JP2010205659A - Liイオン二次電池負極材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】活物質の剥離を防止することができるLiイオン二次電池負極材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】銅基材1上に、導電性粒子2とSiO粉からなる活物質3とを含む有機薄膜4を成膜してなるものである。
【選択図】図1
【解決手段】銅基材1上に、導電性粒子2とSiO粉からなる活物質3とを含む有機薄膜4を成膜してなるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、Cu上に有機薄膜を成膜したLiイオン二次電池負極材およびその製造方法に係り、特に、活物質の剥離を防止することができるLiイオン二次電池負極材およびその製造方法に関するものである。
近年、電子機器、通信機器の発展に伴い、機器の小型化、軽量化の点から高エネルギー密度の二次電池が強く要望されている。その中でも、リチウム二次電池は、理論エネルギー密度が他の二次電池と比較して格段に高いため、これらの用途に強い関心が寄せられている。
この二次電池の負極材料には、Li金属を用いるのが理想だが、安全性の確保が困難であるため、これに代わるものとして、リチウム合金やリチウムイオンをインターカレートさせた炭素材料が提案されてきた。
現在は、さらなる高容量化が求められており、これらの対策として、負極材にV,Si,Snなどの酸化物およびそれらの複合酸化物を用いる方法(例えば、特許文献1)や、Si粒子表面に化学蒸着法により炭素層を被覆する方法(例えば、特許文献2,3)がある。
しかしながら、従来の方法では、高容量化を目的として、Siなどを用いた場合に剥離が生じてしまう場合が多く存在する。このような問題について、従来のLiイオン二次電池負極材の構成と共に説明する。
従来のLiイオン二次電池負極材は、銅基材上に、導電性粒子と活物質とを含む有機薄膜を成膜したものである。負極用のバインダ樹脂としては、有機溶剤系のポリフッ化ビニリデン(PVdF)または水分散系のスチレン−ブタジエンゴム(SBR)が用いられている。
このLiイオン二次電池負極材を用いたLiイオン二次電池を充放電させると、Liイオンが活物質と合金を形成する。このとき、膨張・収縮が起こると、集電体である銅箔から活物質が剥離・脱落し、電気特性が急激に低下する。
例えば、Siを負極材(活物質)として用いた場合には、Liイオンの吸蔵・脱着時の体積膨張、収縮が大きすぎるため、活物質の剥離・脱落が起こりやすいという問題がある。
具体的には、カーボン系材料の場合が1.5倍程度の体積膨張であるのに対して、Si系では4倍もの体積膨張となる。この大きな体積変化のため、充放電サイクルに伴い集電体である銅箔から活物質が剥離、脱落し、電池特性(エネルギー密度など)が急激に低下してしまうため、実用化にあたっての最大の障害となっている。
対応策として上述した方法があるが、これだけでは十分な対策とはいえず、Siめっき膜をそのまま供した場合の剥離を軽減するに過ぎない。
そこで、本発明の目的は、これら課題を解決し、活物質の剥離を防止することができるLiイオン二次電池負極材およびその製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、銅基材上に、導電性粒子とSiO粉からなる活物質とを含む有機薄膜を成膜してなるLiイオン二次電池負極材である。
請求項2の発明は、前記有機薄膜は、銅基材側から徐々に活物質濃度が高くなるような濃度勾配を有する請求項1に記載のLiイオン二次電池負極材である。
請求項3の発明は、前記有機薄膜が、2層またはそれ以上の層からなる多層構造であると共に、これら各層の活物質濃度が銅基材側から順に高くなるように成膜された請求項1に記載のLiイオン二次電池負極材である。
請求項4の発明は、前記有機薄膜が、ポリイミド電着薄膜である請求項1〜3のいずれかに記載のLiイオン二次電池負極材である。
請求項5の発明は、前記ポリイミド電着薄膜は、アミノ基を分子構造内に有するカチオン性ポリイミドと、水と、有機溶剤との混合溶媒溶液であるポリイミド電着液で形成され、そのポリイミド電着液に前記導電性粒子と前記活物質とを混合し、これを銅基材上に電着させて形成されたものである請求項4に記載のLiイオン二次電池負極材である。
請求項6の発明は、前記銅基材の表面粗さ(Rz)が、1.2以上4.0μm未満である請求項1〜5のいずれかに記載のLiイオン二次電池負極材である。
請求項7の発明は、銅基材上に、導電性粒子とSiO粉からなる活物質とを含む有機薄膜を成膜するLiイオン二次電池負極材の製造方法において、粗化めっき処理した前記銅基材上に、結着剤、導電材、活物質を含む電着液を泳動電着させると共に、電着時の電流密度を順次低下させるようにして前記有機薄膜を成膜することを特徴とするLiイオン二次電池負極材の製造方法である。
請求項8の発明は、前記電着時の電流密度を、0.5以上2.0A/dm2未満から0.03以上2.0A/dm2未満まで順次低下させるようにする請求項7に記載のLiイオン二次電池負極材の製造方法である。
本発明によれば、活物質の剥離を防止することができるLiイオン二次電池負極材を得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るLiイオン二次電池負極材の構造図である。
図1に示すように、Liイオン二次電池負極材10は、表面に粗化銅めっきRが形成された銅基材1と、その銅基材1上に成膜され、アセチレンブラックからなる導電性粒子2とSiO粉からなる活物質3とを含む有機薄膜4とで構成される。
粗化銅めっきRは、銅基材1に粗化めっき処理を施した後、シランカップリングなどの化学処理により表面処理を行うことで形成される。
銅基材1の表面粗さ(Rz)は、1.2以上4.0μm未満の範囲であるとよい。これは、銅基材1の表面粗さ(Rz)が1.2μm未満では、銅基材1上に成膜される有機薄膜4の密着性が不十分であり、4.0μm以上になると銅基材1の凹凸が剥がれやすくなり、やはり有機薄膜4の密着性が不十分になるからである。有機薄膜4の密着性が不十分であると、充放電特性が低下する問題が生じる。
また、有機薄膜4は、アミノ基を分子構造内に有するカチオン性ポリイミドと、水と、有機溶剤との混合溶媒溶液であるポリイミド電着液で形成され、そのポリイミド電着液に導電性粒子2と活物質3とを混合し、それを電着させたポリイミド電着薄膜である。
このLiイオン二次電池負極材10によれば、活物質3が集電体である銅基材1から剥離・脱落する現象を防止できる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るLiイオン二次電池負極材について説明する。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るLiイオン二次電池負極材の構造図である。
図2に示すように、Liイオン二次電池負極材20は、Liイオン二次電池負極材10の有機薄膜4を、その活物質濃度が銅基材1側から徐々に高くなるように成膜したものである。
有機薄膜4内に銅基材1側から徐々に活物質濃度が高くなるような濃度勾配を設けることにより、銅基材1と有機薄膜4との界面付近において活物質濃度、つまり活物質の数が従来に比べ減少するので、界面付近での体積膨張を緩和させ、活物質3が集電体である銅基材1から剥離・脱落する現象を防止できる。
よって、Liイオン二次電池負極材20によれば、活物質3が銅基材1から剥離・脱落する現象を防止できる。
上述したLiイオン二次電池負極材20の製造方法について説明する。
Liイオン二次電池負極材20は、銅基材1に粗化めっき処理および表面処理を施して、銅基材1の表面に粗化銅めっきRを形成した後、その粗化銅めっきRが形成された銅基材1上に、PI(ポリイミド)液からなる結着剤、アセチレンブラックからなる導電性粒子2、SiO粉からなる活物質3を含む電着液を泳動電着させると共に、電着時の電流密度を順次低下させるようにして有機薄膜4を成膜すると得られる。結着剤には、上述したポリイミド電着液を用いるとよい。
具体的には、電着時の電流密度を、初期値を0.5以上2.0A/dm2未満の範囲のいずれかとして、その初期値から0.03以上2.0A/dm2未満の範囲のいずれかまで連続的に低下させて有機薄膜4を成膜する。これにより、膜内に活物質3の濃度勾配を有する有機薄膜4が成膜される。
電流密度の初期値を0.5以上2.0A/dm2未満としたのは、0.5A/dm2未満の場合では、有機薄膜4中の活物質濃度が銅基材1付近で高くなるために、充放電による膨張収縮が大きくなって銅基材1から有機薄膜4が剥離しやすくなり、十分な充放電特性が得られず、2.0A/dm2以上になると有機薄膜4が多孔質になるため適さないからである。
また、電流密度の下限値を0.03以上2.0A/dm2未満としたのは、0.03A/dm2未満にすると、負極電位が電着に必要な電位に達しないため有機薄膜4を成膜できず、2.0A/dm2以上になると有機薄膜4が多孔質になるからである。
本来、これらの膜厚は電圧によって制御されるのが一般的であるが、本実施の形態においては、積層される有機薄膜4中に導電性のアセチレンブラックが含有されることで、電流による膜厚制御が可能となる。
以上要するに、本発明のLiイオン二次電池負極材20の製造方法によれば、銅基材1上に、電着液を泳動電着させて有機薄膜4を成膜する際の電流密度を、初期値を0.5以上2.0A/dm2未満の範囲のいずれかとして、その初期値から0.03以上2.0A/dm2未満の範囲のいずれかまで連続的に低下させることにより、有機薄膜4内に銅基材1側から徐々に活物質濃度が高くなるような濃度勾配を設け、銅基材1と有機薄膜4との界面付近での体積膨張を緩和させ、活物質3が集電体である銅基材1から剥離・脱落する現象を防止できるLiイオン二次電池負極材20が得られる。
得られたLiイオン二次電池負極材20においては、活物質3が銅基材1から剥離・脱落する現象を防止できる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るLiイオン二次電池負極材について説明する。
図3は、本発明の第3の実施の形態に係るLiイオン二次電池負極材の構造図である。
図3に示すように、Liイオン二次電池負極材30は、図2のLiイオン二次電池負極材20の有機薄膜4に代えて、銅基材1上に、第一有機薄膜31と、第一有機薄膜31よりも活物質濃度の高い第二有機薄膜32とを順次成膜して形成されたものである。第一有機薄膜31および第二有機薄膜32は、上述の有機薄膜4と同様のポリイミド電着薄膜からなる。
このような構成のLiイオン二次電池負極材30では、第一有機薄膜31内および第二有機薄膜32内での活物質濃度は均一であるが、第一有機薄膜31+第二有機薄膜32が図2の有機薄膜4に相当し、有機薄膜全体として見ればその膜内に活物質濃度の濃度勾配を有するため、図2のLiイオン二次電池負極材20と同様の効果が得られる。
すなわち、Liイオン二次電池負極材30によれば、銅基材1と第一有機薄膜31との界面付近での体積膨張を緩和させ、活物質3が集電体である銅基材1から剥離・脱落する現象を防止できる。
さらに、Liイオン二次電池負極材30の製造方法について説明する。
Liイオン二次電池負極材30は、銅基材1に粗化めっき処理および表面処理を施して、銅基材1の表面に粗化銅めっきRを形成した後、その粗化銅めっきRが形成された銅基材1上に、結着剤、アセチレンブラックからなる導電性粒子2、SiO粉からなる活物質3を含む電着液を泳動電着させると共に、電着時の電流密度を段階的に低下させるようにして有機薄膜を成膜すると得られる。
具体的には、第一有機薄膜31を成膜する第一段階電着時の電流密度を0.5以上2.0A/dm2未満として、第二有機薄膜32を成膜する第二段階電着時の電流密度を0.03以上2.0A/dm2未満として有機薄膜を成膜する。
このLiイオン二次電池負極材30の製造方法によれば、銅基材1上に、電着液を泳動電着させて第一有機薄膜31を成膜する際の電流密度を0.5以上2.0A/dm2未満とし、第二有機薄膜32を成膜する際の電流密度を0.03以上2.0A/dm2とすることで、有機薄膜全体として見れば活物質濃度の濃度勾配を有し、これにより、銅基材1と第一有機薄膜31との界面付近での体積膨張を緩和させ、活物質3が集電体である銅基材1から剥離・脱落する現象を防止することができるLiイオン二次電池負極材30が得られる。
本実施の形態においては、有機薄膜を2層構造としたが、これ以上の多層構造としてもよい。
(ポリイミド電着薄膜の電着条件とサイクル特性の関係)
銅箔に厚さ0.018mmのコルソン系合金銅箔(日立電線(株)製 HCL305)を準備し、これに粗化銅めっき処理(Rz=1.2μm)を行った。粗化銅めっきは、脱脂・酸洗処理後、硫酸銅浴(銅濃度:110g/L、硫酸濃度:170g/L、硫酸第二鉄濃度:20g/L)中で電流密度:30A/dm2で5秒間電解した後、同じ浴を用いて5A/dm2で5秒間電解した。
銅箔に厚さ0.018mmのコルソン系合金銅箔(日立電線(株)製 HCL305)を準備し、これに粗化銅めっき処理(Rz=1.2μm)を行った。粗化銅めっきは、脱脂・酸洗処理後、硫酸銅浴(銅濃度:110g/L、硫酸濃度:170g/L、硫酸第二鉄濃度:20g/L)中で電流密度:30A/dm2で5秒間電解した後、同じ浴を用いて5A/dm2で5秒間電解した。
その後、表1の条件で泳動電着を行った。
SiO粉の焼成は、「特開2004−119176号公報」に記載の方法を参考にして行った。SiO粉およびフリフリルアルコールを、3:5(重量比)で混合した。フリフリルアルコールに対して1/10重量の水、次いでSiOの順に加え、撹拌後に水と同量の希塩酸を加え、さらに撹拌後重合固化させた。これを、1000℃で3h、Ar雰囲気下で焼成した。この操作により、SiO→Si+SiO2の反応が進行し、SiO2マトリクス中にナノスケールのSiが分散した構造となる。フリフリルアルコールは、重合してSiO2粉を被覆し導電性を与える。その後、固化物を粉砕して、ふるいにかけて30μm以下の粒子を選択した。
次に、表1、表2に示す条件で焼成SiO粉を含むポリイミド電着薄膜を電着した(実施例1〜7)。
電着液には、(株)シミズ製のエレコートPI液の50%水溶液に、焼成SiO粉を100g/L、アセチレンブラックを50g/L添加したものを用い、日本テクノ(株)製超振動撹拌機α−1型で撹拌しながら、銅箔をカソードとして電着した。
その後、大気中で100℃×15分、次いで200℃×30分の熱処理を施した。この操作でポリイミド電着薄膜が安定化し、銅箔上に焼成SiO粉を含むポリイミド電着薄膜が形成される。
これを2cm2の円形に打ち抜き電極材とした。金属リチウムを対極とする試作セルを製作し、充放電によるサイクル特性の評価を行った。測定装置は北斗電工社製HJ 1001SM8A、セパレータにはセルガード製#2400、電解液には富士薬品工業社製LIPASTER−EDMC/PF1(1mol/LのLiPF6を溶解したエチレンカーボネートとジエチルカーボネートの混合溶液(1:1vol.))を用いた。充放電は0.01〜1V vs Li/Li+の範囲で0.25mA/cm2の定電流密度で行った。
充放電サイクル試験の結果を表3に示す。
実施例1〜7のいずれの場合も活物質が剥離することはなかった。
特に、電着時の電流密度を0.5以上2.0A/dm2未満から0.03以上2.0A/dm2未満まで順次低下させるようにした実施例2,3,5,7では、30サイクル後の放電容量維持率が80%以上あり、従来よりもよいサイクル特性が得られた。
(銅基材の表面粗さ(Rz)とサイクル特性の関係)
銅箔に厚さ0.018mmのコルソン系合金銅箔(日立電線(株)製 HCL305)を準備し、これに表面粗さ(Rz)の異なる粗化銅めっき処理を施した。粗化銅めっきは、上述と同様のめっき条件でめっき時間を変えて、表面粗さを変化させた。
銅箔に厚さ0.018mmのコルソン系合金銅箔(日立電線(株)製 HCL305)を準備し、これに表面粗さ(Rz)の異なる粗化銅めっき処理を施した。粗化銅めっきは、上述と同様のめっき条件でめっき時間を変えて、表面粗さを変化させた。
その後、表1の条件で焼成SiOを含有するポリイミド電着薄膜を電着し、サイクル特性を評価した(実施例8〜11)。その結果を表4に示す。
特に、表面粗さ(Rz)を1.2以上4.0μm未満とした実施例9,10では、30サイクル後の放電容量維持率が80%以上あり、従来よりもよいサイクル特性が得られた。
1 銅基材
2 導電性粒子
3 活物質
4 有機薄膜
10 Liイオン二次電池負極材
R 粗化銅めっき
2 導電性粒子
3 活物質
4 有機薄膜
10 Liイオン二次電池負極材
R 粗化銅めっき
Claims (8)
- 銅基材上に、導電性粒子とSiO粉からなる活物質とを含む有機薄膜を成膜してなることを特徴とするLiイオン二次電池負極材。
- 前記有機薄膜は、銅基材側から徐々に活物質濃度が高くなるような濃度勾配を有する請求項1に記載のLiイオン二次電池負極材。
- 前記有機薄膜が、2層またはそれ以上の層からなる多層構造であると共に、これら各層の活物質濃度が銅基材側から順に高くなるように成膜された請求項1に記載のLiイオン二次電池負極材。
- 前記有機薄膜が、ポリイミド電着薄膜である請求項1〜3のいずれかに記載のLiイオン二次電池負極材。
- 前記ポリイミド電着薄膜は、アミノ基を分子構造内に有するカチオン性ポリイミドと、水と、有機溶剤との混合溶媒溶液であるポリイミド電着液で形成され、そのポリイミド電着液に前記導電性粒子と前記活物質とを混合し、これを銅基材上に電着させて形成されたものである請求項4に記載のLiイオン二次電池負極材。
- 前記銅基材の表面粗さ(Rz)が、1.2以上4.0μm未満である請求項1〜5のいずれかに記載のLiイオン二次電池負極材。
- 銅基材上に、導電性粒子とSiO粉からなる活物質とを含む有機薄膜を成膜するLiイオン二次電池負極材の製造方法において、
粗化めっき処理した前記銅基材上に、結着剤、導電材、活物質を含む電着液を泳動電着させると共に、電着時の電流密度を順次低下させるようにして前記有機薄膜を成膜することを特徴とするLiイオン二次電池負極材の製造方法。 - 前記電着時の電流密度を、0.5以上2.0A/dm2未満から0.03以上2.0A/dm2未満まで順次低下させるようにする請求項7に記載のLiイオン二次電池負極材の製造方法。
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JP2014165007A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Toyota Industries Corp | 非水系二次電池用負極とその製造方法及び非水系二次電池 |
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2009
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JP2014165007A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Toyota Industries Corp | 非水系二次電池用負極とその製造方法及び非水系二次電池 |
US9590239B2 (en) | 2013-02-25 | 2017-03-07 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Negative electrode for nonaqueous secondary battery, method for producing the same, and nonaqueous secondary battery |
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