JP2010206999A - 直流モータ - Google Patents

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Yukinori Kameda
幸則 亀田
Noritomo Oki
紀知 大木
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Abstract

【課題】騒音を低減することができる直流モータを提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、シャフト12に固定されるとともに外周に複数の整流子片15を有する整流子4と、整流子片15に摺接するブラシ5とを備えた直流モータ1において、各整流子片15の周方向端部の一方または両方に面取部15cを形成したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流モータに関する。
この種の直流モータにあっては、シャフトに設けたコアのスロットに巻回される巻線へ導通させるために、巻線に接続される整流子片を多数外周に装着した整流子へ摺接するブラシと、ブラシを収容してこれを保持する箱型のブラシホルダを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
上記整流子は、たとえば、銅製の円環を型内にインサートしておき、フェノール樹脂を円環の内周にモールドするインサートモールド成形したあとに、円環を軸方向に切断して各整流子片を形成して得られ、整流子片間には切削加工による空隙(スリット)が形成される。
他方、ブラシは、立方体状とされて、箱型のブラシホルダ内に収容されており、回転する整流子への摺接によって正面が磨り減っても整流子片への接触を保つことができるよう、ブラシホルダ内であってブラシの背面側に圧縮状態で挿入されるバネによって常に整流子へ向けて附勢されている。
特開2000−60074号公報
このように構成された直流モータにあっては、整流子片間に空隙があるためにブラシが整流子片の端部に引掛かって、これらが接触する度に打音を生じ、また、ブラシが整流子片の端部に引掛かることによってブラシに整流子の回転方向に沿う横方向への力が作用し、ブラシが振動してブラシの整流子の回転方向に交差する側面がブラシホルダの側面に衝突して衝突音を生じて、これらの音が騒音となって外部へ漏れるという問題がある。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、騒音を低減することができる直流モータを提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、シャフトに固定されるとともに外周に複数の整流子片を有する整流子と、整流子片に摺接するブラシとを備えた直流モータにおいて、各整流子片の周方向端部の一方または両方に面取部を形成したことを特徴とする。
本発明の直流モータによれば、整流子における整流子片の周方向端部に面取部が設けられており、整流子の回転中に整流子片に接触するブラシは最初に上記面取部に衝合するので、ブラシが整流子片に引っ掛かることが無く、ブラシが整流子の回転方向に沿って振動することが抑制され、ブラシとブラシホルダとの接触を抑制することができ、直流モータの発生する騒音を低減することができる。
本発明の一実施の形態における直流モータの横断面図である。 本発明の一実施の形態における直流モータの整流子とブラシとをロータの軸方向から見た図である。 本発明の一実施の形態の一変形例における直流モータの整流子の一部拡大側面図である。 本発明の一実施の形態の他の変形例における直流モータの整流子の一部拡大側面図である。 本発明の一実施の形態の別の変形例における直流モータの整流子の一部拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。一実施の形態における直流モータ1は、図1および図2に示すように、有底筒状のケース2と、ケース2の内周に固定される永久磁石3と、ケース2の開口部に取付けられる環状のキャップ6と、ケース2の頂部に固定されるボールベアリング7とキャップ6の内周に固定されるボールベアリング8とで両端側が支持されてケース2内に回転自在に挿通されるロータ9と、ロータ9の下端側に設けられた整流子4と、整流子4の外周に摺接するブラシ5とを備えている。
以下、各部について説明すると、永久磁石3は、四つがヨークとして機能するケース2に固定されており、詳しくは、ロータ9の軸方向から見て円弧状とされて、内周側の磁極がケース2の周方向でN極とS極とが交互に表れる様にケース2に固定されている。
つづいて、ロータ9は、図1に示したところでは、シャフト12と、シャフト12の外周に固定される22個のスロットを備えたロータコア13と、ロータコア13のスロットに巻回される巻線14とを備えた周知の構成とされている。
そして、ロータコア13に巻回される巻線14は、整流子4で備えている整流子片15に接続されており、整流子4の外周に摺接するとともに図外の外部電源に接続される四つのブラシ5が整流子4における整流子片15に接触することで巻線14に電流を供給することができるようになっている。
この整流子4は、図1および図2に示すように、シャフト12の外周に嵌合して固定されるフェノール樹脂等で形成される円筒状の絶縁層16と、絶縁層16の外周に設けたロータコア13のスロット数と同数の22個の整流子片15とを備えて構成されており、整流子片15間には、空隙でなるスリット11が形成されている。
整流子片15は、銅製であって、ブラシ5に対向してブラシ5に摺接する導通バー15aと、導通バー15aの図1中上端から伸びるライザ15bとを備えて構成され、ライザ15bが巻線14に接続されるようになっている。また、各整流子片15の導通バー15aの周方向端部の両方には、面取部15cが形成されており、この場合、面取部15cの断面は円弧状とされている。よって、整流子4が回転中に、ブラシ5が当該整流子片15に接触する際には、ブラシ5は面取部15cに衝合することになって、ブラシ5が整流子片15に引掛からないようになっている。
なお、絶縁層16と整流子片15の一体化に際しては、従来技術同様に、フェノール樹脂等をインサートモールド成形してもよいし、予め円筒形に成形した絶縁層16に接着によって整流子片15を固定するようにしてもよい。
上述のように、本実施の形態の直流モータ1は、4磁極、22スロットのモータとして構成されており、ブラシ5は、この例では、図2に示すように、整流子4の外周に周方向に等間隔を持って四つ設けられている。
詳しくは、ブラシ5は、それぞれキャップ6に固定されたブラケット10に取付けられた箱型のブラシホルダ17内に挿入されており、同じくブラシホルダ17内に挿入されるバネ19によって、ブラシホルダ17から突出するように附勢されており、整流子4の外周へ密着するようになっている。
なお、ブラシ5は、回転する整流子4との接触によって磨耗しても巻線14へ電流供給可能なように炭素繊維等で形成されおり、磨耗を前提として整流子4への接触を維持するために、背部に配置される上記バネ19で附勢されるようになっている。
このように、本実施の形態の直流モータ1によれば、整流子4における整流子片15の周方向端部に面取部15cが設けられており、整流子4の回転中に整流子片15に接触するブラシ5は最初に上記面取部15cに衝合するので、ブラシ5が整流子片15に引っ掛かることが無く、ブラシ5が整流子4の回転方向に沿って振動することが抑制され、ブラシ5とブラシホルダ17との接触を抑制することができ、直流モータ1の発生する騒音を低減することができる。
なお、この場合、直流モータ1が双方向に回転駆動することを念頭にして、整流子片15の周方向端部の両方に面取部15cを設けているが、直流モータ1が一方側にしか回転しない場合には、整流子片15の周方向端部のうち最初にブラシ5に接触する端部側にのみ面取部15cを設けるようにしてもよい。
また、上述したところでは、面取部15cの断面形状が円弧状とされているが、面取部がテーパ状とされてもよい。
さらに、図3に示すように、整流子片15間のスリット11をシャフト12に対して傾斜させるようにしてもよく、この場合には、ブラシ5の摺接面側の周方向端部の全体が整流子片15の周方向端部に接触するのではなく、点接触させてから整流子4の回転が進むとともにブラシ5の上記端部における整流子片15への接触面積が徐々に大きくなるようにしておくことで、整流子片15とブラシ5との衝合初期における接触抵抗を減らして、より一層、整流子片15とブラシ5との接触音を低減できるとともに、ブラシ5の横方向への振動を効果的に抑制してブラシホルダ17への接触音を低減でき、直流モータ1の発生する騒音をより効果的に低減することができる。
また、図4に示すように、スリット11を、上半部11aと下半部11bとに分け、当該上半部11aと下半部11bのシャフト12に対する傾斜方向を変えてこれらを中央で繋げた形状とすることもでき、このようにしても整流子片15間のスリット11はシャフト12に対して傾斜しているので、上記したところと同様に、直流モータ1の発生する騒音をより効果的に低減することができる。
さらに、図5に示すように、スリット11を、シャフト12に対して平行であって周方向にずれる上側の分割スリット11cと下側の分割スリット11dとに分け、当該分割スリット11c,11d同士をシャフト12に対して水平な水平部11eで接続することもでき、この場合には、シャフト12に平行なスリット11に比較してブラシ5の摺接面側の周方向端部の全体が一度に整流子片15の周方向端部に接触するのではなく、半分だけ接触させてから整流子4の回転が進むとともに残りの半分を接触させるようになっているので、より一層、整流子片15とブラシ5との接触音を低減できるとともに、ブラシ5の横方向への振動を効果的に抑制してブラシホルダ17への接触音を低減でき、直流モータ1の発生する騒音をより効果的に低減することができる。なお、スリット11が上下に二分割されているが、それ以上の周方向にずれる分割スリットに分割して、隣接する分割スリット同士を水平部にて接続するようにしてもよい。
なお、上記したところでは、直流モータは、磁極数を4とし、スロット数および整流子片数が22で、ブラシ数が4に設定されているが、本発明は、この条件以外の直流モータに具現化することができるのは当然である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、直流モータに適用することができる。
1 直流モータ
2 ケース
3 永久磁石
4 整流子
5 ブラシ
5a ブラシの摺接部
5b ブラシの樹脂部
6 キャップ
7,8 ボールベアリング
9 ロータ
10 ブラケット
11 スリット
11a,11c スリットの上半分
11b,11d スリットの下半分
11e スリットの水平部
12 シャフト
13 ロータコア
14 巻線
15 整流子片
15a 導通バー
15b ライザ
15c 面取部
16 絶縁層
17 ブラシホルダ
19 バネ

Claims (4)

  1. シャフトに固定されるとともに外周に複数の整流子片を有する整流子と、整流子片に摺接するブラシとを備えた直流モータにおいて、各整流子片の周方向端部の一方または両方に面取部を形成したことを特徴とする直流モータ。
  2. 面取部は、断面円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の直流モータ。
  3. 整流子片間のスリットがシャフトに対して傾斜していること特徴とする請求項1または2に記載の直流モータ。
  4. 整流子片間のスリットは、シャフトの軸方向に複数分割されるとともに、それぞれがシャフトに対して平行であって周方向にずれて配置される分割スリットと、隣接する分割スリット同士を接続するシャフトに対して水平な水平部とを備えたこと特徴とする請求項1または2に記載の直流モータ。
JP2009051531A 2009-03-05 2009-03-05 直流モータ Pending JP2010206999A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107317209A (zh) * 2017-06-28 2017-11-03 安固集团有限公司 换向器钩部倒角设备

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