に、例えば、帯状、筋状、面状などの形態を適宜選択することができる。例えば、図3は、バックシート20と吸収体22を接着する帯状の接着剤25が、バックシート20の表面(吸収体22側の面)に、おむつの長手方向に沿って相互に並行に4箇所塗工されている例を示している。
また、接着剤の塗布量は、所望の接着強度等に応じて適宜設定することができ、好ましくは0.5〜40g/mである。
[1−2]第二工程:
第二工程は、長尺バックシート上に、長尺バックシートの長手方向に所定の間隔で複数の吸収体を配置するとともに、吸収体の、長尺バックシートが配置されている面とは反対側の面の上に長尺トップシートを配置することを含む工程である。
[1−2−1]吸収体:
吸収体は、長尺バックシート上に、長尺バックシートの長手方向に所定の間隔で複数配置されるものであり、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。吸収体は、着用者の尿や体液を吸収し保持するものであり、吸収性材料によって構成される。
吸収体を構成する吸収性材料としては、使い捨ておむつに通常使用される従来公知の吸収性材料、例えば、フラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す)、親水性シート等を挙げることができる。フラッフパルプとしては、木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものを用いることが好ましく、SAPとしては、ポリアクリル酸ナトリウムを用いることが好ましく、親水性シートとしては、ティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布を用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層または複層のマット状として用いられる。この際、上記吸収性材料のうち1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部程度のSAPを併用したものが好ましい。SAPはフラッフパルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層のフラッフパルプの層間に層状に配置されていてもよい。
吸収体は、トップシートとバックシートの間の少なくとも一部に介装されることが好ましい。より具体的には、吸収体は少なくとも股下部に介装され、この吸収体が前身頃や後身頃にまで及んでいてもよい。吸収体の周縁部には、トップシートとバックシートの間に吸収体が介装されていないフラップ部が形成される。
吸収体は、その全体が親水性シートによって包み込まれていることが好ましい。このような親水性シートを備えると、吸収体からSAPが漏洩することを防止し、吸収体に形状安定性を付与することができるという利点がある。
図3に示す使い捨ておむつ100は、吸収体22が2枚の親水性シート34(上ティシュペーパー34a、下ティシュペーパー34b)によって包み込まれている例を示している。
吸収体の形状については、特に制限はないが、従来の使い捨ておむつにおいて使用される形状、例えば、矩形状、砂時計型、ひょうたん型、T字型等を挙げることができる。
[1−2−2]長尺トップシート:
長尺トップシートは、吸収体の、長尺バックシートが配置されている面とは反対側の面の上に配置するものであり、トップシートを構成するためのシートである。
トップシートは、吸収体の表面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、その少なくとも一部(全部ないし一部)が、着用者の尿や体液を透過させ得る液透過性材料により構成され、通常、吸収体の表面近傍は、液透過性材料によって構成されている。このようにトップシートは、少なくとも一部が液透過性材料により構成されていればよく、トップシート全体が液透過性材料で構成されている必要はない。
トップシートを構成する液透過性材料としては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。これらの中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン(登録商標)等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。不織布の種類は、特に制限はなく、例えば、エアースルー(カード熱風)、カードエンボス、スパンボンド等の各種製法によって製造された従来公知の不織布を好適に用いることができる。
トップシートは単一のシート材によって構成されていてもよいが、複数のシート材によって構成されていてもよい。また、おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面には、液透過性材料により構成されたトップシート(センターシート)が配置され、サイドフラップの部分には、更に別のシート(サイドシート)が配置されていてもよい。
[1−2−3]その他の構成部材:
本工程においては、上記吸収体及び長尺トップシート以外に、吸収性物品を構成するためのその他の構成部材を配置することができる。例えば、セカンドシートの材料である長尺セカンドシートを配置することができる。セカンドシートは、吸収体の表面側に(例えば、吸収体とトップシートとの間に)配置され、尿や体液等の液体を拡散させるためのシートである。このセカンドシートを備えることによって、着用者の姿勢等に起因して、トップシート裏面側の空間が十分に形成されないような場合でも、尿や体液等の吸収速度が低下し難く、吸収速度の低下による尿や体液等の漏れを防止することが可能となる。
セカンドシートを構成する材料としては、親水性で液透過性の材料、例えば、織布、不織布、多孔性プラスチック、フラッフパルプ等を挙げることができる。これらの構成素材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、パルプ、或いはこれらの複合繊維等を挙げることができる。パルプとしては、カーリーセルロースファイバー等のけん縮繊維を好適に用いることができる。
また、脚周り伸縮材、ウエスト周り伸縮材、腹周り伸縮材などの各種伸縮材を配置することができる。これらの各種伸縮材を配置することによって、例えば、レグギャザーなどを形成することができ、使い捨ておむつを製造することができる。
脚周り伸縮材は、脚周り開口部に沿って配置される伸縮材である。この脚周り伸縮材を配置することによって、脚周り開口部に伸縮性に富むギャザー(レグギャザー)を形成することができる。レグギャザーを形成すると、脚周りに隙間が形成され難くなり、脚周り開口部からの尿漏れを効果的に防止することができる。また、脚周り伸縮材を配置する(レグギャザーを形成する)と、おむつを交換する際に吸収体の両側で脚周り伸縮材が収縮するため、股下部近傍が椀状に変形し、凹部が形成される。そして、おむつの交換に際して、尿や体液がその凹部に溜まるため、尿や体液がこぼれ難くなるという利点がある。
例えば、図1に示すパンツ型使い捨ておむつ100は、おむつの脚周り開口部12のカーブに沿って曲線的に脚周り伸縮材40を配置してレグギャザーを形成した例である。また、図4に示すテープ型使い捨ておむつ200は、おむつの長手方向に沿って、直線的に二本の脚周り伸縮材40を配置してレグギャザーを形成した例である。この脚周り伸縮材40は、糸ゴムや平ゴムによって構成することができる。
脚周り伸縮材は、立体ギャザーの起立線より外側の部分に配置することが好ましい。このように配置すると、立体ギャザーの十分な防漏効果を確保しつつ、股下部の装用感・装着感を向上させることができる。
なお、図4に示す使い捨ておむつ200は、脚周り伸縮材40の形状、配置位置、配置数等を左右対称とした例であるが、左右非対称であってもよい。また、図4に示す使い捨ておむつ200は、脚周り伸縮材40を、おむつの片側に三本配置した例を示しているが、一本または二本配置してもよいし、四本以上配置してもよい。また、複数本の脚周り伸縮材を用いる場合、太さや伸張率等は目的に応じて適宜設定することができ、同じものを用いてもよいし、異なるものを用いてもよい。
ウエスト周り伸縮材は、ウエスト周り開口部に沿って配置される伸縮材である。ウエスト周り伸縮材を配置することによって、ウエスト開口部に伸縮性に富むギャザー(ウエストギャザー)を形成することができる。このウエストギャザーによって、ウエスト周りに隙間が形成され難くなり、ウエスト周りからの尿漏れを防止することができる。また、おむつのフィット性が良好となり、おむつのずり下がりを防止することができる。
図1に示す使い捨ておむつ100は、おむつの前身頃2と後身頃6の端縁(ウエスト周り開口部10)に沿ってウエスト周り伸縮材42を配置した例である。このウエスト周り伸縮材42としては、糸ゴムなどを用いることができる。なお、ウエスト周り伸縮材42は、図1に示すように、後身頃6(背側)と前身頃2(腹側)の両方に配置してもよいし、後身頃のみ、または、前身頃のみに配置してもよい。
腹周り伸縮材は、ウエスト周り開口部と脚周り開口部との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に配置される伸縮材である。腹周り伸縮材を配置することによって、着用者の腹周りに伸縮性に富むタミーギャザーを形成することができる。このタミーギャザーは、ウエストギャザーと相俟って、おむつのフィット性やずり下がり防止効果を一層優れたものとすることができる。
図1は、ウエスト周り開口部10と脚周り開口部12(12a,12b)との間の部分(即ち、着用者の腹周りに相当する部分)に、着用者の腹周りを取り囲むように複数本の腹周り伸縮材43を配置した例である。
これらの伸縮材は、ギャザーの収縮の程度等を勘案した上で、構成材料、その材料の伸長率、固定時の伸長状態等を適宜設定することができる。
伸縮材としては、従来の使い捨ておむつにおいて使用されてきた伸縮材を好適に用いることができる。具体的には、天然ゴムや合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性材からなる糸ゴム、平ゴムのほか、伸縮性ネット、伸縮性フィルム、伸縮性フォーム(ウレタンフォーム等)等を挙げることができる。
伸縮材は、十分な伸縮力を作用させるため、伸長状態で固定することが好ましい。例えば、伸縮材が天然ゴムや合成ゴムである場合には、120〜400%の伸長状態で固定することが好ましく、200〜300%の伸長状態で固定することがより好ましい。このような範囲の伸長状態で固定することにより、着用者に対して過度の締め付け力を作用させることなく、十分な伸縮力を作用させることが可能となる。
上記伸縮材は、おむつの他の構成部材に対して、接着剤などによって固定することができる。固定方法としては、具体的には、上述したホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた方法や、ヒートシールなどの、熱や超音波等による方法を挙げることができる。
[1−3]第三工程:
第三工程は、長尺バックシートと長尺トップシートを相互に固定して吸収性物品連続体を得る工程である。
長尺バックシートと長尺トップシートの固定方法は、従来公知の方法を採用することができる。例えば、ホットメルト接着剤その他の流動性の高い接着剤を、上述した接着剤塗工機を用いて塗工し、この接着剤によって固定する方法や、ヒートシールなどの、熱や超音波等による方法を挙げることができる。
[1−4]第四工程:
第四工程は、得られた吸収性物品連続体を、隣り合う吸収体どうしの間で切断して、欠陥を有する不良製品及び欠陥を有しない吸収性物品を得る工程である。
図5は、吸収性物品連続体62を、切断機58によって、隣り合う吸収体22,22の間で切断して選別前品63を得た例を示している。
吸収性物品連続体は、隣り合う吸収体どうしの間で切断することに加えて、おむつの脚周り開口部に相当する部分を切り抜いて切除してもよい。即ち、吸収性物品連続体の所定の部分を切除することによって使い捨ておむつの脚周り開口部を形成することができる。
具体的には、吸収性物品連続体の短手方向中央部分を円形状に切り抜いて切除することができる(第一の態様)。また、吸収性物品連続体の短手方向両端部を円弧状に切り抜いて切除(Rカット)することもできる(第二の態様)。第一の態様は、主としてパンツ型使い捨ておむつを製造する場合に用いられる方法であり、第二の態様は、主としてテープ型使い捨ておむつを製造する場合に用いられる方法である。
また、吸収性物品連続体を隣り合う吸収体どうしの間で切断する前または切断した後に、後身頃の左右の各側縁から延出するように、前身頃と後身頃とを固定するための止着テープを配置してもよい。この止着テープは、テープ型使い捨ておむつを製造する場合に用いられるものである。
止着テープのファスニング部材としては、粘着剤により固定を行う粘着ファスナーであってもよいが、機械的な結合により固定を行うメカニカルファスナー(面状ファスナー)を用いることが好ましい。メカニカルファスナーは、止着力が高いことに加え、複数回の脱着を行っても止着力が低下し難いという利点がある。
例えば、図4に示す使い捨ておむつ200は、ファスニング部材として、メカニカルファスナー44を採用した止着テープ11を備えている例である。止着テープ11の先端近傍には、フック材44aが付設されている。そして、前身頃2には、フック材44aと係合可能なループ材44bからなるフロントパッチ13が付設されており、フロントパッチ13に対して、止着テープ11(フック材44a)を止め付けることができる。
止着テープの数は特に限定されないが、後身頃の左右の各側縁に、止着テープが2個ずつ配置されていることが好ましい。例えば、図4に示す使い捨ておむつ200は、後身頃6の左右の各側縁部6a,6bに、止着テープ11が2個ずつ配置されたものである。このように、止着テープが2個ずつ配置された使い捨ておむつは、1個ずつ配置されたものと比較して、着用者の体型、具体的には、ウエスト周り、脚周りの寸法に合わせてテープ位置、締め付け具合を調節することができるという利点がある。
[1−5]第五工程:
第五工程は、検知信号に基づき、不良製品を排除して吸収性物品を選別する工程である。
本工程においては、検知信号を振分機で受信し、この振分機によって、不良製品を排除して吸収性物品を選別することが好ましい。このような振分機を用いることによって、製造設備を停止させることなく、不良製品を排除して吸収性物品を選別できるので、生産性が向上する。
振分機としては、例えば、製品搬送路を切り換えて不良製品を排除する揺動コンベア、エアを吹き付けて不良製品を製品搬送路から排除するコンプレッサーなどを挙げることができる。図5は、揺動コンベア59を備えた製造設備300を示す例である。揺動コンベア59は、検知器55に接続されており、検知器55から発信された検知信号を受信し、受信した検知信号に基づき、例えば、矢印Y方向(下向き)に揺動する。このようにして不良製品を排除して吸収性物品65を選別することができる。
なお、2ピースタイプのパンツ型使い捨ておむつ(例えば、図3に示すパンツ型使い捨ておむつ)を製造する場合には、本工程によって選別した吸収性物、具体的には、立体ギャザーを形成していない吸収性物品に、立体ギャザーを形成する工程、及び、外装部材に上記立体ギャザーを形成した吸収性物品を固定する工程を更に行うことができる。立体ギャザーを形成するためには、まず、吸収性物品の両側縁に一対の撥水性シート(図3中、符号32(32a,32b)で示す)を配置し、撥水性シートの一方の端部を上記吸収性物品に固定させる。その後、撥水性シートの他方の端部を折り返し、その折り返し部分に、各々二本の立体ギャザー伸縮材(図3中、符号36(36a,36b)で示す)を挟み込んだ状態で貼り合わせる。このようにして、吸収性物品に、図3に示すような立体ギャザー26(26a,26b)を形成することができる。
外装部材としては、図3に示すように、2枚の不織布シート(アッパーシート16a,ライナーシート16b)からなる外装部材16を用いることができる。そして、この外装部材16の股下部近傍に、立体ギャザー26a,26bを有する上記吸収性物品を配置し、固定する。上記吸収性物品を固定する方法は、上述したホットメルト接着剤、その他の流動性の高い接着剤を用いた方法や、ヒートシールなどの、熱や超音波等による方法を挙げることができる。
そして、立体ギャザーを形成し、この立体ギャザーを形成した吸収性物品を外装部材に固定した後、トップシートが内側に位置するように前身頃と後身頃とを合わせて二つ折りにするとともに、前身頃と後身頃の一部(おむつの短手方向の両端部)をヒートシール等により接着することによって、2ピースタイプのパンツ型使い捨ておむつ(図3参照)を得ることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、乳幼児用または介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつ、尿パッド等の吸収性物品の製造方法として用いることができる。
2:前身頃、2a,2b:側縁部、4:股下部、6:後身頃、6a,6b:側縁部、8:接合部、10:ウエスト周り開口部、11:止着テープ、12,12a,12b:脚周り開口部、13:フロントパッチ、15:インジケータ、16:外装部材、16a:アッパーシート、16b:ライナーシート、18:トップシート、20:バックシート、22:吸収体、25:接着剤、26,26a,26b:立体ギャザー、32,32a,32b:撥水性シート、34:親水性シート、34a:上ティシュペーパー、34b:下ティシュペーパー、36,36a,36b:立体ギャザー伸縮材、40:脚周り伸縮材、42:ウエスト周り伸縮材、43:腹周り伸縮材、44:メカニカルファスナー、44a:フック材、44b:ループ材、51:第一供給機、51a:長尺液不透過性シート、52:塗工機、53:接着剤塗工機、55:検知器、56:第三供給機、57:接着ロール、58:切断機、59:揺動コンベア、61:長尺積層体、62:吸収性物品連続体、63:選別前品、65:吸収性物品、70:穴、100:パンツ型使い捨ておむつ、118:長尺トップシート、112:長尺バックシート、200:テープ型使い捨ておむつ、300:製造設備、X:進行方向、Y:揺動方向。

Claims (4)

  1. 接触型の塗工機を用いて長尺液不透過性シートの塗工領域にインジケータを塗工して長尺バックシートを得るとともに、前記塗工領域に生じた欠陥を検知器で検知し、検知信号を発信する第一工程と、
    前記長尺バックシート上に、前記長尺バックシートの長手方向に所定の間隔で複数の吸収体を配置するとともに、前記吸収体の、前記長尺バックシートが配置されている面とは反対側の面の上に長尺トップシートを配置することを含む第二工程と、
    前記長尺バックシートと前記長尺トップシートを相互に固定して吸収性物品連続体を得る第三工程と、
    得られた前記吸収性物品連続体を、隣り合う前記吸収体どうしの間で切断して、前記欠陥を有する不良製品及び前記欠陥を有しない吸収性物品を得る第四工程と、
    前記検知信号に基づき、前記不良製品を排除して前記吸収性物品を選別する第五工程と、を備える吸収性物品の製造方法。
  2. 前記検知器が、イメージセンサを備えるものである請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記塗工機が、スロットコーターである請求項1または2に記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記検知信号を振分機で受信し、前記振分機によって、前記不良製品を排除して前記吸収性物品を選別する請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
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