JP2016189819A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016189819A JP2016189819A JP2015070283A JP2015070283A JP2016189819A JP 2016189819 A JP2016189819 A JP 2016189819A JP 2015070283 A JP2015070283 A JP 2015070283A JP 2015070283 A JP2015070283 A JP 2015070283A JP 2016189819 A JP2016189819 A JP 2016189819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorber
- gather
- dimensional gather
- rear direction
- shielding layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
Description
<請求項1記載の発明>
股間部を含む領域に設けられた吸収体と、
前記吸収体の表側に設けられた液透過性トップシートと、
前記吸収体の裏側に設けられた防水樹脂フィルムからなる裏側液不透過性シートと、
幅方向両側にそれぞれ設けられた、前後方向に延在する帯状の立体ギャザーとを備え、
前記立体ギャザーは、吸収体の側部の裏側の部材に固定された取付部分と、この取付部分から吸収体の側方を経て吸収体の表側に延在する本体部分と、この本体部分の前後方向両端部及び前後方向中間部のうち、前後方向両端部が倒伏状態で固定されて形成された倒伏部分と、前後方向中間部が非固定とされた形成された自由部分と、この自由部分の少なくとも先端部に前後方向に沿って伸長状態で固定されたギャザー弾性伸縮部材とを有するものである、
吸収性物品において、
前記立体ギャザーは、防水樹脂フィルムを含まず、かつ少なくとも前記取付部分内から前記本体部分内にかけて、内側不織布層、外側不織布層、及びこれらの間に介在されたホットメルト接着剤からなる遮水層を有しており、
前記裏側液不透過性シートの側縁が、前記吸収体の側縁から幅方向中央側に離間しており、
前記吸収体の裏側における前記遮水層の幅方向中央側の側縁が、前記裏側液不透過性シートの側縁と同じか又はそれよりも幅方向中央側に位置している、
ことを特徴とする吸収性物品。
本発明では、立体ギャザーに防水樹脂フィルムを設けずに、ホットメルト接着剤で遮水層を形成し、遮水性を確保する構造を基本とするため、立体ギャザーの柔軟性を向上させることができる。また、裏側液不透過性シートを吸収体の側縁まで延在させるのではなく、立体ギャザーの遮水層を吸収体の側部の裏側まで延在させ、裏側液不透過性シートによるカバー範囲を狭くしているため、吸収体の側部に対して裏側液不透過性シートの硬さが影響しなくなる。そして、これらの結果、滲み出し防止を図りつつ、脚周りのフィット性を向上させることができる。なお、側縁は側方の縁を意味する。
前記立体ギャザーは、前記取付部分のうち前記遮水層を有するとともに前記裏側液不透過性シートと重ならない部位にも前記ギャザー弾性伸縮部材を有する、請求項1記載の吸収性物品。
このように、立体ギャザーにおける取付部分にもギャザー弾性伸縮部材を設けることにより、吸収体側部を肌側に持ち上げてフィットさせることができるようになるが、従来のようにこの取付部分に防水樹脂フィルムを有すると、防水樹脂フィルム特有の硬さが影響してギャザー弾性伸縮部材の伸縮性が阻害される。これに対して、上記のように立体ギャザーの遮水性を防水樹脂フィルムではなくホットメルト接着剤により確保する構成とし、取付部分にギャザー弾性伸縮部材を設ける部位を、遮水層を有するとともに裏側液不透過性シートと重ならない部位とすることにより、ギャザー弾性伸縮部材の伸縮性が阻害されにくくなる。
前記吸収体の側部は前記立体ギャザーの取付部分に対して非固定とされている、請求項2記載の吸収性物品。
立体ギャザーの取付部分にギャザー弾性伸縮部材を設けて吸収体の側部を持ち上げる場合、吸収体の側部を立体ギャザーの取付部分に対して非固定とすると、吸収体の側部がギャザー弾性伸縮部材により持ち上がりやすくなり、脚周りのフィット性の更なる向上が図られるとともに、滲み出し防止にも効果的であるため好ましい。
前記立体ギャザーの本体部分は、前記吸収体の表側に回り込み幅方向中央側に向かう付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返された先端側部分とからなり、
前記倒伏部分と対応する前後方向範囲では、前記遮水層が少なくとも前記先端側部分には設けられずに前記付け根側部分内から前記取付部分内にかけて延在されており、
前記自由部分と対応する前後方向範囲では、前記遮水層は前記先端側部分内から前記付け根側部分を経て前記取付部分内まで延在されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
立体ギャザーとしては、上記のような先端側部分と付け根側部分とを有する折り返し形態が知られている。このような立体ギャザーでは、倒伏部分は立体ギャザーの高さが無い部分であるが、肌に面で接触する部分であるため、遮水性よりも柔軟性が重要な部分である。よって、上記のように、倒伏部分と対応する前後方向範囲では遮水層を少なくとも先端側部分に設けない構造とすることにより、倒伏部分の柔軟性が高いものとするのは好ましい。一方、自由部分は柔軟性も重要であるが遮水性も重要となるため、先端側部分にかけて遮水層を設けることが望ましい。他方、付け根側部分は遮水性が非常に重要となるため、倒伏部分及び自由部分に関係なく、遮水層が設けられていることが好ましい。
前記自由部分と対応する前後方向範囲では、前記遮水層は前記先端側部分内から前記付け根側部分を経て前記取付部分内にかけて延在されるとともに、その遮水層を形成するホットメルト接着剤の塗布量が、前記取付部分側から先端側に向かうにつれて段階的又は連続的に低減されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
立体ギャザーの自由部分は先端側ほど柔軟性が重要であり、取付部分側ほど遮水性が非常に重要となる。ここで、ホットメルト接着剤の塗布量が多くなると柔軟性は低下するものの遮水性が向上し、少なくなると遮水性は低下するものの柔軟性が向上する。よって、上記のように、遮水層を形成するホットメルト接着剤の塗布量は、取付部分側から先端側に向かうにつれて段階的又は連続的に低減されていることが望ましい。
前記遮水層を形成するホットメルト接着剤が有色のものとされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
本発明では、立体ギャザーの遮水性をホットメルト接着剤からなる遮水層で確保し、立体ギャザーには従来良く使用される白色の防水樹脂フィルムは含まない。この場合、ホットメルト接着剤は通常透明又は半透明であるため、立体ギャザーの内側における排泄物の色が立体ギャザーを透けて見えやすくなり、使用者に漏れに対する不安をもたらすおそれがある。そこで、上記のように、ホットメルト接着剤を有色のものとして排泄物の色を隠蔽することも好ましい形態である。
前記倒伏部分はその前後方向全体にわたる前記遮水層の無い部分を有しており、
前記取付部分に設けられるギャザー弾性伸縮部材は、前後の前記倒伏部分間と対応する前後方向範囲内に、前記取付部分内を通り前後方向に延びる部分を有するとともに、その前後両側の部分がそれぞれ前後の前記倒伏部分の遮水層の無い部分に達するように取り付けられている、請求項2又は3記載の吸収性物品。
取付部分内に設ける遮水層は、遮水性の観点からは前後方向に連続的に設けることが望ましい。この場合、取付部分内の遮水層を有する範囲に前後方向に沿ってギャザー弾性伸縮部材を設けると、通常の製造方法ではギャザー弾性伸縮部材が立体ギャザーの全長にわたり取り付けられることとなり、吸収体側部を持ち上げるための収縮力が吸収体の全長にわたり作用し、吸収体がゆがんでフィット性が低下するおそれがある。これに対して、上述のように、前後の前記倒伏部分間と対応する前後方向範囲内では取付部分内を通り、その前後両側では倒伏部分の遮水層の無い部分に達するようにギャザー弾性伸縮部材を取り付けると、製造時にギャザー弾性伸縮部材の前後端を切断したとき、その前後端部を前後方向中央側に引き込ませ、前後方向の伸縮範囲を立体ギャザーの全長よりも短くすることができる。よって、このギャザー弾性伸縮部材が前後方向中間では吸収体を持ち上げるように作用するものの、その前後両側では吸収体に対して作用しなくなるため、吸収体の不必要なゆがみによるフィット性の低下を防止できるものとなる。
股間部から腹側に延在する前身頃をなす外装体の両側部と股間部から背側に延在する後身頃をなす外装体の両側部とが接合されてサイドシール部が形成されるとともに、装着者の胴を通すためのウエスト開口部及び脚を通すための左右一対の脚開口部がそれぞれ形成され、
前記液透過性トップシート、前記裏側液不透過性シート、及びこれらの間に介在された前記吸収体を有し、背側から股間部を通り腹側までを覆う内装体が、前記外装体の内側に取り付けられ、
前記立体ギャザーが前記内装体の両側部にそれぞれ設けられた、パンツタイプ使い捨ておむつである、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
本発明の対象となるような、吸収体の裏側の部材に取り付けられる立体ギャザーはパンツタイプ使い捨ておむつやパッドタイプ使い捨ておむつに多く用いられており、中でも脚の動きに対する脚周りのフィット性はパンツタイプ使い捨ておむつにおいて特に要求されるものである。よって、本発明は本項記載のようなパンツタイプ使い捨ておむつに好適である。
図1〜図8は、パンツタイプ使い捨ておむつの一例100を示している。断面図における点模様部分はその表側及び裏側に位置する各構成部材を接合する接合手段としての接着剤を示しており、ホットメルト接着剤のベタ、ビード、カーテン、サミット若しくはスパイラル塗布、又はパターンコート(凸版方式でのホットメルト接着剤の転写)などにより、あるいは弾性伸縮部材の固定部分はこれに代えて又はこれとともにコームガンやシュアラップ塗布などの弾性伸縮部材の外周面への塗布により形成されるものである。ホットメルト接着剤としては、例えばEVA系、粘着ゴム系(エラストマー系)、オレフィン系、ポリエステル・ポリアミド系などの種類のものが存在するが、特に限定無く使用できる。各構成部材を接合する接合手段としてはヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段を用いることもできる。
外装体12は、図3〜図5に示されるように、二枚のシート材12S,12Hをホットメルト接着剤や溶着等の接合手段により張り合わせて形成されたものである。内側に位置する内側シート材12Hはウエスト開口WOの縁までしか延在していないが、外側シート材12Sは内側シート材12Hのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されており、この折り返し部分12rは内装体200のウエスト側端部上までを被覆するように延在されている。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図5に示されるように、身体側となるトップシート30と、裏側液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担う本体部である。符号40は、トップシート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、トップシート30と吸収要素50との間に設けられた中間シート(セカンドシート)を示しており、符号60は、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の幅方向両側に設けられた、装着者の肌側に起立する立体ギャザー60を示している。
トップシート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、トップシート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
裏側液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。裏側液不透過性シート11には、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。この他にも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、裏側液不透過性シート11として用いることができる。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子54としては、この種の使い捨ておむつに使用されるものをそのまま使用でき、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下のものが望ましく、また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
立体ギャザー60は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、内装体200の側部から起立し、トップシート30上を伝わって横方向に移動する排泄物を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。
特徴的には、図3、図4及び図9に示すように、立体ギャザー60は、防水樹脂フィルムを含まず、かつ少なくとも取付部分65内から本体部分66内にかけて、内側不織布層62a、外側不織布層62b、及びこれらの間に介在されたホットメルト接着剤からなる遮水層64を有している。このように、立体ギャザー60に防水樹脂フィルムを設けずに、ホットメルト接着剤で遮水層64を形成し、遮水性を確保する構造を基本とすると、立体ギャザー60の柔軟性を向上させることができる。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後(縦)方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味する。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。
・「ゲル強度」は次のようにして測定されるものである。人工尿(尿素:20wt%、食塩:8wt%、塩化カルシウム二水和物:0.3wt%、酸化マグネシウム七水和物:0.8wt%、純水:70.01wt%)49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置したあと常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を相対湿度10〜25%、温度50℃を超えない環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から米坪板(200mm×250mm、±2mm)を使用し、200mm×250mm(±2mm)の寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、20倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「厚み」は、自動厚み測定器(KES−G5 ハンディ圧縮計測プログラム)を用い、荷重:10gf/cm2、及び加圧面積:2cm2の条件下で自動測定する。
・吸水量は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・吸水速度は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
・試験や測定における環境条件についての記載が無い場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内で行うものとする。
Claims (8)
- 股間部を含む領域に設けられた吸収体と、
前記吸収体の表側に設けられた液透過性トップシートと、
前記吸収体の裏側に設けられた防水樹脂フィルムからなる裏側液不透過性シートと、
幅方向両側にそれぞれ設けられた、前後方向に延在する帯状の立体ギャザーとを備え、
前記立体ギャザーは、吸収体の側部の裏側の部材に固定された取付部分と、この取付部分から吸収体の側方を経て吸収体の表側に延在する本体部分と、この本体部分の前後方向両端部及び前後方向中間部のうち、前後方向両端部が倒伏状態で固定されて形成された倒伏部分と、前後方向中間部が非固定とされた形成された自由部分と、この自由部分の少なくとも先端部に前後方向に沿って伸長状態で固定されたギャザー弾性伸縮部材とを有するものである、
吸収性物品において、
前記立体ギャザーは、防水樹脂フィルムを含まず、かつ少なくとも前記取付部分内から前記本体部分内にかけて、内側不織布層、外側不織布層、及びこれらの間に介在されたホットメルト接着剤からなる遮水層を有しており、
前記裏側液不透過性シートの側縁が、前記吸収体の側縁から幅方向中央側に離間しており、
前記吸収体の裏側における前記遮水層の幅方向中央側の側縁が、前記裏側液不透過性シートの側縁と同じか又はそれよりも幅方向中央側に位置している、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 前記立体ギャザーは、前記取付部分のうち前記遮水層を有するとともに前記裏側液不透過性シートと重ならない部位にも前記ギャザー弾性伸縮部材を有する、請求項1記載の吸収性物品。
- 前記吸収体の側部は前記立体ギャザーの取付部分に対して非固定とされている、請求項2記載の吸収性物品。
- 前記立体ギャザーの本体部分は、前記吸収体の表側に回り込み幅方向中央側に向かう付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返された先端側部分とからなり、
前記倒伏部分と対応する前後方向範囲では、前記遮水層が少なくとも前記先端側部分には設けられずに前記付け根側部分内から前記取付部分内にかけて延在されており、
前記自由部分と対応する前後方向範囲では、前記遮水層は前記先端側部分内から前記付け根側部分を経て前記取付部分内まで延在されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記自由部分と対応する前後方向範囲では、前記遮水層は前記先端側部分内から前記付け根側部分を経て前記取付部分内にかけて延在されるとともに、その遮水層を形成するホットメルト接着剤の塗布量が、前記取付部分側から先端側に向かうにつれて段階的又は連続的に低減されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記遮水層を形成するホットメルト接着剤が有色のものとされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記倒伏部分はその前後方向全体にわたる前記遮水層の無い部分を有しており、
前記取付部分に設けられるギャザー弾性伸縮部材は、前後の前記倒伏部分間と対応する前後方向範囲内に、前記取付部分内を通り前後方向に延びる部分を有するとともに、その前後両側の部分がそれぞれ前後の前記倒伏部分の遮水層の無い部分に達するように取り付けられている、請求項2又は3記載の吸収性物品。 - 股間部から腹側に延在する前身頃をなす外装体の両側部と股間部から背側に延在する後身頃をなす外装体の両側部とが接合されてサイドシール部が形成されるとともに、装着者の胴を通すためのウエスト開口部及び脚を通すための左右一対の脚開口部がそれぞれ形成され、
前記液透過性トップシート、前記裏側液不透過性シート、及びこれらの間に介在された前記吸収体を有し、背側から股間部を通り腹側までを覆う内装体が、前記外装体の内側に取り付けられ、
前記立体ギャザーが前記内装体の両側部にそれぞれ設けられた、パンツタイプ使い捨ておむつである、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015070283A JP6548155B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015070283A JP6548155B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 吸収性物品 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016189819A true JP2016189819A (ja) | 2016-11-10 |
JP2016189819A5 JP2016189819A5 (ja) | 2018-04-19 |
JP6548155B2 JP6548155B2 (ja) | 2019-07-24 |
Family
ID=57245948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015070283A Active JP6548155B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6548155B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018168561A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
JP2020058635A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2020178988A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 日本製紙クレシア株式会社 | パンツ型紙おむつ |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001340380A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-11 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ |
JP2002165832A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Daio Paper Corp | 紙おむつ |
JP2004216124A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-08-05 | Zuiko Corp | 吸収性物品および製造方法 |
JP2008086505A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2013111356A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Daio Paper Corp | パンツタイプ使い捨ておむつ |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015070283A patent/JP6548155B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001340380A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-11 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ |
JP2002165832A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Daio Paper Corp | 紙おむつ |
JP2004216124A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-08-05 | Zuiko Corp | 吸収性物品および製造方法 |
JP2008086505A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2013111356A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Daio Paper Corp | パンツタイプ使い捨ておむつ |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018168561A1 (ja) * | 2017-03-17 | 2018-09-20 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
JP2018153389A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
CN108618896A (zh) * | 2017-03-17 | 2018-10-09 | 大王制纸株式会社 | 吸收性物品 |
CN108618896B (zh) * | 2017-03-17 | 2021-12-10 | 大王制纸株式会社 | 吸收性物品 |
US11452645B2 (en) | 2017-03-17 | 2022-09-27 | Daio Paper Corporation | Absorbent article |
JP2020058635A (ja) * | 2018-10-11 | 2020-04-16 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2020178988A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 日本製紙クレシア株式会社 | パンツ型紙おむつ |
JP7225499B2 (ja) | 2019-04-26 | 2023-02-21 | 日本製紙クレシア株式会社 | パンツ型紙おむつ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6548155B2 (ja) | 2019-07-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5992568B1 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6446082B2 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2016158499A1 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ及びその製造方法 | |
JP5964389B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6504699B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2016150150A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
WO2019167601A1 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP2016054989A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつの製造方法 | |
JP2016067433A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2016189819A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2016189819A5 (ja) | ||
JP5946120B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2020049017A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2020018482A (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP6338277B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2019000277A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP7158836B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2018033748A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP5638305B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2016021989A5 (ja) | ||
JP2019054939A5 (ja) | ||
JP2020018483A (ja) | パンツタイプ使い捨て着用物品 | |
JP5918825B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6084327B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP7253912B2 (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180309 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190617 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6548155 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |