JP2010206998A - 直流モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音を低減することができる直流モータを提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、シャフト12に固定されるとともに外周に複数の整流子片15を有する整流子4と、整流子片15に摺接するブラシ5とを備えた直流モータ1において、整流子4の回転中に各整流子片15間のスリット11によって生じる渦の発生を低減する低減構造を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流モータに関する。
この種の直流モータにあっては、シャフトに設けたコアのスロットに巻回される巻線へ導通させるために、巻線に接続される整流子片を多数外周に装着した整流子へ摺接するブラシと、ブラシを収容してこれを保持する箱型のブラシホルダを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
上記整流子は、たとえば、銅製の円環を型内にインサートしておき、フェノール樹脂を円環の内周にモールドするインサートモールド成形したあとに、円環を軸方向に切断して各整流子片を形成して得られ、整流子片間には切削加工による空隙(スリット)が形成される。
特開2000−60074号公報
このように構成された直流モータにあっては、整流子片間に空隙があるために回転中に整流子の周囲にある空気の流れに渦が生じ、これが騒音の原因の一つになっている。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、騒音を低減することができる直流モータを提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、シャフトに固定されるとともに外周に複数の整流子片を有する整流子と、整流子片に摺接するブラシとを備えた直流モータにおいて、整流子の回転中に各整流子片間のスリットによって生じる渦の発生を低減する低減構造を備えたことを特徴とする。
本発明の直流モータによれば、回転中の整流子周りの空気の流れが乱れて渦が発生しにくくなり、直流モータの発生する騒音を低減することができる。
本発明の一実施の形態における直流モータの横断面図である。 本発明の一実施の形態における直流モータの整流子の一部拡大側面図である。 本発明の一実施の形態の一変形例における直流モータの整流子の一部拡大側面図である。 本発明の一実施の形態の他の変形例における直流モータの整流子の一部拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。一実施の形態における直流モータ1は、図1および図2に示すように、有底筒状のケース2と、ケース2の内周に固定される永久磁石3と、ケース2の開口部に取付けられる環状のキャップ6と、ケース2の頂部に固定されるボールベアリング7とキャップ6の内周に固定されるボールベアリング8とで両端側が支持されてケース2内に回転自在に挿通されるロータ9と、ロータ9の下端側に設けられた整流子4と、整流子4の外周に摺接するブラシ5とを備えている。
以下、各部について説明すると、永久磁石3は、四つがヨークとして機能するケース2に固定されており、詳しくは、ロータ9の軸方向から見て円弧状とされて、内周側の磁極がケース2の周方向でN極とS極とが交互に表れる様にケース2に固定されている。
つづいて、ロータ9は、図1に示したところでは、シャフト12と、シャフト12の外周に固定される22個のスロットを備えたロータコア13と、ロータコア13のスロットに巻回される巻線14とを備えた周知の構成とされている。
そして、ロータコア13に巻回される巻線14は、整流子4で備えている整流子片15に接続されており、整流子4の外周に摺接するとともに図外の外部電源に接続される四つのブラシ5が整流子4における整流子片15に接触することで巻線14に電流を供給することができるようになっている。
この整流子4は、図1および図2に示すように、シャフト12の外周に嵌合して固定されるフェノール樹脂等で形成される円筒状の絶縁層16と、絶縁層16の外周に設けたロータコア13のスロット数と同数の22個の整流子片15とを備えて構成されており、整流子片15間には、空隙でなるスリット11が形成されている。なお、絶縁層16と整流子片15の一体化に際しては、従来技術同様に、フェノール樹脂等をインサートモールド成形してもよいし、予め円筒形に成形した絶縁層16に接着によって整流子片15を固定するようにしてもよい。
整流子片15は、銅製であって、ブラシ5に対向してブラシ5に摺接する導通バー15aと、導通バー15aの図1中上端から伸びるライザ15bとを備えて構成され、ライザ15bが巻線14に接続されるようになっている。
そして、この整流子4にあっては、整流子片15が絶縁層16の外周に周方向に等間隔に配置されず、スリット11の周方向長さである幅が不均一となるようになっている。スリット11の幅が不均一とは、全てのスリット11の幅が等しいことを除く趣旨であり、同一幅のスリット11が整流子4の全周で存在しない状態のみを指すものではない。なお、スリット11の幅が不均一とされても直流モータ1を回転駆動することができるよう、ブラシ5との関係により各スリット11の幅が設定される。
上記したように、本実施の形態の直流モータ1は、4磁極、22スロットのモータとして構成されており、ブラシ5は、この例では、整流子4の外周に周方向に等間隔を持って四つ設けられている。
詳しくは、ブラシ5は、それぞれキャップ6に固定されたブラケット10に取付けられた箱型のブラシホルダ17内に挿入されており、同じくブラシホルダ17内に挿入されるバネ19によって、ブラシホルダ17から突出するように附勢されており、整流子4の外周へ密着するようになっている。
なお、ブラシ5は、回転する整流子4との接触によって磨耗しても巻線14へ電流供給可能なように炭素繊維等で形成されおり、磨耗を前提として整流子4への接触を維持するために、背部に配置される上記バネ19で附勢されるようになっている。
このように、本実施の形態の直流モータ1によれば、整流子4における整流子片15間のスリット11の幅が不均一となっているので、回転中の整流子4周りの空気の流れが乱れて渦が発生しにくくなり、直流モータ1の発生する騒音を低減することができる。すなわち、この実施の形態の場合、整流子4の回転中に各整流子片15間のスリット11によって生じる渦の発生を低減する低減構造は、スリット11の幅を不均一にした構造である。
また、この整流子4の回転に伴い、ブラシ5が整流子片15の導通バー15aへ次々に接触していくことになるが、回転速度が一定でもスリット11の幅が不均一となっているので、ブラシ5と整流子片15に接触するときの打音の発生周波数も不均一となるので、パターンノイズを低減することができ、この点でも、直流モータ1の発生する騒音の低減に寄与することができる。
さらに、図3に示すように、低減構造として導通バー15aの長さを不均一にするようにしてもよく、このようにすることで、やはり、回転中の整流子4周りの空気の流れが乱れて渦が発生しにくくなり、直流モータ1の発生する騒音を低減することができる。なお、導通バー15aの長さが不均一とは、全ての導通バー15aの長さが等しいことを除く趣旨であり、同一長さの導通バー15aが整流子4の全周で存在しない状態のみを指すものではない。
また、整流子片15における導通バー15aの長さが不均一となっており、全ての整流子片15の固有振動数が同じとならず、ブラシ5と整流子片15の接触による騒音の周波数成分が分散するので、騒音レベルが低下し、この点でも、直流モータ1の発生する騒音を低減に寄与することができる。
最後に、図4に示すように、低減構造としてスリット18a,18bをシャフト12に対して傾斜させるとともに、傾斜方向が異なるスリット18a,18bが整流子4の周方向に交互に表れる様に配置するようにしてもよく、このようにすることで、やはり、回転中の整流子4周りの空気の流れが乱れて渦が発生しにくくなり、直流モータ1の発生する騒音を低減することができる。
また、傾斜方向が異なるスリット18a,18bが交互に配置されていることによって、整流子片15の導通バー15aが三角形状とされているが、導通バー15aの形状が台形となるようにスリット18a,18bを設けるようにしてもよい。
なお、上記したところでは、直流モータは、磁極数を4とし、スロット数および整流子片数が22で、ブラシ数が4に設定されているが、本発明は、この条件以外の直流モータに具現化することができるのは当然である。
また、スリット幅が不均一である構成と、導通バーの長さが不均一である構成と、傾斜方向が異なるスリットが整流子の周方向に交互に表れる様に配置される構成を任意に組み合わせてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、直流モータに適用することができる。
1 直流モータ
2 ケース
3 永久磁石
4 整流子
5 ブラシ
6 キャップ
7,8 ボールベアリング
9 ロータ
10 ブラケット
11,18a,18b スリット
12 シャフト
13 ロータコア
14 巻線
15 整流子片
15a 導通バー
15b ライザ
16 絶縁層
17 ブラシホルダ
19 バネ

Claims (4)

  1. シャフトに固定されるとともに外周に複数の整流子片を有する整流子と、整流子片に摺接するブラシとを備えた直流モータにおいて、整流子の回転中に各整流子片間のスリットによって生じる渦の発生を低減する低減構造を備えたことを特徴とする直流モータ。
  2. 低減構造は、スリット幅を不均一にしたことである請求項1に記載の直流モータ。
  3. 整流子片は、導通バーと導通バーの一端から伸びるライザとを備え、低減構造は、導通バーの長さを不均一にしたことである請求項1または2に記載の直流モータ。
  4. 低減構造は、スリットをシャフトに対して傾斜させるとともに、傾斜方向が異なるスリットが整流子の周方向に交互に表れる様に配置したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の直流モータ。
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